JPH11245869A - 自動二輪車のフレームカバー装置 - Google Patents

自動二輪車のフレームカバー装置

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JPH11245869A
JPH11245869A JP4829098A JP4829098A JPH11245869A JP H11245869 A JPH11245869 A JP H11245869A JP 4829098 A JP4829098 A JP 4829098A JP 4829098 A JP4829098 A JP 4829098A JP H11245869 A JPH11245869 A JP H11245869A
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JP
Japan
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frame cover
seat
lock
motorcycle
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP4829098A
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English (en)
Inventor
Shoichi Urano
正一 浦野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートロック機構へのいたずらを防止可能な自
動二輪車のフレームカバー装置を提供するにある。 【解決手段】運転シート5の下方にフレームカバー16
を備え、このフレームカバー16内にシートロック機構
17を配置した自動二輪車において、フレームカバー1
6の一面に延長部25を形成し、この延長部25を側面
視で運転シート5とオーバーラップするように構成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のフレ
ームカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の中には運転シートを開閉ま
たは着脱自在にして運転シート下部のスペースを小物入
れなどに利用したものがある。この場合、運転シートは
施錠可能にしたほうが望ましいため、シートロック機構
を設けて運転シートの開閉または着脱を規制している。
【0003】シートロック機構は、運転シート近傍の車
体側面、特に車体の中央部両側面を覆うフレームカバー
付近に設けるとシートロック操作が行いやすいが、いた
ずらなどによってシートロック機構が壊されない様、シ
ートロック機構を構成するロック装置を車体フレームに
取り付けてフレームカバーで覆い、キーの差込部だけを
フレームカバーに設けた穴から外部へ突出させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
装置を車体フレームに取り付け、キーの差込部だけをフ
レームカバーに設けた穴から外部へ突出させる構造の場
合、車体フレームとフレームカバーおよび車体フレーム
とロック装置の組付け誤差によりキーの差込部とフレー
ムカバーに設けた穴との位置がずれやすく、外観を損な
う虞がある。
【0005】また、通常フレームカバーはその取付部が
単に車体フレームに設けられたブラケットに差し込まれ
るか、あるいは外部に露出するビスなどで固定されてい
るだけなので、容易にフレームカバーが取り外せられ、
ロック機構がいたずらされやすい。
【0006】さらにまた、例えフレームカバーの取外し
が困難であっても、ロック装置から他のシートロック機
構を構成するシートストライカに延びるロックケーブル
が外部に露出していれば、例えばこのロックケーブルを
強く引くだけでシートロック機構が開錠されてしまう。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、シートロック機構へのいたずらを防止可能な自
動二輪車のフレームカバー装置を提供することを目的と
する。
【0008】本発明の他の目的は、シートロック機構廻
りの外観の向上を図った自動二輪車のフレームカバー装
置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のフレームカバー装置は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、運転シートの下方にフ
レームカバーを備え、このフレームカバー内にシートロ
ック機構を配置した自動二輪車において、上記フレーム
カバーの一面に延長部を形成し、この延長部を側面視で
上記運転シートとオーバーラップするように構成したも
のである。
【0010】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記フレームカバーの車体側
への取付部の少なくとも一部を上記延長部に形成したも
のである。
【0011】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記延長部に上記シートロ
ック機構を構成するロックケーブルを保持可能なガイド
溝を形成し、このガイド溝の平断面を上記ロックケーブ
ルの少なくとも後部を覆う形状にしたものである。
【0012】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記シートロック機構
を構成するロック装置を上記フレームカバーの内側に取
り付けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、この車体フレーム
2の前方下部にエンジン3が搭載される。このエンジン
3の上方には燃料タンク4が、燃料タンクの後方には運
転シート5がそれぞれ設置される。
【0015】車体フレーム2の前方にはステアリング機
構6が設けられる。このステアリング機構6には、前輪
7を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク8
やハンドルバー9等が設けられ、ハンドルバー9により
前輪7が左右に回動自在に操舵される。
【0016】一方、車体フレーム2の中央下部にはピボ
ット軸10が架設され、このピボット軸10にスイング
アーム11がピボット軸10廻りにスイング自在に枢着
されると共に、このスイングアーム11の後端に後輪1
2が回動自在に軸支される。
【0017】ところで、エンジン3の上部にはシリンダ
13が配置され、このシリンダ13の前側にはエンジン
排気系14を構成するエキゾーストパイプ14aおよび
マフラ14bが接続される。また、シリンダ13の後側
にはエンジン吸気系15を構成するキャブレタ15aが
配置され、このキャブレタ15aの上流側にエアクリー
ナ15bが接続される。そして、この自動二輪車1は運
転シート5の下方前部両側、すなわちエアクリーナ15
bの両側面がフレームカバー16によって覆われて外観
が整えられる。
【0018】図2は、フレームカバー16付近の拡大左
側面図である。また、図3は、同じくフレームカバー1
6付近の拡大平面図である。図2および図3に示すよう
に、この自動二輪車1の運転シート5はその前方下部に
設けられた図示しないヒンジを介して開閉自在に構成さ
れる。また、運転シート5は閉じた状態でシートロック
機構17により施錠可能に設定される。
【0019】シートロック機構17は、キー18によっ
て操作されるロック装置19と、車体フレーム2側に取
り付けられ、運転シート5の底板5aに掛止するシート
ストライカ20と、ロック装置19とシートストライカ
20とを連結するロックケーブル21とから構成され、
キー18を回動操作することによりロック装置19がロ
ックケーブル21を引いてシートストライカ20が運転
シート5の底板5aから外れるようになっている。
【0020】図4は、フレームカバー16単体の左側面
図であり、図5は同じくフレームカバー16単体の平面
図である。このフレームカバー16は例えば合成樹脂素
材の一体形成品であって、図4および図5に示すよう
に、フレームカバー16内側の前部および下部にフレー
ムカバー16の車体側への取付部である取付用突起22
が一体的に突設される。
【0021】また、フレームカバー16の例えば中央や
や後ろよりにはロック装置19のキー差込部19a用の
穴23が穿設されると共に、フレームカバー16内側の
この穴23の周囲にはロック装置19取付用のボス24
がフレームカバー16と一体的に突設される。
【0022】さらに、フレームカバー16の一面、本実
施形態においては上面後方、には上方に向かって立ち上
がる延長部25がフレームカバー16と一体的に突設さ
れ、この延長部25にフレームカバー16の車体側への
取付部である取付穴26が穿設される。さらにまた、こ
の取付穴26の後方にはロックケーブル21を保持可能
なガイド溝27がフレームカバー16と一体的に形成さ
れる。このガイド溝27は、図2に示すように、ロック
装置19とシートストライカ20とを結ぶ線にほぼ沿う
様に配置されると共に、図3および図5に示すように、
ガイド溝27はロックケーブル21の前部、左側部およ
び後部を覆うような半円形の平断面を有する。
【0023】図2および図3に示すように、ロック装置
19はフレームカバー16の内側からキー差込部19a
が穴23に挿通され、ボス24に取り付けられる。そし
て、フレームカバー16内側に形成された取付用突起2
2が車体フレーム2に設けられたブラケット28に取り
付けられると共に、フレームカバー16上面の延長部2
5が車体フレーム2に設けられたブラケット29にビス
30などで固定される。
【0024】ところで、フレームカバー16上面の延長
部25は、運転シート5が閉じられた状態で運転シート
5の下縁部より上方かつ内側になるように配置される。
すなわち、運転シート5が閉じられた状態ではフレーム
カバー16の一部、本実施形態においてはフレームカバ
ー16上面の延長部25が側面視で運転シート5とオー
バーラップするように構成される。
【0025】ロック装置19からはロックケーブル21
が運転シート5下面のシートストライカ20に向かって
延びる。この時、ロックケーブル21はフレームカバー
16に形成されたガイド溝27を通って延設され、運転
シート5の裏面を通ってシートストライカ20に至る。
【0026】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0027】ロック装置19を車体フレーム2ではなく
てフレームカバー16側に取り付けるようにしたことに
より、従来のように車体フレーム2とフレームカバー1
6および車体フレーム2とロック装置19の組付け誤差
によってキー18の差込部19aとフレームカバー16
に設けた穴23との位置がずれるといった問題点が無く
なり、シートロック機構17廻りの外観が向上する。
【0028】また、ロック装置19がその内側に取り付
けられたフレームカバー16を車体フレーム2に取り付
けるにあたり、車体側への取付部の少なくとも一部、本
実施形態においてはフレームカバー16上面の延長部2
5に設けられた取付穴26、を閉じた状態の運転シート
5下縁部より上方かつ内側になるように配置したことに
より、シートロック機構17を開錠しない限りフレーム
カバー16を車体フレーム2に固定しているビス30を
緩めてフレームカバー16を車体フレーム2から取り外
すことができない。その結果、ロック装置19へのいた
ずらが防止できる。
【0029】さらに、フレームカバー16の上面に側面
視で運転シート5とオーバーラップする延長部25を形
成すると共に、この延長部25にロックケーブル21を
保持可能なガイド溝27を形成し、その平断面をロック
ケーブル21の少なくとも後部を覆う形状、本実施形態
においては前部、左側部および後部を覆う半円形とした
ことによりロックケーブル21が外部に露出せず、外部
からロックケーブル21を引いてシートロック機構17
が開錠される虞がない。
【0030】そして、上述したようにシートロック機構
17全体をフレームカバー16および運転シート5で完
全に覆うようにしたのでシートロック機構17へのいた
ずらが防止できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のフレームカバー装置によれば、運転シートの下
方にフレームカバーを備え、このフレームカバー内にシ
ートロック機構を配置した自動二輪車において、上記フ
レームカバーの一面に延長部を形成し、この延長部を側
面視で上記運転シートとオーバーラップするように構成
したため、シートロック機構を構成するロックケーブル
が外部に露出せず、いたずらが防止される。
【0032】また、上記フレームカバーの車体側への取
付部の少なくとも一部を上記延長部に形成したため、シ
ートロック機構を開錠しない限りフレームカバーを車体
フレームから取り外すことができず、シートロック機構
へのいたずらが防止できる。さらに、上記延長部に上記
シートロック機構を構成するロックケーブルを保持可能
なガイド溝を形成し、このガイド溝の平断面を上記ロッ
クケーブルの少なくとも後部を覆う形状にしたため、ロ
ックケーブルが外部に露出せず、外部からロックケーブ
ルを引いてシートロック機構が開錠される虞がない。
【0033】さらにまた、上記シートロック機構を構成
するロック装置を上記フレームカバーの内側に取り付け
たため、ロック装置のキー差込部とフレームカバーに設
けられた穴との位置がずれるといった問題点が無くな
り、シートロック機構廻りの外観が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のフレームカバー装置
の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】フレームカバー付近の拡大左側面図。
【図3】図フレームカバー付近の拡大平面。
【図4】フレームカバー単体の左側面図。
【図5】フレームカバー単体の平面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 5 運転シート 16 フレームカバー 17 シートロック機構 19 ロック装置 20 シートストライカ 21 ロックケーブル 22 取付用突起(フレームカバーの車体側への取付
部) 25 延長部 26 取付穴(フレームカバーの車体側への取付部) 27 ガイド溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転シートの下方にフレームカバーを備
    え、このフレームカバー内にシートロック機構を配置し
    た自動二輪車において、上記フレームカバー16の一面
    に延長部25を形成し、この延長部25を側面視で上記
    運転シート5とオーバーラップするように構成したこと
    を特徴とする自動二輪車のフレームカバー装置。
  2. 【請求項2】 上記フレームカバー16の車体側への取
    付部の少なくとも一部26を上記延長部25に形成した
    請求項1記載の自動二輪車のフレームカバー装置。
  3. 【請求項3】 上記延長部25に上記シートロック機構
    17を構成するロックケーブル21を保持可能なガイド
    溝27を形成し、このガイド溝27の平断面を上記ロッ
    クケーブル21の少なくとも後部を覆う形状にした請求
    項1または2記載の自動二輪車のフレームカバー装置。
  4. 【請求項4】 上記シートロック機構17を構成するロ
    ック装置19を上記フレームカバー16の内側に取り付
    けた請求項1、2または3記載の自動二輪車のフレーム
    カバー装置。
JP4829098A 1998-02-27 1998-02-27 自動二輪車のフレームカバー装置 Pending JPH11245869A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281919A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281919A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体構造
JP4549916B2 (ja) * 2005-03-31 2010-09-22 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体構造

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