JPH063076Y2 - 遮音性木質系床材 - Google Patents

遮音性木質系床材

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JPH063076Y2
JPH063076Y2 JP1988007102U JP710288U JPH063076Y2 JP H063076 Y2 JPH063076 Y2 JP H063076Y2 JP 1988007102 U JP1988007102 U JP 1988007102U JP 710288 U JP710288 U JP 710288U JP H063076 Y2 JPH063076 Y2 JP H063076Y2
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JP
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wood
back surface
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士郎 川口
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Eidai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンクリート床面に用いる遮音性木質系床材に
関し、特に沈み込みの防止された遮音性木質系床材に関
する。
〔従来の技術〕
最近、コンクリート床面にカーペット類を貼る代わりに
木質系床材を直接貼ることが多くなってきたが、木質系
床材はカーペット類に比べ遮音性が劣っているため、木
質系床材の裏面に緩衝材を貼って遮音性の向上を図って
いた。
本出願人はこの種木質系床材に関して多くの実験と研究
を行い、すでに、第2図に示すような遮音性木質系床材
を提案している(実開昭64-10144号等参照)。すなわ
ち、この遮音性木質系床材は、それぞれが小割されてい
る、木質板2、木質板の裏面に貼り合わせた後記する防
振シート3、該防振シートの裏面に貼り合わせた多数の
貫通孔を有する有孔木質板4とからなる小割された木質
材1を集合した床材本体10、及び該床材本体10の裏面に
貼り合わせた緩衝材6とから構成される。
この遮音性木質系床材は、中間層として有孔木質板4を
設けたことから表面材である木質板2あるいは防振シー
ト3と緩衝材6との有効接触面積を大きく低減すること
が可能となり、有孔木質板4自体を介しての上方から下
方への音の伝達面積を大きく低減することができる。
なお、図示のように、小割された木質材1の周囲に必要
に応じて実をとる実加工を行い、実係合により複数の小
割された木質材1を集合させ、床材本体10を構成するこ
とにより、設置面の微細の凹凸に追従可能な床材を得る
ことができる。
しかし、小割された木質材1・・を集合した床材本体10
に厚みのある緩衝材6を貼り合わせると、床材10上に置
いた家具等の荷重を支持する部分の小割された木質材1
は荷重を支持しない部分のものよりも沈み込んでしまう
という欠点があった。それにより、家具等がわずかでは
あるが傾斜する場合が生じたり、実部分を破壊してしま
う場合があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上述の如き事情に鑑み、床材上に重量のある
家具等を設置した場合でも、小割された木質材が部分的
に大きく沈み込むのを防止した遮音性木質系床材を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、それぞれが小割されている、木質板、木質
板の裏面に貼り合わせた防振シート、該防振シートの裏
面に貼り合わせた多数の貫通孔を有する有孔木質板とか
らなる小割された木質材を集合した床材本体の裏面に緩
衝材を貼り合わせた遮音性木質系床材において、前記床
材本体と緩衝材の間に樹脂シートを挟着することによっ
て達成される。
〔作用〕
本考案の床材は、木質板、木質板の裏面に貼り合わせた
防振シート、該防振シートの裏面に貼り合わせた多数の
貫通孔を有する有孔木質板とからなる小割された木質材
をを集合した床材本体と緩衝材との間に樹脂シートを挟
着しているため、遮音性に優れていると共に、床材の上
に家具等の重量物を置いたときに、家具等の荷重がかか
っている小割された木質材と荷重のかからない小割され
た木質材との接合部に生じる上下方向のずれ(荷重を支
持している小割された木質材の沈み込み)は、小割され
た木質材と緩衝材との間に挟着されて樹脂シートが存在
することにより相当程度阻止される。それにより、安定
して家具等を配置しておくことができる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の床材を具体的に説明する。第
1図は、本考案の一実施例の床材の断面図であり、第2
図は他の実施例の床材の断面図である。
図中10は床材本体を示し、複数の小割された木質材1・
・から構成される。小割された木質材1は、木質板2、
該木質板の裏面に貼り合わせた防振シート3、及び該防
振シートの裏面に貼り合わせた多数の貫通孔を有する有
孔木質板4とを適宜貼着積層したものであり、この実施
例においては、その周囲に実加工がなされ、第1図のよ
うに相互に実係合することにより床材本体10を構成す
る。この床材本体10は本出願人が既に出願している実開
昭64-10144号に記載のものである。
前記の木質板2及び有孔木質板4としては、合板、パー
ティクルボード、ハードボード、平行合板等が使用でき
る。木質板2と有孔木質板4との間には防振シート3を
挟み込む。ここで防振シート3とは、遮音機能、制振機
能、又は緩衝機能を持つシートを総称する意味において
用いており、遮音機能を持つシート又は制振機能を持つ
シートとしては粉末鉛入塩ビシート、無機粉末充填ゴム
シート、塩ビシート等があり、緩衝性機能を持つシート
としてはゴム発泡体やオレフィン系発泡体等の緩衝性の
あるシートが挙げられる。
さらに、防振シート3は凹凸を有するものであってもよ
く、また、木質板2の裏面に防振シート3、有孔木質板
4、防振シート3、有孔木質板4を順次貼り合わせたも
のであってもよい。
床材本体10と緩衝材6の間に挟み込む樹脂シート5とし
ては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ
塩化ビニール、ポリプロピレン等の樹脂シートが用いら
れる。この樹脂シート5の厚さは通常50μ〜1mmである
が100〜300μ程度が好適である。50μ〜100μ程度あれ
ばある程度の沈み込み防止の効果の達成は可能であり、
また厚ければそれだけ沈み込みは充分に阻止できるが経
済的に負担となることによる。また、シボをつけた樹脂
シートとすれば、緩衝材6の上面に若干の凹凸があって
も問題なく接着することができる。
緩衝材6としては、厚さ3〜15mmのポリオレフィン系発
泡体、ゴム発泡体等が用いられ、その中でも独立発泡体
が防水性に優れ、連続発泡体よりもへたりにくい点で好
ましい。また、緩衝材に突起を設け、この突起によって
床材と敷設面であるコンクリート面との接触面積が減少
させることにより、さらに遮音性を高めた床材とするこ
ともできる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、床材本体10を、それぞれが小割されて
いる、木質板2、該木質板の裏面に貼り合わせた防振シ
ート3、及び該防振シートの裏面に貼り合わせた多数の
貫通孔を有する有孔木質板4とからなる木質材1を複数
個集合して構成したことにより遮音性が向上する効果に
加え、床材本体10と緩衝材との間に樹脂シートを挟着し
たことにより、床材本体10の上に部分的に家具等の重量
物が置かれた場合であっても、その荷重を支持する小割
された木質材と荷重を支持していない木質材との接合部
に生じる上下方向のずれ(荷重を支持している小割され
た木質材の沈み込み)は相当程度阻止される。それによ
り、安定して家具等を配置しておくことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である遮音性木質系床材の断
面図であり、第2図は遮音性木質系床材の先行例を示す
断面図である。 1…木質材、2…木質板、3…防振シート、4…有孔木
質板、10…床材本体、5…樹脂シート、6…緩衝材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが小割されている、木質板、木質
    板の裏面に貼り合わせた防振シート、該防振シートの裏
    面に貼り合わせた多数の貫通孔を有する有孔木質板とか
    らなる小割された木質材を集合した床材本体の裏面に緩
    衝材を貼り合わせた遮音性木質系床材において、前記床
    材本体と緩衝材の間に樹脂シートを挟着したことを特徴
    とする遮音性木質系床材。
  2. 【請求項2】樹脂シートがシボをつけた樹脂シートであ
    ることを特徴とする請求項1記載の遮音性木質系床材。
  3. 【請求項3】緩衝材が裏面に突起を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の遮音性木質系床
    材。
JP1988007102U 1988-01-25 1988-01-25 遮音性木質系床材 Expired - Lifetime JPH063076Y2 (ja)

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JPH01112236U JPH01112236U (ja) 1989-07-28
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JPS5120324U (ja) * 1974-07-31 1976-02-14
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