JPH1126130A - スライド式ドア用給電構造 - Google Patents

スライド式ドア用給電構造

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JPH1126130A
JPH1126130A JP17253497A JP17253497A JPH1126130A JP H1126130 A JPH1126130 A JP H1126130A JP 17253497 A JP17253497 A JP 17253497A JP 17253497 A JP17253497 A JP 17253497A JP H1126130 A JPH1126130 A JP H1126130A
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JP
Japan
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power supply
winding
sliding door
drum
fixed
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Application number
JP17253497A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tamada
清 玉田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19814670A priority patent/DE19814670B8/de
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Publication of JPH1126130A publication Critical patent/JPH1126130A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/60Suspension or transmission members; Accessories therefor
    • E05Y2201/622Suspension or transmission members elements
    • E05Y2201/644Flexible elongated pulling elements
    • E05Y2201/652Belts

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドドアが開いている状態であっても、
スライドドアに配設される電気機器に電力を供給するこ
とができるスライド式ドア用給電構造を提供する。 【解決手段】 フラットケーブル11を巻取ドラム10
aで巻き取るとともに、巻取調整ケーブル部11bの一
端側を巻取固定部11cにてフラットケーブル11に接
続し、他端側を固定ドラム10bに対して固定し、か
つ、この巻取調整ケーブル部11bを固定ドラム10b
と巻取ドラム10aとの間の空間10d内に渦巻き状に
して配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行移動する(ス
ライドする)ことにより、開口部を開閉するスライド式
ドア(以下、スライドドアと略す。)に配設される電気
機器に電力を供給するスライド式ドア用給電構造に関す
るものであり、車両の乗降口を開閉する車両スラドドア
に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】スライドドアに配設される電気機器に電
力を供給する給電構造として、例えば特開平7−267
020号公報に記載の発明では、給電用の雌型コネクタ
を車両ボディに配設し、スライドドアのうちスライドド
アが閉じたときに雌型コネクタと面する部位に雄型コネ
クタを配設したものである。そして、スライドドアが閉
じられたときに、両コネクタが接触することによりスラ
イドドア内に配設される電気機器に電力を供給するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発明者等
は、乗降者がスライドドアを開閉する際にスライドドア
に及ぼす操作力を検出し、この検出値に応じてアクチュ
エータを作動させることにより、スライドドアを開閉す
るドア開閉装置を試作すべく、種々の検討を試みていた
ところ、以下のような問題に遭遇した。なお、上記試作
では、スライドドアの把手部に配設された圧力センサな
どの電気的な検出手段にて操作力の検出を行った。
【0004】すなわち、スライドドアが閉じているとき
には、上記公報に記載の発明と同様な手段にて圧力セン
サに電力を供給することができるものの、スライドドア
が開いている状態では、両コネクタが非接触状態となっ
てしまうので、圧力センサに電力を供給することができ
ない。したがって、上記公報に記載の給電構造では、ス
ライドドアが開いている状態では、アクチュエータを制
御することができない。
【0005】なお、このスライドドアが開いている状態
では電力を供給することができないという問題は、例え
ばスライドドアにパワーウインドウを設けた場合に、ス
ライドドアが開いている状態ではパワーウインドウを作
動させることができない、等のようにドア開閉装置に固
有の問題ではなく、スライドドアに電気機器を配設した
場合に発生する共通の問題である。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、スライドドアが
開いている状態であっても、スライドドアに配設される
電気機器に電力を供給することができるスライド式ドア
用給電構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
6に記載の発明では、第1給電線(11)を巻取ドラム
(10a)で巻き取るとともに、第2給電線(11b)
の一端側を巻取固定部(11c)にて第1給電線(1
1)に電気的に接続し、他端側を固定ドラム(10b)
に対して固定し、かつ、この第2給電線(11b)を渦
巻き状にして配設することを特徴とする。
【0008】これにより、第1給電線(11)および第
2給電線(11b)を介して電気機器(3、4、6)に
電力を常に供給することができるので、スライドドア1
の開閉状態に依らず、電力を安定的に供給することがで
きる。また、本発明では、後述するように、第2給電線
(11b)の撓みを利用して、巻取ドラム(10a)に
固定された第1給電線(11)と固定ドラム(10b)
側とを電気的に接続しているので、第1給電線(11)
と固定ドラム(10b)側との間にブラシおよびスリッ
プリングのように摺動しながら接触する摺動接点を設け
る必要がない。したがって、摺動接点や上記公報に記載
のごとく開閉接点を有していないので、スライド式ドア
用給電構造の長寿命化を図ることができる。
【0009】請求項4に記載の発明では、両給電線(1
1、11b)は連続した1本の給電ケーブル(110)
には、貫通穴(10f)に対応する部位で折り曲げられ
て折曲部(11d)が形成されており、さらに、第2給
電線(11b)に沿って渦巻き外方から内方に向かう向
きは、前記巻取ドラム(10a)が前記第1給電線(1
1)を巻き取る際に回転する向きと反対向きであること
を特徴とする。
【0010】これにより、巻取ドラム(10a)が第1
給電線(11)を巻き取る際に、給電ケーブル110
(第1給電線(11))が折曲部(11d)にて貫通穴
(10f)に係止された状態となるので、容易に第1給
電線(11)を巻取ドラム(10a)に固定することが
できる。請求項5に記載の発明では、貫通穴(10f)
のうち巻取ドラム(10a)の軸方向一端側に対応する
部位は開口していることを特徴とする。
【0011】これにより、給電ケーブル(110)に折
曲部(11d)を形成するとともに、折曲部(11d)
を開口側から貫通穴(10f)に挿入することで、容易
に給電ケーブル110(両給電線(11、11b))を
巻取ドラム(10a)に装着することができる。なお、
上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の
具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本実施形態は、車両スライドドア
(以下、スライドドアと略す。)に本発明に係るスライ
ド式ドア用給電構造を適用してものであって、図1は、
スライドドア1を有する車両において、スライドドア1
が車両後方に移動して乗降口2が開いた状態を示す斜視
図である。
【0013】そして、スライドドア1のうち、車室内お
よび車室外の把手部(図示せず)には、乗降者がスライ
ドドア1を開閉する際に把手部に及ぼす操作力を検出す
るハンドルスイッチ(操作力検出手段)3が配設されて
いる。またさらに、スライドドア1のうち、スライドド
ア1が閉じたときに車両ボディ4と近接する近接部位1
aには、所定値以上の外力が近接部位1aに作用したと
きに信号を発する感圧スイッチ(外力検出手段)5が配
設されている。
【0014】なお、感圧スイッチ5は、弾性変形可能な
ゴム製のチューブ内に、所定の空隙を介在させて一対の
電極を配設した周知のものであって、チューブに外力が
作用して両電極が接触することにより信号を発するもの
である。また、スライドドア1内には、スライドドアの
施錠を電気的に開閉するドアロック装置6と、このドア
ロック装置6の制御を行うドア内コントローラ7とが配
設されている。なお、感圧スイッチ5からの信号は、ド
ア内コントローラ7を介して車両側に配設されたスライ
ドドアコントローラ97に入力される。
【0015】8は、スライドドア1の下部に設けられた
ドアステー1bに連結されてスライドドアを車両前後方
向に駆動する駆動テープ(駆動ベルト)であり、この駆
動テープ8は、図2に示すように、乗降口2の前方側の
下方(床)に配設されたプーリ91と、乗降口2の後方
側の下方(床)に配設された回転駆動装置(回転駆動
部、アクチュエータ)9のスプロケット92との間に渡
されて回転駆動される。
【0016】因みに、8aは駆動テープ8を回転を案内
するガイド部であり、11aは後述するケーブル11の
移動を案内するガイド部である。また、8bは駆動テー
プ8に所定の張力(テンション)を与えるテンション装
置である。そして、回転駆動装置9は、図3に示すよう
に、電動モータ93、電動モータ93の回転を減速する
ウォームおよびウォームホィールを有する減速機構9
4、および減速機構94によって減速された回転を断続
可能にスプロケット92に伝達する電磁クラッチ(動力
伝達機構)95を有して構成されている。
【0017】なお、96は、スプロケット92の回転数
(回転角度)を検出する回転センサであり、この回転セ
ンサ96はスプロケット92と同軸上に配設されて、ス
プロケット92の回転と同期して、スライドドアコント
ローラ97に向けてパルス信号(検出信号)を出力す
る。また、10は後述するフラットケーブル(以下、ケ
ーブルと略す。)11を巻き取る巻取部であり、この巻
取部10は、スプロケット92と同一径にて同軸上に配
設された状態でスプロケット92と一体化されていると
ともに、電磁クラッチ95を介して電動モータ93によ
りスライドドア1の移動と同期して回転駆動される。
【0018】ところで、図1中、11は、ハンドルスイ
ッチ3、ドアロック装置6およびドア内コントローラ7
に電力を供給する可撓性を有するケーブル(第1給電
線)であり、このケーブル11は車両のバッテリ12に
電気的に接続されている。なお、本実施形態では、ハン
ドルスイッチ3、感圧スイッチ5およびドアロック装置
6(以下、これらの機器をドア内電気機器と呼ぶ。)
は、ドア内コントローラ7を介して電力が供給されてい
る。
【0019】また、97は回転駆動装置9(電動モータ
93および電磁クラッチ95)を制御するスライドドア
コントローラ(以下、コントローラ略す。)であり、こ
のコントローラ97には、上記ハンドルスイッチ3およ
び回転センサ96等の検出値に加えて、運転席近傍に配
設されて回転駆動装置9の作動を手動にて指示する運転
席側開閉スイッチ14、および車室内側の乗降口2に配
設されて回転駆動装置9の作動を手動にて指示する乗降
口側開閉スイッチ15からの信号が入力されている。
【0020】因みに、駆動テープ8、回転駆動装置9、
プーリ91、コントローラ97、両スイッチ14、15
およびハンドルスイッチ3を総称して、スライドドア1
を開閉するドア開閉装置と呼ぶ。なお、本実施形態で
は、乗降口2の車室内側のうち車両前側および後側に
は、スライドドア1の近接部位1aに配設された感圧セ
ンサ5と同様な構造を有する感圧スイッチ16が配設さ
れており、この感圧センサ16の信号も感圧スイッチ3
と同様にコントローラ97に入力される。
【0021】次に、ドア開閉装置の作動を述べる。両ス
イッチ14、15からスライドドア1を開閉作動させる
指示信号が入力されたとき、またはハンドルスイッチ3
により所定値以上の操作力が検出されたときには、コン
トローラ97は回転駆動装置9を作動させてスライドド
ア1を開閉作動させる。因みに、スライドドア1の閉作
動中に、両スイッチ14、15またはハンドルスイッチ
3が開作動側に操作された時には、コントローラ97
は、電動モータ93を一旦停止させる。そして、その後
再び両スイッチ14、15またはハンドルスイッチ3が
操作された場合には、コントローラ97は、その指示信
号に従って電動モータ93を作動させる。
【0022】また、スライドドア1の閉作動中に両感圧
センサ5、16のいずれかから信号が発せられたときに
は、コントローラ97は、スライドドア1と車両ボディ
4との間で挟み込みが発生したものとみなして、電動モ
ータ93を反転させてスライドドア1を開作動させる。
因みに、本実施形態では、スライドドア1が閉作動中で
あるか否かは回転センサ96の検出値(検出値の符号)
に基づいて判断している。
【0023】なお、本実施形態では、挟み込みの発生に
よらず、スライドドア1の移動に同期して巻取部10が
回転するので、ケーブル11が過度に撓むことが防止さ
れている。次に、巻取部10の詳細構造および作動につ
いて述べる。巻取部10は、図4に示すように、電動モ
ータ93の回転ととも回転する円筒状の巻取ドラム10
aと、この巻取ドラム10a内に配設されて車両ボディ
4に対して固定した(回転しない)円柱状の固定ドラム
10bとを有している。
【0024】そして、ケーブル11の一端側が巻取ドラ
ム10aに樹脂にて固定され(以下、この固定された部
位を巻取固定部11cと呼ぶ。)、他端側がドア内コン
トローラ7に電気的に接続されている。なお、10e
は、巻取部10(巻取ドラム10a、ケーブル11およ
び駆動テープ8)を覆うカバーである。また、巻取ドラ
ム10aと固定ドラム10bとの間の空間10d内に
は、図5に示すように、固定ドラム10b周りに渦巻き
状にして配設された巻取調整ケーブル部(第2給電線)
11bが配設されており、この巻取調整ケーブル部11
bの一端側は、巻取固定部11cにてケーブル11から
延長されてケーブル11と電気的に接続されている。一
方、巻取調整ケーブル部11bの他端側は、固定ドラム
10bに固定されるとともに、バッテリ12に電気的に
接続されたコネクタ12aに接続されている。
【0025】そして、巻取調整ケーブル部11bは、ス
ライドドア1が閉じた状態(ケーブル11が巻き取られ
ていない状態)では、図5に示すように、固定ドラム1
0bに密に巻き付けられている。そして、スライドドア
1が開いていき、ケーブル11が巻き取られていくと、
図6、7に示すように、固定ドラム10b巻き付けられ
てた巻取調整ケーブル部11bは、次第に緩んでいく。
【0026】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態によれば、ケーブル11および巻取調整ケーブル部
11bを介してドア内電気機器に電力を常に供給するこ
とができるので、スライドドア1の開閉状態に依らず、
電力を安定的に供給することができる。また、巻取部1
0がスプロケット92と一体的に(同期して)回転する
ので、ケーブル11をスライドドア1の移動に同期して
巻き取ることができる。したがって、スライドドア1の
移動に伴ってケーブル11に不必要なストレス(応力)
が作用することを防止することができるので、ケーブル
11の耐久性を向上させることができるとともに、ドア
開閉装置の信頼性を向上させることができる。
【0027】また、巻取部10は駆動テープ8を回転駆
動する電動モータ93により駆動されるので、巻取部1
0を駆動するための新たな駆動源を必要としない。した
がって、部品点数の増加を抑制することができるので、
給電構造およびドア開閉装置の製造原価上昇を防止する
ことができる。また、本実施形態では、巻取調整ケーブ
ル部11bの撓みを利用して、巻取ドラム10aに固定
されたケーブル11と固定ドラム10bに設けられたコ
ネクタ12aとを電気的に接続しているので、ケーブル
11とコネクタ12aとの間にブラシおよびスリップリ
ングのように摺動しながら接触する摺動接点を設ける必
要がない。したがって、摺動接点や上記公報に記載のご
とく開閉接点を有していないので、スライド式ドア用給
電構造の長寿命化を図ることができる。
【0028】(第2実施形態)上述の実施形態では、ケ
ーブル11の一部を樹脂にて巻取ドラム10aに固定す
ることにより巻取固定部11cを構成したが、本実施形
態は、樹脂による固定を廃止したものである。具体的に
は、図8に示すように、巻取ドラム10aに形成された
スリット状の貫通穴10fに対応する部位にて、両ケー
ブル11、11bを構成する連続した1本の給電ケーブ
ル110を折り曲げて、給電ケーブル110に折曲部1
1dを形成するとともに、巻取調整ケーブル部11bに
沿って渦巻き外方から内方に向かう向きD1 が、巻取ド
ラム10aがケーブル11を巻き取る際に回転する向き
2 と反対向きとなるように構成したものである。
【0029】これにより、巻取ドラム10aがケーブル
11を巻き取る際に、給電ケーブル110(ケーブル1
1)が折曲部11dにて貫通穴10f(巻取ドラム10
a)に係止された状態となるので、樹脂による固定を廃
止することができる。なお、貫通穴10fのうち巻取ド
ラム10aの軸方向一端側に対応する部位を開口させれ
ば(図9参照)、給電ケーブル110に折曲部11dを
形成するとともに、折曲部11dを開口側から貫通穴1
0fに挿入することで、容易に給電ケーブル110(ケ
ーブル11、巻取調整ケーブル部11b)を巻取部10
に装着することができる。
【0030】ところで、上述の実施形態では、巻取調整
ケーブル部11bを巻取ドラム10a内に配設したが、
図10、11に示すように、給電ケーブル110を巻取
固定部11cに対応する部位にてZ状に折り曲げるとと
もに、巻取部10外の空間で巻取調整ケーブル部11b
を渦巻き状に配設してもよい。また、上述の実施形態で
は、巻取部10を回転駆動装置9に一体化して車両ボデ
ィ4側に配設したが、ギア等の動力伝達手段等を介して
巻取部10と回転駆動装置9とを同期して回転させるよ
うに構成し、両者10、9を別体化してもよい。
【0031】また、巻取部10を回転駆動装置9から別
体化した場合には、巻取部10をスライドドア1側に配
設し、巻取調整ケーブル部11bの他端側(コネクタ1
2a側)をドア内電気機器側に電気的に接続し、ケーブ
ル11の他端側をバッテリ12側に電気的に接続しても
よい。また、上述の実施形態では、ケーブル11を巻取
固定部11cに形成された貫通穴10fを貫通させて延
長することにより、巻取調整ケーブル部11bを構成し
たが、ケーブル11と巻取調整ケーブル部11bとを別
体とし、巻取固定部11cにて電気的に接続するように
してもよい。
【0032】また、図12に示すように、ケーブル11
の巻取性を向上させるために、ケーブル11に所定のテ
ンションを与えるテンショナー17を巻取部10に配設
してもよい。なお、テンショナー17は、ケーブル11
を押圧する捩じりバネ17aと、巻取部10に対して固
定したケーブルガイド17bとを有して構成されてお
り、捩じりバネ17aの弾性力により、捩じりバネ17
aとケーブルガイド17bととによりケーブル11を挟
み込むことにより、所定のテンションをケーブル11に
与えている。因みに、18はドア内コントローラ7に電
気的に接続するためのコネクタである。
【0033】また、テンショナー17は、図13に示す
ように、巻取部10に対して固定したケーブルガイド1
7cをバネ等の弾性部材17dにより押圧することによ
りケーブル11に所定のテンションを与えるようにして
もよい。また、上述の実施形態では、車両スライドドア
に本発明を適用したが、本発明は車両スライドドアに適
用が限定されるものではなく、建築物やエレベータ等の
不動産用のスライドドアに対しても適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る給電構造を示す模
式図である。
【図2】ドア開閉装置の模式図である。
【図3】回転駆動装置の断面図である。
【図4】巻取部およびスプロケットの作動を示す斜視図
である。
【図5】スライドドアの全閉状態における巻取部の作動
を示す説明図である。
【図6】スライドドアの開閉作動中における巻取部の作
動を示す説明図である。
【図7】スライドドアの全開状態における巻取部の作動
を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る給電構造を示す模
式図である。
【図9】図8の斜視図である。
【図10】本発明の変形例に係る給電構造を示す模式図
である。
【図11】本発明の変形例に係る給電構造を示す模式図
である。
【図12】巻取部にテンショナーを装着した状態を示す
模式図である。
【図13】巻取部にテンショナーを装着した状態を示す
模式図である。
【符号の説明】
10…巻取部、10a…巻取ドラム、10b…固定ドラ
ム、11…ケーブル(第1給電線)、11b…巻取調整
ケーブル部(第2給電線)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02G 11/00 530 H02G 11/00 530

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行移動することにより開口部を開閉す
    るスライド式ドア(1)の外部に配設された外部電源
    (12)より、前記スライド式ドア(1)に配設された
    電気機器(3、5、6)に電力を供給するスライド式ド
    ア用給電構造であって、 可撓性を有する第1給電線(11)と、 前記第1給電線(11)の一端側が固定された巻取固定
    部(11c)を有し、前記スライド式ドア(1)の移動
    に同期して回転することにより、前記第1給電線(1
    1)を巻き取る巻取ドラム(10a)と、 前記巻取ドラム(10a)が配設された部位(4)に対
    して固定した固定ドラム(10b)と、 一端側が前記巻取固定部(11c)にて前記第1給電線
    (11)に電気的に接続され、他端側が前記固定ドラム
    (10b)に対して固定されるとともに、渦巻き状にし
    て配設された、可撓性を有する第2給電線(11b)と
    を備え、 前記外部電源(12)側または前記電気機器(3、5、
    6)側のいずれか一方側が前記第1給電線(11)の他
    端に電気的に接続され、他方側が前記第2給電線(11
    b)の他端に電気的に接続されていることを特徴とする
    スライド式ドア用給電構造。
  2. 【請求項2】 平行移動することにより開口部を開閉す
    るスライド式ドア(1)の外部に配設された外部電源
    (12)より、前記スライド式ドア(1)に配設された
    電気機器(3、5、6)に電力を供給するスライド式ド
    ア用給電構造であって、 可撓性を有する第1給電線(11)と、 前記第1給電線(11)の一端側が固定された巻取固定
    部(11c)を有し、前記スライド式ドア(1)の移動
    に同期して回転することにより、前記第1給電線(1
    1)を外壁側で巻き取る円筒状の巻取ドラム(10a)
    と、 前記巻取ドラム(10a)の内部に配設され、前記巻取
    ドラム(10a)が配設された部位(4)に対して固定
    した固定ドラム(10b)と、 一端側が前記巻取固定部(11c)にて前記第1給電線
    (11)に電気的に接続され、他端側が前記固定ドラム
    (10b)に対して固定されるとともに、前記固定ドラ
    ム(10b)と前記巻取ドラム(10a)との間の空間
    (10d)にて前記固定ドラム(10b)周りに渦巻き
    状にして配設された、可撓性を有する第2給電線(11
    b)とを備え、 前記外部電源(12)側または前記電気機器(3、5、
    6)側のいずれか一方側が前記第1給電線(11)の他
    端に電気的に接続され、他方側が前記第2給電線(11
    b)の他端に電気的に接続されていることを特徴とする
    スライド式ドア用給電構造。
  3. 【請求項3】 前記両給電線(11、11b)は連続し
    た1本の給電ケーブル(110)により構成され、か
    つ、この給電ケーブル(110)は、前記巻取ドラム
    (10a)に形成された貫通穴(10f)を貫通して配
    設されていることを特徴とする請求項2に記載のスライ
    ド式ドア用給電構造。
  4. 【請求項4】 前記給電ケーブル(110)には、前記
    貫通穴(10f)に対応する部位で折り曲げられて折曲
    部(11d)が形成されており、 さらに、前記第2給電線(11b)に沿って渦巻き外方
    から内方に向かう向きは、前記巻取ドラム(10a)が
    前記第1給電線(11)を巻き取る際に回転する向きと
    反対向きであることを特徴とする請求項3に記載のスラ
    イド式ドア用給電構造。
  5. 【請求項5】 前記貫通穴(10f)のうち、前記巻取
    ドラム(10a)の軸方向一端側に対応する部位は開口
    していることを特徴とする請求項4に記載のスライド式
    ドア用給電構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つに記載
    のスライド式ドア用給電構造を、車両の前後に移動する
    ことにより乗降口(2)を開閉する車両スライド式ドア
    (1)に適用したことを特徴とするスライド式ドア用給
    電構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644540B2 (en) 2003-11-19 2010-01-12 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door opening/closing apparatus for operating multiple doors with one driving unit
JP2016163423A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 矢崎総業株式会社 余長吸収装置
JP2016185714A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 矢崎総業株式会社 ハーネス配索構造
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