JPH11245451A - ドットインパクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置 - Google Patents

ドットインパクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置

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JPH11245451A
JPH11245451A JP10047383A JP4738398A JPH11245451A JP H11245451 A JPH11245451 A JP H11245451A JP 10047383 A JP10047383 A JP 10047383A JP 4738398 A JP4738398 A JP 4738398A JP H11245451 A JPH11245451 A JP H11245451A
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JP
Japan
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dot
print head
drive signal
normal
final
Prior art date
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Pending
Application number
JP10047383A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Sakano
克二 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Yonezawa Ltd
Original Assignee
NEC Yonezawa Ltd
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Publication date
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Priority to US09/257,339 priority patent/US6254291B1/en
Publication of JPH11245451A publication Critical patent/JPH11245451A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/30Control circuits for actuators

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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドに構造上の変更を加えずに、リバ
ウンド動作に伴う余剰ドットの発生を防止する。 【解決手段】 印字ヘッド制御装置10は、プラテン1
2上にある紙14にインクリボン16を介してピン18
により衝撃力を与えることにより、紙面上にドットを形
成するドットインパクトプリンタに用いられ、上位装置
20から入力した印字データaを構成する各ドットを、
通常ドットb1と最終ドットb2とに分類するドット分
類手段22と、ドット分類手段22で分類された通常ド
ットb1及び最終ドットb2に対してそれぞれ通常ドッ
ト印字用駆動信号c1及び最終ドット印字用駆動信号c
2を印字ヘッド24へ出力する印字ヘッド駆動制御手段
26とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットインパクト
プリンタに用いられる印字ヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドットインパクトプリンタ用の印
字ヘッドにおいて、印字動作時に、本来印字すべきでな
い場所に余剰ドットを印字してしまうことがあった。そ
の原因としては、印字動作終了後にリバウンド動作が発
生するため、印字ヘッドが余剰ドットを印字してしまう
ことが考えられる。従来、印字ヘッドのリバウンド動作
に対しては、印字ヘッドの構造上の工夫による対策が講
じられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印字ヘ
ッドの構造上の工夫では、大幅な設計変更を伴うためコ
ストが嵩み、しかもその効果も不十分であった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、印字ヘッドに
構造上の変更を加えることなく、リバウンド動作に伴う
余剰ドットの印字を防止できる、ドットインパクトプリ
ンタ用の印字ヘッド制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドットイン
パクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置は、プラテン上
にある紙にインクリボンを介してピンにより衝撃力を与
えることにより、紙面上にドットを形成するドットイン
パクトプリンタに用いられる印字ヘッド制御装置であっ
て、上位装置から入力した印字データを構成する各ドッ
トを通常ドットと最終ドットとに分類するドット分類手
段と、このドット分類手段で分類された通常ドット及び
最終ドットに対してそれぞれ通常ドット印字用駆動信号
及び最終ドット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力する
印字ヘッド駆動制御手段とを備えたものである。
【0006】例えば、最終ドットは、経時的に単発のド
ット、及び経時的に連続する複数のドットのうちの最終
のドットである。通常ドットは最終ドット以外のドット
である。最終ドット印字用駆動信号は、通常ドット印字
用駆動信号に比べてより長い時間、ピンがプラテン上の
紙を押さえ付けるように設定されたものである。
【0007】印字データが上位装置からドット分類手段
へ出力されると、印字データを構成する各ドットはドッ
ト分類手段によって通常ドットと最終ドットとに分類さ
れる。ドット分類手段で分類された通常ドット及び最終
ドットは、印字ヘッド駆動制御手段でそれぞれ通常ドッ
ト印字用駆動信号及び最終ドット印字用駆動信号に変換
され印字ヘッドへ出力される。すると、印字ヘッドは、
通常ドット印字用駆動信号又は最終ドット印字用駆動信
号に基づき、プラテン上にある紙にインクリボンを介し
てピンにより衝撃力を与える。
【0008】例えば、最終ドット印字用駆動信号は、通
常ドット印字用駆動信号より長い時間、印字ヘッドを励
磁するように設定されている。これにより、最終ドット
印字動作におけるピンの戻り速度が低下することによ
り、リバウンド量が減るので余剰ドットの発生が防止さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る印字ヘッド
制御装置の第一実施形態を示すブロック図である。以
下、この図面に基づき説明する。
【0010】本実施形態の印字ヘッド制御装置10は、
プラテン12上にある紙14にインクリボン16を介し
てピン18により衝撃力を与えることにより、紙面上に
ドットを形成するドットインパクトプリンタに用いら
れ、上位装置20から入力した印字データaを構成する
各ドットを、通常ドットb1と最終ドットb2とに分類
するドット分類手段22と、ドット分類手段22で分類
された通常ドットb1及び最終ドットb2に対してそれ
ぞれ通常ドット印字用駆動信号c1及び最終ドット印字
用駆動信号c2を印字ヘッド24へ出力する印字ヘッド
駆動制御手段26とを備えたものである。
【0011】印字ヘッド24は、電磁コイルを励磁する
ことにより衝撃力を得る「電磁式」が一般的である。印
字ヘッド制御装置10は、例えばマイクロコンピュータ
及び直流電源によって実現可能である。ドット分類手段
22は、印字データaを構成する各ドットを分類し、少
なくとも二種類の信号(通常ドットb1及び最終ドット
b2)を印字ヘッド駆動制御手段26へ出力する。すな
わち、ドット分類手段22は、印字ヘッド24のピン1
8の番号毎にドットを監視し、それぞれの条件に合った
信号を印字ヘッド駆動制御手段26へ出力する。印字ヘ
ッド駆動制御手段26は、少なくとも二種類の駆動電流
(通常ドット印字用駆動信号c1及び最終ドット印字用
駆動信号c2)を印字ヘッド24へ出力する。
【0012】ここで、印字ヘッド24は、30本程度の
ピン18が縦に配設されたシリアルドットインパクトプ
リンタ用であるとする。このとき、上端から下端までの
ピン18を、それぞれ1番ピンから30番ピンと呼ぶこ
とにする。例えば、一ドットづつの直線で構成される
「H」(印字データa)を印字する場合、「H」の横棒
部分(15番ピン)は、連続するドット構成となるの
で、右端の一ドットのみが最終ドットb2に分類され、
他のドットは全て通常ドットb1に分類される。「H」
の縦棒部分(15番ピンを除く1〜30番ピン)は、単
発のドット構成であるから、全て最終ドットb2に分類
される。
【0013】図2は、図1における印字ヘッド駆動制御
手段26から出力される駆動電流を示す波形図である。
以下、この図面に基づき説明する。
【0014】最終ドット印字用駆動信号c2が出力され
る条件は、図2〔1〕に示すように二ドット以上連続す
るドット構成の最終ドットと、図2〔2〕に示すように
連続しない単発のドット構成との場合である。また、通
常ドット印字用駆動信号c1が出力される条件は、連続
するドット構成での最終ドット以外のドットである。ま
た、最終ドット印字用駆動信号c2のパルス幅t2は、
通常ドット印字用駆動信号c1のパルス幅t2よりも長
くなっている。すなわち、最終ドット印字用駆動信号c
2は、通常ドット印字用駆動信号c1よりも励磁時間が
長くなるように設定されている。
【0015】次に、印字ヘッド制御装置10の動作につ
いて、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0016】印字データaが上位装置20からドット分
類手段22へ出力されると、印字データaを構成する各
ドットはドット分類手段22によって通常ドットb1と
最終ドットb2とに分類される。最終ドットb2は、経
時的に単発のドット、及び経時的に連続する複数のドッ
トのうちの最終のドットである。通常ドットb1は最終
ドットb2以外のドットである。ドット分類手段22で
分類された通常ドットb1及び最終ドットb2は、印字
ヘッド駆動制御手段26でそれぞれ通常ドット印字用駆
動信号c1及び最終ドット印字用駆動信号c2に変換さ
れ印字ヘッド24へ出力される。すると、印字ヘッド2
4は、通常ドット印字用駆動信号c1又は最終ドット印
字用駆動信号c2に基づき、プラテン12上にある紙1
4にインクリボン16を介してピン18により衝撃力を
与える。最終ドット印字用駆動信号b2は、通常ドット
印字用駆動信号b1に比べてより長い時間、ピン18が
プラテン12上の紙14を押さえ付けるように設定され
ている。
【0017】図3は、図1における印字ヘッド駆動制御
手段26から出力される駆動電流と印字ヘッド24のピ
ン18の動作との関係を示す波形図である。図3〔1〕
が駆動電流、図3〔2〕がピン動作である。以下、図1
及び図3に基づき説明する。
【0018】最終ドット印字用駆動信号c2は、通常ド
ット印字用駆動信号c1より、例えば100μs励磁時
間が長くなるように設定されている。最終ドット印字用
駆動信号c2による最終ドット印字動作d2は、通常ド
ット印字用駆動信号c1による通常ドット印字動作d1
よりも、動作速度、特に戻り速度d3が低下する。ピン
18の戻り速度d3が低下するということは、リバウン
ド動作d4の動作エネルギが低下することになる。した
がって、リバウンド動作d4が低減するので、余剰ドッ
トの発生が抑えられる。
【0019】図4は、本発明に係る印字ヘッド制御装置
の第二実施形態を示す波形図である。図4〔1〕は印字
ヘッド駆動制御手段から出力される駆動電流であり、図
4〔2〕は印字ヘッドのピン動作である。以下、この図
面に基づき説明する。ただし、図3と同一部分は同一符
号を付すことにより重複説明を省略する。
【0020】本実施形態では、最終ドット印字用駆動信
号c20が、駆動信号c21と駆動信号c22とによっ
て構成されている。駆動信号c21は通常ドット印字用
駆動信号b1と同じであり、駆動信号c22は通常ドッ
ト印字用駆動信号b1のパルス幅t1の半分のパルス幅
t3となっている。そして、駆動信号c22は、駆動信
号c21が終了してから20μs後に出力される。この
場合、最終ドット印字用駆動信号c20は、第一実施形
態における最終ドット印字用駆動信号c2と実質的に同
じである。そのため、本実施形態も第一実施形態と同様
の作用・効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る印字ヘッド制御装置によれ
ば、印字データを通常ドット及び最終ドットに分類し、
それぞれに対して通常ドット印字用駆動信号及び最終ド
ット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力するようにした
ので、印字ヘッドに機械的要素を追加することなく、最
終ドット印字動作に伴う余剰ドットの発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字ヘッド制御装置の第一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】図1の印字ヘッド制御装置における、印字ヘッ
ド駆動制御手段から出力される駆動電流を示す波形図で
ある。図2〔1〕は連続するドット構成の例であり、図
2〔2〕は単発のドット構成の例である。
【図3】図1の印字ヘッド制御装置における、印字ヘッ
ド駆動制御手段から出力される駆動電流と印字ヘッドの
ピンの動作との関係を示す波形図である。図3〔1〕が
駆動電流、図3〔2〕がピン動作である。
【図4】本発明に係る印字ヘッド制御装置の第二実施形
態を示す波形図である。図4〔1〕は印字ヘッド駆動制
御手段から出力される駆動電流であり、図4〔2〕は印
字ヘッドのピン動作である。
【符号の説明】
10 印字ヘッド制御装置 12 プラテン 14 紙 16 インクリボン 18 ピン 20 上位装置 22 ドット分類手段 24 印字ヘッド 26 印字ヘッド駆動制御手段 a 印字データ b1 通常ドット b2 最終ドット c1 通常ドット印字用駆動信号 c2,c20 最終ドット印字用駆動信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ドットインパクトプリンタ用の印字ヘ
ッド制御装置
【特許請求の範囲】
【請求項プラテン上にある紙にインクリボンを介
してピンにより衝撃力を与えることにより、紙面上にド
ットを形成するドットインパクトプリンタに用いられる
印字ヘッド制御装置であって、 上位装置から入力した印字データを構成する各ドット
を、通常ドットと最終ドットとに分類するドット分類手
段と、 このドット分類手段で分類された通常ドット及び最終ド
ットに対してそれぞれ通常ドット印字用駆動信号及び最
終ドット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力する印字ヘ
ッド駆動制御手段とを備え、 前記最終ドットとは、経時的に単発のドット、及び経時
的に連続する複数のドットのうちの最終のドットであ
り、前記通常ドットとは前記最終ドット以外のドットで
あり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
用駆動信号に比べてより長い時間、前記ピンが前記プラ
テン上の前記紙を押さえ付けるように設定されたもので
あり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
用駆動信号とパルス幅が同じものと、前記通常ドット印
字用駆動信号に比べてパルス幅が短いものとからなる ットインパクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置。
【請求項プラテン上にある紙にインクリボンを介
してピンにより衝撃力を与えることにより、紙面上にド
ットを形成するドットインパクトプリンタに用いられる
印字ヘッド制御装置であって、 上位装置から入力した印字データを構成する各ドット
を、通常ドットと最終ドットとに分類するドット分類手
段と、 このドット分類手段で分類された通常ドット及び最終ド
ットに対してそれぞれ通常ドット印字用駆動信号及び最
終ドット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力する印字ヘ
ッド駆動制御手段とを備え、 前記最終ドットとは、経時的に単発のドット、及び経時
的に連続する複数のドットのうちの最終のドットであ
り、前記通常ドットとは前記最終ドット以外のドットで
あり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
用駆動信号に比べてより長い時間、前記ピンが前記プラ
テン上の前記紙を押さえ付けるように設定されたもので
あり、 前記印字ヘッドは励磁によって前記衝撃力を与えるもの
であり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
用駆動信号と当該励磁時間が同じものと、前記通常ドッ
ト印字用駆動信号に比べて当該励磁時間が短いものとか
らなる ットインパクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットインパクト
プリンタに用いられる印字ヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドットインパクトプリンタ用の印
字ヘッドにおいて、印字動作時に、本来印字すべきでな
い場所に余剰ドットを印字してしまうことがあった。そ
の原因としては、印字動作終了後にリバウンド動作が発
生するため、印字ヘッドが余剰ドットを印字してしまう
ことが考えられる。従来、印字ヘッドのリバウンド動作
に対しては、印字ヘッドの構造上の工夫による対策が講
じられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印字ヘ
ッドの構造上の工夫では、大幅な設計変更を伴うためコ
ストが嵩み、しかもその効果も不十分であった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、印字ヘッドに
構造上の変更を加えることなく、リバウンド動作に伴う
余剰ドットの印字を防止できる、ドットインパクトプリ
ンタ用の印字ヘッド制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドットイン
パクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置は、プラテン上
にある紙にインクリボンを介してピンにより衝撃力を与
えることにより、紙面上にドットを形成するドットイン
パクトプリンタに用いられる印字ヘッド制御装置であっ
て、上位装置から入力した印字データを構成する各ドッ
トを通常ドットと最終ドットとに分類するドット分類手
段と、このドット分類手段で分類された通常ドット及び
最終ドットに対してそれぞれ通常ドット印字用駆動信号
及び最終ドット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力する
印字ヘッド駆動制御手段とを備えたものである。
【0006】最終ドットは、経時的に単発のドット、及
び経時的に連続する複数のドットのうちの最終のドット
である。通常ドットは最終ドット以外のドットである。
最終ドット印字用駆動信号は、通常ドット印字用駆動信
号に比べてより長い時間、ピンがプラテン上の紙を押さ
え付けるように設定されたものである。
【0007】印字データが上位装置からドット分類手段
へ出力されると、印字データを構成する各ドットはドッ
ト分類手段によって通常ドットと最終ドットとに分類さ
れる。ドット分類手段で分類された通常ドット及び最終
ドットは、印字ヘッド駆動制御手段でそれぞれ通常ドッ
ト印字用駆動信号及び最終ドット印字用駆動信号に変換
され印字ヘッドへ出力される。すると、印字ヘッドは、
通常ドット印字用駆動信号又は最終ドット印字用駆動信
号に基づき、プラテン上にある紙にインクリボンを介し
てピンにより衝撃力を与える。
【0008】最終ドット印字用駆動信号は、通常ドット
印字用駆動信号より長い時間、印字ヘッドを励磁するよ
うに設定されている。これにより、最終ドット印字動作
におけるピンの戻り速度が低下することにより、リバウ
ンド量が減るので余剰ドットの発生が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る印字ヘッド
制御装置の第一実施形態を示すブロック図である。以
下、この図面に基づき説明する。
【0010】本実施形態の印字ヘッド制御装置10は、
プラテン12上にある紙14にインクリボン16を介し
てピン18により衝撃力を与えることにより、紙面上に
ドットを形成するドットインパクトプリンタに用いら
れ、上位装置20から入力した印字データaを構成する
各ドットを、通常ドットb1と最終ドットb2とに分類
するドット分類手段22と、ドット分類手段22で分類
された通常ドットb1及び最終ドットb2に対してそれ
ぞれ通常ドット印字用駆動信号c1及び最終ドット印字
用駆動信号c2を印字ヘッド24へ出力する印字ヘッド
駆動制御手段26とを備えたものである。
【0011】印字ヘッド24は、電磁コイルを励磁する
ことにより衝撃力を得る「電磁式」が一般的である。印
字ヘッド制御装置10は、例えばマイクロコンピュータ
及び直流電源によって実現可能である。ドット分類手段
22は、印字データaを構成する各ドットを分類し、少
なくとも二種類の信号(通常ドットb1及び最終ドット
b2)を印字ヘッド駆動制御手段26へ出力する。すな
わち、ドット分類手段22は、印字ヘッド24のピン1
8の番号毎にドットを監視し、それぞれの条件に合った
信号を印字ヘッド駆動制御手段26へ出力する。印字ヘ
ッド駆動制御手段26は、少なくとも二種類の駆動電流
(通常ドット印字用駆動信号c1及び最終ドット印字用
駆動信号c2)を印字ヘッド24へ出力する。
【0012】ここで、印字ヘッド24は、30本程度の
ピン18が縦に配設されたシリアルドットインパクトプ
リンタ用であるとする。このとき、上端から下端までの
ピン18を、それぞれ1番ピンから30番ピンと呼ぶこ
とにする。例えば、一ドットづつの直線で構成される
「H」(印字データa)を印字する場合、「H」の横棒
部分(15番ピン)は、連続するドット構成となるの
で、右端の一ドットのみが最終ドットb2に分類され、
他のドットは全て通常ドットb1に分類される。「H」
の縦棒部分(15番ピンを除く1〜30番ピン)は、単
発のドット構成であるから、全て最終ドットb2に分類
される。
【0013】図2は、図1における印字ヘッド駆動制御
手段26から出力される駆動電流を示す波形図である。
以下、この図面に基づき説明する。
【0014】最終ドット印字用駆動信号c2が出力され
る条件は、図2〔1〕に示すように二ドット以上連続す
るドット構成の最終ドットと、図2〔2〕に示すように
連続しない単発のドット構成との場合である。また、通
常ドット印字用駆動信号c1が出力される条件は、連続
するドット構成での最終ドット以外のドットである。ま
た、最終ドット印字用駆動信号c2のパルス幅t2は、
通常ドット印字用駆動信号c1のパルス幅t2よりも長
くなっている。すなわち、最終ドット印字用駆動信号c
2は、通常ドット印字用駆動信号c1よりも励磁時間が
長くなるように設定されている。
【0015】次に、印字ヘッド制御装置10の動作につ
いて、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0016】印字データaが上位装置20からドット分
類手段22へ出力されると、印字データaを構成する各
ドットはドット分類手段22によって通常ドットb1と
最終ドットb2とに分類される。最終ドットb2は、経
時的に単発のドット、及び経時的に連続する複数のドッ
トのうちの最終のドットである。通常ドットb1は最終
ドットb2以外のドットである。ドット分類手段22で
分類された通常ドットb1及び最終ドットb2は、印字
ヘッド駆動制御手段26でそれぞれ通常ドット印字用駆
動信号c1及び最終ドット印字用駆動信号c2に変換さ
れ印字ヘッド24へ出力される。すると、印字ヘッド2
4は、通常ドット印字用駆動信号c1又は最終ドット印
字用駆動信号c2に基づき、プラテン12上にある紙1
4にインクリボン16を介してピン18により衝撃力を
与える。最終ドット印字用駆動信号b2は、通常ドット
印字用駆動信号b1に比べてより長い時間、ピン18が
プラテン12上の紙14を押さえ付けるように設定され
ている。
【0017】図3は、図1における印字ヘッド駆動制御
手段26から出力される駆動電流と印字ヘッド24のピ
ン18の動作との関係を示す波形図である。図3〔1〕
が駆動電流、図3〔2〕がピン動作である。以下、図1
及び図3に基づき説明する。
【0018】最終ドット印字用駆動信号c2は、通常ド
ット印字用駆動信号c1より、例えば100μs励磁時
間が長くなるように設定されている。最終ドット印字用
駆動信号c2による最終ドット印字動作d2は、通常ド
ット印字用駆動信号c1による通常ドット印字動作d1
よりも、動作速度、特に戻り速度d3が低下する。ピン
18の戻り速度d3が低下するということは、リバウン
ド動作d4の動作エネルギが低下することになる。した
がって、リバウンド動作d4が低減するので、余剰ドッ
トの発生が抑えられる。
【0019】図4は、本発明に係る印字ヘッド制御装置
の第二実施形態を示す波形図である。図4〔1〕は印字
ヘッド駆動制御手段から出力される駆動電流であり、図
4〔2〕は印字ヘッドのピン動作である。以下、この図
面に基づき説明する。ただし、図3と同一部分は同一符
号を付すことにより重複説明を省略する。
【0020】本実施形態では、最終ドット印字用駆動信
号c20が、駆動信号c21と駆動信号c22とによっ
て構成されている。駆動信号c21は通常ドット印字用
駆動信号b1と同じであり、駆動信号c22は通常ドッ
ト印字用駆動信号b1のパルス幅t1の半分のパルス幅
t3となっている。そして、駆動信号c22は、駆動信
号c21が終了してから20μs後に出力される。この
場合、最終ドット印字用駆動信号c20は、第一実施形
態における最終ドット印字用駆動信号c2と実質的に同
じである。そのため、本実施形態も第一実施形態と同様
の作用・効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る印字ヘッド制御装置によれ
ば、印字データを通常ドット及び最終ドットに分類し、
それぞれに対して通常ドット印字用駆動信号及び最終ド
ット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力するようにした
ので、印字ヘッドに機械的要素を追加することなく、最
終ドット印字動作に伴う余剰ドットの発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字ヘッド制御装置の第一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】図1の印字ヘッド制御装置における、印字ヘッ
ド駆動制御手段から出力される駆動電流を示す波形図で
ある。図2〔1〕は連続するドット構成の例であり、図
2〔2〕は単発のドット構成の例である。
【図3】図1の印字ヘッド制御装置における、印字ヘッ
ド駆動制御手段から出力される駆動電流と印字ヘッドの
ピンの動作との関係を示す波形図である。図3〔1〕が
駆動電流、図3〔2〕がピン動作である。
【図4】本発明に係る印字ヘッド制御装置の第二実施形
態を示す波形図である。図4〔1〕は印字ヘッド駆動制
御手段から出力される駆動電流であり、図4〔2〕は印
字ヘッドのピン動作である。
【符号の説明】 10 印字ヘッド制御装置 12 プラテン 14 紙 16 インクリボン 18 ピン 20 上位装置 22 ドット分類手段 24 印字ヘッド 26 印字ヘッド駆動制御手段 a 印字データ b1 通常ドット b2 最終ドット c1 通常ドット印字用駆動信号 c2,c20 最終ドット印字用駆動信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテン上にある紙にインクリボンを介
    してピンにより衝撃力を与えることにより、紙面上にド
    ットを形成するドットインパクトプリンタに用いられる
    印字ヘッド制御装置であって、 上位装置から入力した印字データを構成する各ドット
    を、通常ドットと最終ドットとに分類するドット分類手
    段と、 このドット分類手段で分類された通常ドット及び最終ド
    ットに対してそれぞれ通常ドット印字用駆動信号及び最
    終ドット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力する印字ヘ
    ッド駆動制御手段とを備えた、 ドットインパクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】 プラテン上にある紙にインクリボンを介
    してピンにより衝撃力を与えることにより、紙面上にド
    ットを形成するドットインパクトプリンタに用いられる
    印字ヘッド制御装置であって、 上位装置から入力した印字データを構成する各ドット
    を、通常ドットと最終ドットとに分類するドット分類手
    段と、 このドット分類手段で分類された通常ドット及び最終ド
    ットに対してそれぞれ通常ドット印字用駆動信号及び最
    終ドット印字用駆動信号を印字ヘッドへ出力する印字ヘ
    ッド駆動制御手段とを備え、 前記最終ドットとは、経時的に単発のドット、及び経時
    的に連続する複数のドットのうちの最終のドットであ
    り、前記通常ドットとは前記最終ドット以外のドットで
    あり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
    用駆動信号に比べてより長い時間、前記ピンが前記プラ
    テン上の前記紙を押さえ付けるように設定されたもので
    ある、 ドットインパクトプリンタ用の印字ヘッド制御装置。
  3. 【請求項3】 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記
    通常ドット印字用駆動信号に比べてパルス幅が長いもの
    からなる、 請求項2記載のドットインパクトプリンタ用の印字ヘッ
    ド制御装置。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドは励磁によって前記衝撃
    力を与えるものであり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
    用駆動信号に比べて当該励磁時間が長いものからなる、 請求項2記載のドットインパクトプリンタ用の印字ヘッ
    ド制御装置。
  5. 【請求項5】 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記
    通常ドット印字用駆動信号とパルス幅が同じものと、前
    記通常ドット印字用駆動信号に比べてパルス幅が短いも
    のとからなる、 請求項2記載のドットインパクトプリンタ用の印字ヘッ
    ド制御装置。
  6. 【請求項6】 前記印字ヘッドは励磁によって前記衝撃
    力を与えるものであり、 前記最終ドット印字用駆動信号は、前記通常ドット印字
    用駆動信号と当該励磁時間が同じものと、前記通常ドッ
    ト印字用駆動信号に比べて当該励磁時間が短いものとか
    らなる、 請求項2記載のドットインパクトプリンタ用の印字ヘッ
    ド制御装置。
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