JPH11254259A - チャックテーブル - Google Patents

チャックテーブル

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JPH11254259A
JPH11254259A JP6259698A JP6259698A JPH11254259A JP H11254259 A JPH11254259 A JP H11254259A JP 6259698 A JP6259698 A JP 6259698A JP 6259698 A JP6259698 A JP 6259698A JP H11254259 A JPH11254259 A JP H11254259A
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JP
Japan
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chuck table
cutting
porous member
plate
upper plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6259698A
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English (en)
Inventor
Takashi Mori
俊 森
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハのダイシングを行うダイシン
グ装置等の各種切削装置に搭載されて被加工物を吸引保
持するチャックテーブルにおいて、被加工物が載置され
る上面板に線膨張があっても切削手段による切り込み深
さを常に一定に保つようにする。 【解決手段】 少なくとも、被加工物が載置される上面
板と、該上面板に吸引作用を施す吸引部とから構成さ
れ、上面板はポーラス部材のみから形成されると共に、
その外周部には非通気性を施したチャックテーブルを提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の切削装置に
搭載されて非加工物を吸引保持するチャックテーブルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】切削装置、例えば、半導体ウェーハをダ
イシングするダイシング装置には、図4に示すような半
導体ウェーハを吸引保持するチャックテーブル30が搭
載される。
【0003】このチャックテーブル30は、ステンレス
等からなる金属枠31と、その内側において半導体ウェ
ーハを吸引保持するポーラスセラミックス等のポーラス
部材からなる上面板32と、吸引力を発生する吸引部3
3と、半導体ウェーハを保持するフレームを固定する固
定部34とから概ね構成されている。
【0004】図5に示すように、上面板32と金属枠3
1の上面とは同一平面上に位置するよう形成されてい
る。そして、ダイシングされる半導体ウェーハWは、吸
引部33から発生する吸引力によって上面板32におい
て吸引保持される。
【0005】チャックテーブル30に半導体ウェーハW
を保持させてダイシングを行う場合には、ダイシングに
先立って、切削手段の上下動の制御(Z軸制御)を行う
際の基準位置を定めるセットアップという作業が行われ
る。
【0006】セットアップを行う際は、図6に示すよう
に、回転スピンドル35にダイヤモンド砥粒をニッケル
メッキによって電鋳形成した切削ブレード36が装着さ
れて固定フランジ37によって固定されて構成される切
削手段38を徐々に下降させていく。そして、切削ブレ
ード36がチャックテーブル30の金属枠31と接触す
ると電気的導通となり、その瞬間に固定フランジ37を
介して電気が流れて検出部39に伝達され、検出部39
では、そのことを検出すると共に、そのときの切削ブレ
ード36のZ軸上の位置を記憶し、切削手段38の下降
を直ちに停止する。ここで、切削手段38のZ軸制御を
パルスモータで行っている場合はパルス数でZ軸上の位
置を記憶し、リニアスケールで行っている場合はリニア
スケールの計測値でZ軸上の位置を記憶する。
【0007】このようにして切削ブレード36とチャッ
クテーブル30の金属枠31とが接触したZ軸上の位置
が記憶されると、この位置が切削手段38のZ軸制御の
基準位置となり、半導体ウェーハの切り込み深さが精密
制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属枠
31を構成する素材と上面板32のポーラス部材とは材
質が異なり、線膨張係数も異なるため、経時的に金属枠
31の上面と上面板32との間に図7に示すような段差
Dが生ずることがある。
【0009】セットアップ時は金属枠31の上面が切削
ブレード36のZ軸制御の基準位置とされるため、この
ような段差Dが生じた場合には、基準位置と上面板32
との間に段差分のズレが生じ、その結果、切削手段38
のZ軸制御に誤差が生じて半導体ウェーハの切り込み深
さの精密制御にも誤差が生じるという問題がある。
【0010】また、金属枠31の上面と上面板32との
間に段差が生ずると、上面板32における半導体ウェー
ハの吸引力が低下し、半導体ウェーハの保持状態が不安
定になるという問題も生ずる。
【0011】従って、チャックテーブルを経時的に段差
が生じないようにすることに解決すべき課題を有してい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、切削装置に搭載されて被
加工物を吸引保持するチャックテーブルであって、少な
くとも、被加工物が載置される上面板と、該上面板に吸
引作用を施す吸引部とから構成され、上面板はポーラス
部材のみから形成されると共に、その外周部には非通気
性を施したチャックテーブルを提供するものである。
【0013】そして、上面板を形成するポーラス部材は
ポーラスセラミックスであり、該ポーラスセラミックス
には導電性を施したこと、ポーラスセラミックスの導電
性は、無電解メッキにより施したこと、切削装置は半導
体ウェーハをダイシングするダイシング装置であること
を付加的要件とするものである。
【0014】このように構成されるチャックテーブルに
よれば、非加工物が載置される上面板に線膨張があった
場合でも、平面を維持することができるため、従来のよ
うにセットアップ時の基準位置と被加工物の上面板との
間に段差が生じなくなり、切削ブレードによる被加工物
の切り込み深さの精密制御に誤差が生じなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、図1
に示すダイシング装置20に搭載されるチャックテーブ
ル10を例に挙げて説明する。
【0016】図1に示すダイシング装置20において、
ダイシングしようとする半導体ウェーハWは、保持テー
プTを介してフレームFに保持されて、チャックテーブ
ル10に保持される。
【0017】そして、チャックテーブル10がX軸方向
に移動してアライメント手段21の直下に位置付けら
れ、パターンマッチング等の処理によって半導体ウェー
ハの表面に形成された切削すべきストリートが検出さ
れ、更にチャックテーブル10がX軸方向に移動して切
削ブレード22を備えた切削手段23の作用を受けるこ
とによってストリートが切削される。そして、各ストリ
ートが縦横に切削されることによってダイシングが行わ
れる。
【0018】半導体ウェーハを保持するチャックテーブ
ル10は、X軸方向に移動可能となっており、図2に示
すように、半導体ウェーハWが載置される上面板11
と、上面板11の下部において上面板11に吸引作用を
施す吸引部12と、半導体ウェーハWを保持するフレー
ムFを固定する2つの固定部13とから概ね構成されて
いる。
【0019】固定部13には、X軸方向に一対のガイド
レール14が配設されており、ガイドレール14にガイ
ドされてスライド部15が所要範囲X軸方向にスライド
可能となっている。スライド部15の側部に備えた嵌合
部材16をガイドレール14に複数設けた被嵌合部17
に押し込んで嵌合させるとスライド部15がロック状態
となりガイドレール14に固定され、嵌合部材16を引
っ張って嵌合状態を解除するとアンロック状態となって
スライド部15がスライド可能となりフレームFの大き
さに対応させて適宜調整できる。
【0020】また、固定部13は、所要角度回動自在な
回動部18を有しており、回動部18の下面とスライド
部15の上面との間でフレームFを挟持することができ
る。従って、図3に示すように、回動部18の下面とス
ライド部15の上面との間でフレームFを挟持すること
によって、半導体ウェーハWの位置を上面板11上にお
いて固定することができる。
【0021】上面板11は、無数の気孔を備えたポーラ
スセラミックス等の通気性を有するポーラス部材のみに
より形成されており、図4に示した従来のチャックテー
ブル30にあった金属枠31は存在しない。また、ポー
ラス部材には、気孔が塞がらない程度に無電解メッキを
施し、導電性を確保している。こうして導電性を確保す
ることにより、セットアップの際の電気的導通を確実に
検出することができ、切削手段23のZ軸制御の基準位
置を正確に定めることができる。
【0022】また、上面板11の外周部19には樹脂を
浸透させて非通気性をもたせている。外周部19の非通
気性を確保することにより、半導体ウェーハWのみを効
果的に吸引することができる。
【0023】このように構成されるチャックテーブル1
0においては、上面板11がポーラス部材のみによって
常に同一平面を形成し、ポーラス部材に線膨張があった
場合でも同一平面が維持され、従来のような段差が生じ
ることがない。
【0024】また、ポーラス部材に線膨張があった場合
は、セットアップを行って切削手段23のZ軸制御の基
準位置を再設定すれば、切削手段23のZ軸制御に誤差
が生じることがなく、切削ブレード22の切り込み深さ
に誤差が生じることもない。
【0025】更に、従来は、ポーラス部材の線膨張によ
り上面板が上昇していると、必要以上に切削ブレード2
2が切り込んで上面板を損傷させてしまうという不都合
が生じることがあったが、本発明のチャックテーブルに
よれば、セットアップ時の基準位置と上面板の位置とが
一致しているため、このような誤差が生じることがなく
なる。
【0026】なお、本実施の形態では半導体ウェーハを
ダイシングするダイシング装置を例に挙げて説明した
が、本発明は、チャックテーブルを搭載した種々の切削
装置に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るチャ
ックテーブルによれば、非加工物が載置される上面板に
線膨張があった場合でも、平面を維持することができる
ため、従来のようにセットアップ時の基準位置と上面板
との間に段差が生じなくなり、切削ブレードによる被加
工物の切り込み深さの精密制御に誤差が生じなくなる。
従って、高品質でバラツキのない製品(例えばダイシン
グ装置の場合には半導体チップ)を生産することが可能
となると共に、上面板を損傷させることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャックテーブルが搭載される切
削装置の一例であるダイシング装置の外観を示す斜視図
である。
【図2】同チャックテーブルを示す斜視図である。
【図3】同チャックテーブルを示す正面図である。
【図4】従来のチャックテーブルを示す斜視図である。
【図5】従来のチャックテーブルを示す正面図である。
【図6】セットアップの手法を示す説明図である。
【図7】図5のAで示した部分の拡大図である。
【符号の説明】
10……チャックテーブル 11……上面板 12……
吸引部 13……固定部 14……ガイドレール 15……スライド部 16……
嵌合部材 17……被嵌合部 18……回動部 19……外周部 20……ダイシング装置 21……アライメント手段
22……切削ブレード 23……切削手段 30……チャックテーブル 31……金属枠 32……
上面板 33……吸引部 34……固定部 35……回転スピンドル 36……切
削ブレード 37……固定フランジ 38……切削手段 39……検
出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削装置に搭載されて被加工物を吸引保持
    するチャックテーブルであって、 少なくとも、被加工物が載置される上面板と、該上面板
    に吸引作用を施す吸引部とから構成され、 該上面板はポーラス部材のみから形成されると共に、そ
    の外周部には非通気性を施したチャックテーブル。
  2. 【請求項2】 上面板を形成するポーラス部材はポーラ
    スセラミックスであり、該ポーラスセラミックスには導
    電性を施した請求項1に記載のチャックテーブル。
  3. 【請求項3】 ポーラスセラミックスの導電性は、無電
    解メッキにより施した請求項2に記載のチャックテーブ
    ル。
  4. 【請求項4】 切削装置は、半導体ウェーハをダイシン
    グするダイシング装置である請求項1、2または3に記
    載のチャックテーブル。
JP6259698A 1998-03-13 1998-03-13 チャックテーブル Withdrawn JPH11254259A (ja)

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