JPH11260338A - 非水電解液電池並びに非水電解液電池用セパレータ - Google Patents

非水電解液電池並びに非水電解液電池用セパレータ

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JPH11260338A
JPH11260338A JP10074858A JP7485898A JPH11260338A JP H11260338 A JPH11260338 A JP H11260338A JP 10074858 A JP10074858 A JP 10074858A JP 7485898 A JP7485898 A JP 7485898A JP H11260338 A JPH11260338 A JP H11260338A
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aqueous electrolyte
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泰三 松波
Eikichi Sato
英吉 佐藤
Haruji Imoto
春二 井本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極及び負極間の直接ショートを防止するよ
うにし、内部ショートが拡大しないようにすること。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂20〜80wt%
と無機粉体及び/又は無機繊維80〜20wt%とで構
成される厚さ10〜200μmの無機質多孔膜の少なく
とも片面に、厚さ10〜60μmの耐熱多孔性支持体を
積層した非水電解液電池用セパレータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器等の
電源として利用されるリチウムイオン二次電池等の非水
電解液電池並びに非水電解液電池用セパレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の二次電池は、OA、FA、
家電、通信機器等のポータブル電子機器用電源として幅
広く使用されており、さらに機器に装着した場合に容積
効率がよく、機器の小型化、軽量化につながる二次電池
の要求がなされている。一方、大型の二次電池は、ロー
ドレベリング、UPS、電気自動車をはじめ、環境問題
に関連する多くの分野において研究開発が進められ、大
容量、高出力、高電圧、長期保存性に優れた非水電解液
二次電池であるリチウムイオン二次電池が要求されてい
る。
【0003】リチウムイオン二次電池では、充電時にリ
チウムイオンが正極の活物質から電解液を経て負極の活
物質中に入り込み、放電時は負極の活物質中に入り込ん
だリチウムイオンが電解液中に放出され、正極の活物質
中に再び戻ることによって、充放電動作をおこなってい
る。
【0004】従来のリチウムイオン二次電池はエネルギ
ー密度を上げるため、活物質を金属箔の集電体の表裏両
面に塗布し、正負極電極シートを作製し、ポリエチレン
もしくはポリプロピレン等の微多孔性のポリオレフィン
樹脂フィルムよりなるセパレータを介して所定の大きさ
の電極対を多数積層した角型電池構造、あるいは長尺の
正負極電極を同上のセパレータを介して巻回した円筒型
電池構造のものがほとんどであった。
【0005】前記微多孔性ポリオレフィン樹脂フィルム
からなるセパレータは、高温(140〜160℃)状態
になると、セパレータに開孔させた微細な孔を閉塞し、
その結果、電池内部のイオン伝導を遮断し、その後の電
池の温度上昇を防止できる機能(シャットダウン特性)
を有しており、延伸、アニール処理を施したポリプロピ
レンや高密度ポリエチレンからなるセパレータが特公平
3−11259号に開示されている。
【0006】ところが、ポリプロピレンからなるセパレ
ータは無孔化温度(孔がつぶれて閉塞した状態になる温
度)が高くて電池内部温度の上昇防止が十分でなく、ま
た、高密度ポリエチレン(超高分子量、高分子量ポリエ
チレン)からなるセパレータは無孔化温度は低いが膜破
れ温度(セパレータに破れが発生する温度)も低いとい
う不都合を有している。そこで、セパレータとして強度
を保ちつつ、その融点以上に加熱されると融着する材料
を用いることにより、温度上昇時にはセパレータ材料自
体が融着することによりその微細孔が閉塞してイオン透
過性を失わせ、しかも膜破れ温度と無孔化温度の差を3
0〜35℃とすることで前記不都合を改善したセパレー
タとして、ポリプロピレンや高密度ポリエチレンからな
るセパレータに低密度(低融点)ポリエチレンを混合し
て用いることが特開平5−234578号に開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平3−11259号に開示されている延伸、アニール
処理を施したポリプロピレンや高密度ポリエチレンから
なるセパレータ及び特開平5ー234578号に開示さ
れている低密度(低融点)ポリエチレンを混合したセパ
レータ単体では、外部加熱、外部短絡、あるいは内部シ
ョートなどにより温度が上昇し、電池内温度が140〜
160℃を越えるような場合には正負極電極間の微多孔
性ポリオレフィン樹脂フィルムよりなるセパレータがシ
ャットダウンする温度を超えてしまい、完全に熱溶融
し、熱分解し、さらに振動が加えられた場合には、セパ
レータに亀裂が発生して絶縁性が維持できなくなり、正
負極間が直接ショートし、内部ショートが拡大するとい
う不都合があった。
【0008】本発明は斯かる点に鑑み、正極及び負極間
の直接ショートを防止するようにし、内部ショートが拡
大しないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の非水電解液電池
用セパレータは、ポリオレフィン系樹脂20〜80wt
%と無機粉体及び/又は無機繊維80〜20wt%とで
構成される厚さ10〜200μmの無機質多孔膜の少な
くとも片面に、厚さ10〜60μmの耐熱多孔性支持体
を積層したことを特徴とする。また、請求項2記載の非
水電解液電池用セパレータは、ポリオレフィン系樹脂4
0〜80wt%と無機粉体及び/又は無機繊維60〜2
0wt%とで構成される厚さ10〜100μmの無機質
多孔膜の少なくとも片面に、厚さ10〜60μmの耐熱
多孔性支持体を積層したことを特徴とする。また、請求
項3記載の非水電解液電池用セパレータは、前記ポリオ
レフィン系樹脂が重量平均分子量20万以上の高密度ポ
リエチレンであることを特徴とする。また、請求項4記
載の非水電解液電池用セパレータは、前記耐熱多孔性支
持体が耐熱性繊維及び/又は耐熱性粉体の抄造紙からな
ることを特徴とする。また、請求項5記載の非水電解液
電池は、正極と負極とをセパレータを介して積層し、非
水電解液を含む電池ケース内に収容してなる非水電解液
電池において、前記セパレータとして請求項1乃至4の
何れかに記載の非水電解液電池用セパレータを用いるこ
とを特徴とする。
【0010】本発明によれば、セパレータの主構成要素
として、有機質の中に無機粉体及び/又は無機繊維を配
した無機質多孔膜を用いているので、外部加熱あるいは
外部ショートによる発熱があって200℃までの電解液
の温度上昇があっても、正極及び負極間は、無機粉体及
び/又は無機繊維により絶縁が保たれるので大面積での
電極間ショートが起こらない。また、内部ショートが発
生しても無機質多孔膜の溶融によるショート部位の拡大
が防止されるので、直接的な大面積での電極間ショート
を防ぐことができる。また、さらに、無機質多孔膜の支
持体として使用される耐熱多孔性支持体の積層によっ
て、外部加熱あるいは外部ショートによる発熱があり、
電解液の温度が500〜600℃の高温になっても、無
機質多孔膜の亀裂の発生を防止して絶縁が維持継続され
るので、直接的な大面積での電極間ショートを防ぐこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】前記のように無機質多孔膜の構成
をポリオレフィン系樹脂20〜80wt%と無機粉体及
び/又は無機繊維80〜20wt%とするのは、ポリオ
レフィン系樹脂が20wt%未満あるいは無機粉体及び
/又は無機繊維が80wt%を越える場合は、ポリオレ
フィン系樹脂が無機質多孔膜全体に均一に分散できず機
械的強度が低くなり好ましくなく、また、ポリオレフィ
ン系樹脂が80wt%を越えるかあるいは無機粉体が2
0wt%未満の場合は、十分な多孔性得られず一定温度
以上での加熱収縮が大きくなり、また、高温時のセパレ
ータ(無機質多孔膜)構造の保持ができなくなり好まし
くないからである。
【0012】尚、前記組成において、ポリオレフィン系
樹脂が40wt%未満の場合、あるいは無機粉体が60
wt%を超える場合には、無機質多孔膜に均一に孔が開
かなくなるため、ポリオレフィン系樹脂は40wt%以
上、無機粉体は60wt%以下とするのが好ましい。
【0013】また、前記無機質多孔膜の厚さは10μm
から200μmの範囲にするのが好ましい。これは、厚
さが200μmを越える場合は、電池におけるセパレー
タの容積が増えて、その結果、活物資の容積が減少する
不都合があり、また、厚さ10μm未満の場合は、セパ
レータ強度が著しく低下して電池の作成が困難になるか
らである。
【0014】前記無機質多孔膜を構成するポリオレフィ
ン樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
ブデン及びこれらの共重合物あるいはこれらの混合物等
が使用できる。特に重量平均分子量20万以上の高密度
ポリエチレンを使用すれば、加熱収縮による無機質多孔
膜の寸法変化がなくかつ成形加工性にも優れたもとなり
好ましい。また、重量平均分子量200万以上の高密度
ポリエチレンと重量平均分子量20万未満の低密度ポリ
エチレンをブレンドして重量平均分子量70万以上の高
密度ポリエチレンとして使用することもできる。
【0015】前記無機質多孔膜を構成する無機粉体とし
ては、酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム、チタ
ン酸カリウム等が使用できる。特に比表面積が大きくて
可塑剤兼開孔剤となる鉱物オイルを吸着保持できる無機
粉体であれば、後記する無機質多孔膜の製造時における
鉱物オイル抽出により気孔率(空隙率)を確保すると共
に無機質多孔膜の骨格となる担体として加熱収縮し難く
かつ有機質物が消失した後でも無機質多孔膜(セパレー
タ)の形状を保持して電極間の絶縁体となるので好まし
い。
【0016】また、無機繊維としては、平均繊維径0.
1〜20μm、平均繊維長0.1〜数十mmのものが使
用できる。
【0017】前記無機質多孔膜は、ポリオレフィン系樹
脂と無機粉体及び/又は無機繊維及び鉱物オイルの混合
物に対して鉱物オイルを30〜70wt%添加し、該混
合物を混練・加熱溶融しながらシート状に成形した後、
樹脂の融点もしくは軟化点よりも低い温度で少なくとも
1軸方向に延伸し、さらに延伸温度以上であって樹脂の
融点もしくは軟化点よりも低い温度でアニール処理し、
鉱物オイルを抽出除去し、乾燥することにより製造され
る。
【0018】この時、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体
及び/又は無機繊維及び鉱物オイルの混合物に対して鉱
物オイルが30wt%未満の場合は、無機質多孔膜の十
分な気孔率が確保できず、70wt%を越える場合は、
無機粉体に吸着されない遊離オイルが多くなり成形性が
悪くなる。
【0019】上記開孔剤抽出による微細孔化によれば、
孔構造は、膜の表面からほぼ直線的に孔が貫通する貫通
構造に対して、網状骨格構造となり高気孔率のものが得
られ、電気抵抗を小さくできる。
【0020】また、前記製造方法における延伸は、少な
くとも1軸方向に延伸することでシート厚さを10〜2
00μmと薄くして空隙率と機械的強度を向上させるこ
とを目的に行われるものであり、延伸倍率は1〜10倍
程度とし、低温時の加熱収縮及び高温時のセパレータ構
造保持に影響しない。
【0021】延伸方法としては、空間延伸(非接触型の
延伸)、例えばテンター法、ロール式延伸法等がある。
【0022】その延伸温度条件は、樹脂の融点もしくは
軟化点よりも5〜50℃低い温度で行う。樹脂の融点も
しくは軟化点よりも5℃未満の温度で行うと、樹脂が溶
融しないまでも孔がつぶれて多孔膜化できない。また、
樹脂の融点もしくは軟化点よりも50℃を越えて低けれ
ば延伸による結晶化が進まず機械的強度の増加が図れ
ず、また寸法安定性が悪く、延伸応力が高く、延伸時の
膜の破断が発生する。
【0023】尚、乾燥後に、延伸温度以上であって樹脂
の融点もしくは軟化点よりも低い温度でアニール処理す
ることで、延伸による残留応力が緩和され、残留応力発
生により寸法安定性が悪くなることを防止できる。ま
た、同時に機械的強度の向上にも寄与する。熱処理法と
しては、空間熱処理は緊張状態あるいは飽和状態のどち
らでもよい。その熱処理温度条件は、延伸温度より低い
と熱処理の効果がなく、樹脂の融点もしくは軟化点以上
では孔がつぶれるからである。熱処理時間は数秒〜1分
程度で十分である。
【0024】前記のようにして得られた無機質多孔膜に
積層させる耐熱多孔性支持体は、耐熱性繊維及び/又は
耐熱性粉体の抄造紙で構成するのが好ましく、耐熱性繊
維としては、ガラス、酸化アルミニウム、芳香族ポリア
ミド繊維(アラミド繊維)等の短繊維及び長繊維が使用
でき、平均繊維径は0.1〜20μm、短繊維の場合は
平均繊維長は0.1〜100mm程度のものの使用が好
ましい。また、耐熱性無機粉体としては、酸化珪素、酸
化チタン、酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、酸化
マグネシウム、酸化ホウ素、雲母等が使用でき、粒子径
0.001〜1μm、比表面積5〜220m2 /g程度
のものの使用が好ましい。
【0025】前記耐熱性支持体は、抄造紙として構成し
た場合には、柔軟性を有し、電池巻回時の組立作業性に
支障をきたすことがなく、また、クッション性をも有す
るため、外部から振動を加えられた場合にこのクッショ
ン性によって亀裂を生じにくいものとなる。
【0026】尚、前記耐熱性支持体の厚さは20μmか
ら40μmの範囲にするのが好ましい。これは、厚さが
40μmを越える場合は、電池におけるセパレータの容
積が増えて、その結果、活物質の容積が減少する不都合
があり、また、厚さ20μm未満の場合は、無機質多孔
膜支持体強度が著しく低下して電池の作製が困難になる
からである。
【0027】前記無機質多孔膜と耐熱多孔性支持体は、
各々別々にロール状に卷き取ったものを電池組立時に巻
き戻しながら電極と共に積層して巻回する。
【0028】
【実施例】次に、図面を参照して本発明非水電解液電池
を円筒型リチウムイオン二次電池に適用した具体的実施
例につき説明する。
【0029】本例による円筒型リチウムイオン二次電池
は、図1乃至図3に示す如く、帯状の正極電極2と負極
電極3をセパレータ8を介して渦巻き状に巻回した電極
渦巻体14をニッケルメッキを施した鉄板製の円筒形状
の電池缶47に収納するようにしたものである。
【0030】この負極電極3は次のようにして作製し
た。即ち、先ず負極活物質の出発原料として石油ピッチ
を用い、これを焼成して粗粒状のピッチコークスを得
た。この粗粒状ピッチコークスを粉砕して平均粒径20
μmの粉末とし、この粉末を不活性ガス中、1000℃
にて焼成して不純物を除去し、コークス材料粉末を得
た。
【0031】このコークス材料粉末を90重量部と、結
着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)10重量
部とを混合し、負極合剤を調整した。この負極合剤6を
溶剤であるN−メチルピロリドンに分散させて、スラリ
ーとし、この負極合剤スラリーを図1に示す如く厚さ1
0μmの帯状の銅箔よりなる負極集電体7の両面に均一
に塗布し、この溶剤を乾燥後、ローラープレス機により
圧縮成形して厚さ190μmの帯状の負極電極原板を
得、これを幅55.6mm、長さ551.5mmにカッ
トして負極電極3を得た。
【0032】また、正極電極2は次のようにして作製し
た。即ち、先ず炭酸リチウム0.5モルを炭酸コバルト
1モルと混合し、空気中、900℃で5時間焼成するこ
とによってLiCoO2 を得た。
【0033】このLiCoO2 を正極活物質とし、この
LiCoO2 を91重量部、導電剤としてのグラファイ
トを6重量部、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン
(PVDF)を3重量部混合して正極合剤4とし、この
正極合剤4を溶剤N−メチルピロリドンに分散させてス
ラリーとした。
【0034】この正極合剤スラリーを、厚さ20μmの
帯状のアルミニウム箔よりなる正極集電体5の両面に均
一に塗布して乾燥し、その後、ローラープレス機により
圧縮成形して厚み160μmの帯状の正極電極原板を
得、これを幅53.6mm、長さ523.5mmにカッ
トして正極電極2を得た。
【0035】本例においてはセパレータ8として無機質
多孔膜8aは、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体で構成
されたものを使用した。また、耐熱多孔性支持体8b
は、耐熱抄造紙と耐熱織布を使用した。
【0036】(実施例1)比表面積200m2/gのシ
リカ粉体25重量部と重量平均分子量150万の高密度
ポリエチレン20重量部と鉱物オイル55重量部の混合
物を混練・加熱溶融して2軸押出機により0.1mmの
膜状に成形した。次に、該無機質膜を130℃に加熱し
た縦延伸機により延伸し、さらに熱処理を行い、トリク
ロロエチレン溶剤にて浸漬して膜中の鉱物オイルを抽出
除去して乾燥し、膜厚さ40μm、高密度ポリエチレン
45wt%、シリカ粉体55wt%からなる無機質多孔
膜8aを作製した。次に、平均繊維径0.5μm、繊維
長約3mmのガラス短繊維85重量部と平均繊維径0.
5μm、繊維長約1mmのセルロース繊維5重量部と比
表面積200m2/gのシリカ粉体10重量部をパルパ
ーを用いて切断、離解分散を行い、通常の円網抄紙機を
用いて抄造し、脱水後、130℃で乾燥して厚さ100
μmの多孔性シートを得た。更に、これをヒートプレス
して、厚さ45μmのリチウムイオン二次電池用耐熱セ
パレータ用多孔性支持体8bを得た。これらを積層して
実施例1のセパレータとした。物性は、表1の通りであ
った。
【0037】(実施例2)実施例1の無機質多孔膜8a
と平均繊維径5μmで厚さ30μmのガラスクロス多孔
性支持体を積層して実施例2のセパレータとした。物性
は、表1の通りであった。
【0038】(実施例3)比表面積100m2/gのア
ルミナ粉体30重量部と重量平均分子量120万の高密
度ポリエチレン25重量部と鉱物オイル45重量部の混
合物を混練・加熱溶融して2軸押出機により0.1mm
の膜状に成形した。次に、該無機質膜を130℃に加熱
した縦延伸機により延伸し、さらに熱処理を行い、トリ
クロロエチレン溶剤にて浸漬して膜中の鉱物オイルを抽
出除去して乾燥し、膜厚さ40μm、高密度ポリエチレ
ン45wt%、アルミナ粉体55wt%からなる無機質
多孔膜8aを作製した。次に、平均繊維径3μm、繊維
長約2mmのアルミナ短繊維85重量部と平均繊維径
0.5μm、繊維長約1mmのセルロース繊維5重量部
と比表面積100m2/gのアルミナ粉体30重量部を
パルパーを用いて切断、離解分散を行い、通常の円網抄
紙機を用いて抄造し、脱水後、130℃で乾燥して厚さ
110μmの多孔性シートを得た。更に、これをヒート
プレスして、厚さ50μmのリチウムイオン二次電池用
耐熱セパレータ用多孔性支持体8bを得た。これらを積
層して実施例3のセパレータとした。物性は、表1の通
りであった。
【0039】(実施例4)比表面積200m2/gのシ
リカ粉体25重量部と重量平均分子量150万の高密度
ポリエチレン20重量部と鉱物オイル55重量部の混合
物を混練・加熱溶融して2軸押出機により0.1mmの
膜状に成形した。次に、該無機質膜を130℃に加熱し
た縦延伸機により延伸し、さらに熱処理を行い、トリク
ロロエチレン溶剤にて浸漬して膜中の鉱物オイルを抽出
除去して乾燥し、膜厚さ40μm、高密度ポリエチレン
45wt%、シリカ粉体55wt%からなる無機質多孔
膜8aを作製した。次に、平均繊維径0.5μm、繊維
長約3mmのガラス短繊維85重量部と平均繊維径0.
5μm、繊維長約1mmのセルロース繊維5重量部をパ
ルパーを用いて切断、離解分散を行い、通常の円網抄紙
機を用いて抄造し、脱水後、130℃で乾燥して厚さ1
00μmの多孔性シートを得た。更に、これをヒートプ
レスして、厚さ45μmのリチウムイオン二次電池用耐
熱セパレータ用多孔性支持体8bを得た。これらを積層
して実施例4のセパレータとした。物性は、表1の通り
であった。
【0040】(比較例1)厚さ40μmの微多孔性ポリ
プロピレンフィルム単体を比較例1のセパレータとし
た。物性は、表1の通りであった。
【0041】
【表1】 表1から、本発明の方法による積層体セパレータは耐熱
絶縁性に優れていることがわかる。
【0042】次に、以上のようにして作製した実施例1
乃至4及び比較例1の各セパレータ8を用いて、図1に
示す如く、負極電極3、セパレータ8、正極電極2、及
びセパレータ8の順に積層して4層構造の積層体とし、
この積層体をその長さ方向に沿って、渦巻き状に多数回
巻回し、その最外周に絶縁シートを巻回して接着テープ
で固定して電極渦巻体14を形成した。
【0043】また、図3に示す如く、この電極渦巻体1
4の負極電極3の一側のリード部にニッケルよりなる負
極リード46の一端を抵抗溶接により溶着すると共に正
極電極2の一側のリード部にアルミニウムよりなる正極
リード45の一端を抵抗溶接により溶着した。
【0044】また、ニッケルメッキを施した鉄製の直径
18mm、高さ65mmの円筒状の電池缶47aを用意
し、この電池缶47aの底部に絶縁板を挿入した後、図
3に示す如く、この電池缶47aに電極渦巻体14を挿
入収納した。この場合、電池蓋47bに設けた正極端子
49及び負極端子50に正極リード45及び負極リード
46のそれぞれの他端をそれぞれ溶接した。
【0045】そして、この電池缶47aの中にプロピレ
ンカーボネイト50重量%とジエチルカーボネイト50
重量%との混合溶媒中にLiPF6 を1モル/リットル
の割合で溶解させてなる電解液を5.0g注入し、この
電極渦巻体14に含浸させた。その後、アスファルトを
塗布した絶縁封口ガスケットを介して電池蓋47bを電
池缶47aにかしめることで、この電池蓋47bを固定
し、円筒型のリチウム二次電池を作製した。
【0046】また、この電池蓋47bにこの密封型の電
池ケース47の内圧が所定値より高くなったときに、こ
の内部の気体を抜く安全弁装置48を設けた。
【0047】この安全弁装置48は電池蓋47bの中央
部に設けた電解液注入口に例えば厚さ5μmのステンレ
ス箔よりなる開裂板48aを開裂板ホルダー48bで密
閉固定したものである。
【0048】本実施例セパレータによれば、セパレータ
8として高密度ポリエチレンとシリカあるいはアルミナ
粉末からなる無機質多孔膜を使用しているので、外部加
熱あるいは外部ショートによる発熱があっても正極電極
2及び負極電極3間はこのセパレータ8を構成する無機
質多孔膜8a中のシリカあるいはアルミナ粉末により絶
縁が保たれるので大面積での電極間ショートが起こらな
い利益がある。
【0049】また、本実施例セパレータによれば、内部
ショートが発生しても無機質多孔膜8aの溶融によるシ
ョート部位の拡大が防止されるので、直接的な大面積で
の電極間ショートを防ぐことができる。
【0050】さらに、本実施例セパレータによれば、外
部加熱、外部短絡あるいは内部ショートなどにより温度
が上昇し、電池内部が500〜600℃を越えるような
場合になっても、耐熱多孔性支持体の積層によって、無
機質多孔膜の亀裂の発生を防止して絶縁性が維持継続さ
れるので、直接的な大面積での電極間ショートを防ぐこ
とができる。
【0051】因みに、上述実施例1乃至4のセパレータ
を用いたリチウムイオン二次電池は、図4に実線で示す
如く500〜600℃以上になっても耐熱絶縁性は10
6Ω以上であったが、上述比較例1の微多孔性ポリオレ
フィン系フィルムのリチウムイオン二次電池の耐熱絶縁
性は、図4に破線で示す如く160℃以上では106Ω
より0Ωに急激に低下した。
【0052】尚、上述実施例においては無機質多孔膜8
aとして高密度ポリエチレンとシリカあるいはアルミナ
粉末からなるセパレータを使用したが、このセパレータ
の代わりにポリプロピレン、ポリブテン等と酸化チタ
ン、チタン酸カリウム粉末あるいは繊維等から構成され
る無機質多孔膜を使用したときにも上述実施例同様の作
用効果が得られた。
【0053】また、上述実施例では本発明をリチウムイ
オン二次電池に適用した例につき述べたが本発明をその
他の非水電解液電池に適用できることは勿論である。
【0054】また、本発明は上述実施例に限ることな
く、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成
が取り得ることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、セパレータの主構成要
素として、有機質の中に無機粉体及び/又は無機繊維を
配した無機質多孔膜を用いているので、外部加熱あるい
は外部ショートによる発熱があって200℃までの電解
液の温度上昇があっても、正極及び負極間は、無機粉体
及び/又は無機繊維により絶縁が保たれるので大面積で
の電極間ショートが起こらない。また、内部ショートが
発生しても無機質多孔膜の溶融によるショート部位の拡
大が防止されるので、直接的な大面積での電極間ショー
トを防ぐことができる。また、さらに、無機質多孔膜の
支持体として使用される耐熱多孔性支持体の積層によっ
て、外部加熱あるいは外部ショートによる発熱があり、
電解液の温度が500〜600℃の高温になっても、無
機質多孔膜の亀裂の発生を防止して絶縁が維持継続され
るので、直接的な大面積での電極間ショートを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明非水電解液二次電池の一実施例の要部の
説明に供する拡大断面図である。
【図2】本発明非水電解液二次電池用セパレータの一実
施例の拡大断面図である。
【図3】上記非水電解液二次電池の一実施例の分解斜視
図である。
【図4】本発明の説明に供する電池特性を示す線図であ
る。
【符号の説明】
2 正極電極 3 負極電極 4 正極合剤 5 正極集電体 6 負極合剤 7 負極集電体 8 セパレータ 8a 無機質多孔体 8b 耐熱多孔支持体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂20〜80wt%
    と無機粉体及び/又は無機繊維80〜20wt%とで構
    成される厚さ10〜200μmの無機質多孔膜の少なく
    とも片面に、厚さ10〜60μmの耐熱多孔性支持体を
    積層したことを特徴とする非水電解液電池用セパレー
    タ。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂40〜80wt%
    と無機粉体及び/又は無機繊維60〜20wt%とで構
    成される厚さ10〜100μmの無機質多孔膜の少なく
    とも片面に、厚さ10〜60μmの耐熱多孔性支持体を
    積層したことを特徴とする非水電解液電池用セパレー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ポリオレフィン系樹脂が重量平均分
    子量20万以上の高密度ポリエチレンであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の非水電解液電池用セパレー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記耐熱多孔性支持体が耐熱性繊維及び
    /又は耐熱性粉体の抄造紙からなることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の非水電解液電池用セパレ
    ータ。
  5. 【請求項5】 正極と負極とをセパレータを介して積層
    し、非水電解液を含む電池ケース内に収容してなる非水
    電解液電池において、前記セパレータとして請求項1乃
    至4の何れかに記載の非水電解液電池用セパレータを用
    いることを特徴とする非水電解液電池。
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