JPH10149580A - 光情報媒体 - Google Patents

光情報媒体

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JPH10149580A
JPH10149580A JP8320890A JP32089096A JPH10149580A JP H10149580 A JPH10149580 A JP H10149580A JP 8320890 A JP8320890 A JP 8320890A JP 32089096 A JP32089096 A JP 32089096A JP H10149580 A JPH10149580 A JP H10149580A
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JP
Japan
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adhesive
disks
disk
optical information
information medium
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Pending
Application number
JP8320890A
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English (en)
Inventor
Toru Fujii
徹 藤井
Sukehisa Tomizawa
祐寿 富澤
Toshiaki Tajima
俊明 田島
Makoto Negishi
良 根岸
Emiko Hamada
恵美子 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク1、5の記録面が接着剤で汚れるこ
となく、またセンターホール4に接着剤が付着すること
によるクランピング位置のずれ等を起すことのない光情
報媒体を得る。 【解決手段】 光情報媒体は、一方の主面に情報記録層
2が形成されたディスク1と、このディスク1の情報記
録層2が形成された面に接着剤11を介して貼り合わせ
られた他のディスク5とを有する。前記ディスク1、5
のセンターホール4の周囲にマージン領域mを形成し、
そこに接着剤11を付着させない。このため、センター
ホール4の周面には接着剤11は付着しない。また、デ
ィスク1、5に接着剤11を塗布するときに、センター
ホール4を通って、接着剤11がディスク1、5の接着
面と反対側の記録面に回り込まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透光性基板の少な
くとも片面に情報記録領域を形成し、このディスクの情
報記録領域とが形成された主面を他のディスクと貼り合
わせた光情報媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の短波長レーザーの開発と実用化に
伴い、より高密度な記録再生を可能とするデジタルビデ
オディスク(DVD)の実用化が進んでいる。この種の
光情報媒体では、2枚のディスクを貼り合わせた構造を
採用している。
【0003】このような両面貼り合わせ構造を有する再
生専用の光情報媒体は、中央にセンターホールを有し、
その外側に内周側非記録領域を有する。互いに貼り合わ
せられる一対のディスクは、透光性の円板からなり、そ
の少なくとも一方の主面の前記内周側非記録領域の外側
に情報記録領域が設定され、この情報記録領域に情報記
録手段であるピットが形成され、その上に金属膜からな
る反射層が形成されている。また、記録可能な光情報媒
体としては、少なくとも一方のディスクの情報記録領域
にトラッキングガイドが形成され、その上にスピンコー
ト法等の手段で有機色素等が塗布され、硬化されて光干
渉層が形成され、その上に金属膜からなる反射層が形成
される。さらに、前記一対のディスクの全面に、スピン
コート法やスクリーン印刷等の手段で接着剤として反応
性硬化樹脂が塗布され、これらの面が互いに向かい合う
ように重ね合わせられ、前記接着剤により2枚のディス
クが互いに貼り合わせられることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】光情報媒体では、
前述のように接着剤で2枚のディスクを貼り合わせてい
る。ところが、このような光情報媒体において、2枚の
ディスクの貼り合わせ構造とするため、前記情報記録層
の上に反応性硬化樹脂等の接着剤をスピンコート法やス
クリーン印刷法等で塗布し、この接着剤で2枚のディス
クを貼り合わせる構造とした場合、接着剤がセンターホ
ールを通ってディスクの表面に周り込み、情報記録領域
の表面を汚してしまうことがある。そうすると、記録、
再生に支障を生じる。また、センターホールが接着剤で
汚れ、その粘性や形状変化により、クランピング位置の
ズレ等に伴う偏心、面心よる作不良、再生不良等のトラ
ブルの原因となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2枚のディス
クを接着剤で貼り合わせた従来の光情報媒体における前
記のような課題に鑑み、ディスクの記録面が接着剤で汚
れることなく、またセンターホールに接着剤が付着する
ことによるクランピング位置のずれ等を起こすことのな
い光情報媒体を提供することを目的とする。この目的を
達成するために、本発明では、2枚のディスク1、5を
接着剤11で接着して貼り合わせるに当たり、センター
ホール4の外側にマージンmを設け、その部分は接着剤
11を設けないようにした。これにより、センターホー
ル4に接着剤11が付着するのを防止すると共に、セン
ターホール4を通して接着剤11がディスク1、5の記
録面に付着しないようにした。
【0006】すなわち、本発明による光情報媒体は、一
方の主面に情報記録層2が形成されたディスク1と、こ
のディスク1の情報記録層2が形成された面に接着剤1
1を介して貼り合わせられた他のディスク5とを有し、
前記ディスク1、5のセンターホール4の周囲に一部接
着剤11が付着していないマージン領域mが形成されて
いることを特徴とする。
【0007】このような光情報媒体では、センターホー
ル4の周囲にマージン領域mを形成し、そこの接着剤1
1を付着させないので、センターホール4の周面には接
着剤11は付着しない。また、ディスク1、5に接着剤
11を塗布するときに、センターホール4を通って、接
着剤11がディスク1、5の接着面と反対側の記録面に
回り込まない。
【0008】このような光情報媒体において、一般に接
着剤11は、ディスク1、5の外側にスピンコート法に
より塗布され、接着される。この場合に、ディスク1、
5の少なくとも一方の接着面の前記マージン領域mの外
側に溝7、8が形成されていると、接着剤11をディス
ク1、5の接着面に塗布するとき、その溝7、8に接着
剤11を溜めることができる。これにより、接着剤11
のマージン領域mへの付着を確実に防止することができ
る。
【0009】また、一方のディスク5のセンターホール
4’を、他方のディスク1のセンターホール4より径を
大きくし、それをマージン領域mの径以上とすることに
より、ディスク1、5の接着面に接着剤11を塗布し、
重ね合わせたとき、接着剤11のマージン領域mより内
側に滲み出さない。このため、やはり接着剤11のマー
ジン領域mへの付着を確実に防止することができる。ま
たこの場合に、一方のディスク(5)の大きい径のセン
ターホール4’の周面に、接着剤11の一部が回り込ん
で付着していること、その部分での接着強度の補強を図
ることができる。
【0010】なお、マージン領域mの境界は、必ずしも
のディスク1、5の中心から一定の距離にある円形であ
る必要はなく、そのマージン領域mの境界のディスク
1、5の中心からの距離を一定でなくすることもでき
る。すなわち、ディスク1、5の中心に対して、マージ
ン領域mの境界を偏心させたり、或いはマージン領域m
の境界を異形とすることもできる。このようにすること
で、機械的な共振周波数f0 の最大振幅Qが小さくなる
ので、光情報媒体お高速回転時の振動を減少させること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について具体的且つ詳細に説明する。本
発明による光情報媒体の一例として、両面貼り合わせに
よる片面記録・再生構造を有する追記形光情報媒体の例
を図1と図2に示す。ディスク1は、中央にセンターホ
ール4を有し、その外側に内周側非記録領域を有する透
明な円板状の基板である。このディスク1は、ポリカー
ボネート、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の
透明樹脂で作るのが最もよいが、ガラス基板であっても
よい。
【0012】この透光性を有するディスク1の片面の前
記内周側非記録領域の外側に、情報記録領域rが設定さ
れている。ディスク1の情報記録領域rの部分には、ス
パイラル状のグルーブからなるトラッキングガイド3が
形成されている。このトラッキングガイド3のピッチ
は、8μmをである。さらに、ディスク1の前記情報記
録領域rの部分の主面に情報記録層2が形成される。例
えば、まずスピンコート法等の手段で有機色素等が塗布
され、光干渉層12が形成され、さらに、この光干渉層
12の上に、金、アルミニウム、銀、銅等の金属膜或い
はこれらの合金膜からなる反射層13が形成される。こ
の光干渉層12と反射層13とが情報記録層2を構成
し、この情報記録層2が形成された部分が情報記録領域
rである。光反射層13の上に、樹脂等の保護膜が形成
されることもあるが、図1及び図2に示した例では、そ
のような保護膜は設けていない。さらに、このディスク
1の前記情報記録層2が設けられた面側のセンターホー
ル4と内周側非記録領域との間にマージン領域mが設定
されている。
【0013】追記形光情報媒体において具体的な寸法を
あげると、ディスク1のセンターホール4の径、すなわ
ちディスク1の内径は15mm、同ディスク1の外径は
120mm、厚さは0.6mmである。前記マージン領
域mは、この直径15mmから直径26mmの間に設け
られる。さらに、ディスク1の直径48mmから116
mmまでの領域に、トラッキングガイド3と情報記録層
2とを設け、情報記録領域rとする。この情報記録領域
rは、記録用レーザー光の照射により、再生レーザー光
の入射光と反射光との間で他の部分と部分的に異なる光
の干渉をもたらすピットを形成し、信号を記録する領域
である。
【0014】さらに、このディスク1の他にもう1枚の
ディスク5を用意する。このディスク5は、前記ディス
ク1と同じ材質で出来た同じサイズのものであるが、そ
の主面には、前記ディスク1のようなトラッキングガイ
ド3や情報記録層2は設けられていない。もちろん、こ
の他のディスク5にも前記ディスク1と同様のトラッキ
ングガイド3や情報記録層2を有する情報記録領域rを
設けることもできる。この他のディスク5のセンターホ
ール4と内周側非記録領域との間に、前記ディスク1と
同様にマージン領域mが設定されている。
【0015】次に、これらの2枚のディスク1、5を貼
り合わせる。例えば、ロールコート法、スピンコート法
やスクリーン印刷法等の手段により、2枚のディスク
1、5の少なくとも一方の主面に、接着剤11として反
応性硬化樹脂が塗布され、さらにこれらの面が互いに向
かい合わせて重ね合わせられ、且つ前記反応性硬化樹脂
が硬化される。これにより、前記反応性硬化樹脂が硬化
することにより形成された接着剤11により、2枚のデ
ィスク1、5の主面が互いに貼り合わせられる。この場
合、ディスク1はその情報記録層2が形成された面が接
着される。また、ディスク1、5のセンターホール4の
周囲の設定した前記マージン領域mには接着剤11を塗
布せず、マージン領域mの外側にのみ接着剤11を塗布
する。このため、ディスク1、5の接着面のうち、前記
マージン領域mやディスク1、5のセンターホール4の
周面には接着剤11が付着しない。
【0016】例えば、ディスク1、5の少なくとも何れ
か一方の接着すべき面を上側にして、接着剤11として
同面に硬化していない紫外線硬化性樹脂を滴下し、ディ
スク1、5を回転させてその樹脂をレベリングする。こ
のとき、接着剤11は前記マージン領域mの外側に滴下
する。その後、2枚のディスク1、5の接着すべき所定
の面同士を重ね合わせる。これにより、接着剤は、ディ
スク1、5から受ける圧力や毛細管現象によりディスク
1、5の間に広がってゆく。この接着剤がディスク1、
5の間の内周側情報非記録領域の全面に広がったところ
で、両ディスク1、5を高速回転させて余分の紫外線硬
化性樹脂を振り切る。次に、透明なディスク1、5の片
面側から紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射し、硬化させ
て接着剤11の層を形成し、この接着剤11により双方
のディスク1、5を密着固定する。
【0017】また他の例としては、ディスク1、5の少
なくとも何れか一方の接着すべき面のマージン領域mの
外側にカチオン系紫外線硬化性樹脂を塗布し、これに紫
外線を照射して遅効性硬化を開始させた後、2枚のディ
スク1、5の接着すべき所定の面同士を重ね合わせる。
次に、両ディスク1、5を厚み方向に加圧しながら前記
樹脂を硬化させて接着剤11を形成し、この接着剤11
により双方のディスク1、5を密着固定する。さらにこ
の他に、接着剤として熱可塑性樹脂系接着剤を使用する
こともできる。光情報媒体の耐衝撃性を考慮すると、硬
化後の接着層の硬度は、基板の硬度より高いことが好ま
しい。
【0018】前記の例は、透光性基板の情報記録領域r
にトラッキングガイド3と情報記録層2を形成したディ
スク1と、情報記録層を形成していない他のディスク5
とを貼り合わせた例である。これらの場合は、片面のみ
記録・再生が可能である。前記他のディスク5は、透光
性を有しないものや、耐光性を保持するために着色して
あるもの、或いは表面に文字、図柄、書き込み可能な領
域を設けたものであってもよい。
【0019】他方、透光性基板の情報記録領域rにトラ
ッキングガイド3と情報記録層2とを設けた2枚のディ
スク1を2枚用意し、これらの情報記録層2側を向かい
合わせて貼り合わせた、いわゆる両面記録・再生構造の
光情報媒体とすることもできる。この場合に使用される
他のディスク5としては、図1に示すディスク1、5の
うち、ディスク1のように情報記録領域rにトラッキン
グガイド3と情報記録層2を形成したものを使用する。
【0020】図3は、本発明による光情報媒体の他の各
例を示している。図3(a)では、ディスク1、5の接
着面のマージン領域mの外側に矩形溝状の溝7、8を設
けている。ディスク1、5の接着面に接着剤11を塗布
したとき、この溝7、8に接着剤11が流れ込んで溜ま
ることにより、マージン領域mに接着剤11が付着する
のを防止することができる。さらに、この溝7、8によ
り、ディスク1、5の接着面のマージン領域mの外側部
分の接着面積が増大すると共に、その溝7、8に入り込
んだ接着剤11による、いわゆるアンカー効果により、
接着強度が補強される。図3(b)では、このような溝
7、8がマージン領域mの外側からマージン領域mにわ
たって形成され、それがセンターホール4に達してい
る。これに対し、図3(c)では、ディスク1、5の接
着面のマージン領域mの外側部分に段部9、10が形成
され、マージン領域mの部分の厚みが他の接着面より厚
くなっている。これにより、接着剤11は段部9、10
より外側のみに付着し、段部9、10に阻まれてマージ
ン領域mには付着しない。この厚みの差により、ディス
ク1、5のマージン領域mの接着面側は互いに密着す
る。図3(d)では、一方のディスク1の接着面のマー
ジン領域mの外側にのみ溝7を設けている。この溝7
は、半円筒状の溝である。
【0021】次に、図4に示す本発明による光情報媒体
の例を説明すると、この例では、ディスク1、5に前述
のような溝が設けられていないが、一方のディスク4の
センターホール4’が他のディスク1のセンターホール
4より大きくなっている。この大きなセンターホール
4’の直径は、マージン領域mの外径とほぼ等しいかあ
るいはそれ以上となっている。そして接着剤11は、デ
ィスク1、5の接着面のうち、大きなセンターホール
4’の外側部分に対応する部分にのみ塗布されている。
この接着剤11は一部がディスク5の大きなセンターホ
ール4’の内周面に回り込んで付着しているが、これに
より、ディスク1、5の内周側での接着強度が補強され
る。
【0022】次に、図5に示した光情報媒体の他の例で
は、前記図4に示した例と同様に、一方のディスク5の
センターホール4’が他のディスク1のセンターホール
4より大きくなっている。ディスク5の大きなセンター
ホール4’の直径は、やはりマージン領域mの外径とほ
ぼ等しいかそれ以上となっている。また、小さい径のセ
ンターホール4を有するディスク1のマージン領域mの
外側には溝7が形成されている。接着剤11は、ディス
ク1、5の接着面のうち、溝7の外側部分に対応する部
分にのみ塗布されている。この接着剤11は溝7に入り
込んで溜まるため、大きなセンターホール4’の周面側
には回り込みにくいが、この溝7に入り込んだ接着剤1
1により、ディスク1、5の内周側での接着強度が補強
される。
【0023】図6に、前記マージン領域mの形状の例を
示しており、点線で示したのがディスク1またはディス
ク5に隠れたマージン領域mの境界を示す。図6(a)
の例では、マージン領域mの境界がディスク1、5の中
心に対して偏心している。また、図6(b)では、マー
ジン領域mの境界が円形、楕円形或いは正多角形ではな
く、非幾何学的な異形をなしている。何れのものも、マ
ージン領域mの境界のディスク1、5の中心からの距離
が一定でない。このため、機械的な共振周波数f0 の最
大振幅Qが小さくなるので、光情報媒体を高速回転時の
振動を減少させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、2
枚のディスク1、5を貼り合わせた光情報媒体におい
て、ディスク1、5の記録面が接着剤11で汚れること
なく、またセンターホール4に接着剤が付着することに
よるクランピング位置のずれ等を起こすことのない光情
報媒体を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光情報媒体の例を示す2枚のディ
スクを貼り合わせる前の状態の半断面分解斜視図であ
る。
【図2】同光情報媒体を示す一部縦断面図である。
【図3】本発明による光情報媒体の他の例を示す一部縦
断面図である。
【図4】本発明による光情報媒体の他の例を示す一部縦
断面図である。
【図5】本発明による光情報媒体の他の例を示す一部縦
断面図である。
【図6】本発明による光情報媒体のマージン領域の形状
の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 情報記録層 4 センターホール 4’ センターホール 5 ディスク 7 溝 8 溝 11 接着剤 m マージン領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このような両面貼り合わせ構造を有する再
生専用の光情報媒体は、中央にセンターホールを有し、
その外側に内周側非記録領域を有する。互いに貼り合わ
せられる一対のディスクは、透光性の円板からなり、そ
の少なくとも一方の主面の前記内周側非記録領域の外側
に情報記録領域が設定され、この情報記録領域に情報記
録手段であるピットが形成され、その上に金属膜からな
る反射層が形成されている。また、記録可能な光情報媒
体としては、少なくとも一方のディスクの情報記録領域
にトラッキングガイドが形成され、その上にスピンコー
ト法等の手段で有機色素等が塗布されて、光干渉層が形
成され、その上に金属膜からなる反射層が形成される。
さらに、前記一対のディスクの全面に、スピンコート法
やスクリーン印刷等の手段で接着剤として反応性硬化樹
脂が塗布され、これらの面が互いに向かい合うように重
ね合わせられ、前記接着剤により2枚のディスクが互い
に貼り合わせられることが考えられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この透光性を有するディスク1の片面の前
記内周側非記録領域の外側に、情報記録領域rが設定さ
れている。ディスク1の情報記録領域rの部分には、ス
パイラル状のグルーブからなるトラッキングガイド3が
形成されている。このトラッキングガイド3のピッチ
は、0.8μmである。さらに、ディスク1の前記情報
記録領域rの部分の主面に情報記録層2が形成される。
例えば、まずスピンコート法等の手段で有機色素等が塗
布され、光干渉層12が形成され、さらに、この光干渉
層12の上に、金、アルミニウム、銀、銅等の金属膜或
いはこれらの合金膜からなる反射層13が形成される。
この光干渉層12と反射層13とが情報記録層2を構成
し、この情報記録層2が形成された部分が情報記録領域
rである。光反射層13の上に、樹脂等の保護膜が形成
されることもあるが、図1及び図2に示した例では、そ
のような保護膜は設けていない。さらに、このディスク
1の前記情報記録層2が設けられた面側のセンターホー
ル4と内周側非記録領域との間にマージン領域mが設定
されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】例えば、ディスク1、5の少なくとも何れ
か一方の接着すべき面を上側にして、接着剤11として
同面に硬化していない紫外線硬化性樹脂を滴下する。
のとき、接着剤11は前記マージン領域mの外側に滴下
する。その後、2枚のディスク1、5の接着すべき所定
の面同士を重ね合わせる。これにより、接着剤は、ディ
スク1、5から受ける圧力や毛細管現象によりディスク
1、5の間に広がってゆく。この接着剤がディスク1、
5の間の内周側情報非記録領域の全面に広がったところ
で、両ディスク1、5を高速回転させて余分の紫外線硬
化性樹脂を振り切る。次に、透明なディスク1、5の片
面側から紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射し、硬化させ
て接着剤11の層を形成し、この接着剤11により双方
のディスク1、5を密着固定する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この透光性を有するディスク1の片面の前
記内周側非記録領域の外側に、情報記録領域rが設定さ
れている。ディスク1の情報記録領域rの部分には、ス
パイラル状のグルーブからなるトラッキングガイド3が
形成されている。さらに、ディスク1の前記情報記録領
域rの部分の主面に情報記録層2が形成される。例え
ば、まずスピンコート法等の手段で有機色素等が塗布さ
れ、光干渉層12が形成され、さらに、この光干渉層1
2の上に、金、アルミニウム、銀、銅等の金属膜或いは
これらの合金膜からなる反射層13が形成される。この
光干渉層12と反射層13とが情報記録層2を構成し、
この情報記録層2が形成された部分が情報記録領域rで
ある。光反射層13の上に、樹脂等の保護膜が形成され
ることもあるが、図1及び図2に示した例では、そのよ
うな保護膜は設けていない。さらに、このディスク1の
前記情報記録層2が設けられた面側のセンターホール4
と内周側非記録領域との間にマージン領域mが設定され
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根岸 良 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 浜田 恵美子 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の主面に情報記録層(2)が形成さ
    れたディスク(1)と、このディスク(1)の情報記録
    層(2)が形成された面に接着剤(11)を介して貼り
    合わせられた他のディスク(5)とを有する光情報媒体
    において、前記ディスク(1)、(5)のセンターホー
    ル(4)の周囲に一部接着剤(11)が付着していない
    マージン領域(m)が形成されていることを特徴とする
    光情報媒体。
  2. 【請求項2】 ディスク(1)、(5)の少なくとも一
    方の接着面の前記マージン領域(m)の外側に、接着剤
    (11)を溜める溝(7)、(8)が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光情報媒体。
  3. 【請求項3】 一方のディスク(5)のセンターホール
    (4’)は、他方のディスク(1)のセンターホール
    (4)より径が大きく、マージン領域(m)の径以上で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の光情報
    媒体。
  4. 【請求項4】 一方のディスク(5)の大きい径のセン
    ターホール(4’)の周面に、接着剤(11)の一部が
    回り込んで付着していることを特徴とする請求項3に記
    載の光情報媒体。
  5. 【請求項5】 一方の主面に情報記録層(2)が形成さ
    れたディスク(1)と、このディスク(1)の情報記録
    層(2)が形成された面に接着剤(11)を介して貼り
    合わせられた他のディスク(5)とを有する光情報媒体
    において、前記ディスク(1)、(5)のセンターホー
    ル(4)の周面に接着剤(11)が付着していないこと
    を特徴とする光情報媒体。
  6. 【請求項6】 一方の主面に情報記録層(2)が形成さ
    れたディスク(1)と、このディスク(1)の情報記録
    層(2)が形成された面に接着剤(11)を介して貼り
    合わせられた他のディスク(5)とを有する光情報媒体
    において、前記ディスク(1)、(5)のセンターホー
    ル(4)の周囲より外側に接着剤(11)の層が形成さ
    れていることを特徴とする光情報媒体。
  7. 【請求項7】 接着剤(11)は、ディスク(1)、
    (5)の外側にスピンコート法により塗布され、接着さ
    れることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の光
    情報媒体。
  8. 【請求項8】 マージン領域(m)の境界のディスク
    (1)、(5)の中心からの距離が一定でないことを特
    徴とする請求項1〜7の何れかに記載の光情報媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212159B1 (en) * 1996-05-27 2001-04-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Laminated optical disc and turntable for the laminated optical disc

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212159B1 (en) * 1996-05-27 2001-04-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Laminated optical disc and turntable for the laminated optical disc

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