JPH11243663A - フリクション機構付きモータおよびこのモータを用いた流体の流量制御装置 - Google Patents

フリクション機構付きモータおよびこのモータを用いた流体の流量制御装置

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JPH11243663A
JPH11243663A JP10059021A JP5902198A JPH11243663A JP H11243663 A JPH11243663 A JP H11243663A JP 10059021 A JP10059021 A JP 10059021A JP 5902198 A JP5902198 A JP 5902198A JP H11243663 A JPH11243663 A JP H11243663A
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coil spring
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rotating shaft
motor
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哲彦 原
Shingo Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 造簡単確実な動作を行う、フリクション機構
付きのモータの提供。 【解決手段】 ロータ部33の中心軸方向に設けられた
貫通孔33aに、回転自在に支持される回転軸34、及
び一端がロータ部33に係合され、その内孔に回転軸3
4を挿通巻着したコイルバネ35を設け、ロータ部33
が回転する場合は、コイルバネ35と回転軸との締め付
け摩擦力を利用してロータ部33の回転力を回転軸34
に伝達し、その回転軸34に所定以上の負荷が加わった
ときは、コイルバネ35はロータ部33の回転に伴って
回転軸34上を滑って回転し、ロータ部33が他方の回
転方向に回転する場合は、ロータ部33の回転に伴っ
て、コイルバネ35が回転軸34をより大きな締め付け
力により締め付けて、ロータ部33の回転力を回転軸3
4に伝達する。また、流体の流量制御装置1は、回転軸
34の回転に伴う前後速により、流体の流量の制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリクション機構
付きモータおよびそのモータを用いた流体の流量制御装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫や空調機の冷媒の流量を制御する
ものとして、従来は、電磁弁を用いたものやニードル弁
を用いたものがある。
【0003】しかし、電磁弁を用いた流量制御装置は、
一般には、開か閉のいずれかの設定を行うものであり、
流量を微調整するには不向きである。また、開閉動作時
の音が大きいいことも問題点の一つであり、さらに、開
あるい閉のいずれの状態にあっても、その状態を保持す
るには電磁弁を通電状態にしておく必要があり、消費電
力の面でも問題がある。
【0004】一方、ニードル弁を用いた流量制御装置
は、たとえば、ステッピングモータなどを駆動源として
用い、そのステッピングモータの回転力をニードル弁の
推力に変えて流体の流量を制御するものであり、電磁弁
によるものに比べると、動作音の問題も少なく、また、
流量を微調整することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このニ
ードル弁を用いた流量制御装置は、駆動源としてのモー
タのサイズが一般に大きなサイズのものが多い。これ
は、主に、空調機などの冷媒の流量制御に用いられてい
るものが多いためと考えられる。つまり、空調機の場合
は、冷媒の流入側の圧力と、その冷媒を遮断したときの
流出側の圧力差が大きいため、大きな推力でニードル弁
を動かす必要がある。これによって、必然的に弁を駆動
するためのモータサイズが大きいものとなる。
【0006】しかし、冷蔵庫などにおける冷媒の流量制
御装置に、このニードル弁を用いたものをそのまま使う
には、スペース的に問題がある。冷蔵庫の場合、特に、
食品庫内のスペースを大きくとるため、できる限り各部
品を小さくすることが要求される。したがって、冷媒の
流体制御装置も当然のことながら最大限の小型化が要求
される。ただし、モータサイズを小さくすれば、確実な
流量制御を行うために必要なトルクが得られないという
問題が生じてくる。
【0007】さらに、ニードル弁は、高精度な制御を行
わせるために、ニードル弁の移動方向の中心軸とこのニ
ードル弁が挿入される流路の中心軸の位置関係などが微
妙なものとなってくるため、高精度な設計技術や組立時
における経験的なノウハウが必要となってくるという問
題点もある。
【0008】また、この種の流体制御装置に用いられる
モータには、弁を閉じる方向に回転しているとき、弁が
閉状態となったにも係わらずそれ以上の無理な負荷が加
わろうとした場合、その力を吸収するためのフリクショ
ン機構が設けられるのが普通である。すなわち、ニード
ル弁あるいは他の弁であっても、モータの回転力を弁を
動かす力に変えて、流路の中に弁の一部が挿入されるこ
とによって流路を閉じるように制御するものにあって
は、弁が流路に密封した状態となっても、さらに弁を押
し込む方向に力が加えられると、弁がロックした状態と
なって、弁を開動作させるとき、弁を動かして元の状態
に復帰させることができなくなることがある。
【0009】このような不都合を生じないようにするた
めに、たとえば、ストッパなどを設けて、弁が閉状態と
なる位置に達すると同時に、それ以上、弁を動かす力を
与えないようにしたり、あるいは、モータにフリクショ
ン機構を設けて、弁が閉状態となったにも係わらず、そ
れ以上の無理な負荷が加わろうとした場合、ロータの回
転を空回りさせて弁をそれ以上駆動させないようにする
などの手段を施している。
【0010】しかし、ストッパなどによる弁の移動を規
制する方式では、ストッパに当接する際の衝撃音による
騒音の問題があり、また、フリクション機構は、一般
に、部品点数が多かったり、構造が複雑で組立作業性が
悪いものが多いなどの問題点がある。特に、この種の小
型化が強く要求される装置においては、限られた小さい
スペースの中にフリクション機構を設ける必要があるた
め、構造が簡単でしかも組立時の作業性がよく、しか
も、確実なフリクション機能を果たすものが必要となっ
てくる。
【0011】そこで本発明は、構造が簡単で確実なフリ
クション動作を行うフリクション機構付きモータおよ
び、このモータを用い、構造が簡単で確実な流量制御を
可能とする流体の流量制御装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のフリクション機構付きモータは、コ
イルが巻装されたステータと、このステータに対向配置
されるロータ部と、このロータ部の中心軸方向に設けら
れた貫通孔に回転自在に支持される回転軸と、一端がロ
ータ部に係合され、その内孔に上記回転軸が挿通された
コイルバネとを有し、ロータ部が一方の回転方向に回転
する際は、コイルバネによってそのコイルバネが有する
所期の締め付け力を利用してロータ部の回転力を回転軸
に伝達し、その回転軸に所定以上の負荷が加わったとき
は、コイルバネはロータ部の回転に伴って回転軸上を滑
って回転し、ロータ部が他方の回転方向に回転する際
は、ロータ部の回転に伴って、コイルバネが回転軸を所
期の締め付け力よりも大きな締め付け力により締め付け
て、ロータ部の回転力を回転軸に伝達するようにしてい
る。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、コイルバネには少なくとも一端にコ
イルバネの円周方向から突出する突出部を設け、ロータ
部は、コイルバネが巻着された回転軸を挿入可能とする
ために、コイルバネの外径よりも大きな径を有する大径
部が貫通孔に形成されるとともに、この大径部にコイル
バネの突出部を隙間なく差し込み可能としたスリットが
形成され、コイルバネの突出部をロータ部のスリットに
差し込むことで、コイルバネの一端がロータ部に支持さ
れるようにしている。
【0014】さらに、請求項3記載の流体の流量制御装
置は、請求項1または2記載のフリクション機構付きモ
ータの回転軸を流体の流量を制御する筒状の本体部内に
挿入し、ロータ部が回転することによりその回転力をコ
イルバネを介し回転軸に伝達し、その回転軸の回転を直
線運動に変換する手段を本体部に設けるとともに、回転
軸の直線的な動きに対応して流体の流量を制御する流量
制御手段を本体部に設けた構成としている。
【0015】このように、本発明のフリクション機構付
きモータは、そのフリクション機構としての主な部品は
コイルバネだけであり、そのコイルバネの一端をロータ
に支持し、他端をフリー状態または回転軸に係合させ、
そのコイルバネの内孔に上記回転軸を挿通することでフ
リクション機構を構成している。このような簡単な構成
であっても確実なフリクション動作を行うことができ
る。
【0016】その動作の一例としては、たとえば、ロー
タ部が一方の回転方向(正回転とする)に回転する際
は、コイルバネに対して拡開する方向の力が働くが、コ
イルバネの持つ所期の締め付け力を利用してロータ部の
回転力が回転軸に伝達され、回転軸を回転させることが
できる。そして、その回転状態において、回転軸にコイ
ルバネの所期の締め付け力以上の負荷が加わったとき
は、上記コイルバネがロータ部の回転に伴って回転軸上
を滑って回転し、ロータ部が空回りする状態となる。こ
れは、コイルバネの滑りトルクをロータ部の回転トルク
より小さくしているためである。
【0017】一方、ロータ部が逆回転する際は、コイル
バネに巻き締め方向の大きな締め付け力が働き、回転軸
を締め付けるので、ロータ部の回転力を確実に回転軸に
伝達することができる
【0018】したがって、本発明のフリクション機構付
きモータは、ロータ部を正回転させて何らかの動作を行
った後、逆回転させて元の状態に戻すという一連の動作
を行わせる際に最適なモータであるといえる。たとえ
ば、流体の流量制御装置の流量制御を行うための駆動源
として用いることにより、流量制御を行う際、回転軸が
一定量動作して、ある流量設定終了時に、回転軸に一定
以上の負荷が加わった時点で回転軸の動作を停止させる
ような動作を行わせる場合、ロータ部の回転をそれ以上
回転軸に伝達しないようにできる。
【0019】また、その状態から、ロータ部を逆回転さ
せて元の状態に復帰させるときは、回転軸にロータ部の
回転力を確実に伝達させる必要があるが、本発明のフリ
クション機構付きモータは、このような動作を確実に行
うことができる。
【0020】このように、本発明のフリクション機構付
きモータは、フリクション機構を構成する部品点数が少
ないことや構造がきわめて簡単なことからコストの面や
組立のし易さという点でも優れたものとすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図4に基づき説明する。
【0022】図1および図2は、本発明の実施の形態を
説明するもので、図1は、本発明のフリクション機構付
きモータが用いられた流体の流量制御装置の構成を示す
側断面図で、図2は、図1を矢印A方向側から見た正面
図である。
【0023】この図1および図2に示される流体の流量
制御装置1は、その外観上の構成を大きく分けて説明す
ると、本体部2と、この本体部2の後端側に取り付けら
れ、弁(詳細は後述する)の開閉を駆動する駆動源とし
てのモータ(本発明のフリクション機構付きモータであ
り、この実施の形態ではステッピングモータを用いてい
るので以下ではステッピングモータという)3と、本体
部2の先端側に取り付けられた流体(冷媒とする)の流
入側のパイプ(以下、流入パイプという)4と、流体の
流出側のパイプ(以下、流出パイプという)5とにより
構成されている。
【0024】ステッピングモータ3は、コイル31が巻
装されたステータ32、このステータ32の内側にステ
ータと対向配置されたロータ部33、このロータ部33
の中心軸方向に設けられた貫通孔33aに回転自在に支
持される回転軸34、一端がロータ部33に支持され他
端をフリー状態とし、その内孔に回転軸34が挿通さ
れ、この回転軸34を自己の有する所期の締め付け力に
より保持するコイルバネ35を有した構成となってい
る。
【0025】この状態で、電源供給端36からコイル3
1に電源を供給することにより、ロータ部33が回転す
るようになっている。なお、コイルバネ35はフリクシ
ョン機構の一部を構成するものであり、このフリクショ
ン機構については後に説明する。また、以下では、コイ
ルバネ35をフリクションバネ35という。
【0026】本体部2は、円筒状をなし、その後端側に
ステッピングモータ3の回転軸34を回転自在に指示す
る軸受け21が内部に挿入された状態で固定される。ま
た、本体部2の後端部には、鍔部22が設けられ、その
鍔部22にはステッピングモータ3のロータ部33を収
納するロータ部収納体23が取り付けられる。このロー
タ部収納体23は、SUS(サス)と呼ばれる材質で形
成され、その内側底部には、ロータ部33の動き(回転
軸34の中心軸方向の動き)を規制する規制部材24が
設けられる。
【0027】この規制部材24は、板バネで形成され、
ロータ部33が回転しながら収納体23の底部方向に向
かって移動したとき、ロータ部33の下端部に設けられ
た突起33bが規制部材24に当接することにより、そ
の動きを規制するものであるが、これについては、本発
明の要旨とするところではないので詳細な説明は省略す
る。
【0028】また、ステッピングモータ3の回転軸34
は、本体部2の軸受け21に対して回転自在に支持され
ているが、回転軸34にはネジが刻まれており、一方、
軸受け21にもネジが刻まれていて、両者が螺合するよ
うになっている。
【0029】これにより、ロータ部33が回転すると、
ロータ部33とその回転軸34は、回転軸34の中心軸
方向に沿って、本体部2の内部を回転しながら軸方向に
直線的に移動する。なお、回転軸34を本体部2の挿入
方向(本体部2の先端方向)に進ませるロータ部33の
回転方向を、ここでは正回転という。したがって、ロー
タ部33の回転が反転(逆回転)すると、ロータ部33
とその回転軸34は、本体部2の後端側方向に移動す
る。この後端側に移動するときに、前述した規制部材2
4によりロータ部33の位置をステータ32に対して適
正な位置で停止させる。
【0030】そして、回転軸34のさらに先方にはキャ
リッジ24が取り付けられている。このキャリッジ24
は、ロータ部33の正逆回転に伴って回転軸34ととも
に本体部2内を移動するものである。このキャリッジ2
4の内部でかつキャリッジ24の先端付近には弁として
の働きをする球体25が収納されるとともに、その球体
25と前述の回転軸34との間にはコイル状のバネ26
が介在される。なお、球体25は、その球面の一部がキ
ャリッジ24から露出するようにキャリッジ24内に保
持される。また、球体25とバネ26の間にはプレート
27が介在され、バネ26の伸張力により、球体25に
はキャリッジ24の先端方向に押しつけられる力が与え
れている。
【0031】また、本体部2の先端付近の側面には、流
入パイプ4が取り付けらるとともに、先端には流出パイ
プ5が取り付けられ、流入パイプ4を通った流体(ここ
では冷媒)は、一旦、本体部2内に入ったのち、本体部
2の先端に設けられた細い流体流出路28を通って流出
パイプ5に出るようになっている。このとき、冷媒の流
れは、球体25の位置によって制御される。なお、この
実施の形態では、冷媒の流量を変化させるという制御で
はなく、説明を簡略化するため、冷媒を通過させるか、
その流れを阻止するか、つまり、オン(冷媒を通過させ
る状態)かオフ(冷媒の流れを阻止する状態)かのいず
れかの状態に設定する例について説明する。
【0032】ところで、本体部2に設けられた上述の流
体流出路28は、キャリッジ24に保持された球体25
の球面が当接することで、冷媒の流れをオフするように
なっているが、確実なオフ状態を得るために流体流出路
28の球体25の当接部分は球体25の球面と同じ曲率
を有する曲面(凹面)となっている。これは、製造段階
で球体25と同一形状の球体を強く押しつけることでそ
の曲面を得ることができる。
【0033】次に前述したフリクション機構について図
3、図4を参照しながら説明する。
【0034】ロータ部33は、合成樹脂製の円筒部材3
31と、その周囲に装着されたマグネット332からな
っている。そして、円筒部材331の中心部には回転軸
34が着脱自在に挿入される貫通孔33aが設けられ、
その貫通孔33aの軸受け21側には、貫通孔33aよ
りも内径の大きな大径部が形成されている。この大径部
は、第1の大径孔333と、その第1の大径孔333と
端部33cとの間に形成された第1の大径孔333より
も大径の第2の大径孔334により構成されている。そ
して、これら第1の大径孔333と第2の大径孔334
の側壁には第2の大径孔334から第1の大径孔333
を直線的に通るスリット335が形成されている。
【0035】一方、回転軸34にはフリクション機構の
一部としてのフリクションバネ35が巻着される。この
フリクションバネ35は図4に示すように、一端部がフ
リクションバネ35の円周の接線に対して直角方向に突
出し(第1の突出部35aという)、他方の端部はフリ
クションバネ35の接線方向に突出している(第2の突
出部35bという)。この第2の突出部35bは、図4
(C)からもわかるように、わずかに下側(第1の突出
部35a側)に折れ曲がっている。
【0036】そして、このフリクションバネ35は、図
4(A)に示すように、第2の突出部35b側を上にし
てその上方からみたとき、第2の突出部35bを基点に
右巻き(時計方向巻き)で第1の突出部35aに至るよ
うになっている。なお、このフリクションバネ35の内
径dは、回転軸34の外径より小さいものとしている。
このため、回転軸34をフリクションバネ35の第2の
突出部35bから、フリクションバネ35の径を押し広
げるようにして挿入することで、フリクションバネ35
を回転軸34に巻着するものとなっている。そして、通
常の状態では、フリクションバネ35がもともと持って
いる所期の締め付け力によって回転軸34とフリクショ
ンバネ35とは一体化された状態となる。なお、このフ
リクションバネ35の回転軸34に対する締め付け力
は、ステッピングモータ3のトルク(ロータ部33の回
転トルク)よりも小さくしている。
【0037】また、図3と図4では、図示されていない
が、このフリクションバネ35の第2の突出部35b側
には、回転軸34に固定されたEリング37によってフ
リクションバネ35が、回転軸34の先端方向に動くの
を規制している(図1参照)。
【0038】そして、フリクションバネ35が巻着され
た回転軸34を、ロータ部33の円筒部材331の貫通
孔33aに挿入する際、フリクションバネ35の第1の
突出部35aがスリット335内に入り込むようにし
て、回転軸34を貫通孔33aに挿入して行く。これに
より、フリクションバネ35の第1の突出部35aは、
スリット335をガイドとして第1の大径孔333の終
端部まで進み、そこで回転軸34のそれ以上の挿入が規
制される。また、第2の突出部35bは、ロータ部33
の円筒部材331には固定されることなく、第2の大径
孔334の終端面上を自由に摺動可能となっている。
【0039】なお、ロータ部33の円筒部材331に設
けられたスリット335の溝の深さ(=径方向の長さ)
は、第1の突出部35aを先端から根本まで保持できる
深さとしている。これは、ロータ部33の回転力をフリ
クションバネ35に伝達する際、第1の突出部35a全
体でロータ部33の回転力を受けることにより、確実な
回転力の伝達を行うためと、フリクションバネ35の耐
久性を向上させるためである。
【0040】また、スリット335の溝の幅は、第1の
突出部35aの太さ(フリクションバネ35を形成する
部材の太さ)とほぼ同じとし、第1の突出部35aをス
リット335に差し込んだ状態としたとき、ロータ部3
3の回転方向にがたつきがないようにしている。これ
は、もし、第1の突出部35aがスリット335に対
し、がたつきのある状態で差し込まれていると、ロータ
部33の回転に伴って、がたつきによる騒音が発生する
おそれがあるからであり、それを防ぐためである。
【0041】また、第2の突出部35bは、前述したよ
うに、動きが自由となっている。この第2の突出部35
bは特に設ける必要性はないが、フリクションバネ35
の端部をそのままとしておくと、その端部が前述のEリ
ング37に接触することによる摩擦などで、フリクショ
ントルに影響を与え、正常なフリクション作動が行えな
くおそれがあるので、それを防止するために、フリクシ
ョンバネ35の端部を少し突出させ、しかもそれを下方
にわずかに折り曲げている。
【0042】次に、このような構成の実施の形態の動作
について説明する。なお、ここでは主にフリクション機
構の動作についてを説明するが、まず、この実施の形態
で示される流体の流量制御装置における冷媒の流れのオ
ン・オフ制御について簡単に説明する。
【0043】まず、キャリッジ24内の球体25が本体
部2の流体流出路28に当接していない状態では、流入
パイプ4を流れる冷媒は、本体部2内に入った後、流体
流出路28を取って流出パイプ5に流れ出て行く。この
状態で、冷媒の流れをオフする動作を行うには、ステッ
ピングモータ3のロータ部33を正回転させるようにコ
イル31を通電状態とする。これにより、ロータ部33
が正回転し、その回転軸34も正回転する。このとき、
ロータ部33の回転力は、フリクションバネ35を介し
て回転軸34に伝えられる。
【0044】すなわち、フリクションバネ35は、回転
軸34に対し一定の力(フリクションバネ35がもとも
と持っている所期の締め付け力)で締め付けた状態で巻
着されており、また、第1の突出部35aがロータ部3
3の円筒部材331のスリット335に差し込まれてい
るので、ロータ部33が回転することにより、その回転
力が回転軸34に伝達される。これにより、回転軸34
は、ロータ部33の回転とともに回転する。
【0045】また、回転軸34に刻まれたネジと軸受け
21に刻まれたネジが螺合しているので、ロータ部33
が回転(ここでは正回転)することにより、ロータ部3
3と回転軸34はともに直線的に本体部2内をその先端
方向に向かって移動し、やがて、回転軸34の先端部に
取り付けられたキャリッジ24内の球体25が、本体部
2の先端部に設けられた流体流出路28に当接する。な
お、この球体25が流体流出路28に当節するに必要な
移動距離、つまり、冷媒が流れる状態(オン状態)の位
置から冷媒の流れを阻止する位置(オフ状態)までの移
動距離は1mm程度とほんのわずかな距離である。
【0046】このようにして、球体25が本体部2の流
体流出路28に当接すると、球体25の球面が流体流出
路28に形成された曲面と面接触することにより、確実
に冷媒の流れを阻止することができる。なお、この状態
でステッピングモータ3の駆動を停止させても良いが、
組み立て誤差等を吸収させるため、通常はさらに駆動を
継続させる。しかし、球体25を押しつける力は、バネ
26によって吸収される。そして、球体25にはそのバ
ネ26の伸張力により流体流出路28を一定以上の力で
押しつける力が働いて確実な当接状態を得ることができ
る。
【0047】このように球体25が本体部2の流体流出
路28に当接した状態で、さらにロータ部33が回転を
続けようとした場合、フリクション機構が働く。すなわ
ち、球体25が本体部2の流体流出路28に当接した状
態で、さらにロータ部33が回転すると、その回転力に
よってフリクションバネ35の第1の突出部35aも一
緒に回転しそれに伴いフリクションバネ35も回転し
て、回転軸34も回転しようとする。しかし、このと
き、回転軸34は、球体25が本体部2の流体流出路2
8に一定以上の力で当接状態となっていることにより、
その動きが規制され、いわゆるロック状態となってい
る。
【0048】このような状態でロータ部33がさらに回
転しようとすると、ロータ部33の回転トルクは、フリ
クションバネ35の回転軸34に対する滑りトルクより
も大きいので、フリクションバネ35は、回転軸34上
を滑って回転し、ロータ部33は空回りの状態となり、
回転軸34をそれ以上回転させ前進させるのを防止でき
る。
【0049】このような冷媒の流れをオフした状態から
今度は、冷媒の流れをオン状態とするために、ロータ部
33の回転を逆回転させるように、ステッピングモータ
3のコイル31に通電したとする。すると、ロータ部3
3は、逆回転し始める。このとき、球体25が本体部2
の流体流出路28に一定以上の力で当接状態となってい
ることにより、回転軸34はロック状態となっている。
【0050】このロック状態では、ロータ部33の回転
力をフリクションバネ35を介して回転軸34に伝達で
きない状態(フリクション機構が働いてロータ部33が
空回りする状態)になりがちであるが、本発明のフリク
ション機構では、ロータ部33が逆回転すると、その円
筒部材331のスリット335に差し込まれたフリクシ
ョンバネ35の第1の突出部35aも共に逆回転方向に
動こうとする。このフリクションバネ35は、図3で説
明したように、右巻きのコイルバネであるので、ロータ
部33が逆回転すると、第1の突出部35aはフリクシ
ョンバネ35の内径を小さくしようとする動作、つま
り、フリクションバネ35が回転軸34を、より大きく
締め付けるような動作を行う。
【0051】これにより、ロータ部33の回転力は、回
転軸34に伝達され、回転軸34はロータ部33ととも
に逆回転動作を行い、本体部2から抜け出るような方向
に動き、ステッピングモータ3が所定のステップ数だけ
動作すると、球体25はキャリッジ24の先端に係合す
る。その後、さらにロータ部33が逆回転すると、球体
25はキャリッジ24と共に移動し始め、本体部2の流
体流出路28から離れ、冷媒が流れる状態(オン状態)
となる。
【0052】以上のような実施の形態では、ステッピン
グモータ3のフリクション機構として、コイルバネをフ
リクションバネ35として用い、ロータ部33が正回転
方向に回転する際は、フリクションバネ35の持つ所期
の締め付け力を利用してロータ部33の回転力が回転軸
34に伝達され、回転軸34を回転させることができ
る。そして、その回転状態において、回転軸34に大き
な負荷が加わったときは、フリクションバネ35がロー
タ部33の回転に伴って回転軸34上を滑って回転し、
ロータ部33が空回りする状態となり、回転軸34がそ
れ以上無理に動くのを防止できる。このため、回転軸3
4がロック状態となるのを回避できる。
【0053】一方、このような状態から回転軸34を元
に復帰させようとして、ロータ部33を逆回転させる
と、フリクションバネ35が回転軸34を大きな力で締
め付けるので、ロータ部33の回転力を確実に回転軸3
4に伝達することができる。したがって、回転軸34が
仮にロックされていても、その状態から、その回転軸3
4を元の位置に復帰させようとする場合、ロータ部33
の回転力を確実に回転軸34に伝達することができ、ロ
ック状態を外すことができる。
【0054】以上のように、本発明のフリクション機構
付きモータは、ロータ部33を正回転させ、それに伴う
回転軸34の動きを利用して何らかの動作を行った後、
ロータ部33を逆回転させて元の状態に戻すという一連
の動作を行わせる際の駆動源として最適なモータである
といえる。
【0055】たとえば、前述の実施の形態で説明した流
体の流量制御装置における流量制御を行うための駆動源
として用いることにより、流量制御を行う際、回転軸3
4が一定量動作して、ある流量設定終了時に回転軸34
に対し、一定以上の負荷が加わった時点で、回転軸34
の動作を停止させるような動作を行わせる場合、ロータ
部33の回転をそれ以上回転軸34に伝達しないように
できる。また、その状態から、元の状態に復帰させると
きは、ロータ部33を逆回転させそれに伴って回転軸3
4も逆回転させる必要があるが、本発明のフリクション
機構付きモータは、このような動作を確実に行うことが
できる。
【0056】これにより、このようなフリクション機構
付きのモータを用いた流体の流量制御装置にあっては、
冷媒の流れをオンまたはオフとする際、弁としての働き
をする球体25を確実に動作させることができ、しか
も、球体25が冷媒の流れをオフする位置に達した状態
でのフリクション動作を的確に行うことができ、また、
冷媒の流れがオフ状態となっている状態からオン状態に
移行する際もスムースな動作が可能となり、確実な冷媒
の制御が可能となる。
【0057】この実施の形態の流体の流量制御装置1
は、回転軸34の球体25側の先端が、キャリッジ24
のバネ26が挿入されている細径孔部24aから突出し
太径孔部24bまで届いている。また、細径孔部24a
と太径孔部24bとの間に傾斜面を設けている。このた
め、球体25がキャリッジ24内に沈み込んだとき、プ
レート27が回転軸34の先端に当たることとなり、バ
ネ26が圧縮されたときの不具合、例えばバネ26が細
径孔部24a内に入り込み、復帰できなくなったり、プ
レート27が太径孔部24b内で傾いた位置に固定され
る等の不具合を回避することができる。
【0058】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。たとえば、上述の実施の形態では、
フリクションバネ35の一端をロータ部33に係合さ
せ、他端をフリーにしているが、他端を回転軸34に係
合させるようにしても良い。また、フリクションバネ3
5の第1の突出部35aや第2の突出部35bは、図5
に示すように、高さ方向外方に伸びた突出部35cとし
ても良い。
【0059】また、上述の実施の形態では、ロータ部3
3にフリクションバネ35の外径よりも大きな径を有す
る大径部が貫通孔33aに形成されているが、図6に示
すようなロータ部33としても良い。すなわち、フリク
ションバネ35の第1の突出部35aが入り込む2つの
スリット形成用突起33dをロータ部33の軸方向端面
に設けるようにしても良い。
【0060】さらに、上述の実施の形態では、モータと
してステッピングモータ3を例にとって説明したが、本
発明のフリクション機構付きモータは、ステッピングモ
ータ3に限られるものではない。また、このようなフリ
クション機構付きのモータが適用されるものとしては、
上述の実施の形態で説明したような流体の流量を制御す
る装置に限らず広い分野での使用が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、フリクション機構としての主な部品はフリクショ
ンバネとしてのコイルバネだけであり、そのコイルバネ
の一端をロータ部に係合させ、コイルバネの内孔に回転
軸を挿通してフリクション機構を構成している。このよ
うな簡単な構成でありながら、ロータ部が一方の回転方
向に回転する際は、コイルバネの持つ所期の締め付け力
を利用してロータ部の回転力が回転軸に確実に伝達さ
れ、その回転軸に大きな負荷が加わったときは、コイル
バネがロータ部の回転に伴って回転軸上を滑って回転す
ることで回転軸にそれ以上の前進力を与えるのを防止で
きる。このため、回転軸がロック状態となるのを防止で
きる。
【0062】また、ロータ部が他方の回転方向に回転す
る際は、コイルバネが回転軸を所期の締め付け力よりも
大きな締め付け力により締め付けて、ロータ部の回転力
を回転軸に伝達するようにしたので、回転軸が、仮にロ
ック状態にあったとしてもロータ部の回転力を確実に回
転軸に伝達することができ、ロック状態を解除させるこ
とができる。このように、本発明のフリクション機構付
きモータは、確実なフリクション動作が行え、また、フ
リクション機構を構成する部品点数が少なく、構造もき
わめて簡単なことからコストの面でもまた組立のし易さ
という点でも優れたものとすることができる。
【0063】また、請求項2記載の発明は、フリクショ
ン機構の一部としてのコイルバネは、その一端を突出さ
せ、その突出部をロータ部に形成したスリットに差し込
むようにしてロータ部に支持させるようにしたので、フ
リクション機構の構造が簡単で組立がきわめて容易なも
のとなる。また、コイルバネの突出部をロータ部のスリ
ットに隙間なく差し込む構造としているので、これらの
部品間でのいわゆるがたつきがなく、動作時における騒
音の発生を防ぐことができる。
【0064】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のフリクション機構付きモータを、流体の流
量制御装置における流量制御を行うための駆動源として
用いるようにしたので、流量制御を行う際、回転軸が一
定量動作して、ある流量に設定した時点で回転軸に負荷
がかかって回転軸の動作が停止したような場合、ロータ
部の回転をそれ以上回転軸に伝達しないようにするフリ
クション動作を確実に行うことができる。また、その状
態から元の状態に復帰させるときは、ロータ部を逆回転
させたとき、その回転力を回転軸に確実に伝達すること
ができる。これにより、流体の流量制御を確実に効率よ
く行うことができ、しかも、フリクション動作音が殆ど
ない静かな流量制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリクション機構付きモータを用いた
流体の流量制御装置の実施の形態を示す側断面図であ
る。
【図2】図1を矢印A方向から見た正面図である。
【図3】図1の流体の流量制御装置に使用されているフ
リクション機構付きモータのロータ部を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は側断面図である。
【図4】図1の流体の流量制御装置に使用されているフ
リクション機構付きモータに用いられるフリクションバ
ネを示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の
矢示B方向から見た正面図 、(C)は(A)の矢示C
方向から見た側面図である。
【図5】図1の流体の流量制御装置に使用されているフ
リクション機構付きモータに用いられるフリクションバ
ネの変形例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は
側面図である。
【図6】図1の流体の流量制御装置に使用されているフ
リクション機構付きモータのロータ部の変形例を示す図
であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
1 流体の流量制御装置 2 本体部 3 ステッピングモータ(フリクション機構付きモー
タ) 21 軸受け 22 鍔部 23 ロータ部収納体 24 キャリッジ 25 球体 31 コイル 32 ステータ 33 ロータ部 33a 貫通孔 34 回転軸 35 フリクションバネ(コイルバネ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻装されたステータと、このス
    テータに対向配置されるロータ部と、このロータ部の中
    心軸方向に設けられた貫通孔に回転自在に支持される回
    転軸と、一端が上記ロータ部に係合され、その内孔に上
    記回転軸が挿通されたコイルバネとを有し、上記ロータ
    部が一方の回転方向に回転する際は、上記コイルバネに
    よってそのコイルバネが有する所期の締め付け力を利用
    して上記ロータ部の回転力を上記回転軸に伝達し、その
    回転軸に所定以上の負荷が加わったときは、上記コイル
    バネは上記ロータ部の回転に伴って回転軸上を滑って回
    転し、上記ロータ部が他方の回転方向に回転する際は、
    上記ロータ部の回転に伴って上記コイルバネが上記回転
    軸を上記所期の締め付け力よりも大きな締め付け力によ
    り締め付けて、上記ロータ部の回転力を上記回転軸に伝
    達することを特徴とするフリクション機構付きモータ。
  2. 【請求項2】 前記コイルバネには少なくとも一端にコ
    イルバネの円周方向から突出する突出部を設け、前記ロ
    ータ部は、前記コイルバネが巻着された回転軸を挿入可
    能とするために、前記コイルバネの外径よりも大きな径
    を有する大径部が前記貫通孔に形成されるとともに、こ
    の大径部に上記コイルバネの突出部を隙間なく差し込み
    可能とするスリットが形成され、前記コイルバネの上記
    突出部を前記ロータ部のスリットに差し込むことで、前
    記コイルバネの一端が前記ロータ部に支持されることを
    特徴とする請求項1記載のフリクション機構付きモー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のフリクション機
    構付きモータの回転軸を流体の流量を制御する筒状の本
    体部内に挿入し、前記ロータ部が回転することによりそ
    の回転力を前記コイルバネを介し前記回転軸に伝達し、
    その回転軸の回転を直線運動に変換する手段を上記本体
    部に設けるとともに、前記回転軸の直線的な動きに対応
    して流体の流量を制御する流量制御手段を上記本体部に
    設けたことを特徴とする流体の流量制御装置。
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