JP5982080B1 - 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP5982080B1
JP5982080B1 JP2016536791A JP2016536791A JP5982080B1 JP 5982080 B1 JP5982080 B1 JP 5982080B1 JP 2016536791 A JP2016536791 A JP 2016536791A JP 2016536791 A JP2016536791 A JP 2016536791A JP 5982080 B1 JP5982080 B1 JP 5982080B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
fiber
secondary battery
electrolyte secondary
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016536791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016158654A1 (ja
Inventor
小原 貴宏
貴宏 小原
裕治 片桐
裕治 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority claimed from PCT/JP2016/059348 external-priority patent/WO2016158654A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5982080B1 publication Critical patent/JP5982080B1/ja
Publication of JPWO2016158654A1 publication Critical patent/JPWO2016158654A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】構成材料にガラス繊維を含むセパレータであって、巻回電池作製時に破断や亀裂を生じないような強度を有し、かつ、高い放電レート特性を有することを可能とするセパレータおよび非水電解液二次電池を提供する。【解決手段】ガラス繊維を主体としたセパレータであって、前記セパレータの厚さは45μm以下であり、巻回破損強度は1.2kg以上であり、耐短絡強度は0.7kgf以上であり、空隙率は60%以上であり、ガーレー透気度が3s/100mL以下であり、平均孔径が1μm以上5μm以下であることを特徴とする非水電解液二次電池用セパレータである。

Description

本発明は、ガラス繊維を主体とした不織布からなる非水電解液二次電池用セパレータおよびそのセパレータを用いた非水電解液二次電池に関する。
近年、産業用または電動自動車に搭載するための大型のリチウムイオン電池の開発が進んでいるが、このようなリチウムイオン電池は、高い放電レート特性、すなわち大電流においても高い放電容量を有する必要がある。従来、前記リチウム電池のセパレータとして樹脂微多孔膜セパレータが用いられていたが、樹脂微多孔膜セパレータを用いた電池は大電流における放電容量の低下が激しいという問題があった。特に、イオン液体のような粘性の高い電解液が用いられている場合や、電解液の粘性が増加する低温での使用時において放電容量の低下は顕著であった。
この問題を改善するために、ガラス繊維をはじめとする無機酸化物繊維を用いたセパレータが使用されている。無機酸化物繊維を用いたセパレータは電池が熱暴走した場合にも収縮が小さく、溶融温度も十分高いため、絶縁機能を維持でき、電池の高安全性に寄与するうえ、電解液への濡れ性がよいため、高粘性の電解液に対しても放電レート特性に有利である。
一般的に、放電レート特性にはセパレータの空隙率(セパレータ中の孔部すなわち電解液を保持する領域の占める割合)が関与するといわれているが、ガラス繊維不織布を用いると高空隙率となり、より多くの電解液を保持できるため特に有利であるとして、特許文献1および2には、ガラス繊維不織布を用いたセパレータが提案されている。
特開2010−287380号公報 特開平11−260336号公報
Schell, W. J.、Zhang, Z.、「The Fourteenth Annual Battery Conference on Applications and Advances」、IEEE、1999年、p 161
特許文献1では、イオン液体を用いた電解液に対してガラス繊維を含む不織布のセパレータを提案しているが、実施例に開示されたガラス繊維からなるセパレータは厚みが100μmと厚いため、電池の体積エネルギー密度を低下させる一方、薄厚化すると強度が不足し、巻回電池を作製する際に破断や亀裂を生じやすいという問題がある。
また、放電レート特性に関与する要素は空隙率だけではない。一般的にはガーレー透気度も放電レート特性に影響を与えることは分かっているが、空隙率や透気度を高くしても放電レート特性が向上しない場合もあり、他のファクターが関与している可能性がある。特許文献2に開示されたセパレータは空隙率については記載があるものの、透気度やその他のファクターを十分に開示しておらず、高粘性電解液を含んだ電池において放電レート特性がよいものであるとの判断ができない。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたもので、構成材料としてガラス繊維を主体とした不織布からなるセパレータであって、巻回電池作製時に破断や亀裂を生じないような強度を有し、かつ、作製した電池が高い放電レート特性を有することを可能とするセパレータおよびこのセパレータを用いた非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項1に記載の通り、ガラス繊維を主体としたセパレータであって、前記セパレータの厚さは45μm以下であり、巻回破損強度は1.2kg以上であり、耐短絡強度は0.7kgf以上であり、空隙率は60%以上であり、ガーレー透気度は3s/100mL以下であり、平均孔径は1μm以上5μm以下であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータにおいて、前記巻回破損強度は1.5kg以上であり、前記耐短絡強度は5kgf以上であり、前記ガーレー透気度は1s/100mL以下であり、前記平均孔径は2.5μm以上4μm以下であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項1または2に記載の非水電解二次電池用セパレータにおいて、前記ガラス繊維の含有量は繊維全量の60質量%以上90質量%以下であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項1乃至3の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータにおいて、前記ガラス繊維は平均繊維径が0.4μm以上0.8μm以下であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項1乃至3の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータにおいて、前記ガラス繊維は平均繊維径0.2μm以上0.4μm以下のガラス繊維と平均繊維径0.5μm以上0.8μm以下のガラス繊維を混合して含有させたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項1乃至5の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータにおいて、前記セパレータ中に繊維全量の10質量%以上35質量%以下の有機繊維を含み、さらに、0.3g/m/30μm以上3.5g/m/30μm以下のバインダを含むことを特徴とする。
また、請求項7に記載の非水電解液二次電池用セパレータは、請求項6に記載の非水電解液二次電池用セパレータにおいて、前記有機繊維のうち、フィブリル化した有機繊維を0.05g/m/30μm以上1g/m/30μm以下含むことを特徴とする。
また、本発明の非水電解液二次電池は、請求項8に記載の通り、請求項1乃至7の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータを用いたことを特徴とする。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータは、巻回電池作製時に破断や亀裂を生じない強度を有する。また、本発明の非水電解液二次電池は放電レート特性がよく、電池作動時に短絡することもない。
巻回破損強度の測定方法の説明図((A)は平面図であり、(B)は側面図である。) 非水電解液二次電池の一種であるリチウムイオン二次電池の作製方法を示す説明図
[セパレータ厚さ]
本発明における非水電解液二次電池用セパレータの厚さは、マイクロメータ(ミツトヨCLM1−15QM)を用い、測定力2Nで測定できる。厚さを45μm以下とすることにより、セパレータが薄いため、電池が実用的な体積エネルギー密度を確保できる。
[巻回破損強度]
本発明では巻回電池を作る際のセパレータの強度評価の指標として巻回破損強度という概念を導入した。この試験方法は実際の巻回電池の製造方法に近く、この指標を用いることによって巻回電池製造時の破損可能性をより正確に評価できる。巻回破損強度が高いと、巻回時のテンションによる破断や、軸芯部の電極タブのエッジによる破断や亀裂が生じにくくなる。巻回破損強度を1.2kg以上、好ましくは1.5kgf以上とすることにより、巻回に対するセパレータの強度を保持でき、巻回電池を作製する際に破断や亀裂を生じさせないことができる。
巻回破損強度は、図1に記載の方法で測定できる。まず、60×250mmのセパレータサンプル1を用意する。ここで、長辺方向がMD方向となるようにする。MDとは、Machine Directionの略であり、湿式での不織布製造法における抄紙流れ方向のことを指す。サンプル1の短辺の片側にセロハンテープ2(15mm幅×60mm長)を、15mm幅のうち7.5mmがサンプル1にかかるように貼りつける(図1(a)参照)。
次に、セロハンテープ2の粘着面が上向きになるように置き、粘着面の上に直径4.5mm、長さ160mmのSUS304丸棒3を置く(図1(b)参照)。そして、セロハンテープ2のサンプル1に重なっていない部分を丸棒3に貼りつける(図1(c)参照)。
次に、丸棒3を矢示方向に転がし(図1(d)参照)、サンプル1を3周巻きつける(図1(e)参照)。
次に、樹脂板4(オルファ製カッターマット、品番134B)上にサンプル1を載せ、さらにサンプル1の丸棒3が巻きついた部分と反対側部分の中央に0.5kgの分銅5を載せる(図1(f)参照)。
次に、電極タブを想定した4mm幅×80mm長×100μm厚のSUS304板6を、丸棒3に巻き付けたサンプル1の根元に載せる(図1(g)参照)。
次に、SUS板6を矢示方向に丸棒3を2秒/1回転の速度で2周回す。このとき、丸棒3の位置は動かさず、分銅5が動くようにする(図1(h)参照)。
そして、サンプル1の巻きを解き、破断や亀裂の有無を確認する。破断や亀裂がなければ、分銅5の荷重を0.1kgずつ増やし、別のサンプルで評価を行う。破断や亀裂が生じた時の分銅5の重さを巻回破損強度とする。なお、本発明の実施例においては、以上の操作を3回繰り返した平均値を巻回破損強度とした。
[耐短絡強度]
耐短絡強度は、非特許文献1に記載の方法に準じて測定できる。短絡を防ぐためには、耐短絡強度が0.7kgf以上である必要がある。また、電極活物質の粒径が大きい場合にも短絡を防止するためには、耐短絡強度が5kgf以上であることが好ましい。
本発明の実施例においては、下記の方法により耐短絡強度を測定した。
まず、正極として宝泉株式会社製コバルト酸リチウムシート、負極として宝泉株式会社製天然球状黒鉛シートを準備した。次に、平坦な金属板上に、負極、セパレータサンプル、正極の順に配置した。このとき、両極は活物質層がセパレータ側に向くように配置した。また、短絡を確認できるよう、正極および負極にテスターを取り付けた。次に、正極の上から、先端形状が直径3mmの球状であるプローブをセパレータに対して垂直に突き刺し、テスターにて電流が流れたことを確認できたときにプローブに掛かっている力を測定し、その力を耐短絡強度とした。
[空隙率]
空隙率を60%以上とすることにより、イオン液体のような導電性の比較的低い電解液の場合や、電解液の粘性が増加する低温での使用時であっても、含浸時の導電性を充分高く保つことができる。また、空隙率を高くすることでガーレー透気度を高く(数値を小さく)することもできる。
空隙率は、マイクロメータで求めた厚みをt、坪量をW、各構成材料の真密度をρM、各構成材料の質量比率をcMとした場合、下記の式(1)により求めることができる。
[数1]
空隙率(%)={1−W/t×Σ(cM/ρM)}×100 (1)
[ガーレー透気度]
ガーレー透気度が高い(数値が小さい)ほどイオンの移動が容易になるために電池特性が良くなる。ガーレー透気度を3s/100mL以下、好ましくは1s/100mL以下とすることにより、セパレータの透気性が非常によくなり、電池特性の高い電池を得ることができる。ガーレー透気度は、JIS P 8117に準じる方法で求めることができる。
[平均孔径]
一般的には上記の通り、ガーレー透気度が高いほど電池特性はよいとされているが、同じ透気度でも放電レート特性に違いがあることがあり、透気度だけでは電池特性は評価できない。セパレータの平均孔径を1μm以上5μm以下、好ましくは2.5μm以上4μm以下とすることにより、粘性の高い電解液であってもより高い放電レート特性を得ることができる。
本実施例における平均孔径は、セパレータ試料に測定用液体を充分含ませ、Porous Material, Inc.社のCapillary Flow Porometer(型式CFP−1200AEC)で測定した。このとき、測定用液体はフロリナートFC−40 (表面張力: 16 dyn/cm)、アダプタ直径は21mm、測定モードはWet−Dry連続モードにて実施した。
[ガラス繊維]
本発明の非水電解液二次電池用セパレータに用いるガラス繊維としてはどのような組成のものでもよいが、特にCガラス、Eガラス、ECRガラス、Sガラス、シリカガラスが好ましい。また、一種類のガラス繊維を使用する場合、ガラス繊維の平均繊維径は0.4μm以上0.8μm以下であることが好ましく、平均繊維径0.2μm以上0.4μm以下ガラス繊維と平均繊維径0.5μm以上0.8μm以下ガラス繊維の平均繊維径の異なる二種類のガラス繊維を併用することがより好ましい。なぜなら、一般的に、繊維径の小さなガラス繊維は不織布の引張強度を向上させ、繊維径の大きなガラス繊維は不織布の剛性を向上させ、その結果セパレータの変形を抑制するためである。しかし、繊維径の小さなガラス繊維が多すぎるとセパレータの平均孔径が小さくなりすぎるため、放電レート特性が悪くなる。一方、繊維径が大きすぎたり、ガラス繊維量が過少だと平均孔径が大きくなりすぎるため、やはり放電レート特性が悪くなる。ガラス繊維の含有量は繊維全量の60質量%以上90質量%以下であることが好ましく、65質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。
[有機繊維]
また、セパレータの強度を増すためには、ガラス繊維に有機繊維を加えることが好ましい。有機繊維にはフィブリル化した繊維(以下、フィブリル化有機繊維という。)とフィブリル化していない通常の繊維(以下、非フィブリル化有機繊維という。)とがあり、どちらを用いてもよいが、強度を高くするためには、フィブリル化有機繊維と非フィブリル化有機繊維を併用することが好ましい。また、有機繊維の含有量は繊維全量の10質量%以上35質量%以下であることが好ましい。
フィブリル化有機繊維としては、フィブリル化により個々の繊維は1μm以下の微細な繊維径となっているものが好ましく、0.1μm以下となっていることがより好ましい。
フィブリル化有機繊維の組成としては電気化学的に安定で、かつ電解液に対して安定であればよく、例えばセルロース繊維、アラミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエチレン繊維およびポリプロピレン繊維等が挙げられ、このうちセルロース繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維が好ましい。なお、上記繊維は単独で用いてもよいし、二種以上を混合して使用してもよい。フィブリル化有機繊維を使用することによって巻回破損強度を大きくすることができるが、比率が大きくなるとガーレー透気度が低く(数値が大きく)、平均孔径が小さくなるため、放電レート特性が悪くなる。したがって、フィブリル化有機繊維の含有量は0.05g/m/30μm以上1g/m/30μm以下であることが好ましい。なお、g/m/30μmとは、面積1mおよび厚み30μm当たりの質量を意味する。
非フィブリル化有機繊維は単一組成からなる繊維であってもよく、また、芯鞘型繊維などのように複数組成からなる繊維であってもよい。組成としては電気化学的に安定で、かつ電解液に対して安定であればよく、例えば、セルロース繊維、アラミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリエチレン繊維およびポリプロピレン繊維等が挙げられ、このうちセルロース繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロプレン繊維が好ましい。なお、上記非フィブリル化有機繊維は単独で用いてもよいし、二種以上を混合して使用してもよい。また、平均繊維径が異なるものを混合することによって強度を高くすることができる。しかし、非フィブリル化有機繊維の含有量が大きくなると平均孔径が大きくなりすぎ、放電レート特性が悪くなる。したがって、非フィブリル化有機繊維の含有量は繊維全量の5質量%以上35質量%以下であることが好ましく、10質量%以上30質量%以下であることがより好ましい。
[バインダ]
本発明の非水電解液二次電池用セパレータでは、構成材料である繊維を相互に結着する目的で、バインダを用いることが好ましい。バインダとしては、電気化学的に安定かつ電解液に対して安定で、さらに構成材料を良好に接着できるものであればよいが、例えば、EVA(酢酸ビニル由来の構造単位が20〜35モル%のもの)、エチレン−エチルアクリレート共重合体などのエチレン−アクリレート共重合体、各種ゴムおよびその誘導体[スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)など]、セルロース誘導体[カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなど]、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVDF−HFP)、アクリル樹脂などが挙げられる。使用の際にはこれらを単独で使用することもでき、二種以上を併用することもできる。バインダが少ないと引張強度が不足することにより巻回破損強度が小さくなってしまうため、ある程度の量を塗布することが必要ではあるが、多すぎると透気度が低くなり放電レート特性が悪くなる。したがって、本発明に用いるバインダの含有量は0.3g/m/30μm以上3.5g/m/30μm以下であることが好ましく、0.5g/m/30μm以上2.5g/m/30μm以下とすることがより好ましい。
本発明の非水電解液二次電池の一種であるリチウムイオン二次電池は、例えば下記の方法により作製することができる。
正極活物質としてLiFePO(レーザー回折法による平均粒径が1μm以下)を85質量%、導電剤としてカーボンブラックを10質量%、バインダとしてポリフッ化ビニリデンを5質量%からなる正極、負極活物質としてLiTi12(平均粒径5μm)を85質量%、導電剤としてカーボンブラックを10質量%、バインダとしてポリフッ化ビニリデンを5質量%からなる負極を用い、電解液としてLiPFをN−methyl−N−propylpyrrolidinium bis(fluorosulfonyl)imideに対して1mol/L含有されるよう溶解したものを用い、電極間にセパレータを配置し、これを渦巻状に巻いて、18650型セルを作製する。なお、図2に示すように、正極および負極は厚さ20μmのアルミ箔7上に塗布されており、その裏面にそれぞれに幅4mm、厚み100μmの電極タブ8が、アルミ箔7の長尺方向の片側端部に1本溶接されている。また、セル作製時は正極の電極タブ8を軸芯側、負極の電極タブ8を軸外側にくるように配置する。
次に、本実施形態における非水電解液二次電池用セパレータを、実施例を用いて説明する。なお本発明は以下に示される実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維75質量%、フィブリル化セルロース繊維5質量%(0.3g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmで繊維長3mmのポリエステル繊維10質量%、平均繊維径10μmで繊維長5mmの芯鞘型繊維(芯:ポリエステル、鞘:変性ポリエステル)10質量%を水中に分散し坪量6g/mの不織布シートを抄造した。この不織布シートにラテックスバインダ(日本A&L製AL−3001A)を塗布後質量に対して20質量%となる量(1.5g/m/30μmに相当)を塗布したのち、厚さ30μmにプレスしてセパレータを作製した。
ここで、使用したガラス短繊維は火炎法により製造し、その繊維長は0.1〜10mm程度であった。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.8kg、耐短絡強度が1.2kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.5s/100mL、平均孔径が2.9μmであった。
[実施例2]
ガラス繊維として平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を1:3質量比で混合したこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.8kg、耐短絡強度が1.3kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.5s/100mL、平均孔径が2.0μmであった。
[実施例3]
ガラス繊維として平均繊維径0.6μmのもののみを用いたこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.8kg、耐短絡強度が1.2kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.4s/100mL、平均孔径が4.9μmであった。
[実施例4]
バインダ塗布量を塗布後質量に対して30質量%(2.6g/m/30μmに相当)となる量としたこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.0kg、耐短絡強度が3.0kgf、空隙率が83%、ガーレー透気度が1.5s/100mL、平均孔径が2.9μmであった。
[実施例5]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維80質量%、平均繊維径2μmのポリエステル繊維10質量%、平均繊維径10μmの芯鞘型繊維(芯:ポリエステル、鞘:変性ポリエステル)10質量%を用いて抄造したこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.2kg、耐短絡強度が1.0kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.4s/100mL、平均孔径が4.0μmであった。
[実施例6]
プレスにより厚さ45μmとしたこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.0kg、耐短絡強度が1.4kgf、空隙率が90%、ガーレー透気度が0.4s/100mL、平均孔径が3.5μmであった。
[実施例7]
平均繊維径2μmで繊維長3mmのポリエステル繊維20質量%を用いて抄造したこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.5kg、耐短絡強度が1.3kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.4s/100mL、平均孔径が2.8μmであった。
[実施例8]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維68質量%、フィブリル化セルロース繊維2質量%(0.21g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmで繊維長3mmのポリエステル繊維30質量%を水中に分散し坪量10.5g/m2の不織布シートを抄造した。この不織布シートにラテックスバインダ(日本A&L製AL−1002)を塗布後質量に対して23質量%となる量(3.1g/m/30μmに相当)を塗布したのち、厚さ30μmにプレスしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.2kg、耐短絡強度が9kgf、空隙率が77%、ガーレー透気度が1.8s/100mL、平均孔径が2.0μmであった。
[実施例9]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維68質量%、フィブリル化セルロース繊維2質量%(0.24g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmで繊維長3mmのポリエステル繊維30質量%を水中に分散し坪量12g/mの不織布シートを抄造した。この不織布シートにラテックスバインダ(日本A&L製AL−1002)を塗布後質量に対して20質量%となる量(3.0g/m/30μmに相当)を塗布したのち、厚さ30μmにプレスしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.2kg、耐短絡強度が10kgf、空隙率が74%、ガーレー透気度が2.5s/100mL、平均孔径が1.6μmであった。
[実施例10]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維68質量%、フィブリル化セルロース繊維2質量%(0.21g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmで繊維長3mmのポリエステル繊維30質量%を水中に分散し坪量10.5g/mの不織布シートを抄造した。この不織布シートにラテックスバインダ(日本A&L製AL−3001A)を塗布後質量に対して23質量%となる量(3.1g/m/30μmに相当)を塗布したのち、厚さ30μmにプレスしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.2kg、耐短絡強度が7kgf、空隙率が77%、ガーレー透気度が1.1s/100mL、平均孔径が2.1μmであった。
[比較例1]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維95質量%、フィブリル化セルロース繊維5質量%(0.3g/m/30μmに相当)を用いて抄造したこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が0.5kg、耐短絡強度が1.4kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.7s/100mL、平均孔径が2.5μmであった。
[比較例2]
バインダを塗布しないこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.0kg、耐短絡強度が0.4kgf、空隙率が90%、ガーレー透気度が0.2s/100mL、平均孔径が2.9μmであった。
[比較例3]
バインダ塗布量を塗布後質量に対して40質量%(4.0g/m/30μmに相当)としたこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.0kg、耐短絡強度が3.0kgf、空隙率が81%、ガーレー透気度が3.6s/100mL、平均孔径が2.9μmであった。
[比較例4]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維からなるガラス繊維55質量%、フィブリル化セルロース繊維5質量%(0.3g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmのポリエステル繊維20質量%、平均繊維径10μmの芯鞘型繊維(芯:ポリエステル、鞘:変性ポリエステル)20質量%を用いて抄造したこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.5kg、耐短絡強度が0.7kgf、空隙率が85%、ガーレー透気度が0.2s/100mL、平均孔径が7μmであった。
[比較例5]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維からなるガラス繊維55質量%、フィブリル化セルロース繊維5質量%(0.2g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmのポリエステル繊維20質量%、平均繊維径10μmの芯鞘型繊維(芯:ポリエステル、鞘:変性ポリエステル)20質量%を用いて抄造したこと以外は実施例6と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が1.8kg、耐短絡強度が0.9kgf、空隙率が90%、ガーレー透気度が0.2s/100mL、平均孔径が8μmであった。
[比較例6]
バインダ塗布量を塗布後質量に対して30質量%(4.5g/m/30μmに相当)としたこと以外は実施例8と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.2kg、耐短絡強度が10kgf、空隙率が73%、ガーレー透気度が3.2s/100mL、平均孔径が1.6μmであった。
[比較例7]
平均繊維径0.6μmのCガラス短繊維と平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維を3:1質量比で混合したガラス繊維60質量%、フィブリル化セルロース繊維20質量%(1.2g/m/30μmに相当)、平均繊維径2μmのポリエステル繊維10質量%、平均繊維径10μmの芯鞘型繊維(芯:ポリエステル、鞘:変性ポリエステル)10質量%を用いて抄造したこと以外は実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.0kg、耐短絡強度が1.8kgf、空隙率が89%、ガーレー透気度が3.6s/100mL、平均孔径が1.6μmであった。
[比較例8]
平均繊維径0.3μmのCガラス短繊維からなるガラス繊維80質量%、平均繊維径2μmのポリエステル繊維10質量%、平均繊維径10μmの芯鞘型繊維(芯:ポリエステル、鞘:変性ポリエステル)10質量%を水中に分散し坪量12g/mの不織布シートを抄造した。この不織布シートにラテックスバインダ(日本A&L製AL−3001A)を塗布後質量に対して12質量%となる量(1.6g/m/30μmに相当)を塗布したのち、厚さ30μmにプレスしてセパレータを作製した。
作製したセパレータのセパレータ特性は、巻回破損強度が2.2kg、耐短絡強度が11kgf、空隙率が77%、ガーレー透気度が2.8s/100mL、平均孔径が0.9μmであった。
これら実施例1〜10および比較例1〜8のセパレータを用いて、前述した18650円筒型セルのリチウムイオン二次電池を作製し、下記の項目について特性評価を行った。結果を表1に示す。
[巻回可否]
円筒型セル作製時において、セパレータに破断や亀裂が10セル中2セル以上の頻度で生じたものを×、10セル中1セルで生じたものを△、全く生じなかったものを○とし、巻回可否を評価した。
[短絡有無]
充放電試験において全数正常に動作したものを○、短絡により電圧が上昇しなかったセルが10セル中2セル以上あったものを×、10セル中1セルのものを△として短絡有無を評価し、短絡有無1とした。
また、前述した円筒型セルにおいて、負極活物質として天然球状黒鉛(平均粒径20μm)を用いたこと以外は同様に作製したセルを用いて、同様に短絡有無を評価し、短絡有無2とした。
[電池特性(放電レート特性)]
充放電試験装置を用いて、1.0Vから2.5Vの間で、0.2C CCCV充電、0.2C CC放電、0.2C CCCV充電、2C CC放電の順に行い、0.2C放電容量に対する2C放電容量の容量維持率を求め、電池特性、すなわち放電レート特性を評価した。評価においては、60%以上を○、50%以上60%未満を△、50%未満を×とした。
また、セパレータ特性の評価項目として、セパレータの引張強度および伸びも測定した。伸びとは、JIS P8113に基づき測定した最大引張荷重およびその時の伸びである。なお、ここでいう引張強度および伸びはMD方向を測定したものである。また、試験片の幅は25mm、試験長さは50mm、伸張速度は10mm/minで測定を行った。
Figure 0005982080
通常セパレータの強度は引張強度と伸びによって評価されることが多いが、実施例3、実施例5の結果から分かるように、高い引張強度と大きな伸びを有するセパレータにおいても低い巻回破損強度を有する場合もあり、引張強度と伸びでは正確に巻回電池の作成時における破損の発生を評価できていないことが分かった。
比較例1および比較例2において巻回可否の評価が×であることから、巻回破損強度を1.2kg以上とすることで、巻回電池作製時の破損の可能性を小さくすることができ、1.5kg以上とすることで破損を防ぐことができることが分かった。
また、比較例2において短絡有無1が×であることから、耐短絡強度を1.2kgf以上とすることにより短絡を防ぐことができることが分かった。ただし、実施例8〜10に示すように、粒径が大きい電極活物質を使用した場合は、耐短絡強度をより大きくする必要があることが分かった。
また、比較例3〜8において電池特性が×であることから、ガーレー透気度を3s/100mL以下とし、平均孔径を1〜5μmとすることによって電池特性(放電レート特性)をよくすることができることが分かった。すなわち、透気度だけではなく、セパレータの平均孔径を適当な大きさにすることによって放電レート特性をより向上させることが可能であることが分かった。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池は、セパレータに破断や亀裂が生じることがなく高い放電レート特性を有する非水電解液二次電池を提供することを可能とするものであり、産業上有用である。
1 セパレータサンプル
2 セロハンテープ
3 SUS304丸棒
4 樹脂板
5 分銅
6 SUS304板
7 アルミ箔
8 電極タブ

Claims (8)

  1. ガラス繊維を主体としたセパレータであって、前記セパレータの厚さは45μm以下であり、巻回破損強度は1.2kg以上であり、耐短絡強度は0.7kgf以上であり、空隙率は60%以上であり、ガーレー透気度は3s/100mL以下であり、平均孔径は1μm以上5μm以下であることを特徴とする非水電解液二次電池用セパレータ。
  2. 前記巻回破損強度は1.5kg以上であり、前記耐短絡強度は5kgf以上であり、前記ガーレー透気度は1s/100mL以下であり、前記平均孔径は2.5μm以上4μm以下であることを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  3. 前記ガラス繊維の含有量は繊維全量の60質量%以上90質量%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解二次電池用セパレータ。
  4. 前記ガラス繊維は平均繊維径が0.4μm以上0.8μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  5. 前記ガラス繊維は平均繊維径0.2μm以上0.4μm以下のガラス繊維と平均繊維径0.5μm以上0.8μm以下のガラス繊維を混合して含有させたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  6. 前記セパレータ中に繊維全量の10質量%以上35質量%以下の有機繊維を含み、さらに、0.3g/m/30μm以上3.5g/m/30μm以下のバインダを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  7. 前記有機繊維のうち、フィブリル化した有機繊維を0.05g/m/30μm以上1g/m/30μm以下含むことを特徴とする請求項6に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の非水電解液二次電池用セパレータを用いたことを特徴とする非水電解液二次電池。
JP2016536791A 2015-03-30 2016-03-24 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池 Active JP5982080B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068664 2015-03-30
JP2015068664 2015-03-30
PCT/JP2016/059348 WO2016158654A1 (ja) 2015-03-30 2016-03-24 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5982080B1 true JP5982080B1 (ja) 2016-08-31
JPWO2016158654A1 JPWO2016158654A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=56820105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016536791A Active JP5982080B1 (ja) 2015-03-30 2016-03-24 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5982080B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113725557A (zh) * 2021-09-02 2021-11-30 深圳市星源材质科技股份有限公司 锂离子电池隔膜支撑层以及锂离子电池隔膜

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11260338A (ja) * 1998-03-09 1999-09-24 Nippon Muki Co Ltd 非水電解液電池並びに非水電解液電池用セパレータ
JP2010287380A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd イオン液体を用いたリチウム二次電池
JP2011233473A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nippon Sheet Glass Co Ltd 非水系二次電池用セパレータ及びこれを用いた電池
WO2013168755A1 (ja) * 2012-05-09 2013-11-14 日立化成株式会社 電気化学素子用セパレータ及びその製造方法
JP2014103038A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Nec Corp 電池用セパレータ、その製造方法、およびリチウムイオン二次電池
WO2014208596A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 日立化成株式会社 電気化学素子用セパレータ及びリチウムイオン二次電池

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11260338A (ja) * 1998-03-09 1999-09-24 Nippon Muki Co Ltd 非水電解液電池並びに非水電解液電池用セパレータ
JP2010287380A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd イオン液体を用いたリチウム二次電池
JP2011233473A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nippon Sheet Glass Co Ltd 非水系二次電池用セパレータ及びこれを用いた電池
WO2013168755A1 (ja) * 2012-05-09 2013-11-14 日立化成株式会社 電気化学素子用セパレータ及びその製造方法
JP2014103038A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Nec Corp 電池用セパレータ、その製造方法、およびリチウムイオン二次電池
WO2014208596A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 日立化成株式会社 電気化学素子用セパレータ及びリチウムイオン二次電池

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113725557A (zh) * 2021-09-02 2021-11-30 深圳市星源材质科技股份有限公司 锂离子电池隔膜支撑层以及锂离子电池隔膜
CN113725557B (zh) * 2021-09-02 2024-04-09 深圳市星源材质科技股份有限公司 锂离子电池隔膜支撑层以及锂离子电池隔膜

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016158654A1 (ja) 2017-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017150143A1 (ja) 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池
EP3919269B1 (en) Separator for non-aqueous secondary battery, and non-aqueous secondary battery
EP2822086B1 (en) Liquid holding body for lithium secondary batteries, and lithium secondary battery
JP2017001402A (ja) 積層多孔質フィルム及びその製造方法、積層電極シート並びに非水電解液二次電池
WO2006123811A1 (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ及びリチウムイオン二次電池
KR20150091471A (ko) 비수계 이차전지용 세퍼레이터 및 비수계 이차전지
JP5400417B2 (ja) 複合多孔質フィルムおよびその製造方法、並びに電池用セパレータおよびそれを用いた非水系電解液二次電池
JP2008179903A (ja) 多孔質膜、電気化学素子用セパレータ、多孔質膜の製造方法、非水電解質電池および非水電解質電池の製造方法
US11133560B2 (en) Insulating tape and li-ion battery adopting the same
US10230086B2 (en) Separator
JP2014013693A (ja) リチウムイオン二次電池およびその製造方法
JPWO2013187458A1 (ja) リチウムイオン電池用セパレータ
WO2016158654A1 (ja) 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池
JP5982080B1 (ja) 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池
JP6186548B1 (ja) 非水電解液二次電池用セパレータおよび非水電解液二次電池
WO2020208909A1 (ja) 液式鉛蓄電池用セパレータおよび液式鉛蓄電池
EP4190550A1 (en) Separator for non-aqueous secondary battery, and non-aqueous secondary battery
US11152666B2 (en) Glass-based battery separator
JPH10321220A (ja) 二次電池用巻回電極体の製造方法
JP7262686B1 (ja) 鉛蓄電池用ペースティングペーパー
JP2019212490A (ja) リチウムイオン電池セパレータ用基材及びリチウムイオン電池セパレータ
JP5840990B2 (ja) 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子
TW201939796A (zh) 電極及二次電池
JP2011228034A (ja) リチウムイオン二次電池
JP2022102452A (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ及びリチウムイオン二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160603

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160603

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5982080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350