JPH11260063A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH11260063A
JPH11260063A JP10057714A JP5771498A JPH11260063A JP H11260063 A JPH11260063 A JP H11260063A JP 10057714 A JP10057714 A JP 10057714A JP 5771498 A JP5771498 A JP 5771498A JP H11260063 A JPH11260063 A JP H11260063A
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JP
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memory cell
mosfet
word line
potential
bit lines
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JP10057714A
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Hiroyuki Mizuno
弘之 水野
Nozomi Matsuzaki
望 松崎
Koichiro Ishibashi
孝一郎 石橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低電圧で高速動作可能なメモリ回路を実現す
る。 【解決手段】ワード線WLが0V電位になっている選択
されていない状態で、メモリセルからビット線対BL,
BLBに均一なリーク電流が流れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に係
わり、特に高速かつ低電圧かつ低消費電力動作に適した
半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタティックRAMを低電圧で動
作させる技術に関しては、1990シンポジウム オン
ブイ・エル・エス・アイ サーキッツ ダイジェスト
オブ テクニカル ペーパーズ(1990年)第53
頁から第54頁(1990Symposium on VLSI Circuit, Dig
ests of Technical Papers(1990) pp.53−54に述べられ
ている。
【0003】図2は前記文献に記載されているメモリセ
ルの構造である。MP3,MP4が負荷MOSFET、MN
7,MN8が駆動MOSFET、MN9,MN10が転送MOSF
ETである。また、WLはワード線で、転送MOSFET MN9,M
N10 のゲート電極に接続されている。BL,BLBはビ
ット線で、転送MOSFET MN9,MN10 の電極に接続されてい
る。
【0004】負荷MOSFET MP3、駆動MOSFET MN7から構成
された第1のインバータと負荷MOSFET MP4、駆動MOSFET
MN8から構成された第2のインバータにより正帰還ルー
プが形成されており、記憶素子を形成している。ワード
線WLを正電源VDDに駆動することによって、ビット
線BL,BLBから上記記憶素子のデータを読み書きす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】低電圧で高速に動作さ
せるためには、低しきい値電圧のMOSFETでメモリセルを
構成しなければならないが、低しきい値のMOSFETはオフ
時にリーク電流(サブスレッショルドリーク電流)が大
きく流れるという欠点がある。したがって、ワード線W
Lが0V電位になっている選択されていないメモリセル
で以下のような状態が生じる。
【0006】記憶ノードN1が0V電位、記憶ノードN
2が電源電圧VDD電位を記憶している状態では、電源
電圧VDD電位にプリチャージされているビット線BL
と記憶ノードN1間でリーク電流が流れる。一方、記憶
ノードN2は電源電圧VDD電位になっているため、電
源電圧VDD電位にプリチャージされているビット線B
LB間ではリーク電流が流れない。この差はビット線対
BL,BLBに対してノーマルモードノイズの原因にな
る。
【0007】低しきい値化によるMOSFETのオフ時のリー
ク電流が十分小さい場合には、上記リーク電流のビット
線による違いは問題にはならない。しかし、MOSFETのリ
ーク電流が1μAあれば100個のメモリセルが同一の
ビット線に接続されている場合には最悪100μAのリ
ーク電流が流れることになり、メモリセル電流が約10
0μAとすると無視できない量となる。
【0008】本発明の目的は低電圧で高速動作が可能な
半導体装置、特に半導体メモリ装置を実現することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においてはワード
線WLが0V電位になっている選択されていない状態
で、メモリセルからビット線対BL,BLBに均一なリ
ーク電流が流れるようにすることにより、上記目的を達
成する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のメモリセルの最も
簡単な実施例である。MP1,MP2が負荷MOSFET、M
N1,MN2が駆動MOSFET、MN3,MN4が転送MOSF
ETである。また、WLはワード線で、転送MOSFET MN1,M
N2のゲート電極に接続されている。BL,BLBはビッ
ト線で、転送MOSFET MN3,MN4の電極に接続されている。
【0011】また、MN5,MN6は第2の転送MOSFET
で、ビット線BL,BLBと記憶ノードN1,N2を接
続している。第2の転送MOSFETのゲート電極は0V電位
に接地しており、デバイス特性(ゲート幅等も含める)
は転送MOSFET MN3,MN4と同じものを使用する。
【0012】負荷MOSFET MP1、駆動MOSFET MN1から構成
された第1のインバータと負荷MOSFET MP2、駆動MOSFET
MN2から構成された第2のインバータにより正帰還ルー
プが形成されており、記憶素子を形成している。ワード
線WLを正電源VDDに駆動することによって、ビット
線BL,BLBと記憶ノードN1,N2を接続状態にし
て上記記憶素子のデータを読み書きする。
【0013】まず、第2の転送MOSFET MN5,MN6がない従
来構成のメモリセル(図2)の場合を説明する。仮定と
して、ビット線BL,BLBが電源電圧VDDにプリチ
ャージされ、ワード線WLが0Vの状態を考える。記憶
情報としては、記憶ノードN1が0V、記憶ノードN2
が電源電圧VDD電位を記憶している状態を仮定する。
【0014】たとえば、0.5V 以下のような低電圧で
高速に動作させるためには、低しきい値電圧のMOSFETで
メモリセルを構成しなければならないが、低しきい値の
MOSFETはオフ時にリーク電流(サブスレッショルドリー
ク電流)が大きく流れる。したがって、ビット線BLと
記憶ノードN1間でリーク電流I1が流れ、ビット線B
LBと記憶ノードN4間ではリーク電流I2が流れる。
記憶ノードN1とN2の電位が異なるため、I1≠I2
となり、この差はビット線対BL,BLBに対してノー
マルモードノイズの原因になる。このようにビット線が
不均一であれば、読み出し速度が低下する。
【0015】それに対して図1の本発明の構成では、新
たにビット線BLBと記憶ノードN2間でリーク電流I
4が流れ、ビット線BLと記憶ノードN1間ではリーク
電流I3が流れる。第2転送MOSFET MN5,MN6のデバイス
特性は転送MOSFET MN3,MN4と同じであるので、I1=I
4,I2=I3となる。ビット線BLからこのメモリセ
ルに流れる電流はI1+I3で、ビット線BLBからこ
のメモリセルに流れる電流はI2+I4(=I1+I
3)なので、ビット線BL,BLBからメモリセルに流
れる電流は同じになり、ノーマルモードノイズが発生し
ない。
【0016】図1中の第2転送MOSFET MN5,MN6は、ワー
ド線が0Vで非選択状態の時、ビット線BLおよびBL
Bからメモリセルに流れるリーク電流が同一量になるよ
うなものであれば、例えばポリシリコン等の抵抗体や電
流源であってもよい。
【0017】また、図1では完全CMOS型メモリセル
を用いているが、薄膜トランジスタ負荷型メモリセルや
高抵抗負荷型メモリセルあるいはSOI MOSFETを用いたメ
モリセルでもよい。図1では駆動MOSFET MN1,MN2のソー
ス電極を接地(GNDに接続)しているが、読み出し時に
それを駆動するようにしてもよい。
【0018】図3はメモリセルをアレイ状に並べたメモ
リ回路図である。図3でメモリセルMC11からMCp
qに図2の従来構成のメモリセルを用いると、図3はメ
モリの従来回路図になる。
【0019】WL1からWLpはワード線、BL1,B
LB1からBLq,BLBqはビット線、MC11から
MCpqはメモリセル、MP10からMP12はP型MO
SFETでイコライザEQを構成している。SAはセンスア
ンプ、SA1はセンスアンプ起動信号、OUT1からO
UTqは出力である。ここでは簡単のため、ライトアン
プ等のメモリセルへの書き込み動作に必要な回路は図示
していないが、特にその構造は問わない。
【0020】ワード線WL1からWLpから一本を選択
してメモリセル一行を選択し、ビット線に選択されたメ
モリセルの情報を読み出し、センスアンプSAを起動す
ることでその信号を増幅し出力する。
【0021】図4は図3の回路で、電源電圧VDDが十
分に高く(例えば2.5V 程度)、MOSFETを高しきい値
(例えば0.5V 程度)で設計している場合のタイミン
グチャートである。簡単化のため、このタイミングチャ
ートでは出力OUT1に関係のある信号についてのみ図
示している。
【0022】イコライズ信号EQ1を‘1’にネゲート
してから、ワード線WL1を‘1’に駆動している。ビ
ット線BL1,BLB1からメモリセルMC11からMC
p1へリーク電流は、トランジスタが高しきい値であるた
め、ほとんど流れない。したがって、イコライザをネゲ
ートしてからワード線WL1を‘1’に駆動するまでに
ビット線電位は‘1’のままである。ワード線を‘1’
に駆動すると、メモリセルMC11によってビット線が
駆動され、ビット線BL1,BLB1のうち一方だけ、
例えばビット線BLB1の電位だけが低下する。ワード
線をアサートしてから時間t1後、ビット線対BL1,
BLB1の電位差が100mV程度開いた状態でセンス
アンプ起動信号SA1を‘1’にしてセンスアンプを駆
動し、ビット線対BL1,BLB1電位差(ΔV)を増
幅する。
【0023】それに対して、図5は図3の回路で、電源
電圧VDDが低く(例えば0.5V程度)、MOSFETを低
しきい値(例えば0.1V 程度)で設計している場合の
タイミングチャートである。
【0024】図1で説明したようにメモリセル中の転送
MOSFETのリーク電流のため、ビット線BL1,BLB1
からメモリセルMC11からMCp1へリーク電流I1
0,I11が流れる。仮定として、ビット線から1個の
メモリセルへのリーク電流をI0とする。また、ビット
線BL1,BLB1に接続されているp個のメモリセル
のうち、メモリセルMC1に‘1’が、メモリセルMC
2からMCpまでのp−1個に‘0’が記憶されている
とする。すると、ビット線BL1からp−1個のメモリ
セルへリーク電流がI10=(p−1)×I0だけ流
れ、ビット線BLB1から1個のメモリセルへリーク電流が
I11=I0だけ流れることになる。これにより、イコ
ライザをネゲートしてからワード線WL1を‘1’に駆
動するまでにビット線BL1,BLB1電位が低下す
る。
【0025】ワード線を‘1’に駆動すると、そのワー
ド線によって選択されたメモリセルMC1によってビッ
ト線が駆動され、ビット線BLB1の電位が低下する
が、先ほどのリーク電流によるビット線BL1電位降下
があるために、ビット線対BL1,BLB1にメモリセル
の情報が反映されるまでには多くの時間t2を要する。
【0026】図5の例は例えばI10=100μAで、
メモリセル電流が200μAの場合である。ビット線対
BL1,BLB1にメモリセルの情報が反映されてか
ら、ビット線対BL1,BLB1の電位差が100mV
程度開くまでにさらに時間t3だけ要し、その後にセン
スアンプ起動信号SA1をアサートすることになる。し
たがって、ワード線をアサートしてからセンスアンプを
起動するまでには時間t2+t3だけ要し、図4の場合
(時間t1)と比較して多くの時間を要することが分か
る。
【0027】仮にメモリセル電流が100μAの場合に
は、メモリセル電流とリーク電流が同じになり、ビット
線の駆動の区別が出来なくなって読み出しができない。
さらにメモリセル電流が小さくなったり、リーク電流が
大きくなっても同様である。
【0028】図5では、同一のビット線に接続されてい
るメモリセルの記憶されている情報は、一個のメモリセ
ルMC11以外は全て同じであると仮定したが、一般的
にこの仮定は成り立たず、メモリセルMC11からMC
p1に記憶されている情報によってリーク電流I10,
I11が異なることになる。その場合は、ワード線をア
サートしてからビット線対BL1,BLB1の電位差が
100mV程度開くまでの時間(t2+t3)が、メモ
リセルMC11からMCp1に記憶されている情報によ
って異なることになり、センスアンプの起動タイミング
設計が難しくなる。これは読み出し時間の増加につなが
る。このようにビット線対に不均一にリーク電流がある
場合、読み出しに多くの時間がかかることがわかる。
【0029】次に、図3でメモリセルMC11からMC
pqに図1の本発明のメモリセルを用いた場合を考え
る。電源電圧VDDが低く(例えば0.5V 程度)、MO
SFETが低しきい値(例えば0.1V 程度)の場合でも、
図1のメモリセルは前述のようにビット線対でメモリセ
ル間で流れる電流に違いがない。したがって、タイミン
グチャートは図6のようになる。
【0030】ビット線BL1,BLB1で同一のリーク
電流I10,I11が流れるので、イコライザEQ1を
ネゲートすると、ビット線電位が同時に低下する。その
後、ワード線をアサートするとビット線対BL1,BL
B1にメモリセルの情報が反映される。ビット線対BL
1,BLB1の電位差が100mV程度開くまでの時間
をt4とすると、t4はt4>t1ではあるが、図4の
t1とほぼ同じ時間になる。メモリセルを低しきい値化
しても高速に読み出しができる。
【0031】以上の実施例ではイコライザEQによって
ビット線を電源電圧VDD電位までプリチャージしてい
るが、プリチャージレベルは電源電圧の半分(VDD/
2)でもよく、特に電源電圧電位(VDD)に限らなく
てもよい。またさらに、図3ではイコライザのみで、ビ
ット線負荷は接続していないが、P型MOSFET負荷等を接
続してもよい。
【0032】また、図3から図6ではセンスアンプとし
てラッチ型のセンスアンプの使用を想定したが、特にセ
ンスアンプの種類は問わない。したがって、カレントミ
ラー型センスアンプのようにセンスアンプによっては起
動信号SA1が必要のないものでもよい。その場合、ビ
ット線対BL1,BLB1の電位差を常にセンスアンプ
が増幅することになり、図5の従来構成のメモリではビ
ット線対電位が交差しているので、読み出し速度が遅く
なると同時に、出力にハザードを生じて消費電力が増加
してしまう。それに対し、図6の本発明のメモリセルを
使用した場合のメモリでは、ビット線対電位は交差しな
いので、速く読み出せ、出力にハザードも生じない。ま
た、ビット線に負荷MOSFETを接続していないが、ビット
線のリーク電流が大きいときには負荷MOSFETを接続すれ
ばよい。リーク電流によるビット線の電位降下を抑える
ことができる。
【0033】図7は本発明の別のメモリセルの実施例で
ある。MP20,MP21が負荷MOSFET、MN20,M
N21が駆動MOSFET、MN22が転送MOSFETである。ま
た、WLはワード線で、転送MOSFET MN22 のゲート電極
に接続されている。BLはビット線で、転送MOSFET MN2
1 の電極に接続されている。また、MN22は第2の転
送MOSFETで、ビット線BLと記憶ノードN3を接続して
いる。第2の転送MOSFETのゲート電極は0V電位に接地
しており、デバイス特性(ゲート幅等も含める)は転送
MOSFET MN21 と同じものを使用する。
【0034】図1のものと比較すると、ビット線を一本
にしたシングルエンド構造にしたところが異なる。図1
のメモリセルに比較して、トランジスタ数が少なくて済
むために面積が削減できる。一般にビット線をシングル
エンド構造にするとメモリセルへ‘H’データを書き込
むのに時間がかかるという欠点が生じる。これは例えば
ビット線BLを電源電圧以上にドライブしてもよいし、
ワード線を電源電圧以上にドライブしてもよい。
【0035】図8は図7のメモリセルを用いたメモリ回
路の実施例で、メモリセルをMD11〜MDpqで示
し、メモリセルアレイをMDと示している。図3の実施
例と異なるところは、BL,BLBと2本設けたビット
線にメモリセルを交互に接続したことである。
【0036】図9は図8のタイミングチャートを示して
いる。イコライズ信号EQ1をネゲートすると、転送MO
SFETのリーク電流によって、ビット線BL1,BLB1
の電位が図のBLB1のように低下する。ワード線WL
1をアサートすると、アサートされたワード線に接続さ
れたメモリセルが‘1’を記憶していると、図のBL1
(1)のようにビット線BL1の電位降下の速度がビッ
ト線BLB1よりも遅くなる。また、メモリセルが
‘0’を記憶していると、図のBL1(0)のようにビ
ット線BL1の電位降下の速度がビット線BLB1より
も速くなる。このためいずれにしても、ビット線BL
1,BLB1に電位差が生じる。これをセンスアンプに
よって増幅することでメモリセルの情報を読み出してい
る。
【0037】その他、ビット線にダミーのメモリセルを
接続してその読み出し電位をビット線の比較電位に使用
することもできる。シングルエンドのメモリセルの読み
書き方法については、ダイナミックメモリで用いている
種々の方法が使用できる。
【0038】図10は図7のシングルエンドの本発明の
メモリセルの書き込みの問題を解決する別の実施例であ
る。図10では図7と比較して、第2の転送MOSFETのゲ
ート端子を第2のワード線WLBに接続している。この
ような構成にして、‘1’をメモリセルに書き込むとき
にはワード線WLBを用いてビット線BLに‘0’にド
ライブしてもよい。高速な書き込みが実現できる。
【0039】図11は図7のメモリセルの駆動MOSFETの
ソース端子をワード線WLと平行なソース線として制御
できるようにしたものである。図12は図11で駆動MO
SFETの一つをソース線に接続して制御できるようにした
ものである。
【0040】図13に図11あるいは図12のメモリセ
ルのタイミングチャートを示す。書き込み時にワード線
WLをアサートすると同時にソース線SLをGND電位
から正電位にドライブする。ここでは電源電位VDDに
ドライブしている。メモリセル内の駆動MOSFETのドライ
ブ能力が低下し、ノードN3,N4に書き込みたい情報
を反映した電位をあたえることができる。その後、ソー
ス線をネゲートするとその電位は増幅され、図13のよ
うにメモリセルへの書き込みが完了する。図13ではソ
ース線を書き込み時に正電位方向にドライブしている
が、ハイインピーダンス状態にしてもよい。同様に駆動
MOSFETのドライブ能力が低下し、書き込みが高速に行え
る。
【0041】以上の実施例では、サブスレッショルドリ
ーク電流によるビット線対のノーマルモードノイズにつ
いての解決策を示してきた。しかし、酸化膜が薄くなっ
たときのトンネル電流等による酸化膜リーク電流による
ビット線対のノーマルモードノイズについても同様に解
決できることは言うまでない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、前記各実施例で明らか
にしたように、低電圧で高速動作可能なメモリ回路を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリセルの回路図。
【図2】従来のメモリセルを表す回路図。
【図3】本発明の一実施例のメモリセルを用いたメモリ
装置の回路図。
【図4】従来のメモリセルの動作タイミングチャート。
【図5】従来のメモリセルの問題点を示す動作タイミン
グチャート。
【図6】本発明のメモリセルを用いたメモリの動作タイ
ミングチャート。
【図7】本発明の他の実施例のメモリセルの回路図。
【図8】図7のメモリセルを用いたメモリ装置の回路
図。
【図9】本発明のメモリセルを用いたメモリのタイミン
グチャート。
【図10】図7のメモリセルの書き込み特性を向上させ
たメモリセルの実施例の回路図。
【図11】図7のメモリセルの書き込み特性を向上させ
たメモリセルの実施例の回路図。
【図12】図7のメモリセルの書き込み特性を向上させ
たメモリセルの実施例の回路図。
【図13】本発明のメモリセルを用いたメモリの動作タ
イミングチャート。
【符号の説明】
MP1,MP2,MP20,MP21…負荷MOSFET、M
N1,MN2,MN20,MN21…駆動MOSFET、MN
3,MN4,MN22…転送MOSFET、MN5,MN6,
MN23…第2転送MOSFET、BL,BLB…ビット線、
SL…ソース線、WL,WLB…ワード線、MP10,
MP11,MP12…PMOSFET、MC11,MC1q,
MC21,MC2q,MCp1,MCpq,MD11,
MD1q,MD21,MD2q,MDp1,MDpq…
メモリセル、MC,MD…メモリセルアレイ、SA…セ
ンスアンプ、EQ…イコライザ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの駆動MOSFETおよび二つの転送MOSFET
    と、二つの負荷素子と二つのリーク素子により構成され
    たスタティック型のメモリセルがアレー状に形成され、
    上記二つの負荷素子のソース電極が共に第1動作電位点
    に接続され、上記二つの駆動MOSFETのソース電極が共に
    第2動作電位点に接続され、同一列の上記メモリセルの
    上記二つの転送MOSFETのソース電極あるいはドレイン電
    極に共通接続された少なくとも一対のビット線と、同一
    行の上記メモリセルの上記二つの転送MOSFETのゲート電
    極に共通接続された少なくとも一つのワード線から構成
    されている半導体集積回路において、メモリセル内の上
    記二つのリーク素子は一対の上記ビット線にそれぞれ接
    続され、上記メモリセルの非動作時に一対のビット線に
    流れる電流が同じになることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1の上記リーク素子が上記駆動MOSF
    ETと同一構造のMOSFETで構成され、そのMOSFETのゲート
    端子の電位が上記メモリセルの非動作時のワード線の電
    位に固定されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】二つの駆動MOSFETおよび一つの転送MOSFET
    と、二つの負荷素子と一つのリーク素子により構成され
    たスタティック型のメモリセルがアレー状に形成され、
    上記二つの負荷素子のソース電極が共に第1動作電位点
    に接続され、一対のビット線に、同一列の上記メモリセ
    ルの上記転送MOSFETのソース電極あるいはドレイン電極
    が交互に接続され、同一行の上記メモリセルの上記転送
    MOSFETのゲート電極に共通接続されたワード線と、同一
    行の上記メモリセルの上記二つの駆動MOSFETのソース電
    極に共通接続された少なくとも一つのソース線から構成
    されている半導体集積回路において、メモリセル内の上
    記リーク素子は上記ビット線に接続され、上記メモリセ
    ルの非動作時に一対のビット線に流れる電流が同じにな
    ることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項3の上記リーク素子が上記駆動MOSF
    ETと同一構造のMOSFETで構成され、そのMOSFETのゲート
    端子の電位が上記メモリセルの非動作時のワード線の電
    位に固定されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項3の上記リーク素子が上記駆動MOSF
    ETと同一構造のMOSFETで構成され、さらに、同一行の上
    記メモリセルの上記リーク素子のゲート電極に共通接続
    された第2のワード線があり、読み出し時には上記ワー
    ド線あるいは上記第2のワード線のどちらか一方を第1
    動作電位点かあるいはそれ以上の電位にし、書き込み時
    には書き込み値によって、上記ワード線あるいは上記第
    2のワード線のどちらか一方を第1動作電位点あるいは
    それ以上の電位にし、非動作時には上記ワード線と上記
    第2のワード線の両方に同一の電位を与えることを特徴
    とする半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項3から請求項5のいずれかに記載の
    上記ソース線が、第2動作電位点に接続されていること
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項3から請求項5のいずれかに記載の
    上記ソース線を、読み出し時あるいは非動作時には第2
    動作電位点に接続し、書き込み時には第2動作点よりも
    高い電位に接続することを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項3から請求項5のいずれかに記載の
    上記ソース線を、書き込み時に、読み出し時あるいは非
    動作時よりも高いインピーダンスにすることを特徴とす
    る半導体装置。
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Cited By (4)

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