JPH11245739A - 自動車用ワイヤハーネスの車体への取り付け構造 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスの車体への取り付け構造

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JPH11245739A
JPH11245739A JP10047631A JP4763198A JPH11245739A JP H11245739 A JPH11245739 A JP H11245739A JP 10047631 A JP10047631 A JP 10047631A JP 4763198 A JP4763198 A JP 4763198A JP H11245739 A JPH11245739 A JP H11245739A
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JP
Japan
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cloth
wire harness
vehicle body
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branch lines
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JP10047631A
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Mamoru Odakawa
守 小田川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐構造のワイヤハーネスをテープ屑等の不
要な屑を発生することなく車体へ取り付けることができ
ると共に、廃車時等においては簡単に車体から取り外せ
るようにする。 【解決手段】 支線31A、31Bにそれぞれ雌係合布
33と雄係合布35を布の裏面側を接着して巻付け、ワ
イヤハーネスの車体への取り付け時は雌係合布33と雄
係合布35を係合して支線31A、31Bを一つに纏め
て車体パネルの貫通孔13を通して車室外(Y)から車
室内(X)へと配索した後、雌係合布33と雄係合布3
5の係合を解いて各支線を分岐して端末コネクタを相手
側コネクタに結合する一方、ワイヤハーネスの車体から
の取り外し時は、支線31A、31Bの端末コネクタを
相手側コネクタから離脱させた後に幹線10を引っ張っ
て、貫通孔13の内周面近傍で支線31A、31Bを雌
係合布33と雄係合布35を係合させて一つに纏め、貫
通孔13の略中央から抜き去る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスの車体への取り付け構造に関し、詳しくは、一端側
で分岐した複数の支線の各端末にコネクタを取り付け、
該一端側より車体パネル貫通孔を通して車室外から車室
内へと配索し、各支線端末のコネクタを車室内の相手側
コネクタに結合して車体へ取り付けているワイヤハーネ
スを、廃車時あるいはワイヤハーネスの補修時等に簡単
かつ迅速にっ車体から取り外せるようにするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すように、自動車用
ワイヤハーネスW/Hでは、幹線10の所要位置にゴム
またはエラストマーからなるグロメット20を外嵌する
一方、幹線10の一端側に分岐させた支線11A、11
Bには保護チューブ14を外装するとともに端末にコネ
クタ12A、12Bを取り付けて、該分岐した支線11
A、11B側より車体パネル50に形成した貫通孔13
を通して車室外(Y)から車室内(X)へと配索してグ
ロメットの外周を車体パネルの貫通孔に内嵌して固定す
る一方、分岐した支線端末のコネクタ12A、12Bを
それぞれ車室内の相手側コネクタ(図示せず)に結合し
て、車体への取り付けを行う場合がある。
【0003】上記車体パネル50の貫通穴13に内嵌し
たグロメット20は車室外(Y)から車室内(X)へ貫
通孔を通して水分が浸入するのを防止し、かつ、ワイヤ
ハーネスW/Hを貫通孔部に挿通状態で保持する役割を
果たしている。よって、かかる観点から、貫通孔13の
内径(グロメット20の最大径部の外径)はできるだけ
小さくするのが好ましく、実際には複数の支線11A、
11Bのコネクタ12A、12Bを取り付けた端末を比
較的簡単に挿通できる程度の大きさに設定している。
【0004】上記自動車用ワイヤハーネスW/Hの車体
への取り付け作業は図6のようにして行っている。ま
ず、分岐した支線11A、11Bを貫通孔13へ簡単に
挿通できるように、支線11A、11Bを端末コネクタ
12A、12Bの近傍位置にて粘着テープTの巻付けに
より結束し(図6(A))、次いで、該結束状態とした
支線11A、11Bを貫通孔13へ挿通して(図6
(B))、グロメット20を貫通孔13に内嵌し、最後
に、粘着テープTを切断して支線11A、11Bを分岐
状態に戻して(図6(C))、各支線11A、11Bの
端末コネクタ12A、12Bをそれぞれ車室内の相手側
コネクタ(図示せず)へ結合している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ワイヤハーネスの車体への取り付け構造では、取り付け
作業時に車室内で支線11A、11Bを結束している粘
着テープTを切断するために、切断したテープの屑が車
室内に残り、車両完成品(製品)としての見栄えが悪い
という問題点がある。
【0006】また、近時、自動車の部品や材料の分別廃
棄やリサイクルの必要性から、廃車とした自動車の解体
時にワイヤハーネスを車体から容易に用意に取り外せる
ようにすることが要望されているが、上記従来のワイヤ
ハーネスの車体への取り付け構造では、廃車とした自動
車の解体時に端末コネクタ12A、12Bを相手側コネ
クタから外し、車体パネル50の貫通孔13から支線1
1A、11Bを車室外(Y)へ引き抜こうとすると、支
線11A、11Bは結束されずにばらけた状態にあるの
で、図7に示すように、端末コネクタ12A、12Bが
車体パネル50の貫通孔13の周壁面に引っ掛かって容
易に引き抜くことができず、作業性が悪いという問題点
がある。特に、かかる問題点は分岐した支線の数が多く
なればなるど顕著に現れる。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、分岐構造のワイヤハーネスをテー
プ屑等の不要な屑を発生することなく車体へ取り付ける
ことができると共に、廃車時等においては簡単に車体か
ら取り外せるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、請求項1で、幹線の所要位置にグロメッ
トを外嵌すると共に、幹線の一端側に分岐した複数の支
線のそれぞれの端末にコネクタを取り付けたワイヤハー
ネスを、上記支線の端末側より車体パネルに形成した貫
通孔を通して車室外から車室内へと配索して複数の支線
の端末コネクタをそれぞれ車室内の相手側コネクタに結
合する一方、上記グロメットの外周を車体パネルの貫通
孔に内嵌してなる自動車用ワイヤハーネスの車体への取
り付け構造であって、上記複数の支線にはそれぞれ表面
にループ状繊維を植設した雌係合布、又は/及び、表面
に鉤状突起を植設した雄係合布を、布の裏面側を接着し
て巻付けており、ワイヤハーネスの車体への取り付け時
は、上記複数の支線を雌係合布と雄係合布の係合により
一つに纏めて車体パネルの貫通孔を通して車室外から車
室内へと配索した後、上記雌係合布と雄係合布の係合を
解いて各支線を分岐して端末コネクタを相手側コネクタ
に結合する一方、ワイヤハーネスの車体からの取り外し
時は、各支線の端末コネクタを相手側コネクタから離脱
させ、上記幹線を引っ張って、複数の支線を車体パネル
の貫通孔の内周面近傍で接触させて雌係合布と雄係合布
の係合により一つに纏めた後、車体パネルの貫通孔のほ
ぼ中央を通して車室内から車室外へと引き出すことを特
徴とする自動車用ワイヤハーネスの車体への取り付け構
造を提供している。
【0009】なお、上記雌係合布と雄係合布は、所謂、
“マジックテープ”と称して市販されているものを使用
することができる。また、雌係合布及び雄係合布の支線
への接着は、市販の接着剤又は両面テープを係合布の裏
面と支線の外周面の少なくとも一方に塗布又は貼り付
け、両面間を接合する等の任意の方法を用いることがで
きる。
【0010】上記本発明の自動車用ワイヤハーネスの車
体への取り付け構造では、複数の支線のそれぞれに雌係
合布、又は/及び、雄係合布を巻付けているので、ワイ
ヤハーネスの車体への取り付け時は、複数の支線を雌係
合布と雄係合布の係合によって一つにまとめて、これを
車体パネルの貫通孔を通して車室外から車室内へと簡単
に配索でき、しかも、車室内では雌係合布と雄係合布の
係合を解くことにより、不要なゴミを発生することなく
複数の支線を分岐状態に戻して端末コネクタを相手側コ
ネクタに結合することができる。一方、ワイヤハーネス
の車体からの取り外し時は、各支線の端末コネクタを相
手側コネクタから離脱させた後に幹線を引っ張ると、車
体パネルの貫通孔の内周面の近傍にて複数の支線が近接
して隣接する支線間の雌係合布と雄係合布が再度係合す
ることとなり、その結果、複数の支線が一つに纏まった
状態で車体パネルの貫通孔から引き出される。よって、
従来のような、各支線がばらけた状態で各々の端末コネ
クタが車体パネルの貫通孔の外周壁面に引っ掛かるとい
うような不具合を生じることなく、簡単に複数の支線を
車室外へと引き出すことができる。
【0011】上記本発明のワイヤハーネスの取り付け構
造において、複数の支線のそれぞれに巻付ける雌係合布
(雄係合布)の巻き付け形態は支線の本数、長さ、太さ
等に応じて種々の変更が可能である。例えば、支線が2
本の場合は一方の支線に雌係合布を巻付けた場合、かか
る雌係合布と係合する雄係合布を他方の支線に巻付ける
ことが必要であることは言うまでもない。また、一方の
支線の長さ方向のある部分に雌係合布を巻き付け、該雌
係合布を巻き付けた部分とは異なる部分に雄係合布を巻
き付ける一方、他方の支線には上記一方の支線に巻付け
た雌係合布と雄係合布にそれぞれ係合する雄係合布と雌
係合布を長さ方向の異なる部分に巻付けるようにしても
よい。
【0012】また、例えば、支線の本数が3本の場合
は、その内の1本の支線に雌係合布又は雄係合布を巻き
付け、他の2本の支線には上記1本の支線に雌係合布を
巻付けた場合は雄係合布を巻き付け、上記1本の支線に
雄係合布を巻付けた場合は雌係合布を巻付ける等して、
3本の支線を係合して一つに纏めることができるように
する。また、当然、支線の本数が3本の場合も、上記2
本の場合のように、各支線の長さ方向に異なる部分に雌
係合布と雄係合布を個別に巻き付け、隣接する2本の支
線を一方の雌係合布と他方の雄係合布との係合と、一方
の雄係合布と他方の雌係合布との係合とにより、一つに
纏めるようにしてもよい。
【0013】また、支線の略全長に対して雌係合布(雄
係合布)を巻付けた場合、かかる係合布が電線保護用外
装材として機能するので、通常、支線に外装している保
護チューブ等の保護材を省略することができる(請求項
2)。よって、この場合、保護チューブ及びその外装作
業が不要となるので、コストの低減及び製造効率のてで
メリットがある。
【0014】また、保護チューブを支線に外装する場
合、保護チューブの上に雌係合布及び/または雄係合布
を巻付けることとなるが、この場合、複数の支線を相互
に係合して一つに纏めることができるのであれば、支線
の長さ方向の一部の短い幅部分に幅の短い係合布を巻き
付けるだけでもよい。この場合、係合布の巻き付け部が
端末コネクタから離れた位置であると、巻き付け位置か
ら端末コネクタまでの先端側で支線がばらつきやすくな
るので、係合布の巻き付け位置は端末コネクタの近傍に
するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の第
1実施形態を示している。ワイヤハーネスW/Hは電線
束の外周に粘着テープを巻付けた幹線10の所要位置に
ゴムまたはエラストマーからなるグロメット20を外嵌
し、幹線10の一端側より分岐させた支線31A、31
Bの端末にコネクタ12A、12Bを取り付けている。
支線31Aはその電線束wのほぼ全長に表面にループ状
繊維32を植設した雌係合布33の裏面を接着して構成
し、支線31Bはその電線束wのほぼ全長に鉤状突起3
4を植設した雄係合布35の裏面を接着して構成してい
る。なお、雌係合布33及び雄係合布35の接着はこれ
ら雌係合布33及び雄係合布35の裏面に塗布した接着
剤により行っている。
【0016】上記ワイヤハーネスW/Hは以下の作業に
より車体に取り付けている。すなわち、分岐した支線3
1Aと支線31Bを、それぞれに巻付けた雌係合布33
と雄係合布35を係合させて1つに纏める(図2
(A))。次に、車体パネル50に形成した貫通孔13
を通してワイヤハーネスW/Hの支線31A及び支線3
1B側を車室外(Y)から車室内(X)へと配索する
(図2(B))。
【0017】次に、幹線10に外嵌したグロメット20
の最外の縁部の全周に形成した溝(図示せず)を貫通孔
13の周壁部に嵌め込んでグロメット20を固定し、支
線31A、支線31Bの雌係合布33、雄係合布35に
よる係合を解いて双方を引き離して、それぞれを端末コ
ネクタ12A、12Bが車室内(X)の所定の相手側コ
ネクタ(図示せず)に到達するように配索し、端末コネ
クタ12A、12Bを相手側コネクタに結合する(図2
(C))。
【0018】一方、車両の廃棄時、または、ワイヤハー
ネスの補修時はワイヤハーネスW/Hを以下のようにし
て車体より取り外す。先ず、支線31A、支線31Bの
端末コネクタ12A、12Bを相手側コネクタ(図示せ
ず)から外し、グロメット20を貫通孔13から取り外
す。これにより、ワイヤハーネスW/Hは、幹線10の
支線近傍部が貫通孔13の内周面13Aの最下位置で支
えられ、ここより支線31A、支線31B側が下方に垂
れ下がった状態となる(図3(A))。
【0019】そして、車室外(Y)の幹線10を手で矢
印A方向に引っ張ると、支線31A、支線31Bは貫通
孔13の内周面13Aの最下位置で互いの雌係合布33
と雄係合布35が接触して係合しながら引き出されてい
く(図3(B))。そして、支線31Aの雌係合布33
の略全長が雄係合布35に係合すると、支線31A、支
線31Bは一つに纏まることにより剛性が高まるので、
貫通孔13の内周面13Aより浮かせて引き出すことが
可能となり、図3(C)に示すように、貫通孔13の略
真ん中を通して引き出す。これにより、端末コネクタ1
2A、12Bを車体パネル50の貫通孔13の外周壁面
に引っ掛かけることなく引き出すことができる。
【0020】このように、本実施形態では、ワイヤハー
ネスの車体への取り付け時は、支線31Aと支線31B
をそれぞれに巻付けた雌係合布33と雄係合布35を係
合させて1つに纏めるので、従来のテープ巻きで複数の
支線を一つに纏める作業に比べて比較的簡単な作業とな
る。また、支線31A、31Bを車室内で引き離しても
従来のようなテープ屑等のゴミを発生せず、車両完成品
(製品)としての見栄えが悪くなることもない。また、
支線31Aと支線31Bには保護チューブ等の保護材を
外装せず、電線の全長に直接雌係合布33(雄係合布3
5)を巻付けて雌係合布33(雄係合布35)を保護材
として兼用しているので、保護チューブ等の外装作業を
省くことができる。
【0021】一方、ワイヤハーネスの車体からの取り外
し時は、支線31A、31Bがばらけた状態で各々の端
末コネクタ12A、12Bが車体パネル50の貫通孔1
3の外周壁面に引っ掛かるというような不具合を生じる
ことなく、簡単に複数の支線を車室外へと引き出すこと
ができる。
【0022】本実施形態では支線31Aに雌係合布33
を巻き付け、支線31Bに雄係合布35を巻き付けた
が、支線31Aに雄係合布35を巻き付け、支線31B
に雌係合布33を巻き付けてもよい。また、支線31
A、31Bの双方に雌係合布を巻き付けた部分と雄係合
布を巻付けた部分とを形成し、一方の雌係合布の巻き付
け部分には他方の雄係合布の巻付け部分が係合し、一方
の雄係合布の巻付け部分には他方の雌係合布の巻き付け
部分が係合するようにしてもよい。
【0023】図4は本発明の第2実施形態を示し、ワイ
ヤハーネスの支線41A、41Bは電線に保護チューブ
14A、14Bを外装した後に端末コネクタ12A、1
2Bを取り付けており、支線41Aの端末コネクタ12
Aの近傍の保護チューブ14Aの外周面上に細幅の雌係
合布33′を巻き付け、支線41Bの長さ方向のほぼ中
間位置の保護チューブ14Bの外周面上に細幅の雄係合
布35′を巻き付けている。
【0024】本実施形態のワイヤハーネスの車体への取
り付け及びワイヤハーネスの車体からの取り外し作業
は、上記第1実施形態と基本的に同じであるが、ワイヤ
ハーネスの車体からの取り外し時、支線41Aの雌係合
布33′が支線41Bの雄係合布35′に係合した時点
で、貫通孔13の略真ん中を通して一つに纏まった支線
41A、支線41Bを引き出す。
【0025】以上の第1実施形態及び第2実施形態で
は、2本の支線を有するワイヤハーネスについて説明し
たが、3本以上の支線を有するワイヤハーネスについて
も本発明を適用できることは言うまでもない。要は、複
数の支線間で雌係合布と雄係合布が係合して、複数の支
線は一つに纏まるようにすればよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、幹線から支線が分岐した構造のワイヤハーネ
スを車体パネルの貫通孔を通して車室外から車室内に配
索して車体に取り付ける際、複数の支線を一つに纏めて
貫通孔へ通すことができ、車室内においてはテープ屑等
の不要な屑を発生することなく各支線の端末コネクタを
所要の相手側コネクタに結合することができる。よっ
て、見栄えの良い車両完成品(製品)を得ることができ
る。
【0027】また、車両の廃車時等においては、複数の
支線を一つに纏めて貫通孔の略中央から車室外へ引き出
すことができ、車体から簡単にワイヤハーネスを取り外
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のワイヤハーネスを示す一部斜
視平面図である。
【図2】 (A)乃至(C)は第1実施形態のワイヤハ
ーネスの車体への取り付け作業を示す工程図である。
【図3】 (A)乃至(C)は第1実施形態のワイヤハ
ーネスの車体からの取り外し作業を示す工程図である。
【図4】 第2実施形態のワイヤハーネスを示す平面図
である。
【図5】 従来のワイヤハーネスの車体への取り付け構
造を示す一部斜視平面図である。
【図6】 従来のワイヤハーネスの車体への取り付け作
業を示す工程図である。
【図7】 従来の問題点の説明図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス 10 幹線 20 グロメット 31A、31B 支線 12A、12B コネクタ 13 貫通孔 32 ループ状繊維 33 雌係合布 34 鉤状突起 35 雄係合布 50 車体パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線の所要位置にグロメットを外嵌する
    と共に、幹線の一端側に分岐した複数の支線のそれぞれ
    の端末にコネクタを取り付けたワイヤハーネスを、上記
    支線の端末側より車体パネルに形成した貫通孔を通して
    車室外から車室内へと配索して複数の支線の端末コネク
    タをそれぞれ車室内の相手側コネクタに結合する一方、
    上記グロメットの外周を車体パネルの貫通孔に内嵌して
    なる自動車用ワイヤハーネスの車体への取り付け構造で
    あって、 上記複数の支線にはそれぞれ表面にループ状繊維を植設
    した雌係合布、又は/及び、表面に鉤状突起を植設した
    雄係合布を、布の裏面側を接着して巻付けており、 ワイヤハーネスの車体への取り付け時は、上記複数の支
    線を雌係合布と雄係合布の係合により一つに纏めて車体
    パネルの貫通孔を通して車室外から車室内へと配索した
    後、上記雌係合布と雄係合布の係合を解いて各支線を分
    岐して端末コネクタを相手側コネクタに結合する一方、 ワイヤハーネスの車体からの取り外し時は、各支線の端
    末コネクタを相手側コネクタから離脱させ、上記幹線を
    引っ張って、複数の支線を車体パネルの貫通孔の内周面
    近傍で接触させて雌係合布と雄係合布の係合により一つ
    に纏めた後、車体パネルの貫通孔のほぼ中央を通して車
    室内から車室外へと引き出すことを特徴とする自動車用
    ワイヤハーネスの車体への取り付け構造。
  2. 【請求項2】 上記雌係合布及び雄係合布は支線の略全
    長に巻付けて、支線の保護用外装材との兼用を図ってい
    る請求項1に記載の自動車用ワイヤハーネスの車体への
    取り付け構造。
JP10047631A 1998-02-27 1998-02-27 自動車用ワイヤハーネスの車体への取り付け構造 Withdrawn JPH11245739A (ja)

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