JPH11169868A - 炭酸ガス中和装置 - Google Patents

炭酸ガス中和装置

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JPH11169868A
JPH11169868A JP36323497A JP36323497A JPH11169868A JP H11169868 A JPH11169868 A JP H11169868A JP 36323497 A JP36323497 A JP 36323497A JP 36323497 A JP36323497 A JP 36323497A JP H11169868 A JPH11169868 A JP H11169868A
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JP
Japan
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carbon dioxide
pipe
ejector
neutralization tank
jet
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Application number
JP36323497A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hotate
健 保立
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
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Swing Corp
Original Assignee
Ebara Engineering Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ性排水の中和処理を行う際の炭酸ガ
スを効率的に利用できる炭酸ガス中和装置の提供にあ
る。 【解決手段】 炭酸ガス注入機構を有する排水流入管1
4と処理された排水を流出する排水流出管16とを備え
た密閉式の中和槽12の内部に、噴流式の撹拌装置28
を設置し、かつ該撹拌装置28の噴流出口(エジェクタ
ノズル)28bに炭酸ガスを吸い込むエジェクタ29を
取り付ける。また、該エジェクタ29には噴流を所定方
向に導く流路を有するディフューザ30を配置するとと
もに、該エジェクタ29の流路29aに連通させ前記中
和槽12の気層部まで延出するパイプ32を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント排水等の
アルカリ性排水を炭酸ガスで中和するための炭酸ガス中
和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているアルカリ性排水
の炭酸ガスによる中和装置は、混合器と反応槽を組み合
わせたもの、又は中和槽内に撹拌装置を設置したもの
で、排水と炭酸ガスとを中和槽内に流入させて中和処理
を行っている。炭酸ガスの注入は、アルカリ性排水のp
Hを中和槽内に配置されたpHセンサで検出して、pH
指示調節計により中和槽に注入する炭酸ガス通路の電磁
弁を開閉することによって行っている。この工程で排水
の中和処理が連続的に行われ、排水は排水流出管から外
部に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような炭酸ガス
中和装置の場合、流入排水の性状等により未反応の炭酸
ガスが液面から気層中に放出される場合があり、炭酸ガ
スの利用が必ずしも効率的とはいえなかった。
【0004】本発明は、アルカリ性排水の中和処理を行
う際の炭酸ガスを効率的に利用できる炭酸ガス中和装置
の提供を、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。本発明に係
る炭酸ガス中和装置は、炭酸ガス注入機構を有する排水
流入管と処理された排水を流出する排水流出管とを備え
た密閉式の中和槽の内部に、噴流式の撹拌装置を設置
し、かつ該撹拌装置の噴流出口に炭酸ガスを吸い込むエ
ジェクタと噴流を所定方向に導く流路を有するディフュ
ーザを配置するとともに、該エジェクタの流路に連通さ
せ前記中和槽の気層部まで延出するパイプを配置したこ
とを特徴としている。
【0006】上記の場合に、前記中和槽には、圧力自動
調整用の逃し管を設けることが望ましい。
【0007】本発明は、上記のように構成したので、中
和槽内にアルカリ性排水と炭酸ガスとを流入させて撹拌
装置によって撹拌させると、排水は撹拌装置の噴流入
口、炭酸ガスはエジェクタによって吸い込まれて噴流出
口からディフューザを介して所定の方向に噴流する。こ
の工程が繰り返されることにより炭酸ガスがアルカリ性
の排水に溶解して排水の中和が行われる。
【0008】中和工程中に中和槽液面から放出された未
反応炭酸ガスは、中和槽が密閉式であるので、中和槽上
部の気層部に溜まる。この溜まった炭酸ガスは、エジェ
クタの流路に連通し中和槽の気層部まで延出するパイプ
を介してエジェクタに吸い込まれ、排水中に混合され
る。なお、中和槽の上部に溜まった炭酸ガスがパイプに
吸い込まれるのは、排水が撹拌装置の噴流出口からエジ
ェクタを介して所定の方向に噴流する作用によるもので
ある。このように、この装置では供給された炭酸ガスは
排水中に循環混合されることにより外気に放出されるこ
となく全て有効に利用されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る炭
酸ガス中和装置の実施の形態を示す図である。図に示す
ように、この炭酸ガス中和装置10は、密閉式の中和槽
12を備えている。中和槽12には、排水流入管14と
排水流出管16が取り付けられている。排水流入管14
は処理を必要とするアルカリ性排水を中和槽12に流入
させるためのもので、中和槽12の側面上部に接続さ
れ、先端部が中和槽12の中央部まで立ち下げられてい
る。また、中和槽12の外側に位置する排水流入管14
の所定位置には、流入させる排水に炭酸ガスを混入させ
るための供給パイプ18が連結されており、該供給パイ
プ18は電磁弁20を介して炭酸ガスボンベ22に接続
されている。
【0010】一方、排水流出管16は、中和処理が完了
した排水を外部に流出させるためのもので、中和槽12
の側面下部に接続されており、その先端部は他の装置、
例えば凝集沈殿装置等に接続されている。また、中和槽
12の側面上部には、自動的に圧力を調整するための逃
し管24が設けられていて、その先端部は中和槽12の
水面下に向かって立ち下げられており、他端部は排水流
出管16に連結されている。
【0011】中和槽12内の側面下部には台座26が設
けられており、該台座26上には噴流式の撹拌装置28
が設置されている。この撹拌装置28は、下側に開口し
た噴流入口28aから排水が流入し、側方に開口した噴
流出口(エジェクタノズル)28bから排水が噴出する
ように羽根車が回る構成となっている。
【0012】また、撹拌装置28の噴流出口(エジェク
タノズル)28bには炭酸ガスを吸い込むエジェクタ2
9が取り付けられており、該エジェクタ29には排水を
所定方向に噴流させるディフューザ30が取り付けられ
ている。また、該エジェクタ29の流路29aに連通さ
せて中和槽12の気層部38まで垂直に延出するパイプ
(空気管)32が取り付けられている。さらに、中和槽
12の中央部にはpHセンサ34が設置されており、該
センサ34の検出信号は中和槽12の外部に設置された
pH指示調節計36に送られて排水のpH表示が行われ
る。
【0013】このpH指示調節計36は、予め所望のp
H値をセットすることができ、このセット値になるよう
に電磁弁20をオン・オフ制御してアルカリ性排水に炭
酸ガスを注入したり停止したりする。例えば、アルカリ
性排水のpHが10として、pH指示調節計36のセッ
ト値がpH7にすれば、中和処理中の排水のpHが7に
なるまで電磁弁20をオンにして、pHが7になると電
磁弁20をオフにする。
【0014】実際の中和処理は、先ず、処理を必要とす
るアルカリ性排水を排水流入管14から中和槽12に流
入させる。そのとき、同時に電磁弁20がオンされ、炭
酸ガスボンベ22から供給パイプ18を介して排水流入
管14に炭酸ガスが注入され排水と混合され中和槽12
に送り込まれる。撹拌装置28の作動は排水の流入と連
動しており、中和処理は連続的に行われる。撹拌装置2
8には、上述したように、下側に開口した噴流入口28
aから排水が流入し、側方に開口した噴流出口(エジェ
クタノズル)28bから排水が噴出する。
【0015】撹拌装置28の噴流出口(エジェクタノズ
ル)28bから噴流された排水はエジェクタ29の流路
29aを通って水平方向に放出される。このとき、中和
槽12内の上部の気層部38に溜まっている気体は、排
水が撹拌装置28の噴流出口(エジェクタノズル)28
bからエジェクタ29を介して水平方向に噴流する作用
により、パイプ32の上部先端から吸い込まれて排水中
に混合される。
【0016】中和工程中の未反応炭酸ガスは、中和槽1
2が密閉式であるので、中和槽12内の気層部38に溜
まる。この溜まった炭酸ガスは、パイプ32の上部先端
から吸い込まれてエジェクタ29内で排水と再混合され
る。排水のpHはpHセンサ34で検出され、予めセッ
トしたpHになるように、pH指示調節計36が電磁弁
20をオンして炭酸ガスの注入を図る。中和反応が完了
したアルカリ性排水は中性(通常pH5.8〜8.6)
となって、排水流出管16から排出される。
【0017】このように、上記の実施の形態で示した炭
酸ガス中和装置10では供給された炭酸ガスは外気に放
出されることなく全て有効に利用されることになる。
【0018】なお、中和の工程で過剰の炭酸ガス流入な
どにより、中和槽12内の気層部38のガス圧が一定以
上高くなると、排水の液面が押圧されて逃し管24から
排水が排水流出管16へ放出され、自動的に圧力の調整
が行われる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中和槽が密閉式であるので、中和工程中の未反応炭酸ガ
スは、中和槽内の上部の気層部に溜まる。この溜まった
炭酸ガスは、エジェクタの流路に連通し中和槽の気層部
まで延出するパイプを介してエジェクタに吸い込まれ、
排水中に再混合される。このように、供給された炭酸ガ
スは外気に放出されることなく全て有効に利用されるの
で、コストの軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る炭酸ガス中和装置の構造を模式的
に示した図である。
【符号の説明】
10 炭酸ガス中和装置 12 中和槽 14 排水流入管 16 排水流出管 18 供給パイプ 20 電磁弁 22 炭酸ガスボンベ 24 逃し管 26 台座 28 撹拌装置 28a 噴流入口 28b 噴流出口(エジェクタノズル) 29 エジェクタ 29a 流路 30 ディフューザ 32 パイプ(空気管) 34 pHセンサ 36 pH指示調節計 38 気層部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸ガス注入機構を有する排水流入管と
    処理された排水を流出する排水流出管とを備えた密閉式
    の中和槽の内部に、噴流式の撹拌装置を設置し、かつ該
    撹拌装置の噴流出口に炭酸ガスを吸い込むエジェクタと
    噴流を所定方向に導く流路を有するディフューザを配置
    するとともに、該エジェクタの流路に連通させ前記中和
    槽の気層部まで延出するパイプを配置したことを特徴と
    する炭酸ガス中和装置。
  2. 【請求項2】 前記中和槽には、圧力自動調整用の逃し
    管を設けたことを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガス
    中和装置。
JP36323497A 1997-12-16 1997-12-16 炭酸ガス中和装置 Pending JPH11169868A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6878268B2 (en) 2000-09-28 2005-04-12 Yoshiyuki Sawada Apparatus for purification of water
JP4514285B2 (ja) * 2000-05-31 2010-07-28 株式会社鶴見製作所 アルカリ廃液のph中和処理装置
JP2014140814A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Ryuki Engineering:Kk 被処理液のガス反応装置
KR20190009916A (ko) * 2017-07-20 2019-01-30 한양수 이산화탄소 가스(탄산가스)를 이용한 알칼리성 폐수의 중화 및 연수화 시스템 및 그를 포함하는 알칼리성 폐수의 처리 방법

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