JPH11124077A - 電動補助自転車 - Google Patents

電動補助自転車

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JPH11124077A
JPH11124077A JP28964697A JP28964697A JPH11124077A JP H11124077 A JPH11124077 A JP H11124077A JP 28964697 A JP28964697 A JP 28964697A JP 28964697 A JP28964697 A JP 28964697A JP H11124077 A JPH11124077 A JP H11124077A
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JP
Japan
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electric
battery
electric motor
power supply
lamp
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JP28964697A
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English (en)
Inventor
Kenji Kawaguchi
健治 川口
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動補助自転車において、電動モータへの電力
供給用バッテリで他の電気負荷への電力供給を可能とし
た上で、電動モータへの電力供給を遮断したときには他
の電気負荷への電力供給を確実に遮断し、しかもバッテ
リ残量が低下したときには他の電気負荷への電力供給を
遮断して電動モータによる動力アシストを得ることを可
能とする。 【解決手段】電動モータ15および電気負荷52,5
4,62,64へのバッテリ30からの電力供給を遮断
する状態、電動モータ52,54,62,64へのバッ
テリ30からの電力供給を可能とするが電気負荷52,
54,62,64へのバッテリ30からの電力供給を遮
断する状態、ならびに電動モータ15および前記電気負
荷52,54,62,64へのバッテリ30からの電力
供給を可能とする状態が、メインスイッチ33で切換え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランクペダルに
よる踏力をアシストするアシスト動力を発揮し得る電動
モータと、該電動モータならびに電動モータ以外の電気
負荷への電力供給が可能なバッテリとを備える電動補助
自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる電動補助自転車は、たとえ
ば特開平8−113186号公報等により既に知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、電動モータに電力を供給するためのバッテリ
でランプを点灯させるようにしているが、電動補助自転
車の商品性向上のために、前記ランプ以外にも、グリッ
プを温めるグリップヒータや、ラジオ等に接続可能な接
続端子を電動補助自転車に装備することが考えられてお
り、その場合、電動モータ以外の電気負荷の電源を、電
動モータへの電力供給用のバッテリ以外に備えるのは運
転者にとって不便であり、電動モータへの電力供給用の
バッテリを他の電気負荷の電源として用いることが望ま
しい。しかるに、その場合、各電気負荷に個別に対応し
たスイッチで各電気負荷への電力供給・遮断を制御する
ようにすると、それらのスイッチを切り忘れた場合には
バッテリの過放電が生じてしまう可能性がある。またバ
ッテリ残量が少なくなったときには、電気負荷での電力
消費により電動モータによる動力アシストが有効に機能
しなくなる可能性がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、電動モータへの電力供給用バッテリで他の電
気負荷への電力供給を可能とした上で、電動モータへの
電力供給を遮断したときには他の電気負荷への電力供給
を確実に遮断し、しかもバッテリ残量が低下したときに
は他の電気負荷への電力供給を遮断して電動モータによ
る動力アシストを得ることを可能とした電動補助自転車
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クランクペダルによる踏力をアシストす
るアシスト動力を発揮し得る電動モータと、該電動モー
タならびに電動モータ以外の電気負荷への電力供給が可
能なバッテリとを備える電動補助自転車において、前記
電動モータおよび前記電気負荷へのバッテリからの電力
供給を遮断する状態、前記電動モータへのバッテリから
の電力供給を可能とするが前記電気負荷へのバッテリか
らの電力供給を遮断する状態、ならびに前記電動モータ
および前記電気負荷へのバッテリからの電力供給を可能
とする状態を切換操作可能としたメインスイッチを含む
ことを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、運転者が電動モ
ータへの電力供給を遮断する状態にメインスイッチを操
作したときには、電気負荷への電力供給も遮断されるの
で、電気負荷への電力供給を遮断する操作を運転者が意
識して行なわなくとも自転車の停止時に電動モータへの
電力供給を遮断する操作を行なうだけで電気負荷への電
力供給が停止され、電気負荷への電力供給遮断操作を忘
れることによるバッテリの過放電が生じることを防止す
ることができる。しかもバッテリ残量が少なくなったと
きには、電動モータへのバッテリからの電力供給を可能
とするが電気負荷へのバッテリからの電力供給を遮断す
る状態にメインスイッチを操作することにより、電気負
荷への電力供給を停止した状態での電動モータによる動
力アシストを可能とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図10は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は電動補助自転車の側面図、図2は
電気回路図、図3はメインスイッチの正面ならびに該メ
インスイッチの切換えに応じた接点接続状態を示す図、
図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は図4のランプ
ケースを左側斜め下方から見た斜視図、図6はグリップ
の一部切欠き平面図、図7は図6の7−7線断面図、図
8は変形例の図7に対応した断面図、図9は図1の9矢
視拡大平面図、図10は図9の10−10線拡大断面図
である。
【0009】先ず図1において、この電動補助自転車が
備える車体フレーム11の前端のヘッドパイプ12にフ
ロントフォーク13が操向可能に支承され、該フロント
フォーク13の下端に前輪WF が軸支され、フロントフ
ォーク13の上端にバーハンドル14が設けられる。ま
た車体フレーム11の下部には、電動モータ15を有す
るモータユニット16が設けられており、該モータユニ
ット16の後部上方で車体フレーム11から後下がりに
延びるとともにモータユニット16の後方では略水平に
延出される左、右一対のリヤフォーク17…間に後輪W
R が軸支され、両リヤフォーク17…および車体フレー
ム11の後部間には左、右一対のステー18…が設けら
れる。さらに車体フレーム11の後部には、シート19
が上下位置を調整可能として装着されており、シート1
9の後方側にはキャリア20が固定配置される。
【0010】両端にクランクペダル21,21をそれぞ
れ有するクランク軸22がモータユニット16で回転自
在に支承され、該クランク軸22から動力を伝達可能で
あるとともに前記電動モータ15からのアシスト動力を
も作用させ得る駆動スプロケット24と、後輪WR の車
軸に設けられた被動スプロケット25とに無端状のチェ
ーン26が巻掛けられる。
【0011】ヘッドパイプ12にはブラケット27を介
してフロントバスケット28が取付けられる。しかも該
フロントバスケット28の背面部に配置されるバッテリ
収納ケース29も前記ブラケット27に取付けられてお
り、電動モータ15に電力を供給するためのバッテリ3
0がバッテリ収納ケース29に挿脱可能に収納される。
【0012】電動モータ15の作動は、モータユニット
16の前方側で車体フレーム11の下部に固定的に支持
されたコントローラ31で制御されるものであり、該コ
ントローラ31は、乗員によりクランクペダル21,2
1に入力される踏力に基づいて電動モータ15の作動を
制御する。
【0013】車体フレーム11の大部分はカバー32で
覆われており、該カバー32の上部にメインスイッチ3
3が配設される。
【0014】図2において、コントローラ31は、コン
ピュータから成る中央処理装置(以下、CPUと言う)
34と、バッテリ30の電圧(例えば24V)をCPU
34に対応した電圧(例えば5V)に変換するDCコン
バータ35と、リレーコイル36およびリレースイッチ
37で構成されるリレー38と、コンデンサ39と、第
1ダイオード40と、FET41と、抵抗42と、第2
ダイオード43、トランジスタ44とを備える。
【0015】リレースイッチ37の一端はヒューズ45
を介してバッテリ30のプラス側に接続されており、該
ヒューズ45およびバッテリ30はユニット化されてい
る。またリレースイッチ37の他端は電動モータ15の
プラス側に接続され、該電動モータ15のマイナス側は
FET41を介してバッテリ30のマイナス側に接続さ
れる。
【0016】コンデンサ39は、FET41の遮断時に
充電されることによりFET41の導通時における電流
の立上がりを早くする働きをするものであり、電動モー
タ15およびFET41から成る直列回路に並列に接続
される。また第1ダイオード40は、FET41の遮断
後に電動モータ15のプラス側およびマイナス側をショ
ートさせる働きをするフライホィールダイオードであ
り、FET41、バッテリ30およびヒューズ45から
成る直列回路に並列に接続される。
【0017】抵抗42および第2ダイオード43は、リ
レー38のアーク防止抵抗として作用すべく直列に接続
されており、抵抗42および第2ダイオード43から成
る直列回路の一端側は、電動モータ15のプラス側およ
びDCコンバータ35に接続されるとともに、リレーコ
イル36を介してCPU34に接続される。
【0018】前記抵抗42および第2ダイオード43か
ら成る直列回路の他端側は、コネクタ半体46aに接続
されており、リレースイッチ37およびヒューズ45間
は、メインヒューズ47を介して前記コネクタ半体46
aに接続される。而して、前記コネクタ半体46aは、
該コネクタ半体46aに対して接・離可能なコネクタ半
体46bとともにコネクタ46を構成するものであり、
コネクタ半体46bは、メインスイッチ33に接続され
る。
【0019】図3を併せて参照して、メインスイッチ3
3は、キー孔48を有するロータ49と、該ロータ49
を回動可能に嵌合せしめるハウジング50とを有するも
のであり、キー孔48に差し込まれたキー(図示せず)
を回動操作することにより、ロータ49は、「切」位置
と、図3の時計方向に「切」位置から間隔をあけた位置
に設定される「入」位置と、図3の時計方向に「入」位
置から間隔をあけた位置に設定される「ACC」位置と
の間で回動可能である。
【0020】このメインスイッチ33は、3つの接点B
1,B2,Lを有するものであり、「切」位置では、全
ての接点B1,B2,L間が遮断された状態にあり、
「入」位置では、接点L,B1間が遮断状態にあるのに
対して接点B1,B2間が導通し、さらに「ACC」位
置では、接点B1,B2,Lが全て導通する。
【0021】しかも接点B1はコネクタ46を介してメ
インヒューズ47に接続され、接点B2はコネクタ46
を介して第2ダイオード43に接続される。したがって
メインスイッチ33を「入」位置および「ACC」位置
のいずれかに操作したときには、バッテリ30の電力が
ヒューズ45、メインヒューズ47、接点B1,B2、
第2ダイオード43、抵抗42およびDCコンバータ3
5を介してCPU34に供給され、バッテリ30の電力
を電動モータ15に供給することが可能となり、CPU
34が、電動モータ15の作動を開始すべき条件が整っ
たと判断したときにリレーコイル36を励磁するのに応
じてリレースイッチ37が導通し、この状態でFET4
1のオン・オフがCPU34で制御されることにより、
電動モータ15がそのデューティ比を制御されつつ作動
することになる。
【0022】コントローラ31におけるトランジスタ4
4と、メインスイッチ33の接点Lとの間には、コネク
タ51、電気負荷としてのヘッドランプ52、コネクタ
51、コネクタ53、電気負荷としてのテールランプ5
4およびコネクタ53が直列に接続されて成る第1の直
列回路と、コネクタ55、スイッチ56、コネクタ5
5、コネクタ57、外部端子58およびコネクタ57が
直列に接続されて成る第2の直列回路とが、コネクタ5
9、スイッチ60、コネクタ59、コネクタ61、電気
負荷としてのグリップヒータ62およびコネクタ61が
直列に接続されて成る第3の直列回路と、電気負荷とし
てのブレーキランプ64およびブレーキスイッチ65が
直列に接続されて成る第4の直列回路とが、並列に接続
される。
【0023】したがって、メインスイッチ33を「AC
C」位置に操作するのに応じて、接点Lが接点B1に導
通したときには、ヘッドランプ54、テールランプ5
4、外部端子58、グリップヒータ62およびブレーキ
ランプ64へのバッテリ30からの電力供給が可能とな
り、メインスイッチ33が「ACC」位置となったとき
に、ヘッドランプ54およびテールランプ54は点灯
し、外部端子58に接続される電気負荷たとえばラジオ
にはスイッチ56の導通操作によりバッテリ30からの
電力が供給され、グリップヒータ62にはスイッチ60
の導通操作に応じてバッテリ30からの電力が供給さ
れ、さらにブレーキランプ64はブレーキスイッチ65
の導通に応じて点灯することになる。而してヘッドラン
プ54、テールランプ54、外部端子58、グリップヒ
ータ62およびブレーキランプ64の設定電圧は、バッ
テリ30の電圧が例えば24Vであるのに対して、例え
ば12Vであり、CPU34によってトランジスタ44
の導通・遮断が制御されることにより、ヘッドランプ5
4、テールランプ54、外部端子58、グリップヒータ
62およびブレーキランプ64の電圧が調整される。
【0024】なお上述のように、単一のトランジスタ4
4でヘッドランプ54、テールランプ54、外部端子5
8、グリップヒータ62およびブレーキランプ64の電
圧を調整するのではなく、複数のトランジスタによりヘ
ッドランプ54、テールランプ54、外部端子58、グ
リップヒータ62およびブレーキランプ64の電圧をそ
れぞれ適宜値に調整するようにしてもよい。また上記第
1〜第4の直列回路毎にヒューズが設けられていても良
い。
【0025】図1で示すように、バーハンドル14には
ランプケース67が取付けられており、ヘッドランプ5
4は、前方に向けて光を照射するようにしてランプケー
ス67に内蔵される。またシート19の下方で車体フレ
ーム11にはランプケース68が取付けられており、テ
ールランプ54およびブレーキランプ64は、後方に向
けて光を照射するようにして該ランプケース68に内蔵
される。
【0026】図4および図5を併せて参照して、車体フ
レーム11は、その後部で上方に延びる円筒状のシート
フレーム部11aを備えており、シート19が備える支
持軸19aが該シートフレーム部11aに摺動可能に嵌
合される。而して支持軸19aのシートフレーム部11
a内への摺動位置を調節可能とするために、シートフレ
ーム部11aの上端部外周には締付部材69が装着され
ており、該締付部材69がクイックリース機構70で締
付けられる。
【0027】締付部材69は、シートフレーム部69の
周方向に間隔をあけて対向する一対の腕部69a,69
bを備え、シートフレーム部11aの軸線に直交する平
面内で略U字状に形成されるものであり、両腕部69
a,69bを後方側に配置してシートフレーム部11a
に装着される。
【0028】またクイックリリース機構70は、締付部
材69の両腕部69a,69bを貫通するボルト71
と、一方の前記腕部69aから突出したボルト71の一
端に該ボルト71の軸線方向に沿って制限された範囲で
の相対移動を可能として装着される第1挟圧部材72
と、他方の前記腕部69bから突出したボルト71の他
端に螺合される第2挟圧部材73と、ボルト71の軸線
に直交する軸線まわりでの回動を可能として第1挟圧部
材72に支持されるとともにボルト71の一端部に係合
するカム部74を有する操作レバー75とを備えるもの
であり、カム部74は、操作レバー75の回動操作に応
じて両挟圧部材72,73間の距離を大、小に変化させ
る働きをする。
【0029】このようなクイックリリース機構70によ
れば、操作レバー75の操作により、両腕部69a,6
9bを相互に近接させる方向の力を締付部材69に及ぼ
してシートフレーム部11a内での支持軸19aの位置
すなわちシート19の高さ位置を強固に維持する状態
と、シートフレーム部11aへの締付部材69による締
付力を解除してシートフレーム部11a内での支持軸1
9aの位置すなわちシート19の高さ位置を調節可能と
する状態とを、簡単に切換可能である。
【0030】しかもクイックリリース機構70における
第1挟圧部材72と腕部69aとの間には、キャリア2
0から前方に延びる左右一対の支持腕20a,20aの
一方の前端部、左右一対のステー18,18の一方の前
端部、ならびにランプケース68に設けられている左右
一対の取付板部76,76の一方が挟まれており、クイ
ックリリース機構70における第2挟圧部材73と腕部
69bとの間には、キャリア20から前方に延びる左右
一対の支持腕20a,20aの他方の前端部、左右一対
のステー18,18の他方の前端部、ならびにランプケ
ース68に設けられている左右一対の取付板部76,7
6の他方が挟まれている。すなわち、キャリア20から
前方に延びる左右一対の支持腕20a,20aの前端
部、左右一対のステー18,18の前端部、ならびにラ
ンプケース68が備える左右一対の取付板部76,76
が、クイックリリース機構70を介して車体フレーム1
1におけるシートフレーム部11aの前端に取付けられ
ることになる。しかも取付板部76,76の端部には、
クイックリリース機構70を緩めたときに、ランプケー
ス68がボルト71の軸線まわりに回動してしまうこと
がないように、ステー18,18の前端に係合する係合
部76a,76aが一体に設けられる。
【0031】またランプケース68の下部からは、テー
ルランプ54およびブレーキランプ64に連なるコード
77が延設されるものであり、該コード77は、ボルト
71およびシートフレーム部11a間の間隙を通ってカ
バー32(図1参照)内に導かれる。このようにコード
77が配置されることにより、コード77が外部に露出
する部分を極力少なくし、コード77にいたずらされる
ことを極力防止することができる。
【0032】図6および図7において、グリップヒータ
62は、バーハンドル14の両端部に装着される合成樹
脂製のインナー部材80と、該インナー部材80を覆う
ゴム製のグリップ81との間にシート状のヒータ82が
挟まれて成るものであり、該ヒータ82に連なるコード
83は、ブレーキレバー84を回動操作可能に支持すべ
くグリップ81の近傍でバーハンドル14に締付け固定
される支持部材85の内周に設けられた切欠き86に挿
通される。しかもコード83は目立たないようにバーハ
ンドル14に沿って敷設される。
【0033】ところで、図7で示した切欠き86では、
コード83が支持部材85およびバーハンドル14間に
噛込まれる可能性がある。そこで、図8で示すように、
コード83の支持部材85およびバーハンドル14間へ
の噛込みを防止すべく、バーハンドル14およびコード
83間を隔てるようにしたリブ87が切欠き86の側面
に一体に設けられるようにしてもよい。
【0034】図9および図10において、フロットバス
ケット28の背面部に取付けられるバッテリ収納ケース
29は、上方からバッテリ30を挿脱可能に挿入せしめ
るべく、合成樹脂により上端を開放した箱形に形成され
ており、このバッテリ収納ケース29の上端は、該バッ
テリ収納ケース29の後方側上端部にヒンジ89を介し
て開閉可能に取付けられる蓋90で覆われる。
【0035】蓋90およびバッテリ収納ケース29間に
は、蓋90に設けられたキー孔91に挿入されるキー
(図示せず)の操作により蓋90の閉鎖状態を保持する
ロック機構92が設けられ、また蓋90の上面には、バ
ッテリ収納ケース29内に収納されているバッテリ30
の残量を押しボタン93の操作によって表示可能な表示
部94が設けられる。
【0036】またバッテリ収納ケース29の底部には、
バッテリ収納ケース29内に収納されるバッテリ30と
の電気的接続を果す接点95…を有する端子箱96が、
各接点95…をバッテリ収納ケース29内に突入せしめ
るようにして固定される。
【0037】バッテリ収納ケース29には、該バッテリ
収納ケース29の両側外面との間に収納スペース97を
形成するサイドカバー98,98がそれぞれ一体に設け
られており、両収納スペース97の上端は、サイドカバ
ー98,98の上端に連なる蓋部99,99で閉鎖可能
である。而して蓋部99,99は、図10の実戦で示す
ように収納スペース97の上端を閉鎖する位置と、図1
0の鎖線で示すように収納スペース97の上端を開放す
る位置との間での回動を可能としてサイドカバー98、
98の上端に連設されている。しかもバッテリ収納ケー
ス29を覆う蓋90の両側は、該蓋90でバッテリ収納
ケース29を覆った状態では蓋部99,99の開放位置
への回動を阻止するように形成される。
【0038】前記収納スペース97内には、外部端子5
8が挿脱可能に挿入されるものであり、該外部端子58
に連なるコード100は、外部端子58を収納スペース
97から取出すことを可能としてカールされており、収
納スペース97の下部から外方に引き出されたコード1
00は端子箱96を経由してコントローラ31側に延出
される。
【0039】次にこの実施例の作用について説明する
と、メインスイッチ33は、「切」位置、「入」位置お
よび「ACC」位置を切換可能であり、「切」位置で
は、電動モータ15だけでなく、ヘッドランプ54、テ
ールランプ54、外部端子58、グリップヒータ62お
よびブレーキランプ64へのバッテリ30からの電力供
給が遮断されており、「入」位置では、電動モータ15
へのバッテリ30からの電力供給が可能であるが、ヘッ
ドランプ54、テールランプ54、外部端子58、グリ
ップヒータ62およびブレーキランプ64へのバッテリ
30からの電力供給が遮断されており、さらに「AC
C」位置では、電動モータ15、ヘッドランプ54、テ
ールランプ54、外部端子58、グリップヒータ62お
よびブレーキランプ64へのバッテリ30からの電力供
給が可能である。
【0040】このようなメインスイッチ33を用いれ
ば、運転者が電動モータ15への電力供給を遮断する状
態にメインスイッチ33を操作したとき、すなわちメイ
ンスイッチ33を「切」位置としたときには、電気負荷
すなわちヘッドランプ54、テールランプ54、外部端
子58、グリップヒータ62およびブレーキランプ64
へのバッテリ30からの電力供給が遮断された状態とな
っている。したがってへの電力供給も遮断されるので、
ヘッドランプ54、テールランプ54、外部端子58、
グリップヒータ62およびブレーキランプ64への電力
供給を遮断する操作を運転者が意識して行なわなくとも
自転車の停止時に電動モータ15への電力供給を遮断す
る操作を行なうだけでヘッドランプ54、テールランプ
54、外部端子58、グリップヒータ62およびブレー
キランプ64への電力供給が停止されることになり、電
気負荷への電力供給遮断操作を忘れることによるバッテ
リ30の過放電が生じることを防止することができる。
【0041】またバッテリ30の残量が少なくなったと
きには、電動モータ15へのバッテリ30からの電力供
給を可能とするがヘッドランプ54、テールランプ5
4、外部端子58、グリップヒータ62およびブレーキ
ランプ64へのバッテリ30からの電力供給を遮断する
状態、すなわち「入」位置にメインスイッチ33を操作
することにより、ヘッドランプ54、テールランプ5
4、外部端子58、グリップヒータ62およびブレーキ
ランプ64への電力供給を停止した状態での電動モータ
15による動力アシストを得ることができる。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電動モー
タへの電力供給を遮断する状態にメインスイッチを操作
することにより電気負荷への電力供給も遮断されるよう
にして、電気負荷への電力供給遮断操作を忘れることに
よるバッテリの過放電が生じることを防止することがで
き、またバッテリ残量が少なくなったときには電気負荷
への電力供給を停止した状態での電動モータによる動力
アシストを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動補助自転車の側面図である。
【図2】電気回路図である。
【図3】メインスイッチの正面ならびに該メインスイッ
チの切換えに応じた接点接続状態を示す図である。
【図4】図1の4−4線拡大断面図である。
【図5】図4のランプケースを左側斜め下方から見た斜
視図である。
【図6】グリップの一部切欠き平面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】変形例の図7に対応した断面図である。
【図9】図1の9矢視拡大平面図である。
【図10】図9の10−10線拡大断面図である。
【符号の説明】
15・・・電動モータ 21・・・クランクペダル 30・・・バッテリ 33・・・メインスイッチ 52・・・電気負荷としてのヘッドランプ 54・・・電気負荷としてのテールランプ 62・・・電気負荷としてのグリップヒータ 64・・・電気負荷としてのブレーキランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクペダル(21)による踏力をア
    シストするアシスト動力を発揮し得る電動モータ(1
    5)と、該電動モータ(15)ならびに電動モータ(1
    5)以外の電気負荷(52,54,62,64)への電
    力供給が可能なバッテリ(30)とを備える電動補助自
    転車において、前記電動モータ(15)および前記電気
    負荷(52,54,62,64)へのバッテリ(30)
    からの電力供給を遮断する状態、前記電動モータ(5
    2,54,62,64)へのバッテリ(30)からの電
    力供給を可能とするが前記電気負荷(52,54,6
    2,64)へのバッテリ(30)からの電力供給を遮断
    する状態、ならびに前記電動モータ(15)および前記
    電気負荷(52,54,62,64)へのバッテリ(3
    0)からの電力供給を可能とする状態を切換操作可能と
    したメインスイッチ(33)を含むことを特徴とする電
    動補助自転車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220669A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Sanyo Electric Co Ltd 電動自転車
US9024236B2 (en) 2004-01-18 2015-05-05 Honda Motor Co., Ltd. Apparatus for and method of controlling grip heater
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JP2018515388A (ja) * 2015-05-18 2018-06-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレン モジュラー型差込接続装置、並びに、モジュラー型エネルギ供給部を備えた電気的に及び/又は筋力で駆動可能な車両

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