JPH11244494A - パチンコ機の外枠構造 - Google Patents

パチンコ機の外枠構造

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JPH11244494A
JPH11244494A JP6467398A JP6467398A JPH11244494A JP H11244494 A JPH11244494 A JP H11244494A JP 6467398 A JP6467398 A JP 6467398A JP 6467398 A JP6467398 A JP 6467398A JP H11244494 A JPH11244494 A JP H11244494A
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JP
Japan
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outer frame
plate
engagement
decorative plate
pachinko machine
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Withdrawn
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JP6467398A
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English (en)
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Koichi Iida
功一 飯田
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機の外枠の下辺部に設けられた腰板に
対して飾り板を取替可能に取付けることにより、台替時
において、外枠をそのまま使用可能にすることである。 【解決手段】パチンコ機本体の内枠部分を回動自在に支
持している外枠の下辺部の腰板に飾り板を取替可能に取
付けるための構造において、前記腰板に複数の係合穴部
を形成すると共に、前記飾り板の背面側に弾性変形して
前記係合穴部に解除可能に係合される複数の弾性係合部
材を一体に設け、腰板の前面から、その係合穴部に、飾
り板の弾性係合部材を押し込んで係合させて、該腰板の
前面に飾り板を取替可能に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機本体の
内枠部分を回動自在に支持している外枠に飾り板を取替
可能に取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、図1に示されるように、
方形枠状をした外枠Faの左側の上下端部にヒンジ金具
Hを介してパチンコ機本体Aの内枠Fbが回動可能に支
持されている。パチンコ機本体Aは、同じく方形枠状を
した前記内枠Fbの下端部を除く部分に遊戯盤1が一体
に組み込まれた構成であって、該遊戯盤1の下方には、
発射玉供給皿2と余剰玉貯留皿3とがこの順序でそれぞ
れ手前側に突出して設けられ、その右下隅部には、発射
装置を構成するハンドル4が取付けられ、更に、前記遊
戯盤1の背面側には、制御基板等が装着されている。
【0003】前記外枠Faは、木製であって、図1ない
し図3に示されるように、左右一対の縦枠板5と、上下
一対の横枠板6とを方形枠状に組んだ構成である。下方
の縦枠板5は、その手前側の端部に腰板7が起立状態で
一体に設けられていて、該腰板7は、外枠Faの組付状
態では、その両端部が、左右一対の縦枠板5の前端面の
下端部に当てがわれて、その厚さ分だけ、縦枠板5の前
端面よりも手前側に突出している。一方、パチンコ機本
体Aの側の内枠Fbは、同じく木製であり、前記遊戯盤
1の組込み部のみが方形状に開口された一枚板状(パネ
ル状)をしていて、外枠Faにおける腰板7を除く部分
の前端面に当てがわれた状態となって、該外枠Faに一
体に取付けられる。前記ヒンジ金具Hは、外枠Fa及び
内枠Fbの左側の上下端部にそれぞれ水平に固着された
各ヒンジ板8,9と、この2枚のヒンジ板8,9を連結
しているヒンジピン11とで構成されて、パチンコ機本
体Aは、前記ヒンジ金具Hを介して、その内枠Fbの部
分において、外枠Faに回動可能に支持されている。
【0004】パチンコ機本体Aの内枠Fbが外枠Faに
重なり合って、該外枠Faに対してパチンコ機本体Aが
固定された使用状態では、外枠Faにおける下端の腰板
7を除く部分において、内枠Fbの背面が、外枠Faの
前端面に当接して、内枠Fbの下端部と、外枠Faの腰
板7との間には、段差が生じない構造になっている。ま
た、パチンコ機本体Aは、相当の重量を有しているた
め、図1に示されるように、外枠Faに対してパチンコ
機本体Aの内枠Fbが開かれた状態において、該パチン
コ機本体Aを外枠Faに収納させる際に、パチンコ機本
体Aの自由端側(前記ハンドル4の側)が自重により下
がって、内枠Fbの自由端側の下端部が前記腰板7と摩
擦干渉して(腰板7に当たって)、スムーズに収納でき
ない。この事態を防止するために、腰板7の長手方向の
中央部よりもやや右側に位置した部分には、その上端面
に摩擦防止金具12が取付けられている。この摩擦防止
金具12は、その手前側の端部が下方に折り曲げられて
いて、自由端側が下がり気味となって開かれているパチ
ンコ機本体Aの下端部は、図4に示されるように、前記
摩擦防止金具12に乗り上げる形となって外枠Faに収
納されるため、その収納が支障なく行われる。なお、内
枠Fbにおける外枠Faの前記摩擦防止金具12に対応
する部分には、金属片(図示せず)が設けられている。
【0005】パチンコ機の外枠Faと内枠Fbとを主体
とする構造は、上記の通りであり、パチンコホールにお
いては、その外枠Faが島台に一体に組み込まれる。こ
のように、パチンコ機を構成する枠体は、その内外の2
種類あって、内枠Fbの前面と、外枠Faの腰板7の前
面とがホール内に露出する構造となるため、この2つの
部分には、統一したデザインが施されており、従来にお
いては、そのデザインは、所定模様にデザイン化された
メラミン化粧板を、内枠Fb及び腰板7を構成する木材
の前面に貼り付けることにより実現している。
【0006】パチンコホールにおいては、定期的に台替
(パチンコ機本体を取り替えること)を行っており、新
旧の各台(パチンコ機本体)を取り替えることにより、
新台の内枠と旧台の外枠とのデザインが不一致となるた
めに、この原因のみによって、島台に一体に組み込まれ
ている外枠を、新台の内枠のデザインと一致するものと
取り替える必要があった。このため、新台とデザインが
同一の外枠が別途必要となるのみならず、島台に対して
新旧の外枠を着脱させる工事も必要となって、全体のコ
ストが嵩むという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パチンコ機
の外枠に対して飾り板を取替可能に取付けることによ
り、台替時において、外枠をそのまま使用可能にするこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、パチンコ機本体の内枠部分を回動自在に支
持している外枠に飾り板を取替可能に取付けるための構
造であって、前記腰板には、係合穴部が形成されている
と共に、前記飾り板の背面側には、弾性変形して前記係
合穴部に解除可能に係合される弾性係合部材が一体に設
けられ、外枠の前面から、その係合穴部に、飾り板の弾
性係合部材を押し込んで係合させて、該外枠の前面に飾
り板が取替可能に取付けられていることを、その特徴と
している。
【0009】台替時において、内枠のデザインと合致す
るように、外枠の前面に取付ける飾り板を取り替える
と、パチンコホールの島台に組み込まれている外枠をそ
のまま継続使用できる。また、外枠に対して飾り板の取
り替えを行う場合においては、旧の飾り板の弾性係合部
材を係合穴部内において弾性変形させることにより、外
枠から旧の飾り板を簡単に取り外すことができると共
に、新の飾り板の弾性係合部材を外枠の係合穴部に押し
込んで弾性変形させると、両者が係合されて、島台に外
枠が組み込まれたままで、新台の内枠のデザインと合致
するように、新旧の飾り板の取り替えが行われる。
【0010】ここで、外枠に対する飾り板の係合解除
を、その背面側からのみ可能な構造にすると、遊戯者が
悪戯によって飾り板を取り外してしまう等の不具合を防
止できる。上記構造の一例としては、外枠の背面側まで
貫通した係合貫通穴によって、外枠の係合穴部を構成す
ると共に、係合突起が設けられた弾性係合板によって、
飾り板の弾性係合部材を構成した場合を挙げることがで
きる。この場合には、飾り板の弾性係合板を外枠の係合
貫通穴に貫通させ、該弾性係合板の係合突起を係合貫通
穴の背面側の周縁部に係合させることにより、外枠の前
面に飾り板が取付けられ、この状態においては、弾性係
合板の係合突起と係合貫通穴とは、外枠の背面側におい
て係合されているため、その前面側においては、両者の
係合解除は行えない。両者の係合を解除するには、パチ
ンコ機の背面側において、係合貫通穴内において弾性係
合板を弾性変形させると、両者の係合が容易に解除され
る。この場合において、弾性係合板を係合突起が設けら
れている部分から、更に背面側に所定長だけ延設して、
当該延設部を係合解除片にすると、該解除片によって、
弾性係合板を簡単に弾性変形させられて、弾性係合板と
係合貫通穴との係合解除の操作が一層簡単となる。
【0011】また、前記した摩擦防止部材を飾り板に一
体に取付けておくと、飾り板の取替時において、該飾り
板に対応した摩擦防止部材を同時に取付けることができ
るために、作業性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。なお、「従来の技術」の項目で説明
したパチンコ機の一般部の説明は省略して、本発明に係
る外枠構造の部分についてのみ詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施例の外枠構造を備えたパチンコ機
の内枠Fbを開いた状態の斜視図であり、図2は、飾り
板D1 が取付けられた外枠Faの斜視図であり、図3
は、飾り板D1 が取り外された外枠Faの正面図であ
り、図4は、摩擦防止金具12の作用を示す部分拡大縦
断面図であり、図5は、内枠Fbのデザインの変更に応
じて飾り板D11, 12が取替可能であることを示す模式
的正面図であり、図6は、本発明に係る外枠構造を構成
する外枠Faの下端の腰板7の部分と、飾り板D1 との
分解斜視図であり、図7は、外枠Faの腰板7と飾り板
1 との係合部の部分拡大斜視図であり、図8は、腰板
7の前面に飾り板D1 を取付ける状態を示す断面図(図
3のX−X線断面図)であり、図9(イ)〜(ハ)は、
腰板7から飾り板D1 が取り外される順序を示す断面図
である。
【0013】図6ないし図8に示されるように、飾り板
1 の背面側には、その両端に近い部分に一対の弾性係
合板21が、水平となって後方に突出して一体に取付け
られている。この弾性係合板21は、その基端部を中心
にして弾性変形可能であって、その全長Lは、腰板7の
板厚Tよりも遙に長くなっていて、その途中の上面に係
合突起22が幅方向に沿って設けられている。飾り板D
1 の背面から係合突起22までの長さL1 は、腰板7の
板厚Tに対応していて(ほぼ同一となっていて)、弾性
係合板21における係合突起22から自由端までの部分
は、係合解除を容易にするための係合解除片21aを構
成している。
【0014】一方、前記腰板7における前記一対の弾性
係合板21に対応する部分には、断面方形状をした係合
貫通穴23が設けられている。この係合貫通穴23の高
さ方向に沿った形成位置は、図8に示されるように、腰
板7の前面に飾り板D1 を当てがった状態において、そ
の内上壁面23aが、弾性係合板21の上面よりも僅か
に高くなるような位置である。これにより、係合貫通穴
23の背面側の上縁部に弾性係合板21の係合突起22
を係合可能にしていると共に、腰板7に対して飾り板D
1 を取付けたり、取外したりする際に、弾性係合板21
を可能な限り非変形状態で、係合貫通穴23に対して挿
入及び脱出ができるようにしてある。よって、係合貫通
穴23における弾性係合板21よりも下方の空間は、該
弾性係合板21の挿脱空間Vとして機能している。
【0015】また、腰板7の上端面に固着された摩擦防
止金具12の前端面は、該腰板7の前面よりも所定長だ
け突出していて、この突出部の先端は、斜下方に向けて
折り曲げられて、この折曲げ部12aに、前記飾り板D
1 の上端部が部分的に嵌め込まれる。なお、腰板7の背
面側の上端部には、そのほぼ全長に亘って補強板24が
取付けられていて、該補強板24の下端面と、前記係合
貫通穴23の上端との間には、所定の長さが確保され
て、当該部分に弾性係合板21の係合突起22を係合可
能にしている。
【0016】そして、外枠Faの腰板7の前面に飾り板
1 を取付けるには、図8で2点鎖線で示されるよう
に、飾り板D1 を前傾姿勢にして、その上端部を、摩擦
防止金具12の折曲げ部12aの背面側の隙間に挿入す
ると共に、弾性係合板21を腰板7の係合貫通穴23に
挿入し、摩擦防止金具12の折曲げ部12aの背面側の
隙間に挿入されている上端部を中心にして、飾り板D1
を腰板7に近接する方向に回動させて、該腰板7の前面
に密着させると、図8で実線で示されるように、弾性係
合板21の上面の係合突起22と、係合貫通穴23の背
面側の周縁部とが互いに係合して、腰板7の前面に飾り
板D1 が取付けられる。このように、弾性係合板21
は、パチンコ機本体Aの背面側において、係合貫通穴2
3の周縁部に係合されているために、パチンコ機の前面
の遊戯者によって、飾り板D1 が取り外されることはな
い。
【0017】また、台替によって、パチンコ機本体Aの
内枠Fbのデザインが変更され、これに対応して、飾り
板D1 の取替えを行うために、腰板7に取付けられてい
る飾り板D1 を取り外すには、以下のようにして行う。
即ち、図9(イ)において、弾性係合板21の係合解除
片21aを下方に軽く押すと、該弾性係合板21の係合
突起22と、係合貫通穴23の周縁部との係合が解除さ
れ、この状態で、摩擦防止金具12の折曲げ部12aの
背面側の隙間に上端部が挿入されている弾性係合板21
の下端部を手前側に引き寄せて、図9(ロ)で実線で示
されるように傾斜させると、弾性係合板21の係合解除
片21aが係合貫通穴23の内底壁面23bに当接す
る。そして、図9(ハ)に示されるように、傾斜状態の
飾り板D1を僅かに斜下方に移動させて、その上端部
を、摩擦防止金具12の折曲げ部12aの背面側の隙間
から脱出させた後に、そのまま飾り板D1 を手前側に引
き出すと、弾性係合板21の係合弾性片21aを撓ませ
ないで、腰板7の係合貫通穴23から弾性係合板21が
抜け出る。
【0018】このため、図5に示されるように、パチン
コホールの島台に外枠Faを嵌め込んだままで、パチン
コ機本体A1 と、これに対応する飾り板D11とを外枠F
aから取り外して、前面のデザインの異なる別のパチン
コ機本体A2 と、これに対応するデザインが施された別
の飾り板D12とを、外枠Faに取付けることが可能とな
る。
【0019】引き続いて、本発明の第2実施例について
説明する。この実施例は、飾り板D2 に摩擦防止金具1
3が一体に固着されている構成のみが、前記実施例と異
なり、飾り板D2 の弾性係合板21と、腰板7の係合貫
通穴23との係合構造は、前記実施例と同一であるの
で、本実施例独自の部分についてのみ説明する。図10
は、外枠Faの下辺部の正面図であり、図11は、外枠
Faの腰板7と飾り板D2 との分解斜視図であり、図1
2(イ), (ロ)は、腰板7から飾り板D2 が取り外され
る順序を示す断面図(図10のY−Y線断面図)であ
り、図13は、飾り板D2 と摩擦防止金具13との分解
斜視図である。
【0020】飾り板D2 の摩擦防止金具13の取付部位
の背面側には、その長手方向に沿って一対の取付突部2
5が背面側に突出して設けられている。この取付突部2
5の上端面は、飾り板D2 の上端面よりも低い位置に設
けられて、当該上端面にねじ穴25aが設けられてい
る。摩擦防止金具13は、図13に示されるように、本
体板部13bの手前側の端部が斜下方に向けて折り曲げ
られていて折曲げ部13aとなっていて、本体板部13
bの長手方向に沿って前記一対の取付突部25と同間隔
をおいて凹部13cが設けられて、該凹部13cの底板
部には、ビス26を挿通させるためのビス挿通穴27が
設けられている。そして、摩擦防止金具13の本体板部
13bに設けられた各凹部13cの底板部を、飾り板D
2 の各取付突部25の上端面に当てて、一対のビス26
を介して各取付突部25に摩擦防止金具13が固着され
ている。また、図11に示されているように、腰板7の
前面には、飾り板D2 の背面側に設けられた一対の取付
突部25との干渉を避けるための収納穴28が設けられ
ている。
【0021】上記した摩擦防止金具13を備えた飾り板
2 は、その背面に一体に設けられた一対の弾性係合板
21を、外枠Faの腰板7に設けられた各係合貫通穴2
3に挿入すると、該弾性係合板21の上面の係合突起2
2が、係合貫通穴23の内上壁面23aに弾接して、該
弾性係合板21が僅かに下方に弾性変形され、その係合
突起22が係合貫通穴23の背面側に抜け出ると、僅か
に下方に弾性変形されていた弾性係合板21は、原形状
に復元して、その係合突起22が、係合貫通穴23の背
面側の周縁部に係合される。これにより、腰板7の前面
に飾り板D2 が取付けられる。そして、飾り板D2 の背
面側の一対の取付突部25は、腰板7の前面側の各収納
穴28に収納されると共に、摩擦防止金具13は、腰板
7の上端面を覆った状態となる。
【0022】また、外枠Faの腰板7の前面から飾り板
2 を取り外すには、図12(イ)に示されるように、
弾性係合板21の係合解除片21aの自由端部を軽く下
方に押し付けると、係合突起22と、係合貫通穴23の
周縁部との係合が解除され、図12(ロ)に示されるよ
うに、そのまま飾り板D2 を手前側に引き寄せると、腰
板7の前面から飾り板D2 が取り外される。また、本実
施例では、飾り板D2に摩擦防止金具13と弾性係合板
21とが一体に取付けられているので、係合貫通穴23
を必要以上に大きくする必要はない。更に、本実施例の
ように、飾り板D2 に摩擦防止金具13を一体に取付け
てあると、飾り板D2 の取替時において、これに対応し
た摩擦防止金具13を同時に取付けることができて、作
業性が高まる利点がある。
【0023】更に、図14には、本発明の第3実施例が
示されている。この第3実施例は、前記第2実施例と同
様に、飾り板D3 の背面側の取付突部29に一対の皿ビ
ス31を介して摩擦防止金具14が一体に取付けられて
いるが、この一対の皿ビス31の位置は、内枠Fbの金
属片との干渉を避けた位置に設けられているために、該
金属片と前記皿ビス31との干渉を避けて、外枠Faに
対する内枠Fbの開閉を行える。また、弾性係合板21
は、飾り板D3 の一端側のみに設けられていて、その他
端側には、位置決突起32が設けられ、該位置決突起3
2は、腰板7の対応位置に長手方向に設けられた長穴状
の位置決穴33に嵌め込み可能になっている。この構造
により、腰板7に飾り板D3 を取付ける際に、前記位置
決突起32を前記位置決穴33に嵌め込んで、腰板7に
対する飾り板D3 の高さ方向に沿った位置決めを行った
後に、飾り板D3 の一端側に設けられた弾性係合板21
を腰板7の係合貫通穴23に挿入係合されることができ
て、飾り板D3 の取付作業が一層簡単になる。なお、図
14において、34は、飾り板D3 の背面側の取付突部
29を収容するために、腰板7の前面側に設けられた収
納穴を示す。
【0024】なお、上記した例は、あくまでも、本発明
の一実施例であって、特許請求の範囲内において、種々
改変が可能である。例えば、上記各実施例では、いずれ
も、外枠Faの下辺部の腰板7に飾り板D1(D2,D3)を
取付ける例であるが、外枠Faの下辺部以外の部分、例
えば側辺部が露出する場合には、当該側辺部に対して本
発明を実施して、当該部分に飾り板を取替可能に取付け
ることも可能である。また、弾性係合板21と係合貫通
穴23との係合は、該貫通穴23の背面側の周縁部にお
いて行われているが、該貫通穴23の内部において、弾
性係合板21を係合させることも可能である。更に、上
記実施例では、弾性係合板21をそのまま延設させて、
係合解除片21aを設けているために、その係合解除が
極めて簡単である利点があるが、係合の確実性を重要視
する場合には、その係合解除は、工具を用いて行うよう
にしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記した構成であるので、台
替時において、内枠のデザインと合致するように、外枠
に取付ける飾り板を取り替えると、パチンコホールの島
台に組み込まれている外枠をそのまま継続使用できる。
このため、外枠の共用化が図られると共に、従来、台替
の都度行われていた島台に対する外枠の交換工事が不要
となる。また、外枠に対する飾り板の係合解除を、その
背面側からのみ可能な構造にすると、遊戯者の悪戯によ
って飾り板が取り外されてしまう不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外枠構造を備えたパチン
コ機の内枠Fbを開いた状態の斜視図である。
【図2】飾り板D1 が取付けられた外枠Faの斜視図で
ある。
【図3】飾り板D1 が取り外された外枠Faの正面図で
ある。
【図4】摩擦防止金具12の作用を示す部分拡大縦断面
図である。
【図5】内枠Fbのデザインの変更に応じて飾り板D
11, 12が取替可能であることを示す模式的正面図であ
る。
【図6】本発明に係る外枠構造を構成する外枠Faの下
端の腰板7の部分と飾り板D1との分解斜視図である。
【図7】外枠Faの腰板7と飾り板D1 との係合部の部
分拡大斜視図である。
【図8】腰板7の前面に飾り板D1 を取付ける状態を示
す断面図(図3のX−X線断面図)である。
【図9】腰板7から飾り板D1 が取り外される順序を示
す断面図である。
【図10】外枠Faの下辺部の正面図である。
【図11】本発明の第2実施例の外枠構造を構成する外
枠Faの腰板7と飾り板D2 との分解斜視図である。
【図12】腰板7から飾り板D2 が取り外される順序を
示す断面図(図10のY−Y線断面図)である。
【図13】飾り板D2 と摩擦防止金具13との分解斜視
図である。
【図14】本発明の第3実施例の外枠構造を構成する外
枠Faの腰板7と飾り板D3 との分解斜視図である。
【符号の説明】
A:パチンコ機本体 D1,D2,D3 :飾り板 Fa:外枠 Fb:内枠 V:弾性係合板の挿脱空間 12,13,14:摩擦防止金具(摩擦防止部材) 21:弾性係合板(弾性係合部材) 21a:係合解除片 22:係合突起 23:係合貫通穴
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図9】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図13】
【図14】
【図12】
【図15】
【図16】
【図17】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外枠構造を備えたパチン
コ機の内枠Fbを開いた状態の斜視図である。
【図2】飾り板Dが取付けられた外枠Faの斜視図で
ある。
【図3】飾り板Dが取り外された外枠Faの正面図で
ある。
【図4】摩擦防止金具12の作用を示す部分拡大縦断面
図である。
【図5】内枠Fbのデザインの変更に応じて飾り板D
11,D12が取替可能であることを示す模式的正面図
である。
【図6】本発明に係る外枠構造を構成する外枠Faの下
端の腰板7の部分と飾り板Dとの分解斜視図である。
【図7】外枠Faの腰板7と飾り板Dとの係合部の部
分拡大斜視図である。
【図8】腰板7の前面に飾り板Dを取付ける状態を示
す断面図(図3のX−X線断面図)である。
図9弾性係合板21の係合突起22と、係合貫通穴
23の周縁部との係合が解除された状態を示す断面図で
ある。
図10取外し途中において、飾り板Dが傾斜させ
られた状態の取り外しの途中を示す断面図である。
図11】傾斜した飾り板Dを斜下方に移動させて、
腰板7から取り外された状態の断面図である。
図12】外枠Faの下辺部の正面図である。
図13】本発明の第2実施例の外枠構造を構成する外
枠Faの腰板7と飾り板Dとの分解斜視図である。
図14】腰板7から飾り板Dが取り外される途中を
示す断面図(図12のY−Y線断面図)である。
図15腰板7から飾り板Dが取り外された状態を
示す断面図である。
図16】飾り板Dと摩擦防止金具13との分解斜視
図である。
図17】本発明の第3実施例の外枠構造を構成する外
枠Faの腰板7と飾り板Dとの分解斜視図である。
【符号の説明】 A:パチンコ機本体 D,D,D:飾り板 Fa:外枠 Fb:内枠 V:弾性係合板の挿脱空間 12,13,14:摩擦防止金具(摩擦防止部材) 21:弾性係合板(弾性係合部材) 21a:係合解除片 22:係合突起 23:係合貫通穴 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機本体の
内枠部分を回動自在に支持している外枠に飾り板を取替
可能に取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、図1に示されるように、
方形枠状をした外枠Faの左側の上下端部にヒンジ金具
Hを介してパチンコ機本体Aの内枠Fbが回動可能に支
持されている。パチンコ機本体Aは、同じく方形枠状を
した前記内枠Fbの下端部を除く部分に遊盤1が一体
に組み込まれた構成であって、該遊盤1の下方には、
発射玉供給皿2と余剰玉貯留皿3とがこの順序でそれぞ
れ手前側に突出して設けられ、その右下隅部には、発射
装置を構成するハンドル4が取付けられ、更に、前記遊
盤1の背面側には、制御基板等が装着されている。
【0003】前記外枠Faは、木製であって、図1ない
し図3に示されるように、左右一対の縦枠板5と、上下
一対の横枠板6とを方形枠状に組んだ構成である。下方
の縦枠板5は、その手前側の端部に腰板7が起立状態で
一体に設けられていて、該腰板7は、外枠Faの組付状
態では、その両端部が、左右一対の縦枠板5の前端面の
下端部に当てがわれて、その厚さ分だけ、縦枠板5の前
端面よりも手前側に突出している。一方、パチンコ機本
体Aの側の内枠Fbは、同じく木製であり、前記遊
1の組込み部のみが方形状に開口された一枚板状(パネ
ル状)をしていて、外枠Faにおける腰板7を除く部分
の前端面に当てがわれた状態となって、該外枠Faに一
体に取付けられる。前記ヒンジ金具Hは、外枠Fa及び
内枠Fbの左側の上下端部にそれぞれ水平に固着された
各ヒンジ板8,9と、この2枚のヒンジ板8,9を連結
しているヒンジピン11とで構成されて、パチンコ機本
体Aは、前記ヒンジ金具Hを介して、その内枠Fbの部
分において、外枠Faに回動可能に支持されている。
【0004】パチンコ機本体Aの内枠Fbが外枠Faに
重なり合って、該外枠Faに対してパチンコ機本体Aが
固定された使用状態では、外枠Faにおける下端の腰板
7を除く部分において、内枠Fbの背面が、外枠Faの
前端面に当接して、内枠Fbの下端部と、外枠Faの腰
板7との間には、段差が生じない構造になっている。ま
た、パチンコ機本体Aは、相当の重量を有しているた
め、図1に示されるように、外枠Faに対してパチンコ
機本体Aの内枠Fbが開かれた状態において、該パチン
コ機本体Aを外枠Faに収納させる際に、パチンコ機本
体Aの自由端側(前記ハンドル4の側)が自重により下
がって、内枠Fbの自由端側の下端部が前記腰板7と摩
擦干渉して(腰板7に当たって)、スムーズに収納でき
ない。この事態を防止するために、腰板7の長手方向の
中央部よりもやや右側に位置した部分には、その上端面
に摩擦防止金具12が取付けられている。この摩擦防止
金具12は、その手前側の端部が下方に折り曲げられて
いて、自由端側が下がり気味となって開かれているパチ
ンコ機本体Aの下端部は、図4に示されるように、前記
摩擦防止金具12に乗り上げる形となって外枠Faに収
納されるため、その収納が支障なく行われる。なお、内
枠Fbにおける外枠Faの前記摩擦防止金具12に対応
する部分には、金属片(図示せず)が設けられている。
【0005】パチンコ機の外枠Faと内枠Fbとを主体
とする構造は、上記の通りであり、パチンコホールにお
いては、その外枠Faが島台に一体に組み込まれる。こ
のように、パチンコ機を構成する枠体は、その内外の2
種類あって、内枠Fbの前面と、外枠Faの腰板7の前
面とがホール内に露出する構造となるため、この2つの
部分には、統一したデザインが施されており、従来にお
いては、そのデザインは、所定模様にデザイン化された
メラミン化粧板を、内枠Fb及び腰板7を構成する木材
の前面に貼り付けることにより実現している。
【0006】パチンコホールにおいては、定期的に台替
(パチンコ機本体を取り替えること)を行っており、新
旧の各台(パチンコ機本体)を取り替えることにより、
新台の内枠と旧台の外枠とのデザインが不一致となるた
めに、この原因のみによって、島台に一体に組み込まれ
ている外枠を、新台の内枠のデザインと一致するものと
取り替える必要があった。このため、新台とデザインが
同一の外枠が別途必要となるのみならず、島台に対して
新旧の外枠を着脱させる工事も必要となって、全体のコ
ストが嵩むという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パチンコ機
の外枠に対して飾り板を取替可能に取付けることによ
り、台替時において、外枠をそのまま使用可能にするこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、パチンコ機本体の内枠部分を回動自在に支
持している外枠に飾り板を取替可能に取付けるための構
造であって、前記腰板には、係合穴部が形成されている
と共に、前記飾り板の背面側には、弾性変形して前記係
合穴部に解除可能に係合される弾性係合部材が一体に設
けられ、外枠の前面から、その係合穴部に、飾り板の弾
性係合部材を押し込んで係合させて、該外枠の前面に飾
り板が取替可能に取付けられていることを、その特徴と
している。
【0009】台替時において、内枠のデザインと合致す
るように、外枠の前面に取付ける飾り板を取り替える
と、パチンコホールの島台に組み込まれている外枠をそ
のまま継続使用できる。また、外枠に対して飾り板の取
り替えを行う場合においては、旧の飾り板の弾性係合部
材を係合穴部内において弾性変形させることにより、外
枠から旧の飾り板を簡単に取り外すことができると共
に、新の飾り板の弾性係合部材を外枠の係合穴部に押し
込んで弾性変形させると、両者が係合されて、島台に外
枠が組み込まれたままで、新台の内枠のデザインと合致
するように、新旧の飾り板の取り替えが行われる。
【0010】ここで、外枠に対する飾り板の係合解除
を、その背面側からのみ可能な構造にすると、遊者が
悪戯によって飾り板を取り外してしまう等の不具合を防
止できる。上記構造の一例としては、外枠の背面側まで
貫通した係合貫通穴によって、外枠の係合穴部を構成す
ると共に、係合突起が設けられた弾性係合板によって、
飾り板の弾性係合部材を構成した場合を挙げることがで
きる。この場合には、飾り板の弾性係合板を外枠の係合
貫通穴に貫通させ、該弾性係合板の係合突起を係合貫通
穴の背面側の周縁部に係合させることにより、外枠の前
面に飾り板が取付けられ、この状態においては、弾性係
合板の係合突起と係合貫通穴とは、外枠の背面側におい
て係合されているため、その前面側においては、両者の
係合解除は行えない。両者の係合を解除するには、パチ
ンコ機の背面側において、係合貫通穴内において弾性係
合板を弾性変形させると、両者の係合が容易に解除され
る。この場合において、弾性係合板を係合突起が設けら
れている部分から、更に背面側に所定長だけ延設して、
当該延設部を係合解除片にすると、該解除片によって、
弾性係合板を簡単に弾性変形させられて、弾性係合板と
係合貫通穴との係合解除の操作が一層簡単となる。
【0011】また、前記した摩擦防止部材を飾り板に一
体に取付けておくと、飾り板の取替時において、該飾り
板に対応した摩擦防止部材を同時に取付けることができ
るために、作業性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。なお、「従来の技術」の項目で説明
したパチンコ機の一般部の説明は省略して、本発明に係
る外枠構造の部分についてのみ詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施例の外枠構造を備えたパチンコ機
の内枠Fbを開いた状態の斜視図であり、図2は、飾り
板Dが取付けられた外枠Faの斜視図であり、図3
は、飾り板Dが取り外された外枠Faの正面図であ
り、図4は、摩擦防止金具12の作用を示す部分拡大縦
断面図であり、図5は、内枠Fbのデザインの変更に応
じて飾り板D11,12が取替可能であることを示す
模式的正面図であり、図6は、本発明に係る外枠構造を
構成する外枠Faの下端の腰板7の部分と、飾り板D
との分解斜視図であり、図7は、外枠Faの腰板7と飾
り板Dとの係合部の部分拡大斜視図であり、図8は、
腰板7の前面に飾り板Dを取付ける状態を示す断面図
(図3のX−X線断面図)であり、図9ないし図11
は、腰板7から飾り板Dが取り外される順序を示す断
面図である。
【0013】図6ないし図8に示されるように、飾り板
の背面側には、その両端に近い部分に一対の弾性係
合板21が、水平となって後方に突出して一体に取付け
られている。この弾性係合板21は、その基端部を中心
にして弾性変形可能であって、その全長Lは、腰板7の
板厚Tよりも遥に長くなっていて、その途中の上面に係
合突起22が幅方向に沿って設けられている。飾り板D
の背面から係合突起22までの長さLは、腰板7の
板厚Tに対応していて(ほぼ同一となっていて)、弾性
係合板21における係合突起22から自由端までの部分
は、係合解除を容易にするための係合解除片21aを構
成している。
【0014】一方、前記腰板7における前記一対の弾性
係合板21に対応する部分には、断面方形状をした係合
貫通穴23が設けられている。この係合貫通穴23の高
さ方向に沿った形成位置は、図8に示されるように、腰
板7の前面に飾り板Dを当てがった状態において、そ
の内上壁面23aが、弾性係合板21の上面よりも僅か
に高くなるような位置である。これにより、係合貫通穴
23の背面側の上縁部に弾性係合板21の係合突起22
を係合可能にしていると共に、腰板7に対して飾り板D
を取付けたり、取外したりする際に、弾性係合板21
を可能な限り非変形状態で、係合貫通穴23に対して挿
入及び脱出ができるようにしてある。よって、係合貫通
穴23における弾性係合板21よりも下方の空間は、該
弾性係合板21の挿脱空間Vとして機能している。
【0015】また、腰板7の上端面に固着された摩擦防
止金具12の前端面は、該腰板7の前面よりも所定長だ
け突出していて、この突出部の先端は、斜下方に向けて
折り曲げられて、この折曲げ部12aに、前記飾り板D
の上端部が部分的に嵌め込まれる。なお、腰板7の背
面側の上端部には、そのほぼ全長に亘って補強板24が
取付けられていて、該補強板24の下端面と、前記係合
貫通穴23の上端との間には、所定の長さが確保され
て、当該部分に弾性係合板21の係合突起22を係合可
能にしている。
【0016】そして、外枠Faの腰板7の前面に飾り板
を取付けるには、図8で2点鎖線で示されるよう
に、飾り板Dを前傾姿勢にして、その上端部を、摩擦
防止金具12の折曲げ部12aの背面側の隙間に挿入す
ると共に、弾性係合板21を腰板7の係合貫通穴23に
挿入し、摩擦防止金具12の折曲げ部12aの背面側の
隙間に挿入されている上端部を中心にして、飾り板D
を腰板7に近接する方向に回動させて、該腰板7の前面
に密着させると、図8で実線で示されるように、弾性係
合板21の上面の係合突起22と、係合貫通穴23の背
面側の周縁部とが互いに係合して、腰板7の前面に飾り
板Dが取付けられる。このように、弾性係合板21
は、パチンコ機本体Aの背面側において、係合貫通穴2
3の周縁部に係合されているために、パチンコ機の前面
の遊者によって、飾り板Dが取り外されることはな
い。
【0017】また、台替によって、パチンコ機本体Aの
内枠Fbのデザインが変更され、これに対応して、飾り
板Dの取替えを行うために、腰板7に取付けられてい
る飾り板Dを取り外すには、以下のようにして行う。
即ち、図9において、弾性係合板21の係合解除片21
aを下方に軽く押すと、該弾性係合板21の係合突起2
2と、係合貫通穴23の周縁部との係合が解除され、こ
の状態で、摩擦防止金具12の折曲げ部12aの背面側
の隙間に上端部が挿入されている弾性係合板21の下端
部を手前側に引き寄せて、図10で実線で示されるよう
に傾斜させると、弾性係合板21の係合解除片21aが
係合貫通穴23の内底壁面23bに当接する。そして、
図11に示されるように、傾斜状態の飾り板Dを僅か
に斜下方に移動させて、その上端部を、摩擦防止金具1
2の折曲げ部12aの背面側の隙間から脱出させた後
に、そのまま飾り板Dを手前側に引き出すと、弾性係
合板21の係合弾性片21aを撓ませないで、腰板7の
係合貫通穴23から弾性係合板21が抜け出る。
【0018】このため、図5に示されるように、パチン
コホールの島台に外枠Faを嵌め込んだままで、パチン
コ機本体Aと、これに対応する飾り板D11とを外枠
Faから取り外して、前面のデザインの異なる別のパチ
ンコ機本体Aと、これに対応するデザインが施された
別の飾り板D12とを、外枠Faに取付けることが可能
となる。
【0019】引き続いて、本発明の第2実施例について
説明する。この実施例は、飾り板Dに摩擦防止金具1
3が一体に固着されている構成のみが、前記実施例と異
なり、飾り板Dの弾性係合板21と、腰板7の係合貫
通穴23との係合構造は、前記実施例と同一であるの
で、本実施例独自の部分についてのみ説明する。図12
は、外枠Faの下辺部の正面図であり、図13は、外枠
Faの腰板7と飾り板Dとの分解斜視図であり、図1
4及び図15は、腰板7から飾り板Dが取り外される
順序を示す断面図(図12のY−Y線断面図)であり、
図16は、飾り板Dと摩擦防止金具13との分解斜視
図である。
【0020】飾り板Dの摩擦防止金具13の取付部位
の背面側には、その長手方向に沿って一対の取付突部2
5が背面側に突出して設けられている。この取付突部2
5の上端面は、飾り板Dの上端面よりも低い位置に設
けられて、当該上端面にねじ穴25aが設けられてい
る。摩擦防止金具13は、図16に示されるように、本
体板部13bの手前側の端部が斜下方に向けて折り曲げ
られていて折曲げ部13aとなっていて、本体板部13
bの長手方向に沿って前記一対の取付突部25と同間隔
をおいて凹部13cが設けられて、該凹部13cの底板
部には、ビス26を挿通させるためのビス挿通穴27が
設けられている。そして、摩擦防止金具13の本体板部
13bに設けられた各凹部13cの底板部を、飾り板D
の各取付突部25の上端面に当てて、一対のビス26
を介して各取付突部25に摩擦防止金具13が固着され
ている。また、図13に示されているように、腰板7の
前面には、飾り板Dの背面側に設けられた一対の取付
突部25との干渉を避けるための収納穴28が設けられ
ている。
【0021】上記した摩擦防止金具13を備えた飾り板
は、その背面に一体に設けられた一対の弾性係合板
21を、外枠Faの腰板7に設けられた各係合貫通穴2
3に挿入すると、該弾性係合板21の上面の係合突起2
2が、係合貫通穴23の内上壁面23aに弾接して、該
弾性係合板21が僅かに下方に弾性変形され、その係合
突起22が係合貫通穴23の背面側に抜け出ると、僅か
に下方に弾性変形されていた弾性係合板21は、原形状
に復元して、その係合突起22が、係合貫通穴23の背
面側の周縁部に係合される。これにより、腰板7の前面
に飾り板Dが取付けられる。そして、飾り板Dの背
面側の一対の取付突部25は、腰板7の前面側の各収納
穴28に収納されると共に、摩擦防止金具13は、腰板
7の上端面を覆った状態となる。
【0022】また、外枠Faの腰板7の前面から飾り板
を取り外すには、図14に示されるように、弾性係
合板21の係合解除片21aの自由端部を軽く下方に押
し付けると、係合突起22と、係合貫通穴23の周縁部
との係合が解除され、図15に示されるように、そのま
ま飾り板Dを手前側に引き寄せると、腰板7の前面か
ら飾り板Dが取り外される。また、本実施例では、飾
り板Dに摩擦防止金具13と弾性係合板21とが一体
に取付けられているので、係合貫通穴23を必要以上に
大きくする必要はない。更に、本実施例のように、飾り
板Dに摩擦防止金具13を一体に取付けてあると、飾
り板Dの取替時において、これに対応した摩擦防止金
具13を同時に取付けることができて、作業性が高まる
利点がある。
【0023】更に、図17には、本発明の第3実施例が
示されている。この第3実施例は、前記第2実施例と同
様に、飾り板Dの背面側の取付突部29に一対の皿ビ
ス31を介して摩擦防止金具14が一体に取付けられて
いるが、この一対の皿ビス31の位置は、内枠Fbの金
属片との干渉を避けた位置に設けられているために、該
金属片と前記皿ビス31との干渉を避けて、外枠Faに
対する内枠Fbの開閉を行える。また、弾性係合板21
は、飾り板Dの一端側のみに設けられていて、その他
端側には、位置決突起32が設けられ、該位置決突起3
2は、腰板7の対応位置に長手方向に設けられた長穴状
の位置決穴33に嵌め込み可能になっている。この構造
により、腰板7に飾り板Dを取付ける際に、前記位置
決突起32を前記位置決穴33に嵌め込んで、腰板7に
対する飾り板Dの高さ方向に沿った位置決めを行った
後に、飾り板Dの一端側に設けられた弾性係合板21
を腰板7の係合貫通穴23に挿入係合されることができ
て、飾り板Dの取付作業が一層簡単になる。なお、
17において、34は、飾り板Dの背面側の取付突部
29を収容するために、腰板7の前面側に設けられた収
納穴を示す。
【0024】なお、上記した例は、あくまでも、本発明
の一実施例であって、特許請求の範囲内において、種々
改変が可能である。例えば、上記各実施例では、いずれ
も、外枠Faの下辺部の腰板7に飾り板D(D,D
)を取付ける例であるが、外枠Faの下辺部以外の部
分、例えば側辺部が露出する場合には、当該側辺部に対
して本発明を実施して、当該部分に飾り板を取替可能に
取付けることも可能である。また、弾性係合板21と係
合貫通穴23との係合は、該貫通穴23の背面側の周縁
部において行われているが、該貫通穴23の内部におい
て、弾性係合板21を係合させることも可能である。更
に、上記実施例では、弾性係合板21をそのまま延設さ
せて、係合解除片21aを設けているために、その係合
解除が極めて簡単である利点があるが、係合の確実性を
重要視する場合には、その係合解除は、工具を用いて行
うようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記した構成であるので、台
替時において、内枠のデザインと合致するように、外枠
に取付ける飾り板を取り替えると、パチンコホールの島
台に組み込まれている外枠をそのまま継続使用できる。
このため、外枠の共用化が図られると共に、従来、台替
の都度行われていた島台に対する外枠の交換工事が不要
となる。また、外枠に対する飾り板の係合解除を、その
背面側からのみ可能な構造にすると、遊者の悪戯によ
って飾り板が取り外されてしまう不具合を解消できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機本体の内枠部分を回動自在に
    支持している外枠に飾り板を取替可能に取付けるための
    構造であって、 前記外枠には、係合穴部が形成されていると共に、前記
    飾り板の背面側には、弾性変形して前記係合穴部に解除
    可能に係合される弾性係合部材が一体に設けられ、 外枠の前面から、その係合穴部に、飾り板の弾性係合部
    材を押し込んで係合させて、該外枠の前面に飾り板が取
    替可能に取付けられていることを特徴とするパチンコ機
    の外枠構造。
  2. 【請求項2】 外枠に対する飾り板の係合解除は、その
    背面側からのみ可能であることを特徴とする請求項1に
    記載のパチンコ機の外枠構造。
  3. 【請求項3】 外枠の係合穴部は、背面側に貫通した係
    合貫通穴で構成されていると共に、飾り板の弾性係合部
    材は、係合突起が設けられた弾性係合板で構成されて、
    飾り板の弾性係合板を外枠の係合貫通穴に貫通させて、
    該弾性係合板の係合突起を係合貫通穴の背面側の周縁部
    に係合させるように構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載のパチンコ機の外枠構造。
  4. 【請求項4】 飾り板の弾性係合部材を構成する弾性係
    合板は、係合突起が設けられている部分から更に背面側
    に所定長だけ延設されて、該延設部は、係合解除を容易
    にするための係合解除片となっていることを特徴とする
    請求項3に記載のパチンコ機の外枠構造。
  5. 【請求項5】 飾り板には、外枠に対してパチンコ機本
    体の内枠部分を開閉する際に、その内枠の下端部が、外
    枠と干渉摩擦するのを防止するための摩擦防止部材が一
    体に取付けられていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載のパチンコ機の外枠構造。
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