JP2002064242A - レーザダイオード駆動方法および回路 - Google Patents

レーザダイオード駆動方法および回路

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JP2002064242A JP2000246601A JP2000246601A JP2002064242A JP 2002064242 A JP2002064242 A JP 2002064242A JP 2000246601 A JP2000246601 A JP 2000246601A JP 2000246601 A JP2000246601 A JP 2000246601A JP 2002064242 A JP2002064242 A JP 2002064242A
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Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
Takeshi Sakamoto
健 坂本
Yasuhiro Ando
泰博 安東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気信号入力が長時間にわたって同じレベル
に留まる場合においても常に安定した光信号を出力させ
る。 【解決手段】 Q2で供給され且つ入力電気信号Vinの
ハイレベル/ローレベルに基づきQ1で断続されるパル
ス駆動電流に、Q4で供給されるバイアス電流を加算し
て信号用レーザダイオードLD1に供給する。Q7で供
給され且つ発振器5の出力で断続されるパルス駆動電流
に、Q8で供給されるバイアス電流を加算して電流制御
用レーザダイオードLD2に供給する。電流制御用レー
ザダイオードLD2の出力光を受光する受光素子PD1
の平均出力信号に基づきQ4とQ8を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1個以上の伝送チ
ャネルを有する光伝送モジュール用のレーザダイオード
駆動方法および回路に関するものであり、特に伝送信号
のパターンに依存せず一定レベルの光出力を得る技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】1個以上の光伝送チャネルを有する光伝
送モジュールにおいては、温度、電源電圧などの環境変
動や発光素子の劣化などにより、光出力レベルが変動し
てしまう。受信側での信号再生を確実に行うためには、
発光素子の光出力レベルをモニタしながらその発光素子
のバイアス電流やパルス駆動電流を適切に調整すること
が必要となる。特に温度による特性変動が大きいレーザ
ダイオードを発光素子として用いる光伝送モジュールで
は、電流調整が必須である。
【0003】そこで、従来の光伝送モジュールでは、信
号伝送に用いる発光素子の直近に受光器を配置して発光
素子の出力光の一部を受光させて電気変換し、得られた
電気信号の値をもとに発光素子のバイアス電流およびパ
ルス駆動電流の双方を自動調整するか、あるいは、どち
らか一方の電流値を固定し、他方を自動調整する方法が
用いられていた。
【0004】図3は従来のレーザダイオード駆動回路の
構成を示す図であり、パルス駆動電流を固定とし、バイ
アス電流を制御する電流制御手段を具備させたものであ
る。LD1は信号用のレーザダイオード、Q1は入力電
気信号Vinのハイレベル/ローレベルによりオン/オフ
されるスイッチトランジスタである。Q2はパルス駆動
電流を供給するためのトランジスタであり、パルス駆動
電流設定抵抗R1により設定された電流を流すトランジ
スタQ3とカレントミラー接続されている。Q4はレー
ザダイオードLD1にバイアス電流を流すためのトラン
ジスタである。PD1はモニタ用の受光素子、1は線形
増幅用の増幅器、2はローパスフィルタ、3は平均値設
定電圧Vmとの差分を増幅する差分増幅器である。4は
電圧制御電流源であり、抵抗R2とダイオード接続のト
ランジスタQ5からなり、そのトランジスタQ5はトラ
ンジスタQ4とカレントミラー接続されている。
【0005】このレーザダイオード駆動回路では、レー
ザダイオードLD1に、抵抗R1で設定されたパルス駆
動電流がトランジスタQ2により供給され、バイアス電
流がトランジスタQ4により供給される。よって、トラ
ンジスタQ1が入力信号Vinのハイレベル/ローレベル
によってオン/オフすることにより、レーザダイオード
LD1からそれに対応したパルス出力光が発生する。
【0006】このパルス出力光の一部は、受光素子PD
1によって受光され電気変換され、増幅器1で線形増幅
され、ローパスフィルタ2で平均値がとられ、差分増幅
器3で平均値設定電圧Vmとの差分が取られて電圧制御
電流源4に入力される。よって、そのレーザダイオード
LD1の平均光出力レベルが一定となるよう、トランジ
スタQ4によるバイアス電流が負帰還制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
レーザダイオード駆動回路では、入力電気信号Vinが長
時間にわたってローレベルに留まった場合、ローパスフ
ィルタ2の出力が次第に低下し、これに伴ってトランジ
スタQ4によるバイアス電流値が増加して、最後には本
来のハイレベル/ローレベルのしきい値を超えてしまう
問題が起こる。逆に、入力電気信号Vinがハイレベルを
維持した場合は、ローパスフィルタ2の出力電圧が高く
なって、バイアス電流が全く流れなくなってしまう。
【0008】したがって、このレーザダイオード駆動回
路では、入力電気信号Vinが適当なサイクルでハイレベ
ル/ローレベルに切り替わることが必要となるため、そ
の電気信号Vinの入力側に8B10Bなどの符号化回路
を付加することが求められていた。
【0009】また、出力光信号のハイレベル/ローレベ
ルを、ピークホールド/ボトムホールド回路を用いて保
持し、電流制御する方法も用いられている。しかし、ピ
ークホールド/ボトムホールド回路内において電圧値を
保持するためにコンデンサを用い、出力光レベルの変動
に追従させるために、コンデンサの電荷を適当な比率で
リークさせることが必要となるため、前記の例と同様
に、長時間にわたって同じ信号レベルが続いた場合に、
バイアス電流/パルス駆動電流が規定の範囲を超えてし
まう現象が起こる。
【0010】このように、従来では、長時間にわたって
ハイレベル/ローレベルが連続する電気信号を光伝送す
ることが困難であった。
【0011】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、電気信号入力が長時間にわたって
同じレベルに留まる場合においても常に安定した光信号
を出力することができるようにしたレーザダイオード駆
動方法および回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の発明のレーザダイオード駆動方法は、入力電気
信号のハイレベル/ローレベルに基づき断続される第1
のパルス駆動電流に第1のバイアス電流を加算して信号
用レーザダイオードに供給するレーザダイオード駆動方
法において、一定周期で断続される第2のパルス駆動電
流に第2のバイアス電流を加算して電流制御用レーザダ
イオードに供給し、該電流制御用レーザダイオードの出
力光を受光する受光素子の出力信号に基づき、前記第
1,第2のバイアス電流の値、および前記第1,第2の
パルス駆動電流の値の少なくとも一方を制御するように
構成した。
【0013】第2の発明のレーザダイオード駆動回路
は、入力電気信号(Vin)のハイレベル/ローレベルに
基づき断続される第1のパルス駆動電流に第1のバイア
ス電流を加算して信号用レーザダイオード(LD1)に
供給するための第1の駆動手段(Q1,Q2,Q4)
と、一定周期で断続される第2のパルス駆動電流に第2
のバイアス電流を加算して電流制御用レーザダイオード
(LD2)に供給するための第2の駆動手段(Q6,Q
7,Q8)と、前記電流制御用レーザダイオード(LD
2)の出力光を受光する受光素子(PD1)の平均出力
信号に基づき前記第1,第2のバイアス電流の値、又は
前記第1,第2のパルス駆動電流の値を制御するための
制御手段(4)と、を具備するよう構成した。
【0014】第3の発明のレーザダイオード駆動回路
は、入力電気信号(Vin)のハイレベル/ローレベルに
基づき断続される第1のパルス駆動電流に第1のバイア
ス電流を加算して信号用レーザダイオード(LD1)に
供給するための第1の駆動手段(Q1,Q2,Q4)
と、一定周期で断続される第2のパルス駆動電流に第2
のバイアス電流を加算して電流制御用レーザダイオード
(LD2)に供給するための第2の駆動手段(Q6,Q
7,Q8)と、前記電流制御用レーザダイオード(LD
2)の出力光を受光する受光素子(PD1)のハイレベ
ル出力信号に基づき前記第1,第2のパルス駆動電流の
値を制御するための第1の制御手段(11)と、前記電
流制御用レーザダイオード(LD2)の出力光を受光す
る受光素子(PD1)のローレベル出力信号に基づき前
記1,第2のバイアス電流の値を制御するための第2の
制御手段(4)と、を具備するよう構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は本発
明の第1の実施の形態のレーザダイオード駆動回路の構
成を示す図であり、パルス駆動電流の値を固定とし、バ
イアス電流の値を制御する場合の例である。
【0016】LD1は信号用のレーザダイオード、Q1
は入力電気信号Vinのハイレベル/ローレベルによりオ
ン/オフされるスイッチトランジスタである。Q2はパ
ルス駆動電流を流すトランジスタであり、パルス駆動電
流設定抵抗R1により設定された電流を流すトランジス
タQ3とカレントミラー接続されている。Q4はレーザ
ダイオードLD1にバイアス電流を流すためのトランジ
スタである。PD1はモニタ用の受光素子、1は線形増
幅用の増幅器、2はローパスフィルタ、3は平均値設定
電圧Vmとの差分を増幅する差分増幅器である。4は電
圧制御電流源であり、抵抗R2とダイオード接続のトラ
ンジスタQ5からなり、そのトランジスタQ5はトラン
ジスタQ4とカレントミラー接続されている。
【0017】以上は前述した図3の構成と同じである
が、本実施形態では、これに加えて、電流制御用のレー
ザダイオードLD2、スイッチ用トランジスタQ6、ト
ランジスタQ3とカレントミラー接続されたパルス駆動
電流供給用トランジスタQ7、トランジスタQ5とカレ
ントミラー接続されたバイアス電流供給用トランジスタ
Q8を設けている。電流制御用のレーザダイオードLD
2は、信号用のレーザダイオードLD1と同一チップ上
又は直近に同一環境条件となるように配置されている。
【0018】スイッチ用トランジスタQ6には発振器5
によって一定周波数の電気信号が供給され、常時オン/
オフするようになっている。
【0019】なお、図1と請求項2の対応関係では、ト
ランジスタQ1,Q2,Q4は信号用レーザダイオード
LD1を駆動する第1の駆動手段を構成する。また、ト
ランジスタQ6,Q7,Q8は電流制御用レーザダイオ
ードLD2を駆動する第2の駆動手段を構成する。ま
た、電圧制御電流源4はトランジスタQ4,Q8に流れ
るバイアス電流の値を制御する制御手段を構成する。
【0020】本実施形態のレーザダイオード駆動回路で
は、信号用のレーザダイオードLD1に、抵抗R1で設
定されたパルス駆動電流がトランジスタQ2により供給
され、電圧制御電流源4によって設定されたバイアス電
流がトランジスタQ4により供給される。よって、トラ
ンジスタQ1が入力電気信号Vinのハイレベル/ローレ
ベルによってオン/オフすることにより、レーザダイオ
ードLD1からそれに対応したパルス出力光が発生す
る。
【0021】また、電流制御用のレーザダイオードLD
2にも、抵抗R1で設定されたパルス駆動電流がトラン
ジスタQ7により供給され、電圧制御電流源4によって
設定されたバイアス電流がトランジスタQ8により供給
される。よって、トランジスタQ6が発振器5の出力信
号によって同一周期でオン/オフすることにより、レー
ザダイオードLD2からそれに対応したパルス出力光が
発生する。
【0022】このレーザダイオードLD2から出力する
一定の周波数のパルス光は、受光素子PD1によって受
光され電気変換され、増幅器1で線形増幅され、ローパ
スフィルタ2で平均値がとられ、差分増幅器3で平均値
設定電圧Vmとの差分が取られて電圧制御電流源4に入
力される。よって、レーザダイオードLD2用のトラン
ジスタQ8によるバイアス電流の値が負帰還制御され
る。このとき、トランジスタQ4によるレーザダイオー
ドLD1用のバイアス電流の値も同様に制御される。
【0023】この場合、負帰還制御ループにレーザダイ
オードLD1の出力光は含まれず、レーザダイオードL
D2の出力光のみが含まれるので、トランジスタQ1に
入力する電気信号Vinが同一レベルに長時間にわたって
留まる場合でも、バイアス電流制御がその影響を受ける
ことはなく、信号用のレーザダイオードLD1の光出力
を安定化させることができる。
【0024】[第2の実施形態]図2は本発明の第2の
実施の形態のレーザダイオード駆動回路の構成を示す図
であり、パルス駆動電流の値の制御とバイアス電流の値
の制御を個別に行う場合についてのものである。図1の
回路で説明したものと同じものには同じ符号を付してい
る。
【0025】図2において、6はタイミング制御回路で
あり、発振器5の出力パルスのハイレベルからローレベ
ルに遷移する直前(つまり、ハイレベル)のタイミング
パルスを発生する。7は別のタイミング制御回路であ
り、発振器5の出力パルスをインバータ8で反転したパ
ルスを入力し、その発振器5の出力パルスのローレベル
からハイレベルに遷移する直前(つまり、ローレベル)
のタイミングパルスを発生する。9はサンプルホールド
回路であり、一方のタイミング制御回路6からのタイミ
ングパルスをサンプルパルスとして入力し、増幅器1か
らの出力信号をサンプルしてホールドする。10は別の
サンプルホールド回路であり、他方のタイミング制御回
路7からのタイミングパルスをサンプルパルスとして入
力し、増幅器1からの出力信号をサンプルしてホールド
する。11はサンプルホールド回路9の出力電圧をパル
ス駆動電流設定電圧Vpと比較してその差分をとる差分
増幅器、12はこの差分増幅器11の出力電圧によって
トランジスタQ2,Q7にパルス駆動電流を流すための
電流を発生する電圧制御電流源である。この電圧制御電
流源12は抵抗R3とダイオード接続のトランジスタQ
9から構成され、このトランジスタQ9はトランジスタ
Q2とカレントミラー接続されている。13はサンプル
ホールド回路10の出力電圧をバイアス電流設定電圧V
bと比較してその差分をとる差分増幅器であり、その出
力が電圧制御電流源4に入力している。
【0026】なお、図2と請求項3の対応関係では、ト
ランジスタQ1,Q2,Q4は信号用レーザダイオード
LD1を駆動する第1の駆動手段を構成する。また、ト
ランジスタQ6,Q7,Q8は電流制御用レーザダイオ
ードLD2を駆動する第2の駆動手段を構成する。ま
た、電圧制御電流源4はトランジスタQ4,Q8に流れ
るバイアス電流の値を制御する第1の制御手段を構成す
る。さらに、電圧制御電流源12はトランジスタQ2,
Q7に流れるパルス駆動電流の値を制御する第2の制御
手段を構成する。
【0027】本実施形態のレーザダイオード駆動回路で
は、信号用のレーザダイオードLD1に、電圧制御電流
源12で設定されたパルス駆動電流がトランジスタQ2
により供給され、電圧制御電流源4で設定されたバイア
ス電流がトランジスタQ4により供給される。よって、
トランジスタQ1が入力電気信号Vinのハイレベル/ロ
ーレベルによってオン/オフすることにより、レーザダ
イオードLD1からそれに対応したパルス出力光が発生
する。
【0028】また、電流制御用のレーザダイオードLD
2にも、電圧制御電流源12で設定されたパルス駆動電
流がトランジスタQ7により供給され、電圧制御電流源
4で設定されたバイアス電流がトランジスタQ8により
供給される。よって、トランジスタQ6が発振器5の出
力信号によって同一周期でオン/オフすることにより、
レーザダイオードLD2からそれに対応したパルス出力
光が発生する。
【0029】このレーザダイオードLD2から出力する
一定周波数のパルス光は、受光素子PD1によって受光
され電気変換され、増幅器1で線形増幅され、サンプル
ホールド回路9,10に取り込まれる。
【0030】一方のサンプルホールド回路9では、増幅
器1の出力信号のうちのハイレベルの信号をサンプリン
グしてホールドし、差分増幅器11に送るので、そのハ
イレベル信号とパルス駆動電流設定電圧Vpとの差分に
相当する電流が電圧制御電流源12で得られて、これが
トランジスタQ2によりパルス駆動電流としてレーザダ
イオードLD1に供給され、またトランジスタQ7によ
りパルス駆動電流としてレーザダイオードLD2に供給
される。
【0031】他方のサンプルホールド回路10では、増
幅器1の出力信号のうちのローレベルの信号をサンプリ
ングしてホールドし、差分増幅器13に送るので、その
ローレベル信号とバイアス電流設定電圧Vbとの差分に
相当する電流が電圧制御電流源4で得られて、これがト
ランジスタQ4によりバイアス電流としてレーザダイオ
ードLD1に供給され、またトランジスタQ8によりバ
イアス電流としてレーザダイオードLD2に供給され
る。
【0032】このように、電流制御用のレーザダイオー
ドLD2の出力光を負帰還制御するループによって得ら
れた当該レーザダイオードLD2用のパルス駆動電流と
バイアス電流が、信号用のレーザダイオードLD1用に
パルス駆動電流とバイアス電流としても供給されるの
で、トランジスタQ1に入力する電気信号Vinが同一レ
ベルに長時間にわたって留まる場合でも、パルス駆動電
流およびバイアス電流がその影響を受けることはなく、
信号用のレーザダイオードLD1の光出力を安定化させ
ることができる。また、信号用のレーザダイオードLD
1の出力光信号のハイレベルとローレベルの値を常に一
定値に制御できることから、受信側でのハイレベル/ロ
ーレベルの信号識別が容易になる。
【0033】なお、サンプルホールド回路9,10に
は、電圧をホールドするためのコンデンサが必要になる
が、発振器5が一定周波数f=1/ΔTで動作してお
り、したがって、周期ΔT毎に必ずサンプル状態になる
ことから、LSI上に無理なく実現できるホールド用コ
ンデンサでも本構成を実現できる。
【0034】[その他の実施形態]なお、第1の実施形
態では、受光素子PD1の出力信号に基づきトランジス
タQ4,Q8を制御してバイアス電流を制御したが、こ
のバイアス電流は一定の電流値に固定しておき、受光素
子PD1の出力信号に基づきトランジスタQ2,Q7を
制御してパルス駆動電流の値を制御することもできる。
【0035】また、第1,第2の実施形態では信号用の
レーザダイオードLD1を1個として説明したが、これ
を2個以上設ければ並列光伝送モジュールとすることが
できる。この場合は、信号用のレーザダイオードLD
1,トランジスタQ1,Q2,Q4を1組として、これ
を2組以上設け、各組のトランジスタQ2又はQ4を同
様に制御すればよい。
【0036】また、このレーザダイオード駆動回路は、
信号用のレーザダイオードLD1、電流制御用のレーザ
ダイオードLD2、受光素子PD1,抵抗R1等を除い
た回路として1チップにLSI化することができる。そ
の除いた素子は外付けとする。このときは、それらを接
続するための接続端子を設ける。
【0037】
【発明の効果】以上から本発明によれば、任意の電気信
号入力に対して安定した光信号を出力できる光伝送モジ
ュールを実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のレーザダイオード
駆動回路の回路図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態のレーザダイオード
駆動回路の回路図である。
【図3】 従来のレーザダイオード駆動回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
LD1:信号用のレーザダイオード、LD2:電流制御
用のレーザダイオード、PD1:受光素子、Q1〜Q
9:トランジスタ、R1〜R3:抵抗 1:増幅器、2:ローパスフィルタ、3:差分増幅器、
4:電圧制御電流源、5:発振器、6,7:タイミング
制御回路、8:インバータ、9,10:サンプルホール
ド回路、11:差分増幅器、12:電圧制御電流源、1
3:差分増幅器
フロントページの続き (72)発明者 安東 泰博 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AB21 GA03 GA12 GA24 GA38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電気信号のハイレベル/ローレベルに
    基づき断続される第1のパルス駆動電流に第1のバイア
    ス電流を加算して信号用レーザダイオードに供給するレ
    ーザダイオード駆動方法において、 一定周期で断続される第2のパルス駆動電流に第2のバ
    イアス電流を加算して電流制御用レーザダイオードに供
    給し、該電流制御用レーザダイオードの出力光を受光す
    る受光素子の出力信号に基づき、前記第1,第2のバイ
    アス電流の値、および前記第1,第2のパルス駆動電流
    の値の少なくとも一方を制御するようにしたことを特徴
    とするレーザダイオード駆動方法。
  2. 【請求項2】入力電気信号のハイレベル/ローレベルに
    基づき断続される第1のパルス駆動電流に第1のバイア
    ス電流を加算して信号用レーザダイオードに供給するた
    めの第1の駆動手段と、 一定周期で断続される第2のパルス駆動電流に第2のバ
    イアス電流を加算して電流制御用レーザダイオードに供
    給するための第2の駆動手段と、 前記電流制御用レーザダイオードの出力光を受光する受
    光素子の平均出力信号に基づき前記第1,第2のバイア
    ス電流の値、又は前記第1,第2のパルス駆動電流の値
    を制御するための制御手段と、 を具備することを特徴とするレーザダイオード駆動回
    路。
  3. 【請求項3】入力電気信号のハイレベル/ローレベルに
    基づき断続される第1のパルス駆動電流に第1のバイア
    ス電流を加算して信号用レーザダイオードに供給するた
    めの第1の駆動手段と、 一定周期で断続される第2のパルス駆動電流に第2のバ
    イアス電流を加算して電流制御用レーザダイオードに供
    給するための第2の駆動手段と、 前記電流制御用レーザダイオードの出力光を受光する受
    光素子のハイレベル出力信号に基づき前記第1,第2の
    パルス駆動電流の値を制御するための第1の制御手段
    と、 前記電流制御用レーザダイオードの出力光を受光する受
    光素子のローレベル出力信号に基づき前記1,第2のバ
    イアス電流の値を制御するための第2の制御手段と、 を具備することを特徴とするレーザダイオード駆動回
    路。
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