JPH11257589A - パイロット式スチ―ムトラップ - Google Patents

パイロット式スチ―ムトラップ

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JPH11257589A
JPH11257589A JP8281898A JP8281898A JPH11257589A JP H11257589 A JPH11257589 A JP H11257589A JP 8281898 A JP8281898 A JP 8281898A JP 8281898 A JP8281898 A JP 8281898A JP H11257589 A JPH11257589 A JP H11257589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main valve
valve
pilot
main
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8281898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Watanabe
渡辺  賢一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の急激な流れが生じないパイロット式ス
チ―ムトラップを提供する。 【解決手段】 入口5と出口6の間に設けた第1及び第
2主弁口14,15と、第1及び第2主弁口14,15
を開閉する第1及び第2主弁体16,17と、第1及び
第2主弁体16,17を閉弁方向に付勢する第1及び第
2主弁ばね18,19と、第1及び第2主弁体16,1
7を開弁する第1及び第2圧力応動部材20,21と、
入口5側の復水の増加に基いて開弁するパイロット弁2
4と、パイロット弁24の開弁により入口5側の復水を
第1及び第2圧力応動部材20,21に供給する第1及
び第2パイロット通路12,13とを具備する。第1主
弁ばね18のばね定数を第2主弁ばね19のばね定数よ
りも小さくことにより、第1主弁体16が第2主弁体1
7に先立って開弁する。これにより、流体の急激な流れ
が生じないる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気配管系に発生
する復水を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、
特にパイロット弁の開弁によって圧力応動部材を変位さ
せて主弁体を開弁させるパイロット式スチ―ムトラップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイロット式スチ―ムトラップを
特開昭55−112490号公報を参照して説明する。
入口と出口の間に設けられた主弁口を開閉する主弁体
は、入口側と出口側との流体圧力差による力及び主弁ば
ねの弾性力によって閉弁方向に付勢されている。主弁体
を開弁せしめる圧力応動部材は、その受圧変位壁で一部
を形成された圧力室に配置されている。圧力室は、パイ
ロット通路を介して入口側に連通されると共に、パイロ
ット通路よりも小径の細孔を介して出口側に連通されて
いる。入口側の液位に応じて浮上降下するフロ―ト式パ
イロット弁によってパイロット通路が開閉され、圧力室
への復水の供給・遮断が行われる。
【0003】主弁体は、その一面に入口側流体の圧力が
作用し、他面に出口側流体の圧力が作用し、両者の圧力
差によって閉弁方向の力を受けている。入口側の液位が
上昇するとフロ―ト式パイロット弁が開弁し、圧力応動
部材を介して主弁体が開弁方向に変位され、主弁口が開
けられて入口側の復水が出口側へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】主弁体に作用する入口
側と出口側との流体の圧力差による閉弁方向の力は、主
弁体の閉弁時が最も大きく主弁体が僅かでも開弁すると
小さくなる。従って、上記のものでは、パイロット弁の
開弁によって圧力応動部材を介して主弁体が開弁方向に
変位し始めると、主弁体が急激に全開位置に変位し、流
体の急激な流れが生じてウォ―タハンマを起こしたり、
急激な開弁による衝撃によって主弁体や圧力応動部材が
破損する問題があった。
【0005】従って、本発明の技術的課題は、主弁体の
急激な開弁を防止して流体の急激な流れが生じないパイ
ロット式スチ―ムトラップを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口の
間に設けた複数の主弁口と、それぞれの主弁口を開閉す
るように設けた複数の主弁体と、それぞれの主弁体を閉
弁方向に付勢するように設けた複数の主弁ばねと、それ
ぞれの主弁体を開弁するように設けた複数の圧力応動部
材と、入口側の復水の増加に基いて開弁するように設け
たパイロット弁と、パイロット弁の開弁により入口側の
復水をそれぞれの圧力応動部材に供給するように設けた
複数のパイロット通路とを具備し、複数の主弁体の中で
第1の主弁体が他の主弁体に先立って開弁することを特
徴とするパイロット式スチ―ムトラップにある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、第1の主弁体
に作用する閉弁力を他の主弁体に作用する閉弁力よりも
小さくすることにより、あるいは第1の主弁体に作用す
る開弁力を他の主弁体に作用する開弁力よりも大きくす
ることにより、あるいは第1の主弁体に作用する開弁力
を他の主弁体に作用する開弁力に先立って作用させるこ
とにより、第1の主弁体を他の主弁体に先立って開弁さ
せることができる。
【0008】具体的には、第1の主弁体が開閉する主弁
口の開口面積を他の主弁口の開口面積よりも小さく形成
したり、あるいは第1の主弁体を閉弁方向に付勢する主
弁ばねのばね定数を他の主弁ばねのばね定数よりも小さ
く形成することにより、第1の主弁体に作用する閉弁力
を他の主弁体に作用する閉弁力よりも小さくすることが
できる。また第1の主弁体を開弁させる圧力応動部材の
受圧面積を他の圧力応動部材の受圧面積よりも大きく形
成することにより、第1の主弁体に作用する開弁力を他
の主弁体に作用する開弁力よりも大きくすることができ
る。また第1の主弁体を開弁させる圧力応動部材に入口
側の復水を供給するパイロット通路の流路面積を他のパ
イロット通路の流路面積よりも大きく形成することによ
り、第1の主弁体に作用する開弁力を他の主弁体に作用
する開弁力に先立って作用させることができる。
【0009】本発明は、第1の主弁体が他の主弁体に先
立って開弁するものである。そのため、第1の主弁体の
開弁によって流出する流量は全体の流量から見れば少量
であり、流体の急激な流れが生じない。
【0010】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を図
1を参照して説明する。図1は、本発明の実施例のパイ
ロット式スチ―ムトラップの断面図である。本体1と該
本体1に締結した蓋部材2,3,4とからトラップケ―
シングを形成する。本体1に入口5と出口6を形成し、
トラップケ―シング内にパイロット弁室7と主弁室8及
び圧力応動弁室9を形成する。入口5はパイロット弁室
7に連通し、出口6は圧力応動弁室9に連通する。また
パイロット弁室7と主弁室8は連通路10を通して連通
し、パイロット弁室7と圧力応動弁室9はパイロット弁
口11から第1パイロット通路12及び第2パイロット
通路13を通して連通し、主弁室8と圧力応動弁室9は
第1主弁口14及び第2主弁口15を通して連通する。
【0011】第1主弁口14を開閉する第1主弁体16
と、第2主弁口15を開閉する第2主弁体17を主弁室
8内に配置する。第1主弁体16は第1主弁口14を閉
弁する方向に第1主弁体ばね18で付勢し、第2主弁体
17は第2主弁口15を閉弁する方向に第2主弁体ばね
19で付勢する。第1主弁ばね18は第2主弁ばね19
よりもばね定数の小さなものを用いる。
【0012】第1主弁体16を開弁方向に駆動するピス
トンを第1圧力応動部材20として圧力応動弁室9内に
配置し、第2主弁体17を開弁方向に駆動するピストン
を第2圧力応動部材21として圧力応動弁室9内に配置
する。第1圧力応動部材20と第2圧力応動部材21に
上方空間の流体を一定量逃がすオリフィス22,23を
形成する。圧力応動部材20,21にはベロ―ズ等を代
用することもできる。第1圧力応動部材20は下部の棒
部が第1主弁体16に当接し、第2圧力応動部材21は
下部の棒部が第2主弁体17に当接する。
【0013】パイロット弁口11を開閉する球形のフロ
―トをパイロット弁24としてパイロット室7内に自由
状態で配置する。パイロット弁24にはバイメタル等を
代用することもできる。
【0014】上記実施例の作動は下記の通りである。入
口5からパイロット室7に流入する復水が無い場合、パ
イロット弁24はパイロット弁口11を閉口している。
このとき、第1及び第2圧力応動部材20,21の上下
に作用する流体圧力がオリフィス22,23を介して同
圧化しているので、第1及び第2主弁体16,17は、
第1及び第2主弁ばね18,19の付勢力と入口5側の
流体圧力によって、第1及び第2主弁口14,15を閉
口している。
【0015】入口5からパイロット弁室7に復水が流入
してくると、パイロット弁24はパイロット弁口11を
開口し、第1及び第2パイロット通路12,13を通し
て第1及び第2圧力応動部材20,21の上方空間に復
水を供給する。これにより、第1及び第2圧力応動部材
20,21が第1及び第2主弁体16,17を開弁せし
める。このとき、第1主弁ばね18のばね定数が第2主
弁ばね19のばね定数よりも小さいので、先ず第1主弁
体16が第1主弁口14を開口し、復水を出口6に排出
する。第1主弁口14の開口によって流出する復水は全
体の復水から見れば少量であり、流体の急激な流れが生
じない。そして、その後第2主弁体17が第2主弁口1
5を開口し、多量の復水を出口6に排出する。
【0016】復水の排出によってパイロット弁室7の液
位が下がると、パイロット弁24はパイロット弁口11
を閉口する。すると、第1及び第2圧力応動部材20,
21の上方空間の流体圧力がオリフィス22,23を通
して低下するので、先ず第2主弁体17が第2主弁ばね
19の付勢力と入口5側の流体圧力によって第2主弁口
15を閉口し、その後第1主弁体16が第1主弁ばね1
8の付勢力と入口5側の流体圧力によって第1主弁口1
4を閉口する。
【0017】上記の実施例においては、第1主弁ばねの
ばね定数を第2主弁ばねのばね定数よりも小さく形成し
たが、第1主弁口の開口面積を第2主弁口の開口面積よ
りも小さく形成して、第1主弁体に作用する閉弁力を第
2主弁体に作用する閉弁力よりも小さくすることによ
り、第1主弁体を第2主弁体に先立って開弁させること
もできる。
【0018】あるいは、第1圧力応動部材の受圧面積を
第2圧力応動部材の受圧面積よりも大きく形成して、第
1主弁体に作用する開弁力を第2主弁体に作用する開弁
力よりも大きくすることにより、第1主弁体を第2主弁
体に先立って開弁させることもできる。
【0019】あるいは、第1パイロット通路の流路面積
を第2パイロット通路の流路面積よりも大きく形成し
て、第1主弁体に作用する開弁力を第2主弁体に作用す
る開弁力に先立って作用させることにより、第1主弁体
を第2主弁体に先立って開弁させることもできる。
【0020】また、上記の実施例においては、主弁体や
圧力応動部材等をそれぞれ2つ用いたものを例示した
が、3つ以上用いることも可能である。
【0021】
【発明の効果】上記のように、本発明のパイロット式ス
チ―ムトラップは、第1の主弁体が他の主弁体に先立っ
て開弁することにより、流体の急激な流れを生じること
がなく、ウォ―タハンマの発生を防止することができる
という優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパイロット式スチ―ムトラッ
プの断面図である。
【符号の説明】
1 本体 5 入口 6 出口 11 パイロット弁口 12 第1パイロット通路 13 第2パイロット通路 14 第1主弁口 15 第2主弁口 16 第1主弁体 17 第2主弁体 18 第1主弁ばね 19 第2主弁ばね 20 第1圧力応動部材 21 第2圧力応動部材 24 パイロット弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口の間に設けた複数の主弁口
    と、それぞれの主弁口を開閉するように設けた複数の主
    弁体と、それぞれの主弁体を閉弁方向に付勢するように
    設けた複数の主弁ばねと、それぞれの主弁体を開弁する
    ように設けた複数の圧力応動部材と、入口側の復水の増
    加に基いて開弁するように設けたパイロット弁と、パイ
    ロット弁の開弁により入口側の復水をそれぞれの圧力応
    動部材に供給するように設けた複数のパイロット通路と
    を具備し、複数の主弁体の中で第1の主弁体が他の主弁
    体に先立って開弁することを特徴とするパイロット式ス
    チ―ムトラップ。
JP8281898A 1998-03-13 1998-03-13 パイロット式スチ―ムトラップ Pending JPH11257589A (ja)

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