JPH068497Y2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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JPH068497Y2
JPH068497Y2 JP12542787U JP12542787U JPH068497Y2 JP H068497 Y2 JPH068497 Y2 JP H068497Y2 JP 12542787 U JP12542787 U JP 12542787U JP 12542787 U JP12542787 U JP 12542787U JP H068497 Y2 JPH068497 Y2 JP H068497Y2
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vortex
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electrode
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一造 伊藤
真一 大木
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、流体の流れに対応したカルマン渦により渦発
生体に生ずる交番力を検出して、渦流量信号として取り
出す渦流量計に係り、特に安定に渦を検出するように渦
検出部を改良した渦流量計に関する。
〈従来技術〉 第3図は従来の渦流量計の検出部の断面を示す断面図で
ある。
10は流体が流れる管路、11は管路10に直角に設け
られた円筒状のノズルである。12はノズル11とは間
隔を持って管路10に直角に挿入された台形断面を持つ
柱状の渦発生体であり、その一端はネジ13により管路
10に支持され、他端はフランジ部14でノズル11に
ネジ或いは溶接により固定されている。15は渦発生体
12のフランジ部14側に設けられた凹部である。この
凹部15の中にはその底部から順に金属製の台座16、
圧電素子17、電極板18、絶縁板19、電極板20、
圧電素子21がサンドイッチ状に配列され金属製の押圧
棒22でこれ等は押圧固定されている。さらに、電極板
18からはリード線23、電極板20からはリード線2
4がそれぞれ端子A,Bに引き出されている。
圧電素子17,21は各圧電素子17,21の紙面に向
かって左側と右側とがそれぞれ逆方向に分極されており
同じ方向の応力に対して互いに上下の電極に逆極性の電
荷を発生する。
圧電素子17に発生した電荷は電極板18と接続された
端子Aと台座16を介して接続された管路10との間に
得られ、圧電素子21に発生した電荷は電極板20と接
続された端子Bと押圧棒20と接続された管路10との
間に得られる。
この2個の電極板18,20に発生した電荷は第4図に
示すように電荷増幅器25,26に入力される。電荷増
幅器25の出力と電荷増幅器26の出力をボリウム27
を介した出力とを加算器28で加算して流量信号を得
る。この流量信号は例えば電流出力に変換されて2線を
介して負荷に伝送される(図示せず)。
次に、以上のように構成された渦流量計の動作について
第5図と第6図を用いて説明する。
流体が管路10の中に流れると渦発生体12に矢印Fで
示した方向にカルマン渦による振動が発生する。この振
動により渦発生体12には第5図(a)に示すような応
力分布とこの逆の応力分布の繰返しが生じ、各圧電素子
17,21には第5図(a)に示す渦周波数を持つ信号
応力に対応した電荷+Q、−Qの繰返しが生じる。な
お、第5図においては説明の便宜のため電極板18或い
は21を紙面に対して左右に2つに分割し、かつ上下の
一方の電極は台座16あるいは押圧棒22に相当するも
のとしてある。
一方、管路10にはノイズとなる管路振動も生じる。こ
の管路振動は流体の流れと同じ方向の抗力方向、流
体の流れとは直角方向の揚力方向、渦発生体の長手方
向の3方向成分に分けられる。このうち、抗力方向の振
動に対する応力分布は第5図(b)に示すようになり1
個の電極内で正負の電荷は打ち消されてノイズ電荷は発
生しない。また、長手方向の振動に対しては第5図
(c)に示すように電極内で打ち消されて抗力方向と同
様にノイズ電荷は発生しない。
しかし、揚力方向の振動は信号応力と同一の応力分布と
なりノイズ電荷が生じる。そこで、このノイズ電荷を消
去するために以下の演算を実行する。圧電素子17,2
1の各電荷をQ,Q、信号成分をS,S、揚力
方向のノイズ成分をN,Nとし、圧電素子17,2
1で分極を逆とするとQ,Qは次式で示される。
=S+N −Q=−S−N ただし、SとS、NとNのベクトル方向は同じ
である。ここで、圧電素子17,21の信号成分とノイ
ズ成分の関係は第6図(この図は揚力方向のノイズと信
号に対する渦発生体の曲げモーメントの関係を示す)に
示すようになっているので、第4図に示すように圧電素
子17側の電荷増幅器25の出力を加算器28で加算す
る際にボリウム27と共にN/N倍して圧電素子2
1側の電荷増幅器26の出力と加算すると、 Q−Q(N/N) =S−S(N/N)と なり管路ノイズは除去される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この様な従来の渦流量計は管路ノイズに
対して強く良好な渦信号がえられるが、圧電素子が金属
からなる電極板で押圧した状態で配置されているので、
高温での使用状態では電極板と同じ量だけ圧電素子が伸
びるため圧電素子の伸びをε、ヤング率をEとすればσ
=εEの引っ張り応力が圧電素子に発生し、圧電素子が
割れるという問題があり、また電極の片側は台座および
押圧棒を介して管路に設置される構成であるので、コモ
ンモードノイズは各電荷増幅器にコモンに対して同相で
入力されこれ等が加算器で加算される結果コモンモード
ノイズに対して弱いという欠点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、以上の問題点を解決するために、流量に対
応して発生する渦に起因して棒状の渦発生体に生じる応
力の変化から前記流量を測定する渦流量計において、前
記渦発生体の軸方向に離間して配置された一対の圧電素
子と、各圧電素子の両面に配置されこれらの圧電素子と
接する表面にメタライズ電極が形成されたセラミックス
の各1対の絶縁板と、これ等の圧電素子と絶縁板を軸方
向に押圧する押圧手段と、前記各1対のメタライズ電極
に発生した電荷を差動で検出して電圧に変換する電荷増
幅器とを具備するようにしたものである。
〈作用〉 電極がメタライズされたセラミックス製の絶縁板で圧電
素子をサンドイッチ状に挾んで固定して、熱膨張による
応力を緩和して圧電素子の割れを防止すると共にメタラ
イズ電極からの1対の電荷を差動形の電荷増幅器で検出
してコモンモードノイズを除去する。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面に基づき説明する。
第1図は本考案の1実施例を示す要部断面図である。
14は第3図に示すフランジ部であり、この中の凹部1
5の中に台座16、片面にメタライズされた電極29を
持つ絶縁板30、圧電素子17、片面にメタライズされ
た電極31を持つ絶縁板32、絶縁板33、片面にメタ
ライズされた電極34を持つ絶縁板35、圧電素子2
1、片面にメタライズされた電極36を持つ絶縁板37
がこの順序で押圧棒38でサンドイッチ状に押圧固定さ
れている。
電極29からはリード線39、電極31からはリード線
40、電極34からはリード線41、電極36からはリ
ード線42が引き出されそれぞれ端子a,b,c,dに
接続されている。
この端子a,b,c,dに発生した電荷は第2図に示す
ように電荷増幅器43,44に入力される。電荷増幅器
43の出力と電荷増幅器44の出力をそれぞれ抵抗R
とRを介して得た出力を加算器45で加算して流量信
号を得る。この流量信号は例えば電流出力に変換されて
2線を介して負荷に伝送される(図示せず)。
次に、以上のように構成された渦流量計の動作について
説明する。
圧電素子17,21としてはセラミックス系のものを使
用するとその熱膨脹係数はα=(−10〜+20)×
10−7/℃であり、一方絶縁板30,32,33,3
5,37を構成するセラミックスは一般にα=(20
〜60)×10−7/℃で、第3図における電極板1
8,20などを構成するステンレス鋼はα=170×
10−7/℃前後である。
従って、第1図に示す構成では高温のときの圧電素子へ
の引っ張り応力は第3図に示す場合に比べて(α−α
)/(α−α)に改善され大幅に減少する。
また、リード線はメタライズされた電極29,31,3
4,36からそれぞれ差動で取り出されるので信号成分
は2倍の大きさとなり、さらに、このようにして取り出
された電荷は差動入力とされた電荷増幅器43,44で
検出されて電圧に変換されるので、各端子a,b,c,
dに同相で入力されるコモンモードノイズは電荷増幅器
43,44で除去される。この結果、コモンモードノイ
ズは大幅に改善される。これは変換部と検出部が分離し
たリモートタイプでは特に効果がある。
なお、以上の説明では圧電素子としてセラミックス系の
ものを使用するものとして説明したが、これに限ること
はなく例えばLiNbO或いは水晶の場合でも適用で
きる。LiNbO或いは水晶の熱膨張係数は(100
〜150)×10−7/℃であるので、圧電素子には圧
縮応力が加わるが、一般に圧電素子は圧縮応力に対して
は強いので従来のステンレス鋼に比べて良い結果をもた
らす。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本考案によ
れば、圧電素子をセラミックスの絶縁板でサンドイッチ
状に押圧する構成であるので、高温時に圧電素子に加わ
る引っ張り応力を緩和することができ、応力検出部の高
温時の安定性が向上すると共に圧電素子からの電荷を差
動で検出して電圧に変換するようにしたので信号の増大
とコモンモードノイズの低減に寄与する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す縦断面図、第2図は第1図
で検出した電荷を電圧に変換する変換部の構成を示すブ
ロック図、第3図は従来の渦流量計の検出部の構成を示
す縦断面図、第4図は第3図に示す検出部で検出した電
荷を電圧に変換する変換部の構成を示すブロック図、第
5図、第6図は第3図に示す検出部の動作を説明する説
明図である。 10……管路、12……渦発生体、14……フランジ
部、15……凹部、17,21……圧電素子、22……
押圧棒、25,26……電荷増幅器、28……加算器、
30,32,33,35,37……絶縁板、29,3
1,34,36……電極、38……押圧棒、43,44
……電荷増幅器、45……加算器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量に対応して発生する渦に起因して棒状
    の渦発生体に生じる応力の変化から前記流量を測定する
    渦流量計において、前記渦発生体の軸方向に離間して配
    置された一対の圧電素子と、各圧電素子の両面に配置さ
    れこれらの圧電素子と接する表面にメタライズ電極が形
    成されたセラミックスの各1対の絶縁板と、これ等の圧
    電素子と絶縁板を軸方向に押圧する押圧手段と、前記各
    1対のメタライズ電極に発生した電荷を差動で検出して
    電圧に変換する電荷増幅器とを具備することを特徴とす
    る渦流量計。
JP12542787U 1987-08-18 1987-08-18 渦流量計 Expired - Lifetime JPH068497Y2 (ja)

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