JPH11256957A - 可動支柱を有するオーバードア装置 - Google Patents

可動支柱を有するオーバードア装置

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JPH11256957A
JPH11256957A JP5921398A JP5921398A JPH11256957A JP H11256957 A JPH11256957 A JP H11256957A JP 5921398 A JP5921398 A JP 5921398A JP 5921398 A JP5921398 A JP 5921398A JP H11256957 A JPH11256957 A JP H11256957A
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Toshibumi Okubo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風圧、降雪等に原因する建物の梁部分の上下
動に関わらず可動支柱を確実に固定支持しておくことが
でき、かつ可動支柱の固定や解除を簡単に操作できるオ
ーバードア装置を提供する。 【解決手段】上部セットピン17及び下部セットピン2
6の操作機構として可動支柱1に上下方向に揺動する操
作レバー9を設け、この操作レバー9の揺動中心に対し
て操作レバー9の一端部側に上部セットピン17を、操
作レバー9の他端部側に下部セットピン26をそれぞれ
連結し、かつ操作レバー9の揺動中心から連結点までの
長さを上部セットピン17よりも下部セットピン26の
ほうが大となるように設定し、可動支柱セット時のセッ
ト孔23,32への進入量が上部セットピン17に比較
して下部セットピン26が大となるように図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可動支柱を有するオ
ーバードア装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】オーバードア装置は、
ドア開口部の両端に位置する支柱及びその上部ないし背
後方向に延びるレールに屈曲可能な構造のドアパネルを
支持したもので、ドアパネルをレールに沿って上方に跳
ね上げることにより大きな開口部が得られるとともに、
開扉状態でドアパネルが邪魔にならないという優れた特
徴がある。
【0003】このオーバードア装置によれば、単独でも
10メートル程度の大きな開口幅(スパン)のドアを実現
することができるが、さらに数十メートルといった大き
な開口幅の要求に応えるために、複数のドアを横方向に
連結し、これらの隣接部分を移動可能な支柱で支持する
ようにした可動支柱式のものもある。
【0004】この場合、複数のドアパネルの間に位置す
る中間の支柱は、閉扉状態ではドアパネルを支持及び案
内する本来の機能を発揮するが、ドア全開状態ではドア
パネルとの間の拘束が解かれて間口方向に移動させるこ
とが可能となるので、これを開口端側に移動させること
により大きな開口部が得られる。
【0005】ところで、航空機の格納庫のように間口が
広いだけでなく庫内に支柱を持たない構造の建物では、
建物全体の剛性が低いことから屋根部分が風圧で浮き上
がったり、その逆に屋上の降雪の荷重で沈み込んだりし
たときの間口の梁部分の上下変形量が非常に大きく、こ
のため可動支柱式のオーバードアを適用することが難し
いという問題があった。
【0006】すなわち、可動支柱は梁部分に設けられた
レールに懸垂状態で載っているため、例えば風圧が作用
したときに屋根や梁部分と共に支柱も上昇してしまい、
このときに支柱を床面に固定しているセットピンが抜け
出てきて支柱の固定状態が不安定となってしまう。ま
た、このようにセットピンの嵌合長が短くなっている状
態でドアパネル面に風圧がかかると支柱の変形に伴って
ピンに大きな曲げモーメントが作用し、耐久性の点でも
好ましくない。
【0007】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、建物の梁部分の上下動に関わらず可動支柱
を確実に固定支持しておくことができ、かつ可動支柱の
固定や解除を簡単に操作できるオーバードア装置を提供
することを主たる目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、間口方向に配設される複数のドアパネ
ルの両端部をガイドレールを介して上下方向に案内する
支柱を備え、隣接する複数のドアパネルの間に位置する
支柱をその上下端部にて分割し、これを間口上部に設け
たレールに沿って移動可能なように懸垂支持し、前記可
動支柱の上下端部にそれぞれ上下方向に進退操作可能な
上部セットピンと下部セットピンとを設けるとともに、
セット位置における可動支柱の上端部に対向する間口上
部に上部セットピンが嵌合するセット孔を、同じく下端
部に対向する床面位置に下部セットピンが嵌合するセッ
ト孔をそれぞれ設けたオーバードア装置を構成する。
【0009】また、前記上部セットピン及び下部セット
ピンの操作機構として可動支柱に上下方向に揺動する操
作レバーを設け、この操作レバーの揺動中心に対して操
作レバーの一端部側に上部セットピンを、操作レバーの
他端部側に下部セットピンをそれぞれ連結し、かつ操作
レバーの揺動中心から連結点までの長さを上部セットピ
ンよりも下部セットピンのほうが大となるように設定
し、可動支柱セット時のセット孔への進入量が上部セッ
トピンに比較して下部セットピンが大となるようにす
る。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明のセットピ
ンの操作機構を、下部セットピンの末端部と操作レバー
とを連結するリンクを備え、このリンクは、下部セット
ピンと操作レバーの各連結点を結ぶ線分が下部セットピ
ンの移動中心線に対してなす角度よりも小さい角度で下
部セットピンに連結するように曲折した形状に形成した
ものとする。
【0011】第3の発明は、上記各発明のセットピンの
操作機構を、操作レバーと共に揺動するカウンターウエ
イトを備え、このカウンターウエイトは、操作レバーの
揺動中心を通る鉛直線に対して、セットピンを最も退避
させる操作レバー位置では下部セットピンの操作レバー
に対する連結点の反対側に位置し、かつセットピンを最
も進出させる操作レバー位置では前記連結点側に位置す
るように設けたものとする。
【0012】第4の発明は、上記各発明の可動支柱を、
その下端部に下部セットピンの進出作動に連動して下降
する伸縮体を備え、この伸縮体は支柱セット状態で下部
セットピンに対して進退可能に支持すると共に、この伸
縮体の下端部に支柱セット時にセット孔の周囲を遮蔽す
る遮蔽板を設けたものとする。
【0013】
【作用・効果】上記各発明において、可動支柱はセット
位置において間口上部のセット孔に対しては上部セット
ピンが、床面のセット孔に対しては下部セットピンがそ
れぞれ嵌合するため、格納庫や大型倉庫のように開口高
さの大きい建物に対応する長尺の支柱であってもしっか
りと固定される。
【0014】上下セットピンは、それぞれが操作レバー
に連結しているので操作レバーを上下させることにより
同時に進出または退避し、したがって可動支柱の固定や
解除を簡単な操作で行うことができる。
【0015】操作レバーの揺動中心に対する連結点まで
の位置は下部セットピンのほうが上部セットピンよりも
大きく、つまり下部セットピンは上部セットピンに対す
るレバー比が大となるように設定してあるので、一定の
レバー操作量に対して下部セットピンは上部セットピン
よりも移動量が大きくなる。上部セットピンは間口上部
にレールが固定してあることなどから一般に十分な嵌合
長さを確保することが困難であり、すなわち移動量を大
きく設定することができないが、前記構成によればこの
ような上部セットピンの移動量の制約にかかわらず下部
セットピンに対しては大きな移動量を設定してセット孔
に対する嵌合長さを十分に確保することができ、したが
って梁部分の浮き上がりにかかわらず可動支柱をしっか
りと固定しておくことができる。
【0016】第2の発明によれば、下部セットピンと操
作レバーとを連結するリンクを、下部セットピンとの連
結部での角度がセットピンの移動中心線に接近させてあ
るため操作レバーを操作したときの上下方向の操作力に
ついての圧力角がそれだけ小さなものとなり、したがっ
て大きな移動量を有する下部セットピンを軽い操作力で
動かすことができる。
【0017】第3の発明によれば、下部セットピンを退
避させたときには操作レバーの揺動中心を挟んで下部セ
ットピンの連結点とは反対側にカウンタウエイトが位置
するためこのカウンタウエイトの荷重により下部セット
ピンの重量を相殺して操作レバーを容易にピン退避位置
に保持しておくことができる。このため可動支柱移動時
にセットピンが勝手に動いてしまうような不具合を防止
することができる。また、操作レバーをセットピンが進
出する位置に操作したときにはカウンタウエイトが下部
セットピンの連結点と同じ側に移動するため、カウンタ
ウエイトの荷重はセットピンを進出方向に付勢すること
になり、これによりセット位置での支柱固定時の操作力
の軽減を図ることができる。
【0018】第4の発明によれば、建物の変形に伴う可
動支柱の上下変位を考慮して支柱下部に大きな間隙を設
けた構成とした場合に、支柱の上下移動にかかわらず伸
縮体が支柱に対して相対的に伸縮してその下端部に設け
た遮蔽板によりセット孔を遮蔽し続けるので、セット孔
が露出している場合に問題となる塵埃等の侵入に原因す
る作動不良を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1において、1は可動支柱、2はその上
部固定装置、3は下部固定装置を示している。可動支柱
1は、外部に面した比較的幅の広い前面部11と、その
背面(屋内側)に位置する比較的幅の狭い後面部12とか
らなる略T字型断面の長柱であり、図2または図3に示
すように、前記前面部11の上端部にローラー座板5が
連結するとともに、後面部12の両側面に、長手方向に
沿って略C字型断面の支柱側ガイドレール6が取り付け
てある。支柱1の前面部11と後面部12とは何れも中
空構造である。
【0021】ローラー座板5には、その両端付近の2箇
所にローラー支持軸7を突設し、各ローラー支持軸7に
はそれぞれプーリ形状の走行用ローラー8がベアリング
を介して回転可能に支持してある。走行用ローラー8
は、ドア開口部の上縁部分にあたるチャンネル材からな
る梁9に沿って設けたレール10に乗っており、このレ
ール10に沿って可動支柱1を建屋の間口方向に移動し
うるように懸垂支持している。
【0022】上部固定装置2としては、上記梁9の背後
方向にブラケット22を水平に固設する一方、このブラ
ケット22のやや上方から背後方向に延設した梁21に
は、可動支柱1がこのブラケット22と相対するセット
位置に在るときに、支柱側ガイドレール6と連なって一
連のドアレールを形成する建屋側ガイドレール16が設
けてある。この建屋側ガイドレール16は、支柱側ガイ
ドレール6との連絡部付近ではほぼ垂直であるが、上方
に向かうに従って後方へと湾曲し、ドアパネルの格納に
必要な長さだけ梁21に沿って屋内側に延びている。
【0023】ドアパネルは、図示しないが横長の長方形
状をしたドア板を、その両端に位置するローラーの軸部
により屈曲可能に連結してなり、ガイドレール6及び1
6に沿って昇降しうるように、これらのレールに案内さ
れるローラにより支持してある。なお、ドアパネルの一
方の側端部はこのように可動支柱1側に支持されるが、
図示しない他の側端部は隣接する他の可動支柱側または
ドア開口部の端部に位置する固定支柱側に設けられたガ
イドレールに支持される。各ドアパネルは、可動支柱1
をセット位置に固定した状態にあっては、このとき支柱
側ガイドレール6と建屋側ガイドレール16とが一連と
なっているため、図示しないワイヤー等からなる昇降補
助機構を介して自由に開閉することができ、全開にする
とドアパネルの全体が建屋側ガイドレール16の部分に
格納され、これにより可動支柱1の移動操作が可能な状
態になる。
【0024】上記ブラケット22にはセット孔23が設
けてあり(図2参照)、このセット孔23と可動支柱1
に設けた上部セットピン17との係合に基づいて可動支
柱1の上端部での位置決め及び固定を行う。すなわち、
前記上部セットピン17は、図示したように支柱1の内
部にピンブラケット18を介して進退可能に支持してあ
り、さらに上部セットピン17はその下端部に連結した
プッシュロッド19を介して操作レバー9に連結してい
る。この操作レバー9の操作に連動して、上部セットピ
ン17先端部が支柱上端から突出または退避する。前記
レバー操作に応じて、ピン17がセット孔23に挿入さ
れた状態にあっては、可動支柱1の上端部はブラケット
22の下方にしっかりとセット位置に固定される。ま
た、この状態からピン17とセット孔23との係合を解
けば可動支柱1の上端部は解除状態となる。
【0025】下部固定装置3も同様に構成してあり、す
なわち図4に示したように可動支柱1の下端部には支柱
下端面から進出または退避する下部セットピン26が、
支柱内部に設けたピンブラケット27により上下摺動自
由に支持してある。この下部セットピン26は、その上
端部に連結したリンク28を介して操作レバー9に連結
しており、このレバー操作により上記上部セットピン1
7と連動して同時に進退動するように構成してある。ま
た、この下部セットピン26に対応するように床面上3
0に設けた固定機構31にはセット孔32が設けてあり
(図1参照)、操作レバー9を操作してセットピン26
を床面30に向かって突出させると、セットピン26が
前記セット孔32に嵌合し、これにより可動支柱1の下
端部はセット位置に固定される。
【0026】操作レバー9は、支柱内部に設けられたレ
バーブラケット33に、下部セットピン26の略上方に
位置するように設けたピン34を中心として上下揺動可
能に支持してあり、その後端部は支柱開口部35を貫通
して支柱外部の室内側に突出している。操作レバー9の
先端部には上記プッシュロッド19の下端部を連結する
と共に、このピンを挟んで前記連結部と反対側に下部セ
ットピン26を連結するリンク28の上端部を連結して
いる。
【0027】操作レバー9上のピン34からプッシュロ
ッド19との連結点までの長さに比較して、リンク28
との連結点までの長さのほうが大になるように、この場
合レバー比にして2.5程度に設定して、最退避状態か
らの同一のレバーストロークに対して下部セットピン2
6の進出量のほうが上部セットピン17よりも大きくな
るようにしてある。これにより、風圧等により建物の屋
根部分と共に可動支柱1が浮き上がったとしても、進出
量の大きな下部セットピン26とセット孔32との間に
は十分な嵌合長が確保されるので、下部セットピン26
に無理な曲げモーメントが作用するようなこともなく、
しっかりと可動支柱を固定させておくことができる。一
方、操作レバー9引き上げて上下セットピン17,26
を退避させた状態では、各セットピン17,26とセッ
ト孔23,32との係合が解けるため、可動支柱1はレ
ール10に沿って間口方向に移動させることが可能とな
る。
【0028】下部セットピン26と操作レバー9とを連
結するリンク28は、下部セットピン26と操作レバー
9の各連結点を結ぶ線分が下部セットピン26の移動中
心線に対してなす角度よりも小さい角度で下部セットピ
ン26に連結するように曲折した形状にしてあり、この
ように下部セットピン26との連結部でのリンク角度が
セットピン移動中心線に接近させたことにより、操作レ
バー9を操作したときの上下方向の操作力についての圧
力角がより小さくなり、大きな移動量を有する下部セッ
トピン26を軽い操作力で動かせるようにしている。
【0029】また、操作レバー9には支持ロッド36を
介してカウンタウエイト37が支持してある。このカウ
ンターウエイト37は、操作レバー9の揺動中心(ピン
34)を通る鉛直線に対して、図4に想像線で示したよ
うに各セットピン17,26を最も退避させた操作レバ
ー位置では下部セットピン26の操作レバー9に対する
連結点の反対側に位置し、かつセットピンをある程度進
出させた操作レバー位置では前記連結点側に位置するよ
うに設けてある。これにより、下部セットピン26を退
避させたときには操作レバー9の揺動中心を挟んで下部
セットピン26の連結点とは反対側にカウンタウエイト
37が位置するためこのカウンタウエイト37の荷重に
基づく図上反時計方向に作用するモーメントにより下部
セットピン26の重量を相殺して操作レバー9を容易に
ピン退避位置に保持しておくことができる。また、操作
レバー9を図4の実線で示したようにセットピン進出位
置に操作したときにはカウンタウエイト37が下部セッ
トピン26の連結点と同じ側に移動するため、カウンタ
ウエイト37の荷重は時計方向のモーメントとしてセッ
トピン進出方向に作用することになり、これによりセッ
ト位置での支柱固定時の操作力が軽減される。なお、図
4において38と39はそれぞれ鋼材から形成された操
作レバー9をセットピン退避位置または進出位置に吸着
して位置保持力を補助するために支柱1内に設けたマグ
ネットである。操作レバー9の位置保持はカウンターウ
エイト37のみでも可能であるが、このようにマグネッ
ト38,39を設けることにより、操作者に対して操作
レバー9をピン退避位置またはピン進出位置に確実に操
作させるための目安ないし手応えを与えることができ
る。
【0030】一方、可動支柱1の下端部には床面30と
の間に所定の間隙を設けると共に、この間隙部内にて伸
縮作動する伸縮体40が支柱下端部に設けてある。この
伸縮体40はそれ自体が上下方向に伸縮可能なゴムベロ
ーズで構成され、係合部41により下部セットピン26
の進出作動に連動して下降するように構成してある。こ
の伸縮体40の下端部には、支柱セット状態でセット孔
32の周囲を遮蔽する遮蔽板42が取り付けてある。こ
の構成に基づき、建物の変形に伴う可動支柱1の上下変
位にかかわらず伸縮体40が支柱1に対して相対的に伸
縮してその下端部に設けた遮蔽板42によりセット孔3
2を遮蔽し続けるので、セット孔32への塵埃等の侵入
を防止して良好な作動性を確保することができる。支柱
移動のためにセットピン26を退避させると、その退避
動作の途中で係合部41がセットピン26に係合してセ
ットピン26と共に上昇し、下端の遮蔽板42を床面か
ら浮き上がらせるので支柱1を容易に移動させることが
できる。なお、伸縮体としては前記ベローズに限らず、
例えば支柱1と略同一断面形状の脚部を支柱下端部に伸
縮可能に嵌合したテレスコピック構造のものなどを適用
するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すオーバードア装置の
概略側面図。
【図2】図1の可動支柱の上端部の詳細を示す側面図。
【図3】図1の可動支柱の上端部の詳細を示す一部切欠
き正面図。
【図4】図1の可動支柱の下端部の詳細を示す一部切欠
き側面図。
【符号の説明】
1 可動支柱 2 上部固定装置 3 下部固定装置 5 ローラー座板 6 ガイドレール 7 ローラー支持軸 8 走行用ローラー 9 操作レバー(セットピン操作機構) 10 レール 16 ガイドレール 17 上部セットピン 19 プッシュロッド 22 ブラケット 23 セット孔 26 下部セットピン 28 リンク 30 床面 32 セット孔 33 レバーブラケット 37 カウンタウエイト 40 伸縮体 42 遮蔽板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間口方向に配設される複数のドアパネル
    の両端部をガイドレールを介して上下方向に案内する支
    柱を備え、隣接する複数のドアパネルの間に位置する支
    柱をその上下端部にて分割し、これを間口上部に設けた
    レールに沿って移動可能なように懸垂支持し、前記可動
    支柱の上下端部にそれぞれ上下方向に進退操作可能な上
    部セットピンと下部セットピンとを設けるとともに、セ
    ット位置における可動支柱の上端部に対向する間口上部
    に上部セットピンが嵌合するセット孔を、同じく下端部
    に対向する床面位置に下部セットピンが嵌合するセット
    孔をそれぞれ設けたオーバードア装置であって、 前記上部セットピン及び下部セットピンの操作機構とし
    て可動支柱に上下方向に揺動する操作レバーを設け、こ
    の操作レバーの揺動中心に対して操作レバーの一端部側
    に上部セットピンを、操作レバーの他端部側に下部セッ
    トピンをそれぞれ連結し、かつ操作レバーの揺動中心か
    ら連結点までの長さを上部セットピンよりも下部セット
    ピンのほうが大となるように設定し、可動支柱セット時
    のセット孔への進入量が上部セットピンに比較して下部
    セットピンが大となるようにしたことを特徴とする可動
    支柱を有するオーバードア装置。
  2. 【請求項2】 セットピンの操作機構は、下部セットピ
    ンの末端部と操作レバーとを連結するリンクを備え、こ
    のリンクは、下部セットピンと操作レバーの各連結点を
    結ぶ線分が下部セットピンの移動中心線に対してなす角
    度よりも小さい角度で下部セットピンに連結するように
    曲折した形状に形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の可動支柱を有するオーバードア装置。
  3. 【請求項3】 セットピンの操作機構は、操作レバーと
    共に揺動するカウンターウエイトを備え、このカウンタ
    ーウエイトは、操作レバーの揺動中心を通る鉛直線に対
    して、セットピンを最も退避させる操作レバー位置では
    下部セットピンの操作レバーに対する連結点の反対側に
    位置し、かつセットピンを最も進出させる操作レバー位
    置では前記連結点側に位置するように設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2の何れかに記載の可動支
    柱を有するオーバードア装置。
  4. 【請求項4】 可動支柱は、その下端部に下部セットピ
    ンの進出作動に連動して下降する伸縮体を備え、この伸
    縮体は支柱セット状態で下部セットピンに対して進退可
    能に支持すると共に、この伸縮体の下端部に支柱セット
    時にセット孔の周囲を遮蔽する遮蔽板を設けたことを特
    徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の可動支
    柱を有するオーバードア装置。
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