JPH1124660A - 防振台 - Google Patents
防振台Info
- Publication number
- JPH1124660A JPH1124660A JP9172113A JP17211397A JPH1124660A JP H1124660 A JPH1124660 A JP H1124660A JP 9172113 A JP9172113 A JP 9172113A JP 17211397 A JP17211397 A JP 17211397A JP H1124660 A JPH1124660 A JP H1124660A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base plate
- vibration
- leg
- vibration isolating
- pedal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
衝撃音を有効に低減することができる防振台を提供する
こと。 【解決手段】 台板11と、その裏面11Aの四隅近傍
にそれぞれ分散配置された脚部材12と、この台板11
の裏面11Aを除く各面に敷設されたカーペット13と
を備えて構成されている。台板11は、上下合板14,
15との間にパーティクルボード16を挟み込んで形成
されており、各合板14,15とパーティクルボード1
6との間には遮音シート17が介装されている。脚部材
12は、床面に設置可能に設けられた設置部材22を含
み、当該設置部材22は防振ゴム等の振動吸収材により
形成されている。
Description
詳しくは、いわゆる電子ドラムの演奏の際に、バスドラ
ム等を叩くためのペダルを踏み込むことによる床衝撃音
を有効に低減することができる防振台に関する。
ンバルは、演奏者が付属のペダルを踏み込むことで音を
発生させる。ところが、このペダルの踏み込みの際に床
衝撃音が発生するため、バスドラム等の設置面と床面の
間にゴムマット等を敷くことによって、その床衝撃音を
低減している。
ゴムマットを敷く方法では、床衝撃音を低減する効果が
不十分であり、特に、二階以上の建物の一室内で演奏す
る時には、ゴムマットを敷いていても、依然として、階
下の居住者に不快感を与える床衝撃音が残存してしまう
という不都合がある。
案出されたものであり、その目的は、電子ドラムのペダ
ルを踏み込むことによる床衝撃音を有効に低減すること
ができる防振台を提供することにある。
め、本発明は、台板と、この台板の裏面側に配置された
脚部材とからなり、この脚部材は、振動吸収材により形
成される、という構成を採っている。このような構成と
することにより、前記脚部材が振動して衝撃を減衰せし
めるようになり、電子ドラムのバスドラム等を叩くペダ
ルを踏み込んだときに生ずる床衝撃音を有効に低減する
ことができる。
板の裏面複数箇所に分散配置されるとともに、それぞれ
高さ調整可能に設けられる、という構成を採ることが好
ましい。このように構成することで、床面に凹凸があっ
ても、台板のガタつきを防止することができる他、各脚
部材による前記減衰作用が均一に得られ、床衝撃音を効
果的に抑制可能となる。
成されるとともに最上面に電子ドラムが搭載可能に設け
られた台板と、この台板の裏面複数箇所に分散配置され
た脚部材とからなり、前記台板は、前記板材間に遮音シ
ートを介装して構成される一方、前記脚部材はゴム若し
くはプラスチック発泡体を含む振動吸収材により形成さ
れるとともに、それぞれ高さ調節可能且つ着脱可能に設
けられる、という構成を採っている。これにより、床衝
撃音を抑制する箇所を脚部材以外の構成部品にも設ける
ことができ、前記床衝撃音を一層効率良く低減すること
ができる他、防振台の運搬等も容易に行うことが可能と
なる。
敷設するとよい。このように構成すれば、台板上に搭載
したバスドラム等のペダルを踏み込んだ時でも、ペダル
の位置ズレを起こすことなく、これを定位置に保持する
ことができる。
用として適用された実施例を図面を参照しながら説明す
る。
底面図が示され、図2には当該防振台の一部を省略した
要部横断面図が示されている。これらの図において、防
振台10は、複数の板材を積層して形成された略長方形
状の台板11と、この台板11の裏面11Aの四隅近傍
にそれぞれ分散配置された脚部材12と、前記台板11
の裏面11Aを除く外周面に亘って敷設された滑り防止
シートとしてのカーペット13とを備えて構成されてい
る。
板材としての上合板14及び下合板15の間に板材とし
てのパーティクルボード16を挟み込んで、これらを相
互に接着することにより形成したものである。ここで、
合板14とパーティクルボード16との間及び合板15
とパーティクルボード16との間には、鉄粉を混入した
塩化ビニル製の遮音シート17がそれぞれ介装されてい
る。また、台板11の裏面11Aにおける図中左右両端
側の前後二箇所には穴18がそれぞれ形成され、これら
穴18に凸状ナット19の一部が埋設されている。この
凸状ナット19は、穴18に埋設される円柱状の本体部
19Aと、この本体部19Aの下端に連設された円盤リ
ング状のフランジ部19Bとを備えて構成されており、
このフランジ部19Bの数箇所にねじ込まれたねじ20
によって、凸状ナット19は台板11に固定されてい
る。また、凸状ナット19には中心軸を貫通するナット
穴21が形成されている。
と、この設置部材22が接着される座金22Aの略中心
位置から上方に突出するボルト23と、このボルト23
に係合可能に設けられた位置決めナット24とにより構
成されている。設置部材22は、特に限定されるもので
はないが、本実施例では、振動吸収材としてのエチレン
・プロピレン・ジエン・モノマー(EPDM)等の防振
ゴム材により形成されている。また、ボルト23は、前
記台板11側の凸状ナット19と係脱可能に設けられて
おり、これによって、設置面の凹凸に応じた各脚部材1
2の高さ調整が可能になるとともに、台板11から脚部
材12を容易に取り外すことができ、防振台10の持ち
運びが簡単に行えるようになっている。更に、位置決め
ナット24は、各脚部材12の高さを調整後におけるボ
ルト23の弛みを防止可能に設けられている。
粗く縫製されているとともに、表面での摩擦抵抗を大き
く稼げるように設けられ、その上面にバスドラム30
(図3参照)を設置したときに、演奏者がバスドラム3
0のペダル32(図3参照)を踏み込んでも、バスドラ
ム30全体の設置位置ズレが防止される。
寸幅方向の長さは、本実施例では614mmに設けられる
とともに、その短寸幅方向の長さは314mmに設定され
ており、ペダル32を含むバスドラム30一式が搭載可
能なサイズとなっている。また、前記防振台10の高さ
は約54mmに設定されて搭載荷重に対応できるようにな
っている。
も参照しながら説明する。
させて、防振台10がガタつかないように、適宜、ボル
ト23により脚部材12の高さ調整を行い、ボルト23
の弛み止めとして、位置決めナット24を凸状ナット1
9のフランジ部19Bの下面に当接させる。その後、音
源となるパッド31及びこのパット31を叩くペダル3
2を含む電子ドラムのバスドラム30一式を防振台10
の上に搭載する。また、防振台10の運搬の際には、位
置決めナット24を緩めて前記フランジ部19Bの下面
から離した後、ボルト23を緩めながら脚部材12を台
板11から離脱させれば、それぞれ別個に運搬可能とな
る。
しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第
1の実施例と同一若しくは同等の構成部分については同
一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にす
る。
おける上合板14及び当該合板14の下面に設けられた
上位の遮音シート17を省略して層構造の簡略化を図っ
たところに特徴を有する。その他の構成は、前記第1の
実施例と同一となっている。
0による床衝撃音の具体的吸収効果を確認するための実
験結果が示されている。なお、この実験結果は、「暗騒
音」を考慮して補正された測定値を示したものである。
ここで「暗騒音」とは、バスドラム30のペダル32を
踏み込んでいないときに、周囲から聞こえてくる生活音
等を含む騒音をいう。また、暗騒音を考慮して補正され
た測定値とは、この暗騒音のレベルと前記ペダル32を
踏み込んで発生する実際の床衝撃音レベルとの開きが1
0dB未満であるときに、当該暗騒音に基づく補正値を
減算処理したレベル(dB)を示す一方、10dBを超
えるときは暗騒音を考慮することなく得られた実測値の
レベル(dB)を示している。なお、実測値を補正する
ことなくそのまま用いるのは、暗騒音との差が明瞭とな
るから、補正しなくとも測定精度の誤差がさほど生じな
いためである。
とも、従来構造に比べて床衝撃音レベルが低くなり、一
定の床衝撃音吸収効果が得られることが明らかに理解さ
れるであろう。
0は電子ドラムのバスドラム30に適したものであった
が、本発明はこれらに限らず、ハイハットシンバルに適
した図6及び図7に示されるような構成を採用してもよ
い。すなわち、台板11を、二枚のパーティクルボード
16を積層することにより形成する一方、脚部材12
を、振動吸収材により半球状に形成し、台板11の裏面
11Aにおける長寸幅方向に沿って上下側にそれぞれ三
箇所づつ固定配置してもよい。ここで、振動吸収材とし
ては、特に限定されるものではないが、ネオプレン、E
PDM等で形成された合成ゴムや発泡ゴム、又は、ポリ
ウレタン、ポリエチレン等で形成されたプラスチック発
泡体が用いられる。なお、図6及び図7に示される防振
台10は、長寸幅464mm,短寸幅314mm,高さ約5
5mmに設定されており、図示しないハイハットシンバル
が搭載可能になっている。
台板と、この台板の裏面側に配置された脚部材とからな
り、この脚部材は、振動吸収材により形成されている構
成を採用したから、電子ドラムのバスドラム等を叩くペ
ダルを踏み込んだときに生ずる床衝撃音を有効に低減す
ることができる。
分散配置するとともに、それぞれ高さ調整可能に設けた
から、床面に凹凸があっても、台板のガタつきを防止す
ることができるとともに、床衝撃音を効果的に抑制可能
となる。
成し、これら複数の板材間に遮音シートを介装するとと
もに、前記脚部材を高さ調整可能且つ着脱可能とする構
成も併せて採用したから、ペダルの踏み込み時における
床衝撃音を一層効率良く低減することができる他、防振
台の運搬等も容易に行うことが可能となる。
敷設したから、台板上に搭載したバスドラム等のペダル
を踏み込んだ時でも、当該ペダルの位置ズレを起こすこ
となく、これを定位置に保持することができる。
面図。
要部横断面図。
載した状態を示す図。
省略した要部横断面図。
具体的吸収効果を確認するための実験結果を示す図。
略底面図。
部横断面図。
材、13・・・滑り防止シートとしてのカーペット、1
4・・・板材としての上合板、15・・・板材としての
下合板、16・・・板材としてのパーティクルボード、
17・・・遮音シート
Claims (4)
- 【請求項1】 台板と、この台板の裏面側に配置された
脚部材とからなり、この脚部材は、振動吸収材により形
成されていることを特徴とする防振台。 - 【請求項2】 台板と、この台板の裏面複数箇所に分散
配置された脚部材とからなり、この脚部材は、振動吸収
材により形成されているとともに、それぞれ高さ調節可
能に設けられていることを特徴とする防振台。 - 【請求項3】 複数の板材を積層して形成されるととも
に最上面に電子ドラムが搭載可能に設けられた台板と、
この台板の裏面複数箇所に分散配置された脚部材とから
なり、前記台板は、前記板材間に遮音シートを介装して
構成される一方、前記脚部材はゴム若しくはプラスチッ
ク発泡体を含む振動吸収材により形成されているととも
に、それぞれ高さ調節可能且つ着脱可能に設けられてい
ることを特徴とする防振台。 - 【請求項4】 前記台板の表面には、滑り防止シートが
敷設されていることを特徴とする請求項1、2又は3の
何れかに記載の防振台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172113A JPH1124660A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 防振台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172113A JPH1124660A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 防振台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1124660A true JPH1124660A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15935804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9172113A Pending JPH1124660A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 防振台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1124660A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7244515B2 (en) | 2001-04-27 | 2007-07-17 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Polymeric fluorescent substance and polymer light-emitting device using the same |
JP2012198473A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-18 | Yamaha Corp | 電子打楽器用のペダル装置 |
CN102760423A (zh) * | 2011-04-25 | 2012-10-31 | 罗兰株式会社 | 打击乐器支承构造体 |
EP2869296A2 (en) | 2013-10-31 | 2015-05-06 | Roland Corporation | Vibration isolating table |
JP2020067107A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | 戸田建設株式会社 | 防振装置 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9172113A patent/JPH1124660A/ja active Pending
Cited By (9)
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071030 |