JPH11244654A - 排ガス濃度の調整方法 - Google Patents

排ガス濃度の調整方法

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JPH11244654A
JPH11244654A JP10067827A JP6782798A JPH11244654A JP H11244654 A JPH11244654 A JP H11244654A JP 10067827 A JP10067827 A JP 10067827A JP 6782798 A JP6782798 A JP 6782798A JP H11244654 A JPH11244654 A JP H11244654A
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JP
Japan
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boiler
waste water
exhaust gas
water
concentration
Prior art date
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Pending
Application number
JP10067827A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Uesasa
政仁 上笹
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/32Direct CO2 mitigation

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  • Chimneys And Flues (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】産業排水の中和装置に供給する排ガスのCO2
濃度を調整する方法を提供する。 【解決手段】 産業排水の中和装置1における排ガス濃
度の調整方法であって、前記中和装置1へ排ガスを供給
する供給経路に空気を導入することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業排水(たと
えば、ボイラ排水等)に排ガスを混合して中和する中和
装置へ供給する排ガス濃度の調整方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、産業排水,とくにボイラ排水はア
ルカリ性であるため、排水の際には排水基準に適合させ
るため中和処理を行なう必要がある。たとえば、ボイラ
排水を処理タンク内に溜め、この処理水タンク内にボイ
ラ排ガスを供給して混合し、前記ボイラ排水の中和処理
を行なう中和装置が種々提案されている。
【0003】しかしながら、前記中和装置において、ボ
イラ排ガスには約10%程度の二酸化炭素等の酸性成分
が含まれているため、ボイラ排水の酸消費量が低い場合
は、前記排ガスと混合することにより酸性成分が高くな
り、排水基準に適合しないことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、ボイラ排水の酸消費量に基づいて、中和装置
へ供給する排ガス中のCO2 濃度を調整する調整方法を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、産業排水の中和装置における排ガス濃度の調
整方法であって、前記中和装置へ排ガスを供給する供給
経路に空気を導入することを特徴としており、また請求
項2に記載の発明は、請求項1に記載の排ガス濃度の調
整方法であって、産業排水のpH値を検出し、この検出
値に基づいて、前記供給経路への空気導入量を調節する
ことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明すると、この発明の排ガス濃度の調整方法
は、ボイラの排水を導入する処理タンクを設け、この処
理タンクへ前記ボイラの排ガスを供給する供給経路(た
とえば、配管)を接続するとともに、この供給経路に空
気導入弁を設けた構成のボイラ排水の中和装置において
実現される。
【0007】前記処理タンクには、前記ボイラの濃縮ブ
ロー水および缶底ブロー水を導入するブロー水供給管が
接続してあり、また処理水を排水するオーバーフロー管
および排出管が接続されている。前記ボイラの濃縮ブロ
ー水は、前記ボイラの燃焼運転中に前記処理タンクへ導
入され、燃焼により発生する排ガスを混合して中和処理
される。そして、前記処理水タンク内の増水分は、前記
オーバーフロー管から排出され、連続的にボイラ排水を
中和処理される。また、前記ボイラの缶底ブロー水は、
前記ボイラの運転停止中に前記処理タンクへ導入され
る。前記缶底ブロー水の導入前に前記処理タンク内の水
を所定水位まで前記排出管から排出し、排出後、前記処
理タンク内へ前記缶底ブロー水を導入する。そして、前
記ボイラの運転を開始し、燃焼により発生する排ガスを
混合して中和処理する。前記ボイラの運転を開始する
と、前述の濃縮ブロー水を処理する工程に自動的に移行
する。
【0008】ところで、前記ボイラへ給水する原水(た
とえば、井戸水,工業用水等)の水質(たとえば、酸消
費量が少い水)によっては、前記処理タンクへ導入する
ボイラ排水(濃縮ブロー水,缶底ブロー水)のpHも通
常のものに比し低くなる。したがって、前記処理タンク
内でCO2 濃度が約10%の排ガスと前記ボイラ排水を
混合した場合には、排水基準に適合しないボイラ排水が
排出されることになる。そこで、この発明の排ガス濃度
の調整方法によれば、前記ボイラへ供給する原水または
ボイラ排水の水質分析を行ない、この測定値に基づいて
前記処理タンクへ供給する排ガスのCO2 濃度を調整す
る。すなわち、前記処理タンクへ排ガスを供給する供給
経路に設けた空気導入弁を開弁し、前記ボイラ排水が排
水基準に適合するpH値になるように前記空気導入弁の
開度を調節する。
【0009】以上のように、この発明によれば、地域的
に水質の異なる原水がボイラへ給水された場合において
も、ボイラ排水を中和する排ガス中のCO2 濃度を調整
して供給するので、排水基準に適合したボイラ排水とす
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、この発明を実施したボイラに付
設したボイラ排水の中和装置の構成を概略的に示す説明
図である。
【0011】図1において、中和装置1は、ボイラ排水
を中和処理する処理タンク2をボイラ3の近傍に設けて
いる。この処理タンク2の中央部に仕切板4が設けてあ
り、上下部は連通させた状態で流入側と流出側に分割し
ている。
【0012】前記ボイラ3の排ガス通路5には節炭器6
を設け、この節炭器6の下流位置に排ガス供給管7の一
端を接続している。この排ガス供給管7の他端は、ボイ
ラ排水を導入する処理タンク2に接続し、先端のノズル
8から、前記ボイラ3の排ガスを前記処理タンク2内の
ボイラ排水に混合するようになっている。前記排ガス供
給管7には、ドレン分離器9,排ガスポンプ10および
空気導入弁11を設けている。
【0013】前記ボイラ3は、セパレータ12を備え、
このセパレータ12下部の降水管13の途中に濃縮ブロ
ー管14を接続している。この濃縮ブロー管14の先端
は、前記処理タンク2の流入側に接続している。また、
この濃縮ブロー管14には、濃縮ブロー用電磁弁15を
設けている。一方、前記ボイラ3の底部には、缶底ブロ
ー管16を接続している。この缶底ブロー管16の先端
は、前記処理タンク2に接続してあり、前記濃縮ブロー
管14と合流する構成となっている。また、この缶底ブ
ロー管16には、缶底ブロー用電磁弁17を設けてい
る。
【0014】前記処理タンク2の流出側の上部にオーバ
ーフロー管18を設け、下部に排出用電磁弁19を備え
た排出管20を設け、この排出管20の先端部を前記オ
ーバーフロー管18に接続している。また、前記処理タ
ンク2内には、ボイラ排水を冷却するための熱交換器2
1が設けてある。この熱交換器21は、前記ボイラ3へ
給水する給水管22に接続されている。この給水管22
は、原水供給源23と前記熱交換器21を経由して前記
節炭器6に接続してあり、さらにこの節炭器6内の熱交
換器(図示省略)を経由して前記ボイラ3の缶体に接続
されている。
【0015】前記ボイラ3の運転制御部(図示省略),
前記排ガスポンプ10,前記空気導入弁11,前記濃縮
ブロー用電磁弁15,前記缶底ブロー用電磁弁17およ
び前記排出用電磁弁19は、信号線(図示省略)を介し
てそれぞれ制御器(図示省略)に接続されている。
【0016】前述の構成について、通常の作用を説明す
る。ボイラ排水は、ボイラの燃焼運転中に、濃縮した缶
水を排出する濃縮ブロー水と、ボイラ停止中に、缶体の
底から排出する缶底ブロー水に大きく分かれるが、まず
濃縮ブロー水の中和処理について説明する。濃縮ブロー
水は、ボイラ3の制御器(図示省略)からの信号を受け
て濃縮ブロー用電磁弁15が開となることにより、処理
タンク2内へ流入する。そして、前記処理タンク2 内の
水位を検出する水位検出器(図示省略)の高水位検出信
号を受けて、排ガスポンプ10が稼動する。この排ガス
ポンプ10は、ボイラ3の燃焼と同期して稼動するよう
になっている。そして、ボイラ3の排ガスを混合して中
和処理し、かつ熱交換器21により冷却したボイラ排水
は、増水分だけオーバーフロー管18から排出される。
つぎに、缶底ブロー水の中和処理について説明する。前
記制御器からの信号により前記ボイラ3の燃焼スイッチ
(図示省略)をOFFにする。つぎに、前記濃縮ブロー
用電磁弁15を閉じると同時に排出用電磁弁19を開
き、前記処理タンク2内の水を排出する。そして、前記
水位検出器の低水位検出信号を受けて前記排出用電磁弁
9を閉じるとともに缶底ブロー用電磁弁17を開き、缶
底ブロー水を前記処理タンク2内に導入し、全ブロー
後、前記缶底ブロー用電磁弁17を閉弁する。そして、
前記ボイラ3の運転が開始されると、前記排ガスポンプ
10が稼動して、排ガスを缶底ブロー水に混合する。そ
の後の動作は、前記濃縮ブロー水の中和処理動作と同じ
になる。
【0017】つぎに、この発明の排ガス濃度の調整方法
について説明する。まず、産業排水の排水基準は、図2
および図3に示すように、中性(pH7)を挟んでpH
5.8(酸性)からpH8.6(アルカリ性)の間に規
制されている。また、排水温度は45℃以下となってい
る。したがって、処理タンク2からオーバーフローして
排水するボイラ排水のpH値および温度を適宜の手段で
測定している。そして、その測定値が前記排水基準に適
合しない場合(酸消費量が低い水(図2 参照))は、排
ガス供給管7に設けた空気導入弁11を操作し、pH値
が適合するように調節する。この空気導入弁11を調節
することにより、排ガス中のCO2 濃度(約10%)が
空気によって希釈され、CO2 濃度が低下するので、図
3 に示すように、pH平衡値を規程範囲内にすることが
できる。なお、排水温度は、前記処理タンク2に設けた
熱交換器21によって規制温度以下になっている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、産業排水の中和装置における排ガス濃度の調整方法
であって、前記中和装置へ排ガスを供給する供給経路に
空気を導入するようにしたので、産業排水を排水基準に
適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボイラに付設した中和装置の構成を概略的に示
す説明図である。
【図2】ボイラ排水の排水基準と排水基準に適合しない
ボイラ排水の状態を示す説明図である。
【図3】ボイラ排水の排水基準と排水基準に適合したボ
イラ排水の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 中和装置 7 排ガス供給管 11 空気導入弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業排水の中和装置1における排ガス濃
    度の調整方法であって、前記中和装置1へ排ガスを供給
    する供給経路に空気を導入することを特徴とする排ガス
    濃度の調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排ガス濃度の調整方法
    であって、産業排水のpH値を検出し、この検出値に基
    づいて、前記供給経路への空気導入量を調節することを
    特徴とする排ガス濃度の調整方法。
JP10067827A 1998-03-02 1998-03-02 排ガス濃度の調整方法 Pending JPH11244654A (ja)

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JP10067827A JPH11244654A (ja) 1998-03-02 1998-03-02 排ガス濃度の調整方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293484A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Miura Co Ltd ボイラ排水の中和方法および中和装置
JP2006167616A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Miura Co Ltd 中和装置
JP2006175318A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Miura Co Ltd 排水処理装置

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JP4577608B2 (ja) * 2004-12-16 2010-11-10 三浦工業株式会社 中和装置
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