JPH08503240A - 洗剤組成物 - Google Patents

洗剤組成物

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JPH08503240A JP6511871A JP51187194A JPH08503240A JP H08503240 A JPH08503240 A JP H08503240A JP 6511871 A JP6511871 A JP 6511871A JP 51187194 A JP51187194 A JP 51187194A JP H08503240 A JPH08503240 A JP H08503240A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒状洗剤組成物は、非イオン性界面活性剤を含む界面活性剤系、少なくとも1種の洗浄力ビルダー及び任意に他の洗剤成分を含有しており、非イオン性界面活性剤はC12未満の平均アルキル鎖長と8以下の平均エトキシル化度を有する脂肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物からなり、界面活性剤系はC12以上の平均鎖長と7未満の平均エトキシル化度を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤を含有していない。短鎖非イオン性界面活性剤を使用すると、自動洗濯機中の洗濯物への組成物の放出を改善すると共に、洗浄力を増進することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 洗剤組成物 技術分野 本発明は非イオン性界面活性剤を含有する粒状洗剤組成物に関する。本発明は 特に、高い嵩密度を有する粒状洗剤組成物、特にアルカリ金属アルミノケイ酸塩 ビルダーを含有する前記組成物に関する。背景及び従来技術 非イオン性界面活性剤は炭化水素油、複合脂肪並びに他の長鎖不飽和及び飽和 グリセリド等の疎水性の汚れを除去するのに特に有効であるので、洗剤調剤に配 合すると有益な洗浄特性を有する。 しかしながら、非イオン性界面活性剤を含有する粒状洗剤組成物が水溶液に接 触すると、非イオン性界面活性剤は粘性相を形成する傾向があり、自動洗濯機の ディスペンサー又は放出器から放出しにくくなり、洗液への分散及び溶解が不良 になる。 嵩密度の高い粉末は嵩密度の低い粉末よりも粉末ベッドの毛管直径が小さく、 水の浸透に時間がかかるので、問題は深刻となる。アルカリ金属アルミノケイ酸 塩のような非水溶性ビルダーを含有する粉末の場合も、放出の問題は特 に深刻であることが判明した。 厳密に制御されたアルキル鎖長の短鎖非イオン性界面活性剤を使用し、特定の 他のエトキシル化非イオン性界面活性剤、特にエトキシル化度の低い長鎖材料を 除外することにより、製造工程を変更する必要なしに、エトキシル化アルコール 非イオン性界面活性剤を含有し且つ良好な放出及び溶解特性を有する洗剤粉末の 製造の難点を克服できることが茲に知見された。驚くべきことに、この効果は洗 浄力性能を損失せずに達せられ、性能を改善することさえ可能である。 短鎖非イオン性界面活性剤を含有する粒状洗剤組成物は英国特許第14606 46号、1462133号、1462134号、1485316号及び1566 326号(Procter & Gamble); 英国特許第1519433 号及び仏国特許出願公開第2303850A号(Rhone−Poulenc) ;ヨーロッパ特許出願公開第200953A号及び国際出願公開WO91 10 718A号(Henkel)に開示されている。しかしながら、高嵩密度粒状洗 剤組成物の放出特性の改善を目的とした短鎖非イオン性界面活性剤の使用は開示 されていない。発明の定義 従って、本発明は少なくとも600g/1の嵩密度を有しており、非イオン性 界面活性剤を含む界面活性剤系、少なくとも1種の洗浄力ビルダー及び任意に他 の洗剤成分を含有する粒状洗剤組成物を提供し、非イオン性界面活性剤は、C12 未満の平均アルキル鎖長と8以下の平均エトキシル化度を有する脂肪族アルコー ルとエチレンオキシドとの縮合生成物からなり、界面活性剤系は、C12以上の平 均鎖長と7未満の平均エトキシル化度を有するエトキシル化非イオン性界面活性 剤を含有していない。 本発明は更に、少なくとも600g/1の嵩密度を有する粒状洗剤組成物の洗 濯物への放出を改善するための、C12未満の平均アルキル鎖長と8以下の平均エ トキシル化度を有する脂肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物であ る非イオン性界面活性剤の使用を提供する。発明の詳細な説明 短鎖非イオン性界面活性剤 本発明の洗剤組成物は、C12未満の平均アルキル鎖長と8以下の平均エトキシ ル化度を有する非イオン性界面活性剤を必須成分として含有する界面活性剤系を 含有すること を特徴とする。この成分を以下の文中では短鎖非イオン性界面活性剤と呼称する 。 市販の非イオン性界面活性剤は一般に平均値付近の一定範囲の鎖長を含む混合 物である。界面活性剤系はC12以上の平均鎖長と7未満の平均エトキシル化度を 有する市販材料である非イオン性界面活性剤を含有しない。 特に除外した上記類以外のエトキシル化非イオン性界面活性剤が併存すること も本発明の範囲に含まれる。しかしながら、本発明の好適組成物はエトキシル化 度に関係なくC12以上の平均アルキル鎖長を有する全エトキシル化非イオン性界 面活性剤(市販混合物)を実質的に含有しない。 好ましくは、短鎖非イオン性界面活性剤は少なくとも25重量%、より好まし くは少なくとも50重量%、最適には少なくとも75重量%がC12未満のアルキ ル鎖長を有するアルコールから誘導される。有利には、界面活性剤系はC12以上 の鎖長を有する非イオン性界面活性剤材料を実質的に含有しない。 油性の汚れに対する洗浄力を有することでよく知られている長鎖(C12以上) 低EO(7EO未満)非イオン性界面活性剤が不在であるにも拘わらず、本発明 の組成物は一 連の汚れに対して優れた洗浄力性能を示すと共に、優れた分散特性を示す。 C9〜Cll.5の範囲の平均アルキル鎖長を有する非イオン性界面活性剤、特に C9〜Cll及びC9〜C11.5の範囲の平均アルキル鎖長を有する非イオン性界面活 性剤が好適である。 第1アルコールエトキシレートを使用しても第2アルコールエトキシレートを 使用してもよいが、第1アルコールエトキシレートのほうが一般に好適である。 非イオン性縮合生成物中のアルコール1モル当たりのエチレンオキシド基の平 均数は8以下、好ましくは2.5〜8である。有利には6.5以下、最適には2 .5〜6.5である。 ある種の分枝鎖材料を含有するアルコール類から誘導される非イオン性界面活 性剤は、粉末放出及び溶解の改善と、洗浄力との双方で所定の効果を発揮するこ とができる。 好ましくは非イオン性界面活性剤中の遊離アルコール濃度は5重量%未満、よ り好ましくは1重量%である。 本発明で使用するのに適切な数種の非イオン性アルコールエトキシレート界面 活性剤を以下に詳細に説明する(* は商標を表す)。中間的なエトキシル化度に達するようにこれらの材料の混合物 を使用してもよい。Shell製Dobanol*91シリーズ エトキシレート:Dobanol 91-2.5 2.5EO Dobanol 91-5 5EO Dobanol 91-6 6EO Dobanol 91 4-6 4〜6EO 公称種別:分枝(C1〜C4)20〜25%を含むC9-11アルコール 平均鎖長:10.14 鎖長分布: C8 直鎖 0.7 0.7 C9 直鎖 17.5 19.0 C8 2-メチル 1.0 C7 2-エチル 0.3 C6 2-プロピル 0.2 C10 直鎖 40.7 45.8 C9 2-メチル 2.9 C8 2-エチル 1.0 他の分枝鎖 1.2 C11 直鎖 25.5 33.3 C10 2-メチル 2.4 C9 2-エチル 1.0 他の分枝鎖 4.4 C12 直鎖 0 1.6 分枝鎖 1.6Enichem製Lialet*111シリーズ エトキシレート:Lialet 111-4 4EO Lialet 111-5 5EO Lialet 111-6 6EO Lialet 111 4-6 4-6EO Lialet 111 6.9 6.9EO 公称種別:分枝(C1-C4)50〜60%を含むC11アルコール 平均鎖長:11.0 鎖長分布: C11 直鎖 49.2 96.10 C10 2-メチル 17.3 C9 2-エチル 9.3 C8 2-プロピル 9.7 C7 2-ブチル及び C6 2-ペンチル 10.6 Vista Chemicals製Vista*(Alfonic*)シリーズ エトキシレート:Vista 1012-62 6.25EO Vista 1012-52 4.3EO Vista Novel II 1012-52 4.5EO(狭範囲) 公称種別:C10-12直鎖アルコール 平均鎖長:10.20 鎖長分布: C11 直鎖 90.0 C12 直鎖 10.0他の短鎖非イオン性界面活性剤 下記材料も本発明で使用するのに適している。 Exxon製Acropol*91 4-6: C9-11鎖、35%分枝(C1-4)、4-6E0。 Shell製Dobanol*1シリーズ: 98.5%C11+微量のC10及びC12。 ICI製Synperonic*91-4-6: C9-11鎖、60%分枝(C1)、4-6E0。 Enichem製Lialet*91 4-6: C9-11鎖、60%分枝(C1-C4)、4-6E0。 Kolb製Inbentin*C104: C10直鎖、4E0。本発明から除外される非イオン性界面活性剤 平均エトキシル化度が7未満の長鎖非イオン性界面活性剤は本発明から除外さ れる。このような材料の例を以下に挙げる。 ココナツをベースとする材料(例えばDAC Chemicals製Lorobac*シリーズ): C12−C16、平均鎖長12.75。 ICI製低エトキシル化Synperonic*非イオン性界面活性剤(例えばSynperonic A3 (3E0)): C13-15、平均鎖長13.65: C13 直鎖 44.0 67.2 C12 2-メチル 11.9 C11 2-エチル 3.8 C10 2-プロピル 3.1 C9 2-ブチル及び C8 2-ペンチル 4.4 C15 直鎖 20.9 35.1 C14 2-メチル 2.4 C13 2-エチル 1.0 C12 2-プロピル 0.8 C11 2-ブチル、 C10 2-ペンチル及び C9 2-ヘキシル 2.4 Shell製低エトキシル化Dobanol*23材料(C12-13、分枝18.1%): C12 38.4 C13 58.9 C14 1.2 Shell製低エトキシル化Dobanol*25材料(C12-15、分枝22.9%): C12 19.9 C13 31.2 C14 29.4 C15 19.1 Shell製低エトキシル化Dobanol*45材料(C14-15、分枝14.8%): C14 60.3 C15 37.5 他のエトキシル化非イオン性界面活性剤 上述のように、他の長鎖エトキシル化非イオン性界面活性剤が存在する場合に 該界面活性剤は7未満の平均エトキシル化度を有するべきでない。他方、C12以 上の平均鎖長と7以上の平均エトキシル化度を有する材料は存在してもよい。 従って、本発明から除外するとして上記に列挙した材料(例えばココナツ、S ynperonic及びDobanol 23アルコールエトキシレート)に対 応する材料であってもエトキシル化度が高いものは、必須成分である短鎖低エト キシル化非イオン性界面活性剤と共に本発明の組成物中に併存してもよい。例え ば、短鎖材料をココナツアルコール7EOと併用してもよい。 しかしながら、エトキシル化度に関係なくC12。以上の平均アルキル鎖長を有 するエトキシル化非イオン性界面活性剤は存在しないほうが好ましい。 本発明の組成物中に存在する全非イオン性洗剤活性化合物の合計量は2〜50 重量%、好ましくは5〜30重量%とするのが適切である。他の洗剤活性化合物 上記に特に除外した類の非イオン性界面活性剤が不在であるという条件下で本 発明の組成物中に他の洗剤活性材料が存在してもよい。 非イオン性界面活性剤以外に存在する洗剤活性材料は他のアニオン性(石鹸又 は非石鹸)、カチオン性、両性イオン性、両性材料又はこれらの任意の組み合わ せであり得る。 アニオン性洗剤活性化合物の配合量は0〜40重量%、好ましくは0〜20重 量%である。非イオン性界面活性剤対アニオン性界面活性剤の比が2:8〜9: 1の範囲であるならば好適である。 合成アニオン性界面活性剤は当業者に周知である。その例としては、アルキル ベンゼンスルホネート、特にC8〜C15のアルキル鎖長を有するナトリウム線状 アルキルベンゼンスルホネート;第1及び第2アルコールスルフェート、特にナ トリウムC12〜C15第1アルコールスルフェート;オレフィンスルホネート;ア ルカンスルホネート;ジアルキルスルホスクシネート;並びに脂肪酸エステルス ルホネートが挙げられる。 1種以上の脂肪酸石鹸を配合することが望ましい場合もある。天然に存在する 脂肪酸(例えばココナツ油、牛脂、 ヒマワリ油又は硬化ナタネ油に由来する脂肪酸)から誘導されるナトリウム石鹸 が好ましい。界面活性剤系の量 本発明の組成物中の洗剤活性材料(界面活性剤)の合計量は5〜50重量%が 適切である。比較的高レベル、好ましくは15〜50重量%の界面活性剤を含有 する高性能組成物が特に有用である。 組成物は有利には少なくとも20重量%、より有利には少なくとも25重量% の界面活性剤系を含有し得る。好適界面活性剤系 本発明の特に好適な組成物は、上記短鎖エトキシル化非イオン性界面活性剤か ら主に構成される界面活性剤系を第1アルコールスルフェート(PAS)と併用 するか又は単独で使用する。 好ましくは界面活性剤系の最高40重量%を構成する任意成分である第1アル コールスルフェート(PAS)はC8〜C18、好ましくはC12〜C16の範囲の鎖 長を有しており、平均値は好ましくはC12〜C15の範囲である。C12〜C14材料 のみから構成されるか又は主にC12〜C14材料から構成されるPASが特に好適 である。 所望により、ヨーロッパ特許出願公開第342917A号(Unilever )明細書及び特許請求の範囲に記載されている種々の鎖長の混合物を使用しても よい。 主に又は完全に直鎖のPASが一般に好適である。植物起源のPAS、特にコ コナツ油起源のPAS(ココPAS)が特に好適である。もっとも、ヨーロッパ 特許出願公開第439316A号(Unilever)明細書及び特許請求の範 囲に記載されているような分枝PASを使用することも本発明の範囲に含まれる 。 PASはナトリウム又はカリウム塩形態で存在し、ナトリウム塩が一般に好適 である。 特に有用な界面活性剤系は、 (i)エトキシル化非イオン性界面活性剤60〜100重量%、好ましくは65 〜100重量%、 (ii)C8〜C18第1アルコールスルフェート0〜40重量%、好ましくは0〜 35重量% から主に構成される。 このような界面活性剤系を含有する高嵩密度粒状洗剤組成物はヨーロッパ特許 出願公開第544492A号(Unilever)明細書及び特許請求の範囲に 記載されてい る。 本発明の第1の態様によると、界面活性剤系はエトキシル化非イオン性界面活 性剤(i)65〜80重量%、好ましくは65〜75重量%及び第1アルコール スルフェート(ii)20〜35重量%、好ましくは25〜35重量%から主に構 成される。この系では、 (a)C9〜C11の平均アルキル鎖長と2.5〜4の平均エトキシル化度、又は (b)C10〜C11.5の平均アルキル鎖長と4〜5の平均エトキシル化度 を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤が特に良好な洗浄力を与えることが 判明した。 本発明の第2の態様によると、界面活性剤系はエトキシル化非イオン性界面活 性剤(i)80〜95重量%、好ましくは85〜95重量%及び第1アルコール スルフェート(ii)5〜20重量%、好ましくは5〜15重量%から主に構成さ れる。この系では、 (a)C9〜C11の平均アルキル鎖長と3.5〜4.5の平均エトキシル化度、 又は (b)C10〜C11.5の平均アルキル鎖長と4〜6.5の平 均エトキシル化度 を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤が特に良好な洗浄力を与えることが 判明した。 本発明の第3の態様によると、界面活性剤系はエトキシル化非イオン性界面活 性剤(i)単独から主に構成される。この系では、 (a)C9〜C11の平均アルキル鎖長と4.5〜5.5の平均エトキシル化度、 又は (b)C10〜C11.5の平均アルキル鎖長と4〜6.5の平均エトキシル化度 を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤が特に良好な洗浄力を与えることが 判明した。 しかしながら、全3種の態様において鎖長C9〜C11.5及びエトキシル化度2 .5〜6.5の短鎖非イオン性界面活性剤であれば何を使用しても有益である。洗浄力ビルダー 本発明の洗剤粉末は、適切には5〜80重量%、好ましくは20〜60重量% の1種以上の洗浄力ビルダーを含有する。 本発明はアルカリ金属アルミノケイ酸塩をビルダーとし て含有する組成物に特に適用することができる。 アルカリ金属(好ましくはナトリウム)アルミノケイ酸塩の配合量は一般には 組成物の5〜60重量%(無水換算)、好ましくは25〜55重量%であり、ヘ ビーデューティー洗剤組成物では25〜48重量%が適切である。 アルカリ金属アルミノケイ酸塩は結晶質でも非晶質でもよく、更にはその混合 物でもよく、一般式:0.8〜1.5Na2O・Al23・0.8〜6SiO2を 有する。 これらの材料は結合水を含み、少なくとも50mgCaO/gのカルシウムイ オン交換容量を有することが必要である。好適なアルミノケイ酸ナトリウムは( 上記式中に)1.5〜3.5SiO2単位を含む。非晶質及び結晶質材料はいず れも文献に詳細に記載されているようにケイ酸ナトリウムとアルミン酸ナトリウ ムの反応により容易に製造することができる。 適切な結晶質アルミノケイ酸ナトリウムイオン交換洗浄力ビルダーは例えば英 国特許第1429143号(Procter & Gamble)に記載されて いる。この型の好適アルミノケイ酸ナトリウムは周知の市販ゼオライトA及びX 、並びにその混合物である。 ゼオライトは洗濯用洗剤粉末で現在広く使用されている市販のゼオライト4A でもよい。もっとも、本発明の好適態様によると、本発明の組成物に配合するゼ オライトビルダーはヨーロッパ特許出願公開第384070A号(Unilev er)明細書及び特許請求の範囲に記載されているような最大アルミニウムゼオ ライトP(ゼオライトMAP)である。ゼオライトMAPは1.33以下、好ま しくは0.90〜1.33、より好ましくは0.90〜1.20のケイ素対アル ミニウム比を有するゼオライトP型のアルカリ金属アルミノケイ酸塩として定義 される。 1.07以下のケイ素対アルミニウム比を有するゼオライトMAPが特に好適 である。ゼオライトMAPのカルシウム結合容量は一般に無水材料1g当たり少 なくとも150mgである。 本発明の組成物中でゼオライトMAPを使用すると、特に2つの利点が得られ る。まずゼオライトMAPはゼオライト4Aよりも有効なビルダーであり、また 、これとは全く独立して、粉末流動性を失うことなく合計界面活性剤レベルを高 めると共に非イオン性種濃度の高い界面活性剤系をより多量に配合することがで きる。 液体洗剤成分のキャリヤーとしてのゼオライトMの使用はヨーロッパ特許出願 公開第521635A号(Unilever)明細書及び特許請求の範囲に記載 されている。 本発明で使用するのに好適なゼオライトMAPは特に微粉状であり、0.1〜 5.0μm、より好ましくは0.4〜2.0μm)最適には0.4〜1.0μm のd50(下記に定義)を有する。“d50”なる量は、粒子の50重量%が該当数 値よりも小さい直径を有しており、d80、d90等の対応量が存在する。特に好適 な材料は3μm未満のd90及び1μm未満のd50を有する。 本発明の組成物は洗浄力を高め且つ製造工程を容易にするために、アルカリ金 属(好ましくはナトリウム)炭酸塩を含有し得る。炭酸ナトリウムの配合量は一 般に1〜60重量%、好ましくは2〜40重量%、最適には2〜13重量%であ る。もっとも、アルカリ金属炭酸塩を含有しない組成物も本発明の範囲に含まれ る。 更に必要又は所望により本発明の洗剤組成物に他のビルダーを配合してもよい 。 特に好適な補助ビルダーは、適切な使用量0.5〜15重量%、特に1〜10 重量%のポリカルボキシレートポリ マー類、特にポリアクリレート及びアクリル酸/マレイン酸コポリマー類と;適 切な使用量3〜35重量%、より好ましくは5〜30重量%のモノマーポリカル ボキシレート、特にクエン酸及びその塩である。 本発明の好適組成物は好ましくは5重量%を越える無機リン酸ビルダーを含有 せず、リン酸ビルダーを実質的に含有しないことが望ましい。他の成分 本発明の完全調剤洗濯用洗剤組成物は、任意の適切な通常添加成分、例えば無 機塩類(例えばケイ酸ナトリウム又は硫酸ナトリウム);有機塩類(例えばクエ ン酸ナトリウム);再付着防止助剤(例えばセルロース誘導体及びアクリレート 又はアクリレート/マレエートポリマー類);蛍光剤;漂白剤、漂白剤前駆物質 及び漂白剤安定剤;タンパク分解及び脂肪分解酵素;染料;着色スペックル;香 料;消泡剤;繊維柔軟化合物を更に含有し得る。製造工程及び粉末特性 本発明の粒状洗剤組成物は主に、利用可能な塔(噴霧乾燥)、非塔(造粒)又 は組み合わせプロセスの任意の方法により製造することができる。 高速ミキサー/グラニュレーターで造粒及び/又は圧縮(緻密化)により製造 可能な、少なくとも600g/1、好ましくは少なくとも700g/1、より好 ましくは少なくとも800g/1といった高い嵩密度を有する組成物が特に有用 である。 高速ミキサー/圧縮機としても知られる高速ミキサー/グラニュレーターはF ukae(商標)FS等のバッチ機 CB30等の連続機械でもよい。適切な方法は、例えばヨーロッパ特許出願公開 第340013A号、367339A号、390251A号、420417A号 及び506184A号(Unilever)に記載されている。 適切な方法の1例によると、ゼオライト及び他の任意のビルダーを含む適合可 能な非感熱成分と洗剤活性化合物の少なくとも一部とのスラリーを噴霧乾燥し、 得られたベース粉末をバッチ又は連続高速ミキサー/グラニュレーターで圧縮し 、その後、スラリーで処理するのに不適切な成分(例えば漂白剤、酵素)を噴霧 又は後添加する。 別法によると、噴霧乾燥段階を全く省略し、高速ミキサー/グラニュレーター で混合及び造粒した後、噴霧乾燥/ 塔後圧縮経路と同様に漂白剤及び他の成分を後添加することにより、その構成原 料から高嵩密度ベース粉末を直接製造する。 一般に、無機ビルダー及び他の無機材料(例えばゼオライト、炭酸ナトリウム )にバインダー及び造粒剤又は凝集剤として機能する界面活性剤を加えて造粒す る。PAS等のアニオン性界面活性剤が存在する場合には、ヨーロッパ特許出願 公開第265203A号(Unilever)又は507402A号(Unil ever)に記載されているような流動性界面活性剤ブレンドを使用すると適切 である。上記のような任意成分は製造工程の任意の適切な段階で配合し得る。通 常の洗剤粉末製造プラクティスに従い、高速ミキサー/グラニュレーターから排 出後に、漂白剤成分(漂白剤、漂白剤前駆物質、漂白剤安定剤)、タンパク分解 及び脂肪分解酵素、着色スペックル、香料及び消泡剤顆粒を圧縮粒状製品に混合 (後添加)すると最適である。 本発明の低エトキシル化短鎖非イオン性界面活性剤は、一般にベース粉末に配 合せず、例えば噴霧するなどして完成ベース粉末と混合する。高エトキシル化非 イオン性界面活性剤はベース粉末に配合してもよいし、後添加してもよ いし、又はその両者を併用してもよい。好ましくは高エトキシル化非イオン性界 面活性剤の少なくとも一部をベース粉末に配合し、低エトキシル化界面活性剤を 単独で後添加するか又は高エトキシル化非イオン性界面活性剤と低エトキシル化 非イオン性界面活性剤の混合物を後添加する。実施例 以下、非限定的な実施例により本発明を説明する。番号で示した実施例は本発 明の実施例であり、文字で示した実施例は比較例である。部及び百分率は特に指 定しない限り重量に基づく。 実施例中で使用する略記は以下の材料を表す。 ココPAS: ココナツ油から誘導される線状C12-14第 1アルコールスルフェート(ナトリウム塩)、 Philippine Refining Co.製。 ゼオライト4A: Degussa製Wessalith(商標)P粉末。 ゼオライトMAP: ヨーロッパ特許公開第384070A号(Unileve r)の実施例1に記載されていると同様の 方法により製造されたSi:A比1.0〜1.07の ゼオライトMAP。 炭酸塩: 炭酸ナトリウム。 ケイ酸塩: アルカリケイ酸ナトリウム。 メタ硼酸塩: メタ硼酸ナトリウム。 ポリマー: アクリル酸/マレイン酸コポリマー: BASF製Sokalan(商標)CP5。 過ホウ酸塩モノ:過ホウ酸ナトリウム・1水和物。 TAED: 83重量%顆粒としてのテトラアセチルエ チレンジアミン。 EDTMP: エチレンジアミンテトラメチレンホスホ ン酸、カルシウム塩: Monsanto製Dequest(商標)2041又は2047 (活性分34重量%)。 消泡剤: ヨーロッパ特許第266863B号(Unilever)に よる消泡剤顆粒。実施例1〜6、比較例A ココPAS30部及び非イオン性界面活性剤70部から構成される界面活性剤 系を有する下記一般組成の洗剤組成物を調製した。 生成物濃度5g/1、24°(フランス)硬水及び水温20℃を使用してター ゴトメーターで洗浄力(ポリエステルからの放射性標識トリオレイン汚れの除去 )を比較した。 表1の結果から明らかなように、エトキシル化度を適切に選択するという条件 下で、ココナツ7EO/3EOの洗浄力を短鎖材料と同等以上にすることができ る。このPAS/非イオン性界面活性剤系では、Dobanol 91−2.5 、“Dobanol 91−3.75”、Lialet 111−4及びLia let 111−5がいずれも優れた結果を生じた。 実施例7〜12、比較例B 界面活性剤系が各々ココPAS10部及びエトキシル化非イオン性界面活性剤 90部から構成される組成物を使用して実施例1〜6及びAの手順を繰り返した 。結果を表2に示す。 このPAS/非イオン性界面活性剤系で最良の非イオン性界面活性剤は“Do banol 91−3.75”、Lialet 111−4及びLialet 111−5であっ た。Dobanol 91−5及びLialet 111−6でも許容可能な結 果が得られた。 実施例13〜18、比較例C エトキシル化非イオン性界面活性剤を単一界面活性剤として含有する組成物を 使用して実施例1〜6及びAの手順を繰り返した。結果を表3に示す。 全非イオン性界面活性剤系で最良の界面活性剤性能が得られるはDobano l 91−5及び全3種のLialet 111であることが判明した。 実施例19、比較例D 表4に示すように種々の割合のココ7EO及びDobanol 91−2.5 (種々の平均EO値)からなるエトキシル化非イオン性界面活性剤70部と、コ コPAS30部とから構成される界面活性剤系を含有する組成物を使用して上記 実施例の手順を繰り返した。 以上の結果は、このPAS/非イオン性界面活性剤系においてココ3EOの代 用としてDobanol 91−2.5をどのように使用すればよいかを示して いる。実施例20、比較例E 表5に示すように種々の割合のココ7EO及びDobanol 91−2.5 からなるエトキシル化非イオン性界面活性剤90部と、ココPAS10部とから 構成される界面活性剤系を含有する組成物を使用して実施例19及びDの手順を 繰り返した。 以上の結果は、このPAS/非イオン性系においてココ3EOの代用としてD obanol 91−2.5をどのように使用すればよいかを示す。実施例21及び22、比較例F 本実施例は、本発明の短鎖非イオン性界面活性剤を使用することにより洗液中 の粒状洗剤組成物の溶解をどのよう に改善できるかを示すものである。 約800g/1の嵩密度を有する下記一般組成の洗剤ベース粉末を調製した。 非イオン性界面活性剤以外の全成分のスラリーを噴霧乾燥した後、撹拌して粉 末とし、流動層を70℃で10分間混合し、その後、粉末を風乾させた。使用し た非イオン性界面活性剤は以下の通りである。 Miele(商標)W756前面装入式自動洗濯機で粉末の溶解を試験した。 節約主洗い用にプログラムして冷水(10.51脱イオン水、11℃定温)を充 填した洗濯機のドラムに粉末15gを入れた。洗濯物は入れなかった。 標準コンダクタンス手順を使用して粉末の溶解百分率を計算した。この手順で は所与の時刻に洗液のコンダクタンスを測定し、同一重量の完全に溶解した同一 組成の粉末を含有する液のコンダクタンスと読み値を比較した。結果を表6に示 す。 実施例23〜25及び比較例H 実施例21、22及びFで使用したと同様のベース粉末 を他の成分と混合し、約800g/1の嵩密度を有する下記組成の完全調合粉末 を使用して同様の実験を実施した。 重量% ゼオライト 31.8 クエン酸ナトリウム 5.3 水 9.2 界面活性剤 15.8 62.1 炭酸塩 9.7 過ホウ酸塩モノ 15.0 TAED 7.8 EDTMP 0.4 消泡剤顆粒 2.5 ケイ酸塩 2.5 100.0 使用した界面活性剤は以下の通りである。 粉末サンプルを25gとした以外は実施例21、22及びFの手法を使用して 溶解を評価した。結果を表7に示す。 実施例26及び比較例J 本実施例は前面装入式自動洗濯機のディスペンサーから の粉末の放出の改善における短鎖非イオン性界面活性剤の効果を立証するもので ある。 実施例23〜25で使用した一般組成の高嵩密度(約800g/1)粒状洗剤 組成物を調製した。使用した界面活性剤は以下の通りである。 ディスペンサー残渣を測定するために、同一洗濯機及びプログラムと粉末サン プル25gを使用して実施例21及び22に記載したと同様の実験手順を実施し た。但し、8分後に洗濯サイクルの注水工程が完了したら機械を停止し、粉末残 渣をディスペンサーの引き出しから取り出し、乾燥して直接計量した。 この手順を各粉末毎に3回ずつ繰り返した。ディスペンサーに残っている平均 残渣を最初の粉末重量の百分率として計算した。結果を表8に示す。 実施例27、比較例K 本実施例は3種の異なる試験法を使用して粉末溶解度の改善及び洗濯物に付着 する粒状残渣の減少における短鎖非イオン性界面活性剤の効果を立証するもので ある。 粉末は下記一般組成を有するものを使用した。各場合ともヨーロッパ特許公開 第420417A号及び506184A号(Unilever)に記載されてい るように高速ミキサー/グラニュレーターでin−situ中和下に造粒するこ とによりベース粉末を調製した後、残りの成分を混合した。完成粉末は800〜 900g/1の範囲の嵩密度を有していた。全粉末の「微粒子」(180μm未 満の粒子)含有量は5重量%未満であった。 重量% ココPAS 5.81 非イオン性界面活性剤 13.16 石鹸 2.04 ゼオライトMAP 36.03 炭酸塩 0.96 SCMC 0.89 水 4.98 63.88 ケイ酸塩 2.90 過炭酸塩 20.50 Mn触媒 2.40 TAED 4.75 EDTMP 0.37 酵素顆粒 1.75 消泡剤顆粒 3.00 香料 0.45 100.00 使用した非イオン性界面活性剤は以下の通りである。 (i)溶解度試験 各粉末サンプルを20℃の水に分散し、2分間撹拌した。液を100μmワイ ヤーフィルターに通し、フィルターを通過しなかった固体残渣を24時間100 ℃で乾燥し、計量した。 (ii)「ケージ」試験 実際の洗濯状況で通常遭遇するよりも悪条件下で自動洗濯機への粉末の放出を シミュレートするモデルシステムを使用して粉末の放出特性を比較した。 この試験では、孔寸法600μmのステンレス鋼メッシュから製造され、Te flon製上蓋と前記メッシュの底板を有する直径4cm及び高さ7cmの円筒 形容器を使用した。上蓋にはハンドルとして機能するように30cm金属ロッド を挿入しておき、このハンドルを開放容器に入れた20℃の水1lの上方に配置 した撹拌アームに装着した。45゜に保持した円筒形容器をこの撹拌装置により 半径10cmの円を描くように2秒間回転させ、2秒間放置した後、2回目の回 転/放置サイクルを開始した。 50g粉末サンプルを円筒形容器に導入して、容器を閉じた。容器を撹拌アー ムに装着した後、円筒形容器の頂部が水面の直下に位置するようにアームを下げ た。10秒間の遅延後、15回の回転/放置サイクルで装置を運転した。 円筒形容器及びハンドルを水から取り出し、容器をハンドルから取り外した。 表面の水を注意深く除去し、予め計量した容器に粉末残渣を移し、100℃で2 4時間乾燥した。次に初期粉末重量(50g)の百分率としての乾燥残渣の重量 を計算した。 粉末は試験中は円筒形容器に閉じ込められているので、残渣の検出値は開放放 出器を使用する実際の状況よりも著しく高いことを強調しなければならない。と はいえこの試験は、異なる組成間の湿潤及び放出挙動の相違を検出し、該挙動を 考えられ得る最悪条件下で調べるのに有用である。 (iii)黒色ピローケース試験 本試験はSiemens Siwamat(商標)Plus 3700前面装 入式自動洗濯機を使用し、下記手法を実施した。 直径約3cmの頂部開口を備える直径約4cmの軟質プラスチック材料の球形 容器からなり、市販の高嵩密度粉末、例えば英国Lever Persil(商 標)Micro System粉末を供給する型のフレキシブル放出器に粉末1 00gを入れた。 30cm×60cmの寸法を有する黒色綿ピローケース の内側に放出器を直立状態とするように注意して入れ、ファスナーでピローケー スを閉じた。次に(直立状態の)放出器を含むピローケースを洗濯機のドラムに 入れた乾燥綿洗濯物3.5kgの頂部に置いた。 15°フランス硬度の水を使用して洗濯温度60℃、注水温度20℃で「ヘビ ーデューティーサイクル」で洗濯機を運転した。洗濯サイクルが終了したらピロ ーケースを取り出し、ファスナーを開いて裏返し、1〜3の評点系(得点3は粉 末の約75重量%の残渣に対応し、1は残渣なしを示す)を使用する視覚評価に より内側表面の粉末残渣のレベルを決定した。5人の評価者に各ピローケースを 判定させ、評点させた。各粉末で洗濯プロセスを10回実施し、10回の得点を 平均した。 得点は以下の通りであった。 実施例K 1.0 実施例27 0.3実施例28、比較例L 本実施例では、粉末が湿潤するにつれてゲル界面活性剤相の形成を検出するよ うに設計された試験で、種々の非イオン性界面活性剤を含有する高嵩密度ベース 粉末の分散性 を比較した。 実施例27に記載したように高速造粒法により調製した粉末は、下記組成(重 量%)と嵩密度>800g/lを有していた。 これらの粉末中の非イオン性界面活性剤は以下の通りであった。 分散試験は次のように実施した。粉末サンプル0.3gを小スプーンに入れ、 スプーンを10℃の水中に1分間水平に保持することにより粉末を湿らせた。次 にスプーンを取り出し、過剰の水を除去した。次いで湿った粉末の入ったスプー ンを10℃の水を収容する500ml容ビーカー内に水平に置き、撹拌機(25 mm渦を生じるように設定した磁気撹拌子)を駆動した。(ゼオライトの分散の 尺度としての)濁り度を時間の関数として測定した。 90%分散時間は以下の通りであった。 比較例L 6.25分 実施例28 1.33分実施例29、比較例M 実施例28及びLと同様に高速造粒により調製した嵩密度>800g/lの2 種の別のベース粉末を使用してこれらの実施例の手順を繰り返した。組成(重量 %)は以下の通りであった。 非イオン性界面活性剤は以下の通りであった。 90%分散時間は以下の通りであった。 比較例M 4.50分 実施例29 1.66分実施例30及び31、比較例N 本実施例では予め溶解させた粉末の洗浄力と湿潤粉末としてターゴトメーター に加えた場合の同一の粉末の洗浄力とを比較した。洗浄力の相違は、不完全な粉 末溶解に起因する洗浄力の遅れ又は損失にあることを示す。 先の実施例と同様に高速造粒によりベース粉末を調製し、残りの成分を後添加 した。粉末の嵩密度は>800g/lであり、組成(重量%)は以下の通りであ った。 非イオン性界面活性剤は以下の通りとした。 ポリエステル繊維上の放射性標識トリオレインモデル汚 れを使用して24°(カルシウムのみ)硬水500ml中で20℃で生成物濃度 5g/lとして試験を実施した。 湿潤粉末を使用する試験では粉末サンプル(2.5g)を綿布片(10cm× 10cm)上に盛り、少量の脱イオン水で湿潤させ、2分間放置した後、洗濯水 に加えた。その直後に洗濯を開始した。予め溶解した粉末を使用する試験では、 粉末を洗濯の開始前に洗濯水に完全に溶解させた。 6、10及び20分間の洗濯時間後に測定したトリオレイン汚れの除去百分率 として洗浄力を表す。実効洗浄力百分率は、(粉末としての洗浄力)/(予め溶 解したときの洗浄力)×100として定義される。比較例N 実施例30 実施例31 以上の結果から明らかなように、短鎖非イオン性界面活性剤は可能な最大洗浄 力に対して高百分率の洗浄力を発揮した。また、狭範囲の短鎖Vista材料は 2種のより広範囲の混合物に比較して良好な洗浄力をもたらすことも判明した。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月28日 【補正内容】 11.界面活性剤系が、 (i)エトキシル化非イオン性界面活性剤60〜100重量%、及び (ii)C8〜C18第1アルコールスルフェート0〜40重量% から主に構成される請求項1に記載の組成物。 12.15〜50重量%の界面活性剤系を含有する請求項1に記載の組成物。 13.5〜80重量%の洗浄カビルダーを含有する請求項1に記載の組成物。 14.20〜60重量%(無水ベース)のアルカリ金属アルミノケイ酸塩を洗浄 力ビルダーとして含有する請求項13に記載の組成物。 15.ケイ素対アルミニウム比が1.33以下のゼオライトPからなるアルカリ 金属アルミノケイ酸塩20〜60重量%(無水換算)を洗浄力ビルダーとして含 有する請求項13に記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,UZ,VN (72)発明者 ハル,マイケル イギリス国、チエシヤー・ダブリユ・エ ー・6・9・ピー・エス、バイア・ワリン トン、ヘルスビー、アーバンレイ・ロー ド、“ウインドクリツフ”(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも600g/1の嵩密度を有しており、非イオン性界面活性剤を含 む界面活性剤系、少なくとも1種の洗浄力ビルダー及び任意に他の洗剤成分を含 有する粒状洗剤組成物であって、非イオン性界面活性剤が、C12未満の平均アル キル鎖長と8以下の平均エトキシル化度を有する脂肪族アルコールとエチレンオ キシドとの縮合生成物からなり、界面活性剤系が、C12以上の平均鎖長と7未満 の平均エトキシル化度を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤を含有してい ない粒状洗剤組成物。 2.非イオン性縮合生成物がC9〜C11.5の範囲の平均アルキル鎖長と2.5〜 8の平均エトキシル化度を有する請求項1に記載の組成物。 3.界面活性剤系がC12以上の平均アルキル鎖長を有するエトキシル化非イオン 性界面活性剤を実質的に含有していない請求項1に記載の組成物。 4.非イオン性縮合生成物を誘導するアルコールの少なくとも50重量%がC12 未満のアルキル鎖長を有する請求項1に記載の組成物。 5.非イオン性縮合生成物を誘導するアルコールの少なく とも75重量%がC12未満のアルキル鎖長を有する請求項4に記載の組成物。 6.非イオン性縮合生成物がC9〜C11の平均鎖長を有する請求項1に記載の組 成物。 7.非イオン性縮合生成物がC10〜C11.5の平均鎖長を有する請求項1に記載の 組成物。 8.非イオン性縮合生成物の平均エトキシル化度が2.5〜6.5である請求項 1に記載の組成物。 9.界面活性剤系が更にアニオン性界面活性剤を含有する請求項1に記載の組成 物。 10.アニオン性界面活性剤が第1アルコールスルフェートを含む請求項9に記 載の組成物。 11.界面活性剤系が、 (i)エトキシル化非イオン性界面活性剤60〜100重量%、及び (ii) C8〜C18第1アルコールスルフェート0〜40重量% から主に構成される請求項9に記載の組成物。 12.15〜50重量%の界面活性剤系を含有する請求項1に記載の組成物。 13.5〜80重量%の洗浄力ビルダーを含有する請求項1に記載の組成物。 14.20〜60重量%(無水ベース)のアルカリ金属アルミノケイ酸塩を洗浄 力ビルダーとして含有する請求項13に記載の組成物。 15.ケイ素対アルミニウム比が1.33以下のゼオライトPからなるアルカリ 金属アルミノケイ酸塩20〜60重量%(無水換算)を洗浄力ビルダーとして含 有する請求項13に記載の組成物。 16.少なくとも700g/1の嵩密度を有する請求項1に記載の組成物。 17.少なくとも600g/1の嵩密度を有する粒状洗剤組成物の洗濯物への放 出を改善するための、C12未満の平均アルキル鎖長と8以下の平均エトキシル化 度を有する脂肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物である非イオン 性界面活性剤の使用。
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