JP2005043281A - プローブカード - Google Patents

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Kunihiro Itagaki
邦弘 板垣
Shigenobu Ishihara
重信 石原
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Abstract

【課題】修理、メンテナンス性の向上を図るとともに、耐ノイズ性に優れるプローブカードを提供すること。
【解決手段】 プローブカード基板11に複数のプローブ12が設けられるプローブカード10であって、各プローブ12は、それぞれ導電体13が被覆されてプローブモジュールとして構成される。複数のプローブモジュールは、被測定デバイスの複数の被接触体にそれぞれ対応して設けられ、各導電体13を介して互いに導通状態とされるように、前記プローブカード基板11に対し固定ブロック15により圧着固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プローブカードに係り、詳しくは、LSI(半導体装置)などその他の基板に対し通電試験を行う際に使用して好適なプローブカードに関するものである。
LSIの製造工程で行われるウェハ試験では、ウェハ基板(以下「基板」という)上に形成された多数のパッドにそれぞれプローブを接触させ、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて種々の特性評価を行う通電試験(プロービングテスト)が行われる。近年の半導体製造技術の進歩により、基板上の1チップ内に集積される回路数は増加の一途をたどり、LSIのパッド数も増大してきている。それに伴い、プローブカードに設けられるプローブ数も増大しており、それら各プローブ間における間隔も益々狭小化されてきている。このようなプローブカードにおいては、該プローブカードとLSIチップ(被測定デバイス)との接触位置の精度を十分に確保すると共に、その接触回数の増加に伴うプローブの劣化ならびに物理的ダメージ等に対する修理やメンテナンス性の向上が要求されている。また、通電試験時の精度向上のニーズに応えるべく、電源電流の増大や高速動作に伴う高周波ノイズの対策が必要となっている。
従来、プローブカードの主たる構造としては、例えば、特許文献1に開示されたものや図12に示すようなカンチレバータイプのものが知られている。図12に示すプローブカード40について説明すると、このプローブカード40は、プローブカード基板41の下面に略円柱状をなす多数のプローブ42が配設されて構成されている。
各プローブ42の基端部は、プローブカード基板41に形成された複数の配線(図示略)に接続されており、同プローブカード基板41周囲のランド(図示略)を介して図示しない試験装置に接続されている。また、各プローブ42の先端部は、LSIチップ(被測定デバイス)に形成されたパッドに接触可能とすべく、所定の進入角度で下方に向かって屈曲形成されている。
さらに、各プローブ42の長手方向略中央部は、プローブカード基板41に対し樹脂部材43により固定され、これにより各プローブ42の先端位置は、それぞれ対応するパッドの位置に対して位置決めがなされる。この樹脂部材43により固定されるプローブ42は、LSIチップ(被測定デバイス)の各辺に形成される複数のパッドに対応して、まとめて固定されるようになっている。このような構成により、各プローブ42と被測定デバイスの各パッドとのそれぞれの接触位置精度の向上を図るようになっている。
特開2002−311052号公報
ところで、プローブカードは、試験対象とするLSIチップ(被測定デバイス)の種類に応じてその構造が多様であり、その製造方法もプローブの針立て段階から一品一様である。このため、プローブカード基板に配設された多数(例えば、数百ピン程度)のプローブのうち、接触回数の増加に伴い劣化したプローブや物理的ダメージを受けたプローブのみを修復あるいは交換する作業は容易ではない。
上記した図12の従来例に示すプローブカード40においては、プローブカード基板41に対し複数のプローブ42が樹脂部材43により直接樹脂固定される。このため、上述した劣化等のある損傷したプローブ42について交換等をするには、プローブ42に付随した樹脂の除去作業に加え、周辺に在る複数のプローブ42の取外しが必要であり、こと煩雑である。このため、修理作業の効率低下及びメンテナンス性の低下を招いていた。
また、近年のLSIの高集積化、高速化の進展に伴って、プローブ数が増大されるとともに、それらの針立てが狭ピッチ化されることに伴い、プローブカード40は、各プローブ42がプローブカード基板41の下面に対し上下に階層構造をなして配されるようになっている。
このようなプローブカード40において、グランド端子と接続されるプローブ42についてのノイズ対策を行う場合、最上層に配置されるプローブ42については、導電材44を介してプローブカード基板11のグランド端子への接続を行うことで、グランド強化を行って耐ノイズ性の向上を図ることができる。しかしながら、その他の中間層或いは下層に配置されるプローブ42については、それらを上記グランド端子と接続することが配線上困難であることから、ノイズ対策を十分に行うことができなかった。また、こうした配線上の制限から、電源端子と接続されるプローブ42についてのノイズ対策を行うことはできなかった。このため、従来の技術では試験時に発生するノイズを効果的に抑えることができず、試験、評価の際に良好な特性を得ることができなかった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、修理、メンテナンス性の向上を図るとともに、耐ノイズ性に優れるプローブカードを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、プローブカード基板に複数のプローブが設けられるプローブカードであって、プローブは、導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成される。そして、被測定デバイスの複数の被接触体に対応して設けられる複数のプローブモジュールは、それぞれ前記導電体を介して互いに導通状態とされるように、前記プローブカード基板に対し固定ブロックにより圧着固定される。この構成によれば、損傷を受けたプローブの交換、修復をモジュール構造体単位で行うことができる。これにより、修理の作業効率ならびにメンテナンス性を向上させ、損傷を受けたプローブの交換作業等を1本のみでも容易に行うことが可能となる。また、各プローブモジュールは、それぞれ導電体を介して互いに導通状態とされることにより、ノイズ対策を被測定デバイスの直近にて効果的且つ容易に行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含む。前記グランド端子用プローブモジュールは、プローブに前記導電体が直接被覆されてなる。また、前記電源端子用プローブモジュール及び前記信号端子用プローブモジュールは、それぞれプローブに前記導電体が絶縁膜を介して被覆されてなる。そして、前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続される。この構成によれば、複数のプローブモジュールが階層構造をなして配置される場合であっても、全てのグランド端子用プローブモジュールに対しグランド補強を行うことができ、試験時の耐ノイズ性を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含む。前記グランド端子用プローブモジュール及び前記電源端子用プローブモジュールは、それぞれプローブに前記導電体が直接被覆されてなる。前記信号端子用プローブモジュールは、プローブに前記導電体が絶縁膜を介して被覆されてなる。そして、前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、前記グランド端子用プローブモジュールと前記電源端子用プローブモジュールとは絶縁シートを介して互いに絶縁され、前記絶縁シートを隔てた前記グランド端子用プローブモジュールを含む側の少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続され、前記絶縁シートを隔てた前記電源端子用プローブモジュールを含む側の少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成された電源端子に対し接続される。この構成によれば、複数のプローブモジュールが階層構造をなして配置される場合であっても、全てのグランド端子用プローブモジュールと電源端子用プローブモジュールに対しグランド補強と電源補強を行うことができる。従って、試験時の耐ノイズ性をより高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記プローブは、互いに分離した第1の導電体と第2の導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成されており、前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含む。前記グランド端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体が直接被覆されるとともに、前記第2の導電体が絶縁膜を介して被覆されてなる。前記電源端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体が絶縁膜を介して被覆されるとともに、前記第2の導電体が直接被覆されてなる。前記信号端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体と前記第2の導電体とがそれぞれ絶縁膜を介して被覆されてなる。そして、前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの第1の導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続され、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの第2の導電体は、前記プローブカード基板に形成された電源端子に対し接続される。この構成によれば、複数のプローブモジュールが階層構造をなして配置される場合であっても、全てのグランド端子用プローブモジュールと電源端子用プローブモジュールに対しグランド補強と電源補強を行うことができる。従って、試験時の耐ノイズ性をより高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記導電体は、断面多角形状に形成される。この構成によれば、それぞれ導電体を接触させて規則的に配置した各プローブモジュールが固定ブロックにより圧着固定される。これにより、被測定デバイスの各パッドの位置に対するプローブの位置決めを極めて容易に行うことができる。
以上記述したように、本発明によれば、修理、メンテナンス性の向上を図るとともに、耐ノイズ性に優れるプローブカードを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、第1の実施の形態のプローブカードを示す全体図である。このプローブカード10はプローブカード基板11を備え、そのプローブカード基板11の下面には断面略円柱状をなす多数のプローブ12が配設されている。
プローブ12は、タングステン、BeCu等の材質で形成されており、その基端部はプローブカード基板11に支持されると共に、同プローブカード基板11に形成された複数の配線(図示略)に接続されている。なお、この配線は、プローブカード基板11の周囲に形成されたランド(図示略)を介して図示しない試験装置に接続される。
各プローブ12は、試験対象となるLSIチップ(被測定デバイス)の4辺に形成された多数のパッド(被接触体)に対し所定の進入角で斜め下方に向かって配され、その先端部は同パッドに対し進入角がさらに大きくなるよう下方に屈曲形成されている。また、各プローブ12は、ピン数の増大及び針立てが狭ピッチ化することに伴い、プローブカード基板11の下面において上下方向に階層構造、本実施の形態においては3層構造をなして配されている。
各プローブ12は、その長手方向略中央部が導電性材料(例えば導電性樹脂や導電性金属など)にてなる導電体13によって被覆されている。ここで、長手方向略中央部とは、プローブカード基板11の下面に対し並行するプローブ12の部分である。なお、本実施の形態では、プローブ12とそれを被覆する導電体13とによってモジュール構造体としてのプローブモジュールが構成される。
各プローブ12は、それを被覆する導電体13が当該プローブ12の周囲の他のプローブ12を被覆する導電体13と互いに接触するように配される。従って、被測定デバイスの各辺にそれぞれ対応して配設された複数のプローブモジュール(以下「プローブモジュール群」(なお、図1には2つのプローブモジュール群を示す)という)毎に、各プローブモジュールは、それぞれ導電体13を介して互いに導通状態とされる。
上記各プローブモジュール群にそれぞれ含まれる複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体13は、導電材14(例えば銅板)を介してプローブカード基板11に形成されているグランド端子(図示略)に接続される。より詳しくは、本実施の形態においては、最上層(プローブカード基板11の下面に直近する位置)に配される少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体13が、導電材14を介して前記グランド端子に接続されるようになっている。
また、上記各プローブモジュール群にそれぞれ含まれる複数のプローブモジュールは、固定ブロック15により圧着固定される。図4に示すように、固定ブロック15は、プローブカード基板11の下面に取着される上板及びその両端の2つの側壁と、両側壁の下端に取着される下板とによって断面枠状に形成され、その枠内部に上記複数のプローブモジュール(プローブモジュール群)が圧着固定されるようになっている。なお、この固定ブロック15としては、樹脂、金属等の材質を用いることができ、これについては特に限定されるものではない。
次に、上記プローブモジュールの具体的構成を図2及び図3を参照しつつ説明する。
上記プローブモジュールは、その機能別に、グランド端子用プローブモジュール12aと、電源端子用プローブモジュール12bと、信号端子用プローブモジュール12cとに分類される。
図2は、グランド端子用プローブモジュール12aの構造図であり、図2(a)は、その単体モジュール図、図2(b)は、図2(a)のA−B断面図を示す。
このグランド端子用プローブモジュール12aは、プローブ12の長手方向略中央部が導電体13により直接被覆されることにより構成されている。なお、導電体13は、断面多角形状、本実施の形態においては、図2(b)に示すように断面平行四辺形状に形成されている。
図3は、信号端子用プローブモジュール12cの構造図であり、図3(a)は、その単体モジュール図、図3(b)は、図3(a)のA−B断面図を示す。なお、電源端子用プローブモジュール12bは、信号端子用プローブモジュール12cと同様な構造であるため、説明を省略する。
この信号端子用プローブモジュール12cは、プローブ12の長手方向略中央部が絶縁膜16により被覆され、さらにその絶縁膜16の表面が上記導電体13により被覆されることにより構成されている。なお、図3(b)に示すように、導電体13は、前記同様、断面平行四辺形状に形成されている。
次に、上記のように構成されたプローブモジュール12a〜12cを、固定ブロック15により圧着固定する際の態様を図4(図1のA−B断面図)を参照しつつ説明する。
前記固定ブロック15により圧着固定されるプローブモジュールの種類(グランド端子用プローブモジュール12a、電源端子用プローブモジュール12b、信号端子用プローブモジュール12c)は、プローブ12の接触対象となる被測定デバイスのパッドに応じて決定される。
本実施の形態では、図4に示すように、例えば、固定ブロック15により圧着固定するプローブモジュール群に、6個のグランド端子用プローブモジュール12a(図では「G」で表記する)と、12個の信号端子用プローブモジュール12c(図では「S」で表記する)とが含まれる場合について説明する。なお、このプローブモジュール群に電源端子用プローブモジュール12bが含まれる場合は、上記したように、その電源端子用プローブモジュール12bの構造としては、上記信号端子用プローブモジュール12cの構造(図3参照)が用いられることになる。
図4に示すように、このプローブモジュール群において、各プローブ12(プローブモジュール)は上記したように3層構造をなして配置される。具体的には、第1層(最下層)と、第2層(中間層)と、第3層(最上層)とに、それぞれ2個のグランド端子用プローブモジュール12aと4個の信号端子用プローブモジュール12cとが配置される。
この際、各導電体13はその断面が略平行四辺形状をなすことから、各プローブモジュール12a,12cは、横方向及び縦方向に互いの導電体13がそれぞれ接触するように規則的に配置される。これにより、各プローブモジュール12a,12cは、それぞれ導電体13を介して互いに導通状態とされる。また、この際各プローブモジュール12a,12cにおけるプローブ12の先端位置は、それぞれ対応する被測定デバイスのパッドの位置に対して等間隔で位置決めされる。
そして、固定ブロック15により圧着固定された各プローブモジュール12a,12cのうち、最上層に位置する少なくとも何れか1つのプローブモジュール(種類は問わない)の導電体13が、導電材14を介してプローブカード基板11のグランド端子(図示略)に接続される(図1参照)。
その結果、このプローブモジュール群の各層に含まれる全てのグランド端子用プローブモジュール12aのプローブ12(6個)に対しグランド補強が施される。これは、上記したように、このプローブモジュール群に含まれる各プローブモジュールが、それぞれ導電体13を介して互いに導通状態とされることによる。
ちなみに、この際信号端子用プローブモジュール12cのプローブ12は、上記絶縁膜16を介して導電体13が被覆されていることにより、グランド端子用プローブモジュール12aのプローブ12とは電気的に分離(絶縁)される。
従って、以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)プローブカード基板11の下面に配設される各プローブ12は、その長手方向略中央部がそれぞれ導電体13により被覆されることによりプローブモジュールとしてそれぞれ構成される。複数のプローブモジュールを含むプローブモジュール群が固定ブロック15によりプローブカード基板11に対し圧着固定されると、各プローブモジュールは、それぞれ導電体13を介して互いに導通状態とされる。このため、プローブモジュール群に含まれる少なくとも何れか1つのプローブモジュールに対しグランド補強が施されることにより、多層構造をなす同モジュール群の全てのグランド端子用プローブモジュール12aに対してグランド補強が施される。従って、このプローブカード10によれば、LSIの動作試験時における耐ノイズ性を高めることが可能であり、試験、評価の特性を向上させることができる。
(2)本実施の形態では、最上層に配置される少なくとも何れか1つのプローブモジュールに対しグランド補強を行うのみで、上記(1)の如く、各層のグランド端子用プローブモジュール12aに対しグランド補強がなされる。従って、ノイズ対策を極めて効果的且つ容易に施すことができる。
(3)本実施の形態では、グランド補強を実質的に各プローブモジュールの導電体13に対し行う態様であるため、全体としてノイズ対策を被測定デバイスの直近で施すことができる。このため、試験時における耐ノイズ性を高めることができる。
(4)本実施の形態では、信号端子用プローブモジュール12c(及び電源端子用プローブモジュール12b)のプローブ12は、その表面に被覆される絶縁膜16によってグランド端子用プローブモジュール12aのプローブ12と電気的に分離される。これにより、グランド補強しないプローブ12については他のプローブ12と絶縁される。
(5)信号端子用プローブモジュール12cについては、そのプローブ12が絶縁膜16を介して、グランド補強された導電体13で覆われる。このため、略同軸構造とすることができ、電磁シールドの効果を得ることができる。これにより、クロストークノイズの影響を軽減して、試験、評価の特性向上に寄与することができる。
(6)本実施の形態では、プローブ12をモジュール構造体(プローブモジュール)として構成し、各プローブモジュールの導電体13を互いに接触させた状態で、固定ブロック15により圧着固定する態様とした。このため、プローブ12とパッド(被接触体)との接触回数の増加に伴いプローブ12が劣化した場合や、摩擦等によってプローブ12が物理的ダメージを受けた場合に、当該プローブ12の交換、修復をモジュール単位で行うことができる。従って、修理の作業効率やメンテナンス性を向上させ、損傷を受けたプローブ12の交換作業等を1本のみでも容易に行うことが可能となる。
(7)本実施の形態では、各プローブモジュールの導電体13を断面略平行四辺形状に形成し、互いの導電体13を接触させて規則的に配置した各プローブモジュールを圧着固定するため、被測定デバイスの各パッドの位置に対するプローブ12の位置決めを極めて容易に行うことが可能である。すなわち、従来では、複数のプローブを直接樹脂固定する構成であることから、樹脂の固まり方が各部位で異なるようなことが少なくなく、こうした場合の位置決め作業が困難であったが、本実施の形態ではこうした問題を生じない。
(8)本実施の形態では、プローブ12をモジュール構造体(プローブモジュール)としたことで、各プローブ12の配置が階層構造をなす場合にも、その配置に制限されずにノイズ対策を施すことが可能であると共に、メンテナンス性にも優れたプローブカード10の実現が可能となる。これにより、プローブ製品のカスタマイズを容易化することに寄与できる。また、一方で、同製品の汎用性、大量生産にも寄与することが可能であり、その結果コストダウンを図ることが可能である。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を上記第1の実施の形態との相違点を中心に図5に従って説明する。なお、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、この第2の実施の形態のプローブカード20は、電源端子用プローブモジュール21(図では「V」で表記する)の構造をグランド端子用プローブモジュール12aと同様の構造(図2参照)とし、且つ、新たな構成要素として絶縁シート22を備えたことが、第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、本実施の形態では、固定ブロック15により圧着固定するプローブモジュール群に電源端子用プローブモジュール21が含まれる場合において、その構造をグランド端子用プローブモジュール12aと同じ構造とする。そして、その電源端子用プローブモジュール21を信号端子用プローブモジュール12cとともに圧着固定する際には、それらのプローブ12が互いに導通状態とならないように、それらの間が絶縁シート22によって電気的に分離される。
以下、その具体的な一構成例を図5を参照しつつ説明すると、本実施の形態において、固定ブロック15により圧着固定するプローブモジュール群の内部には、それを例えば左右に分離する絶縁シート22が中央に配置されている。なお、この絶縁シート22は、例えばポリイミド樹脂により形成されている。
絶縁シート22を隔てた一方の側(図において右側)には、例えば3個のグランド端子用プローブモジュール12a(「G」)と6個の信号端子用プローブモジュール12c(「S」)とが階層構造(3層構造)をなして配置される。また、絶縁シート22を隔てた他方の側(図において左側)には、例えば3個の電源端子用プローブモジュール21(「V」)と6個の信号端子用プローブモジュール12c(「S」)とが階層構造(3層構造)をなして配置される。
そして、絶縁シート22を隔てて前記一方の側に配置された各プローブモジュールのうち、最上層に配置される少なくとも何れか1つのプローブモジュール(種類は問わない)の導電体13は、導電材14を介してプローブカード基板11に形成されているグランド端子(図示略)に接続されるようになっている。
また、絶縁シート22を隔てて前記他方の側に配置された各プローブモジュールのうち、最上層に配置される少なくとも何れか1つのプローブモジュール(種類は問わない)の導電体13は、導電材14を介してプローブカード基板11に形成されている電源端子(図示略)に接続されるようになっている。
このように構成されたプローブカード20では、プローブモジュール群の前記一方の側において、各層に含まれる全てのグランド端子用プローブモジュール12a(この場合3個)に対しグランド補強が施される。さらに、プローブモジュール群の前記他方の側において、各層に含まれる全ての電源端子用プローブモジュール21(この場合3個)に対し電源補強が施される。これは、絶縁シート22を隔てた左右両側において、各プローブモジュールがそれぞれ導電体13を介して互いに導通状態とされていること、且つ絶縁シート22によって左右両側の間が絶縁されていることによる。
従って、以上記述したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、さらに以下の効果を奏する。
(1)電源端子用プローブモジュール21の構造をグランド端子用プローブモジュール12aと同様の構造とし、絶縁シート22を追加する構成のみで、グランド端子用プローブモジュール12aに対するグランド補強に加え、電源端子用プローブモジュール21に対する電源補強を行うことができる。従って、耐ノイズ性をさらに高めて、試験、評価の特性を向上させることができる。
(2)全ての電源端子用プローブモジュール21に対する電源補強をグランド補強と同様、1個所のみ(最上層のみ)で行うだけでも足りるため、ノイズ対策を容易に行うことができる。
(3)電源補強を実質的に各プローブモジュールの導電体13に対し行う態様であるため、全体としてノイズ対策を被測定デバイスの直近で施すことができる。この結果、試験時における耐ノイズ性を高めることができる。
(4)信号端子用プローブモジュール12cのプローブ12は、その表面に被覆される絶縁膜16によってグランド端子用プローブモジュール12a及び電源端子用プローブモジュール21のプローブ12と電気的に分離される。これにより、グランド補強しないプローブ12については他のプローブ12と絶縁される。
(第3の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施の形態を上記第1の実施の形態との相違点を中心に図6〜図11に従って説明する。なお、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6に示すように、この第3の実施の形態のプローブカード30は、各プローブ12の長手方向略中央部に2個所に分離して第1及び第2の導電体13a,13bを被覆し、各プローブモジュールの種類ごとに絶縁膜16を形成する位置を異ならしめた(図7〜図9参照)ことが、第1の実施の形態と異なっている。
詳しくは、図7に示すように、グランド端子用プローブモジュール31aは、プローブ12の長手方向略中央部において、その先端側(図の左側、以下同じ)に第1の導電体13aが同プローブ12に直接被覆され、その基端側(図の右側、以下同じ)に第2の導電体13bが絶縁膜16を介して被覆される。
また、図8に示すように、電源端子用プローブモジュール31bは、プローブ12の長手方向略中央部において、その先端側に第1の導電体13aが絶縁膜16を介して被覆され、その基端側に第2の導電体13bが同プローブ12に直接被覆される。
また、図9に示すように、信号端子用プローブモジュール31cは、プローブ12の長手方向略中央部において、その先端側と基端側とに第1の導電体13aと第2の導電体13bとがそれぞれ絶縁膜16を介して被覆される。
そして、上記プローブモジュール31a〜31cとしてそれぞれ構成された各プローブ12は、図6に示すように、第1の実施の形態と同様、プローブカード基板11に対して固定ブロック15により圧着固定される。この際、最上層にある少なくとも何れか1つのプローブモジュール(種類は問わない)の第1の導電体13aは、導電材14を介してプローブカード基板11のグランド端子(図示略)に接続される。また、最上層にある少なくとも何れか1つのプローブモジュール(種類は問わない)の第2の導電体13bは、導電材14を介してプローブカード基板11の電源端子(図示略)に接続される。
このように構成されたプローブカード30では、図10に示すように、第1の導電体13aが形成される位置において、各層に含まれる全てのグランド端子用プローブモジュール31a(この場合6個)に対してグランド補強が施される。これは、このプローブモジュール群の各プローブモジュールが、それぞれ導電体13aを介して互いに導通状態とされること、且つ、電源端子用プローブモジュール31b及び信号端子用プローブモジュール31cのプローブ12は、絶縁膜16を介して他のプローブ12とは絶縁されることによる。
また、図11に示すように、第2の導電体13bが形成される位置において、各層に含まれる全ての電源端子用プローブモジュール31b(この場合4個)に対して電源補強が施される。これは、このプローブモジュール群の各プローブモジュールが、それぞれ導電体13bを介して互いに導通状態とされること、且つ、グランド端子用プローブモジュール31a及び信号端子用プローブモジュール31cのプローブ12は、絶縁膜16を介して他のプローブ12とは絶縁されることによる。
従って、以上記述したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、さらに以下の効果を奏する。
(1)各プローブ12にそれぞれ第1及び第2の導電体13a,13bを被覆してプローブモジュールを構成し、第1の導電体13aをグランド端子用プローブモジュール31aについてのみプローブ12に直接被覆(他のプローブモジュール31b,31cについては絶縁膜16を介して被覆)する態様とした。これにより、第1の導電体13aをプローブカード基板11のグランド端子に対し接続することで、各層に含まれる全てのグランド端子用プローブモジュール31aに対するグランド補強を、他のプローブモジュール31b,31cとの絶縁を図りながら施すことができる。
(2)また、第2の導電体13bについては、電源端子用プローブモジュール31bについてのみプローブ12に直接被覆(他のプローブモジュール31a,31cには絶縁膜16を介して被覆)する態様とした。これにより、第2の導電体13bをプローブカード基板11の電源端子に対し接続することで、各層に含まれる全ての電源端子用プローブモジュール31bに対する電源補強を、他のプローブモジュール31a,31cとの絶縁を図りながら施すことができる。
(3)本実施の形態では、第2の実施の形態と同様、階層構造をなす各プローブ12(プローブモジュール)について、各層のグランド端子用プローブモジュール31aと電源端子用プローブモジュール31bとに対するグランド補強と電源補強とをそれぞれ1個所のみ(最上層のみ)で行うことが可能である。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施の形態のプローブカード10,20,30において、各プローブ12は、プローブカード基板11の下面に放射状に配設される態様であってもよい。
・上記各実施の形態では、各プローブ12が3層構造をなして配される場合に具体化したが、2層あるいは4層以上をなす場合であってもよい。
・上記各実施の形態では、プローブカード基板11に形成されているグランド端子あるいは電源端子に対して、最上層のプローブモジュールの導電体13を導電材14を介して接続するようにしたが、最上層のものに限らず、任意の個所の導電体13と接続する態様としても構わない。
・上記各実施の形態では、導電体13の断面形状を平行四辺形としたが、これに限定されず、正方形、長方形、六角形などその他の多角形状としても勿論よい。なお、必ずしも多角形状に限定されるものでもない。すなわち、多角形状とするのは、各プローブモジュールの確実な導通状態、固定ブロック15による安定した固定状態、パッドに対する接触位置の位置決めの容易化を図る上で好ましく、これらが満たされるならば、形状は何でもよい。
・第2の実施の形態において、絶縁シート22の配置は、固定ブロック15により圧着固定する各プローブモジュール(プローブモジュール群)を左右に分離するよう配置する態様のみに限定されない。すなわち、プローブモジュール群を上下に分割するよう配置する態様としてもよい。なお、この場合には、絶縁シート22を隔てた上側に例えばグランド端子用プローブモジュール12aを配置し、同絶縁シート22を隔てた下側に例えば電源端子用プローブモジュール21を配置するようにする。
・第3の実施の形態では、各プローブ12に対し互いに分離した第1及び第2の導電体13a,13bを被覆する態様としたが、2種以上の電源電圧に対応したさらなるノイズ対策を図るべく、3箇所以上に分離した導電体をプローブに被覆する態様としてもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(付記1) プローブカード基板に複数のプローブが設けられるプローブカードであって、
前記プローブは、導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成され、それぞれ前記導電体を介して互いに導通状態とされるように、前記プローブカード基板に対し固定ブロックにより圧着固定されることを特徴とするプローブカード。
(付記2) 前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含み、
前記グランド端子用プローブモジュールは、プローブに前記導電体が直接被覆されてなり、
前記電源端子用プローブモジュール及び前記信号端子用プローブモジュールは、それぞれプローブに前記導電体が絶縁膜を介して被覆されてなり、
前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続される
ことを特徴とする付記1記載のプローブカード。
(付記3) 前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含み、
前記グランド端子用プローブモジュール及び前記電源端子用プローブモジュールは、それぞれプローブに前記導電体が直接被覆されてなり、
前記信号端子用プローブモジュールは、プローブに前記導電体が絶縁膜を介して被覆されてなり、
前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、前記グランド端子用プローブモジュールと前記電源端子用プローブモジュールとは絶縁シートを介して互いに絶縁され、
前記絶縁シートを隔てた前記グランド端子用プローブモジュールを含む側の少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続され、
前記絶縁シートを隔てた前記電源端子用プローブモジュールを含む側の少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成された電源端子に対し接続される
ことを特徴とする付記1記載のプローブカード。
(付記4) 前記プローブは、互いに分離した第1の導電体と第2の導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成されるものであり、
前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含み、
前記グランド端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体が直接被覆されるとともに、前記第2の導電体が絶縁膜を介して被覆されてなり、
前記電源端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体が絶縁膜を介して被覆されるとともに、前記第2の導電体が直接被覆されてなり、
前記信号端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体と前記第2の導電体とがそれぞれ絶縁膜を介して被覆されてなり、
前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの第1の導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続され、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの第2の導電体は、前記プローブカード基板に形成された電源端子に対し接続される
ことを特徴とする付記1記載のプローブカード。
(付記5) 前記導電体は、断面多角形状に形成されることを特徴とする付記1乃至4の何れか一記載のプローブカード。
(付記6) 前記プローブは、それぞれ分離した2個所以上に導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成されることを特徴とする付記1記載のプローブカード。
(付記7) 前記複数のプローブモジュールは、前記プローブカード基板に対し階層構造をなして配置されることを特徴とする付記1乃至6の何れか一記載のプローブカード。
(付記8) 前記複数のプローブモジュールは、前記導電体の形状に基づいて、それぞれ対応する被測定デバイスの被接触体に対するプローブの接触位置が位置決めされることを特徴とする付記1乃至7の何れか一記載のプローブカード。
(付記9) プローブカード基板に複数設けられるプローブのモジュール構造であって、
隣接する他のプローブとの間で互いに面が接するように、断面多角形状にてなる導電体がプローブに被覆されてなることを特徴とするプローブのモジュール構造。
第1の実施の形態のプローブカードの全体図である。 第1の実施の形態のグランド端子用プローブモジュールの構造図であり、(a)は単体モジュール構造図、(b)は(a)のA−B断面図を示す。 第1の実施の形態の信号端子用プローブモジュールの構造図であり、(a)は単体モジュール構造図、(b)は(a)のA−B断面図を示す。 図1のA−B断面図である。 第2の実施の形態のプローブカードの断面図である。 第3の実施の形態のプローブカードの全体図である。 第3の実施の形態のグランド端子用プローブモジュールの構造図であり、(a)は単体モジュール構造図、(b)は(a)のC−D断面図、(c)は(a)のE−F断面図を示す。 第3の実施の形態の電源端子用プローブモジュールの構造図であり、(a)は単体モジュール構造図、(b)は(a)のC−D断面図、(c)は(a)のE−F断面図を示す。 第3の実施の形態の信号端子用プローブモジュールの構造図であり、(a)は単体モジュール構造図、(b)は(a)のC−D断面図、(c)は(a)のE−F断面図を示す。 図6のC−D断面図である。 図6のE−F断面図である。 従来例のプローブカードの全体図である。
符号の説明
10,20,30 プローブカード
11 プローブカード基板
12 プローブ
12a,31a プローブモジュール(グランド端子用プローブモジュール)
12b,21,31b プローブモジュール(電源端子用プローブモジュール)
12c,31c プローブモジュール(信号端子用プローブモジュール)
13 導電体
13a 第1の導電体
13b 第2の導電体
15 固定ブロック
16 絶縁膜
22 絶縁シート

Claims (5)

  1. プローブカード基板に複数のプローブが設けられるプローブカードであって、
    前記プローブは、導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成され、それぞれ前記導電体を介して互いに導通状態とされるように、前記プローブカード基板に対し固定ブロックにより圧着固定されることを特徴とするプローブカード。
  2. 前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含み、
    前記グランド端子用プローブモジュールは、プローブに前記導電体が直接被覆されてなり、
    前記電源端子用プローブモジュール及び前記信号端子用プローブモジュールは、それぞれプローブに前記導電体が絶縁膜を介して被覆されてなり、
    前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  3. 前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含み、
    前記グランド端子用プローブモジュール及び前記電源端子用プローブモジュールは、それぞれプローブに前記導電体が直接被覆されてなり、
    前記信号端子用プローブモジュールは、プローブに前記導電体が絶縁膜を介して被覆されてなり、
    前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、前記グランド端子用プローブモジュールと前記電源端子用プローブモジュールとは絶縁シートを介して互いに絶縁され、
    前記絶縁シートを隔てた前記グランド端子用プローブモジュールを含む側の少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続され、
    前記絶縁シートを隔てた前記電源端子用プローブモジュールを含む側の少なくとも何れか1つのプローブモジュールの導電体は、前記プローブカード基板に形成された電源端子に対し接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  4. 前記プローブは、互いに分離した第1の導電体と第2の導電体が被覆されてプローブモジュールとして構成されるものであり、
    前記複数のプローブモジュールは、グランド端子用プローブモジュールと、電源端子用プローブモジュールと、信号端子用プローブモジュールとを含み、
    前記グランド端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体が直接被覆されるとともに、前記第2の導電体が絶縁膜を介して被覆されてなり、
    前記電源端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体が絶縁膜を介して被覆されるとともに、前記第2の導電体が直接被覆されてなり、
    前記信号端子用プローブモジュールは、プローブに前記第1の導電体と前記第2の導電体とがそれぞれ絶縁膜を介して被覆されてなり、
    前記固定ブロックにより圧着固定される複数のプローブモジュールのうち、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの第1の導電体は、前記プローブカード基板に形成されたグランド端子に対し接続され、少なくとも何れか1つのプローブモジュールの第2の導電体は、前記プローブカード基板に形成された電源端子に対し接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  5. 前記導電体は、断面多角形状に形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載のプローブカード。
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