JPH1125299A - 一方向専用自動改札機 - Google Patents

一方向専用自動改札機

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JPH1125299A
JPH1125299A JP9179588A JP17958897A JPH1125299A JP H1125299 A JPH1125299 A JP H1125299A JP 9179588 A JP9179588 A JP 9179588A JP 17958897 A JP17958897 A JP 17958897A JP H1125299 A JPH1125299 A JP H1125299A
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JP
Japan
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ticket
unit
door
automatic
automatic ticket
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Application number
JP9179588A
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English (en)
Inventor
Atsumi Michishige
敦美 道繁
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KOTSU SYST KIKAKU KK
Original Assignee
KOTSU SYST KIKAKU KK
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Publication date
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向専用で、構造簡単且つ廉価に構成でき
るコンパクトな自動改札機を提供する。 【解決手段】 本発明の自動改札機は、券挿入口2、券
取出口12、券挿入口と券取出口の間の券搬送ベルト
5、及び磁気的読取手段7、8を備え、更に自重により
閉方向に付勢された扉13を有する。この扉13は、補
助スプリングにより、閉方向の回転を補助されるのが好
ましい。また、この自動改札機は、一人処理を目的とし
て、入路制限手段14を備えることができる。さらに、
この自動改札機は、券を片側に寄せるために案内面が水
平方向に対して横方向下向きに傾斜して形成された挿入
口台31を備える。この挿入口台31により、利用者が
普通券を自然に整列して挿入することができるようにな
る。又、この自動改札機は、普通券を券搬送ベルト5の
一方に寄せる螺旋状ローラ3を備えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動改札機に関
し、特に、一方向専用で、構造簡単かつ廉価に構成でき
るコンパクトな自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の鉄道駅等に設置されている自動改
札機には、双方向の通行を可能にするものが多い。ま
た、隣合った二つの改札機が対となって間の乗客通路を
形成し、これらの二つの改札機のそれぞれに開閉扉が設
けられて、対の扉により乗客通路を閉じるように構成さ
れる。さらに従来の自動改札機では、券の挿入方向が横
向きの場合や裏返しの場合にも券を正常な姿勢に戻して
取り出し口に排出する。オフィス街のある駅では、朝の
ある一定の時間の間に、オフィスへ向かう人の群れが殺
到する。このとき、駅に出入りする人間の数は、駅に入
る人間よりも駅を出る人間の方が圧倒的に多くなる。従
って、現行の自動改札機は、特定の時間に利用しうる方
向を逆にできるようにするために、例えば朝のラッシュ
時には、通常は駅に入る方向で利用されている自動改札
機が、駅から出る方向で利用できるように、双方向通行
を可能とするのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現行の自動改札機は、
以上のような利点を有するものであるが、双方向の通行
を可能とするために、構造的に複雑なものとなる。ま
た、その他の機能も多く備わっているため、機体1機あ
たりのコストが、非常に高いものとなる。多くの客が利
用する駅にとっては、この現行の自動改札機は、短時間
で普通券または定期券をチェックできるという利点を有
するが、それほど利用客の多くない駅にとっては、この
自動改札機の利用は、コスト的に割高となる。また、双
方向で利用可能とするために、1つの通路につきその両
側に機体を設置する必要がある。従って、限られた場所
に設置できる自動改札機の台数は、その機体の幅によっ
てかなり制限される。また、この自動改札機は、多くの
機能を行うものであるため、付加的な二次的トラブルが
必然的に多くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様において
は、券挿入部、券取り出し部、券搬送手段および磁気的
読み取り手段を備えた一方向専用水平搬送式の自動改札
機であって、自重により閉方向に付勢される扉を有し
た、構造簡単かつ廉価に構成できる自動改札機を提供す
る。本発明は、券挿入部、券取り出し部、券搬送手段お
よび磁気的読み取り手段を備えた一方向専用水平搬送式
の自動改札機であって、他の態様においては、乗客通路
の入口側に次の乗客の進入を阻止するための入路制限手
段を選択的に使用できる自動改札機を提供する。他の態
様において、本発明は、券挿入部、券取り出し部、券搬
送手段および磁気的読み取り手段を備えた一方向専用水
平搬送式の自動改札機であって、前記券挿入部には、券
を片側に寄せるための案内面が水平方向に対して横方向
下向きに傾斜して形成された自動改札機を提供する。
【0005】さらに他の態様において、本発明は、券挿
入部、券取り出し部、券搬送手段および磁気的読み取り
手段を備えた一方向専用水平搬送式の自動改札機であっ
て、長さが1mより大きくなく、幅が20cmより大きく
ない自動改札機を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の自動改札機の側
面図を示す。この自動改札機は、ほぼ長方形の箱形の機
体1からなり、この機体1は、片側の構成をとり、扉1
3が開いた状態で示されている。この機体は、底部で地
面に設置され、固定される。駅の改札口等に、この機体
を複数台並列に設置することによって、多くの人間を処
理できるようにすることが望ましい。利用者は、券挿入
口台31から券挿入口2に券を挿入し、券取出口12か
ら出た券をとって、この機体を通り抜ける。そのため、
券挿入口2の地面からの高さは、利用者が券を挿入しや
すい高さに設定される。券挿入口2から取出口12まで
の券搬送部で券に対して行われる処理については後述す
る。この機体は、利用者が大人であるか又は小人である
かの判定を行うセンサ15、16を備える。従って、小
人であるときはセンサ16のみが検知し、大人であると
きはセンサ15と16が検知するように、センサ15及
び16の地面からの高さが定められる必要がある。ま
た、制限バー14が機体の入口側に設けられる。制限バ
ー14は、機体内に複数の利用者が入り込まないように
機体への進入を1人に制限するものであり、丸棒の形態
であってよい。この制限バー14は、図4について後述
するように、セクタギヤによって鉛直下向きに下がった
状態から水平方向に持ち上げられる構造とすることがで
きる。図1に示されている制限バー14は、鉛直下向き
に下がった状態にある。現行の自動改札機は、主として
両側の機体から扉を開閉する構造を有しているが、本発
明の自動改札機の扉13は、利用者の通り抜けを阻止す
るために片側からのみ開閉する構造を有する。扉13
は、機体の前後方向中間部分に設けられる。センサ17
及び18は、扉13の回転軸の前後に設けられ、利用者
が機体内のどこにいるかを検知することができる。上述
したセンサ15、16、17及び18は、発光器と受光
器を組み合わせたものであってよいが、周知の様々なセ
ンサを用いることもできる。
【0007】図2及び3は、それぞれ上述した搬送部の
側面図及び平面図を示す。機体1の上面の入口側には券
挿入口2が、出口側には券取出口12が設けられる。挿
入口2に挿入された券は、らせん状ローラ3及び券整列
ガイド6により整列され、券の読取りや必要な書込みを
行うための様々な処理部を経て搬送ベルト5によって取
出口12又は集札箱19に送られる。磁気ヘッド7、8
が、券情報の読取り又は書込みを行うために設けられ
る。さらに、券に可視的読取りを可能にするための印字
処理を行うサーマル印刷ヘッド9、券をパンチするパン
チ部10も設けられる。フラッパ11が、これらの処理
を終了した券を取出口12又は集札箱19に振り分ける
ために設けられる。本発明は、複数人処理ではなく、一
人処理を目的とする自動改札機に関するものである。こ
の実施例では、自動改札機は、機内に複数人が入り込ま
ないように、制限バー14と券挿入口シャッタ(図示せ
ず)が設けられている。制限バー14の動作を定める入
口センサ17と出口センサ18が図1に示されている。
この入口センサ17と出口センサ18に関連して、以下
に制限バー14の動作について説明する。制限バー14
の駆動機構の具体例が、図4に示されており、制限バー
14に固定されたセクタギヤ41、該セクタギヤ41に
噛み合うピニオン42、及び該ピニオン42に連結する
モータ手段43を含む。まず、利用者(一名)が乗客通
路に入ったことが、入口センサ17により検知される。
このとき、モータ手段43が、入口センサ17からの信
号を受けて駆動し、次の利用者の乗客通路への進入を制
限するために、ピニオン42を介してセクタギヤ41を
回転し、制限バー14を持ち上げて入口を閉鎖する。そ
れから、乗客通路にいる利用者が前方に歩いて機内から
出ることを出口センサ18が検知すると、自動改札機
は、次の利用者を受け入れることができる状態となり、
モータ手段43が出口センサ18からの信号を受けて、
制限バー14を持ち上げたときとは逆方向に回転し、制
限バー14の入口の閉鎖を解除する。この制限バーは、
一人処理を目的とする自動改札機に望ましい構成要素で
はあるが、自動改札機の設置場所における利用者の状況
に応じて、この制限バー機能を設けなくてもよい。
【0008】普通券と定期券の大きさは一般に異なる。
1つの自動改札機で複数の種類の券を処理するために
は、挿入口2の大きさは、最大の大きさをもつ券に合わ
せられなければならない。例えば日本においては、定期
券の方が普通券よりも大きい。このため、利用者は、普
通券を挿入する場合に、若干の不便さを感じるのが通常
である。また挿入された券は、後続の処理のために、搬
送ベルト5上で整列されなければならない。従って、本
願発明は、利用者が、普通券を挿入口2に挿入しやすく
し、且つ普通券の整列を確実にするための改良された券
挿入口台31を提供する。本発明により改良された券挿
入口台31の斜視図が、図5に示されている。利用者が
挿入口台31に券を乗せて券挿入口2に券を挿入する時
の普通券の券整列搬送を確実にするため、この券挿入口
台31は、券が自然に片側に寄るような傾斜をつけた溝
を設けている。すなわち、利用者は、何ら不便を感じる
ことなく、普通券を自然に整列して挿入することができ
るようになる。
【0009】普通券と定期券の大きさの違いから、機体
の内部におけるこれらの券の搬送方法が異なる。搬送ベ
ルト5が、機体の内部において券を搬送するが、搬送ベ
ルト5の間隔は、最大の大きさを有する定期券に合わせ
て設計される。しかしながら、普通券は、定期券よりも
かなり小さいために、この間隔を有する両側の搬送ベル
ト5によって搬送されることができない。そのために、
普通券は、片側の搬送ベルト5によって搬送される必要
がある。普通券は、一方の搬送ベルト5に導かれる必要
があり、そのために、螺旋状ローラ3と券ガイド6が設
けられる。本実施例における螺旋状ローラ3は、図6に
示されるように上側ローラと下側ローラとで構成されて
おり、普通券を所定の向きに方向付けるために、螺旋状
の段が設けられている。図6には、螺旋状ローラ3の左
側に普通券が挿入された様子が示されている。上側ロー
ラと下側ローラは、単一の駆動手段により互いに逆方向
に同じ回転速度で回転させられてもよいが、別個の駆動
手段が用いられてもよい。また、駆動手段に連結された
下側ローラに上側ローラが従動する構成をとってもよ
い。上側ローラは、自重により下側ローラに接触して、
普通券の方向付けを確実にするのが好ましい。段の高さ
は、定期券または普通券の券厚さに適合するように定め
られる。本実施例では、普通券を右側に寄せることを目
的としているが、左側に寄せたい場合には、図示された
螺旋とは逆方向の螺旋状段がローラに形成される。図示
された螺旋状段により右方向に向けられた普通券は、そ
れから券ガイド6に送られる。図3において明確に示さ
れるように、普通券は、券ガイド6により右側に寄せら
れ、普通券の右側の搬送ベルト5により搬送されること
が可能となる。4つの券挿入口センサ4が、挿入された
券が定期券であることを選別した場合には、例えば図7
に示されるリンク機構71が動作する。図7は、リンク
機構71を入口側から券搬送方向に見た立面図である。
このリンク機構71では、上部リンク73の右連結点が
ソレノイド72の作動により下向きに引っ張られ、上部
リンク73が右側下向きに傾斜し、券ガイド6が、上方
に引き上げられて、定期券が、両側の搬送ベルト5によ
り搬送されることになる。このリンク機構71は、固定
用部材74によって機体内に固定されることになる。螺
旋状ローラ3及び券ガイド6の組合せにより、構造が簡
素化され、全体の券搬送長さを短くすることが可能とな
る。
【0010】扉13が、図8に詳細に示されている。図
8(a)は、扉13が開いた状態を示し、図8(b)
は、扉13がロックされて閉じた状態を示す。挿入され
た券が磁気ヘッド7で正常であることが判明するまで、
扉13はロックされている。図9は、扉13が閉位置に
ロックされた状態の平面図である。このロック機構は、
図8(b)のA−A断面である図10に示されるよう
に、上部ポール84に設けられたフック穴81、自動改
札機本体から延びる板ばね式フック82と、フック82
をフック穴81から外すためのソレノイド手段83とで
構成される。このフック82は、上部ポール84の周面
に押しつけられる方向に付勢されている。扉13が閉じ
た状態にあるときには、板ばね式フック82が上部ポー
ル84に対してばね力により押さえつけられ、フック8
2とフック穴81とが嵌合して扉13をロックする。こ
れは、正常でない券を挿入した者が、通路を自由に通り
抜けられないようにするためである。磁気ヘッド7で、
挿入された券が正常であることが判明すると、ソレノイ
ド手段83が板ばね式フック82を引っ張ることによっ
て扉13のロックが解除され、利用者が扉13を押して
通り抜けることが可能となる。構造を簡単にするため
に、扉13は、乗客通路を閉じる方向に自重により付勢
されるのが好ましい。すなわち、扉13の開閉構造が、
下部ポール85と上部ポール84を備えたシャフト構造
を有するのが好ましい。下部ポール85は動かないよう
に固定され、上部ポール84は扉13に固定されてお
り、約90°回転可能である。扉13のロックが解除さ
れた後、閉じた状態の扉13を利用者が力を加えて押す
と、上部ポール84及び扉13は、およそ90°時計回
りに回転し、利用者が力を加えるのをやめると、上部ポ
ール84が下部ポール85のガイド面86に沿って回転
して鉛直下向きに落ち、扉13が反時計回りに回転して
元の位置に戻る。図11は、下部ポール85と上部ポー
ル84の関係を示す。上部ポール84は、扉13が閉じ
た状態では、下部ポール85のガイド面86に沿って嵌
合する関係にある。扉13の開いた状態から閉じた状態
への移行を滑らかにするために、このシャフト構造が補
助スプリング87を有して、反時計回り方向の回転を補
助してもよい。閉じた状態に戻された扉13は、次の利
用者の自由な通り抜けを阻止するために、ロック機構に
より再びロックされる。
【0011】以上の構成に基づいた本発明の券搬送に関
する全体の動作機能について説明する。この実施例で
は、簡便のため定期券と普通券とを挿入することとして
いるが、それ以外の券、例えばプリペイドカードなどが
本願発明の自動改札機に挿入されてもよい。図1に示さ
れる入口側のセンサ15、16が遮光された後、券挿入
口のシャッタ(図示せず)がソレノイド等により上方に
開かれ、利用者が券を券挿入口台31から券挿入口2に
挿入して、自動改札システムが起動する。券挿入口2
は、普通券と定期券の2種類の受付を可能とする。券挿
入口センサ4が、挿入された券により遮光されると、券
の搬送が開始され、券が螺旋状ローラ3および券ガイド
6を介して、搬送ベルト5に取り込まれる。券挿入口2
の4個のセンサ4は、普通券と定期券との区別、または
普通券の縦、斜め又は真横の状態等を選別することがで
きると同時に、表裏の選別も行い、券が正常なときは、
その券を取り込み、それ以外のときは、搬送ベルト5と
螺旋状ローラ3の回転を逆転して、その券を券挿入口2
に戻す。券挿入口センサが4個とも遮光されて、挿入さ
れた券が定期券であることの選別が行われたときは、湾
曲した板状の券ガイド6が、例えばソレノイド等で上方
に開かれて、定期券が、搬送ベルト5により搬送され
る。搬送ベルト5は、定期券の券幅の両端を支持するよ
うに設けられ、両側のベルトで定期券の搬送を行う。セ
ンサ4により、挿入された券が普通券であることの選別
が行われたときは、定期券よりも幅の狭い普通券は、券
ガイド6により片側に寄せられて、片側のベルトで送ら
れる。磁気ヘッド7が、券に記録されたデータを読み取
り、そのデータが正しいときには、券が磁気ヘッド8に
搬送される。磁気ヘッド7で読み取られたデータが、不
良又は不能の場合には、搬送ベルト5と螺旋状ローラ3
の回転が逆転し、券ガイド6がソレノイド等により上方
に開いて、券が券挿入口2に戻される。磁気ヘッド8に
搬送された券は、必要により、そのデータの書込み又は
書換えが行われ、さらに、その結果が正しいか否か再読
み取りされる。磁気ヘッド8は、書込と読取の両方の機
能を併せ持つものでもよいが、必要であれば、書込と読
取の機能を分割したものであってもよい。磁気ヘッド7
で、データが正常であることが判定された後、券は、例
えば駅名や入駅時間などを印刷される必要があるとき
は、サーマル印刷ヘッド9で印字処理され、更にパンチ
処理が必要なときは、パンチブロック10でパンチさ
れ、フラッパ11を介して、取り出し口12に送り出さ
れる。サーマル印刷ヘッド部9は、印字処理のために、
ローラ搬送部を構成してもよい。取出口12の手前のフ
ラッパ11は、券を取出口12に出すか、取り込むかの
振り分け機能を行う。券を取り込む場合は、フラッパ1
1を上方に動かしてシュータを通じて集札箱19に取り
込む。すなわち、この取り込み機能は、この自動改札機
が、出口機として使用されるか、または鉄道利用料が一
律のときにチェック機として入口において使用される場
合に作動する。磁気ヘッド7が、正常券であることの判
定を行うと、扉13のロックが解除され、利用者は、扉
13を押し開いて通過し、取出口12の券を取る。この
際、出口検知センサ18が遮光され、この利用者が通り
抜けたことを検知すると、この自動改札機は、次の利用
者が進入できる待機状態にうつる。トップカバー表面に
取り付ける案内表示については、乗車券が有効のとき進
行促進案内として→印を、また無効券のときは×印を点
灯させるものとする。
【0012】本願発明は、自動改札機に関するものであ
るが、ここで自動改札機には、駅における切符等を判定
する機械のみならず、例えば会社におけるID認証や遊
園地における整理券を判定する機械等も含まれるものと
する。
【0013】
【発明の効果】本発明による自動改札機は、一人処理用
の一方向専用水平搬送機であり、機能を単純化すること
によってコストを大幅に下げることが可能となる。ま
た、構造を単純化したためにコンパクトな大きさにな
り、制限された領域に設置できる台数が多くなる。さら
に、この自動改札機は、現行の複数人処理を目的とする
自動改札機よりも構造が単純となるため、従来において
しばしば生じていた二次的なトラブルの発生を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動改札機の側面図を示す。
【図2】本発明の自動改札機の搬送部の側面図を示す。
【図3】本発明の自動改札機の搬送部の断面平面図を示
す。
【図4】本発明の制限バーの駆動機構を示す。
【図5】本発明の傾斜した挿入口台を示す。
【図6】本発明の券整列用螺旋状ローラを示す。
【図7】本発明の券ガイドのリフトアップ機構を示す。
【図8】(a)が本発明の扉の開いた状態を示し、
(b)が本発明の扉の閉じた状態を示す。
【図9】本発明の自動改札機の扉が閉じた状態の平面図
を示す。
【図10】本発明の扉のロック機構である、図8(b)
のA−A断面を示す。
【図11】本発明の扉のロック機構の下部ポールと上部
ポールの関係を斜視的に示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券挿入部、券取り出し部、前記券挿入部
    と前記券取り出し部の間に延びて前記券挿入部に挿入さ
    れた券を前記券取り出し部に向けて搬送する券搬送手
    段、前記券搬送手段により搬送される券を読み取るため
    の磁気的読み取り手段を備えた一方向専用の自動改札機
    であって、 片側の側面に、乗客通路の出口側を実質的に閉じる一枚
    扉が横方向に開閉自在に配置され、 前記扉は自重により閉方向に付勢され、乗客が押し開く
    ことができる構成であり、 該扉を閉位置にロックして押し開きを不可能とするソレ
    ノイド解除式ロック手段が設けられ、 前記磁気的読み取り手段からの読み取り信号に応じて該
    ロック手段をソレノイドにより解除して扉を押し開き得
    るようにする、ことを特徴とする一方向専用自動改札
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した自動改札機であっ
    て、前記扉は、補助スプリングにより閉方向に付勢され
    るようになったことを特徴とする一方向専用自動改札
    機。
  3. 【請求項3】 券挿入部、券取り出し部、前記券挿入部
    と前記券取り出し部の間に延びて前記券挿入部に挿入さ
    れた券を前記券取り出し部に向けて搬送する券搬送手
    段、前記券搬送手段により搬送される券を読み取るため
    の磁気的読み取り手段を備えた一方向専用の自動改札機
    であって、 入口側センサと出口側センサが設けられ、 入口側に乗客通路を実質的に閉じる開閉自在な入路制限
    手段が設けられ、 前記入口側センサが乗客を検出したとき前記入路制限手
    段を閉じて次の乗客が入るのを阻止し、前記出口側セン
    サが乗客の通り抜けを検出したとき前記入路制限手段を
    開いて次の乗客が入り得るようにする入路制限手段のた
    めの駆動手段が設けられたことを特徴とする一方向専用
    自動改札機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した自動改札機であっ
    て、前記入路制限手段は制限バーの形態であることを特
    徴とする自動改札機。
  5. 【請求項5】 券挿入部、券取り出し部、前記券挿入部
    と前記券取り出し部の間に延びて前記券挿入部に挿入さ
    れた券を前記券取り出し部に向けて搬送する券搬送手
    段、前記券搬送手段により搬送される券を読み取るため
    の磁気的読み取り手段を備えた一方向専用の自動改札機
    であって、 前記券挿入部には、券を片側に寄せるための案内面が水
    平方向に対して横方向下向きに傾斜して形成された、こ
    とを特徴とする一方向専用自動改札機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した自動改札機であっ
    て、前記券挿入部の前記案内面の下流側に券整列部が形
    成され、前記券整列部は、挿入された券を前記案内面に
    より寄せられる側と同じ側に寄せるように機能する螺旋
    状ローラを備えることを特徴とする自動改札機。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載した自動改札機であって、長さが1mより大き
    くないことを特徴とする自動改札機。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載した自動改札機であって、幅が20cmより大き
    くないことを特徴とする自動改札機。
JP9179588A 1997-07-04 1997-07-04 一方向専用自動改札機 Pending JPH1125299A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021128704A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 株式会社ナック電子 ゲート装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021128704A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 株式会社ナック電子 ゲート装置

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