JPH1125513A - 光情報媒体 - Google Patents

光情報媒体

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JPH1125513A
JPH1125513A JP9189286A JP18928697A JPH1125513A JP H1125513 A JPH1125513 A JP H1125513A JP 9189286 A JP9189286 A JP 9189286A JP 18928697 A JP18928697 A JP 18928697A JP H1125513 A JPH1125513 A JP H1125513A
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JP
Japan
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light
optical information
information medium
disk
disks
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Pending
Application number
JP9189286A
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English (en)
Inventor
Toru Fujii
徹 藤井
Toshiaki Tajima
俊明 田島
Sukehisa Tomizawa
祐寿 富沢
Makoto Negishi
良 根岸
Masashi Sato
昌司 佐藤
Emiko Hamada
恵美子 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透光性基板1、1’の表面やその他の層との
界面での再生用レーザ光の反射による戻り光を無くし、
再生信号に含まれるノイズを低減する。 【解決手段】 光情報媒体は、光学的に読み取り可能な
情報が再生及び/又は記録し得るものである。ディスク
1、1’の外周部は、再生用レーザ光を吸収する材料を
有するコート材15で覆われる。このディスク1の透光
性基板5の外周を覆うコート材15は、その屈折率が前
記ディスク1の透光性基板5の屈折率より大きいのがよ
い。また、このようなコート材15は、ディスク1の情
報記録領域rの外周部分まで達するように形成するのが
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に読み取り
可能な情報が再生及び/又は記録し得る光情報媒体であ
って、ノイズの原因となる再生用レーザ光の反射による
戻り光を低減する手段を有する光情報媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の短波長レーザーの開発と実用化に
伴い、より高密度な記録再生を可能とするデジタルビデ
オディスク(DVD)の実用化が進んでいる。この種の
光情報媒体では、その少なくとも一方の主面に情報記録
領域が設定され、この情報記録領域に情報を読み出すた
めの信号が記録されている。このような光学的に信号を
再生することが出来る光情報媒体における最も一般的な
信号の記録手段は、射出成型法等の手段で成型される透
光性基板の上に、予めピットを形成し、この上に金属膜
からなる反射層を設けることで、光学的な信号の再生を
可能にするものである。
【0003】また、透光性基板の表面に、予め射出成型
等の手段で形成されたピット等により信号が記録された
光情報媒体以外に、光情報媒体の製造の後に追記録が可
能な光情報媒体、例えばCD−RやDVD−R等の光情
報媒体も開発されている。このような記録可能な光情報
媒体としては、少なくとも一方のディスクの情報記録領
域にトラッキングガイドが形成され、その上にスピンコ
ート法等の手段で有機色素等が塗布され、硬化されて光
干渉層が形成され、その上に金属膜からなる反射層が形
成される。例えば、前記DVD方式の光情報媒体では、
2枚のディスクが互いに貼り合わせられている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】このような光情報
媒体において、図4に示すように透光性基板5側から再
生用レーザ光を入社させ、透光性基板上のピットや情報
記録層に集光させて信号を読み取る際に、透光性基板と
その表面やその他の層との境界面で反射したレーザ光が
光学ピックアップで受光され、ディテクタで受光されて
しまうことがある。これがノイズとなって信号に現れ、
C/Nが悪化し、再生信号にエラーを生じる原因となる
ことがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の光情報媒体における前記のような課題に鑑み、透光
性基板の表面やその他の層との界面での再生用レーザ光
の反射による戻り光を無くし、再生信号に含まれるノイ
ズを低減し、C/Nを良好にすることを可能とするもの
である。この目的を達成するため、本発明では、透光性
基板1、1’の外周部分で起こりやすい再生用レーザ光
の反射を防止し、光学ピックアップpへの戻り光を少な
くしたものである。
【0006】すなわち、本発明による光情報媒体は、光
学的に読み取り可能な情報が再生及び/又は記録し得る
ものであって、ディスク1、1’の外周部を、再生用レ
ーザ光を吸収する材料を有するコート材15で覆ったこ
とを特徴とするものである。このディスク1の透光性基
板5の外周を覆うコート材15は、その光吸収率が前記
ディスク1の透光性基板5の光吸収率より大きいのがよ
い。また、このようなコート材15は、ディスク1の情
報記録領域rの外周部分まで達するように形成するのが
よい。
【0007】このような光情報媒体では、コート材15
が再生用レーザ光を吸収する光吸収材料を有するため、
透光性基板5、5’側からコート材15側に抜けるレー
ザ光が吸収され、透光性基板5、5’内でのレーザ光の
反射を抑えることができる。また、従来の光情報媒体で
は透光性基板5、5’の外周部が大気と接していたの
で、透光性基板5、5’とコート材15との界面におい
て全反射が起こりやすかった。本発明により光情報媒体
では、透光性基板5、5’の外周部分を覆うコート材1
5の光吸収率を透光性基板5、5’より大きくすること
により、前記のような全反射を起こりにくくし、コート
材15によって再生用レーザ光の一部の反射光を確実に
吸収することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について具体的且つ詳細に説明する。本
発明による光情報媒体の一例として、両面貼り合わせに
よる片面記録・再生構造を有する追記形光情報媒体の例
を図1〜図3に示す。図1及び図2に示すように、ディ
スク1は、中央にセンターホール4を有する透明な円板
状の透光性基板5を有する。この透光性基板5は、ポリ
カーボネート、ポリメチルメタクリレート(PMMA)
等の透明樹脂で作るのが最もよいが、ガラス基板であっ
てもよい。
【0009】この透光性を有する透光性基板5の片面の
前記センターホール4の外側に後述するクランピングエ
リアが設定されており、その外周側に情報記録領域rが
設定されている。透光性基板5の情報記録領域rの部分
には、スパイラル状のグルーブからなるトラッキングガ
イド3が形成されている。このトラッキングガイド3の
ピッチは、0.74μmを標準とする。
【0010】さらに、透光性基板5の前記情報記録領域
rの部分の主面に情報記録層2が形成される。例えば、
図2及び図3に示すように、まずスピンコート法等の手
段で有機色素等が塗布され、光干渉層12が形成され、
さらに、この光干渉層12の上に、金、アルミニウム、
銀、銅等の金属膜或いはこれらの合金膜からなる反射層
13が形成される。なお、図1及び図2において、符号
9は、透光性基板5の表側の主面である記録面側にあっ
て、情報記録領域rの外側にリング状に形成された突条
9であり、これは光情報媒体を重ね合わせたときに、記
録面が他の光情報媒体の表面に触れるのを防止するもの
である。
【0011】さらに、このディスク1の他にもう1枚の
ディスク1’を用意する。このディスク1’は、前記透
光性基板5と同じ材質で出来た同じサイズの透光性基板
5’からなるが、その主面には、前記透光性基板5のよ
うなトラッキングガイド3や情報記録層2は設けられて
いない。もちろん、この他の透光性基板5’にも前記透
光性基板5と同様のトラッキングガイド3や情報記録層
2を有する情報記録領域rを設けることもできる。
【0012】次に、これらの2枚のディスク1、1’を
貼り合わせる。例えば、スピンコート法やスクリーン印
刷法等の手段により、2枚のディスク1、1’の少なく
とも一方の主面に接着剤11として反応性硬化樹脂が塗
布され、さらにこれらの面が互いに向かい合わせて重ね
合わせられ、且つ前記反応性硬化樹脂が硬化される。こ
れにより、前記反応性硬化樹脂が硬化することにより形
成された接着剤11により、2枚のディスク1、1’の
主面が互いに貼り合わせられる。この場合、ディスク1
はその情報記録層2が形成された面が接着される。
【0013】例えば、ディスク1、1’の少なくとも何
れか一方の接着すべき面を上側にして、接着剤11とし
て同面に硬化していない紫外線硬化性樹脂を滴下する。
その後、2枚のディスク1、1’の接着すべき所定の面
同士を重ね合わせる。これにより、接着剤は、ディスク
1、1’から受ける圧力や毛細管現象によりディスク
1、1’の間に広がってゆく。この接着剤がディスク
1、1’の間の内周側のほぼ全面に広がったところで、
両ディスク1、1’を高速回転させて余分の紫外線硬化
性樹脂を振り切る。次に、透明なディスク1、1’の片
面側から紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射し、硬化させ
て接着剤11の層を形成し、この接着剤11により双方
のディスク1、1’を密着固定する。
【0014】また他の例としては、ディスク1、1’の
少なくとも何れか一方の接着すべき面の全面にわたって
カチオン系紫外線硬化性樹脂を塗布し、これに紫外線を
照射して遅効性硬化を開始させた後、2枚のディスク
1、1’の接着すべき所定の面同士を重ね合わせる。次
に、両ディスク1、1’を厚み方向に加圧し、前記樹脂
を硬化させて接着層11を形成し、この接着層11によ
り双方のディスク1、1’を密着固定する。さらにこの
他に、接着剤として熱可塑性樹脂系接着剤や両面粘着テ
ープ等を使用することもできる。
【0015】前記の例は、透光性基板の情報記録領域r
にトラッキングガイド3と情報記録層2を形成したディ
スク1と、情報記録層を形成していない他のディスク
1’とを貼り合わせた例である。これらの場合は、片面
のみ記録・再生が可能である。前記他のディスク1’
は、透光性を有しないものや、耐光性を保持するために
着色してあるもの、或いは表面に文字、図柄、書き込み
可能な領域を設け透光性基板5’からなるものであって
もよい。
【0016】他方、透光性基板の情報記録領域rにトラ
ッキングガイド3と情報記録層2とを設けた2枚のディ
スク1を2枚用意し、これらの情報記録層2側を向かい
合わせて貼り合わせた、いわゆる両面記録・再生構造の
光情報媒体とすることもできる。この場合に使用される
他のディスク1’としては、図1に示すディスク1、
1’のうち、ディスク1のように情報記録領域rにトラ
ッキングガイド3と情報記録層2を形成したものを使用
する。
【0017】本発明では、このような光情報媒体におい
て、ディスク1、1’の外周部分をコート材15で覆
う。このコート材15は、再生用レーザ光を吸収する材
料を含むかそのような材料からなるものである。例え
ば、DVDの場合、再生用レーザ光の波長は600〜7
00nm付近であるが、前記のコート材15は、この付
近の波長のレーザ光を吸収するものである。
【0018】例えば、光吸収材料として、オリエント化
学工業株式会社製のヴァリファスト・グリーン 150
1(Valifast Green 1501:最大吸
収波長640nm)を、エチルセルソロブ溶剤1000
cc当たり150g前後溶解し、ディスク1、1’の外
周部にディップ塗装し、乾燥してコート材15を形成す
る。
【0019】また、他の例としては、エラストマー材料
に前記のような光吸収材料を添加してディスク1、1’
の外周部にディップ塗装して、乾燥し、コート材15を
形成する。このようなコート材15は、弾性を有するた
め、内周にディスク1、1’に対応した溝を有するリン
グ状に成型したものを使用し、これをディスク1、1’
の外周に嵌め込んでディスク1、1’の外周に装着する
こともできる。
【0020】このようなコート材15は、再生用レーザ
光を吸収するものであるため、図3に示すように、光学
ピックアップpから透光性基板5に再生用レーザ光が入
射し、この再生用レーザ光の反射光により光学ピックア
ップpで信号を読み取る際に、図3に二点鎖線で示すよ
うに、一部の光透光性基板5の界面で反射し、透光性基
板5の外周面に達する。このとき、反射光がコート材1
5により吸収され、透光性基板5の外周での反射が防止
される。これにより、記録用レーザ光の反射光の光学ピ
ックアップpへの戻り光が少なくなり、再生信号のノイ
ズが低減出来る。
【0021】このようなコート材15は、透光性基板
5、5’より大きな光吸収率を有するものがよい。これ
によって、透光性基板5、5’とコート材15での界面
での全反射が防止され、再生用レーザ光の反射光が確実
にコート材15に吸収される。なお、貼り合わせたディ
スク1、1’の双方に情報記録層2がある場合は、それ
らディスク1、1’の双方の外周部にわたってコート材
15を設ける必要があるが、図示の例にように、貼り合
わせたディスク1、1’の片側にもに情報記録層2があ
る場合は、そのディスク1の外周部のみにコート材15
を設けてもよい。また、図示の例は、光干渉層12を有
する追記形の光情報媒体の例を示したが、透光性基板
5、5’の表面に予めピットにより信号が記録されたタ
イプの光情報媒体でも、さらには書き換え可能なタイプ
の光情報媒体でも、同様にして本発明を適用することが
出来ることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、デ
ィスク1、1’の外周における再生用レーザ光の反射に
よる光学ピックアップpへの戻り光を少なく抑えること
が出来るので、再生信号のノイズを低減することができ
る。これにより、オーディオやビデオでは、音の抜けが
良くなったり、画像が鮮明になる等の効果が得られ、さ
らに、情報処理の分野では、信号の誤りが少なくなる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光情報媒体の例を示す2枚のディ
スクを貼り合わせる前の状態の半断面分解斜視図であ
る。
【図2】同光情報媒体を示す一部縦断面図である。
【図3】同光情報媒体の層構成を示すディスクの外周部
分の要部断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1’ ディスク 5 透光性基板 5’ 透光性基板 15 コート材 r 情報記録領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月20日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】光情報媒体の従来例を示すディスクの外周部分
の要部断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根岸 良 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 佐藤 昌司 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 浜田 恵美子 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読み取り可能な情報が再生及び
    /又は記録し得る光情報媒体において、ディスク
    (1)、(1’)の外周部を、再生用レーザ光を吸収す
    る材料を有するコート材(15)で覆ったことを特徴と
    する光情報媒体。
  2. 【請求項2】 ディスク(1)の透光性基板(5)よ
    り、外周を覆うコート材(15)の光吸収率が大きいこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光情報媒体。
  3. 【請求項3】 ディスク(1)の透光性基板(5)の外
    周を覆うコート材(15)が、ディスク(1)の情報記
    録領域(r)の外周部分にまで達していることを特徴と
    する請求項1または2に記載の光情報媒体。
JP9189286A 1997-06-30 1997-06-30 光情報媒体 Pending JPH1125513A (ja)

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JP9189286A JPH1125513A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 光情報媒体

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JP9189286A Pending JPH1125513A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 光情報媒体

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Date Code Title Description
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Effective date: 20021112