JPH11248501A - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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JPH11248501A
JPH11248501A JP10053263A JP5326398A JPH11248501A JP H11248501 A JPH11248501 A JP H11248501A JP 10053263 A JP10053263 A JP 10053263A JP 5326398 A JP5326398 A JP 5326398A JP H11248501 A JPH11248501 A JP H11248501A
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JP
Japan
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pressure
vortex
pressure sensor
pressure guiding
vortex flowmeter
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JP10053263A
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English (en)
Inventor
Ichizo Ito
一造 伊藤
Yumiko Sugiyama
由美子 杉山
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の測定流体に対して安定な動作が可能
で、耐ノイズ特性が良好な渦流量計を提供する。 【解決手段】 測定管路に挿入された柱状の渦発生体に
より発生する渦周波数を検出して流量を測定する渦流量
計において、前記渦発生体の端部近くの前記測定管路に
この渦発生体を挟んで設けられた第1,第2の導圧孔
と、前記第1の導圧孔に一端が接続される第1の導圧管
と、この第1の導圧管の他端に取付られ管路の外側に設
けられた固定台の一面に固定される第1の圧力センサ
と、前記第2の導圧孔に一端が接続される第2の導圧管
と、この第2の導圧管の他端に取付られ前記固定台の一
面に固定される第2の圧力センサと、前記第1の圧力セ
ンサと前記第2の圧力センサとの出力を演算して前記第
1の圧力センサと前記第2の圧力センサとが検出した管
路振動ノイズを除去する管路振動ノイズ除去回路とを具
備したことを特徴とする渦流量計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の測定流体に
対して安定な動作が可能で、耐ノイズ特性が良好な渦流
量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、特開平3−02061
8号(特願平1−033256号)に示されている。
【0003】管路10は測定流体FLoが流れる管路、
ノズル11は管路10に直角に設けられ円筒状をなす。
渦発生体12は、ノズル11とは間隔を保って、管路1
0に直角に挿入され、台形断面を有し、柱状をなす。
【0004】その一端は、ネジ13により管路10に支
持され、他端はフランジ部14でノズル11にネジ或い
は溶接により固定されている。凹部15は、渦発生体1
2のフランジ部14側に設けられている。
【0005】この凹部15の中には、その底部から順
に、金属製の第1コモン電極16、圧電素子17、電極
板18、絶縁板19、電極板20、圧電素子21がサン
ドイッチ状に配列され、金属製の押圧棒22により、こ
れ等は押圧固定されている。さらに、電極板18からは
リ−ド線23、電極板20からはリ−ド線24が、それ
ぞれ端子A、Bに引き出されている。
【0006】圧電素子17、21は、各圧電素子17、
21の紙面に向かって左側と右側とがそれぞれ逆方向に
分極されており、同じ方向の応力に対して互いに上下の
電極に逆極性の電荷を発生する。
【0007】圧電素子17に発生した電荷は、電極板1
8と接続された端子Aと、台座16を介して接続された
管路10との間に得られ、圧電素子21に発生した電荷
は、電極板20と接続された端子Bと、押圧棒20と接
続された管路10との間に得られる。
【0008】この2個の電極板18、20に発生した電
荷は、図5に示すように電荷増幅器25、26に入力さ
れる。電荷増幅器25の出力と、電荷増幅器26の出力
をボリウム27を介した出力とを、加算器28で加算し
て流量信号を得る。
【0009】この流量信号は、例えば電流出力に変換さ
れて、2線を介して負荷に伝送される(図示せず)。次
に、以上のように構成された渦流量計の動作について図
6と図7を用いて説明する。
【0010】流体が管路10の中に流れると、渦発生体
12に矢印Fで示した方向にカルマン渦による振動が発
生する。この振動により渦発生体12には、図6(a)
に示すような応力分布と、この逆の応力分布の繰返しが
生じる。
【0011】各圧電素子17、21には、図6(a)に
示す渦周波数を持つ信号応力に対応した電荷+Q、−Q
の繰返しが生じる。なお、図6においては、説明の便宜
のため、電極板18或いは21を紙面に対して左右に2
つに分割し、かつ上下の一方の電極は台座16あるいは
押圧棒22に相当するものとしてある。
【0012】一方、管路10にはノイズとなる管路振動
も生じる。この管路振動は流体の流れと同じ方向の抗
力方向、流体の流れとは直角方向の揚力方向、渦発
生体の長手方向の3方向成分に分けられる。
【0013】このうち、抗力方向の振動に対する応力分
布は、図6(b)に示すようになり、1個の電極内で正
負の電荷は打ち消されて、ノイズ電荷は発生しない。ま
た、長手方向の振動に対しては、図6(c)に示すよう
に電極内で打ち消されて、抗力方向と同様にノイズ電荷
は発生しない。
【0014】しかし、揚力方向の振動は、信号応力と同
一の応力分布となり、ノイズ電荷が生じる。そこで、こ
のノイズ電荷を消去するために、以下の演算を実行す
る。
【0015】圧電素子17、21の各電荷をQ1、Q2
信号成分をS1、S2、揚力方向のノイズ成分をN1、N2
とし、圧電素子17、21で分極を逆とするとQ1、Q2
は次式で示される。 Q1=S1+N1 −Q2=−S2−N2
【0016】ただし、S1とS2、N1とN2のベクトル方
向は同じである。ここで、圧電素子17,21の信号成
分とノイズ成分の関係は、図7(この図は揚力方向のノ
イズと、信号に対する渦発生体の曲げモ−メントの関係
を示す)に示すようになっている。
【0017】従って、図5に示すように、圧電素子17
側の電荷増幅器25の出力を、加算器28で加算する際
に、ボリウム27と共にN1/N2倍して、圧電素子21
側の電荷増幅器26の出力と加算すると、 Q1−Q2(N1/N2)=S1−S2(N1/N2) となり管路ノイズは除去される。
【0018】そして、第1コモン電極16、圧電素子1
7、電極板18、絶縁板19、電極板20、圧電素子2
1は、凹部15に押圧棒22で押圧固定されている。
【0019】ここで、渦発生体12と第1コモン電極1
6、圧電素子17、電極板18、絶縁板19、電極板2
0、圧電素子21、押圧棒22との温度膨脹を等しくし
ておけば、測定流体温度が変化しても、初期の押付け力
は変化しないので、問題は無い。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図4従来例の特徴は、
カルマン渦と管路振動による曲げモーメントの分布に、
差異があることにある。このため、応力検出部は、渦発
生体12の上部に一体で構成される。
【0021】このことから、圧電素子17,21の温度
は、測定流体FLoの温度になることから、キュリー温
度が高い圧電素子材料が選択される。
【0022】しかし、例えば、300℃以上で長期間使
用する場合は、キュリー温度は450℃以上が必要とな
り、現状では、圧電定数の小さいニオブサンリチュウム
材の単結晶等に材料の選択が制限される。
【0023】また、高温による絶縁抵抗の劣化も発生す
る。以上の事から、感度の低下は避けられず、高温の測
定流体FLoの測定においては、長期安定な動作を維持
することは難しかった。
【0024】本発明は、この問題点を解決するものであ
る。本発明の目的は、高温の測定流体に対して安定な動
作が可能で、耐ノイズ特性が良好な渦流量計を提供する
にある。
【0025】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)測定管路に挿入された柱状の渦発生体により発生
する渦周波数を検出して流量を測定する渦流量計におい
て、前記渦発生体の端部近くの前記測定管路にこの渦発
生体を挟んで設けられた第1,第2の導圧孔と、前記第
1の導圧孔に一端が接続される第1の導圧管と、この第
1の導圧管の他端に取付られ管路の外側に設けられた固
定台の一面に固定される第1の圧力センサと、前記第2
の導圧孔に一端が接続される第2の導圧管と、この第2
の導圧管の他端に取付られ前記固定台の一面に固定され
る第2の圧力センサと、前記第1の圧力センサと前記第
2の圧力センサとの出力を演算して前記第1の圧力セン
サと前記第2の圧力センサとが検出した管路振動ノイズ
を除去する管路振動ノイズ除去回路とを具備したことを
特徴とする渦流量計。 (2)前記圧力センサとして圧電素子が使用されたこと
を特徴とする(1)記載の渦流量計。 (3)前記振動ノイズ除去回路として前記第1の圧力セ
ンサと前記第2の圧力センサとの出力をそれぞれチヤー
ジコンバータを介して差動増幅器に入力するようにした
ことを特徴とする(1)又は(2)記載の渦流量計。 (4)前記導圧管に設けられた放熱フインを具備したこ
とを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の渦流
量計。 (5)前記導圧管の一部に設けられたフレキシブルパイ
プを具備したことを特徴とする(1)乃至(4)の何れ
かに記載の渦流量計。 (6)前記導圧管に設けられたストップバルブを具備し
たことを特徴とする(1)乃至(5)の何れかに記載の
渦流量計。を構成したものである。
【0026】
【作用】以上の構成において、測定流体が流されると、
渦発生体から渦が放出され、渦発生体の下流側に渦列が
形成される。カルマン渦の有する循環流により負圧が生
じる。
【0027】この負圧は、導圧管を介して、第1,第2
の圧力センサに加わる。このため、第1,第2の圧力セ
ンサでは、測定流体に接するホルダの底面には、圧力変
動が加わる事になる。第1,第2の圧力センサの内部の
圧電素子に圧力変化に対応した交番応力が発生する。
【0028】カルマン渦は渦発生体の左右で、交互に発
生することから、2個の圧電素子に生じる信号は逆相で
ある。圧電素子に加わる力としては、カルマン渦信号以
外には、(1)ポンプ等の駆動源による脈動圧と(2)
管路振動とがある。
【0029】2個の導圧孔子が、管路の中心軸方向の同
じ距離で、且つ、導圧管の長さも互いに等しければ、遠
方の駆動源により発生する脈動圧は、同一時刻に第1,
第2の圧力センサに到達する。即ち、2個の圧電素子に
発生するノイズは、同相である。
【0030】管路振動に関しては、第1,第2の圧力セ
ンサは、固定台の同一の一面に固定され、固定台の外力
による振動によって、圧電素子に加わる慣性力の方向も
同じ事から、管路振動ノイズも同相となる。
【0031】また、導圧管の一部に、フレキシブルパイ
プが、それぞれ設けられているので、管路振動ノイズ
が。圧電素子に加わるのを減衰することが出来る。
【0032】しかして、第1,第2の圧力センサに発生
した電荷は、チャージコンバータにより、電圧に変換さ
れた後、差動増幅器により同相のノイズ成分はキャンセ
ルされる。また、放熱効果を高めるために、放熱フイン
が,導圧管にそれぞれ設けられている。
【0033】また、ストップバルブが、導圧管に、設け
られているので、オンラインにおける、第1,第2の圧
力センサの着脱を可能とすることが出来る。以下、実施
例に基づき詳細に説明する。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図、図2は図1の要部詳細図、図3は図1の電気
回路構成説明図である。図において、図4と同一記号の
構成は同一機能を表わす。以下、図4と相違部分のみ説
明する。
【0035】測定管路10の外側には、この場合は、断
熱材31が設けられている。第1,第2の導圧孔32,
33は、渦発生体12の端部近くの、測定管路10に、
この渦発生体12を挟んで設けられている。
【0036】第1の導圧管34は、第1の導圧孔32に
一端が接続されている。第1の圧力センサ35は、この
第1の導圧管34の他端に取付られ、管路10の外側に
設けられた固定台36に固定されている。
【0037】第1の圧力センサ35は、この場合は、図
2に示す如く、凹部352を有し固定台36に取付られ
るホルダー351と、このホルダー351の凹部352
の底部に、圧力素子353、絶縁体354、加重体35
5、ばね356、固定体357と順次積み重ねられてい
る。
【0038】固定体357は、ホルダー351に溶接3
58固定されている。圧力素子353は、この場合は、
圧電素子が使用されている。ばね356は、急激な温度
変化が生じた場合でも、ホルダー351の温度による伸
びや縮みに対して、初期の押し付け力が維持されるよう
にしたものである。
【0039】第2の導圧管37は、第2の導圧孔33に
一端が接続されている。第2の圧力センサ38は、この
第2の導圧管37の他端に取付られ、第1の圧力センサ
35と同一の固定台36のに固定されている。
【0040】第2の圧力センサ38も、図2に示す如
く,第1の圧力センサ35と同様に、凹部382を有
し、固定台36に取付られるホルダー381と、このホ
ルダー381の凹部382の底部に、圧力素子383、
絶縁体384、加重体385、ばね386、固定体38
7と順次積み重ねられている。
【0041】管路振動ノイズ除去回路39は、第1の圧
力センサ35と第2の圧力センサ38との出力を演算し
て、第1の圧力センサ35と第2の圧力センサ38とが
検出した管路振動ノイズを除去する。
【0042】具体的には、第1の圧力センサ35と第2
の圧力センサ38との出力を、それぞれチヤージコンバ
ータ391,392を介して、差動増幅器393に入力
するようにする。
【0043】しかして、第1,第2の導圧管34,37
の長さは、第1,第2の導圧管34,37の非断熱材部
の放熱により、圧電素子353,383の温度が、圧電
素子353,383のキュリー温度より十分に低い温度
に保たれるような長さに設定される。
【0044】放熱フイン41,42が、導圧管34,3
7にそれぞれ設けられている。また、導圧管34,37
の一部に、フレキシブルパイプ43,44が、それぞれ
設けられている。更にまた、ストップバルブ45,46
が、導圧管34,37に、設けられている。
【0045】以上の構成において、測定流体FLoが流
されると、渦発生体12から渦が放出され、渦発生体1
2の下流側に渦列が形成される。カルマン渦の有する循
環流により負圧が生じる。
【0046】この負圧は、導圧管34,37を介して、
第1,第2の圧力センサ35,38に加わる。このた
め、第1,第2の圧力センサ35,38では、測定流体
FLoに接するホルダ351,381の底面には、圧力
変動が加わる事になる。第1,第2の圧力センサ35,
38の内部の圧電素子353,383に圧力変化に対応
した交番応力が発生する。
【0047】カルマン渦は渦発生体12の左右で、交互
に発生することから、2個の圧電素子323,333に
生じる信号は逆相である。圧電素子353,383に加
わる力としては、カルマン渦信号以外には、(1)ポン
プ等の駆動源による脈動圧と(2)管路振動とがある。
【0048】2個の導圧孔子32,33が、管路10の
中心軸方向の同じ距離で、且つ、導圧管34,37の長
さも互いに等しければ、遠方の駆動源により発生する脈
動圧は、同一時刻に第1,第2の圧力センサ34,37
に到達する。即ち、2個の圧電素子353,383に発
生するノイズは、同相である。
【0049】管路振動に関しては、第1,第2の圧力セ
ンサ34,37は、固定台36の同一の一面に固定さ
れ、固定台36の外力による振動によって、圧電素子3
53,383に加わる慣性力の方向も同じ事から、管路
振動ノイズも同相となる。
【0050】また、導圧管34,37の一部に、フレキ
シブルパイプ43,44が、それぞれ設けられているの
で、管路振動ノイズが。圧電素子353,383に加わ
るのを減衰することが出来る。
【0051】しかして、図3に示す如く、第1,第2の
圧力センサ35,38に発生した電荷は、チャージコン
バータ391,392により、電圧に変換された後、差
動増幅器393により同相のノイズ成分はキャンセルさ
れる。
【0052】なお、圧電素子353,383の圧電定数
や容量、或いは、チャージコンバータ391,392の
帰還容量の差などによって生じるノイズ電圧の大きさの
違いは、差動増幅器393の入力抵抗値の一部を可変に
しておけば良い。
【0053】なお、導圧管34,37の寸法(内径、肉
厚、長さ)は、第1,第2の圧力センサ35,38の温
度上昇に対する検討と、測定信号周波数に対する減衰を
考慮して決定される。
【0054】即ち、第1,第2の圧力センサ35,38
の温度上昇に対しては、入熱を小さくするため、耐圧性
が確保出来る限度まで、導圧管34,37の肉厚を薄く
し、また、放熱効果を高めるために、放熱フイン41,
42が,導圧管34,37にそれぞれ設けられている。
【0055】信号圧力,ノイズ圧力が、第1,第2の圧
力センサ35,38で、同じように加わるようにするた
め、導圧管34,37の流体抵抗の特性は等しくなるよ
うに構成されている。
【0056】また、ストップバルブ45,46が、導圧
管34,37に、設けられているので、オンラインにお
ける、第1,第2の圧力センサ35,38の着脱を可能
とすることが出来る。
【0057】この結果、 (1)渦発生体12の端部近くの測定管路10に、渦発
生体12を挟んで設けられた第1,第2の導圧孔32,
33から、管路10の外側に設けられた固定台36の一
面に固定された第1,第2の圧力センサ35,38に、
それぞれ第1,第2の導圧管34,37を利用して、測
定流体FLoを連通するようにした。
【0058】且つ、第1の圧力センサ35と第2の圧力
センサ38との出力を演算して、第1の圧力センサ35
と第2の圧力センサ38とが検出した管路振動ノイズを
除去する管路振動ノイズ除去回路を設けるようにした。
【0059】この結果、高温の測定流体FLoに対し
て、安定な動作が可能となり、且つ、耐ノイズ特性が良
好な渦流量計が得られる。
【0060】(2)第1,第2の圧力センサ35,38
は、剛構造に出来るので、頑丈な渦流量計が得られる。
【0061】(3)第1,第2の圧力センサ32,33
の構造は簡潔であるので、製造コストガ大幅に低減出
来、安価な渦流量計が得られる。
【0062】(4)圧力センサとして圧電素子353,
383を使用すれば、高いキュリー温度を有する圧電素
子を選択すれば、高温まで使用出来、また、電力の供給
が不要であり、センサ部が安価で信頼性が高い渦流量計
が得られる。
【0063】(5)振動ノイズ除去回路39として第1
の圧力センサ35と第2の圧力センサ38との出力をそ
れぞれチヤージコンバータ391,392を介して差動
増幅器393に入力するようにすれば、差動増幅器39
3が使用されたので、管路振動は容易にキャンセルされ
ると共に、信号成分は加算されて2倍となり、感度が良
好な渦流量計が得られる。
【0064】(6)放熱フイン41,42が導圧管3
4,37に設けられれば、更に、高温の測定流体FLo
に対しても、安定な動作が可能となる渦流量計が得られ
る。
【0065】(7)フレキシブルパイプ43,44が導
圧管34,37の一部に設けられれば、管路振動ノイズ
が、圧電素子353,383に加わるのを減衰すること
が出来、耐ノイズ特性が良好な渦流量計が得られる。
【0066】(8)ストップバルブ45,46が導圧管
34、37に設けられれば、オンラインにおける、第
1,第2の圧力センサ35,38の着脱を可能とするこ
とが出来る渦流量計が得られる。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1によれば、 (1)渦発生体の端部近くの測定管路に、渦発生体を挟
んで設けられた第1,第2の導圧孔から、管路の外側に
設けられた固定台の一面に固定された第1,第2の圧力
センサに、それぞれ第1,第2の導圧管を利用して、測
定流体を連通するようにした。
【0068】且つ、第1の圧力センサと第2の圧力セン
サとの出力を演算して、第1の圧力センサと第2の圧力
センサとが検出した管路振動ノイズを除去する管路振動
ノイズ除去回路を設けるようにした。
【0069】この結果、高温の測定流体に対して、安定
な動作が可能となり、且つ、耐ノイズ特性が良好な渦流
量計が得られる。
【0070】(2)第1,第2の圧力センサは、剛構造
に出来るので、頑丈な渦流量計が得られる。
【0071】(3)第1,第2の圧力センサの構造は簡
潔であるので、製造コストガ大幅に低減出来、安価な渦
流量計が得られる。
【0072】本発明の請求項2によれば、圧力センサと
して圧電素子が使用されたので、高いキュリー温度を有
する圧電素子を選択すれば、高温まで使用出来、また、
電力の供給が不要であり、センサ部が安価で信頼性が高
い渦流量計が得られる。
【0073】本発明の請求項3によれば、振動ノイズ除
去回路として、第1の圧力センサと第2の圧力センサと
の出力をそれぞれチヤージコンバータを介して差動増幅
器に入力するようにしたので、差動増幅器が使用された
ので、管路振動は容易にキャンセルされると共に、信号
成分は加算されて2倍となり、感度が良好な渦流量計が
得られる。
【0074】本発明の請求項4によれば、放熱フインが
導圧管に設けられたので、更に、高温の測定流体に対し
ても、安定な動作が可能となる渦流量計が得られる。
【0075】本発明の請求項5によれば、フレキシブル
パイプが導圧管の一部に設けられたので、管路振動ノイ
ズが、圧電素子に加わるのを減衰することが出来、耐ノ
イズ特性が良好な渦流量計が得られる。
【0076】本発明の請求項6によれば、ストップバル
ブが導圧管に設けられたので、オンラインにおける、第
1,第2の圧力センサの着脱を可能とすることが出来る
渦流量計が得られる。
【0077】従って、本発明によれば、高温の測定流体
に対して安定な動作が可能で、耐ノイズ特性が良好な渦
流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の要部詳細説明図である。
【図3】図1の電気回路説明図である。
【図4】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【図5】図4の変換部の要部構成説明図である。
【図6】図4の動作説明図である。
【図7】図4の動作説明図である。
【符号の説明】
10 管路 12 渦発生体 31 断熱材 32 第1の導圧孔 33 第2の導圧孔 34 第1の導圧管 35 第1の圧力センサ 351 ホルダー 352 凹部 353 圧力素子 354 絶縁体 355 加重体 356 ばね 357 固定体 358 溶接 36 固定台 37 第2の導圧管 38 第2の圧力センサ 381 ホルダー 382 凹部 383 圧力素子 384 絶縁体 385 加重体 386 ばね 387 固定体 388 溶接 39 管路振動ノイズ除去回路 391 チヤージコンバータ 392 チヤージコンバータ 393 差動増幅器 41 放熱フイン 42 放熱フイン 43 フレキシブルパイプ 44 フレキシブルパイプ 45 ストップバルブ 46 ストップバルブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定管路に挿入された柱状の渦発生体によ
    り発生する渦周波数を検出して流量を測定する渦流量計
    において、 前記渦発生体の端部近くの前記測定管路にこの渦発生体
    を挟んで設けられた第1,第2の導圧孔と、 前記第1の導圧孔に一端が接続される第1の導圧管と、 この第1の導圧管の他端に取付られ管路の外側に設けら
    れた固定台の一面に固定される第1の圧力センサと、 前記第2の導圧孔に一端が接続される第2の導圧管と、 この第2の導圧管の他端に取付られ前記固定台の一面に
    固定される第2の圧力センサと、 前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサとの出力
    を演算して前記第1の圧力センサと前記第2の圧力セン
    サとが検出した管路振動ノイズを除去する管路振動ノイ
    ズ除去回路とを具備したことを特徴とする渦流量計。
  2. 【請求項2】前記圧力センサとして圧電素子が使用され
    たことを特徴とする請求項1記載の渦流量計。
  3. 【請求項3】前記振動ノイズ除去回路として前記第1の
    圧力センサと前記第2の圧力センサとの出力をそれぞれ
    チヤージコンバータを介して差動増幅器に入力するよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の渦
    流量計。
  4. 【請求項4】前記導圧管に設けられた放熱フインを具備
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに
    記載の渦流量計。
  5. 【請求項5】前記導圧管の一部に設けられたフレキシブ
    ルパイプを具備したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4の何れかに記載の渦流量計。
  6. 【請求項6】前記導圧管に設けられたストップバルブを
    具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載の渦流量計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115790736A (zh) * 2022-11-14 2023-03-14 天津大学 一种用于检测旋进漩涡频率信号的传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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