JP3328369B2 - 電気機器の端子装置 - Google Patents

電気機器の端子装置

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JP3328369B2
JP3328369B2 JP11309593A JP11309593A JP3328369B2 JP 3328369 B2 JP3328369 B2 JP 3328369B2 JP 11309593 A JP11309593 A JP 11309593A JP 11309593 A JP11309593 A JP 11309593A JP 3328369 B2 JP3328369 B2 JP 3328369B2
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秀夫 久本
健 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器等の電気
機器の端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回路遮断器の端子装置は、複数の
ねじ端子装置が電線接続方向と直角な方向に並列配置さ
れていた。また電気機器の電線接続方向に並んだもので
電気機器の側面から上面にかけて階段上に配置したもの
もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数のねじ端
子装置が電線接続方向と直角な方向に並列配置されたも
のは電気機器の幅方向が大きくなる欠点があった。一
方、複数のねじ端子装置を階段上に並べたものは電気機
器の幅をコンパクト化できるが、上位の端子に電線を接
続すると下位の端子の結線の邪魔になるため接続順序が
規制され、また両方のねじ端子装置に電線を接続した状
態で下位のねじ端子装置の増締めが困難になるという欠
点があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、機器をコ
ンパクトにできるとともに複数のねじ端子装置に順序な
く接続でき増締めも容易な電気機器の端子装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の電気機器の端
子装置は、器体と、この器体の電線接続方向に並設され
た第1のねじ端子装置および第2のねじ端子装置を備
え、前記第2のねじ端子装置は、前記第1のねじ端子装
置よりも電線接続側に並ぶとともに、前記第1のねじ端
子装置の電線接続用空間を形成するように前記第1のね
じ端子装置のねじ緩め方向に変位配置し、かつ前記第2
のねじ端子装置を接地側としたことを特徴とするもので
ある。
【0006】求項の電気機器の端子装置は、請求項
1において、前記第2のねじ端子装置と前記第1のねじ
端子装置の並び方向の間に前記電線接続用空間を残して
絶縁縦壁を設けたものである請求項の電気機器の端
子装置は、請求項1または請求項2において、前記第2
のねじ端子装置の前記電線接続用空間側に絶縁横壁を設
けたものである。
【0007】請求項の電気機器の端子装置は、請求項
1,請求項2または請求項3において、前記第1のねじ
端子装置が、端子ねじ,ねじ貫通孔のある端子板および
ナットを有するとともに、前記端子ねじが前記ナットか
ら外されたときに前記端子ねじを弾性的に持ち上げて前
記端子ねじと前記端子板との間に丸圧着端子挿入用隙間
を形成する持ち上げ手段を有するものである。
【0008】請求項の電気機器の端子装置は、請求項
1,請求項2または請求項3において、前記第1のねじ
端子装置および前記第2のねじ端子装置が端子ねじおよ
びナットを有し、前記第1のねじ端子装置の前記端子ね
じは前記第2のねじ端子装置の前記端子ねじよりも長く
したものである。請求項の電気機器の端子装置は、請
求項1,請求項2または請求項3において、前記第1の
ねじ端子装置および前記第2のねじ端子装置が端子ねじ
およびナットを有し、前記第1のねじ端子装置の前記端
子ねじの頭部の高さは前記第2のねじ端子装置の前記端
子ねじの頭部の高さよりも大きくしたものである。
【0009】
【作用】請求項1の電気機器の端子装置によれば、第1
のねじ端子装置と第2のねじ端子装置とを電線接続方向
に並べたため器体をコンパクトにすることができ、また
電線を第1のねじ端子装置および第2のねじ端子装置の
いずれから接続しても他のねじ端子装置の結線の邪魔に
ならず、増締めも容易にできる。また前記第2のねじ端
子装置を接地側としたため、第1のねじ端子装置に結線
する際に第2のねじ端子装置に手を触れやすいが接地側
であるので安全性が図れる。
【0010】求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1において、前記第2のねじ端子装置と前記第1
のねじ端子装置の並び方向の間に前記電線接続用空間を
残して絶縁縦壁を設けたため、請求項1の作用のほか、
第1のねじ端子装置と第2のねじ端子装置との絶縁を図
れるとともに第2のねじ端子装置に接続する電線の挿入
端を挿入止めすることができる。
【0011】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1または請求項2において、前記第2のねじ端子
装置の前記電線接続用空間側に絶縁横壁を設けたため、
請求項1または請求項2の作用のほか、第1のねじ端子
装置に接続される電線と第2のねじ端子装置との絶縁を
確保することができる。請求項の電気機器の端子装置
によれば、請求項1,請求項2または請求項3におい
て、前記第1のねじ端子装置が、端子ねじ,ねじ貫通孔
のある端子板およびナットを有するとともに、前記端子
ねじが前記ナットから外されたときに前記端子ねじを弾
性的に持ち上げて前記ねじと前記端子板との間に丸圧着
端子挿入用隙間を形成する持ち上げ手段を有するため、
請求項1,請求項2または請求項3の作用のほか、丸圧
着端子による結線が容易にできる。
【0012】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1,請求項2または請求項3において、前記第1
のねじ端子装置および前記第2のねじ端子装置が端子ね
じおよびナットを有し、前記第1のねじ端子装置の前記
端子ねじは前記第2のねじ端子装置の前記端子ねじより
も長くしたため、請求項1,請求項2または請求項3
作用のほか、端子ねじをナットから外したときに端子ね
じを端子板に隣接する壁に立て掛けても端子ねじがほぼ
垂直姿勢に近いので再度ねじ締めする作業が容易にな
る。
【0013】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1,請求項2または請求項3において、前記第1
のねじ端子装置および前記第2のねじ端子装置が端子ね
じおよびナットを有し、前記第1のねじ端子装置の前記
端子ねじの頭部の高さは前記第2のねじ端子装置の前記
端子ねじの頭部の高さよりも大きくしたため、請求項
1,請求項2または請求項3の作用のほか、第1のねじ
端子装置の端子ねじの頭部を第2のねじ端子装置の端子
ねじの頭部と同等またはそれ以上の高さにすることがで
きるので端子ねじの操作性が良い。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を適用した回路遮断器を
図1ないし図12により説明する。すなわち、この電気
機器の端子装置は、器体1と、第1のねじ端子装置2,
3と、第2のねじ端子装置4,5とを有する。器体1は
回路遮断器の器体を実施例としている。器体1の入力端
側に第1のねじ端子装置2と第2のねじ端子装置4が配
設され、器体1の出力端側に第1のねじ端子装置3と第
2のねじ端子装置5が配設されている。
【0015】第1のねじ端子装置2,3と第2のねじ端
子装置4,5は、機器1の両端の各々において電線接続
方向に並設されている。また第2のねじ端子装置4,5
は第1のねじ端子装置2,3の電線接続側に並ぶととも
に、第1のねじ端子装置2,3の電線接続用空間6を形
成するように第1のねじ端子装置2,3のねじ緩め方向
に変位配置している。
【0016】そして、第2のねじ端子装置4,5は、接
地側電線が接続されるものとしている。また第2のねじ
端子装置4,5と第1のねじ端子装置2,3の並び方向
の間に電線接続用空間6を残して絶縁縦壁7を設け、第
2のねじ端子装置4,5の電線接続用空間6側に絶縁横
壁8を設けている。これらの絶縁縦壁7およひ絶縁横壁
8は器体1に一体に形成されている。また第1のねじ端
子装置2,3と器体1の内部とも外壁9により仕切られ
ている。
【0017】第1のねじ端子装置2および第2のねじ端
子装置4は、端子ねじ10,ねじ貫通孔20のある端子
板11,ナット12さらに押え板21を有するととも
に、端子ねじ10がナット12から外されたときに端子
ねじ10を弾性的に持ち上げて端子ねじ10と端子板1
1との間に丸圧着端子挿入用隙間14を形成する持ち上
げ手段13を有する。この持ち上げ手段13は、図11
および図12にも示すように、端子ねじ10を通す孔1
7を中央に有し両端が外向きに広がった係合部18を有
する略U字形の板ばね16と、器体1の端子ねじ10の
上方の壁面に形成されて係合部18を乗り越えさせる係
止凸部15とを有する。そして図11の(a)のように
端子ねじ10をナット12に締付けた状態では板ばね1
6の係合部18が係止凸部15の下側に位置し、端子ね
じ10を緩めて同図(b)のようにナット12から外れ
近くになったとき係合部18が係止凸部15を乗り越え
るように寸法関係を設定している。このため、端子ねじ
10をナット12から完全に緩めたときは板ばね16の
弾性により係合部18の外拡がりの傾斜部で端子ねじ1
2を付根位置まで持ち上げる。このとき、端子ねじ10
と端子板11との間に丸圧着端子挿入用隙間14が形成
される。第2のねじ端子装置4の構成も同様であり、図
12のように図11と同様の動作で端子ねじ10をナッ
トから外すと端子ねじ10が端子板11から浮き上が
る。
【0018】一方、第1のねじ端子装置3および第2の
ねじ端子装置5も、端子ねじ10,端子板11,ナット
12および押え板21を有するが、第1のねじ端子装置
3の端子ねじ10aは第2のねじ端子装置5の端子ねじ
10bよりも長くしている。図2は機器1を分電盤22
に設置した例であり、電源側の入力電線23が第1のね
じ端子装置2および第2のねじ端子装置4に接続され、
バー23′に出力側の第1のねじ端子装置3および第2
のねじ端子装置5が図のように接続されている。
【0019】この実施例によれば、第1のねじ端子装置
2,3と第2のねじ端子装置4,5とを電線接続方向に
並べたため器体1をコンパクトにすることができ、また
電線を第1のねじ端子装置2,3および第2のねじ端子
装置4,5のいずれから接続しても他のねじ端子装置の
結線の邪魔にならず、増締めも容易にできる。また第2
のねじ端子装置4,5を接地側としたため、第1のねじ
端子装置2,3に結線する際に第2のねじ端子装置4,
5に手を触れやすいが接地側であるので安全性が図れ
る。さらに第2のねじ端子装置4,5と第1のねじ端子
装置2,3の並び方向の間に電線接続用空間6を残して
絶縁縦壁7を設けたため、第1のねじ端子装置2,3と
第2のねじ端子装置4,5との絶縁を図れるとともに第
2のねじ端子装置4,5に接続する電線の挿入端を挿入
止めすることができる。また第2のねじ端子装置4,5
の電線接続用空間6側に絶縁横壁8を設けたため、第1
のねじ端子装置2,3に接続される電線23等と第2の
ねじ端子装置4,5との絶縁を確保することができる。
第1のねじ端子装置2が、端子ねじ10,ねじ貫通孔2
0のある端子板11およびナット12を有するととも
に、端子ねじ10がナット12から外されたときに端子
ねじ10を弾性的に持ち上げて端子ねじ10と端子板1
1との間に丸圧着端子挿入用隙間14を形成する持ち上
げ手段13を有するため、丸圧着端子(図示せず)によ
る結線が容易にできる。また第1のねじ端子装置3およ
び第2のねじ端子装置5が端子ねじ10およびナット1
2を有し、第1のねじ端子装置3の端子ねじ10aは第
2のねじ端子装置5の端子ねじ10bよりも長くしたた
め、端子ねじ10aをナット12から外したときに端子
ねじ10aを端子板11に隣接する壁9に立て掛けても
端子ねじ10aがほぼ垂直姿勢に近いので再度ねじ締め
する作業が容易になる。
【0020】以下、この実施例の回路遮断器について説
明する。すなわち、この回路遮断器は、器体1,固定接
触子25,開閉機構部110および中性線スイッチ部4
1を有し、開閉機構部110は可動接触子26,接点駆
動板27,ハンドル28,開極ばね29,引外し板3
0,リンクばね31を有する。器体1は、底部の両端の
第1のねじ端子装置2,3の下方に取付凹部32を有
し、図2に示すように底面33が分電盤20の取付板3
4にフック36および取付ばね35により取付けられ
る。また器体1は正面に開口を有し、この開口が図5に
示すように第1のカバー37により閉ざされ、器体1お
よび第1のカバー37に形成した連結孔39を通じて連
結ピン38により連結される。また器体1の第1のカバ
ー37と反対側に中性線スイッチ部41を収納する収納
部24を形成し、この収納部24を閉じるための第2の
カバー40に連結孔39に整合する連結孔39(同符
号)を形成し、共通の連結ピン38により連結してい
る。
【0021】固定接触子25は、第1のねじ端子装置3
の端子板11に一体に設けており、その内端部に固定接
点42を設けている。開閉機構部110の可動接触子2
6は、バイメタル43を用い、その一端に可動接点44
を設け、バイメタル43の他端に折曲部45を設け、こ
の折曲部45に編組線により形成した可撓電線46の一
端を溶接し、その他端を第1のねじ端子装置2の端子板
11に溶接している。またバイメタル43の可撓電線4
6を接続した端部の可動接点寄りの位置すなわち、可撓
電線46の溶接によるバイメタル43の変形のない位置
に調整カム56を取着している。調整カム56は絶縁製
の多角形板であり、周縁部の各辺の厚さが順次異なって
おり、調整カム56の中央部がかしめ治具57によりバ
イメタル43の取付孔に取付けられている。
【0022】接点駆動板27は鉄を用いた磁性体を適用
し、連結片48と一対の対向片47からなる略コ字形に
形成している。連結片48は対向片47と交差する方向
の一端が延出してその先端に傾斜部48aを形成し、傾
斜部48の先端にアーク転流兼ぐらつき防止用の突起4
9を折曲している。そして、傾斜部48aをバイメタル
43の可動接点44を有する端部のバイメタル43の反
り方向となる側に重ね、突起49をバイメタル43に形
成した係合孔50に嵌合している。可動接点44に設け
たリベット44aをバイメタル43および傾斜部48a
の整合位置に形成した孔48b,43a(図7)に貫通
してかしめることにより、バイメタル43と傾斜部48
aと可動接点44とを同時に一体に連結している。また
傾斜部48aがバイメタル43に重ねられることによ
り、バイメタル43と連結片48との間に隙間56が形
成される。このため、バイメタル43に過電流が流れる
ことによりバイメタル43が隙間56側に反ることがで
きるとともに、バイメタル43に短絡電流が流れること
により連結片48をバイメタル43に電磁吸引できるよ
うにしている。
【0023】また対向片47は、連結片48より折曲さ
れた折曲部71と、この折曲部71より調整カム56側
に傾斜するように延出したリンク片51からなる。折曲
部71の先端部には位置決め突起55を形成し、リンク
片51の中間部および先端部に軸孔52,53を形成
し、その間の側縁部の所定位置にハンドル中立規制用突
起54を形成している。
【0024】ハンドル28は、中心に軸孔60を有し、
周縁部の所定位置につまみ61とリンク連結突部62と
ばね受け70を有する。そして図7に示すようにコ字形
のリンク63の一端の軸64が軸孔60に嵌合し、他端
の軸65がリンク片51の軸孔52に嵌合し、リンク6
3の中間部66が図5に示すように器体1に形成した底
面に対して所定方向に傾斜した位置決め溝67に位置決
め嵌合して支持されている。これによりハンドル28お
よび接点駆動板27はそれぞれ器体1に固定軸により支
持されたこととなる。そしてつまみ61は器体1のハン
ドル穴68から外部に突出する。
【0025】開極ばね29は、圧縮コイルばねを実施例
とし、ハンドル28と接点駆動板27の折曲部71との
間に介在されている。この場合、折曲部71に開極ばね
29を受けるため、図5に示すように水平片73,74
および垂直片75からなる略逆T字形の隔離部材72が
取付けられている。水平片73はばね受け座となるもの
であり、一対の折曲部71にまたがって位置決め突起5
5に係止する係止孔76(図7)を有し、水平片73の
中心にばね受け突起77を有する。このばね受け突起7
7とハンドル28のばね受け70との間に開極ばね29
が圧縮介在されている。なお、開極ばね29により水平
片73が常に折曲部71に押圧されているため、位置決
め突起55をかしめなくても水平片73は外れない。水
平片74は可動接点44の包囲片となるものであり、先
端に切欠78を有して切欠78内に可動接点44を位置
させている。また垂直片75は開極ばね29の側部に位
置して可動接点44と開極ばね29とを隔離し、アーク
の影響を防止している。
【0026】引外し板30は、図7に示すように略U字
形板により形成され、その中間片の一端を延出して係止
片82を形成するとともに、両側片の中間部にリンク片
51の軸孔と整合する軸孔79を有し、さらに両側片の
他端部にハンドル連結用の軸孔80を形成している。連
結軸81を軸孔53,79に通してリンク片51と引外
し板30とを連結し、引外し板30の回動により係止片
82が調整カム56のバイメタル43の長手方向に位置
する一辺に係止可能としている。
【0027】リンクばね31は、たとえば図7に示すよ
うにねじりコイルばねの両端を軸方向に折曲して軸8
3,84を形成し、軸83,84を長孔を有するガイド
板85に通してねじりコイルばねによる軸83,84の
最大開きを規制し、軸83をハンドル28のリンク連結
突部62の軸孔62aに嵌合し、軸84を引外し板30
の軸孔80に嵌合している。そしてリンクばね31の長
孔85の規制された範囲内でそのばね力により係止片8
2が調整カム56に係止している。
【0028】中性線スイッチ部41は、導電板90と、
シーソ板94と、操作つまみ100とを有する。導電板
90は第1のねじ端子装置5の端子板11に一端が一体
に接続され他端が第1のねじ端子装置4の近傍に位置し
て先端に接点91を設けている。シーソ板94はくの字
形に折曲されてその屈曲部に軸受け孔96を有し、一端
に接点91に接離する可動接点95を有し、可動接点9
5と軸受け孔96の間にばね受け97を有し、また他端
に水平部113を有する。第1のねじ端子装置4の端子
板11より傾斜姿勢に傾斜板92を延出してその先端に
支点突起93を設け、支点突起93に軸受け孔96を嵌
合してシーソ板94を揺動自在に支持している。また突
起受け97と、図8に示すように器体1の収納部24に
形成した凹部102との間に接点押圧ばね101を圧縮
介在して可動接点95を接点91に接触している。つま
み100は偏心カム形をなし一側に軸部114を突設す
るとともに、周面の所定位置につまみ片103,第1の
平面部105,第2の平面部115および抜止め突起1
04を形成している。器体1の収納部24に軸部114
を回動自在に軸支する凹部(図示せず)を形成するとと
もに、つまみ片103を器体1のつまみ穴115(図示
せず)より外部に突出し、抜止め突起104をストッパ
105の内側に配置し、第1の平面部105および第2
の平面部115をつまみ100の回動により選択的にシ
ーソ板94の水平部113に対向するようにしている。
つまみ片103を図8の実線の位置にすると第1の平面
部105がシーソ板94の水平部113に対向するが、
平面部105は水平部113より離れているため接点押
圧ばね101のばね力により可動接点95が接点91に
接触している。つまみ片103を想像線の位置に回動し
ストッパ105に係止すると、第2の平面部115が水
平部113を押圧し、シーソ板94が回動して接点押圧
ばね101を圧縮し、可動接点95が接点91から開離
するとともに、摩擦係止により想像線の位置に係止して
いる。このため、つまみ片103を操作することにより
中性線スイッチ部41がオンオフに操作されることとな
る。
【0029】つぎにこの回路遮断器の動作を説明する。
すなわち、図1はオン状態であり、可動接点44が固定
接点42に接触しているため第1のねじ端子装置2,3
間が導通し、中性線スイッチ部41をオンにすると第2
のねじ端子装置4,5間が導通する。ハンドル28のオ
ン状態は軸64,84を結ぶ線よりも軸83が上位に位
置することにより、リンクばね31の力によりハンドル
28をハンドル穴68の縁部に押付けて保持している。
このハンドル28をオンの位置から図10のようにオフ
の位置へ倒すとき、リンクばね31の軸83が軸64,
84を結ぶ線よりも下位に反転することにより、リンク
ばね31のばね力によりハンドル28がオフ方向に回動
始めるとともに開極ばね29のばね力が作用してハンド
ル28をハンドル穴68の他方の縁部に係止させ、かつ
接点駆動板27を反時計方向に回動して可動接点44が
固定接点42から開極する。
【0030】オン状態で電路に過電流が流れると、バイ
メタル43が過電流により加熱されて連結片48側にわ
ん曲する。このため、調整カム56がバイメタル43の
反り動作に伴って移動して係止片82から離れ、引外し
板30はリンクばね31により軸81の回りを図1で時
計針の方向に回転し、同時に接点駆動板27は開極ばね
29の作用により軸65を中心に反時計方向に回動し、
可動接点44が固定接点42から開離し、図9のトリッ
プ状態になる。さらにこの動作において、開極ばね29
の作用によりハンドル28がオフ側に回動を始めてリン
ク連結突部62が移動するが、中立位置規制突起54に
係止して停止し、ハンドル28によりトリップ表示が行
われる。過電流の停止によりバイメタル43が自然冷却
し復帰する。
【0031】トリップ状態の開閉機構部110のリセッ
トは、図10のようにハンドル28をオフ側に倒すこと
により行われる。すなわち、ハンドル28のリンク連結
突部62が中立位置規制突起54を押して接点駆動板2
7を時計方向に回動しながら中立位置規制突起54を乗
り越え、リンク連結突部62の回動に伴ってリンクばね
31を介して引外し板30が軸81を中心に反時計方向
に回転し、引外し板30の係止片82が調整カム56の
係止側に移動し、オフ状態となる。このオフ状態から図
1のオン状態へハンドル28を押すと前記したように、
リンクばね31を介して引外し板30の係止片82が調
整カム56に係止した状態でリンクばね31を圧縮しな
がら軸83が反転位置に回動するとともに開極ばね29
を圧縮しながら接点駆動板27を時計方向に回動して可
動接点44が固定接点42に接触する。
【0032】また、オン状態でバイメタル43に短絡電
流が流れた場合、その大きい電流によりバイメタル43
の周囲に生じる磁束が磁性体の接点駆動板27に流れ、
連結片48とバイメタル43との間に吸引力が働き、バ
イメタル43が反り動作するよりも早く連結片48がバ
イメタル43に吸引されて係止片82が調整カム56か
ら離れる。係止片82が調整カム56から離れると、前
記した動作で可動接点44がトリップ開極する。
【0033】この実施例によれば、つぎのような作用効
果がある。すなわち、 (1) ハンドル28の開閉に応じて揺動する接点駆動
板27と、この接点駆動板27上に一端が固定されるバ
イメタル43と、このバイメタル43の一端側に電気的
に接続した可動接点44とを有し、バイメタル43の過
電流動作に応じてハンドル28とは独立して接点駆動板
27を開極させる構成を備えたため、可動接触子をバイ
メタル43で兼用できるので開閉機構部110の構成を
簡単にできる。
【0034】(2) 接点駆動板27は磁性体により略
コ字形に形成し、その内側にバイメタル43を配設した
ため、短絡電流がバイメタル43に流れることにより、
接点駆動板27の連結片48がバイメタル43に吸引さ
れて、引外し板30の係止片82が調整カム56から外
れ、接点駆動板27をトリップ開極できるので、簡単な
構成により短絡電流に対応することができる。
【0035】(3) 可動接点44をバイメタル43に
直接取着したため、接点駆動板27が電路とならないの
で接点駆動板27を電路材料で形成する必要がなく、接
点駆動板27の材料の制限がなくなる。 (4) 接点駆動板27にバイメタル43を連結し、バ
イメタル43に可動接点44を固定するのに、バイメタ
ル43と接点駆動板27と可動接点44とを可動接点4
4のリベット44aにより一度に連結したため、構造お
よび組立が簡単になる。
【0036】(5) バイメタル43と接点駆動板27
とを可動接点44のリベット44aで固定するととも
に、接点駆動板27の連結片48に設けた突起49をバ
イメタル43の係止孔50に係止したため、バイメタル
43を2点止めできるので、バイメタル43のぐらつき
を確実に防止できる。 (6) バイメタル43の表面より突出する突起49を
バイメタル43の先端で可動接点44の近傍に設けたた
め、可動接点44に発生したアークを速やかに突起49
に転流できるので、可動接点44の保護になる。
【0037】(7) 開閉機構部110と、固定接点4
2および可動接点44からなる接点部とを隔離する隔離
部材72を可動接触子であるバイメタル43に設けたた
め、開閉機構部110へアークが飛ぶのを防止すること
ができる。 (8) 隔離部材72は、可動接点44の周囲を包む切
欠78を形成した包囲片である水平片74を設けている
ため、隔離側となる開閉機構部110へのアークの消弧
を確実にできる。
【0038】(9) 開極ばね29を受けるばね受け座
である水平片73を隔離部材72に設けたため、開極ば
ね29を安定して保持できるとともに、隔離部材72は
開極ばね29によりバイメタル43に押付けられた状態
に固定されるので、固定手段が簡略化できる。 (10) バイメタル43のラッチ係合部である調整カ
ム56が、多角形板の周辺の厚さが周方向に順次異なる
ように構成したものであり、この調整カム56をバイメ
タル43の自由端部に取着し、調整カム56に引外し板
30を係止したため、調整カム56を回転することによ
りラッチ量を調整できるので特性調整が容易になる。
【0039】(11) 調整カム56を絶縁材料により
形成したため、バイメタル43から可動接点44に流れ
る電流に対して、分流電流が生じるのを防止できる。 (12) バイメタル43のラッチ係合部である調整カ
ム56よりも自由端側に編組線の可撓電線46を溶接し
たため、バイメタル43の特性がバイメタル43の溶接
に伴う熱変形の影響を受けないので特性の安定化を図れ
る。
【0040】(13) 開閉機構部110がトリップし
た状態でハンドル28を中立姿勢に係止するハンドル中
立姿勢規制突起54を接点駆動板27に設けたため、簡
単な構成によりトリップ中立の表示ができ、遮断状態を
判別可能となる。この発明の第2の実施例を図13に示
す。すなわち、この電気機器の端子装置は、第1の実施
例において、第1のねじ端子装置3および第2のねじ端
子装置5が、端子ねじ10およびナット12を有し、第
1のねじ端子装置3の端子ねじ10aの頭部10cの高
さは第2のねじ端子装置5の端子ねじ10bの頭部10
dの高さよりも大きくしている。
【0041】この実施例によれば、第1のねじ端子装置
3の端子ねじ10aの頭部10cを第2のねじ端子装置
5の端子ねじ10bの頭部10dと同等またはそれ以上
の高さにすることができるので端子ねじ10aの操作性
が良い。
【0042】
【発明の効果】請求項1の電気機器の端子装置によれ
ば、第1のねじ端子装置と第2のねじ端子装置とを電線
接続方向に並べたため器体をコンパクトにすることがで
き、また電線を第1のねじ端子装置および第2のねじ端
子装置のいずれから接続しても他のねじ端子装置の結線
の邪魔にならず、増締めも容易にできる。また前記第2
のねじ端子装置を接地側としたため、第1のねじ端子装
置に結線する際に第2のねじ端子装置に手を触れやすい
が接地側であるので安全性が図れる。
【0043】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1において、前記第2のねじ端子装置と前記第1
のねじ端子装置の並び方向の間に前記電線接続用空間を
残して絶縁縦壁を設けたため、請求項1の効果のほか、
第1のねじ端子装置と第2のねじ端子装置との絶縁を図
れるとともに第2のねじ端子装置に接続する電線の挿入
端を挿入止めすることができる。
【0044】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1または請求項2において、前記第2のねじ端子
装置の前記電線接続用空間側に絶縁横壁を設けたため、
請求項1または請求項2の効果のほか、第1のねじ端子
装置に接続される電線と第2のねじ端子装置との絶縁を
確保することができる。請求項の電気機器の端子装置
によれば、請求項1,請求項2または請求項3におい
て、前記第1のねじ端子装置が、端子ねじ,ねじ貫通孔
のある端子板およびナットを有するとともに、前記端子
ねじが前記ナットから外されたときに前記端子ねじを弾
性的に持ち上げて前記ねじと前記端子板との間に丸圧着
端子挿入用隙間を形成する持ち上げ手段を有するため、
請求項1,請求項2または請求項3の効果のほか、丸圧
着端子による結線が容易にできる。
【0045】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1,請求項2または請求項3において、前記第1
のねじ端子装置および前記第2のねじ端子装置が端子ね
じおよびナットを有し、前記第1のねじ端子装置の前記
端子ねじは前記第2のねじ端子装置の前記端子ねじより
も長くしたため、請求項1,請求項2または請求項3
効果のほか、端子ねじをナットから外したときに端子ね
じを端子板に隣接する壁に立て掛けても端子ねじがほぼ
垂直姿勢に近いので再度ねじ締めする作業が容易にな
る。
【0046】請求項の電気機器の端子装置によれば、
請求項1,請求項2または請求項3において、前記第1
のねじ端子装置および前記第2のねじ端子装置が端子ね
じおよびナットを有し、前記第1のねじ端子装置の前記
端子ねじの頭部の高さは前記第2のねじ端子装置の前記
端子ねじの頭部の高さよりも大きくしたため、請求項
1,請求項2または請求項3の効果のほか、第1のねじ
端子装置の端子ねじの頭部を第2のねじ端子装置の端子
ねじの頭部と同等またはそれ以上の高さにすることがで
きるので端子ねじの操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の第1のカバーを外し
たオン状態の正面図である。
【図2】回路遮断器を分電盤に設置した状態の部分断面
図である。
【図3】回路遮断器の一端側から見た側面図である。
【図4】回路遮断器の平面図である。
【図5】回路遮断器の分解斜視図である。
【図6】開閉機構部の斜視図である。
【図7】開閉機構部の分解斜視図である。
【図8】回路遮断器の第2のカバーを外した中立スイッ
チ部を示す背面図である。
【図9】トリップ状態の第1のカバーを外した正面図で
ある。
【図10】オフまたはリセット状態の第1のカバーを外
した正面図である。
【図11】端子ねじの持ち上げ手段を有する第1のねじ
端子装置の動作説明図である。
【図12】端子ねじの持ち上げ手段を有する第2のねじ
端子装置の動作説明図である。
【図13】第2の実施例の回路遮断器の第2のカバーを
外したオン状態の正面図である。
【符号の説明】
1 器体 2,3 第2のねじ端子装置 4,5 第1のねじ端子装置 6 電線接続用空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−96614(JP,A) 実開 平2−150635(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体と、この器体の電線接続方向に並設
    された第1のねじ端子装置および第2のねじ端子装置を
    備え、前記第2のねじ端子装置は、前記第1のねじ端子
    装置よりも電線接続側に並ぶとともに、前記第1のねじ
    端子装置の電線接続用空間を形成するように前記第1の
    ねじ端子装置のねじ緩め方向に変位配置し、かつ前記第
    2のねじ端子装置を接地側としたことを特徴とする電気
    機器の端子装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のねじ端子装置と前記第1のね
    じ端子装置の並び方向の間に前記電線接続用空間を残し
    て絶縁縦壁を設けた請求項1記載の電気機器の端子装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2のねじ端子装置の前記電線接続
    用空間側に絶縁横壁を設けた請求項1または請求項2
    載の電気機器の端子装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のねじ端子装置は、端子ねじ,
    ねじ貫通孔のある端子板およびナットを有するととも
    に、前記端子ねじが前記ナットから外されたときに前記
    端子ねじを弾性的に持ち上げて前記端子ねじと前記端子
    板との間に丸圧着端子挿入用隙間を形成する持ち上げ手
    段を有する請求項1,請求項2または請求項3記載の電
    気機器の端子装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のねじ端子装置および前記第2
    のねじ端子装置は、端子ねじおよびナットを有し、前記
    第1のねじ端子装置の前記端子ねじは前記第2のねじ端
    子装置の前記端子ねじよりも長くしている請求項1,請
    求項2または請求項3記載の電気機器の端子装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のねじ端子装置および前記第2
    のねじ端子装置は、端子ねじおよびナットを有し、前記
    第1のねじ端子装置の前記端子ねじの頭部の高さは前記
    第2のねじ端子装置の前記端子ねじの頭部の高さよりも
    大きくしている請求項1,請求項2または請求項3記載
    の電気機器の端子装置。
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