JPH11243748A - コンバイン等の穀稈引起装置 - Google Patents

コンバイン等の穀稈引起装置

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JPH11243748A
JPH11243748A JP5075998A JP5075998A JPH11243748A JP H11243748 A JPH11243748 A JP H11243748A JP 5075998 A JP5075998 A JP 5075998A JP 5075998 A JP5075998 A JP 5075998A JP H11243748 A JPH11243748 A JP H11243748A
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JP
Japan
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raising
auxiliary
culm
grain culms
auxiliary raising
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Application number
JP5075998A
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English (en)
Inventor
Masayuki Anami
雅之 阿波
Hiroyuki Morimoto
寛之 森本
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】畔ぎわで立毛穀稈を刈取するときは、刈取しな
い未刈穀稈側の立毛穀稈を分離する分離杆が、畔に接触
しないように収納状態にすると、この分離杆が刈取しな
い立毛穀稈を分離、及び引起す補助引起装置の補助引起
ラグの作用面から突出していることにより、この補助引
起ラグで立毛穀稈を分離、及び引起しができないことが
あった。 【解決手段】刈取りする立毛穀稈を引起す左右両側の引
起装置18a,18bの未刈穀稈側の該引起装置18b
の外側の補助引起装置19の外側には、回動自在に分離
杆20を設けて、未刈穀稈側の立毛穀稈を分離すると共
に、この分離杆20が収納状態のときでも該補助引起装
置19の補助引起ラグ26が該立毛穀稈に作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刈取りする立毛
穀稈を引起す左右両側の引起装置の未刈穀稈側の該引起
装置の外側の補助引起装置の外側には、回動自在に分離
杆を設けて未刈穀稈を分離すると共に、この分離杆が収
納状態のときでも該補助引起装置の補助引起ラグが未刈
穀稈に作用する穀稈引起装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインの刈取機で立毛穀稈を刈取作
業のときには、左右両側の引起装置の引起チェンの回転
駆動により、この引起チェンに装着した複数個の引起ラ
グにより、刈取りする立毛穀稈を順次引起す。又、未刈
穀稈側の該引起装置の外側の補助引起装置の外側に設け
た分離杆を未刈穀稈側へ回動させ、この分離杆で未刈取
穀稈側の刈取りしない立毛穀稈を、未刈穀稈側へ押し寄
せて分離しながら、更に該補助引起装置の補助引起チェ
ンの回転駆動により、この補助引起チェンに装着した複
数個の補助引起ラグにより、未刈穀稈側のこの刈取りし
ない立毛穀稈を分離しながら引起す。刈取りする立毛穀
稈と、刈取りしない立毛穀稈とには、これら補助引起装
置と分離杆とによって分離する。
【0003】又、畔ぎわの刈取作業のときには、分離杆
は補助引起装置側へ回動させて、この補助引起装置側へ
この分離杆を収納し、この分離杆が畔に接触しない状態
にして、刈取作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】刈取する立毛穀稈は、
引起装置で引起され、未刈穀稈側の刈取りしない立毛穀
稈は、分離杆、及び補助引起装置の補助引起ラグで分
離、及び引起されるが、畔ぎわの作業のときは、該分離
杆を回動操作して収納状態にし、作業を行うことによ
り、この分離杆で分離ができないし、又、この分離杆が
該補助引起装置の補助引起ラグの作用面から突出してい
ることにより、この補助引起ラグで分離、及び引起がで
きないことがあって、刈り残しが発生することがあった
が、この発明により、これらの問題点を解決しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、立毛穀稈を引起す複数個の引起ラグ23を装着して
回転駆動する引起チェン22を内装した左右両側の引起
装置18a,18bと、未刈穀稈側の該引起装置18b
の外側は複数個の補助引起ラグ26を装着して回転駆動
する補助引起チェン25を内装した補助引起装置19等
よりなるコンバイン等の刈取機3において、該補助引起
装置19の外側に未刈穀稈側へ回動自在な分離杆20を
設けて未刈穀稈を分離すると共に、該分離杆20が収納
状態のときでも該補助引起ラグ26が該未刈穀稈へ作用
することを特徴とするコンバイン等の穀稈引起装置の構
成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインの刈取機3で刈取作業のとき
には、左右両側の引起装置18a,18bの引起チェン
22の回転駆動により、この引起チェン22に装着した
複数個の引起ラグ23により、刈取りする立毛穀稈を順
次引起す。又、未刈穀稈側の該引起装置18b外側の補
助引起装置19の外側に設けた分離杆20を未刈穀稈側
へ回動させ、この分離杆20で未刈穀稈側の刈取りしな
い立毛穀稈を、未刈穀稈側へ押し寄せて分離しながら、
更に該補助引起装置19の補助引起チェン25の回転駆
動により、この補助引起チェン25に装着した複数個の
補助引起ラグ26により、未刈穀稈側のこの刈取りしな
い立毛穀稈を分離しながら引起す。刈取りする立毛穀稈
と、刈取りしない立毛穀稈とには、これら補助引起装置
19と分離杆20とによって分離する。
【0007】又、畔ぎわの刈取作業のときには、分離杆
20を補助引起装置19側へ回動操作し、この補助引起
装置19側へこの分離杆20を収納状態にし、この分離
杆20が畔に接触しない状態にして、この分離杆20よ
り突出した該補助引起装置19の補助引起ラグ26が刈
取りしない立毛穀稈へ作用して、この補助引起ラグ26
で刈取りしない立毛穀稈を分離しながら引起す。
【0008】
【発明の効果】畔ぎわで刈取り作業のときに、畔に接触
させないために、分離杆20を補助引起装置19側へ回
動操作して、収納状態にしたときであっても、この補助
引起装置19の補助引起ラグ26が刈取りしない立毛穀
稈へ作用することにより、この補助引起ラグ26で分離
しながら引起しすることにより、刈り残しを防止するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
もとづいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機
2、この脱穀機2の前部に設けた刈取機3の前部に設け
た穀稈引起装置4を図示して説明する。前記コンバイン
1の車台5の下部には、土壌面を走行する左右一対の走
行クローラ6を張設した走行装置7を配設し、該車台5
上部には、フィードチェン8に挾持されて搬送される刈
取穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収して一
時貯留する穀粒貯留タンク9を設けた脱穀機2を載置し
ている。
【0010】前記脱穀機2の前部には、前端位置から立
毛穀稈を分草する分草体10と、この分草された穀稈を
引き起す穀稈引起装置4と、引き起された穀稈を刈り取
る刈刃装置11と、この刈り取られた穀稈を後方へ搬送
し、フィードチェン8へ受渡しする穀稈掻込搬送装置1
2等を設けた刈取機3を、油圧駆動による伸縮シリンダ
13により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成
としている。
【0011】前記脱穀機2の一側には、コンバイン1の
操作制御を行う操作装置14と、作業者が搭乗する操縦
席15とを設け、この操縦席15の下部には、エンジン
16を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク9を
設置する。これら走行装置7、脱穀機2、刈取機3、エ
ンジン16等によって、該コンバイン1の機体17を構
成させている。
【0012】前記穀稈引起装置4は、上部を後方へ所定
角度で傾斜させると共に、所定間隔を設けて左右両側に
設けた引起装置18a,18bと、未刈穀稈側の該引起
装置18b外側で、上部を後方へ所定角度で傾斜させて
設けた補助引起装置19と、この補助引起装置19の外
側に未刈穀稈側へ回動自在に設けた分離杆20と、刈取
りする立毛穀稈を分離する刈取穀稈分離杆33等よりな
る構成としている。
【0013】前記引起装置18a,18bは、箱形状の
引起ケース21内に回転駆動する引起チェン22を張設
し、この引起チェン22には、所定間隔で複数個の引起
ラグ23を折り畳み自在に設けている。この各引起ラグ
23は、該引起ケース21の内側の下端部から内側の上
端部の間では、この引起ケース21より突出して、刈取
りする立毛穀稈を順次上方へ向けて引起しする作用側で
ある。又、該引起ケース21の内側上端部から外側部、
及び内側の下端部の間では、この引起ケース21内へ収
納状態になって回転駆動する非作用側とした構成として
いる。
【0014】前記補助引起装置19は、箱形状の補助引
起ケース24内に回転駆動する補助引起チェン25を張
設し、この補助引起チェン25には、所定間隔で複数個
の補助引起ラグ26を折り畳み自在に設けている。この
各補助引起ラグ26は、該補助引起ケース24の前側の
下端部から前側の上端部の間では、この補助引起ケース
24より突出して、未刈穀稈側の刈取りしない立毛穀稈
を順次分離しながら上方へ向けて引起しする作用側であ
る。又、該補助引起ケース24の前側の上端部から後側
部、及び前側の下端部の間では、この補助引起ケース2
4内へ収納状態となって回転駆動する非作用側とした構
成である。この補助引起装置19により、未刈穀稈側の
刈取しない立毛穀稈を分離すると共に、引起しする構成
としている。
【0015】前記分離杆20は、正面視未刈穀稈側へ回
動させて固定したときの形状は、略逆L字状に形成され
て、パイプ部材等よりなる構成であり、補助引起装置1
9の外側の未刈穀稈側に設けている。この分離杆20の
下端部は、未刈穀稈側の分草体10に所定長さの逆L字
状の下受具27を上方へ突出させて設け、この下受具2
7の挿入孔27a部へ挿入して設け、端先部には、抜け
止めピン27bを挿入した構成である。又、この分離杆
20の上端部はL字状に形成し、この上端部の垂直部に
は、長孔28を有する受板29を固着して設け、この受
板29は、該補助引起ケース24上部の後側に設けた伝
動ケース24aと、該補助引起ケース24と間に後方へ
向けて突出させて設けたL字形状の連結板24bの先端
部に設けた上受具30の上側面へ重合させて装着すると
共に、上端部の垂直部は、該上受具30へ挿入する構成
としている。
【0016】前記上受具30の下側面には、ナット31
等を固着して設け、受板29の長孔28を介して、例え
ば、ボルト32等を該ナット31へ螺挿入して、分離杆
20を回動自在に装着する構成である。この分離杆20
は、図1で示す如く未刈穀稈側へ垂直部を回動中心とし
て、後方へ回動操作を行なったときは、コンバイン1の
走行方向に対して所定の開き角度の開状態とすべく該受
板29の該長孔28の長さ形状を設定した構成であると
共に、該上受具30には、ストッパ部30aを設けた構
成である。未刈穀稈側の刈取しない立毛穀稈を、この分
離杆20で未刈穀稈側へ押し寄せて、未刈穀稈側のこの
刈取しない立毛穀稈を分離する構成している。
【0017】前記分離杆20は、畔ぎわ等で刈取作業を
行うときには、図1で示す如く補助引起装置19側の前
方へ回動操作し、収納状態にして、この分離杆20が畔
に接触しない状態する構成であり、この収納状態に操作
したときは、該補助引起装置19の補助引起ラグ26が
刈取しない未刈穀稈である立毛穀稈へ作用する回転駆動
軌跡である該補助引起ラグ26の先端部Aより、該分離
杆20の前端部B位置を所定距離C後方部に位置させ
て、この補助引起ラグ26は刈取しない立毛穀稈へ作用
する構成として、収納状態であっても、該補助引起ラグ
26で立毛穀稈を分離して引起す構成であり、刈り残し
する立毛穀稈を防止する構成である。
【0018】前記分離杆20を収納状態にしたときは、
図3で示す如く補助引起装置19側の側面カバー32a
より内側に位置させた構成である。これにより、前記分
離杆20を収納状態にすると、従来と同じように補助引
起装置19側へ寄せた作業が可能となる。前記補助引起
装置19の内側で、未刈穀稈側の引起装置18b前側の
所定位置には、刈取りする立毛穀稈を分離する正面視略
逆L字形状で、パイプ部材等よりなる刈取穀稈分離杆3
3を設け、この刈取穀稈分離杆33の上下端部は、補助
引起ケース24に装着した構成としている。
【0019】未刈穀稈側の刈取りしない立毛穀稈は、分
離杆20で分離されながら、さらに、補助引起装置19
で分離しながら引起しする。又、刈取りする立毛穀稈
は、刈取穀稈分離杆33で分離しながら、引起装置18
a,18bで引起しながら、刈刃装置11で刈取りする
構成としている。前記刈取機3の穀稈掻込搬送装置12
によって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られ搬
送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀
稈供給の有無を検出する穀稈センサ33aを設けると共
に、車台5の前端部に装架された走行用ミッションケー
ス34の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行
車速を検出する車速センサ35を設けた構成としてい
る。
【0020】前記脱穀機2は、上部側に脱穀室36と、
排塵処理室37と、二番処理室38とを設け、下部側に
選別室39を各々配置した構成である。該脱穀室36内
には、各種の多数の扱歯36aを植設して刈取穀稈を脱
穀処理する扱胴36bを前後方向に軸架内装した構成と
している。平面視前記脱穀室36の右側に平行し前部側
に位置させた二番処理室38内には、還元される未脱穀
処理物(二番物)を前方へ移送しながら処理し、選別室
39へ漏下させる多数の処理歯38aを植設した二番処
理胴38bと、後部側に位置させた排塵処理室37内に
は、該脱穀室36から供給される一部の未脱穀処理物を
再処理する多数の処理歯37aを植設した排塵処理胴3
7bを同軸に軸架内装した構成としている。
【0021】前記脱穀室36の平面視左側の扱ぎ口36
cに沿って、刈取穀稈を挾持するフィードチェン8と、
挾持杆40とを配設すると共に、扱歯36aの外周縁下
部から扱胴カバー41までの間を包囲する扱網36d
と、各処理歯37a,38aの各外周縁下部側を段差を
付けて包囲する棒状部材を所定間隔に設けた漏下具37
cと処理網38cを各々配設した構成である。該排塵処
理室37の移送終端部には、機体内へ向けて、この排塵
処理室37内で処理された藁屑、及び稈切等の排塵物を
排出する排出口(図示せず)を設けた構成である。又、
該脱穀室36の平面視後部側には、脱穀済みの刈取穀稈
が排稈となり、この排稈を排出する排稈口42を設けた
構成としている。
【0022】前記選別室39内には、扱網36dから漏
下した脱穀物と、漏下具37C、及び処理網38Cから
漏下した各処理物と、排出口から排出された排塵物とを
移送しながら揺動して選別を行なう揺動選別棚43を、
扱胴36bの軸方向に沿わせて設けた構成としている。
前記揺動選別棚43の移送方向始端側(上手側)の下部
には、送風羽根44aを回転自在に内装した送風機44
を設け、この送風機44で選別風を起風し、送風して穀
粒と塵埃等とに風選別する構成としている。
【0023】前記送風機44の下手側の先端部は、一番
選別棚45から流下選別される一番穀粒を収容して一番
螺旋46aにより、横送りする一番受樋46bの上手側
と接続し、その下手側は該一番選別棚45の下端部と接
続させ、この一番選別棚45の上端部近傍下側に、二番
選別棚47から流下選別される未脱穀処理物(二番物)
を収容して、二番螺旋48aにより、横送りする二番受
樋48bの上手側上端部を適宜の間隔を設けて位置さ
せ、その下手側は、該二番選別棚47の下端部近傍下側
に適宜の間隔を設けて、重接状態に位置させ、この二番
選別棚47の上端部は、機外へ開放させた構成としてい
る。
【0024】前記二番螺旋48aで横移りされた未脱穀
処理物(二番物)を引継いで、二番処理室38内へ揚送
する揚送螺旋50を内装する二番還元筒51を脱穀機2
の平面視右側に斜設した構成としている。前記揺動選別
棚43の移送終端部上方側には、送風機44の選別風
と、該揺動選別棚43の揺動選別とによる選別塵埃を共
に、機外へ排出する排塵ファン52を設けた構成として
いる。
【0025】前記穀粒貯留タンク9内の底部に横送りす
る横移送螺旋(図示せず)を設けると共に、この横送り
された穀粒を引継ぎし、方向変換する縦移送螺旋(図示
せず)を内装する排穀支持筒53を鉛直姿勢で回動可能
に支承して設け、この排穀支持筒53の上端部を支点と
し、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒
を排出する排出螺旋(図示せず)を内装した排出オーガ
54を、上下回動、及び左右旋回可能に横方向へ配置し
た構成としている。
【0026】前記脱穀機2で脱穀処理された刈取穀稈は
排稈となり、この排稈は該脱穀機2後部に設けたカッタ
装置55で所定長さに切断され、圃場面へ排出する構成
としている。前記補助引起装置19側の分草体10、及
び該補助引起装置19の左右両側の補助引起ケース24
は、図7で示す如く該補助引起装置19の左右両側の該
補助引起ケース24の下端部の外側面には、下方へ突出
する支持板56を設け、この支持板56の中央部は、下
方へ突出する突出部56aを設け、この突出部56aの
前後両側部には、切欠部56bを設けた構成である。該
分草体10の上側の左右両側には、上部へ向けて突出す
る受板57を設け、この受板57の上部には、所定間隔
を設けて受ピン57a,57aを設けている。該補助引
起ケース24の該支持板56,56を、該分草体10の
該受板57,57間へ挿入すると、この受ピン57a,
57aで該補助引起ケース24に設けた該支持板56,
56の該切欠部56b,56bを受けて、該補助引起装
置19の下部を保持する構成である。
【0027】前記補助引起装置19を分離するときは、
この補助引起装置19の上部を引起装置18bから取り
外し、この補助引起装置19を上方へ向けて引き抜くと
分解できる構成である。又、組立のときは、この補助引
起装置19の下部を分草体10の受板57,57へ挿入
し、この補助引起装置19の上部を引起装置18bを装
着する構成である。
【0028】これにより、前記補助引起装置19の分
解、及び組立は、分草体10の左右両側に設けた受板5
7,57の受ピン57a,57aにより、位置決めが行
われることにより、容易で簡単である。前記刈取穀稈分
離杆33、及び分離杆20の位置は、図1で示す如く該
刈取穀稈分離杆33は、平面視進行方向に対して、伝動
ケース24a内の伝動軸24Cの中心D位置より、前方
部に位置させると共に、該分離杆20の開状態のときの
先端部B位置は、該伝動軸24Cの中心D位置より、後
方部に位置させた構成である。該刈取穀稈分草杆33は
引起装置18bの引起ラグ23の作用を十分に発揮する
構成とし、又、該分離杆20は刈取りしない立毛穀稈が
刈取機3側への倒れを防止する構成としている。
【0029】これにより、前記刈取穀稈分離杆33によ
り、引起装置18bの引起ラグ23の作用効果を十分に
発揮させることができるし、又、分離杆20により、刈
取りしない立毛穀稈が刈取機3側への倒れを防止できる
ことにより、この立毛穀稈の分離性能を向上させること
ができる。前記引起装置18a,18aは、図8、及び
図9で示す如く前後両側の引起ケース21内には、箱形
状の取付ケース58を設け、この取付ケース58内に
は、箱形状の案内ケース59を内装し、この案内ケース
59の略中央部には、引起チェン22が通過する通過溝
60aを設けると共に、一方側の摺動板部60bと、該
取付ケース58の一方側の摺動板部58aとによって、
該引起チェン22に装着した各引起ラグ23を起立姿勢
にする構成であり、これら取付ケース58の摺動板部5
8aの上端部と、案内ケース59の摺動板部60bの上
端部とを該各引起ラグ23が通過すると、転倒姿勢に変
化する構成である。
【0030】前記取付ケース58、及び案内ケース59
は、後側の引起ケース21の内側面に、これら取付ケー
ス58、及び案内ケース59の上下に設けた挿入孔58
b、及び挿入孔60Cへ締付ボルト61を挿入して、ナ
ット62を固着した取付プレート63を介して装着する
構成としている。この取付プレート63の上端部は、該
取付ケース58の上端部位置より、下部に位置させた構
成としている。
【0031】刈取りする刈取穀稈が超長稈であると、引
起ラグ23の作用する位置を上方へ変更する必要があ
り、このときは、図9で示す取付プレート63に変え
て、図9で示す如くナット62を固着した長稈用取付プ
レート64に変換する構成である。前記長稈用取付プレ
ート64の上端部は、取付ケース58の取付面の上端部
より、所定距離上部に位置させた構成であり、又、この
長稈用取付プレート64の上部の一方側には、摺動板部
65を設け、この摺動板部65で引起チェン22に装着
した引起ラグ23を起立姿勢にする構成であり、この摺
動板部65により、該引起ラグ23の起立姿勢に保持す
る位置を所定距離上部に変更する構成とし、超長稈の刈
取穀稈に対する引起し適応性の向上を図った構成として
いる。
【0032】これにより、取付プレート63を長稈用取
付プレート64に交換するだけで超長稈の刈取穀稈を刈
取りが可能となり、交換が容易であり、又、コスト低減
になると共に、引起性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大平面図
【図2】要部の拡大側面図
【図3】要部の拡大正面図
【図4】コンバインの全体側面図
【図5】コンバインの全体正面図
【図6】脱穀機の拡大側断面図
【図7】他の実施例を示す図で、補助引起装置部と分草
体部の拡大側面斜視図
【図8】他の実施例を示す図で、引起装置部の拡大正面
【図9】他の実施例を示す図で、引起装置の内部拡大正
面斜視図
【符号の説明】
3 刈取機 18a 引起装置 18b 引起装置 19 補助引起装置 20 分離杆 22 引起チェン 23 引起ラグ 25 補助引起チェン 26 補助引起ラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立毛穀稈を引起す複数個の引起ラグ23
    を装着して回転駆動する引起チェン22を内装した左右
    両側の引起装置18a,18bと、未刈穀稈側の該引起
    装置18bの外側に複数個の補助引起ラグ26を装着し
    て回転駆動する補助引起チェン25を内装した補助引起
    装置19等よりなるコンバイン等の刈取機3において、
    該補助引起装置19の外側に未刈穀稈側へ回動自在な分
    離杆20を設けて未刈穀稈を分離すると共に、該分離杆
    20が収納状態のときでも該補助引起ラグ26が該未刈
    穀稈へ作用することを特徴とするコンバイン等の穀稈引
    起装置。
JP5075998A 1998-03-03 1998-03-03 コンバイン等の穀稈引起装置 Pending JPH11243748A (ja)

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