JP5803174B2 - 駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動回路に関する。
近年、ネットワークの伝送速度の向上および大容量化に伴い、近距離通信や中距離通信に光信号が用いられている。光信号の光源として、小型かつ低消費電力で、直接変調が可能な発光素子が採用されている。発光素子としては、たとえばVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:直共振器面発光レーザ)などのLD(Laser Diode)がある。発光素子を駆動する駆動回路としては、発光素子の駆動信号を差動増幅し、差動増幅した駆動信号によって発光素子を駆動する駆動回路が用いられている(たとえば、下記非特許文献1参照。)。
しかしながら、上述した従来技術では、駆動回路の出力インピーダンスが高く、発光素子の入力インピーダンスと整合しないため、駆動回路と発光素子との間で駆動信号の反射が発生し、高速で駆動することができないという問題がある。たとえば、駆動信号を差動増幅する駆動回路においては、発光素子との接続部からみえるバイアス電流源の抵抗が高いため、発光素子との間でインピーダンスを整合させることが困難である。このため、特に発光素子を高速駆動する場合に、発光素子の光出力波形が劣化する。
開示の駆動回路は、上述した問題点を解消するものであり、駆動対象を高速で駆動することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、負荷であるレーザダイオードを出力部の一方に接続し、出力電流をスイッチする一段もしくは複数段の差動対と、前記負荷に対して直流電流の大きさを調整する電流源と、を備える回路において、前記出力部の他方に接続され、前記レーザダイオードと同等の特性を有するダミー負荷と、前記差動対の両方の出力部間の接続経路に一対で設けられ、互いの接続点が終端グランドとされた抵抗と終端抵抗と、を備え、前記抵抗と前記終端抵抗の対のうち、前記レーザダイオードが接続される出力部からみてバイアス電流源と並列に接続される一方の前記終端抵抗の抵抗値を、前記レーザダイオードの抵抗値と同等とし、前記終端グランドに電源を接続し、前記電源により前記負荷に流れるバイアス電流を調整する、ことを要件とする。
開示の駆動回路によれば、駆動対象を高速で駆動することができるという効果を奏する。
図1−1は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図1−2は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図1−3は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。 図1−4は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例3を示す図である。 図1−5は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例4を示す図である。 図2は、ダミー負荷の具体例を示す図である。 図3−1は、実施の形態2にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図3−2は、図3−1に示した構成例と等価なダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図4−1は、実施の形態3にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図4−2は、図4−1に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図4−3は、図4−2に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図4−4は、図4−2に示したダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。 図4−5は、図4−2に示したダイオード駆動回路の変形例3を示す図である。 図5−1は、実施の形態4にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図5−2は、図5−1に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図5−3は、図5−1に示したダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。 図6は、実施の形態5にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図7−1は、実施の形態6にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図7−2は、図7−1に示したダイオード駆動回路の変形例を示す図である。 図8は、実施の形態7にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図9−1は、実施の形態8にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図9−2は、図9−1に示したダイオード駆動回路の変形例を示す図である。 図10は、実施の形態9にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図11は、実施の形態10にかかる駆動回路の構成例を示す図である。 図12は、実施の形態11にかかる光送信装置の構成例を示す図である。 図13−1は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の動作例を示す図(その1)である。 図13−2は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の動作例を示す図(その2)である。 図13−3は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の動作例を示す図(その3)である。 図13−4は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の動作例を示す図(その4)である。 図13−5は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の動作例を示す図(その5)である。 図14−1は、高速駆動におけるインピーダンス整合を示す図(その1)である。 図14−2は、高速駆動におけるインピーダンス整合を示す図(その2)である。 図15−1は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図15−2は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図15−3は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。 図16−1は、実施の形態13にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図16−2は、実施の形態13にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図17−1は、実施の形態14にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図17−2は、実施の形態14にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図18−1は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図18−2は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図18−3は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。 図19−1は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図19−2は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図19−3は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。 図20−1は、実施の形態17にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。 図20−2は、実施の形態17にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。 図21−1は、インダクタを備えたダイオード駆動回路の構成例を示す図である(その1)。 図21−2は、インダクタを備えたダイオード駆動回路の構成例を示す図である(その2)。 図21−3は、インダクタを備えたダイオード駆動回路の構成例を示す図である(その3)。 図21−4は、インダクタを備えたダイオード駆動回路の構成例を示す図である(その4)。 図22は、出力電圧を制御するダイオード駆動回路の構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1〜11は、出力部に発光素子のアノードが接続されるアノード駆動の構成であり、実施の形態12〜17は、出力部に発光素子のカソードが接続されるカソード駆動の構成である。
<アノード駆動の構成例>
(実施の形態1)
図1−1は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図1−1に示すダイオード駆動回路100は、駆動対象の駆動信号を差動増幅するLTP(Long−Tailed Pair)型の差動増幅回路である。ここでは、駆動対象が発光素子である場合について説明する。ダイオード駆動回路100へ入力される駆動信号は、正相信号および逆相信号(正相信号の反転信号)を含む差動信号である。
図1−1に示すように、ダイオード駆動回路100は、バイアス電流源111,112と、入力部121,122と、トランジスタ131,132と、変調電流源140と、出力部151,152と、ダミー負荷160と、抵抗171,172と、を備えている。バイアス電流源111,112は、電流を流し込む電流源である。バイアス電流源111は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がトランジスタ131に接続されている。バイアス電流源112は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がトランジスタ132に接続されている。
入力部121,122は、差動の駆動信号が入力される差動対の入力部である。具体的には、入力部121には、駆動信号の正相信号が入力される(in)。入力部122には、駆動信号の逆相信号が入力される(inx)。
トランジスタ131およびトランジスタ132は、たとえばBJT(Bipolar Junction Transistor)またはFET(Field Effect Transistor)である。ここでは、トランジスタ131およびトランジスタ132がBJTである場合について説明する。
トランジスタ131のベースは入力部121に接続されている。トランジスタ131のコレクタはバイアス電流源111に接続されている。トランジスタ131のエミッタは変調電流源140に接続されている。トランジスタ132のベースは入力部122に接続されている。トランジスタ132のコレクタはバイアス電流源112に接続されている。トランジスタ132のエミッタは変調電流源140に接続されている。変調電流源140は、トランジスタ131,132から電流を引き込む電流源である。変調電流源140は、一端がトランジスタ131,132に接続され、他端が接地されている。
出力部151,152は、差動の駆動信号を出力する差動対の出力部である。具体的には、出力部151は、バイアス電流源111とトランジスタ131との間に接続されている。出力部151には、駆動対象である発光素子が接続される。出力部151は、駆動信号の正相信号を発光素子へ出力する(out)。出力部152は、バイアス電流源112とトランジスタ132との間に接続されている。出力部152にはダミー負荷160が接続される。出力部152は、駆動信号の逆相信号をダミー負荷160へ出力する(outx)。
ダミー負荷160は、出力部151に接続される駆動対象(発光素子)と同等の負荷を有する。ダミー負荷160は、抵抗161と、ダイオード162と、を含む。抵抗161は、一端が出力部152に接続され、他端がダイオード162に接続されている。ダイオード162は、一端が抵抗161に接続され、他端が接地されている。また、ダイオード162は、出力部151に接続される発光素子と同じダイオード特性を有する。ダイオード特性は、たとえば印加電圧に対して流れる電流の特性である。
抵抗171は、一端がバイアス電流源111とトランジスタ131との間に接続され、他端が抵抗172に接続されている。また、抵抗171は、出力部151よりもバイアス電流源111の側に接続されている。抵抗172は、一端がバイアス電流源112とトランジスタ132との間に接続され、他端が抵抗171に接続されている。また、抵抗172は、ダミー負荷160よりもバイアス電流源112の側に接続されている。なお、抵抗171および抵抗172は、一つの抵抗によって実現してもよい。
これにより、抵抗171とバイアス電流源111は、出力部151からみて並列になる。したがって、バイアス電流源111の抵抗値を∞(無限大)、抵抗171の抵抗値をR1とすると、出力部151からみたバイアス電流源111および抵抗171の抵抗値の総和は(1/∞)+(1/R1)≒(1/R1)の逆数となる。
このため、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと、出力部151に接続された発光素子の入力インピーダンスと、を容易に整合させることができる。たとえば、抵抗171の抵抗値R1を発光素子の抵抗値と同等にすることで、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを整合させることができる。
また、抵抗171,172は、出力部151および出力部152を接続する接続経路となっている。そして、出力部151を発光素子に接続し、出力部152にダミー負荷160を接続することで、正相側と逆相側の負荷が等しくなり、出力部151と出力部152を対称に動作(電位を反転)させることができる。これにより、抵抗171と抵抗172との間のa点を仮想接地(AC的に同電位)の状態にすることができる。
このように、終端抵抗(抵抗171)が接続される、AC的(交流的)に、もしくは後述の実施例のような直接電源やグランドなどの直流的に安定な点のことを、以降、終端グランドと呼ぶことにする。
このように、ダイオード駆動回路100によれば、終端抵抗を終端グランドに接地することで、バイアス電流源111の高抵抗を無視できるようにして出力インピーダンスを低下させることができる。また、ダイオード駆動回路100によれば、差動対の出力部151,152の一方に駆動対象のダミー負荷160を接続することで出力部151,152を対称に動作させ、出力インピーダンスを一定にすることができる。
これにより、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。このため、たとえば発光素子を高速駆動する場合においても、ダイオード駆動回路100と発光素子との接続部分における駆動信号の反射を抑制し、高速で駆動することができる。
また、バイアス電流源111と出力部151との間に抵抗がないため、電圧降下を抑えることができる。これにより、バイアス電流源111,112の電圧設計に余裕を持たせることができるため、低電圧源を用いた回路設計が可能となる。
図1−2は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図1−2において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図1−2に示すように、ダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてバイアス電流源191を調整素子として備えていてもよい。バイアス電流源191は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がa点に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
図1−3は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。図1−3において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図1−3に示すように、ダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えて電源192を調整素子として備えていてもよい。電源192は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がa点に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
図1−4は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例3を示す図である。図1−4において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図1−4に示すように、ダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてダイオード193を調整素子として備えていてもよい。ダイオード193は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がa点に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
図1−5は、図1−1に示したダイオード駆動回路の変形例4を示す図である。図1−5において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図1−5に示すように、ダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えて抵抗194を調整素子として備えていてもよい。抵抗194は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がa点に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
図2は、ダミー負荷の具体例を示す図である。図2に示すように、ダミー負荷160は、たとえば、抵抗161と、トランジスタ201,202と、によって実現することができる。トランジスタ201,202は、図1−1に示したダイオード162に対応する構成である。トランジスタ201のコレクタは抵抗161に接続されている。トランジスタ201のベースはトランジスタ201のコレクタに接続されている(ダイオード接続)。トランジスタ201のエミッタはトランジスタ202のコレクタに接続されている。これにより、トランジスタ201はダイオードとして動作する。
トランジスタ202のコレクタはトランジスタ201のエミッタに接続されている。トランジスタ202のベースはトランジスタ202のコレクタに接続されている(ダイオード接続)。トランジスタ202のエミッタは接地されている。これにより、トランジスタ202はダイオードとして動作する。トランジスタ201およびトランジスタ202のダイオードとしての特性を調整することによって、出力部151に接続される発光素子と同等の負荷を有するダミー負荷160を実現することができる。
(実施の形態2)
図3−1は、実施の形態2にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図3−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成において、バイアス電流源111,112に代えて、正相側と逆相側で共通のバイアス電流源301を設けた構成例である。バイアス電流源301は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端が終端グランド(a点)に接続されている。ここで、終端グランドは実施の形態1と同様、仮想接地の形態をとっている。
したがって、バイアス電流源301の抵抗値が大きくても、抵抗172の抵抗値R2によって、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと駆動するダイオードの入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。これにより、図1−1に示したダイオード駆動回路100と同様に、駆動対象のダイオードを高速で駆動することができる。
図3−2は、図3−1に示した構成例と等価なダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図3−2に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示したダイオード駆動回路100において、バイアス電流源111およびバイアス電流源112の一端を抵抗171および抵抗172の間に接続した構成である。図3−2に示すダイオード駆動回路100は、図3−1に示したダイオード駆動回路100と等価である。
(実施の形態3)
図4−1は、実施の形態3にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図4−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4−1に示すダイオード駆動回路100のように、図1−1に示した構成のうち、終端抵抗を直列に分割する構成としてもよい。
具体的には、ダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えて抵抗401,402を備えている。抵抗401は、バイアス電流源111とトランジスタ131との間に設けられている。抵抗402は、バイアス電流源112とトランジスタ132との間に設けられている。
このように、分割した終端抵抗の一方を終端グランドに接地することで、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。また、図4−1に示した構成において、図1−2〜図1−5に示した直流電流をコントロールする調整素子を電源とa点との間に設けてもよい。
図4−2は、図4−1に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図4−2において、図4−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4−2に示すように、抵抗171をバイアス電流源111と並列に接続し、抵抗172をバイアス電流源112と並列に接続する構成としてもよい。この場合は、終端グランド(a点)は電源(電圧源)となる。これにより終端グランドは直接接地される。
図4−3は、図4−2に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図4−3において、図4−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4−3に示すように、バイアス電流源111と電源との間に電源431を設け、バイアス電流源112と電源との間に電源432を調整素子として設ける構成としてもよい。これにより、出力部151の直流電位をコントロールすることができる。
図4−4は、図4−2に示したダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。図4−4において、図4−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4−4に示すように、バイアス電流源111と抵抗401との間にダイオード441を設け、バイアス電流源112と抵抗402との間にダイオード442を調整素子として設ける構成としてもよい。これにより、出力部151の直流電位をコントロールすることができる。
図4−3および図4−4に示すように、低インピーダンスの調整素子を終端抵抗(抵抗171,172)と直列に接続することで、出力部151の直流電位をコントロールすることができる。
図4−5は、図4−2に示したダイオード駆動回路の変形例3を示す図である。図4−5において、図4−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4−5に示すように、図4−2に示した抵抗171に代えて容量451を設け、図4−2に示した抵抗172に代えて容量452を設ける構成としてもよい。この場合は、容量451および容量452によって終端グランドがAC的に接地される。
(実施の形態4)
図5−1は、実施の形態4にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図5−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてダイオード511,521を備えている。ダイオード511,521のそれぞれは、たとえばダイオード162と同等(すなわち発光素子と同等)のダイオード特性を有する。
図5−1に示すダイオード駆動回路100においては、抵抗171は、一端が出力部151に接続され、他端がダイオード511に接続されている。ダイオード511は、一端が抵抗171に接続され、他端が接地されている。このように、抵抗171およびダイオード511は、一端が出力部151に接続され、他端が接地された素子510を構成する。
抵抗172は、一端が出力部152に接続され、他端がダイオード521に接続されている。ダイオード521は、一端が抵抗172に接続され、他端が接地されている。このように、抵抗172およびダイオード521は、一端が出力部152に接続され、他端が接地された素子520を構成する。
このように、一端が出力部151,152のそれぞれに接続され、他端が接地され、ダミー負荷160と同等の負荷を有する各素子(素子510,520)を設ける構成とする。この構成においても、出力部151からみて抵抗171がバイアス電流源111と並列になるため、バイアス電流源111の高抵抗を無視できるようにして出力インピーダンスを低下させることができる。
また、抵抗171,172の一端を接続する終端グランド(a点)は、ダイオードによって直流的に安定な点に接地されることとなり、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、たとえば抵抗171の抵抗値を調整することにより、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
また、ダイオード162と同等のダイオード特性を有するダイオード521を抵抗172の一端に接続することで、ダミー負荷160に流れる電流と、抵抗172およびダイオード521を流れる電流と、をバランスさせることができる。ここで、ダイオード521は終端の電位調整の役割を担っている。もちろん、ダイオードの変わりに電源を使う構成としてもよい。また、ダイオード521と対称な位置にダイオード511を設けることで、出力部151,152を対称に動作させることができる。
また、バイアス電流源111と出力部151との間に抵抗がないため、電圧降下を抑えることができる。これにより、バイアス電流源111の電圧設計に余裕を持たせることができるため、低電圧源を用いた回路設計が可能となる。
図5−2は、図5−1に示したダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図5−2において、図5−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5−2に示すように、図5−1に示したダイオード511に代えて電源531を設け、図5−1に示したダイオード521に代えて電源532を調整素子として設ける構成としてもよい。これにより、終端グランド(a点)の直流電位を調整し、抵抗171,172およびダミー負荷160へ流れる直流電位をコントロールすることができる。
図5−3は、図5−1に示したダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。図5−3において、図5−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5−3に示すように、バイアス電流源111と抵抗171を入れ替えて設け、バイアス電流源112と抵抗172を入れ替えて設ける構成としてもよい。この場合は、バイアス電流源111およびバイアス電流源112は接地される。このように、バイアス電流源111およびバイアス電流源112は、それぞれ出力部151および出力部152と直流的に安定な点としてもよい。
(実施の形態5)
図6は、実施の形態5にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図6において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図6に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えて容量601を備えている。また、図6に示すダイオード駆動回路100においては、抵抗171は、一端がバイアス電流源111に接続され、他端がトランジスタ131に接続されている。抵抗172は、一端がバイアス電流源112に接続され、他端がトランジスタ132に接続されている。
容量601は、一端がバイアス電流源111と抵抗171との間に接続され、他端がバイアス電流源112と抵抗172との間に接続されている。したがって、容量601は、出力部151および出力部152を接続する接続経路となっている。また、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、容量601の両側の点a1と点a2における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。これにより、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
(実施の形態6)
図7−1は、実施の形態6にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図7−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図7−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてインダクタ701を備えている。インダクタ701は、一端がバイアス電流源111に接続され、他端が抵抗171およびトランジスタ131に接続されている。これにより、駆動信号の高周波を跳ね上げ、ダイオード駆動回路100の高速動作が可能になる。
図7−2は、図7−1に示したダイオード駆動回路の変形例を示す図である。図7−2において、図7−1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図7−2に示すように、インダクタ701は、一端がバイアス電流源111および抵抗171に接続され、他端がトランジスタ131に接続されていてもよい。
(実施の形態7)
図8は、実施の形態7にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図8において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてインダクタ801,802を備えている。インダクタ801は、一端が抵抗171に接続され、他端がインダクタ802に接続されている。
インダクタ802は、一端が抵抗172に接続され、他端がインダクタ801に接続されている。なお、インダクタ801,802は一つのインダクタによって実現してもよい。このように、インダクタ801,802は、出力部151と出力部152との接続経路に設けられる。これにより、駆動信号の高周波を跳ね上げ、ダイオード駆動回路100の高速動作が可能になる。
また、インダクタ801,802に流れる電流量は、図7−1に示したインダクタ701に流れる電流量よりも小さいため、インダクタ801,802の線幅を小さくし、長さを長くすることができる。すなわち、同じ占有面積でより大きなインダクタ値を有するインダクタ801,802の設計が可能となり、高周波における跳ね上げ効果をより大きくすることができる。
(実施の形態8)
図9−1は、実施の形態8にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図9−1において、図7−1または図8に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9−1に示すダイオード駆動回路100は、図1−1に示した構成に加えてインダクタ701およびインダクタ801,802を備えている。これにより、駆動信号の高周波をさらに跳ね上げ、ダイオード駆動回路100の高速動作が可能になる。
図9−2は、図9−1に示したダイオード駆動回路の変形例を示す図である。図9−2において、図9−1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9−2に示すように、ダイオード駆動回路100は、図9−1に示した構成のうち、終端抵抗を直列に分割する構成としてもよい(たとえば図4−1参照)。
(実施の形態9)
図10は、実施の形態9にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図10において、図9−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すダイオード駆動回路100は、図9−1に示した構成に加えて容量1001を備えている。容量1001は、一端がインダクタ801とインダクタ802との間のa点に接続され、他端が電圧源(不図示)に接続されている。これにより、a点における電位をさらに安定させ、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとをより容易に整合させることができる。
図7−1〜図10においては、図1−1に示したダイオード駆動回路100にインダクタ701やインダクタ801,802を設ける構成について説明したが、このような構成に限らない。具体的には、上述した各実施の形態にかかるダイオード駆動回路100にインダクタ701やインダクタ801,802を設ける構成としてもよい。
たとえば、図3−1に示したダイオード駆動回路100において、抵抗171とトランジスタ131との間にインダクタ701を設ける構成としてもよい。また、図4−1に示したダイオード駆動回路100において、抵抗171と抵抗401との間または抵抗401とトランジスタ131との間にインダクタ701を設ける構成としてもよい。
(実施の形態10)
図11は、実施の形態10にかかる駆動回路の構成例を示す図である。図11において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示す駆動回路1100は、入力された駆動信号を分岐し、分岐した各駆動信号に遅延差を与えて合成する駆動回路である。図11に示す駆動回路1100は、遅延回路1121,1122と、増幅回路1131〜1133と、ダイオード駆動回路1140,1150,1160と、を備えている。
駆動回路1100へ入力された駆動信号は、分岐されて遅延回路1121および増幅回路1131へ入力される。遅延回路1121は、入力された駆動信号を遅延量t1だけ遅延させ、遅延させた駆動信号を遅延回路1122および増幅回路1132へ出力する。遅延回路1122は、増幅回路1131から出力された駆動信号を遅延量t2(≒t1)だけ遅延させ、遅延させた駆動信号を増幅回路1133へ出力する。
増幅回路1131は、入力された駆動信号を差動信号にしてダイオード駆動回路1140へ出力する。増幅回路1132,1133は、それぞれ遅延回路1121,1122から出力された駆動信号を差動信号にしてそれぞれダイオード駆動回路1150,1160へ出力する。
ダイオード駆動回路1140は、図1−1に示したダイオード駆動回路100と同様の構成を有する。ただし、ダイオード駆動回路1140は、図1−1に示したダイオード駆動回路100に限らず、上述した各実施の形態にかかるダイオード駆動回路100と同様の構成を有していてもよい。ダイオード駆動回路1140は、増幅回路1131から出力された駆動信号を差動増幅する。具体的には、入力部121には、増幅回路1131から出力された正相信号が入力される(in1)。入力部122には、増幅回路1131から出力された逆相信号が入力される(in1x)。
ダイオード駆動回路1150は、増幅回路1132から出力された駆動信号を差動増幅する。具体的には、ダイオード駆動回路1150は、ダイオード駆動回路1140の構成の一部(たとえばバイアス電流源111,112)を利用したLTP型の差動増幅回路であり、トランジスタ1151,1152と、変調電流源1153と、を備えている。
トランジスタ1151およびトランジスタ1152は、たとえばBJTまたはFETである。ここでは、トランジスタ1151およびトランジスタ1152がBJTである場合について説明する。トランジスタ1151のベースには、増幅回路1132から出力された正相信号が入力される(in2)。トランジスタ1151のコレクタは、ダイオード駆動回路1140のバイアス電流源111とトランジスタ131との間に接続されている。トランジスタ1151のエミッタは変調電流源1153に接続されている。
トランジスタ1152のベースには、増幅回路1132から出力された逆相信号が入力される(in2x)。トランジスタ1152のコレクタは、ダイオード駆動回路1140のバイアス電流源112とトランジスタ132との間に接続されている。トランジスタ1152のエミッタは変調電流源1153に接続されている。変調電流源1153は、トランジスタ1151,1152から電流を引き込む電流源である。変調電流源1153は、一端がトランジスタ1151,1152に接続され、他端が接地されている。
ダイオード駆動回路1160は、増幅回路1133から出力された駆動信号を差動増幅する。具体的には、ダイオード駆動回路1160は、ダイオード駆動回路1140の構成の一部(たとえばバイアス電流源111,112)を利用したLTP型の差動増幅回路であり、トランジスタ1161,1162と、変調電流源1163と、を備えている。
トランジスタ1161およびトランジスタ1162は、たとえばBJTまたはFETである。ここでは、トランジスタ1161およびトランジスタ1162がBJTである場合について説明する。トランジスタ1161のベースには、増幅回路1133から出力された正相信号が入力される(in3)。トランジスタ1161のコレクタは、ダイオード駆動回路1140のバイアス電流源111とトランジスタ131との間に接続されている。トランジスタ1161のエミッタは変調電流源1163に接続されている。
トランジスタ1162のベースには、増幅回路1133から出力された逆相信号が入力される(in3x)。トランジスタ1162のコレクタは、ダイオード駆動回路1140のバイアス電流源112とトランジスタ132との間に接続されている。トランジスタ1162のエミッタは変調電流源1163に接続されている。変調電流源1163は、トランジスタ1161,1162から電流を引き込む電流源である。変調電流源1163は、一端がトランジスタ1161,1162に接続され、他端が接地されている。
これにより、遅延回路1121,1122によって遅延差が与えられた各駆動信号が、それぞれダイオード駆動回路1140,1150,1160によってパワーを調整され、合成されて出力部151から出力される。このため、ダイオード駆動回路1140へ入力された駆動信号の立ち上がり部分および立ち下がり部分を補正(強調または抑制)して発光素子へ出力し、発光素子が生成する光信号の品質を向上させることができる(プリエンファシス)。
このような構成においても、出力部151における出力インピーダンスを低下させるとともに、出力部151,152を対称に動作させ、出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路1140の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させ、高速で駆動することができる。なお、駆動回路1100において、駆動信号を3分岐する構成について説明したが、駆動信号を2つまたは4つ以上に分岐する構成としてもよい。
(実施の形態11)
図12は、実施の形態11にかかる光送信装置の構成例を示す図である。図12に示すように、実施の形態11にかかる光送信装置1200は、ダイオード駆動回路100と、発光素子(発光ダイオード)1210と、を備えている。光送信装置1200は、発光素子1210へ駆動信号を入力することで発光素子1210を直接変調し、光信号を出力する。
具体的には、ダイオード駆動回路100は、光送信装置1200へ入力された駆動信号を整形し、整形した駆動信号を発光素子1210へ出力する。ダイオード駆動回路100は、たとえば図1−1に示したダイオード駆動回路100である。発光素子1210は、たとえばVCSELなどのLDである。発光素子1210は、ダイオード駆動回路100の出力部151から出力された駆動信号(正相信号)によってアノード駆動される。
これにより、ダイオード駆動回路100の出力インピーダンスと発光素子1210の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。このため、たとえば発光素子1210を高速駆動するためにダイオード駆動回路100へ高速の駆動信号を入力した場合でも、ダイオード駆動回路100と発光素子1210との接続部分における駆動信号の反射を抑制し、発光素子1210を高速で駆動することができる。
なお、光送信装置1200のダイオード駆動回路100について、図1−1に示したダイオード駆動回路100を設ける構成について説明したが、光送信装置1200のダイオード駆動回路100には上述した各実施の形態にかかるダイオード駆動回路100を適用することができる。また、図12に示した光送信装置1200のダイオード駆動回路100に代えて、図11に示した駆動回路1100を設けた構成としてもよい。
(ダイオード駆動回路の動作例)
つぎに、ダイオード駆動回路100の動作例について説明する。ここでは、図1−1に示したダイオード駆動回路100の動作例について説明する。
図13−1〜図13−5は、実施の形態1にかかるダイオード駆動回路の動作例を示す図である。図13−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図13−1に示すように、バイアス電流源111,112から流れる電流をIbiasとする。終端抵抗(抵抗171,172)を流れる電流をItermとする。トランジスタ131がスイッチする電流をI1とする。変調電流源140に流れる電流をImodとする。出力部151から出力される電流をIloadとする。
図13−2に示す波形1320は、入力部121へ入力される入力信号を示している。波形1320の縦軸は入力信号の電圧である。図13−3に示す波形1330は、トランジスタ131がスイッチする電流I1を示している。波形1330に示す入力信号に応じて、トランジスタ131がオン/オフされ、変調電流に応じた電流がスイッチされる。電流I1の振幅をImodとする。
図13−4に示す波形1340は、終端抵抗(抵抗171,172)を流れる電流Itermを示している。電流Itermの振幅はImod/2(変調電流の半分)となる。図13−5に示す波形1350は、出力部151から出力される電流Iloadを示している。電流Iloadの振幅はImod/2(変調電流の半分)となる。電流Iloadの振幅のDCレベルは、バイアス電流から終端抵抗を流れるDC電流を引いた値であり、電流Ibias−電流Iterm−Imod/2となる。
図14−1および図14−2は、高速駆動におけるインピーダンス整合を示す図である。図14−1の電流波形1410は、従来のダイオード駆動回路によって生成した高速の駆動信号を参考として示している。電流波形1410に示すように、従来のダイオード駆動回路では、終端抵抗がハイインピーダンスとなってインピーダンスが整合せず、生成される駆動信号が乱れている。
図14−2の電流波形1420は、ダイオード駆動回路100によって生成した高速の駆動信号を示している。電流波形1420に示すように、ダイオード駆動回路100によれば、終端抵抗をAC的に安定させてインピーダンスを整合させ、乱れの少ない駆動信号を生成することができる。
<カソード駆動の構成例>
つぎに、カソード駆動の各実施形態について説明する。以下の各実施形態において、上述したアノード駆動で説明した各実施形態と同じ構成部には同じ符号を付してある。実施の形態12〜実施の形態14は、終端グランドを直接接地した構成例であり、実施の形態15〜実施の形態17は、終端グランドを容量接地した構成例である。
(実施の形態12)
実施の形態12では、終端グランドが仮想接地された構成例を説明する。図15−1は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図15−1に示すダイオード駆動回路1500は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間であり、バイアス電流源111,112と、入力部121,122と、トランジスタ131,132と、変調電流源140と、出力部151,152と、ダミー負荷160と、抵抗171,172と、を備えている。
入力部121,122は、差動の駆動信号が入力される差動対の入力部であり、入力部121には、駆動信号の正相信号が入力される(in)。入力部122には、駆動信号の逆相信号が入力される(inx)。
バイアス電流源111は、一端が出力部151に接続され、他端が接地されている。バイアス電流源112は、一端が出力部152に接続され、他端が接地されている。
トランジスタ131のベースは入力部121に接続されている。トランジスタ131のコレクタは出力151に接続されている。トランジスタ131のエミッタは変調電流源140に接続されている。トランジスタ132のベースは入力部122に接続されている。トランジスタ132のコレクタは出力部152に接続されている。トランジスタ132のエミッタは変調電流源140に接続されている。変調電流源140は、トランジスタ131,132から電流を引き込む電流源である。変調電流源140は、一端がトランジスタ131,132に接続され、他端が接地されている。
出力部151,152は、差動の駆動信号を出力する差動対の出力部である。出力部151には、駆動対象である発光素子が接続される。出力部151は、駆動信号の正相信号を発光素子へ出力する(out)。出力部152にはダミー負荷160が接続される。出力部152は、駆動信号の逆相信号をダミー負荷160へ出力する(outx)。
ダミー負荷160は、出力部151に接続される駆動対象(発光素子)と同等の負荷を有する。ダミー負荷160は、抵抗161と、ダイオード162と、を含む。抵抗161は、一端が電圧源(不図示)に接続され、他端がダイオード162のアノードに接続されている。ダイオード162は、アノードが抵抗161に接続され、カソードが出力部152に接続されている。このダイオード162は、出力部151に接続される発光素子と同じダイオード特性を有する。
抵抗171は、一端が出力部151に接続され、他端が抵抗172に接続されている。抵抗172は、一端が出力部152に接続され、他端が抵抗171に接続されている。なお、抵抗171および抵抗172は、一つの抵抗によって実現してもよい。
これにより、抵抗171とバイアス電流源111は、出力部151からみて並列になる。したがって、バイアス電流源111の抵抗値を∞(無限大)、抵抗171の抵抗値をR1とすると、出力部151からみたバイアス電流源111および抵抗171の抵抗値の総和は(1/∞)+(1/R1)≒(1/R1)の逆数となる。
このため、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路1500の出力インピーダンスと、出力部151に接続された発光素子の入力インピーダンスと、を容易に整合させることができる。たとえば、抵抗171の抵抗値R1を発光素子の抵抗値と同等にすることで、ダイオード駆動回路1500の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを整合させることができる。
また、抵抗171,172は、出力部151および出力部152を接続する接続経路となっている。そして、出力部151を発光素子に接続し、出力部152にダミー負荷160を接続することで、正相側と逆相側の負荷が等しくなり、出力部151と出力部152を対称に動作(電位を反転)させることができる。これにより、抵抗171と抵抗172との間のa点(終端グランド)を仮想接地(AC的に同電位)の状態にすることができる。
このように、ダイオード駆動回路1500によれば、終端抵抗を終端グランドに接地することで、バイアス電流源111の高抵抗を無視できるようにして出力インピーダンスを低下させることができる。また、ダイオード駆動回路1500によれば、差動対の出力部151,152の一方に駆動対象のダミー負荷160を接続することで出力部151,152を対称に動作させ、出力インピーダンスを一定にすることができる。
これにより、ダイオード駆動回路1500の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。このため、たとえば発光素子を高速駆動する場合においても、ダイオード駆動回路1500と発光素子との接続部分における駆動信号の反射を抑制し、高速で駆動することができる。
また、バイアス電流源111と出力部151との間に抵抗がないため、電圧降下を抑えることができる。これにより、バイアス電流源111,112の電圧設計に余裕を持たせることができるため、低電圧源を用いた回路設計が可能となる。
図15−2は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図15−2に示すダイオード駆動回路1500は、電流源の接続点が直流的に安定な点と分割された抵抗の中間点の間としている。このダイオード駆動回路1500は、図15−1に示した構成のうち、終端抵抗を直列に分割している。具体的には、図15−1に示した構成に加えて抵抗401,402を備えている。抵抗401は、出力部151とトランジスタ131との間に設けられている。抵抗402は、出力部152とトランジスタ132との間に設けられている。
このように、分割した終端抵抗の一方を終端グランド(a点)に接地することで、ダイオード駆動回路1500の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
図15−3は、実施の形態12にかかるダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。図15−3に示すダイオード駆動回路1500は、電流源の接続点が直流的に安定な点と終端グランドの間としている。出力部151および出力部152を接続する接続経路上において、バイアス電流源111の一端を抵抗171の一端に接続し、他端を接地している。バイアス電流源112の一端は抵抗172の一端に接続し、他端を接地している。終端グランドは、出力部151および出力部152を接続する接続経路上のa1点,a2点で示した箇所である。
したがって、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路1500の出力インピーダンスと駆動するダイオードの入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。これにより、駆動対象のダイオードを高速で駆動することができる。
(実施の形態13)
実施の形態13では、終端グランドが直接グランドに接続された構成例を説明する。図16−1は、実施の形態13にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図16−1に示すダイオード駆動回路1600は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。図16−1に示すダイオード駆動回路1600は、図15−1に示した抵抗171,172について、一端を出力部151,152に接続し、他端を接地させた構成である。終端グランド(a1点,a2点)が直接接地される。
これにより、抵抗171とバイアス電流源111は、出力部151からみて並列であり、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路1600の出力インピーダンスと、出力部151に接続された発光素子の入力インピーダンスと、を容易に整合させることができる。
図16−2は、実施の形態13にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図16−2に示すダイオード駆動回路1600は、電流源の接続点が直流的に安定な点と分割された抵抗の中間点の間としている。図16−2に示すダイオード駆動回路1600は、終端抵抗を直列に分割し、抵抗401,402を備えている。抵抗401は、出力部151とトランジスタ131との間に設けられている。抵抗402は、出力部152とトランジスタ132との間に設けられている。
また、ダイオード駆動回路1600は、抵抗171,172について、一端を出力部151,152に接続し、他端が接地され、終端グランド(a1点,a2点)が直接接地される。これにより、抵抗171とバイアス電流源111は、出力部151からみて並列であり、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路1600の出力インピーダンスと、出力部151に接続された発光素子の入力インピーダンスと、を容易に整合させることができる。また、分割した終端抵抗の一方を終端グランド(a1点,a2点)に接地することで、ダイオード駆動回路1600の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
(実施の形態14)
実施の形態14では、終端グランドが電源に接続された構成例を説明する。図17−1は、実施の形態14にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図17−1に示すダイオード駆動回路1700は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路1700は、図15−1に示した構成に加えて電源192を調整素子として備えている。電源192は、一端が接地され、他端がa点(終端グランド)に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
図17−2は、実施の形態14にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図17−2に示すダイオード駆動回路1700は、電流源の接続点が直流的に安定な点と分割された抵抗の中間点の間としている。ダイオード駆動回路1700は、図15−2に示した構成に加えて電源192を調整素子として備えている。電源192は、一端が接地され、他端がa点(終端グランド)に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。
(実施の形態15)
実施の形態15では、終端グランドが仮想接地された構成例を説明する。図18−1は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図18−1に示すダイオード駆動回路1800は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路1800は、図15−1に示した構成に加えて容量601を備えている。
容量601は、抵抗171と抵抗172との間に設けられており、この容量601は、出力部151および出力部152を接続する接続経路上に設けられている。また、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、容量601の両側のa1点とa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。これにより、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路1800の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
図18−2は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図18−2に示すダイオード駆動回路1800は、電流源の接続点が直流的に安定な点と分割された抵抗の中間点との間としている。ダイオード駆動回路1800は、図15−2に示した構成に加えて容量601を備えている。
このダイオード駆動回路1800は、図18−1に示した構成のうち、終端抵抗を直列に分割している。具体的には、図18−1に示した構成に加えて抵抗401,402を備えている。抵抗401は、出力部151とトランジスタ131との間に設けられている。抵抗402は、出力部152とトランジスタ132との間に設けられている。このように、分割した終端抵抗の一方を終端グランドに接地することで、ダイオード駆動回路1800の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
また、容量601は、抵抗171と抵抗172との間に設けられており、容量601の両側のa1点とa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。これにより、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路1800の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
図18−3は、実施の形態15にかかるダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。図18−3に示すダイオード駆動回路1800は、電流源の接続点が直流的に安定な点と終端グランドの間としている。ダイオード駆動回路1800は、図15−3に示した構成に加えて容量601を備えている。
この容量601は、出力部151および出力部152を接続する接続経路上に設けられている。また、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、容量601の両側のa1点とa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。これにより、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路1800の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
(実施の形態16)
実施の形態16では、終端グランドが直接グランドに接続された構成例を説明する。図19−1は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図19−1に示すダイオード駆動回路1900は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路1900は、図16−1に示した構成に加えて容量1901,1902を備えている。
抵抗171,172は、一端を出力部151,152に接続し、他端は容量1901,1902を介して接地している。終端グランドa1点は、抵抗171と容量1901の間、終端グランドa2点は、抵抗172と容量1902の間となる。そして、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、容量1901のa1点と容量1902のa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。
抵抗171とバイアス電流源111は、出力部151からみて並列であり、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路1900の出力インピーダンスと、出力部151に接続された発光素子の入力インピーダンスと、を容易に整合させることができる。
図19−2は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図19−2に示すダイオード駆動回路1900は、電流源の接続点が直流的に安定な点と分割された抵抗の中間点の間としている。図19−2に示すダイオード駆動回路1900は、図16−2に示した構成同様に、終端抵抗を直列に分割し、抵抗401,402を備えている。抵抗401は、出力部151とトランジスタ131との間に設けられている。抵抗402は、出力部152とトランジスタ132との間に設けられている。
そして、ダイオード駆動回路1900は、図16−2に示した構成に加えて容量1901,1902を備えている。抵抗171,172は、一端を出力部151,152に接続し、他端は容量1901,1902を介して接地している。終端グランドa1点は、抵抗171と容量1901の間、終端グランドa2点は、抵抗172と容量1902の間となる。
そして、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、a1点とa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。抵抗171とバイアス電流源111は、出力部151からみて並列であり、バイアス電流源111の抵抗値が大きくても、抵抗171の抵抗値R1によって、ダイオード駆動回路1900の出力インピーダンスと、出力部151に接続された発光素子の入力インピーダンスと、を容易に整合させることができる。
図19−3は、実施の形態16にかかるダイオード駆動回路の変形例2を示す図である。図19−3に示すダイオード駆動回路1900は、電流源の接続点が直流的に安定な点と終端グランドの間としている。ダイオード駆動回路1900は、図19−1に示した構成の変形例である。
このダイオード駆動回路1900は、バイアス電流源111の一端を抵抗171と容量1901との間の終端グランド(a1点)に接続し、他端を接地している。また、バイアス電流源112の一端を抵抗172と容量1902との間の終端グランド(a2点)に接続している。このように、容量接地の場合、直流的に安定な点と終端グランドとの間にバイアス電流源を接続してもよい。
(実施の形態17)
実施の形態17では、終端グランドが電源に接続された構成例を説明する。図20−1は、実施の形態17にかかるダイオード駆動回路の構成例を示す図である。図20−1に示すダイオード駆動回路2000は、電流源の接続点が直流的に安定な点と出力部との間としている。ダイオード駆動回路2000は、図17−1に示した構成に加えて、電源192が接続された終端グランド(a点)の両端に容量1901,1902を設けている。
抵抗171は、一端を出力部151に接続し、他端は容量1901を介して、容量1902と電源192に接続している。抵抗172は、一端を出力部152に接続し、他端は容量1902を介して、容量1901と電源192に接続している。
電源192は、一端が接地され、他端がa点(終端グランド)に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。また、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、容量1901と抵抗171の間のa1点と容量1902と抵抗172の間のa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。これにより、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路1800の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
図20−2は、実施の形態17にかかるダイオード駆動回路の変形例1を示す図である。図20−2に示すダイオード駆動回路2000は、電流源の接続点が直流的に安定な点と分割された抵抗の中間点の間としている。ダイオード駆動回路2000は、図17−2に示した構成に加えて、電源192が接続された終端グランド(a点)の両端に容量1901,1902を設けている。
抵抗171は、一端を出力部151に接続し、他端は容量1901を介して、容量1902と電源192に接続している。抵抗172は、一端を出力部152に接続し、他端は容量1902を介して、容量1901と電源192に接続している。また、抵抗401は、出力部151とトランジスタ131との間に設けられている。抵抗402は、出力部152とトランジスタ132との間に設けられている。
電源192は、一端が接地され、他端がa点(終端グランド)に接続されている。これにより、バイアス電流を変化させ、抵抗171,172に流れる直流電流をコントロールすることができる。また、ダミー負荷160を設けて出力部151,152を対称に動作させることで、容量1901と抵抗171の間のa1点と容量1902と抵抗172の間のa2点における電位をAC的に一定(AC的に同電位)の終端グランドにすることができる。これにより、出力部151における出力インピーダンスを一定にすることができる。このため、ダイオード駆動回路2000の出力インピーダンスと発光素子の入力インピーダンスとを容易に整合させることができる。
以上説明したカソード駆動の各構成例(実施の形態12〜17)における動作においてもアノード駆動の動作(図13−2〜図13−5)と同じ波形を得ることができ、終端抵抗をAC的に安定させてインピーダンスを整合させ、乱れの少ない駆動信号を生成することができる。
(インダクタピーキングについて)
図7−1などの上述した実施の形態でも説明したが、各実施の形態1〜17の構成には、さらにインダクタを備えた構成としてもよい。図21−1〜図21−4は、それぞれインダクタを備えたダイオード駆動回路の構成例を示す図である。これらの図はカソード駆動の構成例であるが、アノード駆動についても同様に適用できる。
図21−1に示すダイオード駆動回路2100では、出力部151と出力部152との接続経路上において、終端グランド(a点)に接続された抵抗171,172の間にインダクタ2101,2102を接続している。図21−2に示すダイオード駆動回路2100では、バイアス電流源111と出力部151との間にインダクタ2103を接続している。図21−3に示すダイオード駆動回路2100では、インダクタ2104の一端が抵抗171に接続され、他端がバイアス電流源111およびトランジスタ131に接続されている。
図21−4に示すダイオード駆動回路2100は、これらを組み合わせたものであり、終端グランド(a点)に接続された抵抗171,172の間にインダクタ2101,2102が接続されている。また、インダクタ2104の一端が抵抗171に接続され、他端がバイアス電流源111およびトランジスタ131に接続されている。
上記の各ダイオード駆動回路2100は、インダクタを備えたことにより、駆動信号の高周波を跳ね上げ、ダイオード駆動回路2100の高速動作が可能になる。また、図21−4に示したように、インダクタの数を増やすことにより、各インダクタに流れる電流量を小さくできるようになるため、各インダクタの線幅を小さくし、長さを長くすることができる。すなわち、同じ占有面積でより大きなインダクタ値を有するインダクタの設計が可能となり、高周波における跳ね上げ効果をより大きくすることができるようになる。
(出力電圧の一定化制御について)
つぎに、出力電圧の一定化制御について説明する。この制御は、上記の各実施形態に適用可能である。上記の各実施形態で説明したダイオード駆動回路は、製造プロセスによる固体のバラツキや温度変化等によって負荷(上述したダイオード162)の閾値が変動する。そして、上述した実施形態のうち、終端グランドが電源あるいは直接グランドに接続されたダイオード駆動回路の場合、負荷のバラツキや温度変化等を起因として出力部151,152から出力される電流Iload(図13−1参照)が変動することになる。
図22は、出力電圧を制御するダイオード駆動回路の構成例を示す図である。ダイオード駆動回路2200は、図示のように終端グランドが直接グランドに接続された構成や電源に接続された構成に適用する。このダイオード駆動回路2200の出力部151には、負荷(ダイオード2201)が接続され、出力部152にはダミー負荷160(ダイオード162)が接続される。
出力部151には、出力電圧制御部2202が接続され、出力電圧制御部2202の制御に基づき、レギュレータ等の電源2205は、負荷であるダイオード2201の駆動電圧を可変し、出力部151の出力電圧Voutが一定になるよう制御する。
出力電圧制御部2202は、検出部2203と、制御部2204とを有する。検出部2203は、出力部151の出力電圧Voutを検出する。制御部2204は、検出部2203により検出された検出電圧を所定の基準値と比較し、差分に対応したフィードバック量を電圧制御信号として電源2205に出力する。基準値は、予め設定した基準となる電圧値である。
電源2205は、出力電圧制御部2202から差分の電圧制御信号を受けることにより、差分に対応した電圧値となるよう、電源2205の供給電圧を可変制御する。これにより、ダイオード2201のバラツキや温度変動等が生じても出力部151の出力電圧Voutを設定した基準値となるよう一定化制御できる。制御部2204が出力する電圧制御信号は、出力部152に接続された不図示の電源に対しても同様に制御する。
また、上記構成例では、制御部2204が出力する電圧制御信号の供給先は、負荷2201、ダミー負荷160を駆動する電源2205としたが、電圧制御信号の供給先は、ダイオード駆動回路2200内部のバイアス電流源111,112としたり、終端グランドが接続される電源192としてもよく、同様に出力電圧Voutを一定化制御できる。
以上説明したように、開示の駆動回路によれば、駆動対象はアノード駆動およびカソード駆動にいずれにおいても高速で駆動することができる。なお、上述した各実施の形態においては、ダイオード駆動回路100の駆動対象を発光素子(発光ダイオード)1210とする場合について説明したが、ダイオード駆動回路100の駆動対象は発光素子に限らない。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)負荷であるダイオードを出力部の一方に接続し、出力電流をスイッチする一段もしくは複数段の差動対と、
前記負荷に対して直流電流の大きさを調整する電流源と、
を備える回路において、
前記出力部の他方に接続されたダミー負荷と、
前記差動対の両方の出力部と終端グランドとの間に接続される終端抵抗と、
を備えることを特徴とする駆動回路。
(付記2)前記ダミー負荷は、前記負荷と同等の特性を有することを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記3)前記終端グランドが、電源もしくはグランドであることを特徴とする付記1または2に記載の駆動回路。
(付記4)前記終端グランドが、交流的に安定な点である仮想接地であることを特徴とする付記1または2に記載の駆動回路。
(付記5)前記終端グランドについて、直接接地することを特徴とする付記3または4に記載の駆動回路。
(付記6)前記終端グランドについて、容量によって交流的に接地することを特徴とする付記3または4に記載の駆動回路。
(付記7)前記出力部の電位を調整するための低インピーダンスの調整素子が前記終端抵抗に直列に接続されることを特徴とする付記3に記載の駆動回路。
(付記8)前記調整素子は電源であることを特徴とする付記7に記載の駆動回路。
(付記9)前記調整素子はダイオードであることを特徴とする付記7に記載の駆動回路。
(付記10)前記終端グランドは電源であり、
前記負荷に流れるバイアス電流を調整するための調整素子が前記電源と前記終端グランドとの間に接続されることを特徴とする付記3に記載の駆動回路。
(付記11)前記調整素子は電流源であることを特徴とする付記10に記載の駆動回路。
(付記12)前記調整素子は電源であることを特徴とする付記10に記載の駆動回路。
(付記13)前記調整素子はダイオードであることを特徴とする付記10に記載の駆動回路。
(付記14)前記調整素子は抵抗であることを特徴とする付記10に記載の駆動回路。
(付記15)前記電流源は、直流的に安定な点と、前記差動対のそれぞれの出力部の間に接続されることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記16)前記終端抵抗が、直列に分割され、
前記電流源が、直流的に安定な点と、分割された抵抗の間に接続されることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記17)前記電流源が、直流的に安定な点と、終端グランドの間に接続されることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記18)前記出力部と前記電流源との間に設けられたインダクタを備えることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記19)接地された前記終端抵抗に直列に設けられたインダクタを備えることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記20)前記ダミー負荷は、ダイオード接続されたトランジスタおよび抵抗を含むことを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記21)駆動信号を分岐する分岐部と、
前記分岐部によって分岐された各駆動信号に遅延差を与える遅延回路と、
を備え、
前記遅延回路によって遅延差を与えられた各駆動信号を入力し差動増幅する付記1に記載の駆動回路。
(付記22)前記出力部の電圧を検出する検出部と、
当該検出部により検出された検出電圧を所定の基準値と比較し、差分に基づく電圧制御信号をフィードバック出力し、前記出力部の電圧を一定化する制御部と、
を備えた付記3に記載の駆動回路。
(付記23)前記制御部は、前記電圧制御信号を前記負荷および前記ダミー負荷の駆動電源にフィードバック出力することを特徴とする付記22に記載の駆動回路。
(付記24)前記制御部は、前記電圧制御信号を前記終端グランドが接続される電源にフィードバック出力することを特徴とする付記22に記載の駆動回路。
(付記25)前記制御部は、前記電圧制御信号を前記電流源にフィードバック出力することを特徴とする付記22に記載の駆動回路。
100,1140,1150,1160,1500,1600,1700,1800,1900,2000,2100,2200 ダイオード駆動回路
111,112,191,301 バイアス電流源
121,122 入力部
131,132,201,202,1151,1152,1161,1162 トラン
ジスタ
140,1153,1163 変調電流源
151,152 出力部
160 ダミー負荷
161,171,172,194,401,402 抵抗
162,193,441,442,511,521 ダイオード
192,431,432,531,532 電源
451,452,601,1001,1901,1902 容量
510,520 素子
701,801,802,2101,2102,2103,2104 インダクタ
1100 駆動回路
1121,1122 遅延回路
1131〜1133 増幅回路
1200 光送信装置
1210 発光素子
1320,1330,1340,1350 波形
1410,1420 電流波形
2202 出力電圧制御部
2203 検出部
2204 制御部

Claims (8)

  1. 負荷であるレーザダイオードを出力部の一方に接続し、出力電流をスイッチする一段もしくは複数段の差動対と、
    前記負荷に対して直流電流の大きさを調整する電流源と、
    を備える回路において、
    前記出力部の他方に接続され、前記レーザダイオードと同等の特性を有するダミー負荷と、
    前記差動対の両方の出力部間の接続経路に一対で設けられ、互いの接続点が終端グランドとされた抵抗と終端抵抗と、を備え、
    前記抵抗と前記終端抵抗の対のうち、前記レーザダイオードが接続される出力部からみてバイアス電流源と並列に接続される一方の前記終端抵抗の抵抗値を、前記レーザダイオードの抵抗値と同等とし、
    前記終端グランドに電源を接続し、前記電源により前記負荷に流れるバイアス電流を調整することを特徴とする駆動回路。
  2. 前記ダミー負荷は、前記負荷と同等の特性を有する抵抗とダイオードからなることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記終端グランドが、交流的に安定な点である仮想接地であることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 前記終端グランドについて、容量によって交流的に接地することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の駆動回路。
  5. 前記出力部の電位を調整するための低インピーダンスの調整素子が前記終端抵抗に直列に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駆動回路。
  6. 前記調整素子は電源であることを特徴とする請求項5に記載の駆動回路。
  7. 前記調整素子はダイオードであることを特徴とする請求項5に記載の駆動回路。
  8. 前記電源は電流源であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の駆動回路。
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