JPH02120051A - インパクト型ドットプリンタ - Google Patents

インパクト型ドットプリンタ

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JPH02120051A
JPH02120051A JP27392288A JP27392288A JPH02120051A JP H02120051 A JPH02120051 A JP H02120051A JP 27392288 A JP27392288 A JP 27392288A JP 27392288 A JP27392288 A JP 27392288A JP H02120051 A JPH02120051 A JP H02120051A
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惇夫 坂井田
Yoshiyuki Ikezaki
由幸 池崎
Akira Iriguchi
明 入口
Masashi Suzuki
正史 鈴木
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧電型印字ヘッドを備えたインパクト型ドツト
プリンタに関するものであり、特に、プリンクを高価に
することなく、印字媒体の厚さ(以下、媒体厚という。
)等の変化にかかられず印字品質を良好に保つ技術に関
するものである。
〔発明の背景〕
インパクト型ドツトプリンタは一般に、(a)圧電素子
およびその圧電素子の変位に基づいて印字用紙、封筒、
綴り用紙(複数枚の紙が互に重なり合って一体となった
もの。)等印字媒体にドツトを印刷する印字ワイヤを有
する印字ヘッドと、(b)ドツト印刷指令に応じて、駆
動電圧を圧電素子に印加することにより印字ワイヤを印
字媒体に押し付けさせる圧電素子制御装置とを含むよう
に構成される。
この種のプリンタにおいては、印字媒体の厚さが薄い程
、あるいは圧電素子の温度が高い程、非作用位置におけ
る印字ワイヤと印字媒体との間のギャップ(以下、初期
ギャップという、)が増大する。圧電素子の温度が上昇
すると、それに伴って圧電素子の初期寸法、すなわち、
圧電素子に駆動電圧が全く印加されていない状態での圧
電素子の変位方向における寸法が減少し、その結果、印
字媒体の厚さが変化しなくても、印字ワイヤと印字媒体
とのギャップが増大することとなるのである。
したがって、ドツト印刷指令に応じて、一定の大きさの
駆動電圧が圧電素子に印加され、ドツト印刷時に圧電素
子が一定の大きさで変位させられ、その結果、印字ワイ
ヤが一定の大きさのストロークで印字媒体に接近させら
れる場合には十分な印字品質が得られない。初期ギャッ
プが印字ワイヤの一定ストロークより大きい場合には、
印字ワイヤが印字媒体に到達し得す、印字がされないか
薄くなるのであり、逆に、小さい場合には、印字ワイヤ
、圧電素子の変位を印字ワイヤに伝達する変位伝達機構
等に必要以上の負荷が加えられ、あるいは印字媒体が損
傷される。そこで、従来は、ドツト印刷に先立って、印
字ヘッドを印字媒体に対して機械的に接近離間させ、初
期ギャップを一定の大きさに修正した状態で印字するこ
とが行われていた。しかし、このようにすると、装置構
造が複雑となり、プリンタが高価となることを避は得な
い。
このような事情に鑑み、本出願人は先に次のようなイン
パクト型ドツトプリンタを開発し、特願昭62−277
011号として出願中である。この開発装置においては
、前記圧電素子制御装置が、初期ギャップが大きい程大
きな電圧を前記駆動電圧として圧電素子に印加するもの
とされており、ドツト印刷時における印字ワイヤのスト
ロークの大きさが初期ギャップに応じて変化させられる
したがって、初期ギャップが変化しても、それに合わせ
ていちいち印字ヘッドと印字媒体との相対位置を変化さ
せなくてもよくなり、安価なプリンタが得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、本出願人によるその後の研究により、開発装置
には次のような問題があることが判明した。開発装置に
おいては、ドツト印刷指令に応じて印字ワイヤが初期ギ
ャップと等しい大きさのストロークで一度に変位させら
れるため、初期ギャップが大きい程、印字ワイヤの押付
は時に印字ワイヤと印字媒体との間に高い印字圧が発生
する。
そのため、例えば、媒体厚の変化に起因して初期ギャッ
プの大きさが変化した場合には、印字媒体の厚さが薄い
程印字圧が高くなって印字媒体が損傷し易く、厚い程印
字圧が低くなって印字が不鮮明となってしまうのである
さらに、開発装置においては、媒体厚が一定であっても
圧電素子の温度が増大すれば、それに伴って初期ギャッ
プが増大するため、圧電素子の温度変化に起因して印字
圧が変動し、印字品質が低下するという問題がある。
そこで、本発明はこれらの問題を解決することを課題と
して為されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は、前述のインパクト型ドツトプリンタに
おける圧電素子制御装置を、前記初期ギャップが大きい
程大きく、かつ前記印字ワイヤが印字媒体に押し付けら
れない程度の静的電圧を前記圧電素子に印加し、前記ド
ツト印刷指令に応じて、予め定められた大きさの動的電
圧を圧電素子に静的電圧に加えて印加することにより印
字ワイヤを印字媒体に押し付けさせるものとすることに
ある。
なお、本発明は、圧電素子の温度が一定に保たれるか、
あるいは温度が変化してもそれに起因して初期ギャップ
が変化することがないように対策されているため、初期
ギャップの変化が媒体厚の変化のみに起因して発生する
プリンタに対しても、使用可能な印字媒体の厚さが一定
の厚さに定められているため、初期ギャップの変化が圧
電素子の温度変化のみに起因して発生するプリンタに対
しても、初期ギャップの変化が圧電素子の温度変化およ
び媒体厚変化の双方に起因して発生するプリンタに対し
ても適用することができる。
また、印字ワイヤを印字媒体に押し付けてドツトを印刷
させる態様として、印字ワイヤを、印字圧に応じて発色
するいわゆる感圧媒体に直に押し付けることにより感圧
媒体にドツトを印刷させることも、印字ワイヤを印字リ
ボン等を介して印字媒体に押し付けることにより、印字
媒体上にドツトを印刷することもできる。
また、初期ギャップの大きさは、それを検出する初期ギ
ャップ検出手段からのギャップ信号に基づいて直接的に
求めることも、オペレータによって入力される媒体厚に
関する情報や、媒体厚を機械的2電気的あるいは光学的
に検出する媒体厚検出手段からの媒体厚信号や、圧電素
子の温度を検出する温度検出手段からの温度信号などに
基づいて間接的に求めることもできる。
〔作用〕
本発明に係るインパクト型ドツトプリンタにおいては、
ドツト印刷に先立って、圧電素子に静的電圧が印加され
、圧電素子が、印字ワイヤを印字媒体に押し付けるには
足りない程度に予め変位させられる。そして、ドツト印
刷指令に応じて圧電素子に動的電圧が静的電圧に加えて
印加され、印字ワイヤが予め変位させられた位置からさ
らに印字媒体に接近へせられ、やがて印字媒体に押し付
けられる。つまり、本発明に係るプリンタにおいては、
圧電素子の変位が、静的電圧の印加に伴う第1段階の変
位と、動的電圧の印加に伴う第2段階の変位との2段階
で行われ、ドツト印刷時に発生する印字圧が、圧電素子
の第2段階での変位量、すなわち動的電圧の大きさで決
まることとなるのである。
したがって、動的電圧の大きさを、例えば、−定の高さ
の印字圧に対応して一定に決めることができる。このよ
うにすれば、媒体厚が変化したり圧電素子の温度が変化
したりして初期ギャップが変化することがあっても、常
に一定の高さの印字圧でドツトが印刷されることとなる
。したがって、媒体厚が比較的広範囲に変化する場合で
も、印字圧が不足したり高過ぎたりする事態の発生が回
避され、印字品質が向上するという効果が得られる。
印字媒体に適正な印字圧は、媒体厚が厚い程高くなるの
が普通である。したがって、印字圧を各印字媒体に対し
て適正な高さとすることが必要な場合には、動的電圧の
大きさを、媒体厚が厚い程大きくなるように決めること
が望ましい。
〔発明の効果〕
このように、本発明に従えば、初期ギャップが変化して
も印字圧が一定の高さあるいは印字媒体に適正な高さに
保たれることとなり、初期ギャップ変化に起因して印字
媒体が損傷したり、印字が不鮮明になったりすることが
なくなって、印字品質が良好に保たれるという効果が得
られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図は本発明の一実施例であるインパクト型ドツトプ
リンタ主要部の平面図である。図において符号10が圧
電型印字ヘッドを示す。印字ヘッド10は、それぞれが
圧電素子Pと、印字ワイヤ12と、圧電素子Pの変位を
拡大して印字ワイヤ12に伝達する変位拡大機構14と
を含むドツト印刷部を複数備えている。複数のドツト印
刷部は、各々が図において図面に直角な方向に互に近接
して重ねられた状態で、共通の保持フレーム15によっ
て保持されている。
印字ヘッド10はキャリッジ16に固定的に保持されて
いる。キャリッジ16は、プリンタの前側から後側に向
かって(図の下側から上側に向かって)互に平行に並ぶ
ガイドレール18およびガイド軸20によって、プラテ
ン22の長手方向に移動可能に支持されている。ガイド
レール18およびガイド軸20は、プリンタの左右側に
おいてそれぞれ前後に延びる一対のサイドフレーム24
゜26に固定的に支持され、プラテン22は、それら一
対のサイドフレーム24.26にプラテン22の軸線回
りに回転可能かつ軸方向に移動不能に支持されている。
キャリッジ16は、キャリッジモータ30によって循環
させられるエンドレスなベルト32とそれの直線部上の
一位置において連結されており、その連結位置が左右方
向に移動させられるのに伴って、キャリッジ16、ひい
ては印字ヘッド10がプラテン22の軸方向に移動させ
られる。この移動に伴って、印字ヘッド10とプラテン
22に支持される印字媒体としての印字用紙Mとの印字
方向の相対位置が変化させられる。
プラテン22は紙送りモータ34によって回転させられ
るようになっており、この回転に伴って、印字ヘッド1
0と印字用紙Mとの紙送り方向の相対位置が変化させら
れる。
キャリッジ16には、プラテン22に近接して対向する
ホトセンサ36が取り付けられている。
ホトセンサ36は、印字用紙M上に光を発する発光素子
と、印字用紙M上からの乱反射光を受け、その光の強さ
に応じた強度信号を出力する受光素子とを備えている。
紙厚が厚い程発光素子および受光素子が印字用紙Mに対
して相対的に接近するから、紙厚が厚い程強い乱反射光
が受光素子シこ照射されることとなる。
印字ヘッドIOには、圧電素子Pの温度を検出する温度
センサ40が取り付けられている。温度センサ40は温
度変化に対応して電気抵抗が変化するものである。温度
センサ40は前記保持フレーム15に接触させられてい
る。
圧電素子Pは第1図に示す圧電素子駆動回路42によっ
て駆動される。なお、圧電素子駆動回路42は、複数の
ドツト印刷部の各々に属する圧電素子Pに対して1つず
つ設けられており、図は1つの圧電素子駆動回路42を
代表的に示すものである。
圧電素子駆動回路42においては、電圧可変型の第1直
流電源E3.ダイオードD、および圧電素子Pが順に直
列に接続され、第1直流電源E+の負極側と圧電素子P
の負極となるべき電極側とが共に接地されている。ダイ
オ−1’D、の順方向は、第1直流電源E1の正極側か
ら圧電素子Pの正極となるべき電極側に向かう向きと等
しくされている。
第1直流電源E1およびダイオードD1と並列に、電圧
可変型の第2直流電源Ex、I”ランジスタTR,およ
びコイルLの直列回路が接続されている。トランジスタ
TR,の順方向は、第2直流電源E2の正極側から圧電
素子Pの正極となるべき電極側に向かう向きと等しくさ
れている。トランジスタTR,にはそれを逆方向にバイ
パスするダイオードD2が接続されている。トランジス
タTR,およびコイルしには、両者をバイパスするトラ
ンジスタTR,が接続されており、このトランジスタT
R,の順方向はトランジスタTR,の順方向と等しくさ
れている。トランジスタTR。
にはそれを逆方向にバイパスするダイオードD3が接続
されている。
第1直流電源E、の正極側と、コイルLの直流電源E2
の正極側に対応する端子との間にトランジスタT R3
が接続されている。トランジスタTR3の順方向はコイ
ルLの上記端子側から第1直流電源E、の正極側に向か
う向きと等しくされている。トランジスタTR3にはそ
れを逆方向にバイパスするダイオードD4が接続されて
いる。なお、圧電素子駆動回路42の作動は後に詳述す
る。
プリンタはコンピュータを主体とする印字制御部46を
備えている。印字制御部46は第3図に示すように、C
PU50.ROM52.RAM54およびそれらを互に
接続するバス56を備えている。
CPU50にはプリンタに印字を命令するホストコンピ
ュータ60が接続されており、このホストコンピュータ
60からプリンタに印字データ。
印字開始指令、印字終了指令等が入力される。CPU5
0にはまた、前記紙送りモータ34.圧電素子駆動回路
42.キャリッジモータ30.ホトセンサ36および温
度センサ40が接続されている。紙送りモータ34およ
びキャリッジモータ30はそれぞれドライバ64.66
を介してCPU50に接続されている。ホトセンサ36
は、それの強度信号をデジタルの紙厚データに変換する
A/D変換器70を介してCPU50に接続されている
。温度センサ40は直流電源Eおよび検出抵抗Rと共に
互に直列に接続されており、検出抵抗Rの電圧■、が増
幅器72によって増幅された後、その電圧信号がA/D
変換器74によってデジタルの温度データに変換されて
CPU50に取り込まれるようになっている。
ROM52には、(a)第4図と第5図とにそれぞれフ
ローチャートで示すメインプログラムと圧電素子駆動サ
ブルーチンと、[有])紙厚データと動的電圧■。の大
きさとの間の予め定められた関係を表す第1テーブルと
、(C)紙厚データと温度データと静的電圧■、の大き
さとの間の予め定められた関係を表す第2テーブルとが
記憶されている。静的電圧■、は、紙厚が薄い程、圧電
素子Pの温度が高い程大きくなり、動的電圧■。は、紙
厚が厚い程大きくなるようにされている。
RAM54には、印字データ、紙厚データ、動的電圧■
。の大きさを表すデータおよび今回の印字行が印字開始
から何行目であるかを表す行カウント値を表すデータが
それぞれ記憶される。
次にプリンタの作動を第1図、第4図および第5図に基
づいて説明する。
プリンタのメインスイッチが操作され、ホストコンピュ
ータ60から給紙指令が入力されるか、あるいはプリン
タの給紙スイッチが操作されるかすれば、CPU50が
紙送りモータ34を駆動してプラテン22を回転させ、
これにより、印字用紙Mが所定の印字位置に位置決めさ
れる。この位置決め完了後に、CPU50はメインプロ
グラム(第4図にフローチャートで示す。)を実行する
まず、ステップ31(以下、単にStという。
他のステップについても同じとする。)において、ホト
センサ36からの紙厚データが取り込まれ、RAM54
に記憶される。S2においてその紙厚データに対応する
動的電圧■。の大きさが第1テーブルから求められ、そ
の動的電圧■8の大きさを表すデータがRAM54に記
憶される。S3においてホストコンピュータ60から印
字開始指令が入力されるのを待つ状態となり、入力され
れば、S4においてRAM54の行カウント値が0にリ
セットされる。
S5において行カウント値が0または5の倍数であるか
否かが判定される。今回は初回であるからS5の判定結
果がYESとなって86以後のステップが実行される。
S6において温度データが取り込まれ、S7において、
その温度データと31で取り込まれた紙厚データ(RA
M54に格納されている。)とに対応する静的電圧■3
の大きさが第2テーブルから求められる。S8において
、第1直流電源E、の第1電源電圧VEIが静的電圧V
、と等しい大きさに制御され、また、第2直流電源E2
の第2電源電圧■。が静的電圧■、と動的電圧VOとの
和に等しい大きさに制御される。
このとき、°第1直流電源E、の電気エネルギがダイオ
ードD+を経て圧電素子P(複数のドツト印刷部のすべ
ての圧電素子P)に移動し、圧電素子Pの電圧■、が第
1電源電圧■□とほぼ等しい大きさに上昇し、圧電素子
Pおよび印字ワイヤ12が変位させられる。しかし、こ
の変位によっては、印字ワイヤ12は印字用紙M上にド
ツトを印刷しない。その後、S9において一定時間遅延
されることにより、印字ワイヤ12が静止するのが待た
れる。
S10において印字データに基づいて1行分の印字が行
われる。具体的には、印字ヘッド10が印字方向に1ピ
ツチ移動させられる毎に、印字ヘッドlOの印字予定位
置に対応する印字データに基づいて複数の印字ワイヤ1
2からドツト印刷させるべき印字ワイヤ12が選択され
、その選択された印字ワイヤ12に対応する圧電素子駆
動回路42に対して圧電素子駆動サブルーチン(第5図
にフローチャートで示す。)が実行される。以下、この
サブルーチンの実行の様子を説明する。
第1図に示す圧電素子駆動回路42のトランジスタTR
,、TR,およびTR,は常にはオフ状態にある。まず
、5100においてトランジスタTR,がオン状態に切
り換えられ、5101において一定時間遅延される。ト
ランジスタTR,がオン状態にある間、第2直流電源E
tの電荷がトランジスタTR,およびコイルLを経て圧
電素子Pに移動する。その結果、圧電素子Pの電圧VP
が第1電源電圧■、と等しい大きさから上昇を開始し、
やがて第2電源電圧■。と等しい大きさに到達する。こ
のとき、印字ワイヤ12が印字リボンを介して印字用紙
Mに押し付けられ、印字用紙M上にドツトが印刷される
。印字ワイヤ12と印字用紙Mとの間に発生する印字圧
は、圧電素子Pの電圧■、が第1電源電圧Vtlと等し
い大きさから第2電源電圧■。と等しい大きさに上昇す
ることによって印字ワイヤ12に発生するス□トローク
の大きさに対応する。したがって、印字用紙Mの厚さが
各印刷開始時で異なったり、一連の印字中(印字開始か
ら印字終了まで)に圧電素子Pの温度が変化したりして
初期ギャップが変化しても、印字用紙M上にそれに適し
た印字圧でドツトが印刷され、初期ギャップが変化する
のにかかわらず常に良好な印字が行われる。
なお、トランジスタTR,がオン状態にあり、圧電素子
Pの電圧■、が第1電源電圧VEIより大きくなっても
、ダイオードD1の存在によって圧電素子Pの電気エネ
ルギが第1直流電源E、に移動することが阻止される。
また、ダイオードD。
の存在により、圧電素子Pの電圧■、が第2電源電圧■
9□より大きくなることが阻止されるとともに、印字ワ
イヤ12が印字用紙Mを押し付けることなどによって、
圧電素子Pの電気エネルギが消費され、圧電素子Pの電
圧vPが低下しようとしても、その低下を補うべく、第
2直流電源E2の電荷がトランジスタTR,およびコイ
ルLを経て圧電素子Pに補充されるから、圧電素子Pの
電圧VP、ひいては圧電素子Pの変位が一定に保たれる
。なお、3101における遅延時間の長さは、圧電素子
Pの電圧■、が第2電源電圧Vttと等しい大きさにな
る時期を経た一時期に次のステップ、すなわち5102
が実行されるように定められている。
5102においてトランジスタTR,がオフ状態に復帰
させられ、3103においてトランジスタTR,がオン
状態に切り換えられる。この状態は、トランジスタT 
R+が8100の実行によってオン状態に切り換えられ
た時期から一定時間が経過し、5104の判定結果がY
ESとなるまで継続される。この状態においては、圧電
素子Pの電圧■Pを第21源電圧■。より増大させるこ
ととなるべき過剰の電気エネルギ(コイルしに蓄積され
ている。)がダイオードD、を経て第2直流電源E2に
返還される。上記一定時間の長さが、コイルLの電気エ
ネルギが完全に第2直流電源E2に返還される時期と同
時かあるいはその時期を経た一時期となるように定めら
れている。また、圧電素子Pの電気エネルギが消費され
て圧電素子Pの電圧■、が減少しようとしても、第2直
流電源E2の電荷がトランジスタT Rzを経て圧電素
子Pに移動するから、圧電素子Pの電圧VPが第2電源
電圧VE2と等しい大きさに保たれる。
5105においてトランジスタTR,がオフ状態に復帰
させられた直後に、3106にトランジスタT R3が
オン状態に切り換えられる。この切換えにより、圧電素
子Pの電気エネルギがコイルしに移動し、圧電素子Pの
電圧VP、すなわち圧電素子Pの変位が減少し、印字ワ
イヤ12が前記静止位置に復帰する。5107において
、圧電素子Pの電圧■、が第1電源電圧v!Iの大きさ
まで減少すること、すなわち、圧電素子Pに第2直流電
源E2から供給された分の電気エネルギが完全にコイル
しに移動することが待たれる。その後、5108におい
てトランジスタTR,がオフ状態に復帰させられて、メ
インプログラムのSlOに戻る。
1行分の印字が終了すると、511において、ホストコ
ンピュータ60から印字終了指令が出されたか否かが判
定される。今回は初回であるから、普通印字終了指令は
出されておらず、Sllの判定結果がNOとなり、31
2において改行の必要があるか否かが判定される。そう
であればSi2において改行が行われ、そうでなければ
314において印字用紙Mを新しいものに変えるいわゆ
る改ページが行われる。その後、315において行カウ
ント値が1だけ増大させられて、S5の実行に戻る。
次に行われるのは2行目の印字であるから、S5の判定
結果がNOとなり、S6ないしS9の実行がバイパスさ
れてSIOが実行される。したがって、2行目の印字時
には、第1電源電圧VEIおよび第2電源電圧Vttが
それぞれ1行目の印字時と等しい大きさに固定される。
311以後は1行目と同様に行われる。そして、印字開
始からの印字行数が5の倍数と等しくなったとき、次の
印字に先立って、S5の判定結果がYESとなり、S7
において印字用紙Mの厚さと圧電素子Pの温度とに応じ
て静的電圧V、の大きさが更新され、S8において電源
電圧■□+VE2の大きさが制御される。すなわち、本
実施例においては、静的電圧■、の大きさの更新が、印
字開始時と、5行分の印字が終了する毎とに行われ、動
的電圧VDの大きさの更新が、印字開始時に限って行わ
れるのである。以上のようにして印字が為されて、一連
の印字データ全部の印字が終了し、あるいはホストコン
ピュータ60から印字終了指令が出されれば、Sllの
判定結果がYESとなって、印字が終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ホトセンサ36と、温度センサ4oと、圧電素子駆動回
路42と、印字制御部46の静的電圧■、の大きさと動
的電圧V、の大きさとを演算する部分、第1および第2
電源電圧■□+VEZの大きさを制御する部分、ならび
にトランジスタTR+ 、TR2、TR:+を制御する
部分とが圧電素子制御装置を構成している。
第6図に上記実施例とは異なる態様の圧電素子駆動回路
90を示す。この回路90は、前記圧電素子駆動回路4
2に対して、ダイオードD1が省略され、第1直流電源
E、の正極側が第2直流電源E2の負極側に接続される
とともに接地され、第1直流電源E、の負極側と圧電素
子Pの負極となるべき電極側とが接続されたものである
以上のように構成された圧電素子駆動回路90の作動を
説明する。ただし、本実施例においては、前記メインプ
ログラムのS8の実行時に、第1電源電圧Vt+が静的
電圧■、と等しい大きさに制御され、第2電源電圧VE
Xが動的電圧■。と等しい大きさに制御される。
トランジスタTRI 、TR,、TR3がいずれもオフ
状態にある通常状態では、第1直流電源E。
の電荷がダイオードD4およびコイルLを経て圧電素子
Pに移動し、圧電素子Pの電圧■、の大きさが第1電源
電圧VEIの大きさと等しい値を中心に振動する。この
振動は時間の経過につれて減衰し、やがて、圧電素子P
の電圧■、が第1電源電圧VE+とほぼ等しい大きさに
保たれる。この状態では、圧電素子Pが、印字ワイヤ1
2にドツトを印刷させるには至らない程度に変位させら
れている。
その後、圧電素子駆動回路90に対して前記圧電素子駆
動サブルーチンが実行され、トランジスタTR,がオフ
状態からオン状態に切り換えられれば、第1直流電源E
t と第2直流電源E2との電圧の和がトランジスタT
R,を経てコイルLと圧電素子Pとの直列回路に印加さ
れ、圧電素子Pの電圧■Pが第1電源電源Vttとほぼ
等しい大きさから上昇を開始する。やがて、圧電素子P
の電圧■2は、第1電源電圧VEIと第2電源電圧Va
tとの和に等しい大きさまで上昇し、以後はその大きさ
に保たれる。このとき、印字ワイヤ12が印字用紙Mに
押し付けられ、印字用紙M上にドツトが印刷される。そ
の後の作動は前記圧電素子駆動回路42の場合と同様で
あるから、説明を省略する。
このように、本実施例においては、印字ワイヤ12にド
ツトを印刷させる際に、圧電素子Pに第1直流電源貼と
第2直流電源E2との電圧の和の電圧を印加し得るから
、第2′gl源電圧■。を前記実施例における場合より
小さくすることが可能となり、その上、前記実施例にお
けるダイオードD1が不要となるから、装置コストが!
ff減できるという効果が得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ホトセンサ36と、温度センサ4oと、圧電素子駆動回
路9oと、印字制御部46の静的電圧V、の大きさと動
的電圧■。の大きさとを演算する部分、第1および第2
電源電圧”EI+  VE!の大きさを制御する部分、
ならびにトランジスタTR+ 、TR2、TRIを制御
する部分とが圧電素子制御装置を構成している。
第7図に前記2実施例とは異なる圧電素子駆動回路10
0を示す。これは、予め定められた一定の大きさの電源
電圧を発生し得る直流電源E、  トランジスタTR,
、TR,および圧電素子Pが順に直列に接続され、直流
電源Eの負極側と、圧電素子PのトランジスタTR,と
接続される電極側とは反対側の電極側とが共に接地され
ている。トランジスタTR,の順方向もトランジスタT
R。
の順方向も、直流電源Eの正極側から圧電素子Pのトラ
ンジスタ’T’ R,と接続される電極側に向かう向き
と等しくされている。また、各トランジスタTR,,T
R,にはそれを逆方向にバイパスするダイオードD、、
D、が接続されている。トランジスタTR,とTR2と
の接続点はコイルLを介して接地されている。
本実施例においては、前記メインプログラムの38の代
わりに、第8図にフローチャートで示す静的駆動サブル
ーチンが実行される。このサブルーチンが実行されれば
、まず、5200において、トランジスタTR,がオン
状態とオフ状態とを一定小周期で交互に繰り返されるよ
うに制御される。
トランジスタTR,がオン状態であれば、直流電[Hの
電気エネルギがトランジスタTR,を経てコイルLに蓄
積され、トランジスタTR,がオフ状態であれば、コイ
ルし、圧電素子PおよびダイオードD2に電流ループが
形成され、コイルLの電気エネルギが圧電素子Pに蓄積
される。このオンオフ制御により、圧電素子Pの電圧■
、が上昇を開始し、静的電圧V、と等しい大きさ以上と
なったときに、5201の判定結果がYESとなり、5
202において、トランジスタT R+がオフ状態に保
たれる。このとき、圧電素子Pの電圧■Pも一定の大き
さに保たれる。
また、本実施例においては、前記圧電素子駆動サブルー
チンの代わりに、第9図にフローチャートで示す動的駆
動サブルーチンが実行される。具体的には、5300に
おいて、トランジスタTR。
が再びオンオフ制御され、圧電素子Pの電圧■Pが静的
電圧■、と等しい大きさから上昇を開始し、静的電圧■
8と動的電圧■。との和と等しい大きさ以上となり、5
301の判定結果がYESとなったときに、5302に
おいて、トランジスタTR3がオフ状態に復帰させられ
、圧電素子Pの電圧■Pが一定に保たれる。このとき、
印字用紙M上にドントが印刷される。
5303において、5300の実行時から一定時間が経
過したか否かが判定され、そうであれば、5304にお
いて、トランジスタTR2がオン状態に切り換えられる
。その結果、圧電素子Pが放電して、圧電素子Pの電気
エネルギがコイルしに移動させられる。圧電素子Pの電
圧V、が静的電圧v3と等しい大きさ以下となり、53
05の判定結果がYESとなれば、5306において、
トランジスタT Rzがオフ状態に復帰させられる。
その結果、コイルLの電気エネルギがダイオードD1を
経て直流電源已に返還される。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ホトセンサ36と、温度センサ40と、圧電素子駆動回
路100と、印字制御部46の静的電圧V、の大きさと
動的電圧V、の大きさとを演算する部分およびトランジ
スタTR,、TR。
を制御する部分とが圧電素子制御装置を構成している。
なお、以上説明した実施例においては、動的電圧■。の
大きさの更新が、媒体厚たる紙厚が変化する可能性のあ
る時期としての、印字開始に先立つ時期に限って行われ
るが、その更新を、例えば、印字用紙Mが新しいものに
変えられる毎に行ったり、印字用紙Mのサイズが変更さ
れる毎に行ったりすることができる。
以上、本発明のいくつかの実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、これらの他にも当業者の知識に基づいて
種々の変形、改良等を施した態様で本発明を実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるインパクト型ドツトプ
リンタの圧電素子駆動回路を示す電気回路図、第2図は
本プリンタの印字ヘッド周辺を示す部分平面図、第3図
は本プリンタの印字制御部とそれに接続される電気部品
との関係を示すブロック図、第4図および第5図はそれ
ぞれ本プリンタの印字制御プログラムであるメインプロ
グラムおよび圧電素子駆動サブルーチンを示すフローチ
ャートである。第6図は上記実施例とは異なる圧電素子
駆動回路を示す電気回路図である。第7図は上記2実施
例とは異なる圧電素子駆動回路を示す電気回路図、第8
図および第9図はそれぞれ第7図の圧電素子駆動回路を
制御するための静的駆動サブルーチンおよび動的駆動サ
ブルーチンを示すフローチャートである。 10:圧電型印字ヘッド 12:印字ワイヤ   36:ホトセンサ40:温度セ
ンサ 42.90.too:圧電素子駆動回路46:印字制御

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 圧電素子およびその圧電素子の変位に基づいて印字媒体
    にドットを印刷する印字ワイヤを有する印字ヘッドと、 非作用位置における印字ワイヤと印字媒体との間のギャ
    ップが大きい程大きく、かつその印字ワイヤが印字媒体
    に押し付けられない程度の静的電圧を前記圧電素子に印
    加し、ドット印刷指令に応じて、予め定められた大きさ
    の動的電圧を圧電素子に前記静的電圧に加えて印加する
    ことにより前記印字ワイヤを印字媒体に押し付けさせる
    圧電素子制御装置と を含むインパクト型ドットプリンタ。
JP27392288A 1988-10-28 1988-10-28 インパクト型ドットプリンタ Expired - Lifetime JP2701380B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207322A (ja) * 1995-02-08 1996-08-13 Nec Corp ラインドットプリンタ

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