JPH1125837A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH1125837A
JPH1125837A JP17204897A JP17204897A JPH1125837A JP H1125837 A JPH1125837 A JP H1125837A JP 17204897 A JP17204897 A JP 17204897A JP 17204897 A JP17204897 A JP 17204897A JP H1125837 A JPH1125837 A JP H1125837A
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Toshihiro Oido
敏宏 大井戸
Hideki Kondo
日出樹 近藤
Tomoyuki Sawada
知行 澤田
Yasushi Futabatake
康 二畠
Hatsuo Mizuno
初男 水野
Yoshiya Nakamichi
義也 中道
Takanobu Tanaka
孝信 田中
Yasushi Matsui
靖 松井
Isao Tanaka
功 田中
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡素化できるとともに、瞬時遮断速度を
速くできる回路遮断器を提供する。 【解決手段】器体1と、ハンドル6と、リンク33を介
したラッチ部材34と、器体1に回動自在に枢着されて
ラッチ部材34の一端側を係止する引外し部材35と、
ラッチ部材34の他端側により開閉駆動されラッチ部材
34が引き外されることにより開極動作する接点部86
と、過電流が流れたときに引外し部材35を駆動するバ
イメタル54と、バイメタル54を流れる電流の磁束を
通すコ字形の磁性板55と、短絡電流が流れることによ
り磁性板55に吸引されて引外し部材35を引外し動作
させる可動磁性板61とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回路遮断器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例(たとえば特公昭61-45338号) を
図20に示す。すなわち、この2極の回路遮断器は、器
体158の定位置に配設された固定板159にハンドル
150を回動自在に枢着し、このハンドル150にリン
ク151を介してラッチ部材152の略中央部を連結
し、このラッチ部材152の一端側を引外し部材160
で係止するとともにラッチ部材160の他端側で駆動部
材154を介して可動接触子155の可動接点157を
固定接点156に対して開閉操作するものである。そし
て、各極に配設されたバイメタル153により過電流を
検出し、このバイメタル153の変位により引外し部材
160を引外し動作させ、引外し部材160とラッチ部
材152との係止状態を解除することにより、開極ばね
161の作用で可動接触子155を強制開極する。
【0003】したがって、構成が簡素であり小型化が可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過電流
を検出するバイメタル153しか内蔵されていないた
め、短絡電流が流れたときの短絡遮断速度が遅く、分岐
用の開閉器として用いた場合、主幹開閉器が先に動作し
てしまい、全体の回路自体が遮断してしまうおそれがあ
った。
【0005】したがって、この発明の目的は、構成が簡
素化できるとともに、瞬時遮断速度を速くできる回路遮
断器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回路遮断
器は、器体と、この器体に設けられたハンドルと、この
ハンドルにリンクを介して略中央部が連結されたラッチ
部材と、前記器体に回動自在に枢着されて前記ラッチ部
材の一端側を係止する引外し部材と、前記ハンドルを操
作することにより前記引外し部材に係止した前記ラッチ
部材の他端側により開閉駆動されるとともに前記ラッチ
部材が前記引外し部材に引き外されることにより開極動
作する接点部と、この接点部に直列に接続されて過電流
が流れたときに前記ラッチ部材から引外し部材を引外す
ように前記引外し部材を駆動するバイメタルと、内側に
バイメタルが配置されて前記バイメタルを流れる電流の
磁束を通すコ字形の磁性板と、前記接点部に短絡電流が
流れることにより前記磁性板の両端に吸引されて前記引
外し部材を引外し動作させる可動磁性板とを備えたもの
である。
【0007】請求項1記載の回路遮断器によれば、ハン
ドル、リンク、ラッチ部材、引外し部材、および接点部
の構成を簡素化でき、また短絡電流検出用の略コ字形の
磁性板および可動磁性板を設けているので、短絡遮断速
度を素早くすることができ、分岐用として用いた場合、
短絡電流による遮断動作を主幹開閉器が遮断動作する以
前に行いやすくできる。とくに多極型回路遮断器である
安全ブレーカの構造へに適用が容易である。
【0008】請求項2記載の回路遮断器は、請求項1に
おいて、前記器体が前記ハンドルを両側から挾む少なく
とも2つのケースを組み立てて構成され、前記2つのケ
ースに軸受孔を設けるとともに前記引外し部材に軸受孔
に軸支されて回動自在に枢着される軸部を設け、この軸
部で前記可動磁性板を回動自在に軸支したものである。
【0009】請求項2記載の回路遮断器によれば、請求
項1の効果のほか、可動磁性板の装着作業が容易にな
る。請求項3記載の回路遮断器は、請求項1または請求
項2において、前記可動磁性板が、前記磁性板に対向す
る可動磁性板本体と、前記引外し部材を押圧する駆動片
とを有し、前記引外し部材は前記駆動片に押圧される可
動磁性板被駆動部と、前記バイメタルに駆動されるバイ
メタル被駆動部と、前記駆動片が前記可動磁性板被駆動
部に係合した状態に前記可動磁性板本体を押圧する弾性
片とを有するものである。
【0010】請求項3記載の回路遮断器によれば、請求
項1または請求項2の効果のほか、弾性片が弾性変形す
ることにより、可動磁性板が略コ字形の磁性板に接触し
たときの引外し部材の位置よりもさらに磁性板側に引外
し部材が回動することができるので、バイメタルが熱動
作の妨げにならず、バイメタルの塑性変形を防止するこ
とができる。これにより、コ字形磁性板および可動磁性
板の間隔を狭くすることができ、短絡遮断特性を向上す
ることができる。
【0011】請求項4記載の回路遮断器は、請求項3に
おいて、前記可動磁性板本体が、前記弾性片の先端側に
当接する当接部を有するものである。請求項4記載の回
路遮断器によれば、請求項3の効果のほか、弾性片の先
端側のみが可動磁性板本体の当接部に当接するので、少
ない力で弾性片を変形させることができ、バイメタルの
変形をさらに防止することができる。
【0012】請求項5記載の回路遮断器は、請求項1、
請求項2、請求項3または請求項4において、前記ハン
ドルをオフ方向に付勢するとともに前記引外し部材をラ
ッチ部材に係止する方向に付勢するばねを有するもので
ある。請求項5記載の回路遮断器によれば、請求項1、
請求項2、請求項3または請求項4の効果のほか、強制
開極時にハンドルをオフ方向に回転させるばねと、ラッ
チ部材を係止する方向に引外し部材を付勢するばねとを
共通部品で行なえるので、部品点数の削減が行なえる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図19により説明する。すなわち、この多極回路遮
断器は、器体1、ハンドル6、駆動部材20、ラッチ部
材34、引外し部材35、接点部85,86、バイメタ
ル54、コ字形の磁性板55、可動磁性板61を有す
る。
【0014】器体1は一対の側ケース2,4およびその
一対の側ケース2,4の間に中間ケース3を有し、中間
ケース3と側ケース2,4との間にそれぞれ接点部8
5,86を収納するとともに、側ケース2,4間に接点
部85,86を開閉する手段81を収納し、側ケース
2,4の相互を直接当接する当接部82,83を側ケー
ス2,4に設けている。この当接部82,83は側ケー
ス2,4の取付面2a側に形成し、当接部82は中間ケ
ース3の幅分を延出して当接部83と当接するように形
成している。また、当接部82,83とこの当接部8
2,83に対向する中間ケース3の端部との間に零相変
流器収容スペース88を形成している。
【0015】器体1の中間ケース3は第1側ケース2の
一面側に重ねられ、第2側ケース4は中間ケース3を介
して第1側ケース2に重ねられる。第1側ケース2はハ
ンドル6の枢支孔5を略中央上部の位置に略筒状に形成
し、第1側ケース2の両端に位置する入出力端子7,8
の一方の近傍に係合受け部9,10を設け、中間ケース
3は枢支孔5の周囲に嵌合する嵌合孔12を設け、係合
受け部9,10に係合する係合部11,13を設けてい
る。係合受け部9は図3に示すように凹段状であり、係
合受け部10が略半円筒凹状であり、係合部11は係合
受け部9の縁部にガイドされる傾斜部を有するテーパ突
起であり、係合部13は係合受け部10に周面の一部が
係合する筒状に形成している。係合状態は図4に示すよ
うに係合部11,13で係合受け部9,10の間の部分
を挟持している。
【0016】第1側ケース2は、当接部82を兼ねた取
付面2a側の両端に取付凹部15を形成し、その上側の
位置に端子部を形成している。第1側ケース2の一面側
から接点部85を構成する第1の固定側電路構成17、
第1の可動側電路構成18および第1の可動側電路構成
18の可動接触子19を支持する駆動部材20が組み込
み込まれ位置決め支持されている。第1の固定側電路構
成17は、図5に示すように、固定接点20を有する固
定接触子21と、固定接触子21の端部に設けた速結端
子構造の端子8からなり、第1側ケース2の位置決め支
持部68に組み込まれている。24はその解除レバーで
ある。第1の可動側電路構成18は固定接点20に接離
する可動接点25を有する板ばねを用いた可動接触子1
9と、この端部に連結された端子ねじ型の端子7からな
り、位置決め支持部69に組み込まれている。入出力端
子7,8は第1の固定側電路構成17および第1の可動
側電路構成18の互いに離れた端部に設けられ、第1側
ケース2、中間ケース3および第2側ケース4から露出
するように配設される。
【0017】中間ケース3は、第1側ケース2の一面側
に重ねられて第1の固定側電路構成17および第1の可
動側電路構成18を隣接する他極に対して絶縁する。中
間ケース3は電路構成やその他の必要部品を第1側ケー
ス2に対して位置決めし押える役目も果たし、またハン
ドル6、駆動部材20および引外し部材35を逃げる穴
部27,28を形成している。前記したように中間ケー
ス3の下端部と当接部82との間に零相変流器収容スペ
ース88を形成するために第1側ケース2の高さよりも
短い高さにしている。この中間ケース3の一面側に、接
点部86を構成する第2の固定側電路構成30および駆
動部材20に組み込む第2の可動接触子31を有する第
2の可動側電路構成32が組み込み支持されている。第
2の固定側電路構成30および第2の可動側電路構成3
1は互いに離れた端部に第1側ケース2、中間ケース3
および第2側ケース4から露出する入出力端子7,8を
有する。第2の固定側電路構成30は、固定接点50を
有する固定接触子51と解除レバー24付きの速結端子
構造の端子8からなり、中間ケース3の位置決め支持部
66に組み込まれている。第2の可動側電路構成32は
可動接点52を有する可動接触子31と、可動接触子3
1に接続された可撓電線53と、可撓電線53に接続さ
れたバイメタル54と、バイメタル54を上端部に連結
し下端部に端子ねじ7bを設けた略Z字形の端子板7a
を有する端子7と、端子7の端子板7aの垂直部に取付
けられてバイメタル54を囲む短絡検出用の鉄板製のコ
字形の磁性板55からなっており、端子7が中間ケース
3の位置決め支持部67に組み込まれ、可動接触子31
は駆動部材20に保持されている。63はバイメタル調
整ねじである。
【0018】このようにして器体1は、固定接点20,
50を設けた固定接触子21,51および固定接点2
0,50に接離自在に対向する可動接点25,52を設
けた可動接触子19,31を収納している。そして、バ
イメタル54は接点部86に直列に接続されて過電流が
流れたときにラッチ部材34から引外し部材35を引外
すように引外し部材35を駆動する。コ字形の磁性板5
5は、その内側にバイメタル54を配置してバイメタル
54を流れる電流の磁束を通している。
【0019】接点部85,86の可動接触子19,31
を開閉する手段81は、器体1から一部突出して器体1
内で回動自在に枢着されたハンドル6と、器体1に回動
自在に枢着されるとともに可動接点25,52が固定接
点20,50に接離する方向に可動接触子19,31を
駆動する駆動部材20と、この駆動部材20を可動接点
25,52が固定接点20,50から開離する方向に付
勢する開極ばね42と、過電流や短絡電流等の異常電流
を検出したときに引外し動作する引外し部材35と、ハ
ンドル6に連動するものであって引外し部材35に係止
した状態で可動接点25,52が固定接点20,50に
接触した状態に駆動部材20を開極ばね42に抗して押
圧し引外し部材35の引外し動作で引外し部材35への
係止が外されることにより駆動部材20を解放するラッ
チ部材34とを有する。
【0020】ハンドル6、駆動部材20および引外し部
材35は中間ケース3を通過して側ケース2,4間に回
動自在に枢着している。駆動部材20は、第1側ケース
2および第2側ケース4間に回動自在に枢着する軸部3
9を有し、軸部39の軸方向の外面に溝状に開口して駆
動部材20に可動接触子19の中間部を第1側ケース2
側から横方向に挿入する凹部37および可動接触子31
の中間部を第2側ケース4側から横方向に挿入する凹部
38を設けている。図8に示すように軸39を第1側ケ
ース2および第2側ケース3に形成した筒状の軸孔40
に軸支している。また凹部38に挿入されて可動接触子
31を押え固定するとともに駆動部材20が回動して可
動接点52が固定接点50に接触した状態で接点圧を付
与する接圧ばね42を設けている。接圧ばね42は圧縮
ばねのコイルばねを用いている。したがって、可動接点
52が固定接点50から離れているときは可動接触子3
1が凹部38の上面に接圧ばね42により押付けられて
いるが、駆動部材20が回動して可動接点52が固定接
点50に接触すると、駆動部材20の回動に伴って駆動
部材20の可動接点側52の端部20aで可動接触子3
1を押圧して、図9に示すように接圧ばね42を圧縮
し、その反作用として可動接点52が固定接点50に接
点圧を付与する。
【0021】可動接触子31は両側に突部100を有
し、突部100に遊嵌する凹条部101を駆動部材20
の凹部38およびこの凹部38に対向する器体1の対向
面に形成している。また可動接触子31に接圧ばね42
の一端を嵌合する突起102を設け、凹部38に突起1
02よりも可動接点52から離れた位置で突起102に
向けて傾斜した凹状であって接圧ばね42の他端を支持
する受座103を設けている。
【0022】可動接触子19は中性極側のため板ばねに
より構成してあり、凹部37に弾性係止する。また駆動
部材20は、可動接触子31を開離する方向に当たる当
たり部105を有し、駆動部材20の凹部38の可動接
点52側の端部の両側より可動接触子31の回動方向に
対する横方向外方に突出する隔離片106を有し、器体
1に隔離片106を遊嵌する円弧状溝107を形成して
いる。
【0023】また前記したように駆動部材20は、中間
ケース3を貫通して一対の側ケース2,4に枢着される
軸39を両端に有し、かつ可動接触子31の中間部を挿
入する凹部38を両端に有するものであって、駆動部材
20の可動接点側表面の略中央に回動方向に延びた突条
110を設け、一対の側ケース2および中間ケース3の
両者の組合せにより突条110が摺動する溝条111を
形成している(図7参照)。
【0024】可動接触子19,31が開極する方向に駆
動部材20を付勢する開極ばね44は、たとえば図5に
示すように、第1側ケース2および駆動部材20間で第
2側ケース4の重ね方向と直角な方向とくに入出力端子
7,8を結ぶ方向に略平行に配設している。すなわち、
開極ばね44は引っ張りばねであるコイルばねであり、
その軸方向が器体1の長手方向に向き、その両端を駆動
部材20および第1側ケース2に設けた突起46,47
に引っ掛けている。
【0025】第1側ケース2にハンドル6、このハンド
ル6にリンク33を介して連結されて駆動部材20を押
圧するラッチ部材34、およびラッチ部材34を係止す
る異常電流検出用の引外し部材35を含む共通部品が、
中間ケース3の穴部27,28を通して組み込み支持さ
れている。ハンドル6は、略中央部に軸58を有し、軸
58を第1側ケース2の軸受け孔5および第2側ケース
4の筒状の軸受け孔59に軸支している。ハンドル6は
その軸58を間にして互いに反対側にハンドル部6aお
よびリンク連結部6bを設けている。
【0026】リンク33はたとえばコ字形で、一端片が
リンク連結部6bに嵌合し、他端片がラッチ部材34の
略中央部に設けた軸孔34aに嵌合し連結している。引
外し部材35は器体1に回動自在に枢着されて通常状態
でラッチ部材34の一端を係止するとともに異常電流が
検出されたときにラッチ部材34の係止を解除して接点
部85,86を強制開極するものである。引外し部材3
5は、非電導性の合成樹脂製であり、軸部35a、バイ
メタル受け部35b、ラッチ係止部35cを有し、駆動
部材20とともに中間ケース3の穴部28を通して第1
側ケース2および第2側ケース4に形成した筒状の一対
の軸受孔60に軸部35aが軸支されている。なおこの
引外し部材35はバイメタル受け部35bを2極分構成
している。
【0027】またバイメタル54を囲む磁性板55の両
端に対向配置した可動磁性板61が設けられ、軸部35
aに回動自在に軸支している。この可動磁性板61は接
点部86に短絡電流が流れることにより磁性板55の両
端に吸引されて引外し部材35を引外し動作させるが、
この可動磁性板61は鉄板製であり、たとえば図16に
示すように磁性板55に対向する可動磁性板本体61a
と、引外し部材35を押圧する駆動片61bとを有し、
その間の位置に軸孔61cを形成して、軸部35aに嵌
合している。引外し部材35は前記したバイメタル被駆
動部35bおよびラッチ係止部35cのほか、さらに駆
動片61bに押圧される可動磁性板被駆動部35dと、
駆動片61bが可動磁性板被駆動部35dに係合した状
態に可動磁性板本体61aを押圧する弾性片35eとを
有している。35fはばね受け部である。可動磁性板被
駆動部35dは突起により形成し、弾性片35eは軸部
35aの近傍から延出した腕により形成して樹脂弾性に
より弾力性を与えている。そして弾性片35eの先端側
に当接する当接部61dが可動磁性板本体61aの先端
より折曲延出されている。またハンドル6をオフ方向に
付勢するとともに引外し部材35をラッチ部材34に係
止する方向に付勢するばね65を図1のように設けてい
る。このばね65はねじりコイルばねであり、その巻き
部がハンドル6の軸58に嵌合支持され、一端がハンド
ル6のばね受け121に係止し、長く延長した他端が引
外し部材35のばね受け部35fに係止している。
【0028】ラッチ部材34はその一端を引外し部材3
5のラッチ係止部35cに係止し、他端で駆動部材20
の突部20bを押圧回動するものであり、接点部86は
ハンドル6を操作することによりラッチ部材34により
開閉駆動されラッチ部材34が引外し部材35に引外さ
れることにより開極動作する。また引外し部材35が引
外し動作したときに開極ばね44の開極力により駆動部
材20に押圧されたラッチ部材34が当たる位置決め部
70を、ハンドル6がオンオフ間の略中央位置になるよ
うに器体1に設けている(図10参照)。
【0029】第2側ケース4は、中間ケース3を介して
第1側ケース2の一面側に重ねられて前記した共通部品
等を隠蔽し、共通部品等を位置決めし押える役目も果た
す。また図1および図12等に示すように、リベットや
ねじ等を用いた連結具73を器体1の4個所の孔90に
通して、中間ケース3を貫通するように第1側ケース2
と第2側ケース4とを連結したり、あるいは中間ケース
3は孔90をねじ孔のある筒状に形成して第1側ケース
2の間をねじを用いた連結具73により連結し、同様に
第2側ケース4と中間ケース3とをねじを用いた連結具
73により連結する。ただしねじ孔はねじによりタッピ
ングされて形成されてもよい。4個所のうち3個所は側
ケース2,4について同一個所にあるが、残り1個所は
位置がずれている。その1つは係合部13の中心孔を利
用している。また第1側ケース2および第2側ケース4
を当接部82,38で直接連結するため2個所に孔91
を形成して連結具73と同様な連結具74で連結してい
る。
【0030】この回路遮断器の動作について説明する。
図1はオフ状態であり、可動接触子19,31は開極ば
ね44により開極している。図9はオン状態であり、ハ
ンドル6を操作すると、リンク33を介してラッチ部材
34を押し、ラッチ部材34の一端が引外し部材35の
ラッチ係止部35cに係止した状態で他端で駆動部材2
0を回動し、開極ばね44を引きながら可動接触子1
9,31を閉極する。ハンドル6は反転死点を超えて凹
部27の縁部に係止する。この結果、入出力端子7,8
間が導通し電流が流れる。図10は過電流が流れた場合
であり、バイメタル54が自己発熱しわん曲して引外し
部材35を押し、引外し部材35が回動してラッチ部材
34の係止が外れ、このため開極ばね44の復帰力で駆
動部材20を回動し可動接触子19,31が開極する。
このとき引外し部材35の回動により可動磁性板本体6
1aが磁性板55に当たり、この位置でラッチ係止部3
5cはラッチ部材34から離れているが、バイメタル5
4はさらに熱動を続ける。このとき弾性片35eが図1
0のようにわん曲してバイメタル54の動きを可能にし
ている。引外し部材35の釈放により、駆動部材20で
ラッチ部材34を押し上げ、ラッチ部材34が第1側ケ
ース2、中間ケース3および第2側ケースのいずれかに
設けた位置決め部70に係止してハンドル6が中立姿勢
となる。バイメタル54が復帰し事故が回復している
と、ハンドル6をオフにすることにより、リンク33で
ラッチ部材34を引上げて引外し部材35に係止する。
図11は電路に短絡電流が流れた場合であり、バイメタ
ル54を囲む磁性板55,61を流れる磁束による吸引
力で可動磁性板61が磁性板55に吸引され、引外し部
材35を回動させてラッチ部材34を引外し、前記した
ように可動接触子19,31が開極する。
【0031】この実施の形態によれば、ハンドル6、リ
ンク33、ラッチ部材34、引外し部材35、および接
点部86の構成を簡素化でき、また短絡電流検出用の略
コ字形の磁性板55および可動磁性板61を設けている
ので、短絡遮断速度を素早くすることができ、分岐用と
して用いた場合、短絡電流による遮断動作を主幹開閉器
が遮断動作する以前に行いやすくできる。とくに多極型
回路遮断器である安全ブレーカの構造へに適用が容易で
ある。
【0032】また器体1がハンドル6を両側から挾む少
なくとも2つの側ケース2,4を組み立てて構成され、
2つの側ケース2,4に軸受孔60を設けるとともに引
外し部材35に軸受孔60に軸支されて回動自在に枢着
される軸部35aを設け、この軸部35aで可動磁性板
61を回動自在に軸支しているため、可動磁性板61の
装着作業が容易になる。
【0033】弾性片35eが弾性変形することにより、
可動磁性板61が略コ字形の磁性板55に接触したとき
の引外し部材35の位置よりもさらに磁性板55側に引
外し部材35が回動することができるので、バイメタル
54が熱動作の妨げにならず、バイメタル54の塑性変
形を防止することができる。これにより、コ字形磁性板
55および可動磁性板61の間隔を狭くすることがで
き、短絡遮断特性を向上することができる。
【0034】可動磁性板本体61dが、弾性片35eの
先端側に当接する当接部61dを有するため、弾性片3
5eの先端側のみが可動磁性板本体61aの当接部61
dに当接するので、少ない力で弾性片35eを変形させ
ることができ、バイメタル54の変形をさらに防止する
ことができる。ハンドル6をオフ方向に付勢するととも
に引外し部材35をラッチ部材34に係止する方向に付
勢するばね65を有するため、強制開極時にハンドル6
をオフ方向に回転させるばねと、ラッチ部材34を係止
する方向に引外し部材35を付勢するばねとを共通部品
で行なえるので、部品点数の削減が行なえる。
【0035】また駆動部材20を器体1に枢着して回動
自在にしたため、器体1との摩擦を少なくすることがで
き、駆動部材20に駆動される可動接触子19,31の
動作が滑らかになるので、ハンドルの操作力を小さくで
き、スムースな開閉操作が行なえる。また器体1の長手
方向すなわち入出力端子7,8を結ぶ方向はスペースを
有効に利用できるので、開極ばね44のばね長を長くと
ることができ、開極力を大きくすることができる。
【0036】駆動部材20の凹部38に可動接触子31
を挿入し接圧ばね42で支持するため可動接触子31の
組み込みが容易である。接圧ばね42を圧縮ばねにより
形成したため、接圧ばね42を容易に組み込むことがで
きる。接圧ばね42ならびに突部100と凹条部101
との係合により、可動接触子31の位置決めが容易に行
なえ、可動接触子31が抜止めできる。
【0037】圧縮コイルばねである接圧ばね42が位置
決めできるとともに、可動接触子31が突部100およ
び器体1の凹条部101に位置決めできる。トリップし
たときに当たり部105が可動接触子31に当たって可
動接点52が固定接点50から離れる方向に駆動部材2
0により駆動されるので接点溶着しにくくなる。
【0038】駆動部材20の凹部38の可動接点52側
の端部の両側より可動接触子31の回動方向に対する横
方向外方に突出する隔離片106を有し、器体1に隔離
片106を遊嵌する円弧状溝107を形成したため、可
動接点52が強制開極されるときに発生するアークが、
駆動部材20の内部の方向に入り込みにくくすることが
できる。
【0039】引外し部材35が引外し動作したときに開
極ばね44の開極力により駆動部材20に押圧されたラ
ッチ部材34が当たる位置決め部70を、ハンドル6が
オンオフ間の略中央位置になるように器体1に設けたた
め、強制開極状態がハンドル6の中立位置によって容易
にわかる。駆動部材20の可動接点31側表面の略中央
に回動方向に延びた突条110を設け、一対の側ケース
2および中間ケース3の両者の組合せにより突条110
が摺動する溝条111を形成したため、各極間の絶縁が
図れる。
【0040】中間ケース3と一対の側ケース2,4との
間にそれぞれ接点部85,86を収納したため、接点部
85,86相互の隔離ができるとともに、側ケース2,
4同士の当接部82,83を設けたため、側ケース2,
4と中間ケース3との間に位置ずれはもちろん、側ケー
ス2,4相互間の位置ずれをも容易になくすことがで
き、部品の収納性を向上することができる。
【0041】接点部85,86を開閉する手段81が、
ハンドル6と、このハンドル6にリンク33を介して連
結されたラッチ部材34の一端側に押圧されて各接点部
85,86を開閉駆動する駆動部材20と、通常状態で
ラッチ部材34の他端側を係止するとともに異常電流が
検出されたときにラッチ部材34の係止を解除して接点
部85,86を強制開極する引外し部材35とを有し、
ハンドル6、駆動部材20および引外し部材35を中間
ケース3を通過して側ケース2,4間に回動自在に枢着
したため、各部材間の枢着位置の誤差を少なくすること
ができる。
【0042】側ケース2,4と中間ケース3との間を連
結具73に連結するとともに、側ケース2,4の当接部
82,83を連結具74により連結したため、各ケース
の相互間のがたつきを防止することができる。当接部8
2,83が側ケース2,4の取付面2a側であるため、
回路遮断器を分電盤等に取付けたときのがたつきを防止
することができる。
【0043】また、実施の形態では、第1極の部品であ
る第1の固定側電路構成17および第1の可動側電路構
成18ならびに駆動部材20を第1側ケース2に組み込
み、中間ケース3を重ね、第2極の部品である第2の固
定側電路構成30および第2の可動側電路構成32なら
びにハンドル6等の共通部品を組み込み、第2側ケース
4を重ね合わせることにより、全体が組立られるので、
各部品を中間ケース3および第2側ケース4の重ね方向
からすべて組み込み可能になるとともに、各極の部品と
共通部品との位置合わせが容易になり、各部品の組み込
み作業が容易になる。
【0044】中間ケース3を第1側ケース2の枢支孔5
および係合受け部9,10に係合することにより、中間
ケース3を第1側ケース2に組み込みやすくなる。第1
の可動側電路構成18を第1側ケース2に組み込み、駆
動部材20の凹部37に可動接触子19を嵌め込み、駆
動部材20の別の凹部38に可動接触子31を嵌め込む
ことにより組み込むことができるので、可動接触子1
9,31を駆動部材20に装着しやすくなる。
【0045】器体1の長手方向すなわち第2側ケース4
の重ね方向に開極ばね44を装着しているので、第2側
ケース4の重ね方向の寸法を大きくすることなく、開極
ばね44を収容するスペースを有効に利用して長くとる
ことができ、駆動部材20に対する可動接触子19,3
1の開極方向への付勢力を強くすることができる。な
お、この発明において、係合受け部9,10は入出力端
子の片方のいずれかみならず両方の近傍に設けてもよ
い。またハンドル6等の共通部品は第1側ケース2およ
び第2側ケース4に支持されたが、中間ケース3に支持
されてもよく、とくにたとえば第1側ケース2と中間ケ
ース3間、または中間ケース3と第2側ケース4間で支
持されてもよい。
【0046】当接部82,83とこの当接部82,83
に対向する中間ケース3の端部との間に零相変流器収容
スペース88を形成したため、漏電検出型回路遮断器に
適用した場合の零相変流器等の部品の収納性が向上す
る。なお、接点部85,86を開閉する共通部品は側ケ
ース2,4間に支持したが、側ケース2,4と中間ケー
ス3との間に支持する構成でもよい。
【0047】また可動接触子31は両側に突部100を
形成したが、凹み部を形成して凹み部に遊嵌する突条部
を駆動部材20の凹部38およびこの凹部38に対向す
る器体1の対向面に形成してもよい。またこの発明の実
施の形態では、凹部37側の可動接触子が板ばねで構成
され、バイメタルがない例であったが、可動接触子を凹
部38側の可動接触子31と同様な構成にして、たとえ
ば突部100等を形成するとともに、可動接触子と端子
との間にバイメタル54を接続し、バイメタル54を磁
性板55で囲み、さらに2極分の引外し部材35に、た
とえば図14に示すように一対の可動磁性板61を各軸
35aに設けるようにしてもよい。この発明が多極型回
路遮断器に好適だからである。
【0048】また一対の側ケース2の一方および中間ケ
ース3の両者の組合せにより突条110が摺動する溝条
111を形成しているが、側ケース2または4のみある
いは中間ケース3のみで溝条111を形成してもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の回路遮断器によれば、ハ
ンドル、リンク、ラッチ部材、引外し部材、および接点
部の構成を簡素化でき、また短絡電流検出用の略コ字形
の磁性板および可動磁性板を設けているので、短絡遮断
速度を素早くすることができ、分岐用として用いた場
合、短絡電流による遮断動作を主幹開閉器が遮断動作す
る以前に行いやすくできる。とくに多極型回路遮断器で
ある安全ブレーカの構造へに適用が容易である。
【0050】請求項2記載の回路遮断器によれば、請求
項1の効果のほか、可動磁性板の装着作業が容易にな
る。請求項3記載の回路遮断器によれば、請求項1また
は請求項2の効果のほか、弾性片が弾性変形することに
より、可動磁性板が略コ字形の磁性板に接触したときの
引外し部材の位置よりもさらに磁性板側に引外し部材が
回動することができるので、バイメタルが熱動作の妨げ
にならず、バイメタルの塑性変形を防止することができ
る。これにより、コ字形磁性板および可動磁性板の間隔
を狭くすることができ、短絡遮断特性を向上することが
できる。
【0051】請求項4記載の回路遮断器によれば、請求
項3の効果のほか、弾性片の先端側のみが可動磁性板本
体の当接部に当接するので、少ない力で弾性片を変形さ
せることができ、バイメタルの変形をさらに防止するこ
とができる。請求項5記載の回路遮断器によれば、請求
項1、請求項2、請求項3または請求項4の効果のほ
か、強制開極時にハンドルをオフ方向に回転させるばね
と、ラッチ部材を係止する方向に引外し部材を付勢する
ばねとを共通部品で行なえるので、部品点数の削減が行
なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態のハンドル等を組み込
んだ状態の側面図である。
【図2】全体の分解斜視図である。
【図3】第1側ケースと中間ケースの相向い合う面を示
す斜視図である。である。
【図4】第1側ケースと中間ケースと係止部の一部を示
した部分図である。
【図5】第1側ケースに第1の固定側電路構成および第
1の可動側電路構成を組み込んだ状態の側面図である。
【図6】第1側ケースに取付けた中間ケースに第2の固
定側電路構成および第2の可動側電路構成を組み込んだ
状態の側面図である。
【図7】駆動部材の取付けを示す部分斜視図である。
【図8】駆動部材と可動接触子の関係を示す分解斜視図
である。
【図9】オン状態の第2側ケースを外した状態の側面図
である。
【図10】過電流トリップ状態の側面図である。
【図11】短絡トリップ状態の側面図である。
【図12】回路遮断器の外観斜視図である。
【図13】その側面図である。
【図14】引外し部材をバイメタルと反対側からみた断
面図である。
【図15】端子、バイメタルおよびコ字形の磁性板を示
す斜視図である。
【図16】その引外し部材がバイメタルに対向した側面
図である。
【図17】バイメタルが若干熱動作してバイメタル被駆
動部35bに当接した状態の側面図である。
【図18】バイメタルと反対側からみた端子の正面図で
ある。
【図19】バイメタル側からみた端子の背面図である。
【図20】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 器体 2 側ケース 3 中間ケース 4 側ケース 6 ハンドル 19 可動接触子 20 駆動部材 25 可動接点 31 可動接触子 33 リンク 34 ラッチ部材 35 引外し部材 35a 軸部 35b バイメタル被駆動部 35c ラッチ係止部 35e 弾性片 39 軸 42 接圧ばね 44 開極ばね 50 固定接点 51 固定接触子 52 可動接点 54 バイメタル 55 コ字形の磁性板 61 可動磁性板 61a 可動磁性板本体 61b 駆動片 61c 軸受孔 61d 当接部 65 ばね 86 接点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二畠 康 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 水野 初男 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中道 義也 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田中 孝信 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 松井 靖 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田中 功 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体と、この器体に設けられたハンドル
    と、このハンドルにリンクを介して略中央部が連結され
    たラッチ部材と、前記器体に回動自在に枢着されて前記
    ラッチ部材の一端側を係止する引外し部材と、前記ハン
    ドルを操作することにより前記引外し部材に係止した前
    記ラッチ部材の他端側により開閉駆動されるとともに前
    記ラッチ部材が前記引外し部材に引き外されることによ
    り開極動作する接点部と、この接点部に直列に接続され
    て過電流が流れたときに前記ラッチ部材から引外し部材
    を引外すように前記引外し部材を駆動するバイメタル
    と、内側にバイメタルが配置されて前記バイメタルを流
    れる電流の磁束を通すコ字形の磁性板と、前記接点部に
    短絡電流が流れることにより前記磁性板の両端に吸引さ
    れて前記引外し部材を引外し動作させる可動磁性板とを
    備えた回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記器体は前記ハンドルを両側から挾む
    少なくとも2つのケースを組み立てて構成され、前記2
    つのケースに軸受孔を設けるとともに前記引外し部材に
    軸受孔に軸支されて回動自在に枢着される軸部を設け、
    この軸部で前記可動磁性板を回動自在に軸支した請求項
    1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記可動磁性板は、前記磁性板に対向す
    る可動磁性板本体と、前記引外し部材を押圧する駆動片
    とを有し、前記引外し部材は前記駆動片に押圧される可
    動磁性板被駆動部と、前記バイメタルに駆動されるバイ
    メタル被駆動部と、前記駆動片が前記可動磁性板被駆動
    部に係合した状態に前記可動磁性板本体を押圧する弾性
    片とを有する請求項1または請求項2記載の回路遮断
    器。
  4. 【請求項4】 前記可動磁性板本体は、前記弾性片の先
    端側に当接する当接部を有する請求項3記載の回路遮断
    器。
  5. 【請求項5】 前記ハンドルをオフ方向に付勢するとと
    もに前記引外し部材をラッチ部材に係止する方向に付勢
    するばねを有する請求項1、請求項2、請求項3または
    請求項4記載の回路遮断器。
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