JPH11251668A - 発光素子の駆動回路 - Google Patents

発光素子の駆動回路

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JPH11251668A
JPH11251668A JP4767098A JP4767098A JPH11251668A JP H11251668 A JPH11251668 A JP H11251668A JP 4767098 A JP4767098 A JP 4767098A JP 4767098 A JP4767098 A JP 4767098A JP H11251668 A JPH11251668 A JP H11251668A
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transistor
current
input
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Takayuki Mogi
孝之 茂木
Takashi Nishimura
隆志 西村
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/04Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping, e.g. by electron beams
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低電源電圧下においても発光に必要な順方向電
圧を保持しつつ、所望の定電流を設定でき高速にかつ安
定に動作可能な発光素子の駆動回路を提供する。 【解決手段】差動駆動信号を受けて供給される駆動電圧
VA のレベルに応じたレベルの差動信号S21,S21
Bを出力する入力回路21と、トランジスタQ221 ,Q
222 のエミッタ結合部N221 が抵抗素子R221 を介して
接地され、各ベースに差動信号S21,S21Bが供給
され、トランジスタQ221 のコレクタにレーザダイオー
ドLDが接続された差動出力回路22と、リファレンス
電圧VE を生成するリファレンス電圧生成回路23と、
エミッタ結合部N221 の電圧VD とリファレンス電圧V
E とを比較し、比較結果に応じたレベルの信号S24を
出力する比較回路24と、信号S24の入力レベルに応
じた電圧VF を生成し、入力回路21の駆動電圧VA と
して供給する可変電圧供給回路25とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等で用いら
れるレーザダイオード(Laser Diode) 等の発光素子を駆
動する駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の発光素子としてのレーザ
ダイオード用駆動回路の構成例を示す回路図である。こ
のレーザダイオード用駆動回路10は、差動入力回路1
1、レベルシフト回路12、差動出力回路13、および
電流設定回路14により構成されている。また、LDが
レーザダイオードを示している。
【0003】入力回路11は、npn型トランジスタQ
111 ,Q112 、抵抗素子R111 ,R112 、および電流源
I111 により構成されている。トランジスタQ111 およ
びQ112 のエミッタ同士が接続され、このエミッタ同士
の接続点が電流源I111 に接続されている。トランジス
タQ111 のベースが駆動信号Dの入力端子TD に接続さ
れ、コレクタが抵抗素子R111 を介して電源電圧VCC
供給ラインに接続されている。トランジスタQ112 のベ
ースが駆動信号Dの相補的なレベルをとる駆動信号DB
の入力端子TDBに接続され、コレクタが抵抗素子R112
を介して電源電圧VCCの供給ラインに接続されている。
【0004】レベルシフト回路12は、npn型トラン
ジスタQ121 ,Q122 ,Q123 ,Q124 、および電流源
I121 ,I122 により構成されている。トランジスタQ
121 のベースが入力回路11のトランジスタQ111 のコ
レクタに接続され、コレクタが電源電圧VCCの供給ライ
ンに接続され、エミッタがトランジスタQ123 のコレク
タおよびベースに接続されている。すなわち、トランジ
スタQ123 はダイオード接続されており、そのエミッタ
が電流源I121 に接続されている。トランジスタQ122
のベースが入力回路11のトランジスタQ112 のコレク
タに接続され、コレクタが電源電圧VCCの供給ラインに
接続され、エミッタがトランジスタQ124 のコレクタお
よびベースに接続されている。すなわち、トランジスタ
Q124 はダイオード接続されており、そのエミッタが電
流源I122 に接続されている。
【0005】差動出力回路13は、npn型トランジス
タQ131 ,Q132 ,Q133 および抵抗素子R131 により
構成されている。トランジスタQ131 およびQ132 のエ
ミッタ同士が接続され、このエミッタ同士の接続点が電
流源としてのトランジスタQ133 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ131 のベースがレベルシフト回
路12のトランジスタQ124 のエミッタに接続され、コ
レクタが接続端子T131 を介してレーザダイオードLD
(のカソード)に接続されている。トランジスタQ132
のベースがレベルシフト回路12のトランジスタQ123
のエミッタに接続され、コレクタが接続端子T132 を介
して電源電圧VCCの供給ラインに接続されている。そし
て、トランジスタQ133 のエミッタが抵抗素子R131 を
介して接地されている。
【0006】電流設定回路14は、npn型トランジス
タQ141 、抵抗素子R141 、および外付けの電流源I14
1 により構成されている。トランジスタQ141 のベース
が差動出力回路13のトランジスタQ133 のベースに接
続されているとともに、自身のコレクタに接続され、コ
レクタは接続端子T141 を介して電流源I141 に接続さ
れている。そして、トランジスタQ141 のエミッタは抵
抗素子R141 を介して接地されている。この電流設定回
路14のトランジスタQ141 、抵抗素子R141 、差動出
力回路13のトランジスタQ133 および抵抗素子R131
により、いわゆるカレントミラー回路が構成されてい
る。この場合、たとえば差動出力回路13のトランジス
タQ133 のトランジスタサイズ(エミッタサイズ)は電
流設定回路14のトランジスタQ141 のトランジスタの
n倍に設定される。また、電流設定回路14の抵抗素子
R141 の抵抗値をRとした場合、差動出力回路13の抵
抗素子R131 の抵抗値はR/nに設定される。これによ
り、差動出力回路13にはn×Iset の変調電流が供給
されることになる。
【0007】このように電流設定回路14の電流源I14
1 による電流Iset のn倍の変調電流が差動出力回路1
3に供給された状態で、駆動信号Dの入力レベルに応じ
て、差動出力回路13のトランジスタQ131 ,Q132 か
らなる差動回路をスイッチング駆動することにより、レ
ーザダイオードLDが発光駆動される。
【0008】具体的には、駆動信号D,DBがそれぞれ
ハイレベル(H)、ローレベル(L)で入力回路11に
供給されると、トランジスタQ111 側に流れる電流が増
大し(トランジスタQ111 がオン状態となり)、トラン
ジスタQ112 側に流れる電流が減少する(トランジスタ
Q112 がオフ状態となる)。その結果、トランジスタQ
111 のコレクタ電流が増大し、レベルシフト回路12の
トランジスタQ121 がオフ状態となり、さらにダイオー
ドとしてのトランジスタQ123 でレベルシフト(ここで
は降圧)されて、差動出力回路13のトランジスタQ13
2 のベースに供給される。このとき、レベルシフト回路
12のトランジスタQ124 はハイ状態となり、差動出力
回路13のトランジスタQ131 のベースに供給される。
したがって、差動出力回路13のトランジスタQ131 に
流れる電流が増大し(トランジスタQ131 がオン状態と
なり)、トランジスタQ132 側に流れる電流が減少する
(トランジスタQ132 がオフ状態となる)。その結果、
レーザダイオードLDが発光する。
【0009】一方、駆動信号D,DBがそれぞれローレ
ベル(L)、ハイレベル(H)で入力回路11に供給さ
れると、トランジスタQ112 側に流れる電流が増大し
(トランジスタQ112 がオン状態となり)、トランジス
タQ111 側に流れる電流が減少する(トランジスタQ11
1 がオフ状態となる)。その結果、トランジスタQ112
のコレクタ電流が増大し、レベルシフト回路12のトラ
ンジスタQ122 がオフ状態となり、増幅作用を受けた入
力信号は、さらにダイオードとしてのトランジスタQ12
4 でレベルシフト(ここでは降圧)されて、差動出力回
路13のトランジスタQ131 のベースに供給される。こ
のとき、レベルシフト回路12のトランジスタQ123 は
ハイ状態となり、差動出力回路13のトランジスタQ13
2 のベースに供給される。したがって、差動出力回路1
3のトランジスタQ132 に流れる電流が増大し(トラン
ジスタQ132 がオン状態となり)、トランジスタQ131
側に流れる電流が減少する(トランジスタQ131 がオフ
状態となる)。その結果、レーザダイオードLDが発光
しない。
【0010】以上のように、駆動信号D,DBの入力レ
ベルに応じて差動出力回路13の差動対トランジスタQ
131 ,Q132 をスイッチングさせてレーザダイオードL
Dの発光制御が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の低電
力化の要求に伴い光通信等に用いられる発光素子用駆動
回路も低電源電圧(たとえば3.3V)化が求められて
いる。これを実現するに際し問題となるのが、レーザダ
イオード等の発光素子が持つ駆動時の順方向バイアス電
圧(Vf )の特性である。この順方向バイアス電圧Vf
は全温度範囲において所望の光パワーを得るために最大
で1.8〜2.0V必要であるが、上述した従来の駆動
回路では、3.3V電源にてこの特性を満たすことが困
難である。
【0012】すなわち、従来の駆動回路10において変
調電流を設定する回路は、上述したようにカレントミラ
ー回路が用いられるが、このカレントミラー回路からな
る定電流源に必要な電圧(VX )は最低(低温、大電流
時)でも1.0V程度必要であり、駆動トランジスタ
(Q131 )のVf (VLD)が最大で1.0Vしか保持で
きない。したがって、従来の駆動回路10では、発光素
子にかかる電圧(VLD)を2.0Vとることは温度特性
を考えるとカレントミラー回路を用いる限り不可能であ
る。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、低電源電圧下においても発光素
子が必要とする順方向電圧を保持しつつ、所望の定電流
を設定でき、しかも高速にかつ安定に動作可能な発光素
子の駆動回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、発光するために所定の順方向電圧を必要
とする発光素子の駆動回路であって、第1および第2の
電流入出力端子を有し、制御端子への供給信号レベルに
応じて当該第1および第2の電流入出力端子間に流れる
電流量が調整可能で、互いの第1の電流入出力端子同士
が接続された第1および第2のトランジスタと、当該第
1および第2のトランジスタの第1の電流入出力端子同
士の接続点と基準電位間に接続された電流/電圧変換素
子とを有し、上記第1のトランジスタの第2の電流入出
力端子と電源電圧源との間に上記発光素子が接続された
差動出力回路と、差動の駆動信号を受けて供給される駆
動電圧のレベルに応じたレベルの差動信号を上記差動出
力回路の第1および第2のトランジスタの制御端子にそ
れぞれ供給する入力回路と、リファレンス電圧を生成す
るリファレンス電圧生成回路と、上記差動出力回路の第
1および第2のトランジスタの第1の電流入出力端子同
士の接続点の電位とリファレンス電圧とを比較し、比較
結果に応じたレベルの信号を出力する比較回路と、上記
比較回路の出力信号の入力レベルに応じた電圧を生成
し、上記入力回路に上記駆動電圧として供給する可変電
圧供給回路とを有する。
【0015】本発明では、上記電流/電圧変換素子は抵
抗素子である。
【0016】また、本発明は、発光するために所定の順
方向電圧を必要とする発光素子の駆動回路であって、第
1および第2の電流入出力端子を有し、制御端子への供
給信号レベルに応じて当該第1および第2の電流入出力
端子間に流れる電流量が調整可能で、互いの第1の電流
入出力端子同士が接続された第1および第2のトランジ
スタと、当該第1および第2のトランジスタの第1の電
流入出力端子同士の接続点と基準電位間に接続された電
流/電圧変換素子とを有し、上記第1のトランジスタの
第2の電流入出力端子と電源電圧源との間に上記発光素
子が接続された差動出力回路と、差動の駆動信号を受け
て供給される駆動電圧のレベルに応じたレベルの差動信
号を上記差動出力回路の第1および第2のトランジスタ
の制御端子にそれぞれ供給する入力回路と、リファレン
ス電圧を生成するリファレンス電圧生成回路と、上記駆
動電圧を受けて上記差動出力回路の第1および第2のト
ランジスタの第1の電流入出力端子同士の接続点の電位
と略同値の比較電圧を生成可能なダミー回路と、上記ダ
ミー回路で生成された比較電圧とリファレンス電圧とを
比較し、比較結果に応じたレベルの信号を出力する比較
回路と、上記比較回路の出力信号の入力レベルに応じた
電圧を生成し、上記入力回路およびダミー回路に上記駆
動電圧として供給する可変電圧供給回路とを有する。
【0017】また、本発明では、上記ダミー回路は、第
1および第2の電流入出力端子を有し、制御端子への供
給信号レベルに応じて当該第1および第2の電流入出力
端子間に流れる電流量が調整可能で、上記制御端子に上
記駆動電圧が供給されるダミー用トランジスタと、当該
ダミー用トランジスタの第1の電流入出力端子と基準電
位との間に接続された電流/電圧変換素子とを有する。
【0018】また、本発明では、上記差動出力回路およ
びダミー回路の電流/電圧変換素子は抵抗素子からな
り、ダミー回路の抵抗素子の抵抗値は差動出力回路の抵
抗素子の抵抗値Rのm(ただしmは自然数)倍に設定さ
れ、かつ、上記ダミー回路のダミー用トランジスタのサ
イズが上記差動出力回路の第1のトランジスタのサイズ
の1/mに設定されている。
【0019】また、本発明では、上記リファレンス電圧
生成回路は、電源電圧源と基準電位との間に直列に接続
された電流源および抵抗素子からなり、この抵抗素子の
抵抗値は、上記電流/電圧変換素子としての抵抗素子の
抵抗値Rのn(ただしnは自然数)倍に設定されてい
る。
【0020】また、本発明では、発光素子の発光を強制
的に停止させるシャットダウン回路を有する。そして、
このシャットダウン回路は、たとえば可変電圧供給回路
からも入力回路への駆動電圧の供給を停止させて、発光
素子の発光を強制的に停止させる。
【0021】本発明によれば、リファレンス電圧生成回
路において、リファレンス電圧が生成されて比較回路に
供給され、可変電圧供給回路から駆動電圧が入力回路に
供給されている。この状態で、差動の駆動信号が所定の
レベルで入力回路に供給されると、駆動電圧に応じた差
動信号として差動出力回路の第1および第2のトランジ
スタの制御端子に供給される。そして、第1のトランジ
スタに流れる電流が増大し、その結果、発光素子が発光
する。
【0022】このとき、差動出力回路の第1の電流入出
力端子同士の接続部に接続された電流/電圧変換素子、
たとえば抵抗素子には略一定の変調電流が流れる。した
がって、この変調電流が電圧に変換されて比較回路に供
給される。比較回路では、差動出力回路からの供給電圧
とリファレンス電圧発生回路で発生されたリファレンス
電圧とが比較され、比較結果に応じたレベルの信号が可
変電圧供給回路に出力される。可変電圧供給回路におい
ては、入力信号のレベルに応じて電圧が生成され、駆動
電圧として入力回路に供給される。したがって、たとえ
ば入力回路から差動出力回路に供給される差動信号のレ
ベルは、差動出力回路の第1の電流入出力端子同士の接
続点の電圧がリファレンス電圧より大きいときにはその
レベルが低くなるように調整、換言すれば差動出力回路
に流れる変調電流が一定の値に収束するように帰還制御
される。逆に、差動出力回路の第1の電流入出力端子同
士の接続点の電圧がリファレンス電圧より小さいときに
は、入力回路から差動出力回路に供給される差動信号の
レベルが高くなるように調整され、同様に、差動出力回
路に流れる変調電流が一定の値に収束するように帰還制
御される。
【0023】また、消光時には、差動出力回路の第2の
トランジスタ側に流れるに電流が増大するように、差動
信号が入力回路から供給される。その結果、発光素子は
発光しない。
【0024】また、本発明によれば、リファレンス電圧
生成回路において、リファレンス電圧が生成されて比較
回路に供給され、可変電圧供給回路から駆動電圧が入力
回路およびダミー回路に供給されている。この状態で、
差動の駆動信号が所定のレベルで入力回路21に供給さ
れると、駆動電圧に応じた差動信号として差動出力回路
の第1および第2のトランジスタの制御端子に供給され
る。そして、第1のトランジスタに流れる電流が増大
し、その結果、発光素子が発光する。
【0025】このとき、ダミー回路においては、駆動電
圧を受けて差動出力回路の第1および第2のトランジス
タの第1の電流入出力端子同士の接続点の電位と略同値
の比較電圧が生成されて比較回路に供給される。比較回
路では、ダミー回路からの供給電圧とリファレンス電圧
発生回路で発生されたリファレンス電圧とが比較され、
比較結果に応じたレベルの信号が可変電圧供給回路に出
力される。可変電圧供給回路においては、入力信号のレ
ベルに応じて電圧が生成され、駆動電圧として入力回路
に供給される。したがって、たとえば入力回路から差動
出力回路に供給される差動信号のレベルは、差動出力回
路の第1の電流入出力端子同士が接続点の電位と略等し
いダミー回路による比較電圧がリファレンス電圧より大
きいときにはそのレベルが低くなるように調整、換言す
れば差動出力回路に流れる変調電流が一定の値にに収束
するように制御される。逆に、ダミー回路による比較電
圧がリファレンス電圧より小さいときには、入力回路か
ら差動出力回路に供給される差動信号のレベルが高くな
るように調整され、同様に、差動出力回路に流れる変調
電流が一定の値に収束するように制御される。
【0026】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
1の実施形態を示す回路図である。
【0027】このレーザダイオード用駆動回路20は、
図1に示すように、入力回路21、差動出力回路22、
リファレンス電圧発生回路23、比較回路24、および
定電流設定用可変電圧供給回路25により構成されてい
る。
【0028】入力回路21は、npn型トランジスタQ
211 〜Q214 、および抵抗素子R211 〜R216 により構
成されており、差動の駆動信号D,DBを受けて可変電
圧供給回路25から供給される駆動電圧VA のレベルに
応じた差動信号S21,S21Bを差動出力回路22に
供給する。トランジスタQ211 およびQ212 のエミッタ
同士が接続され、このエミッタ同士の接続点が抵抗素子
R211 を介して接地されている。トランジスタQ212 の
ベースが駆動信号Dの入力端子TD に接続され、コレク
タが抵抗素子R213 を介して可変電圧供給回路25の電
圧供給ライン(トランジスタQ252 のエミッタ)に接続
されている。トランジスタQ211 のベースが駆動信号D
の相補的なレベルをとる駆動信号DBの入力端子TDBに
接続され、コレクタが抵抗素子R212 を介して可変電圧
供給回路25の電圧供給ラインに接続されている。トラ
ンジスタQ213 およびQ214 のエミッタ同士が接続さ
れ、このエミッタ同士の接続点が抵抗素子R214 を介し
て接地されている。トランジスタQ213 のベースがトラ
ンジスタQ212 のコレクタに接続され、コレクタが抵抗
素子R215 を介して可変電圧供給回路25の電圧供給ラ
インに接続されている。トランジスタQ214 のベースが
トランジスタQ211 のコレクタに接続され、コレクタが
抵抗素子R216 を介して可変電圧供給回路25の電圧供
給ラインに接続されている。
【0029】差動出力回路22は、npn型トランジス
タQ221 ,Q222 および電流/電圧変換素子としての抵
抗値Rの抵抗素子R221 により構成されており、入力回
路21からの差動信号S21,21Bを受けて、差動回
路がスイッチングしてレーザダイオードLDへの電流の
供給量を調整して発光駆動する。トランジスタQ221 お
よびQ222 のエミッタ同士が接続され、このエミッタ同
士の接続点が抵抗素子R221 を介して接地されている。
トランジスタQ221 のベースが入力回路21のトランジ
スタQ213 のコレクタに接続され、コレクタが接続端子
T221 を介してレーザダイオードLD(のカソード)に
接続されている。トランジスタQ222 のベースが入力回
路21のトランジスタQ214 のコレクタに接続され、コ
レクタが接続端子T222 を介して電源電圧VCCの供給ラ
インに接続されている。
【0030】リファレンス電圧発生回路23は、外付け
の電流源I231 、および抵抗値がn×R、すなわち差動
出力回路22の抵抗素子R221 の抵抗値Rのn倍に設定
された抵抗素子R231 により構成されており、リファレ
ンス電圧VE (=Iset ×(n×R))を生成して比較回路
24に供給する。抵抗素子R231 の一端が接続端子T23
1 を介して電流源I231 に接続され、その接続点(ノー
ド)N231 が比較回路24の一入力に接続されている。
そして、抵抗素子R231 の他端が接地されている。
【0031】比較回路24は、オペアンプOP241 によ
り構成されており、差動出力回路22のエミッタ結合部
N221 の電圧VD とリファレンス電圧発生回路23で発
生されたリファレンス電圧VE とを比較し、比較結果に
応じたレベルの信号S24を可変電圧供給回路25に出
力する。オペアンプOP241 の反転入力(−)がリファ
レンス電圧発生回路23のノードN231 に接続され、非
反転入力(+)が差動出力回路22のエミッタ結合部N
221に接続されている。
【0032】可変電圧供給回路25は、npn型トラン
ジスタQ251 ,Q252 、抵抗素子R251 、および位相補
償用キャパシタC251 により構成されており、比較回路
24の出力信号S24の入力レベルに応じた電圧VF を
入力回路21の駆動電圧VAとして供給する。実際に
は、供給電圧は電圧VF からトランジスタQ252 の順方
向バイアスVf 分下がった電圧(VF −Vf )となる。
トランジスタQ251 のベースが比較回路24としてのオ
ペアンプOP241 の出力に接続され、エミッタが接地さ
れ、コレクタがトランジスタQ252 のベースに接続され
ているとともに、抵抗素子R251 を介して電源電圧VCC
の供給ラインに接続され、また、キャパシタC251 の一
方の電極に接続されている。キャパシタC251 の他方の
電極は電源電圧VCCの供給ラインに接続されている。ト
ランジスタQ252 のコレクタが電源電圧VCCの供給ライ
ンに接続され、エミッタが入力回路21の負荷用抵抗素
子R212 ,R213 ,R215 ,R216 に接続されている。
【0033】次に、上記構成による動作を説明する。初
期状態においては、リファレンス電圧生成回路23にお
いて、VE (=Iset ×(n×R))なるリファレンス電圧
が生成されて比較回路24に供給され、可変電圧供給回
路25からVA なる駆動電圧が入力回路21に供給され
ている。
【0034】この状態で、たとえば駆動信号D,DBが
それぞれハイレベル(H)、ローレベル(L)で入力回
路21に供給されると、トランジスタQ212 側に流れる
電流が増大し(トランジスタQ212 がオン状態とな
り)、トランジスタQ211 側に流れる電流が減少する
(トランジスタQ211 がオフ状態となる)。その結果、
トランジスタQ212 のコレクタ電流が増大し、後段の差
動増幅回路を構成するトランジスタQ213 がオフ状態と
なり、増幅作用を受けた入力信号はレベルVB の差動信
号S21として差動出力回路22のトランジスタQ221
のベースに供給される。このとき、入力回路21の後段
の差動増幅回路を構成するトランジスタQ214はオン状
態に保持されており、差動信号S21Bはローレベルで
差動出力回路22のトランジスタQ222 のベースに供給
される。これにより、差動出力回路22のトランジスタ
Q221 に流れる電流が増大し(トランジスタQ221 がオ
ン状態となり)、トランジスタQ222 側に流れる電流が
減少する(トランジスタQ222 がオフ状態となる)。そ
の結果、レーザダイオードLDが発光する。
【0035】このとき、差動回路のエミッタ結合部側に
接続された抵抗素子R221 には略Iset ×nなる変調電
流が流れる。したがって、エミッタ結合部N221 の電位
VDは、略Iset ×n×Rとなり、この電圧VD は比較
回路24としてのオペアンプOP241 の非反転入力
(+)に供給(帰還)される。
【0036】比較回路24では、差動出力回路22のエ
ミッタ結合部N221 の電圧VD とリファレンス電圧発生
回路23で発生されたリファレンス電圧VE とが比較さ
れ、比較結果に応じたレベルの信号S24が可変電圧供
給回路25に出力される。具体的には、エミッタ結合部
N221 の電圧VD がリファレンス電圧VE より大きいと
きには信号S24のレベルを上げ、小さいときには信号
S24のレベルを下げて出力される。
【0037】可変電圧供給回路25においては、入力信
号S24のレベルに応じてトランジスタQ251 に流れる
電流量が調整され、この可変電流と抵抗素子R251 の抵
抗値で決まる電圧VF が生成される。そして、この電圧
VF がトランジスタQ252 を通して駆動電圧VA として
入力回路21に供給される。実際には、供給電圧は電圧
VF からトランジスタQ252の順方向バイアスVf
分下がった電圧(VF −Vf )となる。
【0038】したがって、入力回路21から差動出力回
路22に供給される差動信号S21,S21Bのレベル
は、差動出力回路22のエミッタ結合部N221 の電圧V
D がリファレンス電圧VE より大きいときにはそのレベ
ルが低くなるように調整、換言すれば差動出力回路22
に流れる変調電流がn×Iset に収束するように制御さ
れる。逆に、差動出力回路22のエミッタ結合部N221
の電圧VD がリファレンス電圧VE より小さいときに
は、入力回路21から差動出力回路22に供給される差
動信号S21,S21Bのレベルが高くなるように調整
され、同様に、差動出力回路22に流れる変調電流がn
×Iset に収束するように制御される。
【0039】一方、駆動信号D,DBがそれぞれローレ
ベル(L)、ハイレベル(H)で入力回路21に供給さ
れると、トランジスタQ211 側に流れる電流が増大し
(トランジスタQ211 がオン状態となり)、トランジス
タQ212 側に流れる電流が減少する(トランジスタQ21
2 がオフ状態となる)。その結果、トランジスタQ211
のコレクタ電流が増大し、後段の差動増幅回路を構成す
るトランジスタQ214 がオフ状態となり、増幅作用を受
けた入力信号はレベルVB の差動信号S21Bとして差
動出力回路22のトランジスタQ222 のベースに供給さ
れる。このとき、入力回路21の後段の差動増幅回路を
構成するトランジスタQ213はオン状態に保持されてお
り、差動信号S21はローレベルで差動出力回路22の
トランジスタQ221 のベースに供給される。これによ
り、差動出力回路22のトランジスタQ222 に流れる電
流が増大し(トランジスタQ222 がオン状態となり)、
トランジスタQ221 側に流れる電流が減少する(トラン
ジスタQ221 がオフ状態となる)。その結果、レーザダ
イオードLDが発光しない。この場合も、上述したよう
に変調電流の帰還制御が行われる。
【0040】このようにリファレンス電圧発生回路23
の電流源I231 による電流Iset のn倍の変調電流が差
動出力回路22に供給されるように帰還制御された状態
で、駆動信号D,DBの入力レベルに応じて、差動出力
回路22のトランジスタQ221 ,Q222 からなる差動回
路をスイッチング駆動することにより、レーザダイオー
ドLDが発光駆動される。
【0041】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、差動の駆動信号D,DBを受けて可変電圧供給
回路25から供給される駆動電圧VA のレベルに応じた
レベルの差動信号S21,S21Bを出力する入力回路
21と、トランジスタQ221,Q222 のエミッタ同士が
接続され、このエミッタ結合部N221 が抵抗値Rの抵抗
素子R221 を介して接地され、各ベースに差動信号S2
1,S21Bが供給され、トランジスタQ221 のコレク
タにレーザダイオードLDが接続された差動出力回路2
2と、Iset ×n×Rなるリファレンス電圧VE を生成
するリファレンス電圧生成回路23と、差動出力回路2
2のエミッタ結合部N221 の電圧VD とリファレンス電
圧発生回路23で発生されたリファレンス電圧VE とを
比較し、比較結果に応じたレベルの信号S24を出力す
る比較回路24と、比較回路24の出力信号S24の入
力レベルに応じた電圧VF を生成し、入力回路21の駆
動電圧VA として供給する可変電圧供給回路25とを設
け、リファレンス電圧VEと差動出力回路22のエミッ
タ結合部N221 の電圧VD とが等しくなるように帰還制
御を行うようにしたので、カレントミラー回路の定電流
源用のトランジスタが不要となり、大変調電流設定時で
も飽和することがなく、低電源電圧(3.3V)下にお
いても発光素子が必要とする順方向電圧を保持しつつ、
所望の定電流(変調電流)を設定できる。また、抵抗素
子R221 の抵抗値R、およびその両端の電圧VY を適切
な値に設定することにより、低電源電圧(3.3V)下
においても広い出力電圧範囲(VLD>2V)を得ること
ができる。さらに、レーザダイオードLDの駆動はトラ
ンジスタの差動回路で行うので、高速にかつ安定な動作
を実現できる利点がある。
【0042】第2実施形態 図2は、本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
2の実施形態を示す回路図である。
【0043】本第2の実施形態が前述した第1の実施形
態と異なる点は、比較回路24でリファレンス電圧VE
と比較する電圧として、差動出力回路22のエミッタ結
合N221 の電圧VD を直接用いる代わりに、差動出力回
路22の駆動トランジスタQ221 と等価なnpn型トラ
ンジスタQ261 、およびトランジスタQ261 のエミッタ
と接地GND間に接続された抵抗素子R261 からなり、
トランジスタQ261 のベースが可変電圧供給回路25の
電圧供給ラインに接続されたダミー回路26を設け、ト
ランジスタQ261 のエミッタ側電圧VG を比較電圧とし
て用いるようにしたことにある。
【0044】これは、差動出力回路22のエミッタ結合
N221 の電圧VD はダイナミックに変化していることか
ら、オペアンプOP241 により電圧比較の点でオフセッ
トを生じる可能性があることから、オフセットの発生を
防止するための回路構成となっている。
【0045】なお、ダミー回路26におけるトランジス
タQ261 のサイズ(エミッタサイズ)は、差動回路22
のトランジスタQ221 ,Q222 の1/mに設定され、抵
抗素子R261 の抵抗値は、抵抗素子R221 の抵抗値Rの
m倍のm×Rに設定されている。したがって、ダミー回
路26に流れる電流は、差動出力回路22の変調電流を
IQ とした場合、このIQ の1/mの電流が流れるよう
に制御され、電圧VG は(IQ /m)×m×R、すなわ
ちIQ ×Rとなる。この電圧IQ ×Rは差動出力回路2
2のエミッタ結合部N221 の電圧VD と等しい。
【0046】次に、本第2の実施形態の動作を説明す
る。初期状態においては、リファレンス電圧生成回路2
3において、VE (=Iset ×(n×R))なるリファレン
ス電圧が生成されて比較回路24に供給され、可変電圧
供給回路25からVA なる駆動電圧が入力回路21およ
びダミー回路26に供給されている。
【0047】この状態で、たとえば駆動信号D,DBが
それぞれハイレベル(H)、ローレベル(L)で入力回
路21に供給されると、トランジスタQ212 側に流れる
電流が増大し(トランジスタQ212 がオン状態とな
り)、トランジスタQ211 側に流れる電流が減少する
(トランジスタQ211 がオフ状態となる)。その結果、
トランジスタQ212 のコレクタ電流が増大し、後段の差
動増幅回路を構成するトランジスタQ213 がオフ状態と
なり、増幅作用を受けた入力信号はレベルVB の差動信
号S21として差動出力回路22のトランジスタQ221
のベースに供給される。このとき、入力回路21の後段
の差動増幅回路を構成するトランジスタQ214はオン状
態に保持されており、差動信号S21Bはローレベルで
差動出力回路22のトランジスタQ222 のベースに供給
される。これにより、差動出力回路22のトランジスタ
Q221 に流れる電流が増大し(トランジスタQ221 がオ
ン状態となり)、トランジスタQ222 側に流れる電流が
減少する(トランジスタQ222 がオフ状態となる)。そ
の結果、レーザダイオードLDが発光する。
【0048】このとき、ダミー回路26のトランジスタ
Q261 のエミッタ側には略IQ /mなる電流が流れる。
したがって、エミッタ側の電位VG は、略IQ /m×m
×R(=IQ ×R)となり、この電圧VG は比較回路2
3としてのオペアンプOP241 の非反転入力(+)に供
給(帰還)される。
【0049】比較回路24では、ダミー回路26のエミ
ッタ側電圧VG とリファレンス電圧発生回路23で発生
されたリファレンス電圧VE とが比較され、比較結果に
応じたレベルの信号S24が可変電圧供給回路25に出
力される。具体的には、ダミー回路26のエミッタ側電
圧VG がリファレンス電圧VE より大きいときには信号
S24のレベルを上げ、小さいときには信号S24のレ
ベルを下げて出力される。
【0050】可変電圧供給回路25においては、入力信
号S24のレベルに応じてトランジスタQ251 に流れる
電流量が調整され、この可変電流と抵抗素子R251 の抵
抗値で決まる電圧VF が生成される。そして、この電圧
VF がトランジスタQ252 を通して駆動電圧VA として
入力回路21およびダミー回路26に供給される。実際
には、供給電圧は電圧VF からトランジスタQ252 の順
方向バイアスVf 分下がった電圧(VF −Vf )とな
る。
【0051】したがって、入力回路21から差動出力回
路22に供給される差動信号S21,S21Bのレベル
は、差動出力回路22のエミッタ結合部N221 の電圧V
D と等しいダミー回路26のエミッタ側電圧VG がリフ
ァレンス電圧VE より大きいときにはそのレベルが低く
なるように調整、換言すれば差動出力回路22に流れる
変調電流がIQ (n×Iset )に収束するように制御さ
れる。逆に、ダミー回路26のエミッタ側電圧VG がリ
ファレンス電圧VE より小さいときには、入力回路21
から差動出力回路22に供給される差動信号S21,S
21Bのレベルが高くなるように調整され、同様に、差
動出力回路22に流れる変調電流がIQ (n×Iset )
に収束するように制御される。
【0052】一方、駆動信号D,DBがそれぞれローレ
ベル(L)、ハイレベル(H)で入力回路21に供給さ
れると、トランジスタQ211 側に流れる電流が増大し
(トランジスタQ211 がオン状態となり)、トランジス
タQ212 側に流れる電流が減少する(トランジスタQ21
2 がオフ状態となる)。その結果、トランジスタQ211
のコレクタ電流が増大し、後段の差動増幅回路を構成す
るトランジスタQ214 がオフ状態となり、増幅作用を受
けた入力信号はレベルVB の差動信号S21Bとして差
動出力回路22のトランジスタQ222 のベースに供給さ
れる。このとき、入力回路21の後段の差動増幅回路を
構成するトランジスタQ213はオン状態に保持されてお
り、差動信号S21はローレベルで差動出力回路22の
トランジスタQ221 のベースに供給される。これによ
り、差動出力回路22のトランジスタQ222 に流れる電
流が増大し(トランジスタQ222 がオン状態となり)、
トランジスタQ221 側に流れる電流が減少する(トラン
ジスタQ221 がオフ状態となる)。その結果、レーザダ
イオードLDが発光しない。この場合も、上述したよう
に変調電流の帰還制御が行われる。
【0053】以上説明したように、本第2の実施形態に
よれば、上述した第1の実施形態の効果に加えて、プロ
セスばらつき、温度変化、電源変動に対してさらに安定
かつ精度の良い電流設定比を確保することができる利点
がある。
【0054】第3実施形態 図3は、本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
3の実施形態を示す回路図である。
【0055】本第3の実施形態が前述した第1の実施形
態と異なる点は、たとえば本駆動回路を光通信に適用し
た場合、レーザダイオードLDの発光(光出射)面に対
向して光信号伝搬路としての光ファイバ端面がコネクタ
等を用いて配置されるが、この光ファイバとレーザダイ
オードLDの発光(光出射)面との接続状態が何らかの
原因で外れた場合やレーザダイオードLDに過大電流が
流れることを防ぐ安全(safety)回路等に、人間の眼等
への影響を考慮またはレーザダイオードLDの破壊を考
慮して、レーザダイオードLDの発光(発振)を強制的
に停止させるシャットダウン回路27を設けたことにあ
る。
【0056】本第3の実施形態に係るシャットダウン回
路27は、光ファイバとレーザダイオードLDの発光
(光出射)面との接続状態の異常の有無を検出し、異常
を検出した場合に検出信号S271を出力する検出回路
271と、検出信号S271を受けると、リファレンス
電圧発生回路23の電圧出力ノードN231 を抵抗素子R
231 をバイパスさせて接地ラインGNDに接続させるス
イッチ回路272から構成される。
【0057】シャットダウン回路27の検出回路271
で、光ファイバとレーザダイオードLDの発光(光出
射)面との接続状態の異常が検出されると、検出信号S
271がスイッチ回路272に出力される。検出信号S
271を受けたスイッチ回路272はオン状態となる。
その結果、リファレンス電圧発生回路23の電圧出力ノ
ードN231 が接地され、差動出力回路22のエミッタ結
合部N221 の電圧VD が帰還制御により接地され、レー
ザダイオードLDの発光が強制的に停止される。
【0058】本第3の実施形態によれば、上述した第1
の実施形態の効果に加えて、より安全な発光制御を行え
る利点がある。
【0059】第4実施形態 図4は、本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
4の実施形態を示す回路図である。
【0060】本第4の実施形態が前述した第2の実施形
態と異なる点は、上述した第3の実施形態と第1の実施
形態の関係と同様である。すなわち、たとえば本駆動回
路を光通信に適用した場合、レーザダイオードLDの発
光(光出射)面に対向して光信号伝搬路としての光ファ
イバ端面がコネクタ等を用いて配置されるが、この光フ
ァイバとレーザダイオードLDの発光(光出射)面との
接続状態が何らかの原因で外れた場合やレーザダイオー
ドLDに過大電流が流れることを防ぐ安全(safety)回
路等に、人間の眼等への影響を考慮またはレーザダイオ
ードLDの破壊を考慮して、レーザダイオードLDの発
光(発振)を強制的に停止させるシャットダウン回路2
8を設けたことにある。
【0061】本第4の実施形態に係るシャットダウン回
路28は、光ファイバとレーザダイオードLDの発光
(光出射)面との接続状態の異常の有無を検出し、異常
を検出した場合に検出信号S281を出力する検出回路
281と、検出信号S281を受けると、リファレンス
電圧発生回路23の電圧出力ノードN231 を抵抗素子R
231 をバイパスさせて接地ラインGNDに接続させるス
イッチ回路282から構成される。
【0062】シャットダウン回路28の検出回路281
で、光ファイバとレーザダイオードLDの発光(光出
射)面との接続状態の異常が検出されると、検出信号S
281がスイッチ回路282に出力される。検出信号S
281を受けたスイッチ回路282はオン状態となる。
その結果、リファレンス電圧発生回路23の電圧出力ノ
ードN231 が接地され、入力回路21への駆動電圧の供
給が停止され、レーザダイオードLDの発光が強制的に
停止される。
【0063】本第4の実施形態によれば、上述した第2
の実施形態の効果に加えて、より安全な発光制御を行え
る利点がある。
【0064】なお、上述した第1〜第4の実施形態にお
いては、バイポーラトランジスタを適用した回路につい
て説明したが、絶縁ゲート型、あるいは接合型の電界効
果トランジスタについても本発明が適用できることはい
うまでもない。
【0065】また、発光素子としてレーザダイオードを
例に説明したが、LEDの駆動回路の場合も同様に構成
され、同様の効果を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カレントミラー回路の定電流源用のトランジスタが不要
となり、大変調電流設定時でも飽和することがなく、低
電源電圧下においても発光素子が必要とする順方向電圧
を保持しつつ、所望の定電流(変調電流)を設定でき
る。さらに、発光素子の駆動はトランジスタの差動回路
で行うので、高速にかつ安定な動作を実現できる。
【0067】また、本発明によれば、ダミー回路を設
け、このダミー回路の出力電圧とリファレンス電圧を比
較して帰還制御するようにしたので、プロセスばらつ
き、温度変化、電源変動に対してさらに安定かつ精度の
良い電流設定比を確保することができる。
【0068】さらに、シャットダウン回路を設けたの
で、より安全な発光制御を行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
1の実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
2の実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
3の実施形態を示す回路図である。
【図4】本発明に係るレーザダイオード用駆動回路の第
4の実施形態を示す回路図である。
【図5】従来のレーザダイオード用駆動回路の構成例を
示す回路図である。
【符号の説明】
20…レーザダイオード用駆動回路、21…入力回路、
Q211 〜Q214 …npn型トランジスタ、R211 〜R21
6 …抵抗素子、22…差動出力回路、Q221 ,Q222 …
npn型トランジスタ、R221 …電流/電圧変換素子と
しての抵抗素子、23…リファレンス電圧発生回路、I
231 …電流源、R231 …抵抗素子、24…比較回路、O
P241 …オペアンプ、25…定電流設定用可変電圧供給
回路、Q251 ,Q252 …npn型トランジスタ,R251
…抵抗素子、C251 …キャパシタ、26…ダミー回路、
Q261 …npn型トランジスタ、R261 …抵抗素子、2
7,28…シャットダウン回路、271,281…検出
回路、272,282…スイッチ回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光するために所定の順方向電圧を必要
    とする発光素子の駆動回路であって、 第1および第2の電流入出力端子を有し、制御端子への
    供給信号レベルに応じて当該第1および第2の電流入出
    力端子間に流れる電流量が調整可能で、互いの第1の電
    流入出力端子同士が接続された第1および第2のトラン
    ジスタと、当該第1および第2のトランジスタの第1の
    電流入出力端子同士の接続点と基準電位間に接続された
    電流/電圧変換素子とを有し、上記第1のトランジスタ
    の第2の電流入出力端子と電源電圧源との間に上記発光
    素子が接続された差動出力回路と、 差動の駆動信号を受けて供給される駆動電圧のレベルに
    応じたレベルの差動信号を上記差動出力回路の第1およ
    び第2のトランジスタの制御端子にそれぞれ供給する入
    力回路と、 リファレンス電圧を生成するリファレンス電圧生成回路
    と、 上記差動出力回路の第1および第2のトランジスタの第
    1の電流入出力端子同士の接続点の電位とリファレンス
    電圧とを比較し、比較結果に応じたレベルの信号を出力
    する比較回路と、 上記比較回路の出力信号の入力レベルに応じた電圧を生
    成し、上記入力回路に上記駆動電圧として供給する可変
    電圧供給回路とを有する発光素子の駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記電流/電圧変換素子は抵抗素子であ
    る請求項1記載の発光素子の駆動回路。
  3. 【請求項3】 上記リファレンス電圧生成回路は、電源
    電圧源と基準電位との間に直列に接続された電流源およ
    び抵抗素子からなり、この抵抗素子の抵抗値は、上記電
    流/電圧変換素子としての抵抗素子の抵抗値Rのn(た
    だしnは自然数)倍に設定されている請求項2記載の発
    光素子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 発光素子の発光を強制的に停止させるシ
    ャットダウン回路を有する請求項1記載の発光素子の駆
    動回路。
  5. 【請求項5】 上記シャットダウン回路は、可変電圧供
    給回路からの入力回路への駆動電圧の供給を停止させ
    て、発光素子の発光を強制的に停止させる請求項4記載
    の発光素子の駆動回路。
  6. 【請求項6】 発光するために所定の順方向電圧を必要
    とする発光素子の駆動回路であって、 第1および第2の電流入出力端子を有し、制御端子への
    供給信号レベルに応じて当該第1および第2の電流入出
    力端子間に流れる電流量が調整可能で、互いの第1の電
    流入出力端子同士が接続された第1および第2のトラン
    ジスタと、当該第1および第2のトランジスタの第1の
    電流入出力端子同士の接続点と基準電位間に接続された
    電流/電圧変換素子とを有し、上記第1のトランジスタ
    の第2の電流入出力端子と電源電圧源との間に上記発光
    素子が接続された差動出力回路と、 差動の駆動信号を受けて供給される駆動電圧のレベルに
    応じたレベルの差動信号を上記差動出力回路の第1およ
    び第2のトランジスタの制御端子にそれぞれ供給する入
    力回路と、 リファレンス電圧を生成するリファレンス電圧生成回路
    と、 上記駆動電圧を受けて上記差動出力回路の第1および第
    2のトランジスタの第1の電流入出力端子同士の接続点
    の電位と略同値の比較電圧を生成可能なダミー回路と、 上記ダミー回路で生成された比較電圧とリファレンス電
    圧とを比較し、比較結果に応じたレベルの信号を出力す
    る比較回路と、 上記比較回路の出力信号の入力レベルに応じた電圧を生
    成し、上記入力回路およびダミー回路に上記駆動電圧と
    して供給する可変電圧供給回路とを有する発光素子の駆
    動回路。
  7. 【請求項7】 上記ダミー回路は、第1および第2の電
    流入出力端子を有し、制御端子への供給信号レベルに応
    じて当該第1および第2の電流入出力端子間に流れる電
    流量が調整可能で、上記制御端子に上記駆動電圧が供給
    されるダミー用トランジスタと、当該ダミー用トランジ
    スタの第1の電流入出力端子と基準電位との間に接続さ
    れた電流/電圧変換素子とを有する請求項6記載の発光
    素子の駆動回路。
  8. 【請求項8】 上記差動出力回路およびダミー回路の電
    流/電圧変換素子は抵抗素子からなり、ダミー回路の抵
    抗素子の抵抗値は差動出力回路の抵抗素子の抵抗値Rの
    m(ただしmは自然数)倍に設定され、 かつ、上記ダミー回路のダミー用トランジスタのサイズ
    が上記差動出力回路の第1のトランジスタのサイズの1
    /mに設定されている請求項7記載の発光素子の駆動回
    路。
  9. 【請求項9】 上記リファレンス電圧生成回路は、電源
    電圧源と基準電位との間に直列に接続された電流源およ
    び抵抗素子からなり、この抵抗素子の抵抗値は、上記電
    流/電圧変換素子としての抵抗素子の抵抗値Rのn(た
    だしnは自然数)倍に設定されている請求項8記載の発
    光素子の駆動回路。
  10. 【請求項10】 発光素子の発光を強制的に停止させる
    シャットダウン回路を有する請求項6記載の発光素子の
    駆動回路。
  11. 【請求項11】 上記シャットダウン回路は、可変電圧
    供給回路からも入力回路への駆動電圧の供給を停止させ
    て、発光素子の発光を強制的に停止させる請求項10記
    載の発光素子の駆動回路。
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