JPH11248748A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JPH11248748A
JPH11248748A JP5363898A JP5363898A JPH11248748A JP H11248748 A JPH11248748 A JP H11248748A JP 5363898 A JP5363898 A JP 5363898A JP 5363898 A JP5363898 A JP 5363898A JP H11248748 A JPH11248748 A JP H11248748A
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JP
Japan
Prior art keywords
probe
circuit board
printed circuit
conductive adhesive
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP5363898A
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English (en)
Inventor
Kenji Yoshida
健嗣 吉田
Akio Kojima
昭夫 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速試験を可能とする。 【解決手段】 信号用の探針Aの両端部を除く部分を絶
縁体31で覆い、その覆われた部分を保持台32に導電
性接着剤34によって接着する。グランド用の探針B
は、その先端部を除く部分を同様に導電性接着剤34に
よって保持台32に接着する。保持台32は導電材より
なり、プリント基板11のグランド電極33と導通され
る。信号用の探針Aを所望のインピーダンスに整合させ
ることができ、グランド用の探針Bのインピーダンスを
下げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はICウェハの試験
において、試験すべきICウェハを試験装置のテストヘ
ッドに電気的に接続するために用いるプローブカードに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプローブカードの従来構造の一
例を図5を参照して説明する。この図5に示したプロー
ブカードはいわゆる水平探針型のもので、プリント基板
11に、その板面とわずかに傾斜して、つまりほぼ寝た
状態で探針12が取り付けられたものとなっている。
【0003】探針12は図においては左右各1本しか示
していないが、中心線Lを中心としてほぼ放射方向に多
数配列されている。各探針12はその先端が試験すべき
ICウェハ(図示せず)の端子電極の配列と対応して配
列され、他方、基端はそれぞれプリント基板11にハン
ダ付けされて取り付けられている。探針12は例えばタ
ングステンやタングステン合金によって形成されてい
る。
【0004】プリント基板11は多層配線板とされて、
所要数の信号伝送用の配線パターン13及びグランド層
パターン14が形成されており、配線パターン13及び
グランド層パターン14はそれぞれスルーホール15を
介してプリント基板11上に設けられた信号電極16及
びグランド電極17に接続されている。テストヘッド
(図示せず)はこれら信号電極16及びグランド電極1
7に接続される。
【0005】探針12は対応する配線パターン13ある
いはグランド層パターン14に設けられたスルーホール
15にハンダ付けされる。なお、図においては左側の探
針12は信号用の探針Aとされ、右側の探針12はグラ
ンド用の探針Bとされている。各探針12はその中間部
が保持台18に接着固定される。図中、19は接着剤を
示す。保持台18は例えばセラミック等の絶縁材によっ
て形成され、リング状とされてプリント基板11に設け
られた円形孔21に取り付けられている。なお、保持台
18の探針12接着面は図に示したようにテーパ面とさ
れている。接着剤19には例えばエポキシ樹脂系接着剤
が用いられる。
【0006】上記のような構造とされたプローブカード
22によれば、各探針12はICウェハの対応する端子
電極とそれぞれ良好に接触し、この探針12と配線パタ
ーン13あるいはグランド層パターン14とを介してI
Cウェハがテストヘッドに電気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造を有するプローブカード22においては、探針1
2の全長は例えば30mm程度と長く、そのインダクタ
ンスが大きいため、信号用の探針Aにおいてはその特性
インピーダンスが基板配線などと整合せず、このため測
定周波数は60MHz程度が限界となり、例えば動作周
波数が100MHzを超えるような高速動作するチップ
を、その実動作周波数で試験することができないという
問題があった。
【0008】また、グランド用の探針Bにおいては、そ
の高インピーダンスにより、グランドノイズが大きいも
のとなっていた。この発明の目的は上述した問題点に鑑
み、高速信号伝送を可能とし、高速動作するチップであ
っても、その実動作周波数で正確に試験できるようにし
たプローブカードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、先端が試験すべきICウェハの端子電極と対応して
配列され、基端がプリント基板にそれぞれ取り付けら
れ、かつ電気的に接続されてなる複数の探針を有するプ
ローブカードにおいて、信号用の探針は、その両端部を
除く部分が絶縁体で覆われ、その絶縁体で覆われた部分
が導電性接着剤によって上記プリント基板に接着され、
グランド用の探針は、少なくともその先端部を除いて導
電性接着剤により上記プリント基板に接着され、上記導
電性接着剤は上記プリント基板のグランド電極と導通さ
れている構成とされる。
【0010】請求項2の発明によれば、先端が試験すべ
きICウェハの端子電極と対応して配列され、基端がプ
リント基板にそれぞれ取り付けられ、かつ電気的に接続
されてなる複数の探針を有するプローブカードにおい
て、信号用の探針は、その両端部を除く部分が絶縁体で
覆われ、その絶縁体で覆われた部分が上記プリント基板
に取り付けられた保持台に導電性接着剤によって接着さ
れ、グランド用の探針は、少なくともその先端部を除い
て導電性接着剤により上記保持台に接着され、上記保持
台は導電材よりなり、上記プリント基板のグランド電極
と導通されている構成とされる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。なお、図5と対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図1はこ
の発明の一実施例を示したものである。探針12は図5
と同様、中心線Lを中心としてほぼ放射方向に多数(例
えば500本)配列されているが、図においては左側を
信号用の探針Aとし、右側をグランド用の探針Bとし
て、左右各1本のみ示している。
【0012】信号用の探針Aは、ICウェハ(図示せ
ず)の端子電極と接触する先端部及びプリント基板11
に取り付けられる基端部を除く部分が絶縁体31によっ
て被覆される。この絶縁体31は例えばテフロン樹脂等
をコーティングすることによって形成される。プリント
基板11の円形孔21に取り付けられるリング状の保持
台32は導電材によって形成され、例えばステンレスや
銅等の金属製とされる。プリント基板11の、保持台3
2と対接する板面には図に示したようにグランド電極3
3が形成されており、グランド電極33はスルーホール
15によりグランド層パターン14に接続されている。
【0013】保持台32は例えばネジ止めによりプリン
ト基板11に取り付けられ、この際グランド電極33と
圧接されて導通される。保持台32のテーパ面は、その
傾きが探針12の傾きに沿うようにされ、かつその幅が
信号用の探針Aの絶縁体31被覆領域とほぼ対応する長
さとされる。各探針12は導電性接着剤34によって保
持台32に接着される。この際、信号用の探針Aは、そ
の絶縁体31によって覆われた部分が接着される。これ
により、図2に示したように、信号用の探針Aは、その
中間部が絶縁体31及び導電性接着剤34によって順次
囲まれた構造となる。なお、これら絶縁体31及び導電
性接着剤34によって囲まれない基端部の長さは極力短
かくした方が好ましい。
【0014】グランド用の探針Bは、この例ではその保
持台32と対向する中間部が導電性接着剤34によって
保持台32に接着されているが、例えばその基端側まで
接着されていてもよく、つまり少なくともその先端部を
除いて接着される構造とされる。なお、図1に示したよ
うにプリント基板11の、グランド用の探針Bがハンダ
付けされる部分にはグランド層パターン14と導通する
スルーホールを必ずしも設けなくてもよい。
【0015】上記のような構造とされたプローブカード
35によれば、信号用の探針Aは、その中間部が絶縁体
31を介してグランド導体に囲まれたものとなる。従っ
て、この部分の特性インピーダンスは絶縁体31の厚さ
及び比誘電率により決定され、それらを選定することに
より所望のインピーダンスを得ることができ、つまり5
0Ωに整合させることができる。また、グランド用の探
針Bのインピーダンスを大幅に下げることができる。
【0016】各探針12の長さは例えば25mmとさ
れ、また導電性接着剤34によって接着されていない信
号用の探針Aの先端部の長さa及びグランド用の探針B
の先端部の長さbは共に例えば5mmとされる。a,b
をこのような値とすることにより、ICウェハの端子電
極と接触する際の所要の可撓性が得られると共に、探針
12による高速信号伝送が可能となり、例えば300M
Hzを超える高速試験が可能となる。
【0017】図3は保持台32を用いることなく、探針
12を導電性接着剤34によって直接プリント基板11
に接着するようにしたプローブカードを示したものであ
る。この例では、信号用の探針Aの絶縁体31で覆われ
た部分及びグランド用の探針Bの先端部を除く部分が導
電性接着剤34によりプリント基板11に直接接着さ
れ、その板面に形成されたグランド電極33と導通され
た構成とされる。
【0018】次に、垂直探針型のプローブカードに対す
るこの発明の実施例について図4を参照して説明する。
なお、図1と対応する部分には同一符号を付してある。
この例では導電材よりなる保持台32は直方体状とさ
れ、各探針12に対応する複数の貫通孔41を有するも
のとされる。保持台32は例えばネジ止めされてプリン
ト基板11に取り付けられ、プリント基板11に形成さ
れているグランド電極33と圧接されて導通される。プ
リント基板11の、保持台32と対向する部分には孔4
2が形成されている。
【0019】探針12はプリント基板11の板面に対
し、垂直方向に立設され、先端部が例えば格子状に配列
される。なお、図4においては信号用の探針Aとグラン
ド用の探針Bとを各1本のみ示し、他は省略している。
探針12は基端側がU字状に折り曲げられており、その
基端がプリント基板11の保持台32取り付け面と反対
側の板面に形成されている電極43にハンダ付けされて
取り付けられる。中間部はプリント基板11の孔42及
び保持台32の貫通孔41を挿通され、先端部が保持台
32から突出される。なお、この突出された先端部は図
に示したように、所要の可撓性を得るべく若干湾曲され
ている。
【0020】信号用の探針Aの貫通孔41内に位置する
部分は絶縁体31によって被覆されており、この部分が
貫通孔41に充填された導電性接着剤34によって保持
台32に接着される。グランド用の探針Bはその貫通孔
41内に位置する部分が同様に導電性接着剤34によっ
て接着される。上記構造により、垂直探針型のプローブ
カードにおいても各探針12の低インピーダンス化が図
られ、高速対応できるものとなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
信号用の探針Aのかなりの部分を所望のインピーダンス
に整合させることができ、またグランド用の探針Bのイ
ンピーダンスを大幅に下げることができる。従って、高
速信号伝送が可能となり、かつグランドノイズを低減で
き、よって例えば300MHzを超えるような高速で動
作するチップであっても、その実動作周波数で正確に試
験することができ、つまりICウェハの試験を高速かつ
正確に行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明の実施例を示す断面図。
【図2】図1における信号用の探針の被覆構造を示す斜
視図。
【図3】請求項1の発明の実施例を示す断面図。
【図4】請求項2の発明の他の実施例を示す断面図。
【図5】従来のプローブカードを示す断面図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が試験すべきICウェハの端子電極
    と対応して配列され、基端がプリント基板にそれぞれ取
    り付けられ、かつ電気的に接続されてなる複数の探針を
    有するプローブカードにおいて、 上記探針のうち、信号用の探針は、その両端部を除く部
    分が絶縁体で覆われ、その絶縁体で覆われた部分が導電
    性接着剤によって上記プリント基板に接着され、 上記探針のうち、グランド用の探針は、少なくともその
    先端部を除いて導電性接着剤により上記プリント基板に
    接着され、 上記導電性接着剤は上記プリント基板のグランド電極と
    導通されていることを特徴とするプローブカード。
  2. 【請求項2】 先端が試験すべきICウェハの端子電極
    と対応して配列され、基端がプリント基板にそれぞれ取
    り付けられ、かつ電気的に接続されてなる複数の探針を
    有するプローブカードにおいて、 上記探針のうち、信号用の探針は、その両端部を除く部
    分が絶縁体で覆われ、その絶縁体で覆われた部分が上記
    プリント基板に取り付けられた保持台に導電性接着剤に
    よって接着され、 上記探針のうち、グランド用の探針は、少なくともその
    先端部を除いて導電性接着剤により上記保持台に接着さ
    れ、 上記保持台は導電材よりなり、上記プリント基板のグラ
    ンド電極と導通されていることを特徴とするプローブカ
    ード。
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