JP2550831B2 - ドット印字装置 - Google Patents

ドット印字装置

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JP2550831B2
JP2550831B2 JP4191454A JP19145492A JP2550831B2 JP 2550831 B2 JP2550831 B2 JP 2550831B2 JP 4191454 A JP4191454 A JP 4191454A JP 19145492 A JP19145492 A JP 19145492A JP 2550831 B2 JP2550831 B2 JP 2550831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種印字モード下にお
いて圧電アクチュエータにより駆動された印字ワイヤを
介して印字媒体上にドット印字を行なうドット印字装置
に関し、特に、印字ワイヤが突出位置から後退位置に戻
る際に、印字ワイヤの後端がストッパ等に当接するとき
に生ずるはね返りに基づく2次バウンドを印字モードに
対応させて効率良く制御可能なドット印字装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ドット印字装置は一般に印
字媒体にドット印字する印字ワイヤを備えた印字ヘッド
を印字媒体面の印字方向に相対移動させつつ、1ピッチ
相対移動毎に前記印字ワイヤの駆動源に電気エネルギを
供給あるいは除去することにより印字媒体面に印字ワイ
ヤの先端を押圧し、印字媒体面にドット印字を進めてい
く。
【0003】この場合例えば、圧電素子を駆動源とする
圧電型印字ヘッドにおいては一般に、圧電素子の作動変
位を拡大して印字ワイヤに伝達する変位拡大機構が設け
られ、その変位拡大機構によって印字ワイヤの非作用位
置(印字ワイヤが後退された位置)が弾性的に規定され
る。かかる非作用位置を確実に規定すべく、変位拡大機
構に、印字ワイヤ、あるいはその印字ワイヤと一体的に
運動する部材に近接してストッパが設けられ、それら印
字ワイヤ等とストッパとを互に当接させることによって
非作用位置を規定することが一般的に行われている。
【0004】この種の印字ヘッドを備えた印字装置にお
いては、ドット印字指令に応じて、圧電素子への電圧印
加と圧電素子からの電圧除去とが行われ、電圧印加時に
は、圧電素子が正方向に変位させられるのに伴って、印
字ワイヤが非作用位置から前進して印字媒体に押し付け
られ、一方、電圧除去時には、圧電素子が逆方向に変位
させられるのに伴って、印字ワイヤが印字媒体から後退
して非作用位置に復帰する。逆に、弾性体等の付勢手段
により印字ワイヤを前進方向に付勢しておき、電圧印加
により印字ワイヤを後退させ、電圧除去により前進させ
ることも可能である。
【0005】しかして、ドット印字装置は印字をできる
限り高速で行い得ることが望ましく、印字を高速化する
ための一手段として、電気エネルギの駆動源への供給、
および電気エネルギの駆動源からの除去の双方をできる
限り短い時間で行わせることにより、印字ワイヤが非作
用位置からその先端により印字媒体を押し付ける作用位
置に到達する時間のみならず、作用位置から非作用位置
に復帰する時間をも短縮することが行われる。
【0006】しかし、復帰時間を短くするには限界があ
る。即ち、復帰時間をあまり短くすると、印字ワイヤが
非作用位置に到達したときの速度が大きくなって、非作
用位置がストッパによって規定される場合には、印字ワ
イヤとストッパとの当接力が過大となり、また、非作用
位置がストッパによらないで規定される場合には、印字
ワイヤが大きくオーバーランすることとなる。
【0007】従って、いずれの場合においても、印字ワ
イヤが非作用位置に到達した後に生じる反動により、印
字ワイヤに大きなはね返り(前進運動)が生ずることに
なる。そのため、駆動源から電気エネルギを除去等する
時間の長さを、印字ワイヤがそのはね返りに基づいて、
再度ドットを印字してしまう程大きくはね返ることがな
い長さに設定せざるを得ず、印字速度の向上を阻むこと
となっていた。
【0008】この問題を解決するものとして、例えば本
願出願人による特開平2−131953号公報に記載さ
れたドット印字装置が知られている。このドット印字装
置は、ドット印字してから所定ピッチの間に次のドット
印字をする必要がない場合には、必要がある場合より長
い時間をかけて印字ワイヤの復帰のための電気エネルギ
の除去または供給を行い、印字ワイヤの復帰を緩やかに
行わせるようにしたものである。例えば、このドット印
字装置においては、ドット印字が行なわれた現ピッチの
次のピッチにてドット印字を行う必要がない場合に、そ
の現ピッチにおけるドット印字後に伴う印字ワイヤの復
帰のための電気エネルギの除去または供給が長い時間を
かけて行われるものである。
【0009】また、更にドット印字が行われた現ピッチ
位置からnピッチ(n:2以上の整数)目まではドット
印字を行う必要がない場合に、そのドット印字に伴う印
字ワイヤの復帰のための電気エネルギの除去または供給
が、現ピッチからnピッチ目までの間に少なくとも一度
ドット印字をする必要がある場合より長い時間をかけて
行われるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドット
印字の駆動状態(ドット印字モード)にもいわゆる単発
ドット印字と連続ドット印字とがある。ここに、単発ド
ット印字とは、現ピッチの前及び後の1ピッチあるいは
数ピッチ分においてドット印字データを有しないものを
いい、また、連続ドット印字とは、現ピッチの前又は後
の1ピッチあるいは数ピッチ分においてドット印字デー
タが続くものをいう。
【0011】そこで、現ピッチでドット印字してから所
定ピッチの間に次のドット印字をする必要がない場合に
おいて、前記単発ドット印字及び連続ドット印字の双方
について、いつも同一のバウンド抑制条件を適用しただ
けでは、そのドット印字の駆動状態が単発ドット印字か
連続ドット印字における最終ドット印字かにより印字ワ
イヤの復帰速度も変化する。そのために印字ワイヤのバ
ウンドをドット印字モードに対応して効率良く抑制する
ことができなくなり、これより印字ワイヤの動作に乱れ
を生じてしまうこととなる。
【0012】かかる印字ワイヤは後退位置に復帰した後
ストッパとの間でバウンドを繰り返すものであるが、前
記のようにドット印字モードが単発ドット印字か連続ド
ット印字かによって印字ワイヤの復帰速度が異なること
から、バウンドの態様がドット印字モードによって異な
るものとなってしまう。
【0013】その結果、バウンドが印字ワイヤの前進方
向にあるときに、前記したドット印字データが存在しな
い所定ピッチの経過後に次の印字指令が出ると、印字ワ
イヤの印字媒体(紙)に対するインパクト力が大きくな
り過ぎ、印字媒体の破れや印字ワイヤの折損が起きた
り、逆に、バウンドが印字ワイヤの後退方向にあるとき
に、前記と同様に次の印字指令が出るとインパクト力が
小さすぎてドット印字されなかったり(ドット抜け)ド
ットの濃淡が生じたりするといった問題が生じる。ま
た、ドット印字モードによって印字のタイミングがズレ
てしまうことから、印字ワイヤによりインクリボンを引
っ掛ける等の問題もある。
【0014】一方、前記ような2次バウンド特性は、印
字媒体の厚みによっても変わってくる。即ち、印字媒体
が厚みのあるものであれば、印字ワイヤの先端が媒体面
に早く当たるから早く戻ってくる。そのために、印字媒
体の厚みとは無関係に同一のバウンド抑制条件を適用し
た場合には、印字媒体の厚みによっても印字ワイヤのイ
ンパクト力にバラツキが生じることとなり、やはり前記
と同様の問題があった。
【0015】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、ドット印字後に印字ワイヤ
が後退位置に復帰する際に印字ワイヤのはね返りに基づ
いて生じる2次バウンドの特性をドット印字モードに対
応させて制御することにより、いずれのドット印字モー
ドにおいても印字タイミングの適正化を図って印字媒体
の破れや印字ワイヤの折損を生じることなく、また、ド
ット抜け、ドットの濃淡、更には印字ワイヤによるイン
クリボンの引っ掛け等を生じることなく、後に入力され
るドット印字データを適正に印字することができるドッ
ト印字装置を提供することを目的とする。また、これに
よりドット印字モードの如何に拘らず高速印字の確保と
印字品質の向上とを図るものである。
【0016】更に、本発明は印字媒体の厚みに起因して
変化する印字ワイヤの2次バウンド特性を、印字媒体の
厚みに対応して制御することにより適正なドット印字を
することができるドット印字装置を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1のドット印字装置は、図1の請求項対応図に
示すように、(a)印字媒体面にドット印字する印字ワ
イヤを有する印字ヘッド3と、(b)前記印字ワイヤに
接続され、電気エネルギの供給或は除去により前記印字
ワイヤを突出或は後退させる圧電素子からなる駆動源1
と、(c)ドット印字指令信号に従って、前記印字ワイ
ヤ3を突出させるに充分な電気エネルギを前記駆動源1
に供給してドット印字をさせる供給手段2と、(d)前
記供給手段2による電気エネルギの供給の後に、前記駆
動源1に蓄積された電気エネルギを除去して突出した印
字ワイヤ3を後退させる除去手段5と、(e)前記ドッ
印字指令信号により印字される現印字ドットの前及び
後に印字されるべき印字ドットが存在しない第1印字モ
ード、及び、現印字ドットの前に印字されるべき印字ド
ットが存在し且つ現印字ドットの後に印字ドットが存在
しない第2印字モードを判定する判定手段4と、(f)
前記除去手段5による電気エネルギの除去動作を複数段
階に分けて実行させることにより、前記判定手段4によ
り第1印字モードであると判定された場合には、現印字
ドットを印字した後の前記除去手段5による前記駆動源
1に蓄積された電気エネルギを第1除去モードにより除
去し、前記判定手段4により第2印字モードであると判
定された場合には、現印字ドットを印字した後の前記除
去手段5による前記駆動源1に蓄積された電気エネルギ
を前記第1除去モードとは異なる第2除去モードで除去
するための制御手段7とを備えたことを特徴とする。
【0018】そして請求項2のドット印字装置は、上記
(a)〜(d)の構成は請求項1と同じであるが、請求
項1の(e)、(f)の構成に代えて(g)印字媒体の
厚さを検出するための印字媒体厚検出手段6と、(h)
前記印字媒体厚検出手段により検出された印字媒体の厚
さに対応して前記除去手段により前記駆動源に蓄積され
た電気エネルギを除去するエネルギ除去期間を変更する
エネルギ除去期間変更手段8とを備えたことを特徴とす
【0019】
【作用】請求項1に係るドット印字装置においては、外
部装置からドット印字指令信号が出されると、供給手段
2により電気エネルギが駆動源1たる圧電素子へ供給さ
れ、印字ヘッドの印字ワイヤ3が印字媒体に向かって突
出される。そしてその供給手段2による電気エネルギの
供給の後に除去手段5により前記駆動源1に蓄積された
電気エネルギが除去されると、前記印字ワイヤ3は後退
する。
【0020】このとき、前記ドット印字指令信号に基づ
き印字ワイヤ3が現印字ドットのドット印字を行なった
後に、判定手段4を介して、その現印字ドットの前及び
後に印字されるべき印字ドットが存在しない第1印字モ
ードであるか、又は、現印字ドットの前に印字されるべ
き印字ドットが存在し且つ現印字ドットの後に印字ドッ
トが存在しない第2印字モードであるかが判定される。
かかる判定手段4による判定の結果、第1印字モードで
あると判定された場合には、制御手段8により除去手段
5の制御が行われ、除去手段5は、現印字ドットが印字
された後に駆動源1に蓄積された電気エネルギを第1除
去モードに従って、電気エネルギの除去動作を複数段階
に分けて実行する。一方、判定手段4を介して第2印字
モードであると判定された場合には、制御手段8による
制御下において除去手段5は、現印字ドットが印字され
た後に駆動源1に蓄積された電気エネルギを第1除去モ
ードとは異なる第2除去モードに従って、電気エネルギ
の除去動作を複数段階に分けて実行する。これにより、
現印字ドットを基準としてその前後に印字されるべき印
字ドットが存在するか否か、即ち、現印字ドットの前後
における印字ドットの存在態様に従って、駆動源1に蓄
積された電気エネルギの除去モードが変更さ れることと
なる。従って、印字ワイヤ3が印字媒体から後退位置に
復帰する際に生じる印字ワイヤ3のはね返りに基づく2
次バウンドが適正に制御されるものである。
【0021】また、請求項2に係るドット印字装置にお
いては、印字媒体厚検出手段6を介して印字媒体の厚さ
が検出される。そして、かかる印字媒体厚厚検出手段6
の検出結果に基づき、その検出された印字媒体の厚さに
対応して、除去手段5により駆動源1に蓄積された電気
エネルギを除去する際におけるエネルギ除去期間が、エ
ネルギ除去期間変更手段8を介して変更される。これに
より、印字媒体の厚みの厚薄によって異なってくる印字
ワイヤ3のはね返りに基づく2次バウンド特性が印字媒
体の厚さに従って適正に制御されるものである。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図2に、圧電型印字ヘッドを備えた
ドット印字装置に適用した例を示す。この印字装置は、
圧電型印字ヘッドが、m本の印字ワイヤと、各々が1本
の印字ワイヤを駆動するm個のアクチュエータとを備
え、かつm本の印字ワイヤが印字方向と交差する一直線
上に互に近接して並ぶように配置されている。各アクチ
ュエータは、多数の圧電素子が図において上下方向に積
層されて成る積層圧電素子10を駆動源とする。積層圧
電素子10は、フレーム12に支持されている。
【0023】積層圧電素子10の上端面には可動子14
が固着されており、可動子14の一側面に板ばね16が
固着され、もう一方の板ばね18が板ばね16に重ね合
わせ状態でフレーム12に固着される。そして両板ばね
16、18の上端部に保持部材20が取り付けられ、そ
の保持部材20から水平方向にアーム22が延設され、
そのアーム22の先端に印字ワイヤ24の基端部が上下
方向に固定されている。この印字ワイヤ24の先端はプ
ラテン26に装着される印字媒体たる印字用紙28に印
字リボン30を介して対向させられている。
【0024】したがって、積層圧電素子10が伸びて板
ばね16が板ばね18に対して相対的に正方向へ滑り、
保持部材20が図において反時計方向に回動させられれ
ば印字ワイヤ24の先端が印字リボン30を介して印字
用紙28に押し付けられ、印字用紙28上にドットが印
字される。この状態から積層圧電素子10が縮めば、保
持部材20が図において時計方向に回動させられる結
果、印字ワイヤ24が非作用位置に復帰する。なお、前
記アーム22の背面側には低反発性のゴムストッパ32
がフレーム12に取り付けられ、印字ワイヤ24が非作
用位置に戻る際アーム22がストッパ32に当接するこ
とにより戻り位置が規定される。
【0025】なお、前記積層圧電素子10の下端面には
温度補償材34が固着され、この温度補償材34はフレ
ーム12に設けられたピン36により前記積層圧電素子
10を可動子14に向けて押圧付勢している。
【0026】この温度補償材34は、積層圧電素子10
から電圧を完全に除去しても積層圧電素子10に正方向
の残留歪が残り、この残留歪が積層圧電素子10の温度
が高い程小さくなることから、積層圧電素子10の1回
の電圧印加に伴って生ずる変位量が温度変化にかかわら
ず各電圧印加時で等しく制御されても、温度が高い場合
には、積層圧電素子10の最大変位位置(可動子14の
温度補償材34からの最大離間位置と一致する。)が正
規位置との間に残る未到達距離が増大するため、このよ
うな事態の発生を回避するために設けられているもので
ある。
【0027】温度補償材34は、温度が高い程膨張する
ものとされて積層圧電素子10と直列に配置されてお
り、温度上昇に伴う積層圧電素子10の未到達距離が温
度補償材34の膨張長さで補償されるのである。
【0028】次に図3に示す圧電素子駆動回路について
説明する。前述のm個のアクチュエーターの各々の積層
圧電素子10は、この圧電素子駆動回路60によって駆
動される。各回路60において、それに対応する積層圧
電素子10を構成する多数の圧電素子Pが互に並列に接
続されており、図には、1個の圧電素子Pを代表的に示
す。
【0029】圧電素子駆動回路60においては、直流電
源E、トランジスタTR1 およびコイルLの直列回路が
圧電素子Pに直列に接続され、直流電源E、トランジス
タTR1 、コイルLおよび圧電素子Pの順に並んでい
る。トランジスタTR1 の順方向は直流電源Eの正極側
から圧電素子Pの正極となるべき電極側に向かう向きと
同じにされている。トランジスタTR1 にはそれを逆方
向にバイパスするダイオードD1 が接続されている。直
流電源Eと圧電素子Pの間には、前記直列回路とは並列
にかつ圧電素子Pから電源Eの向きにダイオードD2 が
接続されている。
【0030】一方、コイルLの直流電源Eの正極と対応
する端子側がトランジスタTR3 を経て接地されてい
る。トランジスタTR3 の順方向はコイルLから接地点
に向かう向きと同じである。トランジスタTR3 にはそ
れを逆方向にバイパスするダイオードD3 が接続されて
いる。圧電素子PにもそれをバイパスするダイオードD
4 が接続されている。ダイオードD4 の順方向は圧電素
子Pの負極となるべき電極側から正極となるべき電極側
に向かう向きと同じである。
【0031】トランジスタTR1 、およびTR3 の各々
は、トランジスタ制御装置62によって制御される。こ
の制御装置62は、m個の圧電素子駆動回路60の各々
に対して1個ずつ設けられている。m個の制御装置62
は、共通の主制御装置64に接続されている。主制御装
置64は、外部のホストコンピュータから出力された印
字データに基づいて、印字ヘッドが1ピッチ印字方向に
移動させられる毎に、m本の印字ワイヤ24からドット
を印字させるべき印字ワイヤ24を選択し、その選択さ
れた印字ワイヤ24に対応する制御装置62の各々にド
ット印字指令を出力する。
【0032】ドット印字指令を受けた圧電素子駆動回路
60は次のように作動する。初期状態において、トラン
ジスタTR1 、およびTR3 はいずれもオフ状態にあ
る。この状態で、ドット印字指令の入力に応じて、制御
装置62がトランジスタTR1 をオン状態にTR3 をオ
フ状態に切り換える。その結果、直流電源Eの電荷がト
ランジスタTR1 およびコイルLを経て圧電素子Pに移
動し、図4に示すように、圧電素子Pが充電されてそれ
の電圧VP が上昇する。この電圧上昇に伴って印字ワイ
ヤ24が非作用位置から印字用紙28に向かって前進す
る。
【0033】圧電素子Pの電圧VP が直流電源Eの電圧
(以下、電源電圧VE という。)と等しい大きさになる
少し前に、印字ワイヤ24の先端が印字用紙28に押し
付けられ、印字用紙28上にドット印字される。圧電素
子Pの電圧VP が電源電圧VE と等しい大きさになった
後は、ダイオードD2 の圧電素子P側の電位が直流電源
E側の電位より高くなるため、コイルLから圧電素子P
に向かう電流がダイオードD2 およびトランジスタTR
1 を経てコイルLに還流し、電気エネルギがコイルLに
蓄積される。
【0034】この余分の電気エネルギは圧電素子Pには
蓄積されず、圧電素子Pの電圧VPは電源電圧VE より
大きくはならない。この状態で、印字ワイヤ24を印字
用紙28に押し付けることなどによって、圧電素子Pの
電気エネルギが消費される。圧電素子Pの電圧VP が減
少すれば、直流電源Eの電荷がトランジスタTR1 およ
びコイルLを経て圧電素子Pに移動する結果、電圧減少
分が補われて、圧電素子Pの電圧VP が電源電圧VE に
保たれる。
【0035】圧電素子Pの電圧VP が電源電圧VE と等
しい大きさになった時期を経た一時期に、制御装置62
はトランジスタTR1 をオフ状態に切り換える。その結
果、コイルL、ダイオードD2 、直流電源Eおよびダイ
オードD3 を含む閉回路が形成されて、コイルLの電気
エネルギが直流電源Eに返還され、コイルLの電気エネ
ルギの電気エネルギが0となる。そして、コイルLの電
気エネルギが完全に直流電源Eに返還された時期と同時
あるいはその時期を経た一時期であって、ドット印字指
令の入力時から所定時間経過時に圧電素子Pの放電が開
始される。
【0036】その放電の様子を次に説明する。初めに通
常のドット印字の場合、すなわち連続ドット印字の途中
である場合は、制御装置62は、トランジスタTR3 を
オン状態におく。その結果、圧電素子P、コイルLおよ
びトランジスタTR3 を含む閉回路が形成されて、圧電
素子Pの電気エネルギがコイルLに移動し、圧電素子P
が放電する。このとき、圧電素子Pの電圧VP は、図4
に示すように、圧電素子Pの等価キャパシタンスとコイ
ルLのリアクタンスとに応じて決まる放電時間経過後0
に減少する。
【0037】圧電素子Pの放電につれて、印字ワイヤ2
4が印字用紙28から後退し、やがて非作用位置に復帰
する。このとき、アーム22がストッパ32に比較的強
く当接するから、この当接に伴って印字ワイヤ24に大
きなはね返りが生ずることとなる。しかし、引き続いて
次ピッチも印字ワイヤ24によりドット印字が行われる
から、その大きなはね返りがそのドット印字に有効に利
用されるのみであって、そのはね返りに起因して印字ワ
イヤ24が予定外のドットを印字することはない。
【0038】制御装置62は、圧電素子Pの電圧VP の
大きさを監視しており、その大きさが0となった時期、
すなわち圧電素子Pの電気エネルギが完全にコイルLに
移動した時期にトランジスタTR3 をオフ状態に切り換
える。その結果、コイルL、ダイオードD1 、直流電源
EおよびダイオードD4 を含む閉回路が形成されて、コ
イルLの電気エネルギが直流電源Eに返還される。な
お、ダイオードD4 はコイルLの電気エネルギが圧電素
子Pに蓄積されるのを防止する。
【0039】次に連続ドット印字の最終ドットの印字の
場合について説明する。この場合は、トランジスタ制御
装置62は、TR1 オンと同時にTR3 をオフし80μ
秒経過後にトランジスタTR3 を、7μ秒分オン状態に
してからオフする。そうすると、図5(a)に示すよう
に、圧電素子Pの電気エネルギが放電パルス印加時間分
除去されてから、一定に保たれる。そして100μ秒経
過後、主制御装置64からの放電指令信号の入力により
残りの電気エネルギが速やかに放電される。
【0040】一方、単発ドットの場合も、やはりトラン
ジスタ制御装置62はトランジスタTR3 をTR1 オン
と同時にオフした後130μ秒経過後に13μ秒間オン
にする。これは、単発ドット印字の場合、連続ドット印
字に比して印字ワイヤの運動エネルギが低いからであ
る。このときも図5(b)に示すように、まず圧電素子
Pの電気エネルギが一定量除去されてから一定に保たれ
る。そのとき放電パルス印加時間を、前述のように連続
ドット印字の場合よりもやや大きくする(図6参照)。
そしてこの場合も100μ秒経過後、主制御装置64か
らの放電指令信号の入力により残りの電気エネルギが速
やかに放電される。
【0041】このように、単発印字の場合は印字ワイヤ
24のスピードが小さく、一方、連続印字の場合は印字
ワイヤ24のスピードが大きい。従って、双方の場合に
おいて同一の制御条件を適用した場合には、アーム22
がストッパ32に衝止されたときの印字ワイヤ24に生
じる後退位置に向かう復帰速度が異なることとなるか
ら、連続ドット印字の場合は単発ドット印字の場合より
も放電制御指令によるトランジスタTR3 のオン状態の
時間をやや短か目にする(t2 >t1 )。
【0042】その結果、連続ドット印字の場合は単発ド
ット印字の場合よりも圧電素子Pの放電電圧量がやや少
な目となる(V1 <V2 )。そしてこの状態で一定時間
放電を抑え、次に再びトランジスタTR3 をオン状態に
することにより、圧電素子Pが前述した通常のドット印
字の場合のように速やかに放電されるというものであ
る。
【0043】次に、前記のように構成されるドット印字
装置の制御系について図13を参照して説明する。図1
3はドット印字装置の制御ブロック図を示すものであ
り、制御装置は前記主制御装置64を核として構成され
ている。主制御装置64は、CPU70、ROM71、
RAM72及び四つのタイマ(タイマ1、タイマ2、タ
イマ3、タイマ4)を有しており、それぞれはバスBを
介して相互に接続されている。
【0044】CPU70は後述するROM71に記憶さ
れている印字ワイヤ24の2次バウンドを制御するため
の制御プログラム71A等のプログラムに基づいて各種
の演算を行ない、その演算結果を後述のRAM72に記
憶させるものである。かかるCPU70には、3つのレ
ジスタP、L、Sが設けられており、各レジスタP、
L、Sはそれぞれタイマ1、タイマ2、タイマ3に対応
している。
【0045】また、ROM71には、後述する印字ワイ
ヤ24の2次バウンドをドット印字モードに対応して制
御するための制御プログラム71A、キャラクタコード
データに基づいてドットイメージデータを発生するキャ
ラクタジェネレータ71B、その他ドット印字装置の制
御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
【0046】更に、RAM72は各種データを一時的に
記憶させておくものであり、前記キャラクタジェネレー
タにより発生されたドットイメージデータを記憶するイ
メージバッファ72A、インターフェース73を介して
バスBに接続された外部ホストコンピュータ74から受
信されたドット印字データを記憶する受信バッファ72
B、充電フラグ72C(圧電素子Pの充電時に1がセッ
トされ、充電停止時に0がセットされる)、放電フラグ
72D(圧電素子Pの放電時に1がセットされ、放電停
止時に0がセットされる)、及び、3ビットメモリから
なるカラムフラグ72Eが設けられている。
【0047】ここに、カラムフラグ72Eは、後述する
ように現印字ピッチがNカラム(Nは任意の数)目に存
在するとした場合に、そのNカラムの前にあるN−1カ
ラム、及び、Nカラムの後にあるN+1カラムにドット
印字データが存在するかどうかを各ビットに1又は0を
セットしておくメモリである。各カラムにドット印字デ
ータが存在する場合には各ビットに1がセットされ、ド
ット印字データが存在しない場合には各ビット0がセッ
トされる。
【0048】また、かかるカラムフラグ72Eは、印字
ワイヤ24の数と同数、即ち、各印字ワイヤ24のそれ
ぞれに対応してm個設けられている。従って、前記図4
に示す連続ドット印字モードの場合には、Nカラムのみ
ならず前後のN+1カラム、N−1カラムについてもド
ット印字データが存在することから、カラムフラグ72
Eの全てのビットに1がセットされる。
【0049】また、連続ドット印字における最終ドット
印字の場合には、N−1カラムとNカラムにドット印字
データが存在するので両カラムに対応するビットに1が
セットされ、N+1カラムにはドット印字データが存在
しないので対応するビットに0がセットされる。更に、
単発ドット印字の場合には、Nカラムのみにドット印字
データが存在するので、Nカラムの対応ビットには1が
セットされ、N−1カラムとN+1カラムの対応ビット
には0がセットされる。
【0050】更に、タイマ1は連続ドット印字モード時
における後述の割り込み処理を行なう際に割り込み時間
を計時するものであり、タイマ2は連続ドット印字にお
ける最終ドット印字モードの際の割り込み処理時に割り
込み時間を計時するものである。また、タイマ3は単発
ドット印字モード時における割り込み処理を行なう際に
割り込み時間を計時するものである。更に、タイマ4は
充電時間T1(図6参照)を計時するためのものであ
る。
【0051】また、図13において、バスBにはインタ
ーフェース75を介して前記したm個のトランジスタ制
御装置62が接続されており、各トランジスタ制御装置
62には圧電素子Pを駆動するための圧電素子駆動回路
60が接続されている。そして、CPU70は制御プロ
グラム71A等に基づいてトランジスタ制御装置62を
駆動制御し、これにより圧電素子Pは駆動回路60を介
してその充電及び放電制御されるものである。
【0052】同様に、バスBにはインターフェイス76
を介してモータ駆動回路77が接続されており、かかる
モータ駆動回路77はCPU70による制御下にキャリ
ッジモータM1及びラインフィードモータM2を駆動
し、キャリッジ上の印字ヘッドを印字媒体28に相対し
て移動させるとともにラインフィードを行いながらドッ
ト印字を行なうものである。また、バスBにはインター
フェイス78を介してスイッチパネル79が接続されて
おり、CPU70はスイッチパネル79からのスイッチ
信号に基づいて各種の処理を行なう。
【0053】続いて、前記のように構成されたドット印
字装置の動作について図6、図7及び図8に基づき説明
する。図6は、圧電素子Pへの充放電のタイミングチャ
ートを示し、また、図7及び図8は圧電素子Pの充放電
を制御するフローチャートを示す。
【0054】図6、図7、図8において、初めに電源を
投入しプログラムの初期化処理を行った後、受信データ
があるか否かが判断され(S1)、あると判断された場
合その受信データが印字指令コードかどうかが判断され
る(S2)。そして印字指令コードの場合には、受信バ
ッファ内のデータに従い、イメージバッファにドットデ
ータとして展開される(S3)。一方、S2でNOと判
断されたときは、受信データが受信バッファに格納され
(S4)、S1へ戻り受信データを待つ。
【0055】次にS3で受信データがドットデータとし
て展開されると、キャリッジが第1カラムに移動し(S
5)、カラムのカウント数が1に初期設定される(S
6)。前記より明らかなように、S1乃至S6を介して
キャリッジはキャリッジモータM1により早晩Nカラム
に移動される。従って、以下においては印字ワイヤ24
がNカラムに存在する時のドット印字動作について説明
することとする。
【0056】Nカラム目においてドット印字が行なわれ
る場合、NカラムのNOT値(この場合はドット印字あ
りだから0の値となる)と放電フラグ72Dの値(この
ときの放電フラグ72Dの値は0である)とのANDに
より放電フラグ72Dはたたず(S7)、その放電フラ
グ72Dの値0がトランジスタTR3 の接続ポートに出
力されて(S100)、トランジスタTR3 はオフ状態
となる。
【0057】そして、次にNカラムには充電フラグ72
Cがたち(S8)、その充電フラグ72Cの値1がトラ
ンジスタTR1 の接続ポートに出力され(S200)、
TR1 がオン状態とされてT1時間待機状態となる(S
9)。ここに、時間T1はトランジスタTR1 は図6に
示すように、トランジスタTR1 をオン状態に保持する
ための時間であり、また、時間T1は前記タイマ4によ
り計時される。
【0058】かかる時間T1の間に直流電源Eからの電
気がトランジスタTR1 、コイルLを介して圧電素子P
へ供給され、圧電素子Pが充電される。それにより印字
ワイヤによる印字媒体へのドット印字が実行される。
【0059】T1時間経過後、充電フラグ72Cは0に
リセットされ(S10)、その充電フラグ72Cの値0
が前述のS200と同様に処理されてトランジスタTR
1 をオフ状態とした後(S11)、前記タイマ1、タイ
マ2、タイマ3にそれぞれ時間TP0、TL0、TS0
がセットされる(S15)。
【0060】この後、CPU70に設けられた各レジス
タP、レジスタL、レジスタSにそれぞれ0がセットさ
れて各レジスタが初期化された後(S16)、前記各タ
イマ1、2、3がスタートする(S17)。かくして割
込み許可状態となり(S18)、前記各タイマ1、タイ
マ2、タイマ3にセットされた時間TP0、TL0、T
S0が計時されたときに各タイマによる後述する割り込
み処理が行なわれるものである。
【0061】これに続いて、前記各レジスタP、L、S
の値がそれぞれ3、5、5に等しいかどうかが判断され
(S19〜21)、全てのレジスタでYESであれば、
割込み許可せずの状態となり(S22)、カラムのカウ
ント数がN+1にインクリメントされ(S23)、キャ
リッジが1カラム移動する(S24)。
【0062】そして現ピッチが最終カラムにあるかどう
かが判断され(S25)、最終カラムであればS1へ戻
り、次行の1カラム目からのドット印字が上述したフロ
ーチャートに従って繰り返される一方、S25で最終カ
ラムでないと判断されればS7へ進み、放電フラグ72
Dに0がセットされた後、上述のS7以降の処理が繰り
返される。
【0063】ここに、各レジスタP、L、Sの値がそれ
ぞれ3、5、5の値になるまでは、前記割り込み許可状
態が維持され、かかる割り込み許可状態においては、各
タイマ1、タイマ2、タイマ3が計時を終了する度毎に
各タイマによる割り込み処理が行なわれるものである。
【0064】これに続いて、タイマ1、タイマ2、タイ
マ3による割り込み処理について図9、図10及び図1
1を参照して説明する。
【0065】先ず、図9基づいてタイマ1による割り込
み処理について説明すると、タイマ1による割込みがあ
る場合、つまり、タイマ1にセットされた時間TP0が
タイムアップした場合、レジスタPはP+1にインクリ
メントされ(S26)、その値が3であるかどうかが判
断される(S27)。レジスタの値が3でない場合(つ
まり1か2の場合)には、次にレジスタPの値が2であ
るかどうか判断される(S54)。そして、レジスタP
の値が2でない場合(即ち、1の場合)には、タイマ1
に時間TP1がセットされて後(S55)、タイマ1は
その計時をスタートする(S56)。
【0066】この後、S32において放電フラグ72D
の値が1であると判断される。ここに、連続ドット印字
における途中ドット印字モードの場合、放電フラグ72
Dの値は0となり、また、カラムフラグ72Eにおける
Nカラムの値とN+1カラムの値とのアンドをとった値
は1となるので、放電フラグ72Dの値と前記アンド値
とのOR値は1となり、これより放電フラグ72Dには
1の値がセットされる。その後、S31にて前記S10
0における処理と同様の処理が行なわれ、トランジスタ
TR3 はオン状態となって時間TP1の間連続ドット印
字における途中ドット印字モードにある印字ワイヤ24
に対応する圧電素子Pのみの放電が完全に行われる。
【0067】ここに、放電フラグ72Dの値は連続ドッ
ト印字における途中ドット印字モードの場合のみ変化さ
れ、連続ドット印字における最終ドット印字モード及び
単発ドット印字モードの場合にはその値が変化されるこ
とはない。
【0068】一方、S54においてレジスタPの値が2
であると判断された場合には、タイマ1に時間TP2が
セットされ(S28)、タイマがスタートする(S2
9)。そして放電フラグ72Dがたたないと判断され、
即ち、放電フラグ72Dの値が0であると判断されて
(S30)、その判断に基づき前述のS100と同様の
処理が行われ(S31)。これにより、トランジスタT
R3 はオフ状態となり、圧電素子Pは時間TP2の間放
電が停止される。
【0069】ここに、前記S30で放電フラグ72Dが
たたないとの判断は、連続ドット印字における途中ドッ
ト印字モードにおいて、カラムフラグ72EにおけるN
カラムの値と次ドットであるN+1カラムの値とのAN
Dをとった値のNOTの値と放電フラグの値とのAND
をとった値によるものであり、この場合Nカラムの値は
ドット印字ありだから1であり、また、N+1カラムの
値もドット印字ありだから1であることから、上記判断
がなされるのである。
【0070】ここで、放電フラグ72Dの値は、連続ド
ット印字における途中ドット印字モードの場合のみ変化
され、連続ドット印字における最終ドット印字モード及
び単発ドット印字モードの場合にはその値が変化される
ことはない。
【0071】また、前記S27でレジスタPの値が3で
あれば、前記と同様S32において放電フラグ72Dの
値が1にセットされる。従って、放電フラグ72Dがた
ち前述のS100の処理が行われてトランジスタTR3
はオン状態となり最初の状態に戻る。この場合印字ワイ
ヤのはね返りは大きいが、N+1カラムもドット印字が
行われるのであるから問題はない。
【0072】次に、図10に基づいてタイマ2による割
り込み処理について説明すると、タイマ2による割込み
がある場合、つまりタイマ2にセットされた時間TL0
がタイムアップした場合、レジスタLはL+1にインク
リメントされ(S33)、その値が5であるかどうか、
4であるかどうか、3であるかどうか、更に、2である
かどうかがそれぞれ判断される(S34〜36)。いず
れでもない場合(つまり1の場合)には、タイマ2に時
間TL1がセットされ(S58)て後、タイマ2がその
計時をスタートする(S41)。
【0073】そして、S42で放電フラグ72Dの値が
1、即ち、放電フラグ72Dがたつと判断され、その判
断に基づき前述のS100と同様の処理により(S3
1)、トランジスタTR3 はオン状態となり、連続ドッ
ト印字における最終ドット印字モードにある印字ワイヤ
24に対応する圧電素子Pのみにおいて時間TL1の
間、その電気エネルギが部分的に放電される。ここに、
前記S42で放電フラグがたたないとの判断は、N−1
カラムとNカラムのANDをとった値と次ドットである
N+1カラムのNOTをとった値とのANDをとり、そ
の値と放電フラグの値とのORをとった値によるもので
あることから導かれるものである。
【0074】このとき、放電フラグ72Dの値は、最終
ドット印字モードにある場合にのみ変化され、途中ドッ
ト印字モード及び単発ドット印字モードにある場合には
変化されることはない。
【0075】これに対し、S57においてレジスタLの
値が2であると判断された場合、時間TL2がタイマ2
にセットされ(S37)、その後タイマ2がスタートす
る(S38)。そして放電フラグ72Dがたたない、即
ち、放電フラグ72Dの値が0であると判断され(S3
9)、その判断に基づき前記のS100と同様の処理が
行われ(S31)。これにより、トランジスタTR3 は
オフ状態となり、圧電素子Pは時間TL2の間その放電
が停止される。
【0076】ここで、前記S39で放電フラグがたたな
いとの判断は、N−1カラムとNカラムのANDをとっ
た値と次ドットであるN+1カラムのNOTをとった値
とのANDをとり、その値のNOTの値と放電フラグの
値とのANDをとった値によるものであり、この場合、
N−1カラムとNカラムの値はいずれも「ドット印字あ
り」により1であり、かつN+1カラムの値は「ドット
印字なし」により0であることから、上記判断がなされ
るのである。
【0077】このとき、放電フラグ72Dの値は、最終
ドット印字モードの場合に変化されるのみであり、途中
ドット印字モード及び単発ドット印字モードの場合には
変化されることはない。この結果、印字ワイヤ24のは
ね返り力は弱められて、次ドットが不用意に印字される
ことが回避される。
【0078】また、前記S36でレジスタLの値が3で
ある場合には、時間TL3がタイマ2にセットされ(S
40)、その後タイマ2がスタートする(S41)。そ
して、前記と同様S42において放電フラグ72Dがた
つ、即ち、放電フラグ72Dの値が1になると判断され
て(S42)、その判断に基づき前記S100と同様の
処理が行なわれる(S31)。これにより、トランジス
タTR3 はオン状態となり、圧電素子Pに残存している
電気エネルギは時間TL3の間に完全に放電が行われる。
【0079】更に、前記S35でレジスタLの値が4で
ある場合には、時間TL4がタイマ2にセットされ(S
43)、その後タイマがスタートする(S38)。この
場合には、前記と同様S39で放電フラグがたたないと
判断されるので、トランジスタTR3 はオフ状態とな
り、圧電素子Pは時間TL4の間その放電が停止され
る。
【0080】また、前記S34でレジスタLの値が5で
ある場合には、前記と同様S42で放電フラグがたち、
これよりトランジスタTR3 はオン状態となり最初の状
態に戻る。
【0081】続いて、図11に基づいてタイマ3による
割り込み処理について説明すると、次にタイマ3による
割込みがある場合、つまりタイマ3にセットされた時間
TP0がタイムアップした場合、レジスタSはS+1に
インクリメントされ(S44)、そのレジスタSの値が
5であるかどうか、4であるかどうか、3であるかどう
かがそれぞれ判断される(S45〜47、S59)。レ
ジスタSの値がいずれでもない場合(つまり1の場合)
には、時間TS1がタイマ3にセットされ(S60)た
後、タイマ3がその計時をスタートする(S52)。
【0082】続く、S53において放電フラグ72Dの
値が1になる、即ち、放電フラグ72Dがたつと判断さ
れ、その判断に基づき前記S100と同様の処理が行な
われる(S31)。これにより、トランジスタTR3 は
オン状態となり、圧電素子Pに充電された電気エネルギ
は時間TS1の間部分的に放電される。
【0083】ここに、前記S53で放電フラグ72Dが
たつとの判断は、N−1カラムのNOTとNカラムのA
NDをとった値と次ドットであるN+1カラムのNOT
をとった値とのANDをとり、その値と放電フラグ72
Dの値とのORをとった値によるものであることから導
かれるものである。
【0084】このとき、放電フラグ72Dの値は単発ド
ット印字モードの場合にのみ変化され、途中ドット印字
モード及び最終ドット印字モードに場合には変化される
ことはない。
【0085】これに対し、S59においてレジスタSの
値が2であると判断された場合、時間TS2がタイマ3
にセットされ(S48)、この後、タイマ3はその計時
がスタートされる(S49)。そして、S50において
放電フラグ72Dがたたない、即ち、放電フラグ72D
の値が0になると判断され、その判断に基づき前述のS
100と同様の処理が行われる(S31)。これによ
り、トランジスタTR3はオフ状態となり、圧電素子P
は時間TS2の間放電が停止される。
【0086】ここに、前記S50で放電フラグがたたな
いとの判断は、N−1カラムのNOTとNカラムのAN
Dをとった値と次ドットであるN+1カラムのNOTを
とった値とのANDをとり、その値のNOTの値と放電
フラグの値とのANDをとった値によるものであり、こ
の場合、Nカラムの値はドット印字ありにより1である
が、N−1カラムとN+1カラムの値はいずれもドット
印字なしにより0であることから、上記判断がなされる
のである。
【0087】このとき、放電フラグ72Dの値は、単発
ドット印字モードの場合にのみ変化され、途中ドット印
字モード及び最終ドット印字モードの場合には変化され
ることはない。
【0088】この場合においても前記タイマ2による割
り込み処理の場合と同様に、印字ワイヤ24のはね返り
力は弱められて次ドットが不用意に印字されることが回
避される。
【0089】また、前記S47でレジスタSの値が3で
ある場合には、時間TS3がタイマ3にセットされ(S
51)、その後タイマ3がその計時をスタートする(S
52)。次に、前記と同様にして放電フラグ72Dがた
つと判断されて(S53)、その判断に基づき前述のS
100と同様の処理が行なわれる(S31)。これによ
り、トランジスタTR3 はオン状態となり、圧電素子P
に残存する電気エネルギが時間TS3の間に完全に放電
される。
【0090】更に、前記S45でレジスタSの値が4で
ある場合には、時間TS4がタイマ3にセットされ(S
54)、タイマ3がその計時をスタートする(S4
9)。その後、S50において前記と同様にして放電フ
ラグ72Dがたたないと判断されるので、トランジスタ
TR3 はオフ状態となり、圧電素子Pは時間TS4の間
Cその電が停止される。また、前記S45でレジスタS
の値が5である場合には、前記のようにS53において
放電フラグ72Dがたつこととなり、トランジスタTR
3 はオン状態となり最初の状態に戻る。
【0091】ここで、前記のように各タイマ1、2、3
にそれぞれセットされる時間TP1、TL1、TS1相
互の間には、TP1>TS1>TL1の関係が存在する
(図6参照)。このように、これらの時間の間でTP1
>TS1>TL1の順としたのは、連続ドットの途中ド
ット印字の場合は次ドットも印字されるので圧電素子を
早く放電させ、また、連続ドットの最終ドット印字の場
合は次ドットが印字されてはならないので印字ワイヤの
はね返り力を小さくするためにゆっくり放電させ、更
に、単発ドット印字の場合は連続ドットの最終ドット印
字の場合よりも印字ワイヤの復帰速度が小さいので少し
遅目に放電させてもよいことを考慮したものである。
【0092】かくして単発ドット印字の場合も連続ドッ
ト印字の最終ドットの印字の場合も、放電制御指令信号
の入力により一旦トランジスタTR3 のオンオフ状態を
制御し、これにより印字ワイヤ24のはね返り後のバウ
ンド特性が制御される。
【0093】本実施例においては、単発ドット印字と連
続ドット印字の最終ドットの印字の場合を例に説明した
が、これに限られるものではない。要は主制御装置64
の印字データに基づいて行われたドット印字から1ピッ
チまたは所定ピッチの間にドット印字する必要がない場
合に、遡って1ピッチまたは所定ピッチの間にドット印
字したかどうかを判断し、その遡ってドット印字があっ
たかどうかによって印字ワイヤ24のバウンド特性が異
なるので、これを放電制御パルスの幅とタイミングを変
えることにより印字ワイヤ24のバウンド特性を制御す
るものである。
【0094】一方、印字媒体28の厚みによっても印字
ワイヤ24の2次バウンド特性が異なることは前述の通
りであるが、図12に示すように、印字媒体28の厚み
が印字媒体厚検出装置66によって検出されると、その
検出信号が主制御装置64に入力される。主制御装置6
4は、予め紙厚と適正パルス幅及びタイミングを記憶し
たROMを有し、この厚みの信号に応じた放電制御パル
スのパルス幅とタイミングを上記ROMより読み出し
て、それに応じてトランジスタ制御装置62に指令す
る。これにより印字媒体28に応じた最適な制御が可能
となる。
【0095】この媒体厚検出装置66としては例えば次
の様な構成が考えられる。まず本実施例の印字ヘッドを
搭載したキャリッジを、偏心して回転可能な偏心軸によ
り支持する。つまりこの偏心軸を回転することにより印
字ヘッドが前後し、もって印字ヘッドと印字用紙との間
隙を調整可能とする。そして、キャリッジの前後方向移
動範囲後端にリミットスイッチを設け、その位置を検出
可能とする。
【0096】そして、キャリッジをリミットスイッチが
作動するまで後退させた後、キャリッジを印字ヘッド先
端が印字用紙に接触するまで前進させる。この前進時に
上記偏心軸に設けられたエンコーダの回転を検出するフ
ォトインターラプタにおいて発生するパルス数を記憶す
る。このパルス数が媒体厚に対応する。前記ROMはこ
のパルス数をアドレスバスに入力することにより、適正
値を出力するようにすればよい。なおこのように媒体厚
を検出した後は、適正ヘッド間隙を保つべく、一定回転
角前記偏心軸を回転させることにより、前記キャリッジ
を後退させる。
【0097】以上詳細に説明した通り本実施例に係るド
ット印字装置では、ドット印字データが存在するNカラ
ム(現ピッチ)の前後におけるN+1カラム、N−1カ
ラムにドット印字データが存在するかどうかを検出する
ことによりドット印字モードが途中ドット印字モード、
最終ドット印字モードあるいは単発ドット印字モードか
を判断し、ドット印字後に印字ワイヤ24が後退位置に
復帰する際に印字ワイヤ24のはね返りに基づいて生じ
る2次バウンドの特性をドット印字モードに対応させて
制御するようにしたので、いずれのドット印字モードに
おいても印字タイミングの適正化を図って印字媒体の破
れや印字ワイヤの折損を生じることなく、また、ドット
抜け、ドットの濃淡、更には印字ワイヤによるインクリ
ボンの引っ掛け等を生じることなく、後に入力されるド
ット印字データを適正に印字することができる。
【0098】特に、途中ドット印字モードの場合には最
初の放電パルスにより圧電素子Pに充電された電気エネ
ルギを完全に除去し、また、最終ドット印字モードの場
合及び単発ドット印字モードの場合にはそれぞれパルス
幅の異なる放電パルスを異なるタイミングにて圧電素子
駆動回路60に出力し、先ず、圧電素子Pに充電されて
いる電気エネルギを部分的に除去するとともに、この後
パルス幅の広い放電パルスを介して圧電素子Pに残存す
る電気エネルギを完全に除去するようにしたので、いず
れのドット印字モードにおいても各モードに合致させて
印字タイミングの適正化を図ることができるものであ
る。
【0099】また、印字媒体28の厚みを印字媒体厚検
出装置66を介して印字媒体28の厚さを検出するとと
もに、その印字媒体28の厚さに従って放電パルスのパ
ルス幅とその出力タイミングとを可変としたので、印字
媒体の厚みに起因して変化する印字ワイヤの2次バウン
ド特性を印字媒体の厚みに対応して制御することがで
き、従って、どのような厚さの印字媒体28を使用した
場合においても、印字タイミングの適正化を図って印字
媒体の破れや印字ワイヤの折損を生じることなく、ま
た、ドット抜け、ドットの濃淡、更には印字ワイヤによ
るインクリボンの引っ掛け等を生じることなく、後に入
力されるドット印字データを適正に印字することができ
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、ドット印字
後に印字ワイヤが後退位置に復帰する際に印字ワイヤの
はね返りに基づいて生じる2次バウンドの特性をドット
印字モードに対応させて制御することにより、いずれの
ドット印字モードにおいても印字タイミングの適正化を
図って印字媒体の破れや印字ワイヤの折損を生じること
なく、また、ドット抜け、ドットの濃淡、更には印字ワ
イヤによるインクリボンの引っ掛け等を生じることな
く、後に入力されるドット印字データを適正に印字する
ことができるドット印字装置を提供することができる。
これによりドット印字モードの如何に拘らず高速印字の
確保と印字品質の向上とを図る得るものである。
【0101】更に、本発明は印字媒体の厚みに起因して
変化する印字ワイヤの2次バウンド特性を、印字媒体の
厚みに対応して制御することにより適正なドット印字を
することができるドット印字装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドット印字装置の請求項対応図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に係る圧電型印字ヘッドを備
えたドット印字装置の要部である圧電素子を主体とする
アクチュエーターの正面図である。
【図3】上記実施例における圧電素子を駆動する圧電素
子駆動回路を示す電気回路図である。
【図4】通常ドット印字の場合の圧電素子の電圧変化を
示す図である。
【図5】単発ドット印字の場合および連続ドット印字の
最終ドット印字の場合の圧電素子の電圧変化を示す図で
ある。
【図6】図4および図5に示す各ドット印字における圧
電素子の充放電のタイミングチャートである。
【図7】図6に示す圧電素子の充放電のタイミングチャ
ートを実行するためのフローチャートである。
【図8】図6に示す圧電素子の充放電のタイミングチャ
ートを実行するためのフローチャートである。
【図9】タイマ1による割り込み処理を実行するための
フローチャートである。
【図10】タイマ2による割り込み処理を実行するため
のフローチャートである。
【図11】タイマ3による割り込み処理を実行するため
のフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施例における圧電素子駆動回
路を示す電気回路図である。
【図13】本発明の実施例の制御ブロック図である。
【符号の説明】
10 積層圧電素子 24 印字ワイヤ 28 印字媒体 60 圧電素子駆動回路 62 トランジスタ制御装置 64 主制御装置 66 印字媒体厚検出装置 P 圧電素子 TR1 トランジスタ TR3 トランジスタ L コイル D1 〜D4 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−266663(JP,A) 特開 平4−39061(JP,A) 特開 平4−239651(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体面にドット印字を行なう印字ワ
    イヤを有する印字ヘッドと、 前記印字ワイヤに接続され、電気エネルギの供給或は除
    去により前記印字ワイヤを突出或は後退させる圧電素子
    からなる駆動源と、 ドット印字指令信号に従って前記印字ワイヤを突出させ
    るに充分な電気エネルギを前記駆動源に供給してドット
    印字をさせる供給手段と、 前記供給手段による電気エネルギの供給の後に、前記駆
    動源に蓄積された電気エネルギを除去して突出した印字
    ワイヤを後退させる除去手段と、 前記ドット印字指令信号により印字される現印字ドット
    の前及び後に印字されるべき印字ドットが存在しない第
    1印字モード、及び、現印字ドットの前に印字されるべ
    き印字ドットが存在し且つ現印字ドットの後に印字ドッ
    トが存在しない第2印字モードを判定する判定手段と、 前記除去手段による電気エネルギの除去動作を複数段階
    に分けて実行させることにより、前記判定手段により第
    1印字モードであると判定された場合には、現印字ドッ
    トを印字した後の前記除去手段による前記駆動源に蓄積
    された電気エネルギを第1除去モードにより除去し、前
    記判定手段により第2印字モードであると判定された場
    合には、現印字ドットを印字した後の前記除去手段によ
    る前記駆動源に蓄積された電気エネルギを前記第1除去
    モードとは異なる第2除去モードで除去するための制御
    手段とを備えた ことを特徴とするドット印字装置。
  2. 【請求項2】 印字媒体面にドット印字を行なう印字ワ
    イヤを有する印字ヘッドと、 前記印字ワイヤに接続され、電気エネルギの供給或は除
    去により前記印字ワイヤを突出或は後退させる圧電素子
    からなる駆動源と、 ドット印字指令信号に従って前記印字ワイヤを突出させ
    るに充分な電気エネルギを前記駆動源に供給してドット
    印字をさせる供給手段と、 前記供給手段による電気エネルギの供給の後に、前記駆
    動源に蓄積された電気エネルギを除去して突出した印字
    ワイヤを後退させる除去手段と、 前記印字媒体の厚さを検出するための印字媒体厚検出手
    前記 印字媒体厚検出手段により検出された印字媒体の厚
    さに対応して前記除去手段により前記駆動源に蓄積され
    た電気エネルギを除去するエネルギ除去期間を変更する
    エネルギ除去期間変更手段とを備えたことを特徴とする
    ドット印字装置。
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