JPH11256197A - フィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分 - Google Patents

フィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分

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JPH11256197A
JPH11256197A JP10359603A JP35960398A JPH11256197A JP H11256197 A JPH11256197 A JP H11256197A JP 10359603 A JP10359603 A JP 10359603A JP 35960398 A JP35960398 A JP 35960398A JP H11256197 A JPH11256197 A JP H11256197A
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detergent
phyllosilicate
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JP10359603A
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Harald Dr Bauer
ハラルト・バウエル
Josef Holz
ヨーゼフ・ホルツ
Guenther Dr Schimmel
ギユンター・シムメル
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Clariant GmbH
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    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
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    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分
を提供する。 【解決手段】 540g/l未満のかさ密度、150μmを越
える平均粒径、10%未満の150μm未満の粒度画
分、5%未満の1180μmを越える粒度画分および1
5を越えるフローファクターを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィロシリケート
含有洗剤および洗浄剤成分、洗剤用組成物の製造にそれ
らを使用する方法および上記のフィロシリケート含有洗
剤および洗浄剤成分を含有する洗剤用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】式NaMSi x O2x ・yH2O(式中、M は、ナ
トリウムまたは水素であり、x は、1.9から4の数で
あり、そしてy は、0から20の数であり、好ましくは
x は、2、3または4である)で表される結晶性層状ケ
イ酸ナトリウム(フィロシリケート)は、ホスフェート
およびゼオライトビルダーの代替物として好適であるこ
とが知られている。水を軟化させるためにこれらの結晶
性フィロシリケートを使用することは、例えばヨーロッ
パ特許出願公開第A-0 164 514 号明細書に記載されてい
る。好ましい結晶性フィロシリケートは、は、M がナト
リウムであり、xが2または3と推測されるものであ
る。好ましい代替物は、β−およびδ−二ケイ酸ナトリ
ウム(Na2Si2O5・yH2O)の両方であり、β−二ケイ酸ナ
トリウムは例えばPCT/WO 91/08171 号明細書に記載され
た方法によって得ることができる。
【0003】β−二ケイ酸ナトリウムは、SKS-7 という
商品名で市販されており、そしてδ−ケイ酸ナトリウム
はSKS-6 という商品名で市販されている(クラリアント
社、フランクフルトの市販製品)。これらの粉末は、一
般に600g/l未満のかさ密度および高い微粒子画分を有し
ている。これらは、通常150 μm未満の粒度の粒子を3
0重量%を越える量で含有する。
【0004】工業的には、現在の洗剤は、一般に液状洗
剤要素で微粉状物質を集合させて顆粒とすることによっ
て製造される。顆粒は、しばしば異なる洗剤要素から製
造される。次いで、この顆粒を一緒に混合して最終洗剤
とする。集合を可能にするために、固形洗剤要素は十分
な界面活性剤吸収能を有していなければならない。
【0005】しかしながら、上記のフィロシリケートが
粉末状である場合には、液状洗剤要素、特に界面活性剤
の吸収能は制限される。吸収能が過剰である場合には、
得られる製品はもはや流動性ではなく、そして洗剤およ
び洗浄剤に使用することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、フローファクターの大きな低下なしにその他の洗剤
要素のための高い吸収能を有しており、そして同時に洗
剤要素の吸収に続いて必須成分としてフィロシリケート
を含有する洗剤用組成物を得ることのできる、フィロシ
リケート含有洗剤および洗浄剤成分を提供することにあ
る。この結果得られる洗剤用組成物は、同様に可能な限
り高いかさ密度および適当なフローファクターを有して
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、540g/l未満
のかさ密度、150μmを越える平均粒径、10%未満
の150μm未満の粒度画分、2%未満の1180μm
を越える粒度画分および15を越えるフローファクター
を有する、冒頭に述べた類のフィロシリケート含有洗剤
および洗浄剤成分によって達成される。
【0008】平均粒径は、好ましくは400μmを越え
る。
【0009】150μm未満の粒度画分は、好ましくは
5%未満である。
【0010】1180μmを越える粒度画分は、好まし
くは2%未満である。
【0011】フローファクターは、好ましくは20を越
える。
【0012】フィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成
分は、好ましくは50〜98重量%のフィロシリケー
ト、2〜50重量%のポリカルボキシレート、および0
〜20重量%の水からなる。
【0013】好ましくは、90〜98重量%のフィロシ
リケート、1〜10重量%のポリカルボキシレート、お
よび1〜10重量%の水からなる。
【0014】本発明は、上記のフィロシリケート含有洗
剤および洗浄剤成分を、洗剤用組成物の製造に使用する
方法にも関する。
【0015】上記の課題は、30〜98重量%のフィロ
シリケート含有洗剤および洗浄剤成分および2〜70重
量%の洗剤要素からなる洗剤用組成物によって達成され
る。
【0016】この洗剤用組成物は、好ましくは50〜9
5重量%のフィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分
および5〜50重量%の洗剤要素からなる。
【0017】この洗剤要素は、好ましくはアニオン性、
カチオン性および/または非イオン性界面活性剤であ
る。通常の液状洗剤要素も同様に使用することができ
る。
【0018】アニオン性界面活性剤は、好ましくは酸性
および中和状態で使用される。
【0019】通常の液状洗剤要素は、好ましくはポリカ
ルボキシレート、よごれ解離(soil-release)ポリマー、
ポリビニルピロリドンおよび/またはシリコーンであ
る。
【0020】この洗剤用組成物は、好ましくは540g/lを
越えるかさ密度、360μmを越える平均粒径、2%未
満の150μm未満の粒度画分、10%未満の1180
μmを越える粒度画分および4を越えるフローファクタ
ーを有する。
【0021】平均粒径は、好ましくは500μmを越え
る。
【0022】フローファクターは、好ましくは8を越え
る。
【0023】洗剤に使用される要素は、異なる機能を有
する。固形シリケートは水軟化剤である。ソーダおよび
重炭酸ナトリウムは洗浄液のアルカリ度を緩衝する。し
ばしば液状で使用される界面活性剤は、よごれ除去剤(s
oil-remover)である。漂白物質、例えば過ホウ酸、パー
カーボネートまたは有機酸素キャリアーおよび漂白活性
剤または触媒、例えばテトラアセチルジアミンまたは特
定のマンガン錯体は、しみ除去剤(stain-remover) であ
る。酵素、例えばプロテアーゼ、アミラーゼおよびリパ
ーゼは、よごれの除去を助ける。よごれ解離ポリマー、
セルラーゼ、カルボキシメチルセルロースおよびポリビ
ニルピロリドンは、繊維および色を保護する。蛍光増白
剤は、洗濯した物の白さの視覚上の印象を高める。錯化
剤およびホスフェートは、不所望の痕跡量の重金属と錯
化する。ホスホネートおよびポリカルボキシレートは、
よごれの分散に使用される。消泡剤、香料およびフィラ
ーは、通常の洗剤配合物に含まれる。このような物質お
よびそれらの作用は、従来から知られている。
【0024】本発明によれば、以下の組成物を使用する
ことができる。 ケイ酸塩 式Na2Si x O2x+1 ・yH2O(式中、x は、1.9から4の
数であり、y は、0から20の数である)で表されるフ
ィロケイ酸ナトリウムを使用することができる。特に、
δ−相で結晶化し、そしてSKS-6 の商品名でクラリアン
ト社、フランクフルトから市販されている二ケイ酸二ナ
トリウムが好ましい。β相で結晶化する二ケイ酸二ナト
リウムも特に好適である。
【0025】その他のフィロシリケート、例えばヨーロ
ッパ特許第0 630 855 号明細書およびヨーロッパ特許出
願公開第0 550 048 A1号明細書に記載されているような
カリウム−、カルシウム−およびマグネシウムドープフ
ィロシリケート、またはPCT/WO 96/01307 号明細書に記
載されているカリウム−ドープフィロシリケートも使用
することができる。
【0026】式Na2Si x O2x+1 ・yH2O(式中、x は、4
から25の数であり、そしてy は、0から20の数であ
る)で表されるシリコンリッチのフィロケイ酸ナトリウ
ムを使用することも可能である。ここで、x が約8、1
4または20から22であり、そして結晶構造がイレラ
イト(ilerite) 、マガダイト(magadiite) またはケニア
イト(kenyaite)から誘導されるフィロケイ酸ナトリウム
が特に好ましい。 界面活性剤 特に好適な界面活性剤は、エトキシル化脂肪アルコール
タイプおよびアルキルポリグリコシドの非イオン性のも
のまたはスルホネートタイプのアニオン性のものであ
る。その他の液状界面活性剤も本発明の目的のために使
用することができる。 非イオン性界面活性剤 使用される非イオン性界面活性剤は、好ましくはアルコ
キシル化、特に好ましくはエトキシル化されている、好
ましくは8〜18個の炭素原子を有しておりそして1モ
ルのアルコールに対して平均して1〜12モルのエチレ
ンオキシドを有する第一アルコールであり、その際アル
コール基は、直鎖状であるかまたは分岐鎖状であり、飽
和または不飽和であるか、または通常のオキソアルコー
ル基に存在するように直鎖状および分岐鎖状であり、飽
和または不飽和である基が混合物中に存在してもよい。 アルキルポリグリコシド 式RO(G) x (式中、R は、第一直鎖またはメチル分岐、
特に2−位でメチル分岐した、8〜22個、好ましくは
12〜18個の炭素原子を有する脂肪族基であり、G
は、5〜6個の炭素原子を有するグルコース単位、好ま
しくはグルコースである)で表されるアルキルグリコシ
ドが好ましい。
【0027】モノグリコシドおよびオリゴグリコシドの
分布を示すオリゴマー化度x は、1〜10のいずれの数
でもよく、x は、好ましくは1.2〜1.4である。
【0028】非イオン性界面活性剤として単独で使用で
きるかまたはその他の非イオン性界面活性剤と組み合わ
せて、特にアルコキシル化脂肪アルコールと組み合わせ
て使用することのできる、その他の類の好ましい非イオ
ン性界面活性剤は、アルコキシル化、好ましくはエトキ
シル化またはエトキシル化およびプロポキシル化され
た、好ましくはアルキル基に1〜4個の炭素原子を有す
る脂肪酸アルキルエステル、好ましくは例えば特開昭5
8−217598号公報に記載されている脂肪酸メチル
エステル、またはPCT/WO A 90/13533 号明細書に記載さ
れている方法によって製造されるものである。
【0029】アミンオキサイドタイプの非イオン性界面
活性剤も好適である。 グルカミド その他の好適な界面活性剤はグルカミド、すなわち式R2
-CO-N(R3)-Z (式中、R2COは、6〜22個の炭素原子を
有する脂肪族アシル基であり、R3は、水素、1〜4個の
炭素原子を有するアルキルまたはヒドロキシアルキルで
あり、そしてZは、3〜10個の炭素原子および3〜1
0個のヒドロキシ基を有する直鎖状または分岐鎖状のポ
リヒドロキシアルキル基)で表されるポリヒドロキシ脂
肪酸アミドである。
【0030】ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、公知の物
質であり、アンモニア、アルキルアミンまたはアルカノ
ールアミンを用いた還元糖の還元性アミノ化および引き
続いての脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸
クロライドを用いたアシル化により製造することができ
る。
【0031】スルホネートタイプの好適なアニオン性界
面活性剤は、好ましくはC9-C13- アルキルベンゼンスル
ホネート、α−オレフィンスルホネートおよびアルカン
スルホネートである。スルホ脂肪酸のエステルおよびα
−スルホ脂肪酸の二塩も好適な化合物である。その他の
好適なアニオン性界面活性剤は、スルフェート化脂肪酸
グリセロールエステルであり、これはモノ−、ジ−およ
びトリエステルおよびそれらの混合物であり、1モルの
モノグリセロールを1〜3モルの脂肪酸でエステル化す
るか、またはトリグリセリドを0.3〜2モルのグリセ
ロールでエステル交換することによって製造される。特
に好適なアルキルスルフェートは、C12-C18-脂肪アルコ
ール、例えばラウリル、ミリスチル、セチルまたはステ
アリルアルコール、および追加的に不飽和アルコール、
例えばオレイルアルコールを含有していてもよいヤシ
油、パーム油およびパーム核油から得られる脂肪アルコ
ール混合物の硫酸モノエステルである。
【0032】その他の好適なアニオン性界面活性剤は、
特に石鹸である。好適な化合物は、飽和脂肪酸石鹸、例
えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、水素化エルカ酸およびベヘン酸の塩ならびに天
然脂肪酸、例えばヤシ、パーム核または牛脂脂肪酸から
誘導される石鹸混合物である。
【0033】アニオン性界面活性剤は、そのナトリウ
ム、カリウムまたはアンモニウム塩の状態で存在しても
よく、また有機塩基、例えばモノ−、ジ−またはトリエ
タノールアミンの水溶性塩でもよい。アニオン性界面活
性剤は、好ましくはそのナトリウムまたはカリウム塩の
状態であり、特に好ましくはナトリウム塩の状態であ
る。このアニオン性界面活性剤は、好ましくは遊離酸と
してまたは酸および塩の混合物として使用することがで
きる。 流動性 バルク材料の流動性は、ffc 値を使用して特徴づけるこ
とができる。流動特性は、環状剪断装置で測定される。
このために、材料のサンプルを、円筒形の環状測定チャ
ンバー中で、引っ張り力の作用下にそして同時にチャン
バーの天井部分に対してチャンバーの床を回転させてコ
ンパクト化する。力の伝達を改善するために、チャンバ
ーの天井および床にバッフルを取り付ける。次いで、材
料がねじれによってちょうど剪断される張力が測定され
る。これは、D. SchulzeによってChem.-Ing.-Techn. 67
(1995) 60-68 に記載されている。ffc 値は、コンパク
ト化張力シグマlをバルク材料の体積シグマcで割った
商である。
【0034】従って、2〜4のffc 値は、粘着性のバル
ク材料であることを示しており、そして4〜10の値
は、ほどよく流動する生成物を意味しており、そして1
0を越える値は、自由に流動する生成物を意味してい
る。 洗剤に対するフローファクターの意味 現在の粉末または顆粒状の洗剤の製造において、原材料
自身が多数の有利な特性を有していなければならない。
洗剤製造の際にそして消費者に対しても良好な取り扱い
性を保証するために、洗剤自身(全ての要素の合計に相
当)および製造の際の中間体の両方が、十分に高いフロ
ーファクターを有していなければならない。良好な取り
扱い性は、例えば製造の際の材料の輸送が簡単なこと
(流動性)、製造の際および最終的な包装の際に凝集ま
たは粘着がないことを意味している。
【0035】できる限り均一であり、そしてできる限り
最終的な洗剤のものに近くなければならない粒度は、材
料の良好な流動性には欠くことができない。問題のない
安全な取り扱いには、固形洗剤原材料も非常に粒径の低
い粒子の含有量が低いことが要求される。全般に、フロ
ーファクターによって特徴づけられる流動性は、材料の
取り扱い特性に著しく影響する。
【0036】
【実施例】実施例1(本発明) Loedige プローシェアーミキサー中にSKS-6 粉末を導入
する。激しく攪拌しながら、ポリカルボキシレート(St
ockhausen, Krefeldから市販されているW74454)の水溶
液をそこに噴霧する。この生成物を温空気乾燥キャビネ
ット中で110℃で乾燥する。これによって、SKS-6 の
含有量が86.6重量%であり、ポリカルボキシレート
の含有量が9.7重量%であり、そして水和した水の含
有量が3.7重量%であるフィロシリケート含有洗剤お
よび洗浄剤成分が得られる。その他の分析データは表1
に示す。 実施例2(本発明) ミキサー(Hobert)中に、3.5kg のフィロシリケート含
有洗剤および洗浄剤成分(実施例1)を導入する。750g
のAPG 600 UP(登録商標)および750gのDehydol LT 7
(登録商標)を2リットルのビーカー中で80℃の温度
で攪拌しながら溶融させ、そして加熱滴下漏斗を使用し
てゆっくりと攪拌しながら計量供給する。この混合時間
は0.5時間である。この結果得られる生成物は、対流
乾燥キャビネット中で110℃の温度で乾燥する。この
乾燥した生成物を1180μmスクリーンを通して手でふる
い分けする。オーバーサイズの画分はRetschミルを使用
して粉砕し、再びふるい分けする。種々のふるい分けし
た画分を互いに十分に混合する。この洗剤用組成物は、
14.6のffc 値を有している。 実施例3(本発明) 150kg のSKS-6 粉末を、1250μmのメッシュサイズの金
属製スクリーンを有する電気振動スクリーン(モデル:
Siemens 社のTMA 3070)上に分割して置く。次いで、ス
クリーンを通り抜けた画分を、250 μmのスクリーンを
用いた同じ装置でふるい分けする。これにより、250 〜
1250μmの粒度を有する37kgの材料が得られる。その他
の分析データは表1に示す。 実施例4(本発明) 実施例2に従って、洗剤用組成物を製造するために、実
施例3の3.0kg の粗いSKS-6 粉末および1.0kg のAPG 60
0 UP(登録商標)および1.0kg のDehydol LT 7(登録商
標)を使用する。この材料は8のffc 値を有している。
その他の分析データは表1に示す。 実施例5(本発明) Hobartミキサー中で、表2に示した成分を順次混合する
ことによって、実施例2の洗剤用組成物を基材とするヘ
ビーデューティー洗剤を製造する。この結果得られる洗
剤の組成を表2に示す。
【0037】標準の家庭用洗濯機(モデル:W 917 、Mi
ele )中で、60℃で18°の硬度(ドイツ硬度)の水
で洗浄サイクル当たり75g の量の試験洗剤を用いて、特
別な試験生地を繰り返し(15回)洗浄する。特にコッ
トンテリー生地(Vossen)、コットンを重ねた生地およ
びWaeschereiforschung Krefeld Testgewebe GmbH の標
準コットン生地およびSwiss Materials Testing Instit
ute, St Gallen, Switzerland の標準コットン生地であ
る試験生地を、多くの洗濯用バラスト(3.75kg)と混合
する。15回の洗濯の後に、サンプルを、それぞれの生
地から取り、そして24時間1000℃の温度でマッフ
ル炉で灰化する。
【0038】個々の生地の平均灰値(ash value)を15
回の洗濯の後に測定すると、1.83%であった。 実施例6(本発明) Hobartミキサー中で、表2に示した成分を順次混合する
ことによって、実施例4の洗剤用組成物を基材とするヘ
ビーデューティー洗剤を製造する。この洗剤の組成を表
2に示す。実施例5に記載したように、この試験洗剤を
使用して、家庭用洗濯機で試験生地を洗浄する。
【0039】個々の生地の平均灰値を15回の洗濯の後
に測定すると、1.97%であった。 実施例7(本発明) 実施例1と同様の手法で、SKS-6 粉末およびポリカルボ
キシレート溶液を使用して、フィロシリケート含有洗剤
および洗浄剤成分を製造する。その他の分析データは表
1に示す。 実施例8(本発明) 実施例2と同様の手法で、Hobartミキサー中で、4kg の
フィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分(実施例
7)および1kg の非イオン性界面活性剤GenapolOA 080
(登録商標)から洗剤用組成物を製造する。この材料
は、5.2のffc 値を有している。その他の分析データ
は表1に示す。 実施例9(本発明) 500gのフィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分(実
施例7)および350gのMarlon A375 (登録商標)を混合
しそして110℃で乾燥する。この材料は、4.2のff
c 値を有している。その他の分析データは表1に示す。 実施例10(本発明) 実施例2と同様の手法で、実施例3の3.25kgのSKS-6 お
よび1.75kgのMarlon A365(登録商標)を混合しそして
110℃で乾燥する。この材料は、5.2のffc 値を有
している。その他の分析データは表1に示す。 実施例11(本発明) 実施例2と同様の手法で、実施例3の3.25kgのSKS-6 お
よび520gのHLAS(96.6重量%の有効物質)を混合しそし
て110℃で乾燥する。この材料は、4.4のffc 値を
有している。その他の分析データは表1に示す。 実施例12(比較例) 10kgのSKS-6 粉末を、500 μmのメッシュサイズの金属
製スクリーンを有する電気振動スクリーン(モデル:Si
emens 社のTMA 3070)上に分割して置く。8.15kgのSKS-
6 粉末がアンダーサイズの画分として得られる。その他
の分析データは表1に示す。 実施例13(比較例) 実施例2の手法に続いて、実施例7の微粒状のSKS-6 粉
末を使用して、SKS-6界面活性剤化合物を製造する。
2.8のffc 値が測定され、これはこの界面活性剤化合
物が、実施例2の洗剤用組成物と比較して著しく悪い流
動性しか有していないことを示している。 表1
【0040】
【表1】
【0041】 括弧内の数字は、洗剤用組成物を介して洗剤中に取り込
まれる物質の量を示している。 使用した物質: APG :APG 600 UP W(登録商標)(約50%濃度溶液)、
Henkel NIO I :Dehydol LT 7(登録商標)、Henkel NIO II:Genapol OA 080(登録商標)、Clariant LAS I :Marlon A 375(登録商標)、Huels LAS II:Marlon A 365(登録商標)、Huels LAS III :Marlon ARL(登録商標)、Huels HLAS:アルキルベンゼンスルホン酸 SKS-6 :フィロシリケートSKS-6 粉末、Clariant ポリカルボキシレートA:W74454、Stockhausen ポリカルボキシレートB:Sokalan CP5 (登録商標)、
BASF パーカーボネート:Oxyper C(登録商標)、Solvay Int
erox TAED:TAED 4049 、Clariant 酵素:Opticlean 375+(登録商標)(プロテアーゼ)、
Solvay Enzymes 消泡剤:11.Plv.ASP3 、Wacker スルフェート:軽質(light) スルフェート、Solvay
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C11D 3/60 3:08 3:20) (72)発明者 ギユンター・シムメル ドイツ連邦共和国、50374 エルフトシユ タット、エーレンストラーセ、16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 540g/l未満のかさ密度、150μmを越
    える平均粒径、10%未満の150μm未満の粒度画
    分、5%未満の1180μmを越える粒度画分および1
    5を越えるフローファクターを有するフィロシリケート
    含有洗剤および洗浄剤成分。
  2. 【請求項2】 平均粒径が400μmを越える請求項1
    に記載のフィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分。
  3. 【請求項3】 150μm未満の粒度画分が5%未満で
    ある請求項1または2に記載のフィロシリケート含有洗
    剤および洗浄剤成分。
  4. 【請求項4】 1180μmを越える粒度画分が2%未
    満である請求項1〜3のいずれかに記載のフィロシリケ
    ート含有洗剤および洗浄剤成分。
  5. 【請求項5】 フローファクターが20を越える請求項
    1〜4のいずれかに記載のフィロシリケート含有洗剤お
    よび洗浄剤成分。
  6. 【請求項6】 50〜98重量%のフィロシリケート、
    2〜50重量%のポリカルボキシレートおよび0〜20
    重量%の水からなる請求項1〜5のいずれかに記載のフ
    ィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分。
  7. 【請求項7】 90〜98重量%のフィロシリケート、
    1〜10重量%のポリカルボキシレートおよび1〜10
    重量%の水からなる請求項1〜5のいずれかに記載のフ
    ィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のフィロ
    シリケート含有洗剤および洗浄剤成分を、洗剤用組成物
    の製造に使用する方法。
  9. 【請求項9】 30〜98重量%のフィロシリケート含
    有洗剤および洗浄剤成分および2〜70重量%の洗剤要
    素からなる洗剤用組成物。
  10. 【請求項10】 50〜95重量%のフィロシリケート
    含有洗剤および洗浄剤成分および5〜50重量%の洗剤
    要素からなる請求項9に記載の洗剤用組成物。
  11. 【請求項11】 洗剤要素が、アニオン性、カチオン性
    および/または非イオン性界面活性剤である請求項10
    に記載の洗剤用組成物。
  12. 【請求項12】 アニオン性界面活性剤が、酸性および
    中和状態で使用される請求項11に記載の洗剤用組成
    物。
  13. 【請求項13】 よごれ解離ポリマー、ポリビニルピロ
    リドンおよび/またはシリコーンである請求項9または
    10に記載の洗剤用組成物。
  14. 【請求項14】 500g/lを越えるかさ密度、360μm
    を越える平均粒径、2%未満の150μm未満の粒度画
    分、10%未満の1180μmを越える粒度画分および
    4を越えるフローファクターを有する、請求項9〜13
    のいずれかに記載の洗剤用組成物。
  15. 【請求項15】 平均粒径が500μmを越える請求項
    9〜14のいずれかに記載の洗剤用組成物。
  16. 【請求項16】 フローファクターが8を越える請求項
    9〜15のいずれかに記載の洗剤用組成物。
JP10359603A 1997-12-19 1998-12-17 フィロシリケート含有洗剤および洗浄剤成分 Withdrawn JPH11256197A (ja)

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