JP3614716B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラインサーマルヘッドを使用したサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
サーマルプリンタは、バーコード等の管理情報を高速に印字することできる。このサーマルヘッドに使用されるインクは、比較的水分に強いインクを使用しているため、短時間内に大量に印刷を行う用途に適している。
【0003】
サーマルプリンタに使用されているサーマルヘッドは、高速印刷を行うために従来のシリアルタイプのものから、ラインタイプのものが多く使用されるようになってきている。
【0004】
ラインサーマルヘッドは、図6に示すように複数の発熱素子(抵抗体)1が列状に配列されている。そして、これら複数の発熱素子に選択的に電流を流すことによって得られる熱により、インクリボンのインクを溶融または昇華させることによって、印刷を行うようにしている。
【0005】
ここで、図6に示すように、発熱素子1は、サーマルヘッドの主走査方向に周期Cで等間隔で配列されている。この周期C内において、発熱素子1が存在する部分C1と発熱素子1が存在しない部分C2が設けられている。ここで、部分C1と部分C2との比はほぼ1:1に設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発熱素子は長時間使用すると、経時変化して劣化する。そして、最終的には、発熱素子は断線する。
【0007】
従来、このようにサーマルヘッドが断線した場合には、サーマルヘッドを交換することによって、正常な印刷を行うようにしていた。
【0008】
このようなサーマルヘッドを使用したサーマルプリンタを、競馬場や競輪場で、馬券あるいは車券などの発行を行っているチケット発券場で使用するようにした場合には以下のような問題が発生する。
【0009】
チケット発券場で使用しているサーマルプリンタのサーマルヘッドが断線が発生した場合、特に客が集中するレース直前に発生したような場合には、サーマルヘッドの交換作業を行う時間が取れないため、顧客に大変迷惑がかかるという問題があった。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、サーマルヘッドに列状に配列されている発熱素子の偶数番目と奇数番目を選択して駆動できるようにし、発熱素子の偶数番目と奇数番目のうち一方が断線した場合でも他方を選択して駆動するようにしたサーマルプリンタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項記載のサーマルプリンタは、発熱素子を複数配置したラインサーマルヘッドに通電し、この通電により発生した熱によりインクリボンのインクを用紙に溶融転写または昇華させるサーマルプリンタにおいて、上記ラインサーマルヘッドの断線が奇数番目の発熱素子か偶数番目の発熱素子かを検出する断線検出部と、この断線検出部で上記ラインサーマルヘッドの断線が検出された場合には、上記通電制御手段により上記断線が検出されていない方の発熱素子を用いて通電制御を行う通電制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1において、10はホストパーソナルコンピュータ(以下、ホストPCと略称する)である。
【0018】
このホストPC10内において、ビットマップデータに展開された印字データは、奇数データ/偶数データ分割部11に入力される。この奇数データ/偶数データ分割部11は、主走査方向の奇数番目のドットデータa1と偶数番目のドットデータb1に分割される。
【0019】
奇数番目のドットデータは奇数データマスク手段12に、偶数番目のドットデータb1は偶数データマスク手段13に入力される。
【0020】
ここで、14はサーマルヘッドの奇数番目のドットで印刷を行うか、偶数番目のドットで印刷を行うかを選択するための選択手段としての奇数/偶数選択手段である。この奇数/偶数選択手段14は、奇数選択信号cを奇数データマスク手段12に出力する。この奇数選択信号cはインバータ15により反転された後に偶数データマスク手段13に出力される。オペレータの操作信号は奇数/偶数選択手段14に入力される。奇数/偶数選択手段14は、オペレータの操作信号に応じて、奇数/偶数選択手段14から出力される奇数選択信号cを”1”レベルあるいは”0”にして出力する。例えば、奇数選択信号cが”1”の場合は、サーマルヘッドの奇数番目のドットで印刷を行うことが指示される。一方、奇数選択信号cが”0”の場合には偶数番目のドットで印刷を行うことが指示される。
【0021】
つまり、奇数データマスク手段12は、入力される奇数選択信号cが”1”の場合、入力される奇数番目のドットデータa1をそのまま奇数番目のドットデータa2として出力する。
【0022】
一方、奇数データマスク手段12は、入力される奇数選択信号cが”0”の場合に、入力される奇数番目のドットデータa1はマスクされるため、奇数番目のドットデータa2は全て0として出力される。
【0023】
また、同様に偶数データマスク手段13は、インバータ15の出力が”1”の場合、入力される偶数番目のドットデータb1をそのまま偶数番目のドットデータb2として出力する。
【0024】
一方、偶数データマスク手段13は、インバータ15の出力が”0”の場合には、入力される偶数番目のドットデータb1はマスクされるため、偶数番目のドットデータb2は全て0として出力される。
【0025】
そして、奇数データマスク手段12から出力される奇数番目のドットデータa2及び偶数データマスク手段13から出力される偶数番目のドットデータb2はそれぞれデータ結合部16に出力されて合成される。ここで、奇数データ/偶数データ分割部11,奇数データマスク手段12,偶数データマスク手段13,インバータ15,データ結合部16により通電制御手段が構成される。
【0026】
そして、データ結合部16で合成された1ライン分のドットデータはサーマルプリンタ21に出力される。このサーマルプリンタ21には、図5に示すような発熱素子の配列を有するサーマルヘッドが搭載されている。このサーマルプリンタ21は発熱素子を複数配置したラインサーマルヘッドに通電し、この通電により発生した熱によりインクリボンのインクを用紙に溶融転写または昇華させるようにしている。
【0027】
図5はサーマルプリンタ21に搭載されているサーマルヘッドの発熱素子を示している。図5に示したように、サーマルヘッドの主走査方向には、発熱素子31,32,…,35,…が周期Cで等間隔で配列されている。この周期C内において、発熱素子31が存在する部分C3と発熱素子31が存在しない部分C4が設けられている。ここで、発熱素子31が存在する部分C3は図6で説明した従来例における発熱素子1が存在する部分C1より大きく設定されている。
【0028】
このように、発熱素子31が存在する部分C3を従来の部分C1より大きくすることにより、発熱するドットが偶数のみの場合でも奇数のみの場合でも、充分なエネルギーを印刷物に与えることができる。さらに、ヘッドの耐久性を向上させることができる。
【0029】
次に、上記のように構成された本発明の第1の実施の形態について説明する。まず、オペレータはサーマルヘッドの奇数番目あるい偶数番目のドットを選択するかを奇数/偶数選択手段14に設定する。ここで、オペレータの設定は、例えば、ホストPC10のディスプレイにウインドウを開き、そのウインドウに奇数/偶数を設定できるボタンが設けるようにしても良い。なお、ホストPC10のキーボード(図示しない)よりサーマルヘッドの奇数番目あるいは偶数番目のドットを選択するようにしても良い。
【0030】
そして、オペレータによりサーマルヘッドの奇数番目のドットで印刷することが指示されると、奇数/偶数選択手段14は奇数選択信号cを”1”にして出力する。このため、奇数データマスク手段12は、入力される奇数選択信号cが”1”の場合には、入力される奇数番目のドットデータa1をそのまま奇数番目のドットデータa2として出力する。
【0031】
一方、インバータ13の出力として”0”信号が偶数データマスク手段13に出力されているため、偶数番目のドットデータb2は全て0として出力される。
【0032】
従って、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータのうち、奇数番目のドットデータa1はそのまま奇数番目のドットデータa2としてデータ結合部16に出力され、偶数番目のドットデータb1は全て0として偶数番目のドットデータb2としてデータ結合部16に出力される。
【0033】
そして、このデータ結合部16に設定された1ライン分のドットデータうち、奇数番目のドットデータのみに、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータが反映されている。
【0034】
サーマルプリンタ21に搭載されたサーマルヘッドの奇数番目の発熱素子を用いて印刷が行われる。
【0035】
一方、オペレータによりサーマルヘッドの偶数番目のドットで印刷することが指示されると、奇数/偶数選択手段14は奇数選択信号cを”0”にして出力する。このため、奇数データマスク手段12は、入力される奇数選択信号cが”0”の場合には、入力される奇数番目のドットデータa1を全て0にして奇数番目のドットデータa2として出力する。
【0036】
一方、インバータ15の出力として”1”信号が偶数データマスク手段13に出力されているため、偶数番目のドットデータb2は偶数番目のドットデータb1がそのまま出力される。
【0037】
従って、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータのうち、偶数番目のドットデータb1はそのまま偶数番目のドットデータb2としてデータ結合部16に出力され、奇数番目のドットデータa1は全て0として偶数番目のドットデータa2としてデータ結合部16に出力される。
【0038】
そして、このデータ結合部16に設定された1ライン分のドットデータうち、偶数番目のドットデータのみに、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータが反映されている。
【0039】
そして、サーマルプリンタ21に搭載されたサーマルヘッドの偶数番目の発熱素子を用いて印刷が行われる。
【0040】
以上のようにして、オペレータがサーマルヘッドの奇数番目の発熱素子あるいは偶数番目の発熱素子を用いて印刷するかを設定できるようにしたので、奇数番目あるいは偶数番目の発熱素子のうち一方が断線した場合には、他方の発熱素子に即座に切り替えることができるので、サーマルプリンタを用いて発券作業を行っている場合でも業務に支障をきたすことを防止できる。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態について図2を参照して説明する。前述した第1の実施の形態においては、ホストPC10に奇数データ/偶数データ分割部11、奇数データマスク手段12、偶数データマスク手段13、…等を設けるようにしたが、この第2の実施の形態では、サーマルプリンタ21に奇数データ/偶数データ分割部11,奇数データマスク手段12、偶数データマスク手段13、…等を設けるようにした。
【0042】
図2において、図1と同じ部分には同一番号を付し、その詳細な説明については省略する。つまり、ホストPC10から出力されるビットマップデータはサーマルプリンタ21の奇数データ/偶数データ分割部11に出力される。
【0043】
データ結合部16はサーマルヘッド31に通電信号を出力する。
【0044】
このサーマルヘッド31の近傍には、ヘッド断線検出手段32が接続されている。
【0045】
このヘッド断線検出手段32は、所定のタイミングでサーマルヘッド31の断線の状況を検出し、断線がしているか否かを検出する。このヘッド断線検出手段32はサーマルヘッド31が断線していると判定した場合には、奇数ドットが断線しているか偶数ドットが断線しているかの断線情報を奇数/偶数選択手段14に出力する。奇数/偶数選択手段14は断線情報が偶数ドットが断線しているという情報である場合には、奇数選択信号cを”1”にして出力する。一方、奇数/偶数選択手段14は断線情報が奇数ドットが断線しているという情報である場合には、奇数選択信号cを”0”にして出力する。
【0046】
一方、ヘッド断線検出手段32は、サーマルヘッド31が断線していないと判定した場合には、サーマルプリンタ21の電源をオン・オフする毎に、奇数/偶数選択手段14から出力される奇数選択信号cを一定の周期で”1”,”0”を出力するように切り替える。
【0047】
次に、上記のように構成された本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。ホストPC10から出力されるビットマップデータは奇数データ/偶数データ分割部11において、奇数番目のドットデータa1と偶数番目のドットデータb1に分割される。
【0048】
ヘッド断線検出手段32は、所定のタイミングでサーマルヘッド31の断線の状況を検出し、断線がしているか否かを検出する。このヘッド断線検出手段32はサーマルヘッド31が断線していると判定した場合には、奇数ドットが断線しているか偶数ドットが断線しているかの断線情報を奇数/偶数選択手段14に出力する。奇数/偶数選択手段14は断線情報が偶数ドットが断線しているという情報である場合には、奇数選択信号cを”1”にして出力する。一方、奇数/偶数選択手段14は断線情報が奇数ドットが断線しているという情報である場合には、奇数選択信号cを”0”にして出力する。
【0049】
一方、ヘッド断線検出手段32は、サーマルヘッド31が断線していないと判定した場合には、サーマルプリンタ21の電源をオン・オフする毎に、奇数/偶数選択手段14から出力される奇数選択信号cを一定の周期で”1”,”0”を出力するように切り替えている。
【0050】
ヘッド断線検出手段32はサーマルヘッド31の偶数ドットが断線していることが検出されると、奇数/偶数選択手段14は奇数選択信号cを”1”にして出力する。
【0051】
奇数データマスク手段12は、入力される奇数選択信号cが”1”の場合には、入力される奇数番目のドットデータa1をそのまま奇数番目のドットデータa2として出力する。
【0052】
一方、インバータ13の出力として”0”信号が偶数データマスク手段13に出力されているため、偶数番目のドットデータb2は全て0として出力される。
【0053】
従って、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータのうち、奇数番目のドットデータa1はそのまま奇数番目のドットデータa2としてデータ結合部16に出力され、偶数番目のドットデータb1は全て0として偶数番目のドットデータb2としてデータ結合部16に出力される。
【0054】
そして、このデータ結合部16に設定された1ライン分のドットデータうち、奇数番目のドットデータのみに、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータが反映されている。
【0055】
サーマルプリンタ21に搭載されたサーマルヘッド31の奇数番目の発熱素子を用いて印刷が行われる。
【0056】
ヘッド断線検出手段32はサーマルヘッド31の奇数ドットが断線していることが検出されると、奇数/偶数選択手段14は奇数選択信号cを”0”にして出力する。
【0057】
奇数データマスク手段12は、入力される奇数選択信号cが”0”の場合には、入力される奇数番目のドットデータa1を全て0にして奇数番目のドットデータa2として出力する。
【0058】
一方、インバータ13の出力として”1”信号が偶数データマスク手段13に出力されているため、偶数番目のドットデータb1はそのまま偶数番目のドットデータとb2として出力される。
【0059】
従って、奇数データ/偶数データ分割部11に入力されたビットマップデータのうち、偶数番目のドットデータb1はそのまま偶数番目のドットデータb2としてデータ結合部16に出力され、奇数番目のドットデータa1は全て0としてデータ結合部16に出力される。
【0060】
サーマルプリンタ21に搭載されたサーマルヘッド31の偶数番目の発熱素子を用いて印刷が行われる。
【0061】
このように、この第2の実施の形態では、サーマルヘッド31の断線を所定のタイミングで検出し、サーマルヘッド31が断線している場合には、偶数ドットあるいは奇数ドットのうち断線していない方の発熱素子に通電するようにして、印字を行うようにしているので、断線が発生した場合には即座に自動的に断線していない方の発熱素子を用いて印字することができる。
【0062】
一方、ヘッド断線チェック手段32によりサーマルヘッド31の断線が検出されなかった場合には、サーマルプリンタ21の電源が投入される毎に奇数/偶数選択手段14から出力される奇数選択信号cが”1”、”0”を所定の周期で繰り返す。従って、奇数データマスク手段12あるいは偶数データマスク手段13が交互にマスクがかけられる。
【0063】
この結果、サーマルヘッド31が断線していない場合には、サーマルヘッド31の奇数番目のドットあるいは偶数番目のドットを用いて一定の周期で印刷が行われる。
【0064】
以上のようにして、サーマルヘッド31の断線が検出された場合には、自動的に断線が発生していない方のドットを用いて印刷を行うようにしたので、断線が発生した場合には即座に他方のドットを用いて印刷を行うことができるので、サーマルプリンタを用いて発券作業を行っている場合でも業務に支障をきたすことを防止できる。
【0065】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は、図2を参照して説明した第2の実施の形態に印字枚数カウンタ41を追加した構成を有する。この印字枚数カウンタ41は、ホストPC10からの情報により印字枚数をカウントしている。この印字枚数カウンタ41は、所定の印字枚数(例えば、100枚)になると、奇数/偶数選択手段14に出力する切換信号dを変化させる。つまり、切換信号dが”0”であった場合には”1”を、”1”であった場合には”0”を出力する。奇数/偶数選択手段14はヘッド断線チェック手段32によりサーマルヘッド31が断線していないと判断されている状態では、切換信号dが切り換わる毎に、奇数データマスク手段12あるいは偶数データマスク手段13が交互にマスクがかけられる。
【0066】
この結果、サーマルヘッド31が断線していない場合には、サーマルヘッド31の奇数番目のドットあるいは偶数番目のドットを用いて、所定枚数の周期で印刷が行われる。
【0067】
ところで、サーマルヘッド31の断線を所定のタイミングで検出し、サーマルヘッド31が断線している場合には、偶数ドットあるいは奇数ドットのうち断線していない方の発熱素子に通電するようにして、印字を行うようにしているので、断線が発生した場合には即座に自動的に断線していない方の発熱素子を用いて印字することができる。
【0068】
このように、印字枚数が所定枚数毎に、サーマルヘッド31の奇数番目のドットあるいは偶数番目のドットに切り替えるようにしたので、サーマルヘッド31の寿命を向上させることができる。
【0069】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態では、図2のサーマルプリンタ21に印字走行距離メータ51を追加した構成を有する。この印字走行距離メータ51は、図示しないサーマルヘッド駆動部からの印字ライン情報をモニタし、印字走行処理を計数するものである。ライン数と走行距離の換算は、例えば副走査方向に12ドット/mmと換算する。所定の印字距離(例えば、1Km)になると、切換信号eを変化させて出力する。つまり、切換信号eが”0”であった場合には”1”を、”1”であった場合には”0”を出力する。奇数/偶数選択手段14はヘッド断線チェック手段32によりサーマルヘッド31が断線していないと判断されている状態では、切換信号eが切り換わる毎に、奇数データマスク手段12あるいは偶数データマスク手段13が交互にマスクがかけられる。
【0070】
この結果、サーマルヘッド31が断線していない場合には、サーマルヘッド31の奇数番目のドットあるいは偶数番目のドットを用いて、所定印字距離の周期で印刷が行われる。
【0071】
ところで、サーマルヘッド31の断線を所定のタイミングで検出し、サーマルヘッド31が断線している場合には、偶数ドットあるいは奇数ドットのうち断線していない方の発熱素子に通電するようにして、印字を行うようにしているので、断線が発生した場合には即座に自動的に断線していない方の発熱素子を用いて印字することができる。
【0072】
以上のように、所定印字走行距離毎にサーマルヘッド31の奇数番目のドットあるいは偶数番目のドットに切り替えるようにしたので、サーマルヘッド31の寿命を向上させることができる。
【0073】
なお、上記した第1の実施の形態では、パーソナルPC10に奇数データ/偶数データ分割部11,奇数データマスク手段12,偶数データマスク手段13,奇数/偶数選択手段14,インバータ15,データ結合部16を設けたが、これらをサーマルプリンタ21に設けるようにしても良い。
【0074】
さらに、上記した第1の実施の形態において、オペレータが奇数/偶数選択手段14を操作したが、サーマルプリンタ21の電源をオン・オフする毎にあるいはホストPC10からの発行起動の毎に奇数/偶数選択手段14を切り替えるようにしても良い。
【0075】
さらに、本発明はサーマルプリンタに限らず、インクジエットプリンタあるいはLEDプリンタにも適用することができる。
【0077】
【発明の効果】
請求項記載のサーマルプリンタによれば、サーマルヘッド31の断線が検出された場合には、自動的に断線が発生していない方のドットを用いて印刷を行うようにしたので、断線が発生した場合には即座に他方のドットを用いて印刷を行うことができるので、サーマルプリンタを用いて発券作業を行っている場合でも業務に支障をきたすことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるサーマルプリンタの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わるサーマルプリンタの構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係わるサーマルプリンタの構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係わるサーマルプリンタの構成を示すブロック図。
【図5】本発明の各実施の形態に係わるサーマルヘッドの構成を示す図。
【図6】従来のサーマルヘッドの構成を示す図。
【符号の説明】
11…奇数データ/偶数データ分割部、
12…奇数データマスク手段、
13…偶数データマスク手段、
14…奇数/偶数選択手段、
15…インバータ、
16…データ結合部、
21…サーマルプリンタ、
31…サーマルヘッド、
32…ヘッド断線チェック手段。

Claims (1)

  1. 発熱素子を複数配置したラインサーマルヘッドに通電し、この通電により発生した熱によりインクリボンのインクを用紙に溶融転写または昇華させるサーマルプリンタにおいて、
    上記ラインサーマルヘッドの断線が奇数番目の発熱素子か偶数番目の発熱素子かを検出する断線検出部と、
    この断線検出部で上記ラインサーマルヘッドの断線が検出された場合には、上記通電制御手段により上記断線が検出されていない方の発熱素子を用いて通電制御を行う通電制御手段とを具備したことを特徴とするサーマルプリンタ。
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