JPH11255690A - 包接化合物、その製造方法及び使用方法 - Google Patents
包接化合物、その製造方法及び使用方法Info
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- JPH11255690A JPH11255690A JP6317298A JP6317298A JPH11255690A JP H11255690 A JPH11255690 A JP H11255690A JP 6317298 A JP6317298 A JP 6317298A JP 6317298 A JP6317298 A JP 6317298A JP H11255690 A JPH11255690 A JP H11255690A
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Abstract
TPを製造するために使用される包接化合物及びその製
造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の包接化合物は、2,3,6,
7,10,11−ヘキサヒドロキシトリフェニレンであ
るホスト化合物とゲスト化合物とからなる包接化合物で
ある。
Description
製造方法及び使用方法に関する。
ドロキシトリフェニレン(以下「HHTP」という)
は、ディスコチック液晶を始めとする機能性有機材料の
原料として有用な化合物である。
コキシベンゼンを塩化第二鉄の存在下(Synthes
is,477,1994)又はp−クロラニルの存在下
(J.Chem.Soc.,(C),1397,197
1)で酸化カップリングさせて一旦、三量体である2,
3,6,7,10,11−ヘキサアルコキシトリフェニ
レンを生成させ、引き続いてこれを三臭化ホウ素、臭化
水素酸等の存在下に脱アルキル化する方法、或いはカテ
コールを原料とし、無水塩化第二鉄を用いてHHTPを
得る方法(Synthesis,477,1994;特
開平9−118642号公報)等により製造されてい
る。
プリングの際に目的とする三量体以外に、三量体が更に
酸化されたキノイド系の複雑な副生成物を多量に生成す
るため、目的物を純度及び外観共に優れた形で精製単離
するのに多大な労力を必要とする。
くなり、このような状態では機能性有機材料としての所
望の性能が得られ難くなる。そのため目的物を更に精製
する必要がある。
に、粗製のHHTPをまずカルボン酸エステル化し、次
いでこれを加水分解及び/又はアルコール分解する(特
開平9−301906号公報)か、或いは粗製のHHT
Pのキノン体を還元処理する(特開平9−118642
号公報)方法が提案されている。
処理工程が増え、HHTPの工業的製造法にはなり得な
い。
技術が抱える問題を解決し、簡便な操作で極めて高純度
のHHTPを製造する方法を提供することを課題とす
る。
規包接化合物及びその製造方法を提供することをも課題
とする。
解決するべく鋭意検討した結果、HHTP(ホスト化合
物)とゲスト化合物とが容易に包接化合物を形成するこ
と、及び該包接化合物からゲスト化合物を簡単に除去で
き、上記課題が解決できることを見い出した。本発明
は、斯かる知見に基づき完成されたものである。
とし、これとゲスト化合物とからなる包接化合物が提供
される。
化合物に溶解して、HHTPであるホスト化合物とゲス
ト化合物とからなる包接化合物を製造する方法が提供さ
れる。
化合物とからなる包接化合物からゲスト化合物を脱離さ
せて、高度に精製されたHHTPを得ることを特徴とす
る包接化合物の使用方法が提供される。この方法は、具
体的には、粗製のHHTPをゲスト化合物に溶解し、次
いでこの溶液を冷却又は濃縮し、析出する結晶形態の包
接化合物を取り出し、更に包接化合物からゲスト化合物
を脱離させて、高度に精製されたHHTPを得る方法で
ある。
合物を単に加熱するのみで容易にゲスト化合物を遊離す
るので、煩雑な操作や特別な装置を必要とすることな
く、極めて高純度のHHTPを製造することができる。
をホスト化合物とし、これとゲスト化合物とからなる包
接化合物である。
は、公知の化合物である。
ト化合物は、HHTPに包接されるものであれば特に限
定されるものではない。
物としては、水酸基、カルボニル基、エーテル基、エス
テル基、アミノ基、スルホニル基、ホルミル基、アミド
基、ニトリル基及びニトロ基からなる群より選ばれた少
なくとも1個、通常1〜3個、好ましくは1〜2個の官
能基を有する常温で液状の化合物が好ましい。
脂肪族アルコール、脂環式アルコール、芳香族アルコー
ル、鎖状ケトン、環状ケトン、鎖状エーテル、環状エー
テル、鎖状エステル、環状エステル、ニトリル、脂肪族
アミン、環状アミン、鎖状アミド、環状アミド、スルホ
キシド等を挙げることができる。
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール等の炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖
状脂肪族アルコール等が挙げられる。
ペンタノール、シクロヘキサノール等の炭素数3〜8の
脂環式アルコール等が挙げられる。
ルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、メチル
フェニルカルビノール、シンナミルアルコール、フタリ
ルアルコール等が挙げられる。
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、2,5−
ヘキサンジオン、2,4−ペンタンジオン等の炭素数2
〜6の直鎖又は分枝鎖状ケトン等が挙げられる。
ノン、シクロヘキサノン、2−メチルシクロペンタノ
ン、3−メチルシクロペンタノン、2−メチルシクロヘ
キサノン、3−メチルシクロヘキサノン等の炭素数1〜
4の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を置換基として有する
ことのある炭素数3〜8の環状ケトン等が挙げられる。
ーテル等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状エーテル等
が挙げられる。
ロフラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン等
の炭素数3〜8の環状エーテル等が挙げられる。
ル、酢酸ブチル、アセト酢酸メチル等の炭素数3〜8の
直鎖又は分枝鎖状エステル等が挙げられる。
ラクトン等の炭素数3〜8の環状エステル等が挙げられ
る。
ル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等の炭素数3
〜8のニトリル等が挙げられる。
ン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピル
アミン、n−ブチルアミン等の炭素数1〜4の脂肪族第
一級アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n
−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブ
チルアミン等の炭素数2〜8の脂肪族第二級アミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピ
ルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチル
アミン等の炭素数3〜12の脂肪族第三級アミン等が挙
げられる。
ピペリジン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、ピリジン、インドール等の炭素数4〜10の環状ア
ミン等が挙げられる。
ムアミド、ジメチルアセトアミド等の炭素数3〜8の直
鎖又は分枝鎖状アミド等が挙げられる。
N−メチルピロリドン等の炭素数4〜10の環状アミド
等が挙げられる。
ルホキシド等の炭素数2〜8のスルホキシド等が挙げら
れる。
易に留去される性質を有するものがより好ましい。
物が1種又は2種以上包接されていてもよい。
ゲスト化合物に溶解することにより製造される。
来公知の各種製造法で得られるものでよい。例えば、前
記した1,2−ジアルコキシベンゼンを塩化第二鉄の存
在下又はp−クロラニルの存在下で酸化カップリングさ
せて一旦、三量体である2,3,6,7,10,11−
ヘキサアルコキシトリフェニレンを生成させ、引き続い
てこれを三臭化ホウ素、臭化水素酸等の存在下に脱アル
キル化する方法で得た反応粗生成物を使用してもよい
し、カテコールを原料にして無水塩化第二鉄等の酸化剤
を作用させて一段階でHHTPを得る方法で得た反応粗
生成物を使用してもよい。
は、包接化合物を形成するために用いるゲスト化合物の
種類にもよるが、反応粗生成物中のHHTPの含有率が
1重量%以上、好ましくは10重量%以上であれば、所
望の包接化合物を結晶として極めて純度よく得ることが
できる。
たっては、特別な処理を行う必要がない。例えばゲスト
化合物にHHTPを加えるだけで、HHTPはゲスト化
合物に溶解する。ゲスト化合物の種類によっては、HH
TPがゲスト化合物に容易に溶解し難い場合があるの
で、そのような場合にはHHTPとゲスト化合物との混
合物を攪拌してもよいし、用いられるゲスト化合物の沸
点を越えない範囲の温度まで加熱してもよい。また反応
粗生成物中にゲスト化合物に不溶性の不純物が含まれる
場合には、HHTPをゲスト化合物に溶解させた溶液を
一旦濾紙等に通して不溶性の不純物を分離除去すること
が望ましい。
量としては、使用されるゲスト化合物の種類等により異
なり一概には言えないが、通常ゲスト化合物1リットル
当たり、1〜700g程度、好ましくは10〜500g
程度とするのがよい。
解させるに当たり、これら以外に水を用いることもでき
る。水にHHTPを加えた後にゲスト化合物を加えても
よいし、水とHHTPとの混合物にHHTPを加えても
よい。
る。本発明の包接化合物は、例えば以下に示す方法に従
い、単離、精製される。
に溶解させた溶液を、該溶液の液温以下の温度に冷却す
れば、目的とする本発明の包接化合物が析出してくる。
けで、HHTPがゲスト化合物に溶解する場合には、得
られた溶液を例えば氷浴上で冷却する等の手段により、
該溶液の温度を室温以下に下げればよい。また、ゲスト
化合物にHHTPを加えるだけではHHTPがゲスト化
合物に溶解せず、そのためHHTPとゲスト化合物との
混合物をゲスト化合物の沸点を越えない範囲の温度まで
加熱する場合には、そのまま室温で放置するか、又は氷
浴上で冷却する等の強制冷却手段により、該溶液の温度
を下げればよい。
た溶液に、n−ヘキサン等の貧溶媒を加えて、本発明の
包接化合物を析出させてもよい。
を必要とすることなく、減圧下もしくは加圧下で濾過す
るか、又は遠心分離器に供して濾液と分離するのみで簡
単に単離できる。
更にゲスト化合物に溶解させ、次いでゲスト化合物を除
去するという操作を繰り返すことにより、目的とする包
接化合物の純度をより一層高めることができる。
TPとゲスト化合物との組成は、通常前者1モルに対し
て後者が1〜3モルである。
発明の包接化合物の一部を平面的に表した化学構造式
(推定)を下記に示す。
ので、そのまま機能性有機材料の原料として使用するこ
とができる。
スト化合物の種類にもよるが、通常は常温で極めて安定
である。ところが、本発明包接化合物を、一旦これを形
成するゲスト化合物が包接化合物から脱離し始める温度
以上に加熱した場合には極めて容易に包接化合物からゲ
スト化合物のみを選択的に脱離させることができ、その
結果HHTPを極めて純度よく製造することができる。
を選択的に脱離させるための温度は、これを形成するゲ
スト化合物の種類により異なり一概に言えるものではな
い。例えばゲスト化合物が鎖状ケトンや環状ケトンの場
合には50℃以上、ゲスト化合物が脂肪族アルコールや
脂環式アルコールの場合には70℃以上、ゲスト化合物
が鎖状アミド、環状アミド、スルホキシドアミド等の高
極性のゲスト化合物の場合には90℃以上に加熱すれば
よい。
るために特別な装置を必要とすることはなく、例えば減
圧乾燥器等の中で加熱と同時に減圧条件に本発明の包接
化合物を曝せば一層容易に高純度のHHTPを得ること
ができる。
純度であるので、そのまま機能性有機材料の原料として
好適に使用することができる。
かにする。以下の各実施例で得られたヘキサヒドロキシ
トリフェニレンの純度の確認は、高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)で行った(カラム:TOSOH T
SK−GEL ODS−80TS 4.6×150m
m、移動相:メタノール/水(H3PO4:0.5モル/
l、NaH2PO4:0.5モル/l)、流速1.0ml
/分)。また各実施例で得られた包接化合物の確認は、
X線結晶解析と熱分析もしくはNMRにより行った。
6H2O 146.8g(0.544モル)の混合物を
50〜60℃で7時間撹拌した。得られた反応混合物を
希塩酸200ml、水、飽和重曹水の順で洗浄し、乾燥
を行い、HHTPを含む黒色固体17g(含量5.03
g、0.015モル、純度29.6%)を得た。
0mlに加熱溶解した後、熱時濾過を行い、濾液を減圧
濃縮すると、粗結晶のヘキサヒドロキシトリフェニレン
とシクロペンタノンとからなる本発明の包接化合物6.
13g(含量4.31g、0.013モル、純度70.
3%)が得られた。
せた後、室温に冷却すると、HHTP1分子に対してシ
クロペンタノン3分子が包接された結晶7.13g
(0.012モル、包接化合物の回収率93.0%)が
得られた。
す。このIRスペクトル図によれば、HHTPの吸収の
他に、シクロペンタノンに由来する1720cm-1が観
測された。また、HHTPの水酸基の吸収は、低波数シ
フトとして3260cm-1に観測された。尚、IR分析
はヌジョール法に従った。以下の実施例でも同じであ
る。
置しても事実上重量の減少は認められなかったが、80
℃以上に加熱すると重量の減少が認められた。このもの
を熱分析に付したところ、80℃付近で重量減が始ま
り、150℃で44%の重量減になった状態で完全に重
量減が停止した。この結果を図2に示す。
うど3分子のシクロペンタノンが包接された化合物から
シクロペンタノン3分子が完全に脱離した量に相当し
た。重量減少後のサンプルのIRスペクトル図を図3に
示す。
は、完全にHHTPのIRスペクトルに一致した。同じ
く、HHTPの水酸基の吸収は3480cm-1及び34
20cm-1に観測された。
TP1分子とシクロペンタノン3分子とから形成された
包接化合物であると決定した。この結果はX線結晶解析
によっても支持された。
化合物を用いる以外は、実施例1と同様に反応及び処理
を行って、HHTPと各種ゲスト化合物との包接化合物
を得た。得られた包接化合物の結晶型、ホスト化合物と
ゲスト化合物との分子比(組成比)、及び包接化合物の
回収率(%)を表1に示す。包接化合物の回収率(%)
とは、粗結晶中のHHTPの含量を基準にした時の包接
化合物としてのHHTPの回収率を意味する。
ルを以下に示す。
9,1442,1378,1280,1222,118
2,1148cm-1 実施例3:3458,3197,1628,1597,
1528,1462,1440,1380,1339,
1276,1229,1179,1140cm−1 実施例4:3431,1624,1541,1444,
1378,1279,1226,1182,1143c
m−1 実施例5:3408,1629,1540,1446,
1378,1339,1283,1277,1179,
1166,1158cm-1 実施例6:3472,3304,1619,1501,
1448,1398,1365,1262,1171,
1143,1058cm-1 実施例7:3375,1699(CO),1689,1
626,1595,1528,1437,1377,1
336,1265,1222,1162cm-1 実施例8:3368,1718(CO),1628,1
599,1537,1457,1439,1378,1
339,1278,1178,1152cm-1 実施例9:3255,1724(CO),1627,1
608,1538,1457,1379,1283,1
253,1164,1150cm-1 実施例10:3318,1692(CO),1621,
1598,1538,1454,1395,1311,
1265,1181,1147,1118cm-1 実施例11:3335,1719(CO),1689,
1627,1598,1523,1440,1377,
1339,1276,1178,1150cm-1 実施例12:3317,1697(CO),1625,
1599,1536,1452,1385,1311,
1266,1181,1147,1117cm-1 上記のIRスペクトルにおいて、3000cm-1以上は
水酸基のピークである。
ル)を減圧下、95℃で12時間乾燥することにより、
HHTPを白色結晶として3.37g(0.010モ
ル、純度99.5%以上、回収率100%)を得た。
分析における重量減少開始温度近辺に加熱して減圧下で
乾燥を行うことにより、純度99.5%以上のHHTP
をほぼ白色の結晶として定量的に得た。
ル図である。
る。
た後のHHTPのIRスペクトル図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 2,3,6,7,10,11−ヘキサヒ
ドロキシトリフェニレンをホスト化合物とし、これとゲ
スト化合物とからなる包接化合物。 - 【請求項2】 ゲスト化合物が、水酸基、カルボニル
基、エーテル基、エステル基、アミノ基、スルホニル
基、ホルミル基、アミド基、ニトリル基及びニトロ基か
らなる群より選ばれた少なくとも1個の官能基を有し、
常温で液状の化合物である請求項1に記載の包接化合
物。 - 【請求項3】 ゲスト化合物が、脂肪族アルコール、脂
環式アルコール、芳香族アルコール、鎖状ケトン、環状
ケトン、鎖状エーテル、環状エーテル、鎖状エステル、
環状エステル、ニトリル、脂肪族アミン、環状アミン、
鎖状アミド、環状アミド及びスルホキシドからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の包接
化合物。 - 【請求項4】 ゲスト化合物が、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、ベン
ジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、メチ
ルフェニルカルビノール、シンナミルアルコール、フタ
リルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサ
ノン、2−メチルシクロペンタノン、3−メチルシクロ
ペンタノン、2−メチルシクロヘキサノン、3−メチル
シクロヘキサノン、2,5−ヘキサンジオン、2,4−
ペンタンジオン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、アセト酢酸メチル、γ−ブチロラク
トン、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニ
トリル、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミ
ン、ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジプロピルアミン、ジブチルアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、ピロリジン、ピペリジン、2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン、ピリジン、インドール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ピロリド
ン、N−メチルピロリドン及びジメチルスルホキシドか
らなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1に
記載の包接化合物。 - 【請求項5】 2,3,6,7,10,11−ヘキサヒ
ドロキシトリフェニレンをゲスト化合物に溶解して、
2,3,6,7,10,11−ヘキサヒドロキシトリフ
ェニレンであるホスト化合物とゲスト化合物とからなる
包接化合物を得ることを特徴とする包接化合物の製造方
法。 - 【請求項6】 2,3,6,7,10,11−ヘキサヒ
ドロキシトリフェニレンとゲスト化合物とからなる包接
化合物からゲスト化合物を脱離させて、高度に精製され
た2,3,6,7,10,11−ヘキサヒドロキシトリ
フェニレンを得ることを特徴とする包接化合物の使用方
法。 - 【請求項7】 粗製の2,3,6,7,10,11−ヘ
キサヒドロキシトリフェニレンをゲスト化合物に溶解
し、次いでこの溶液を冷却又は濃縮し、析出する結晶形
態の包接化合物を取り出し、更に包接化合物からゲスト
化合物を脱離させて、高度に精製された2,3,6,
7,10,11−ヘキサヒドロキシトリフェニレンを得
ることを特徴とする請求項6に記載の包接化合物の使用
方法。
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JP06317298A JP4863535B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 包接化合物、その製造方法及び使用方法 |
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JPH11255690A true JPH11255690A (ja) | 1999-09-21 |
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JP (1) | JP4863535B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316953A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Nippon Soda Co Ltd | 分子化合物の製造方法 |
US7247758B2 (en) * | 2003-10-22 | 2007-07-24 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | Method for producing 2,3,6,7,10,11-hexahydroxytriphenylene |
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---|---|---|---|---|
JP7086010B2 (ja) | 2019-01-25 | 2022-06-17 | 鹿島建設株式会社 | ワーゲン総重量計測方法、張出架設方法、及びワーゲン総重量計測システム |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP06317298A patent/JP4863535B2/ja not_active Expired - Fee Related
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