JPH11255909A - 樹脂フィルム - Google Patents

樹脂フィルム

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JPH11255909A
JPH11255909A JP10360758A JP36075898A JPH11255909A JP H11255909 A JPH11255909 A JP H11255909A JP 10360758 A JP10360758 A JP 10360758A JP 36075898 A JP36075898 A JP 36075898A JP H11255909 A JPH11255909 A JP H11255909A
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Taiichi Sakatani
泰一 阪谷
Aki Kudou
亜希 工藤
Tsutomu Fujita
藤田  勉
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Sumika Plastech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可視光線をよく透過しかつ輻射線の透過を効率
的に遮断する樹脂積層フィルムを提供すること 【解決手段】屈折率が1.47〜1.65の範囲である
輻射線遮断剤を少なくとも1種と、該輻射線遮断剤と化
学組成が異なる輻射線遮断剤を含有する熱可塑性樹脂フ
ィルムであって、該熱可塑性樹脂フィルム中の輻射線遮
断剤の量の総和が熱可塑性樹脂100重量部あたり0.
5重量部以上、該フィルムの23℃における輻射線透過
指数が35以下、全光線透過率が80%以上である樹脂
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可視光線をよく透過
し輻射線を効率的に遮断する樹脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、施設園芸等における農業用ハウス
またはトンネル等に用いられる農業用フィルムとして
は、作物生育において可視光線が重要であるため、ポリ
エチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィ
ルム等のオレフィン系樹脂フィルムやポリ塩化ビニルフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリメ
チルメタクリレートフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、フッ素樹脂フィルムなどの可視光線の透明性に優れ
たフィルムが用いられる。また作物生育において重要な
のが、ハウスなど施設内の温度を高く保つことである。
特に夜間の温度低下を防ぐために、夜間の施設内地面か
ら天空への輻射線の透過を阻止する試みが数多くなされ
てきた。
【0003】例えば特開昭52−105953号、特公
平4−11107号および特公昭57−34871号等
の各公報に記載のような、燐酸塩化合物、酸化硅素、無
水アルミノ硅酸塩、脱水カオリナイト、アルミニウム、
シリケート、ゼオライト、ハイドロタルサイト類等の無
機化合物またはアセタール樹脂等の有機化合物を添加
し、保温性を改良した樹脂フィルムが知られている。
【0004】しかしながら、輻射線透過を抑制する目的
で、各種無機化合物をフィルムに添加した場合に、フィ
ルムの透明性が低下してしまうという問題点があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可視光線を
よく透過し、かつ輻射線を効率的に遮断する樹脂フィル
ムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意検討した結果、特定の輻射線遮断剤
を単独で用いるよりも、それを他の輻射性遮断剤と併用
した場合に、保温性、透明性が向上することを見出し、
本発明に至った。すなわち本発明は、屈折率が1.47
〜1.65の範囲である輻射線遮断剤を少なくとも1種
と、該輻射線遮断剤と化学組成が異なる輻射線遮断剤を
含有する熱可塑性樹脂フィルムであって、該熱可塑性樹
脂フィルム中の輻射線遮断剤の量の総和が熱可塑性樹脂
100重量部あたり0.5重量部以上、該フィルムの2
3℃における輻射線透過指数が35以下、全光線透過率
が80%以上である樹脂フィルムを提供することであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂フィルムは、二種類
以上の輻射線遮断剤を含有する。輻射線とは、黒体(例
えば、地面)から放射され波長2〜25μmの領域の赤
外線であり、輻射線遮断剤とはこの輻射線を吸収または
反射する性質を有するものである。
【0007】輻射線遮断剤としては、例えば、赤外線吸
収剤および赤外線反射剤が例示できる。赤外線反射剤と
は上記波長領域の中の少なくともいずれかの波長の赤外
線を反射するものであれば特に制限はない。
【0008】本発明において用いられる輻射線遮断剤の
少なくとも1種は、JIS K0062に記載された方
法で測定された屈折率が1.47〜1.65の範囲にあ
る。屈折率は、好ましくは1.47〜1.54、より好
ましくは1.49〜1.53である。係る輻射線遮断剤
は一種類だけでもよいし、二種類以上でもよい。一方、
屈折率が1.47〜1.65の範囲にある輻射線遮断剤
とは化学組成が異なる輻射線遮断剤については、その屈
折率は特に限定されない。特に透明性を要求される用途
に使用される樹脂フィルムの場合には、JIS K00
62に記載された方法で測定された屈折率は、1.47
〜1.65の範囲にあることが好ましく、1.47〜
1.54の範囲にあることがより好ましく、1.49〜
1.53の範囲にあることが特に好ましい。かかる輻射
線遮断剤も一種類だけでもよいし、二種類以上でもよ
い。
【0009】透明性の観点から、熱可塑性樹脂と使用す
る輻射線遮断剤との屈折率は、近い方が好ましく、例え
ば熱可塑性樹脂の屈折率をnr、屈折率が1.47〜
1.65の範囲にある輻射線遮断剤の屈折率をnaとす
ると、両者の比(na/nr)は0.95〜1.05の
範囲が好ましく、0.98〜1.02の範囲がより好ま
しい。また、同様に屈折率が1.47〜1.65の範囲
にある輻射線遮断剤とは化学組成が異なる輻射線遮断剤
の屈折率をnbとすると、nb/nrは、0.95〜
1.05の範囲が好ましく、0.98〜1.02の範囲
がより好ましい。
【0010】本発明に用いられる輻射線遮断剤として
は、例えばハイドロタルサイト類化合物やリチウムアル
ミニウム複合水酸化物などの複合水酸化物、硅酸アルミ
ニウムなどの硅酸塩類、アルミノ硅酸ナトリウムなどの
アルミノ硅酸塩類、塩基性炭酸アルミニウム、その他の
複合酸化物などが挙げられる。
【0011】ハイドロタルサイト類化合物とは、下記式
(I)で示される化合物 M2+ 1-xAlx(OH)2(A1 n-x/n・mH2O (I) (式中、M2+は、2価金属イオンであり、A1 n-はn価
のアニオンであり、xおよびmは、0<x<0.5およ
び0≦m≦2という条件を満たす)で示される化合物で
ある。M2+としては、Mg2+、Ca2+およびZn2+など
が例示される。n価のアニオンは特に限定されず、例え
ばCl-、Br-、I-、NO3 -、ClO4 -、SO4 2-、CO3
2-、SiO3 2-、HPO4 3-、HBO4 3-、PO4 3-、Fe
(CN)6 3 -、Fe(CN)6 4-、CH3COO-、C64
(OH)COO-、(COO)2 2-、テレフタル酸イオ
ン、ナフタレンスルホン酸イオン等のアニオンや、特開
平8−217912に記載のポリ珪酸イオンやポリ燐酸
イオンが挙げられる。具体的には、例えば、天然ハイド
ロタルサイトや、DHT−4A(商品名、協和化学工業
製)などの合成ハイドロタルサイト等が挙げられる。な
お式(I)中のnは、1以上4以下であることが好まし
い。
【0012】リチウムアルミニウム複合水酸化物として
は、例えば、特開平5−179052号公報に開示され
た下記式(II): Li+(Al3+2(OH-)6・(A2 n-1/n・mH2O (II) (式中、A2 n-はn価のアニオンであり、なお)で示さ
れる化合物が挙げられる。n価のアニオンは特に限定さ
れないが、例えば、式(I)におけるA1 n-と同様なアニ
オンが挙げられる。式(I)中のnは、1以上4以下で
あることが好ましい。
【0013】上記二種類以外の複合水酸化物としては、
例えば、アルカリ土類金属、遷移金属、ZnおよびSi
から選ばれた少なくとも一種の元素と、LiおよびAl
を含有し、かつ水酸基を有する複合水酸化物が例示され
る。アルカリ土類金属の中では、マグネシウムおよびカ
ルシウムが好ましい。また、遷移金属の中では、2価ま
たは3価の鉄、コバルト、ニッケルおよびマンガンが好
ましく、中でも鉄がより好ましい。AlとLiのモル比
(Al/Li)は、通常は1.5/1〜2.5/1であ
り、好ましくは1.8/1〜2.5/1である。
【0014】また、アルカリ土類金属、遷移金属、Zn
およびSiからなる群のなかから選ばれた元素のモル比
(a)は、Li元素1モルに対して、通常は0<a<
1.5であり、好ましくは0.1≦a≦1.4、更に好
ましくは0.2≦a≦1.2である。かかる複合水酸化
物の水酸基以外のアニオン部分は、例えば、ピロケイ酸
イオン、シクロケイ酸イオン、イソケイ酸イオン、フィ
ロケイ酸イオン、テクトケイ酸イオン等のポリケイ酸イ
オン、炭酸イオン、ハロゲン化イオン、硫酸イオン、亜
硫酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオ
ン、亜リン酸イオン、次亜リン酸イオン、ポリリン酸イ
オン、アルミン酸イオン、ケイ酸イオン、過塩素酸イオ
ン、ホウ酸イオン等の無機酸イオン、Fe(C
N)6 3-、Fe(CN)6 4-等のアニオン性遷移金属錯
体、酢酸イオン、安息香酸イオン、ギ酸イオン、テレフ
タル酸イオン、アルキルスルホン酸イオン等の有機酸イ
オンなどが挙げられる。これらの中でも、炭酸イオン、
ハロゲン化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、ポリ
リン酸イオン、ケイ酸イオン、ポリケイ酸イオンおよび
過塩素酸イオンが好ましく、炭酸イオン、ポリリン酸イ
オン、ケイ酸イオンおよびポリケイ酸イオンが特に好ま
しい。
【0015】このような複合水酸化物の具体例として
は、Al、LiおよびMgを含有し、かつAl/Li/
Mg=約2.3/1/0.28(モル比)である複合水
酸化物(商品名:LMA 、富士化学工業製)や、A
l、Li、Siを含有し、かつAl/Li/Si= 約
2/1/1.2(モル比)である複合水酸化物(商品
名:フジレインLS、富士化学工業製)が挙げられる。
WO97/00828に開示された下記式(III): [(Li+ (1-x)2+ x)(Al3+)2(OH-)6]2(Siy(2y+1) 2-)(1+x)・mH2O (III) (式中、M2+は2価の金属イオンであり、m、xおよび
yは、0≦m<5、0≦x<1、2≦y≦4という条件
を満たす)で表わされる複合水酸化物、および特開平8
−217912号公報に開示された下記式(IV): [(Li+ (1-x)2+ x)(Al3+2(OH-62(An-2(1+x)/n・mH2O (IV) (式中、M2+は2価の金属イオンであり、An-はn価の
陰イオンであり、mおよびxは、0≦m<5および0.
01≦x<1という条件を満たす)で表わされる化合物
は、上記複合水酸化物の好ましい例である。式(III)
および(IV)におけるM2+としては、Mg2+、Ca2+
Zn2+などが例示される。式(IV)中のnは、1以上4
以下であることが好ましい。
【0016】塩基性炭酸アルミニウム塩としては、アル
ミニウムイオン、炭酸イオン、およびアルミニウムイオ
ン以外の少なくとも一種のカチオンからなる。アルミニ
ウムイオンのカチオンとしては、アルカリ金属イオン、
アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、遷移金
属イオンなどが挙げられ、中でもナトリウムイオン、カ
リウムイオン、アンモニウムイオンが好ましい。かかる
塩基性炭酸アルミニウム塩の例としては、特開平09−
279131号公報に記載された塩や、下記の文献
(1)および(2)に例示された塩を挙げることができ
る。具体的には、例えば炭酸アルミニウムナトリウム
(Na2O・Al23・2CO3・nH2O(n>
0))、炭酸アルミニウムカリウム(K2O・Al23
・2CO3・nH2O(n>0))などが挙げられる(文
献参照:文献(1):Comprehensive i
norganic chemistry vol2.1
045頁1973年刊行 Pergamon Pres
s Ltd.、文献(2):A comprehens
ive treatise on inorganic
andtheoretical chemistry
vol5.358〜359頁1960年刊行 Lon
gman,Green and Co Ltd)。上記
の種々の輻射線遮断剤の内、屈折率が1.47〜1.6
5の範囲である輻射線遮断剤と酸化珪素とを併用する
と、相乗的に輻射線遮断効果を発揮することができ、か
つ安価であることから好ましい。
【0017】なお輻射線遮断剤のうち、その組成中に高
濃度のアルカリ金属を含む場合は、樹脂組成物の中で塩
基性を発現する場合が有り、本発明の樹脂フィルムの劣
化や変色などを引き起こす可能性があるので、輻射線遮
断剤のアルカリ金属含有率は、3重量%以下、更には
2.5重量%以下、特に2重量%以下であることが好ま
しい。
【0018】上記輻射線遮断剤の平均粒子径は、5μm
以下が好ましく、0.05〜3μmがより好ましく、
0.1〜1μmが特に好ましい。
【0019】輻射線遮断剤には、樹脂中あるいはフィル
ム中での分散性を向上させるために、分散剤で表面処理
を施してもよい。分散剤としては、ステアリン酸、パル
ミチン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸、高級脂肪酸カル
シウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩、ナト
リウム塩等の金属石鹸、各種リン酸エステル、シラン系
カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジル
コニウム系カップリング剤、各種ワックス等が例示でき
る。表面処理の方法は、上記分散剤が輻射線遮断剤表面
に均一に付着する方法であればよく、例えば、輻射線遮
断剤を適当な溶媒中にスラリー状にし、該スラリーと上
記分散剤を混合し、攪拌する方法が挙げられる。
【0020】輻射線遮断剤の全配合量は、熱可塑性樹脂
100重量部に対して0.5重量部以上であり、好まし
くは1〜30重量部、より好ましくは2〜15重量部で
ある。本発明において、輻射線遮断剤は2種以上用いら
れるが、それらの分率は、特に限定されない。輻射線遮
断剤の重量量の総和に対するそれぞれの輻射線遮断剤の
重量の比、すなわち(一つの輻射線遮断剤の重量)/
(輻射線遮断剤の重量量の総和)は、0.05〜0.9
5の範囲にあることが好ましく、0.1〜0.9の範囲
がより好ましく、0.2〜0.8の範囲が特に好まし
い。
【0021】また屈折率が1.47〜1.65の範囲で
ある輻射線遮断剤の全配合量をAとし、樹脂フィルム中
の輻射線遮断剤の全配合量をBとするとき、下記式が満
たされることが好ましい。この条件が満たされると、相
乗的な輻射線遮断効果が特に顕著に認められる。 0.3<A/B<0.7
【0022】本発明の樹脂フィルムの23℃における輻
射線透過指数は35以下であり、全光線透過率は80%
以上である。23℃における輻射線透過指数とは、輻射
線の透過を阻止する能力の尺度であって、後述する測定
方法によって求められる。これは、該樹脂フィルムを農
業用被覆フィルムとして用いるときの保温性の尺度とも
なる。この値が小さいほど樹脂フィルムの保温性が優れ
ていることを示す。本発明の樹脂フィルムの23℃にお
ける輻射線透過指数が35以下であると、優れた保温性
を達成することができ、またこのような樹脂フィルムを
加温ハウスの被覆材などに用いると、暖房費を節減する
ことができ経済効率の向上をもたらすことができる。輻
射線透過指数はゼロに近いほど好ましく、20以下がよ
り好ましく、15以下が特に好ましい。
【0023】全光線透過率とは、フィルムの透明性を表
わす一つの尺度であり、後述する方法で測定される。全
光線透過率が大きいほど、樹脂フィルムは透明であり、
可視光線をよく透過する。全光線透過率が80%未満で
は可視光線の透過が十分ではない。
【0024】本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、特に
限定されず、例えばポリエチレンやエチレン/酢酸ビニ
ル共重合体等のポリオレフィン系樹脂や、軟質ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタ
クリレート、ポリカーボネート、フッ素樹脂などの可視
光線の透明性に優れた熱可塑性樹脂が用いられる。
【0025】中でも、ポリオレフィン系樹脂は好ましく
用いられる。ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のα−オレフィンの単
独重合体、または、エチレン/プロピレン共重合体、エ
チレン/ブテン−1共重合体、エチレン/4−メチル−
1−ペンテン共重合体、エチレン/ヘキセン−1共重合
体、エチレン/オクテン−1共重合体などのエチレン/
α−オレフィン共重合体や、例えば、エチレン/酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体、エチレ
ン/メチルメタクリレート共重合体、エチレン/酢酸ビ
ニル/メチルメタクリレート共重合体、アイオノマー樹
脂などのα−オレフィンを主成分とする異種単量体との
共重合体が挙げられる。本発明の樹脂フィルムを農業用
被覆フィルムに用いる場合は、ポリエチレン、エチレン
/α−オレフィン共重合体および酢酸ビニル含有量が3
0重量%以下のエチレン/酢酸ビニル共重合体が、透明
性、耐候性、価格の面から考えて特に好ましい。
【0026】上記ポリオレフィン系樹脂の製造方法は特
に限定されないが、例えば、エチレン/α−オレフィン
共重合体を得る方法としては、エチレンと炭素数3〜1
8のα−オレフィンをパラジウム、ニッケルなどの遷移
金属錯体触媒やメタロセン系触媒などのいわゆるシング
ルサイト触媒を使用して、溶媒の存在下又は不存在下
に、気相/固相、液相/固相または均一液相で重合する
方法が挙げられる。重合温度は、通常は30℃〜300
℃であり、重合圧力は、通常はほぼ大気圧〜3000k
g/cm2である。例えば、特開平6−9724号公
報、特開平6−136195号公報、特開平6−136
196号公報、特開平6−207057号公報等に記載
されているメタロセン触媒成分を含む、いわゆるメタロ
セン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭
素原子数3〜18のα−オレフィンとを共重合させるこ
とによってエチレン/α−オレフィン共重合体を製造す
ることができる。
【0027】本発明の樹脂フィルムは、ヒンダードアミ
ン系化合物を含有してもよい。ヒンダードアミン系化合
物は、特開平8−73667号公報に記載の構造式を有
するものが挙げられ、具体例としては、TINUVIN
622LD、TINUVIN 123、CHIMAS
SORB 944LD(以上、チバスペシャルティケミ
カルズ社製)、HOSTAVIN N30、VP SA
NDUVOR PR−31(以上、Clariant K.K.
製)、CYASORB UV3526(Cytec Industi
es Inc.製)などが挙げられる。、ヒンダードアミン系
化合物含有安定化剤としては、特開昭63−28644
8号公報に記載された組成物(商品名 TINUVIN
492、TINUVIN 494、チバスペシャルテ
ィケミカルズ社製)が例示される。これらのヒンダード
アミン系化合物は、単独で用いられても二種類以上が併
用されてもよい。
【0028】ヒンダードアミン系化合物を使用する場
合、その量は、耐候性改良効果の観点から樹脂フィルム
中に0.02重量%以上であり、ブルーミング現象を抑
制する観点から、5重量%以下である。好ましくは0.
1〜2重量%である。
【0029】本発明の樹脂フィルムは、紫外線吸収剤を
含有してもよい。かかる紫外線吸収剤は、ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート
系紫外線吸収剤等の市販の紫外線吸収剤が挙げられる。
無機系紫外線吸収剤は、酸化セリウムや酸化チタンなど
の金属酸化物を含有するものでよく、例えば、日本無機
化学工業製で商品名:セリガードとして市販されている
紫外線吸収剤を使用することができる。また、これらの
紫外線吸収剤は単独で用いても2種類以上を併用しても
よい。紫外線吸収剤を使用する場合、その量は、耐候性
改良効果とブルーミング抑制の観点から、樹脂フィルム
中に0.01〜3重量%が好ましく、0.05〜1重量
%がより好ましい。
【0030】本発明の樹脂フィルムは、有機系赤外線吸
収剤として、ポリアセタール、ポリビニルアルコールお
よびその誘導体、エチレン−ビニルアルコール共重合体
などを含有してもよく、これらは単独で用いられても、
二種類以上が併用されてもかまわない。
【0031】また、本発明の樹脂フィルムは、種々の防
霧剤を含有することができる。防霧剤としては、例え
ば、パ−フルオロアルキル基、ω−ヒドロフルオロアル
キル基等を有するフッ素化合物(特にフッ素系界面活性
剤)、またアルキルシロキサン基を有するシリコン系化
合物(特にシリコン系界面活性剤)等が挙げられる。フ
ッ素系界面活性剤の具体例としては、商品名ユニダイン
DS−403、DS−406、DS−401(いずれも
ダイキン工業製)が挙げられ、シリコン系界面活性剤と
しては、商品名SH−3746(東レダウコーニングシ
リコン(株)社製)が挙げられる。
【0032】防霧剤を使用する場合、その量は、一般に
は、樹脂フィルム中に0.01〜4重量%、好ましくは
0.02〜2重量%、更に好ましくは0.05〜0.5
重量%である。
【0033】本発明の樹脂フィルムは、種々の防曇剤を
含有することができる。かかる防曇剤には室温で固体状
のものと液体状のものがある。固体状の防曇剤として
は、非イオン界面活性剤、例えば、ソルビタンモノステ
アレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモ
ノモンタネート等のソルビタン脂肪酸エステル系界面活
性剤、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノス
テアレート、ジグリセリンジステアレート、トリグリセ
リンモノステアレート、テトラグリセリンジモンタネー
ト等のグリセリン脂肪酸エステル系界面活性剤、ポリエ
チレングリコールモノパルミテート、ポリエチレングリ
コールモノステアレート等のポリエチレングリコール系
界面活性剤、アルキルフェノールのアルキレンオキシド
付加物、ソルビタン/グリセリン縮合物と有機酸とのエ
ステル;ポリオキシエチレン(2モル)ステアリルアミ
ン、ポリオキシエチレン(2モル)ラウリルアミン、ポ
リオキシエチレン(4モル)ステアリルアミン等のポリ
オキシエチレンアルキルアミン化合物、ポリオキシエチ
レン(2モル)ステアリルアミンモノステアレート、ポ
リオキシエチレン(2モル)ステアリルアミンジステア
レート、ポリオキシエチレン(4モル)ステアリルアミ
ンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4モル)ス
テアリルアミンジステアレート、ポリオキシエチレン
(8モル)ステアリルアミンモノステアレート、ポリオ
キシエチレン(2モル)ステアリルアミンモノベヘネー
ト、ポリオキシエチレン(2モル)ラウリルアミンステ
アレート等のポリオキシエチレンアルキルアミン化合物
の脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(2モル)ステ
アリン酸アミド等のポリオキシエチレンアルキルアミン
化合物の脂肪酸アミド等のアミン系界面活性剤等が挙げ
られる。
【0034】液体状の防曇剤としては、例えば、グリセ
リンモノオレエート、ジグリセリンモノオレエート、ジ
グリセリンセスキオレエート、テトラグリセリンモノオ
レエート、ヘキサグリセリンモノオレエート、ヘキサグ
リセリントリオレエート、テトラグリセリントリオレエ
ート、テトラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセ
リンモノラウレート等のグリセリン系脂肪酸エステル
が、また、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジオ
レエート、等のソルビタン系脂肪酸エステルが挙げられ
る。フィルム保管時におけるフィルム表面への防曇剤の
ブリードアウトの抑制とフィルムの透明性の観点から、
室温で液体状の防曇剤と固体状の防曇剤を併用すること
が好ましい。
【0035】防曇剤を使用する場合、その量は、一般的
には、樹脂フィルム中に、0.5〜5重量%、好ましく
は1.5〜4重量%、更に好ましくは2.2〜2.8重
量%である。本発明の樹脂フィルムは、近赤外線遮断剤
を含有することができる。近赤外線遮断剤を含有する樹
脂フィルムをグリーンハウスの被覆材として用いると、
暑い時期の日中のハウス内部の温度低下を抑制すること
ができる。近赤外線遮断剤としては、例えば、特開平1
0−193522号公報に開示されている有機化合物
(例えば、ニトロソ化合物およびその金属錯塩、シアニ
ン系化合物、スクワリリウム(Squarrium)系化合物、チ
オールニッケル錯塩系化合物、フタロシアニン系化合
物、トリアリルメタン系化合物、イモニウム(Imonium)
系化合物、ジイモニウム(Diimonium)系化合物、ナフト
キノン系化合物、アントラキノン系化合物、アミノ化合
物、アミニウム(Aminium)塩系化合物)および無機化合
物(例えば、カーボンブラック、酸化アンチモン、酸化
インジウムがドープされた酸化錫、周期律表の4A、5
Aまたは6A族に属する金属の酸化物もしくは炭化物、
ホウ素化合物)が挙げられる。本発明の樹脂フィルムの
表面に、近赤外線遮断剤を含む被膜を形成させてもよ
い。該被膜の形成方法としては、例えば、近赤外線遮断
剤と水溶性樹脂バインダーを含む塗工液を樹脂フィルム
に塗布し乾燥する方法が挙げられる。
【0036】本発明の樹脂フィルムは、必要に応じて、
更にワックス、酸化防止剤、帯電防止剤、ヒンダ−ドア
ミン系以外の光安定剤などの耐候剤、滑剤、顔料、防藻
剤等の添加剤を配合することができる。これらの添加剤
については、「ポリマー添加剤の分離・分析技術」田中
ら、1987年、日本科学情報(株);「プラスチックおよ
びゴム用添加剤実用便覧」後藤ら、1970年、(株)化学
工業社に記載されている。また、これらの添加剤は、単
独で用いられても、二種類以上が併用されてもかまわな
い。
【0037】本発明の樹脂フィルムは、屈折率が1.4
7〜1.65の範囲にある少なくとも1種の輻射線遮断
剤と、該輻射線遮断剤とは化学組成が異なる輻射線遮断
剤とを含有する。樹脂フィルム中でのこれらの輻射線遮
断剤の分布形態は特に限定されない。例えば、樹脂フィ
ルムが二層以上の樹脂層を有する場合には、これらの輻
射線遮断剤は同一の樹脂層の中に含まれていてもよい
し、別々の樹脂層の中に含まれていてもよい。また、本
発明の樹脂フィルムは、輻射線遮断剤を含有する樹脂層
の他に、輻射線遮断剤を含有しない熱可塑性樹脂を有し
ていてもよい。本発明の樹脂フィルムが積層フィルムで
ある場合、その層構成は特に限定されず、例えば、2種
2層、2種3層、3種3層等が例示できる。
【0038】本発明の樹脂フィルムは、樹脂に所定量の
輻射線遮断剤および、必要に応じて、各種の添加剤を、
混合・混練機で混合・混練して得られた樹脂組成物を用
いて製造することができる。単層フィルムの製造には、
インフレーション成形法、押出Tダイフィルム成形法お
よびカレンダー法などが用いられ、積層フィルムの製造
には、前述の成形法の他に、共押出法、溶融コーティン
グ法、押出ラミネーション法、ドライラミネーション法
なども用いられる。尚、上記樹脂組成物の調製におい
て、混合・混練機としては、例えば、リボンブレンダ
ー、スーパーミキサー、バンバリーミキサー、1軸押出
機、および2軸押出機などの通常使用されている装置を
使用することができる。
【0039】本発明の樹脂フィルムの厚みは、フィルム
の強度の点で、0.01mm以上であることが好まし
く、フィルムの被覆作業性などの点で0.3mm以下が
好ましい。より好ましくは、0.03〜0.25mmで
ある。
【0040】本発明の樹脂フィルムの防曇性を長期間持
続させる目的で、樹脂フィルムは、その少なくとも片側
の表面に防曇性被膜を有していてもよい。かかる防曇性
被膜としては、例えば、特公昭49−32668号、特
公昭50−11348号公報などに記載されているコロ
イダルシリカやアルミナゾルなどの無機酸化物ゾルのコ
ーティング膜、特公昭63−45432号、特公昭63
−45717号、特公昭64−2158号、特開平3−
207643号公報等に記載された無機酸化物ゾルと有
機化合物(界面活性剤や樹脂など)などのコーティング
膜、界面活性剤を主成分とする液のコーティング膜、親
水性樹脂(例えば、ポリビニルアルコール、多糖類、ポ
リアクリル酸などが挙げられる。)を主成分とする膜な
どが挙げられる。これら防曇性被膜の配設方法は、塗布
による方法でもよいし、予め作製した防曇性膜を樹脂フ
ィルムに積層する方法でもよい。また、防曇性被膜は単
層でも2層以上でもよい。
【0041】上記樹脂フィルムは農業用フィルム、特に
ハウス等の農業用施設の被覆フィルムとして好適に用い
ることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の樹脂フィルムは、作物の栽培に
おいて重要な性質の一つである保温性が著しく優れてお
り、従って高い作物生育効果を達成することができる。
このため、本発明の樹脂フィルムは、温室やトンネルな
どの農業用施設の被覆フィルムや、これらの中に配設さ
れるカーテンやマルチング等の農業用フィルムとして好
適に用いられる。
【0043】更に、本発明の樹脂フィルムは、全光線透
過率で80%以上、場合によっては90%以上、更には
92%以上を達成することができる。このような高い可
視光線透過性も併せ持つことにより、本発明の樹脂フィ
ルムを施設園芸ハウス・トンネル・カーテン等の農業用
フィルムとして用いると、光合成の効率を高めることが
でき、高い作物生育性(収穫量)が達成される。また、
本発明の樹脂フィルムのHAZE値は、概ね30%以
下、好ましくは25%以下、特に20% 以下とする事
ができる。HAZE値については、一般に、HAZE値
が小さいほど平行光線の透過性が高い。平行光線の透過
性が高いほど、ハウスおよびトンネル内に昼間の太陽光
線をより多く取り入れてハウスおよびトンネル内の気温
や地温を上昇させることができ、直進光を好む強光性作
物、例えばナス科の植物やピーマン、メロン、スイカ、
イチゴ等の生育に好影響を与えることができる。輻射線
遮断性に優れる本発明の樹脂フィルムは、窓張り用フィ
ルム(建築物、自動車、車両、船舶など)、赤外線セン
サー窓材などにも有効に用いることができる。以下に掲
載する実施例によれば、輻射線遮断剤として屈折率が
1.47〜1.65の範囲にある輻射線遮断剤と該輻射
線遮断剤と化学組成の異なる輻射線遮断剤を併用するこ
とにより、高い相乗効果が得られることがわかる。すな
わち、それぞれの輻射線遮断剤を単独で使用した場合の
値から平均して求められる輻射線透過指数(α)と、そ
れらの輻射線遮断剤を併用した場合の輻射線透過指数
(β)とを用いて下記式で定義される輻射線遮断相乗効
果指数(ΔQ)は、10%以上にも及ぶ。 ΔQ=100(α−β)/α [単位 %] ΔQが高いほど、輻射線遮断効果は高い。ΔQは、好ま
しくは10%以上、より好ましくは20%以上、更に好
ましくは30%以上である。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。なお実施例及び比較例中
の試験方法は次の通りである。
【0045】(1)輻射線透過指数 赤外分光光度計(パーキンエルマー社製 1640型F
TIR)を用いて、以下の方法により、輻射線透過指数
を求め保温性の尺度とした。
【0046】波数4000〜400cm-1の範囲でフィ
ルム(厚み100ミクロン)の赤外線吸収スペクトル
(透過法)を温度23℃にて測定し、波数νでの透過率T
(ν)%の値を得た。一方、プランクの法則から得られる
下記式1に従い、23℃における波数νでの黒体輻射ス
ペクトル強度e(ν)を計算する。ここで黒体輻射スペク
トル強度e(ν)に透過率T(ν)をかけたものが輻射線透
過強度f(ν)となる(式2)。
【0047】輻射線透過強度f(ν)を波数4000〜4
00cm-1の範囲で積分したものを輻射線透過エネルギ
ーF、黒体輻射スペクトル強度e(ν)を波数4000〜
400cm-1の範囲で積分したものを黒体輻射エネルギ
ーEとして、輻射線透過指数G=100×F/Eと定義
する。実際の積分は、波数間隔2cm-1ごとの区間に区
切り、台形近似にて各区間を計算し積算した。輻射線透
過指数が小さいほどフィルムの保温性が優れていること
を示す。
【数1】 e(ν)=(A/λ5)/{exp(B/(λ×T))-1) (式1) ただし、A=2πhC2=3.74×10-16(W・
2) B=hC/k=0.01439(m・K) T(K)は絶対温度。λ(cm)は波長(波数νは波長
の逆数) であって、hはプランク定数、Cは光速、kはボルツマ
ン定数、Aは第一放射定数、Bは第二放射定数、であ
る。 f(ν)= e(ν)×T(ν)/100 (式2)
【0048】(2)全光線透過率およびHAZE値 デジタルヘーズメーター(スガ試験機製)を用いて測定
した。
【0049】実施例1および2 材料の合計量が100重量%となるように、エチレン/
酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量19%、メルト
インデックス1.5g/10分 住友化学工業製)に、
ヒンダードアミン系化合物A0.2重量%、ヒンダード
アミン系化合物B0.6重量%、酸化防止剤0.2重量
%、および第1表に記載した量の輻射線遮断剤A、輻射
線遮断剤Bを加え、バンバリーミキサーを用いて140
℃、5分間混練後、造粒機により造粒し、組成物ペレッ
トを得る。これを樹脂組成物とする。次に、材料の合
計量が100重量%になるように、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体(酢酸ビニル含有量5%、メルトインデック
ス0.5g/10分 住友化学工業製)に、ヒンダード
アミン系化合物B0.6重量%、酸化防止剤I0.06
重量%を加え、バンバリーミキサーを用いて140℃、
5分間混練後、造粒機により造粒し、組成物ペレットを
得る。これを樹脂組成物とする。また、材料の合計量
が重量%となるように、低密度ポリエチレン(密度0.
925g/cm3,メルトインデックス1.5g/10
分 住友化学工業製)に、ヒンダードアミン系化合物B
0.6重量%、紫外線吸収剤0.24重量%、酸化防止
剤I0.06重量%、オレイン酸アミド0.05重量
%、バンバリーミキサーを用いて140℃、5分間混練
後、造粒機により造粒し、組成物ペレットを得る。これ
を樹脂組成物とする。樹脂組成物を中間層に、樹脂
組成物とを内外層としてインフレーションフィルム
成形機によってフィルム厚み0.1mmのフィルム(中
間層0.065mm、内外層各0.0175mm)を作
製し、性能を評価した。結果は第1表のとおり、優れた
ものであった。尚、上記の手順において使用した物質は
以下の通りである。 ヒンダードアミン系化合物A キマソ−ブ944LD
(チバスペシャルティケミカルズ製) ヒンダードアミン系化合物B チヌビン622LD(チ
バスペシャルティケミカルズ製) 紫外線吸収剤 スミソーブ130(住友化学工業製) 酸化防止剤 イルガノックス1010(チバスペシャ
ルティケミカルズ製)
【0050】比較例1および2 輻射線遮断剤の含有量を第1表に記載のとおりとした以
外は実施例1と同様にしてフィルムを作製し、それらの
性能を評価した。結果は、第1表に示すとおり劣ってい
た。
【0051】参考例1 実施例2の樹脂組成物の面に防曇剤コーティング液A
(スノーテックス30/カヤクリルレジンH300/エ
ピクロン860/水/エタノール=4/3/0.1/7
5/25重量比で混合したもの)をバーコーターで固形
分約1g/m2となるよう塗布・乾燥し、フィルムを得
ることができる。これらは耐候性、防曇性、透明性など
に優れるフィルムとなり、農業フィルムとして好適に使
用できるものである。尚、スノーテックス30は、日産
化学工業製のコロイダルシリカの商品名である。カヤク
リルレジンH300は、日本火薬工業製のアクリルエマ
ルジョンの商品名である。エピクロン860は、大日本
インキ化学工業製のビスフェノールAタイプエポキシ化
合物の商品名である。
【0052】参考例2 実施例2の樹脂組成物中の樹脂をメタロセン触媒を用
いて重合された市販のエチレン−ヘキセン共重合体(ス
ミカセンE FV403 密度0.919g/10分
メルトインデックス4g/10分 )に85重量%分置
き換えたものを内外層に使用したフィルムも実施例2と
同様の方法で得ることができる。これらは強靭性、アン
チブロッキング性、耐候性、透明性などに優れるフィル
ムとなり、農業フィルムとして好適に使用できるもので
ある。更に下記の防曇性被膜を該フィルムに形成させる
と防曇性、防霧性にも優れたフィルムとなる。 防曇性被膜の形成 アルミナゾル(日産化学製、商品名:アルミナゾル52
0 固形分20%)、コロイダルシリカ(日産化 学
製、商品名:スノーテックス20 固形分20%)、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(花王製、商品
名:ネオペレックスF25)、デカン酸ナトリウム(ナ
カライテスク製)をそれぞれ固形成分濃度1.6、0.
4、0.08、0.08となるように水で希釈してコー
ティング液を作製し、該フィルム(防曇性被膜を形成す
る前のフィルム)の片面にコロナ処理を行い、固形分厚
み約0.1g/m2となるようにその面に塗布し、室温
で風乾する。
【0053】参考例3 実施例2のフィルムの全層に、防曇剤としてソルビタン
モノステアレート2重量%と防霧剤として、フッ素系界
面活性剤(ダイキン工業製 ユニダインDS403)を
0.1重量%加えたフィルムを得ることができ、該フィ
ルムは防曇性、防霧性にも優れたものである。
【0054】
【表1】 (注) 輻射線遮断剤A リチウムアルミニウム複合水酸化物
(商品名:ミズカラック;水沢化学工業製;屈折率:
1.53) 輻射線遮断剤B 珪酸アルミニウム(商品名:シルトン
AMT08; 水沢化学工業製; 屈折率:1.49)
【0055】実施例3、4および5 低密度ポリエチレン(商品名:スミカセンF208−
0; 住友化学工業製) 100重量部に、ヒンダードアミン系化合物B0.4重
量部、酸化防止剤0.2重量部およびステアリン酸アミ
ド0.05重量部を加え、更に、第2表に示すとおりの
所定量の輻射線遮断剤Cおよび輻射線遮断剤Dを加え、
バンバリーミキサーで140℃で5分間混練した後、造
粒機で造粒し、組成物ペレットを得た。これを樹脂組成
物とする。インフレーション成形機を用いてフィルム
厚みが0.1mmのフィルムを作製し、性能を評価し
た。結果は第2表を示すとおり優れていた。上記の手順
で使用した物質は以下の通りである。 ヒンダードアミン系化合物B チヌビン622LD(チ
バスペシャルティケミカルズ製) 酸化防止剤 イルガノックス1010(チバスペシャ
ルティケミカルズ製)
【0056】比較例3および4 輻射線遮断剤の量を第2表に示したとおりに変更した以
外は実施例3と同様にしてフィルムを作製し、その性能
を評価した。結果は第2表に示すとおり劣っていた。
【0057】
【表2】 (注) 輻射線遮断剤C ハイドロタルサイト(商品名:DHT
−4A; 協和化学工業製; 屈折率:1.51) 輻射線遮断剤D 酸化珪素(商品名:スノーマークSP
−3; 金星マティック製; 屈折率:1.46)
【0058】実施例6 樹脂組成物を内層に、低密度ポリエチレン(商品名:
スミカセンF208−0; 住友化学工業製)を外層と
してインフレーションフィルム成形機を用いてフィルム
厚みが0.1mmの積層フィルム(内層:0.05m
m; 外層:0.05mm)を作製し、性能を評価し
た。積層フィルム中の樹脂100重量部当たりの輻射線
遮断剤の量は第3表に記載したとおりであった。評価結
果は、第3表に示すとおり優れていた。
【0059】比較例5および6 輻射線遮断剤の量を第3表に示したとおりに変更した以
外は実施例5と同様にしてフィルムを作製し、その性能
を評価した。結果は第3表に示すとおり劣っていた。
【0060】
【表3】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈折率が1.47〜1.65の範囲である
    輻射線遮断剤を少なくとも1種と、該輻射線遮断剤と化
    学組成が異なる輻射線遮断剤を含有する熱可塑性樹脂フ
    ィルムであって、該熱可塑性樹脂フィルム中の輻射線遮
    断剤の量の総和が熱可塑性樹脂100重量部あたり0.
    5重量部以上、該フィルムの23℃における輻射線透過
    指数が35以下、全光線透過率が80%以上である樹脂
    フィルム。
  2. 【請求項2】輻射線遮断剤のアルカリ金属含有率が3重
    量%以下である請求項1に記載の樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】輻射線透過指数が20以下、全光線透過率
    が85%以上である請求項1または2に記載の樹脂フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】屈折率が1.47〜1.54の範囲である
    輻射線遮断剤を少なくとも1種、該輻射線遮断剤と化学
    組成が異なる輻射線遮断剤を含有する請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】輻射線遮断剤の屈折率(na)と熱可塑性
    樹脂の屈折率(nr)の比(na/nr)が0.95〜
    1.05の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】輻射線遮断剤の屈折率(na)と熱可塑性
    樹脂の屈折率(nr)の比(na/nr)が0.98〜
    1.02の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の樹脂フィルム。
  7. 【請求項7】屈折率が1.47〜1.65の範囲である
    輻射線遮断剤と化学組成が異なる輻射線遮断剤が酸化珪
    素である請求項1〜6のいずれか1項に記載の樹脂フィ
    ルム。
  8. 【請求項8】屈折率が1.47〜1.65の範囲である
    輻射線遮断剤と化学組成が異なる輻射線遮断剤の屈折率
    が1.47〜1.65の範囲である請求項1に記載の樹
    脂フィルム。
  9. 【請求項9】23℃における輻射線透過指数が25以
    下、全光線透過率が85%以上である請求項8に記載の
    樹脂フィルム。
  10. 【請求項10】屈折率が1.47〜1.65の範囲であ
    る輻射線遮断剤の屈折率(na)、該輻射線遮断剤と化
    学組成が異なる輻射線遮断剤の屈折率(nb)および熱
    可塑性樹脂の屈折率(nr)の各比((na/nr)お
    よび(nb/nr))がいずれも0.95〜1.05の
    範囲である請求項8または9に記載の樹脂フィルム。
  11. 【請求項11】屈折率が1.47〜1.65の範囲であ
    る輻射線遮断剤の屈折率(na)、該輻射線遮断剤と化
    学組成が異なる輻射線遮断剤の屈折率(nb)および熱
    可塑性樹脂の屈折率(nr)の各比((na/nr)お
    よび(nb/nr))がいずれも0.98〜1.02の
    範囲である請求項8〜10のいずれか1項に記載の樹脂
    フィルム。
  12. 【請求項12】屈折率が1.47〜1.65の範囲であ
    る輻射線遮断剤の全配合量をA、樹脂フィルム中の輻射
    線遮断剤の配合量をBとした時、下式を満たす請求項1
    〜11のいずれか1項に記載の樹脂フィルム。0.3<
    A/B<0.7
  13. 【請求項13】少なくとも2種以上の異なる層を有する
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の樹脂フィルム。
  14. 【請求項14】23℃における輻射線透過指数が15以
    下、全光線透過率が85%以上である請求項1〜13の
    いずれか1項に記載の樹脂フィルム。
  15. 【請求項15】光安定剤、紫外線吸収剤、防霧剤、防曇
    剤、近赤外線遮断剤から選ばれる少なくとも1種を更に
    含有する請求項1〜14のいずれか1項記載の樹脂フィ
    ルム。
  16. 【請求項16】0.02〜5重量%の光安定剤、0.0
    1〜3重量%の紫外線吸収剤、0.01〜3重量%の防
    霧剤および0.1〜4重量%の防曇剤から選ばれる少な
    くとも一つの添加剤を含有する請求項16記載の樹脂フ
    ィルム。
  17. 【請求項17】少なくとも片面に防曇性被膜層を有する
    請求項13、16または17に記載の樹脂フィルム。
  18. 【請求項18】施設園芸に用いる請求項1〜17のいず
    れか1項に記載の樹脂フィルム。
  19. 【請求項19】農業用ハウス、トンネル、カーテンまた
    はマルチングに用いる請求項1〜17のいずれか1項に
    記載の樹脂フィルム。
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