JP5803174B2 - 駆動回路 - Google Patents
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Description
(実施の形態1)
図1−1は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図1−1に示すダイオード駆動回路100は、駆動対象の駆動信号を差動増幅するLTP(Long−Tailed Pair)型の差動増幅回路である。ここでは、駆動対象が発光素子である場合について説明する。ダイオード駆動回路100へ入力される駆動信号は、正相信号および逆相信号(正相信号の反転信号)を含む差動信号である。
図3−1は、実施の形態2にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図3−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成において、バイアス電流源111,112に代えて、正相側と逆相側で共通のバイアス電流源301を設けた構成例である。バイアス電流源301は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端が終端グランド(a点)に接続されている。ここで、終端グランドは実施の形態1と同様、仮想接地の形態をとっている。
図4−1は、実施の形態3にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図4−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4−1に示すダイオード駆動回路100のように、図1−1に示した構成のうち、終端抵抗を直列に分割する構成としてもよい。
図5−1は、実施の形態4にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図5−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてダイオード511,521を備えている。ダイオード511,521のそれぞれは、たとえばダイオード162と同等(すなわち発光素子と同等)のダイオード特性を有する。
図6は、実施の形態5にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図6において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図6に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えて容量601を備えている。また、図6に示すダイオード駆動回路100においては、抵抗171は、一端がバイアス電流源111に接続され、他端がトランジスタ131に接続されている。抵抗172は、一端がバイアス電流源112に接続され、他端がトランジスタ132に接続されている。
図7−1は、実施の形態6にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図7−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図7−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてインダクタ701を備えている。インダクタ701は、一端がバイアス電流源111に接続され、他端が抵抗171およびトランジスタ131に接続されている。これにより、駆動信号の高周波を跳ね上げ、ダイオード駆動回路100の高速動作が可能になる。
図8は、実施の形態7にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図8において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてインダクタ801,802を備えている。インダクタ801は、一端が抵抗171に接続され、他端がインダクタ802に接続されている。
図9−1は、実施の形態8にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図9−1において、図7−1または図8に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてインダクタ701およびインダクタ801,802を備えている。これにより、駆動信号の高周波をさらに跳ね上げ、ダイオード駆動回路100の高速動作が可能になる。
図10は、実施の形態9にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図10において、図9−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すダイオード駆動回路100は、図9−1に示した構成に加えて容量1001を備えている。容量1001は、一端がインダクタ801とインダクタ802との間のa点に接続され、他端が電圧源(不図示)に接続されている。これにより、a点における電位をさらに安定させ、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとをより容易に整合させることができる。
図11は、実施の形態10にかかる駆動回路の構成例を示す図である。図11において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示す駆動回路1100は、入力された駆動信号を分岐し、分岐した各駆動信号に遅延差を与えて合成する駆動回路である。図11に示す駆動回路1100は、遅延回路1121,1122と、増幅回路1131〜1133と、ダイオード駆動回路1140,1150,1160と、を備えている。
図12は、実施の形態11にかかる光送信装置の構成例を示す図である。図12に示すように、実施の形態11にかかる光送信装置1200は、ダイオード駆動回路100と、発光素子(発光ダイオード)1210と、を備えている。光送信装置1200は、発光素子1210へ駆動信号を入力することで発光素子1210を直接変調し、光信号を出力する。
つぎに、ダイオード駆動回路100の動作例について説明する。ここでは、図1−1に示したダイオード駆動回路100の動作例について説明する。
つぎに、カソード駆動の各実施形態について説明する。以下の各実施形態において、上述したアノード駆動で説明した各実施形態と同じ構成部には同じ符号を付してある。実施の形態12〜実施の形態14は、終端グランドを直接接地した構成例であり、実施の形態15〜実施の形態17は、終端グランドを容量接地した構成例である。
実施の形態12では、終端グランドが仮想接地された構成例を説明する。図15−1は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図15−1に示すダイオード駆動回路1500は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間であり、バイアス電流源111,112と、入力部121,122と、トランジスタ131,132と、変調電流源140と、出力部151,152と、ダミー負荷160と、抵抗171,172と、を備えている。
実施の形態13では、終端グランドが直接グランドに接続された構成例を説明する。図16−1は、実施の形態13にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図16−1に示すダイオード駆動回路1600は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。図16−1に示すダイオード駆動回路1600は、図15−1に示した抵抗171,172について、一端を出力部151,152に接続し、他端を接地させた構成である。終端グランド(a1点,a2点)が直接接地される。
実施の形態14では、終端グランドが電源に接続された構成例を説明する。図17−1は、実施の形態14にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図17−1に示すダイオード駆動回路1700は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路1700は、図15−1に示した構成に加えて電源192を調整素子として備えている。電源192は、一端が接地され、他端がa点(終端グランド)に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
実施の形態15では、終端グランドが仮想接地された構成例を説明する。図18−1は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図18−1に示すダイオード駆動回路1800は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路1800は、図15−1に示した構成に加えて容量601を備えている。
実施の形態16では、終端グランドが直接グランドに接続された構成例を説明する。図19−1は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図19−1に示すダイオード駆動回路1900は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路1900は、図16−1に示した構成に加えて容量1901,1902を備えている。
実施の形態17では、終端グランドが電源に接続された構成例を説明する。図20−1は、実施の形態17にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図20−1に示すダイオード駆動回路2000は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路2000は、図17−1に示した構成に加えて、電源192が接続された終端グランド(a点)の両端に容量1901,1902を設けている。
図7−1などの上述した実施の形態でも説明したが、各実施の形態1〜17の構成には、さらにインダクタを備えた構成としてもよい。図21−1〜図21−4は、それぞれインダクタを備えたダイオード駆動回路の構成例を示す図である。これらの図はカソード駆動の構成例であるが、アノード駆動についても同様に適用できる。
つぎに、出力電圧の一定化制御について説明する。この制御は、上記の各実施形態に適用可能である。上記の各実施形態で説明したダイオード駆動回路は、製造プロセスによる固体のバラツキや温度変化等によって負荷(上述したダイオード162)の閾値が変動する。そして、上述した実施形態のうち、終端グランドが電源あるいは直接グランドに接続されたダイオード駆動回路の場合、負荷のバラツキや温度変化等を起因として出力部151,152から出力される電流Iload(図13−1参照)が変動することになる。
前記負荷に対して直流電流の大きさを調整する電流源と、
を備える回路において、
前記出力部の他方に接続されたダミー負荷と、
前記差動対の両方の出力部と終端グランドとの間に接続される終端抵抗と、
を備えることを特徴とする駆動回路。
前記負荷に流れるバイアス電流を調整するための調整素子が前記電源と前記終端グランドとの間に接続されることを特徴とする付記3に記載の駆動回路。
前記電流源が、直流的に安定な点と、分割された抵抗の間に接続されることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
前記分岐部によって分岐された各駆動信号に遅延差を与える遅延回路と、
を備え、
前記遅延回路によって遅延差を与えられた各駆動信号を入力し差動増幅する付記1に記載の駆動回路。
当該検出部により検出された検出電圧を所定の基準値と比較し、差分に基づく電圧制御信号をフィードバック出力し、前記出力部の電圧を一定化する制御部と、
を備えた付記3に記載の駆動回路。
111,112,191,301 バイアス電流源
121,122 入力部
131,132,201,202,1151,1152,1161,1162 トラン
ジスタ
140,1153,1163 変調電流源
151,152 出力部
160 ダミー負荷
161,171,172,194,401,402 抵抗
162,193,441,442,511,521 ダイオード
192,431,432,531,532 電源
451,452,601,1001,1901,1902 容量
510,520 素子
701,801,802,2101,2102,2103,2104 インダクタ
1100 駆動回路
1121,1122 遅延回路
1131〜1133 増幅回路
1200 光送信装置
1210 発光素子
1320,1330,1340,1350 波形
1410,1420 電流波形
2202 出力電圧制御部
2203 検出部
2204 制御部
Claims (8)
- 負荷であるレーザダイオードを出力部の一方に接続し、出力電流をスイッチする一段もしくは複数段の差動対と、
前記負荷に対して直流電流の大きさを調整する電流源と、
を備える回路において、
前記出力部の他方に接続され、前記レーザダイオードと同等の特性を有するダミー負荷と、
前記差動対の両方の出力部間の接続経路に一対で設けられ、互いの接続点が終端グランドとされた抵抗と終端抵抗と、を備え、
前記抵抗と前記終端抵抗の対のうち、前記レーザダイオードが接続される出力部からみてバイアス電流源と並列に接続される一方の前記終端抵抗の抵抗値を、前記レーザダイオードの抵抗値と同等とし、
前記終端グランドに電源を接続し、前記電源により前記負荷に流れるバイアス電流を調整することを特徴とする駆動回路。 - 前記ダミー負荷は、前記負荷と同等の特性を有する抵抗とダイオードからなることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
- 前記終端グランドが、交流的に安定な点である仮想接地であることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
- 前記終端グランドについて、容量によって交流的に接地することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の駆動回路。
- 前記出力部の電位を調整するための低インピーダンスの調整素子が前記終端抵抗に直列に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駆動回路。
- 前記調整素子は電源であることを特徴とする請求項5に記載の駆動回路。
- 前記調整素子はダイオードであることを特徴とする請求項5に記載の駆動回路。
- 前記電源は電流源であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の駆動回路。
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