JP2000179731A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

Info

Publication number
JP2000179731A
JP2000179731A JP10355593A JP35559398A JP2000179731A JP 2000179731 A JP2000179731 A JP 2000179731A JP 10355593 A JP10355593 A JP 10355593A JP 35559398 A JP35559398 A JP 35559398A JP 2000179731 A JP2000179731 A JP 2000179731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
screw
rotor
valve body
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10355593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Komiya
靖雄 小宮
Hideki Sekiguchi
英樹 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP10355593A priority Critical patent/JP2000179731A/ja
Publication of JP2000179731A publication Critical patent/JP2000179731A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の開弁量制御とねじ締め込み状態より
閉弁するのに必要なトルクの軽減を両立し、ロータの回
転方向にストッパを設ける必要がない電動弁を提供する
こと。 【解決手段】 電動機のロータ27の回転をねじ機構に
より軸線方向の動きに変換し、弁体15を軸線方向に移
動させて弁体15を弁ハウシング1に設けられた弁座7
に対して離間させる電動弁において、電動機のロータ2
7と一体連結されてロータ27により回転駆動される弁
体15と、ロータ27に対して所定回転角のみ回転可能
に連結され、比較的大きいねじリード角による第1のね
じ部33、37によって弁体15と螺合し、且つ比較的
小さいねじリード角による第2のねじ部39、41によ
って弁ハウシング1と螺合したねじ部材35とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動弁に関し、
特に、冷凍サイクル装置で使用される電動式膨張弁等の
電動弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動式膨張弁等として用いられる電動弁
のように、電動機のロータの回転をねじ機構により軸線
方向の動きに変換し、弁体を軸線方向に移動させて当該
弁体を弁ハウジングに設けられた弁座に対して離間させ
る型式の電動弁は、よく知られており、たとえば、特開
昭60−196477号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電動弁で
は、電動機のロータの回転を軸線方向の動きに変換する
ねじ機構のリード角が小さいほど、ロータ回転角に対す
る弁体の軸線方向移動量(弁リフト量)が少なく、高精
度の開弁量制御を行えるようになるが、弁体が弁座に押
付けられてねじ機構のねじが締め込まれている閉弁状態
より開弁するときに必要なトルクが大きくなる。
【0004】このため、ねじ機構のねじリード角を小さ
くすると、閉弁時のねじの締め込みを制限するために、
ロータの回転方向にストッパを設ける必要が生じ、これ
は構造を複雑化する原因になる。
【0005】これに対して、ねじ機構のねじリード角を
大きくすれば、ねじ機構のねじが締め込まれている閉弁
状態より開弁するときに必要なトルクは低減するが、ロ
ータ回転角に対する弁リフト量が大きくなり、高精度の
開弁量制御を行うことが難しくなる。
【0006】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、高精度の開弁量制御とねじ締め
込み状態より開弁するのに必要なトルクの軽減を両立
し、ロータの回転方向にストッパを設ける必要がない電
動弁を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明による電動弁は、電動機の
ロータの回転をねじ機構により変換した軸線方向の動き
により弁体を軸線方向に移動させることで、当該弁体を
弁ハウジングに設けられた弁座に対して接触離間させる
電動弁において、前記弁体が前記ロータに連結されてお
り、前記ねじ機構が、第1のねじ部を介して前記弁体に
螺着されたねじ部材と、該ねじ部材の前記ロータに対す
る回転可能範囲を所定角度に規制する回転規制部とを有
しており、前記ねじ部材が、前記弁ハウジングに対して
第2のねじ部を介して螺着されており、前記第1のねじ
部が前記第2のねじ部よりも大きいねじリード角で構成
されているものである。
【0008】請求項2に記載の発明による電動弁は、前
記第1のねじ部が多条ねじであるものである。
【0009】また、上述の目的を達成するために、請求
項3に記載の発明による電動弁は、電動機のロータの回
転をねじ機構により変換した軸線方向の動きにより弁体
を軸線方向に移動させることで、当該弁体を弁ハウジン
グに設けられた弁座に対して接触離間させる電動弁にお
いて、前記弁体は前記ロータに連結されており、前記ね
じ機構が、第3のねじ部を介して前記弁ハウジングに螺
着されたねじ部材と、該ねじ部材の前記弁ハウジングに
対する螺動可能範囲を所定角度に規制する螺動規制部と
を有しており、前記ねじ部材が、前記弁体に対して第4
のねじ部を介して螺着されており、前記第3のねじ部が
前記第4のねじ部よりも大きいねじリード角で構成され
ているものである。
【0010】請求項4に記載の発明による電動弁は、前
記第3のねじ部が多条ねじであるものである。
【0011】請求項5に記載の発明による電動弁は、前
記弁体が、前記ロータに連結される連結軸部材と、前記
弁座に対して接触離間する弁部材と、該弁部材を前記連
結軸部材に対して前記弁体の軸線方向に移動可能に連結
する連結機構とを有しているものである。
【0012】請求項6に記載の発明による電動弁は、前
記連結機構が、前記連結軸部材と前記弁部材とに各々接
触する調心用球体を有しており、該球体により前記弁部
材が、前記弁座の中心軸上に求心されるように、前記ロ
ータの回転軸上に求心された前記連結軸部材に対して調
心されるものである。
【0013】請求項7に記載の発明による電動弁は、前
記連結機構が、前記連結軸部材と前記弁部材とを前記軸
線方向に離間させる方向に付勢する付勢手段を有してお
り、該付勢手段の付勢力は、前記弁体により開閉される
前記弁座の弁ポートを通過する流体から前記弁体が受け
る開弁方向の流体圧よりも大きい値に設定されているも
のである。
【0014】請求項8に記載の発明による電動弁は、前
記弁座が、少なくとも前記弁ハウジングよりも高い剛性
を有する金属製の弁座部材により構成されているもので
ある。
【0015】請求項1に記載の発明による電動弁によれ
ば、第1のねじ部が第2のねじ部よりもねじリード角が
大きいことから、ねじが締め込まれている閉弁状態から
開弁するときに、第2のねじ部における弁ハウジングに
対するねじ部材の螺動の方が、第1のねじ部におけるね
じ部材に対する弁体の螺動よりも大きいトルクを必要と
し、換言すれば、第2のねじ部における螺動の方が第1
のねじ部における螺動よりもねじの食いつきが起こり易
いことになる。
【0016】ところで、ロータの回転によりロータとこ
のロータに連結された弁体とが回転すると、ロータに対
する回転角度が回転規制部により規制されるねじ部材
が、所定角度の範囲内であればロータに対して回転する
ことができ、その上、ロータと連結された弁体を第1の
ねじ部においてねじ部材に対して螺動させる方が、ねじ
部材を第2のねじ部において弁ハウジングに対して螺動
させるよりも、小さいトルクで済む分だけ容易であるこ
とから、当初の段階では、最大で所定角度までは、第1
のねじ部において弁体がねじ部材に対して螺動して、第
1のねじ部のねじリード角に応じた量だけ、弁体がロー
タと共に弁体の軸線方向に移動することになる。
【0017】そして、ロータが最大所定角度回転して、
ロータに対するねじ部材の回転が回転規制部により規制
されると、その後は、ロータが回転することで、ロータ
に連結された弁体のみならず、ロータに対する回転が回
転規制部により規制されたねじ部材まで、ロータと一緒
に回転するようになり、その際には、回転規制部の規制
により第1のねじ部における弁体のねじ部材に対する螺
動は起こらず、その代わりに、ロータや弁体と共に回転
するねじ部材が第2のねじ部において弁ハウジングに対
して螺動して、第2のねじ部のねじリード角に応じた量
だけ、弁体がロータやねじ部材と共に弁体の軸線方向に
移動することになる。
【0018】よって、弁体が弁座に接触した閉弁状態か
ら、弁体を弁座から離間させて開弁させるためにロータ
を回転させると、その当初の間は、第2のねじ部よりも
ねじリード角が大きい第1のねじ部における弁体のねじ
部材に対する螺動に伴い、軸線方向における相対位置が
弁ハウジングに対して変化しないねじ部材に対して、弁
体が軸線方向において相対移動し、この相対移動によ
り、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から大きいス
トロークで軸線方向に離間する。
【0019】また、その後は、第1のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第2のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、軸線方向における相対位
置が弁体に対して変化しないねじ部材が、弁ハウジング
に対して軸線方向において相対移動し、この相対移動に
より、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から小さい
ストロークで軸線方向に離間する。
【0020】反対に、弁体が弁座から離間した開弁状態
から、弁体を弁座に接触、着座させて閉弁させるために
ロータを回転させると、その当初の間は、第2のねじ部
よりもねじリード角が大きい第1のねじ部におけるねじ
部材の弁体に対する螺動に伴い、ロータの回転角度に対
して弁体が弁座に向けて大きいストロークで軸線方向に
接近する。
【0021】また、その後は、第1のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第2のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、ロータの回転角度に対し
て弁体が弁座に向けて小さいストロークで軸線方向に接
近する。
【0022】このため、閉弁動作においては弁体が弁座
に接触する時点でのロータの回転角度に対する弁リフト
量を小さく設定して、閉弁時における電動機の必要トル
クを小さく抑え、かつ、開弁動作においては弁体が弁座
から離間し始める時点でのロータの回転角度に対する弁
リフト量を大きく設定して、高精度の開弁量制御を行う
ことが可能となる。
【0023】請求項2に記載の発明による電動弁によれ
ば、第1のねじ部が多条ねじであるから、第1のねじ部
のねじピッチが大きくてもねじ山高さを小さくできる。
【0024】請求項3に記載の発明による電動弁によれ
ば、第3のねじ部よりも第4のねじ部の方がねじリード
角が小さいことから、ねじが締め込まれている閉弁状態
から開弁するときに、第4のねじ部におけるねじ部材に
対する弁体の螺動の方が、第3のねじ部における弁ハウ
ジングに対するねじ部材の螺動よりも大きいトルクを必
要とし、換言すれば、第4のねじ部における螺動の方が
第3のねじ部における螺動よりもねじの食いつきが起こ
り易いことになる。
【0025】ところで、ロータの回転によりロータとこ
のロータに連結された弁体とが回転すると、弁ハウジン
グに対する螺動角度が螺動規制部により規制されるねじ
部材が、所定角度の範囲内であれば弁ハウジングに対し
て螺動することができ、その上、ロータと連結された弁
体を第3のねじ部においてねじ部材に対して螺動させる
方が、ねじ部材を第4のねじ部において弁ハウジングに
対して螺動させるよりも、小さいトルクで済む分だけ容
易であることから、当初の段階では、最大で所定角度ま
では、第3のねじ部においてねじ部材が弁ハウジングに
対して螺動して、第3のねじ部のねじリード角に応じた
量だけ、弁体がロータやねじ部材と共に弁体の軸線方向
に移動することになる。
【0026】そして、ロータが最大所定角度回転して、
第3のねじ部における弁ハウジングに対するねじ部材の
螺動が螺動規制部により規制されると、その後は、ロー
タが回転することで、ロータに連結された弁体のみがロ
ータと一緒に回転するようになり、その際には、螺動規
制部の規制により第3のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動は起こらず、その代わりに、弁体
が第4のねじ部においてねじ部材に対して螺動して、第
4のねじ部のねじリード角に応じた量だけ、弁体がロー
タと共に弁体の軸線方向に移動することになる。
【0027】よって、弁体が弁座に接触した閉弁状態か
ら、弁体を弁座から離間させて開弁させるためにロータ
を回転させると、その当初の間は、第4のねじ部よりも
ねじリード角が大きい第3のねじ部におけるねじ部材の
弁ハウジングに対する螺動に伴い、軸線方向における相
対位置が弁体に対して変化しないねじ部材が、弁ハウジ
ングに対して軸線方向において相対移動し、この相対移
動により、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から大
きいストロークで軸線方向に離間する。
【0028】また、その後は、第3のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第4のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、軸線方向における相対位
置が弁ハウジングに対して変化しないねじ部材に対し
て、弁体が軸線方向において相対移動し、この相対移動
により、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から小さ
いストロークで軸線方向に離間する。
【0029】反対に、弁体が弁座から離間した開弁状態
から、弁体を弁座に接触、着座させて閉弁させるために
ロータを回転させると、その当初の間は、第4のねじ部
よりもねじリード角が大きい第3のねじ部におけるねじ
部材の弁ハウジングに対する螺動に伴い、ロータの回転
角度に対して弁体が弁座に向けて大きいストロークで軸
線方向に接近する。
【0030】また、その後は、第3のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第4のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、ロータの回転角度に対し
て弁体が弁座に向けて小さいストロークで軸線方向に接
近する。
【0031】このため、閉弁動作においては弁体が弁座
に接触する時点でのロータの回転角度に対する弁リフト
量を小さく設定して、閉弁時における電動機の必要トル
クを小さく抑え、かつ、開弁動作においては弁体が弁座
から離間し始める時点でのロータの回転角度に対する弁
リフト量を大きく設定して、高精度の開弁量制御を行う
ことが可能となる。
【0032】請求項4に記載の発明による電動弁によれ
ば、第1のねじ部が多条ねじであるから、第1のねじ部
のピッチが大きくてもねじ山高さを小さくできる。
【0033】請求項5に記載の発明による電動弁によれ
ば、ロータに連結される連結軸部材や弁座に対して接触
離間する弁部材と共に弁体を構成する連結機構が、弁部
材を連結軸部材に対して弁体の軸線方向に移動可能に連
結することから、閉弁状態の弁体を開弁させる際、弁部
材を弁座から離間させるために要するトルクが大きくて
も、開弁動作に伴う電動機の少なくとも動作開始の段階
では、弁部材に対して弁体の軸線方向に移動可能に連結
された連結軸部材にのみ、弁座から離間する方向に移動
するためのトルクだけを付与させれば済むことになる。
【0034】このため、開弁動作に伴う電動機の動作開
始の段階において、電動機に大きなトルクを発生させる
ような負荷を負わせずに済ませ、換言すれば、開弁動作
の開始に要する電動機の発生トルクを軽減させることが
可能となる。
【0035】請求項6に記載の発明による電動弁によれ
ば、連結機構の調心用球体に対する連結軸部材や弁部材
の接触箇所を変位させることで、ロータの回転軸上に求
心された連結軸部材に対して弁部材を、この弁部材が弁
座の中心軸上に求心されるように調心させることから、
弁座の中心軸に対して連結軸部材の軸線が傾いていて
も、弁部材の弁座に対する直進性を容易に補償すること
が可能となる。
【0036】請求項7に記載の発明による電動弁によれ
ば、弁部材が連結機構によって連結軸部材に対して弁体
の軸線方向に移動可能に連結されていても、弁座の弁ポ
ートを通過する流体から弁体が受ける開弁方向の流体圧
より大きい付勢手段の付勢力が、連結軸部材から離間し
て弁座に接触する方向に弁部材に作用することから、弁
座とニードル弁部との間に隙間ができて流体の漏れが生
じるのが確実に防止される。
【0037】請求項8に記載の発明による電動弁によれ
ば、弁座が、少なくとも弁ハウジングよりも高い剛性を
有する金属製の弁座部材により構成されるから、弁座の
耐久性を確保しつつ、弁ハウジングの軽量化と成形の容
易化とを図ることが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0039】(実施の形態1)図1、図2はこの発明に
よる電動弁の実施の形態1を示している。
【0040】電動弁は弁ハウジング1を有しており、弁
ハウジング1には、出入口ポート3、11、弁ポート
5、弁座7、弁室9が形成されている。
【0041】弁ハウジング1は弁支持孔13にて弁体1
5を軸線方向(弁リフト方向)に移動可能に支持してい
る。弁体15は、軸線方向移動によって弁座7に対して
離間し、先端の尖ったニードル弁部17にて弁座7に選
択的に着座し、弁ポート5を閉じる。
【0042】弁ハウジング1にはマウント部材19によ
ってステッピングモータ21が取り付けられている。ス
テッピングモータ21は、マウント部材19に固定され
たキャップ状のカバー23と、カバー23の外側に固定
されたステータコイル25と、カバー23内に上下動且
つ回転可能に設けられたロータ27とを有している。ロ
ータ27は、円筒状の永久磁石部29を有し、ステータ
コイル25との電磁作用により回転する。
【0043】弁体15は、角柱部15aにてロータ27
と回り止め係合し、止め金具31によってロータ27と
固定連結されている。
【0044】弁体15の中間部にはねじリード角が比較
的大きい第1の雄ねじ33が形成されている。第1の雄
ねじ33はスリーブ状のねじ部材35の中心貫通孔部分
に形成されたねじリード角が比較的大きい第1の雌ねじ
37と螺合している。
【0045】特許請求の範囲の記載で云う第1のねじ部
は、第1の雄ねじ33と第1の雌ねじ37よりなり、第
1の雄ねじ33と第1の雌ねじ37のねじリード角及び
ねじピッチは云うまでもなく同一であり、たとえば、ね
じピッチは0.75mm程度に設定され、ねじリード角
が大きいことによるねじ山高さが大きくなること、換言
すれば、ねじ部材35の外径寸法が大きくなることを避
けるために、第1の雄ねじ33と第1の雌ねじ37は何
れも2条ねじ等の多条ねじとして構成されている。
【0046】ねじ部材35の外周面部にはねじリード角
が比較的小さい第2の雄ねじ39が形成されている。第
2の雄ねじ39は弁ハウジング1に形成されたねじリー
ド角が比較的小さい第2の雌ねじ41と螺合している。
【0047】特許請求の範囲の記載で云う第2のねじ部
は、第2の雄ねじ39と第2の雌ねじ41よりなり、第
2の雄ねじ39と第2の雌ねじ41のねじリード角及び
ねじピッチは云うまでもなく同一であり、たとえば、ね
じピッチは0.5mm程度に設定されている。
【0048】ねじ部材35には凹溝43が形成され、ロ
ータ27には凹溝43に係合する突条45が形成されて
いる。凹溝43の溝幅Taは突条45の横幅Tbより大
きく設定されている(図2参照)。
【0049】これにより、ねじ部材35はロータ27に
対してTa−Tbにより決まる所定回転角のみ回転可能
に連結されている。ロータ27と弁体15とが一体連結
されているから、換言すれば、ねじ部材35は弁体15
に対してTa−Tbにより決まる所定回転角のみ回転可
能に連結されていることになる。
【0050】つぎに、上述の構成による電動弁の動作に
ついて説明する。
【0051】ステッピングモータ21のステータコイル
25が励磁されると、ロータ27が回転する。ロータ2
7の回転により、ロータ27の突条45の回転進み側の
面がねじ部材35の凹溝43の溝面に当たった状態で、
ロータ27、弁体15、ねじ部材35とが一体となって
回転する。
【0052】これにより、第2のねじ部をなす第2の雄
ねじ39と第2の雌ねじ41とのねじ係合関係により、
ロータ27、ねじ部材35、弁体15が回転しながら軸
線方向に移動し、ニードル弁部17と弁座7とで形成さ
れる弁開口部の面積を変化させる流量制御(開弁量制
御)が行われる。
【0053】第2の雄ねじ39と第2の雌ねじ41のね
じリード角は比較的小さい値に設定されているから、高
精度の開弁量制御が行われる。
【0054】閉弁動作により、弁体15のニードル弁部
17が弁座7に着座し、この後も、引き続きロータ27
を閉弁方向に回転させると、第1の雄ねじ33と第1の
雌ねじ37との軸線方向のがた付きがなくなるまで回転
し、ねじが締め込まれ、弁座7を軸線方向のストッパと
して回転が停止する。
【0055】上述のような状態より開弁する場合には、
ロータ27を閉弁時とは反対の方向に回転させる。第1
のねじ部(第1の雄ねじ33と第1の雌ねじ37)のほ
うが第2のねじ部(第2の雄ねじ39と第1の雌ねじ4
1)よりねじリードが大きいことから、第1のねじ部の
ほうが第2のねじ部に比してねじ山の食いつきが外れ易
い。このことにより、ロータ27が開弁方向に回転する
と、まず、弁体15がねじ部材35に対して所定回転角
範囲で回転する。
【0056】これにより、ねじリード角が比較的大きい
第1の雄ねじ33と第1の雌ねじ37のねじリード角に
応じて弁体15が開弁移動し、これと同時に比較的低ト
ルクで軽ねじの締め込みによる拘束が解除される。
【0057】この後は、ロータ27の回転により、ロー
タ27の突条45の回転進み側の面がねじ部材35の凹
溝43の溝面に当たった状態で、ロータ27、弁体1
5、ねじ部材35とが一体となって回転し、第2のねじ
部をなす第2の雄ねじ39と第2の雌ねじ41とのねじ
係合関係により、ロータ27、ねじ部材35、弁体15
が回転しながら軸線方向に移動し、ニードル弁部17と
弁座7とで形成される弁開口部の面積を変化させる流量
制御(開弁量制御)が行われる。
【0058】これらのことにより、高精度の開弁量制御
とねじ締め込み状態より閉弁するのに必要なトルクの軽
減とを両立でき、ロータ27の回転方向にストッパを設
ける必要もなくなる。
【0059】なお、ロータ27に突条45を形成し、ね
じ部材35に凹溝43を形成する代わりに、ロータ27
に凹溝を形成し、ねじ部材35に突条を形成してもよ
い。
【0060】(実施の形態2)図3、図4はこの発明に
よる電動弁の実施の形態2を示している。なお、図にお
いて、図1、図2に対応する部分は、図1、図2に付し
た符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0061】この実施の形態では、弁体15が、角柱部
15aによってロータ27との連結され第1の雄ねじ3
3を有する連結軸部材51と、弁座7に選択的に着座す
るニードル弁部17を含む弁部材53とに分割され、連
結軸部材51と弁部材53とが鋼球(球体)55による
自動調心機構によって接続されている。
【0062】この自動調心機構は、弁部材53のステム
部をがた有りで受け入れる筒状部57を連結軸部材51
に有し、筒状部57の底部と弁部材53のステム部先端
との間に鋼球55を収容し、弁部材53のフランジ54
と鋼球55との間に圧縮コイルばね59を挟まれ、圧縮
コイルばね59によりフランジ54をストッパリング6
1に押し付ける構造になっている。
【0063】尚、この圧縮コイルばね59のばね力は、
出入口ポート3から出入口ポート11に流体が流れるも
のとしてこの流体からニードル弁部17の受圧面が受け
る開弁方向の流体圧よりも大きく設定されている。
【0064】上述の構成による電動弁では、ステッピン
グモータ21のステータコイル25の励磁によるロータ
27の回転で閉弁動作が行われると、弁体15のニード
ル弁部17が弁座7に着座するまでの間には、図5及び
図6に示すように、ニードル弁部17の受圧面が流体か
ら受ける開弁方向の流体圧よりも大きいばね力に設定さ
れた圧縮コイルばね59の付勢力により、フランジ54
がストッパリング61に押し付けられることで、弁部材
53のステム部先端が鋼球55から離間している。
【0065】その後、弁体15がロータ27の回転でさ
らに閉弁動作されると、ニードル弁部17が弁座7に着
座して軸線方向に移動しない弁部材53に対して連結軸
部材51が、圧縮コイルばね59の付勢力に抗して弁座
7に向け軸線方向に単独で移動し、これにより、図7に
示すように、弁部材53のステム部先端から離間してい
た鋼球55が弁部材53のステム部先端に当接して、そ
れ以上の弁座7に向けた連結軸部材51の軸線方向への
移動が規制されて、完全に閉弁状態となる。
【0066】上述のような状態より開弁する場合には、
ロータ27を閉弁時とは反対の方向に回転させる。する
と、図7の状態から連結軸部材51が単独で、弁座7か
ら離間するよう軸線方向に移動し、これにより、圧縮コ
イルばね59の付勢力で鋼球55が連結軸部材51に押
し付けられつつこれに追従して弁座7から離間するよう
軸線方向に移動するのに対して、弁部材53は圧縮コイ
ルばね59の付勢力により、フランジ54がストッパリ
ング61に押し付けられて図6の状態となるまでの間、
ニードル弁部17が弁座7に着座したままの状態に維持
される。
【0067】そして、さらに開弁動作が続くと、ストッ
パリング61に係止された状態のフランジ54を介して
弁部材53が連結軸部材51に追従して弁座7から離間
するよう軸線方向に移動し、これにより、図5に示す完
全開弁状態とされる。
【0068】上述した一連の閉弁、開弁動作において
は、圧縮コイルばね59のばね力が、流体からニードル
弁部17の受圧面が受ける開弁方向の流体圧よりも大き
く設定されていることから、弁座7とこれに着座したニ
ードル弁部17との間に隙間ができて流体の漏れが生じ
るのが確実に防止される。
【0069】尚、上述した閉弁動作の際、ステータコイ
ル25の励磁は完全閉弁状態となると同時に直ぐ停止さ
れるものではなく、実際には、完全閉弁状態となった後
にも多少励磁され続け、その結果、ロータ27から連結
軸部材51に伝わる回転力が連結軸部材51の軸線方向
への移動の規制により、第1のねじ部(第1の雄ねじ3
3と第1の雌ねじ37)を介してねじ部材35に反対方
向の回転力として伝わって、ねじ部材35が弁座7から
離間するよう軸線方向に多少移動することとなる。
【0070】しかし、ねじ部材35が弁座7から離間す
るよう軸線方向に多少移動したとしても、連結軸部材5
1が弁座7から離間するよう軸線方向に移動するわけで
はないので、圧縮コイルばね59のばね力によりニード
ル弁部17が弁座7に完全に着座し続けて、流体の漏れ
が生じるような隙間は弁座7とニードル弁部17との間
に発生することはない。
【0071】また、上述の自動調心機構により、連結軸
部材51が弁支持孔13により与えられる弁リフト軸線
に対して傾いていても、弁部材53が弁支持孔13より
支持されて移動する直進性が補償され、こじれを生じる
ことなく開閉弁動作する。
【0072】また、弁ハウジング1は、ポリアミド樹脂
(PA)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリイミド
(PI)等の合成樹脂により、或は、黄銅等の比較的軽
量な材料により構成され、弁座7は、弁ハウジング1と
は別部品で、少なくとも弁ハウジング1よりも高い剛性
を有する、例えばステンレス等の金属製の弁座部材63
により構成されている。
【0073】これにより、弁ハウジング1の軽量化、成
形の容易化と弁座7の耐久性とが両立する。
【0074】なお、この実施の形態では、ねじ部材35
に突条45が形成され、ロータ27に凹溝43が形成さ
れ、凹凸係合が逆になっているが、この係合部の作用は
実施の形態1の場合と同じである。
【0075】上述のこと以外は、実施の形態1のものと
同じ構成であるから、この実施の形態2でも実施の形態
1における場合と同様の効果が得られる。
【0076】そして、当然のことであるが、ロータ27
に凹溝43を形成し、ねじ部材35に突条45を形成す
る代わりに、ロータ27に突条を形成し、ねじ部材35
に凹溝を形成してもよい。
【0077】(実施の形態3)図8、図9はこの発明に
よる電動弁の実施の形態3を示している。なお、図にお
いて、図1〜図4に対応する部分は、図1〜図4に付し
た符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0078】弁体15は連結軸部材51にてロータ27
と一体連結されており、弁体15、詳しくは連結軸部材
51の中間部にはねじリード角が比較的小さい第4の雄
ねじ71が形成されている。第4の雄ねじ71はスリー
ブ状のねじ部材73の中心貫通孔部分に形成されたねじ
リード角が比較的小さい第4の雌ねじ75と螺合してい
る。
【0079】特許請求の範囲の記載で云う第4のねじ部
は、第4の雄ねじ71と第4の雌ねじ75よりなり、第
4の雄ねじ71と第4の雌ねじ75のねじリード角及び
ねじピッチは云うまでもなく同一であり、たとえば、ね
じピッチは0.5mm程度に設定されている。なお、第
4のねじ部は実施の形態1、2における第2のねじ部と
等価のものである。
【0080】ねじ部材73の外周面部にはねじピッチが
比較的大きい第3の雄ねじ77が形成されている。第3
の雄ねじ77は弁ハウジング1に形成されたねじピッチ
が比較的大きい第3の雌ねじ79と螺合している。
【0081】特許請求の範囲の記載で云う第3のねじ部
は、第3の雄ねじ77と第3の雌ねじ79よりなり、第
3の雄ねじ77と第3の雌ねじ79のねじリード角及び
ねじピッチは云うまでもなく同一であり、たとえば、ね
じピッチは0.75mm程度に設定され、ねじリード角
が大きいことによるねじ山高さが大きくなること、換言
すれば、ねじ部材73の外径寸法が大きくなることを避
けるために、第3の雄ねじ77と第3の雌ねじ79は何
れも2条ねじ等の多条ねじとして構成されている。な
お、第3のねじ部は実施の形態1、2における第1のね
じ部と等価のものである。
【0082】弁ハウジング1の上端部には係合片81を
有するストッパリング83が嵌合され、ねじ部材73に
は係合片81が係合する凹溝85が形成されている。凹
溝85の溝幅Tcは係合片81の横幅Tdより大きく設
定されている(図9参照)。
【0083】これにより、ねじ部材73は弁ハウジング
1に対してTc−Tdにより決まる所定回転角のみ回転
可能に連結されている。
【0084】つぎに、上述の構成による電動弁の動作に
ついて説明する。
【0085】ステッピングモータ21のステータコイル
25が励磁されると、ロータ27が回転する。ロータ2
7の回転により、ねじ部材73の凹溝85の回転進み側
の面がストッパリング83の係合片81に当接してねじ
部材73が弁ハウジング1に対して回り止めされた状態
で、ロータ27と弁体15との連結体が回転する。
【0086】これにより、第4のねじ部をなす第4の雄
ねじ71と第4の雌ねじ75とのねじ係合関係により、
ロータ27と弁体15が回転しながら軸線方向に移動
し、ニードル弁部17と弁座7とで形成される弁開口部
の面積を変化させる流量制御(開弁量制御)が行われ
る。
【0087】第4の雄ねじ71と第4の雌ねじ75のね
じリード角は比較的小さい値に設定されているから、高
精度の開弁量制御が行われる。
【0088】閉弁動作により、弁体15のニードル弁部
17が弁座7に着座し、この後も、引き続きロータ27
を閉弁方向に回転させると、ニードル弁部17が弁座7
に着座して軸線方向に移動しない弁部材53に対して連
結軸部材51が、圧縮コイルばね59の付勢力に抗して
弁座7に向け軸線方向に単独で移動し、やがて、鋼球5
5が弁部材53のステム部先端に当接して、それ以上の
弁座7に向けた連結軸部材51の軸線方向への移動が規
制されて、第3の雄ねじ77と第3の雌ねじ79との軸
線方向のがた付きがなくなるまで回転され、ねじが締め
込まれて、弁座7を軸線方向のストッパとして回転が停
止する。
【0089】上述のような状態より開弁する場合には、
ロータ27を閉弁時とは反対の方向に回転させる。第3
のねじ部(第3の雄ねじ77と第3の雌ねじ79)のほ
うが第4のねじ部(第4の雄ねじ71と第4の雌ねじ7
5)よりねじリード角が大きいことから、第3のねじ部
のほうが第4のねじ部に比してねじ山の食いつきが外れ
易い。このことにより、ロータ27が開弁方向に回転す
ると、まず、連結軸部材51が単独で弁座7から離間す
るよう軸線方向に移動して、弁部材53のフランジ54
がストッパリング61に係止された状態となり、その後
は、弁体15とねじ部材73とが一体となって弁ハウジ
ング1に対して所定回転角範囲で回転する。
【0090】これにより、ねじリード角が比較的大きい
第3の雄ねじ77と第3の雌ねじ79のねじリード角に
応じて弁体15が開弁移動し、これと同時に比較的低ト
ルクで軽ねじの締め込みによる拘束が解除される。
【0091】この後は、ロータ27の回転により、ねじ
部材73の凹溝85の回転進み側の面がストッパリング
83の係合片81に当接してねじ部材73が弁ハウジン
グ1に対して回り止めされた状態で、ロータ27と弁体
15との連結体が回転し、第4のねじ部をなす第4の雄
ねじ71と第4の雌ねじ75とのねじ係合関係により、
ロータ27と弁体15が回転しながら軸線方向に移動
し、ニードル弁部17と弁座7とで形成される弁開口部
の面積を変化させる流量制御(開弁量制御)が行われ
る。
【0092】従って、この実施の形態でも、高精度の開
弁量制御とねじ締め込み状態より閉弁するのに必要なト
ルクの軽減とを両立でき、ロータ27の回転方向にスト
ッパを設ける必要もなくなる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1に記載の発明による電動弁によれば、電動機のロータ
の回転をねじ機構により変換した軸線方向の動きにより
弁体を軸線方向に移動させることで、当該弁体を弁ハウ
ジングに設けられた弁座に対して接触離間させる電動弁
において、前記弁体が前記ロータに連結されており、前
記ねじ機構が、第1のねじ部を介して前記弁体に螺着さ
れたねじ部材と、該ねじ部材の前記ロータに対する回転
可能範囲を所定角度に規制する回転規制部とを有してお
り、前記ねじ部材が、前記弁ハウジングに対して第2の
ねじ部を介して螺着されており、前記第1のねじ部が前
記第2のねじ部よりも大きいねじリード角で構成されて
いるものとした。
【0094】このため、第1のねじ部が第2のねじ部よ
りもねじリード角が大きいことから、ねじが締め込まれ
ている閉弁状態から開弁するときに、第2のねじ部にお
ける弁ハウジングに対するねじ部材の螺動の方が、第1
のねじ部におけるねじ部材に対する弁体の螺動よりも大
きいトルクを必要とし、換言すれば、第2のねじ部にお
ける螺動の方が第1のねじ部における螺動よりもねじの
食いつきが起こり易いことになる。
【0095】ところで、ロータの回転によりロータとこ
のロータに連結された弁体とが回転すると、ロータに対
する回転角度が回転規制部により規制されるねじ部材
が、所定角度の範囲内であればロータに対して回転する
ことができ、その上、ロータと連結された弁体を第1の
ねじ部においてねじ部材に対して螺動させる方が、ねじ
部材を第2のねじ部において弁ハウジングに対して螺動
させるよりも、小さいトルクで済む分だけ容易であるこ
とから、当初の段階では、最大で所定角度までは、第1
のねじ部において弁体がねじ部材に対して螺動して、第
1のねじ部のねじリード角に応じた量だけ、弁体がロー
タと共に弁体の軸線方向に移動することになる。
【0096】そして、ロータが最大所定角度回転して、
ロータに対するねじ部材の回転が回転規制部により規制
されると、その後は、ロータが回転することで、ロータ
に連結された弁体のみならず、ロータに対する回転が回
転規制部により規制されたねじ部材まで、ロータと一緒
に回転するようになり、その際には、回転規制部の規制
により第1のねじ部における弁体のねじ部材に対する螺
動は起こらず、その代わりに、ロータや弁体と共に回転
するねじ部材が第2のねじ部において弁ハウジングに対
して螺動して、第2のねじ部のねじリード角に応じた量
だけ、弁体がロータやねじ部材と共に弁体の軸線方向に
移動することになる。
【0097】よって、弁体が弁座に接触した閉弁状態か
ら、弁体を弁座から離間させて開弁させるためにロータ
を回転させると、その当初の間は、第2のねじ部よりも
ねじリード角が大きい第1のねじ部における弁体のねじ
部材に対する螺動に伴い、軸線方向における相対位置が
弁ハウジングに対して変化しないねじ部材に対して、弁
体が軸線方向において相対移動し、この相対移動によ
り、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から大きいス
トロークで軸線方向に離間する。
【0098】また、その後は、第1のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第2のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、軸線方向における相対位
置が弁体に対して変化しないねじ部材が、弁ハウジング
に対して軸線方向において相対移動し、この相対移動に
より、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から小さい
ストロークで軸線方向に離間する。
【0099】反対に、弁体が弁座から離間した開弁状態
から、弁体を弁座に接触、着座させて閉弁させるために
ロータを回転させると、その当初の間は、第2のねじ部
よりもねじリード角が大きい第1のねじ部におけるねじ
部材の弁体に対する螺動に伴い、ロータの回転角度に対
して弁体が弁座に向けて大きいストロークで軸線方向に
接近する。
【0100】また、その後は、第1のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第2のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、ロータの回転角度に対し
て弁体が弁座に向けて小さいストロークで軸線方向に接
近する。
【0101】このため、閉弁動作においては弁体が弁座
に接触する時点でのロータの回転角度に対する弁リフト
量を小さく設定して、閉弁時における電動機の必要トル
クを小さく抑え、かつ、開弁動作においては弁体が弁座
から離間し始める時点でのロータの回転角度に対する弁
リフト量を大きく設定して、高精度の開弁量制御を行う
ことができ、ロータの回転方向にストッパを設ける必要
もなくなる。
【0102】請求項2に記載の発明による電動弁は、前
記第1のねじ部が多条ねじであるものとしたので、第1
のねじ部のねじリードが大きくてもねじ山高さを小さく
でき、弁体の外径寸法が大きくなることを避けることが
できる。
【0103】請求項3に記載の発明による電動弁によれ
ば、電動機のロータの回転をねじ機構により変換した軸
線方向の動きにより弁体を軸線方向に移動させること
で、当該弁体を弁ハウジングに設けられた弁座に対して
接触離間させる電動弁において、前記弁体は前記ロータ
に連結されており、前記ねじ機構が、第3のねじ部を介
して前記弁ハウジングに螺着されたねじ部材と、該ねじ
部材の前記弁ハウジングに対する螺動可能範囲を所定角
度に規制する螺動規制部とを有しており、前記ねじ部材
が、前記弁体に対して第4のねじ部を介して螺着されて
おり、前記第3のねじ部が前記第4のねじ部よりも大き
いねじリード角で構成されているものとした。
【0104】このため、第3のねじ部よりも第4のねじ
部の方がねじリード角が小さいことから、ねじが締め込
まれている閉弁状態から開弁するときに、第4のねじ部
におけるねじ部材に対する弁体の螺動の方が、第3のね
じ部における弁ハウジングに対するねじ部材の螺動より
も大きいトルクを必要とし、換言すれば、第4のねじ部
における螺動の方が第3のねじ部における螺動よりもね
じの食いつきが起こり易いことになる。
【0105】ところで、ロータの回転によりロータとこ
のロータに連結された弁体とが回転すると、弁ハウジン
グに対する螺動角度が螺動規制部により規制されるねじ
部材が、所定角度の範囲内であれば弁ハウジングに対し
て螺動することができ、その上、ロータと連結された弁
体を第3のねじ部においてねじ部材に対して螺動させる
方が、ねじ部材を第4のねじ部において弁ハウジングに
対して螺動させるよりも、小さいトルクで済む分だけ容
易であることから、当初の段階では、最大で所定角度ま
では、第3のねじ部においてねじ部材が弁ハウジングに
対して螺動して、第3のねじ部のねじリード角に応じた
量だけ、弁体がロータやねじ部材と共に弁体の軸線方向
に移動することになる。
【0106】そして、ロータが最大所定角度回転して、
第3のねじ部における弁ハウジングに対するねじ部材の
螺動が螺動規制部により規制されると、その後は、ロー
タが回転することで、ロータに連結された弁体のみがロ
ータと一緒に回転するようになり、その際には、螺動規
制部の規制により第3のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動は起こらず、その代わりに、弁体
が第4のねじ部においてねじ部材に対して螺動して、第
4のねじ部のねじリード角に応じた量だけ、弁体がロー
タと共に弁体の軸線方向に移動することになる。
【0107】よって、弁体が弁座に接触した閉弁状態か
ら、弁体を弁座から離間させて開弁させるためにロータ
を回転させると、その当初の間は、第4のねじ部よりも
ねじリード角が大きい第3のねじ部におけるねじ部材の
弁ハウジングに対する螺動に伴い、軸線方向における相
対位置が弁体に対して変化しないねじ部材が、弁ハウジ
ングに対して軸線方向において相対移動し、この相対移
動により、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から大
きいストロークで軸線方向に離間する。
【0108】また、その後は、第3のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第4のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、軸線方向における相対位
置が弁ハウジングに対して変化しないねじ部材に対し
て、弁体が軸線方向において相対移動し、この相対移動
により、ロータの回転角度に対して弁体が弁座から小さ
いストロークで軸線方向に離間する。
【0109】反対に、弁体が弁座から離間した開弁状態
から、弁体を弁座に接触、着座させて閉弁させるために
ロータを回転させると、その当初の間は、第4のねじ部
よりもねじリード角が大きい第3のねじ部におけるねじ
部材の弁ハウジングに対する螺動に伴い、ロータの回転
角度に対して弁体が弁座に向けて大きいストロークで軸
線方向に接近する。
【0110】また、その後は、第3のねじ部よりもねじ
リード角が小さい第4のねじ部におけるねじ部材の弁ハ
ウジングに対する螺動に伴い、ロータの回転角度に対し
て弁体が弁座に向けて小さいストロークで軸線方向に接
近する。
【0111】このため、閉弁動作においては弁体が弁座
に接触する時点でのロータの回転角度に対する弁リフト
量を小さく設定して、閉弁時における電動機の必要トル
クを小さく抑え、かつ、開弁動作においては弁体が弁座
から離間し始める時点でのロータの回転角度に対する弁
リフト量を大きく設定して、高精度の開弁量制御を行う
ことができ、ロータの回転方向にストッパを設ける必要
もなくなる。
【0112】請求項4に記載の発明による電動弁によれ
ば、前記第3のねじ部が多条ねじであるから、第3のね
じ部のねじリード角が大きくてもねじ山高さを小さくで
き、ねじ部材の外径寸法が大きくなることを避けること
ができる。
【0113】請求項5に記載の発明による電動弁によれ
ば、前記弁体が、前記ロータに連結される連結軸部材
と、前記弁座に対して接触離間する弁部材と、該弁部材
を前記連結軸部材に対して前記弁体の軸線方向に移動可
能に連結する連結機構とを有しているものとした。
【0114】このため、ロータに連結される連結軸部材
や弁座に対して接触離間する弁部材と共に弁体を構成す
る連結機構が、弁部材を連結軸部材に対して弁体の軸線
方向に移動可能に連結することから、閉弁状態の弁体を
開弁させる際、弁部材を弁座から離間させるために要す
るトルクが大きくても、開弁動作に伴う電動機の少なく
とも動作開始の段階では、弁部材に対して弁体の軸線方
向に移動可能に連結された連結軸部材にのみ、弁座から
離間する方向に移動するためのトルクだけを付与させれ
ば済むことになる。
【0115】したがって、開弁動作に伴う電動機の動作
開始の段階において、電動機に大きなトルクを発生させ
るような負荷を負わせずに済ませ、換言すれば、開弁動
作の開始に要する電動機の発生トルクを軽減させること
ができる。
【0116】請求項6に記載の発明による電動弁によれ
ば、前記連結機構が、前記連結軸部材と前記弁部材とに
各々接触する調心用球体を有しており、該球体により前
記弁部材が、前記弁座の中心軸上に求心されるように、
前記ロータの回転軸上に求心された前記連結軸部材に対
して調心されるものとした。
【0117】このため、連結機構の調心用球体に対する
連結軸部材や弁部材の接触箇所を変位させることで、ロ
ータの回転軸上に求心された連結軸部材に対して弁部材
を、この弁部材が弁座の中心軸上に求心されるように調
心させることから、弁座の中心軸に対して連結軸部材の
軸線が傾いていても、弁部材の弁座に対する直進性を容
易に補償することができる。
【0118】請求項7に記載の発明による電動弁によれ
ば、前記連結機構が、前記連結軸部材と前記弁部材とを
前記軸線方向に離間させる方向に付勢する付勢手段を有
しており、該付勢手段の付勢力は、前記弁体により開閉
される前記弁座の弁ポートを通過する流体から前記弁体
が受ける開弁方向の流体圧よりも大きい値に設定されて
いるものとした。
【0119】このため、弁座の弁ポートを通過する流体
から弁体が受ける開弁方向の流体圧より大きい付勢手段
の付勢力が、連結軸部材から離間して弁座に接触する方
向に弁部材に作用することから、弁座とニードル弁部と
の間に隙間ができて流体の漏れが生じるのが確実に防止
され、よって、開弁動作に伴う電動機の動作開始時点の
必要トルクを下げるために、弁部材を連結機構によって
連結軸部材に対して弁体の軸線方向に移動可能に連結す
る構成を採用したとしても、厳密な閉弁状態を保証する
ことができる。
【0120】請求項8に記載の発明による電動弁によれ
ば、前記弁座が、少なくとも前記弁ハウジングよりも高
い剛性を有する金属製の弁座部材により構成されている
ものとしたので、弁座の耐久性を確保しつつ、弁ハウジ
ングの軽量化と成形の容易化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電動弁の実施の形態1を示す断
面図である。
【図2】この発明による電動弁の実施の形態1のロータ
とねじ部材との係合部を示す斜視図である。
【図3】この発明による電動弁の実施の形態2を示す断
面図である。
【図4】この発明による電動弁の実施の形態2のロータ
とねじ部材との係合部を示す斜視図である。
【図5】図3の電動弁の完全開弁状態を示す要部拡大断
面図である。
【図6】図3の電動弁の完全開弁状態と完全閉弁状態と
の中間状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】図3の電動弁の完全閉弁状態を示す要部拡大断
面図である。
【図8】この発明による電動弁の実施の形態3を示す断
面図である。
【図9】この発明による電動弁の実施の形態3の弁ハウ
ジングとねじ部材との係合部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 弁ハウジング 7 弁座 15 弁体 21 ステッピングモータ 25 ステータコイル 27 ロータ 33 第1の雄ねじ 35 ねじ部材 37 第1の雌ねじ 39 第2の雄ねじ 41 第2の雌ねじ 43 凹溝 45 突条 51 連結軸部材 53 弁部材 55 鋼球 63 弁座部材 71 第4の雄ねじ 73 ねじ部材 75 第4の雌ねじ 77 第3の雄ねじ 79 第3の雌ねじ 81 係合片 83 ストッパリング 85 凹溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機のロータの回転をねじ機構により
    変換した軸線方向の動きにより弁体を軸線方向に移動さ
    せることで、当該弁体を弁ハウジングに設けられた弁座
    に対して接触離間させる電動弁において、 前記弁体は前記ロータに連結されており、 前記ねじ機構は、第1のねじ部を介して前記弁体に螺着
    されたねじ部材と、該ねじ部材の前記ロータに対する回
    転可能範囲を所定角度に規制する回転規制部とを有して
    おり、 前記ねじ部材は、前記弁ハウジングに対して第2のねじ
    部を介して螺着されており、 前記第1のねじ部は前記第2のねじ部よりも大きいねじ
    リード角で構成されている、 ことを特徴とする電動弁。
  2. 【請求項2】 前記第1のねじ部は多条ねじであること
    を特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 【請求項3】 電動機のロータの回転をねじ機構により
    変換した軸線方向の動きにより弁体を軸線方向に移動さ
    せることで、当該弁体を弁ハウジングに設けられた弁座
    に対して接触離間させる電動弁において、 前記弁体は前記ロータに連結されており、 前記ねじ機構は、第3のねじ部を介して前記弁ハウジン
    グに螺着されたねじ部材と、該ねじ部材の前記弁ハウジ
    ングに対する螺動可能範囲を所定角度に規制する螺動規
    制部とを有しており、 前記ねじ部材は、前記弁体に対して第4のねじ部を介し
    て螺着されており、 前記第3のねじ部は前記第4のねじ部よりも大きいねじ
    リード角で構成されている、 ことを特徴とする電動弁。
  4. 【請求項4】 前記第3のねじ部は多条ねじであること
    を特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 【請求項5】 前記弁体は、前記ロータに連結される連
    結軸部材と、前記弁座に対して接触離間する弁部材と、
    該弁部材を前記連結軸部材に対して前記弁体の軸線方向
    に移動可能に連結する連結機構とを有していることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4に記載の電動弁。
  6. 【請求項6】 前記連結機構は、前記連結軸部材と前記
    弁部材とに各々接触する調心用球体を有しており、該球
    体により前記弁部材が、前記弁座の中心軸上に求心され
    るように、前記ロータの回転軸上に求心された前記連結
    軸部材に対して調心されることを特徴とする請求項5に
    記載の電動弁。
  7. 【請求項7】 前記連結機構は、前記連結軸部材と前記
    弁部材とを前記軸線方向に離間させる方向に付勢する付
    勢手段を有しており、該付勢手段の付勢力は、前記弁体
    により開閉される前記弁座の弁ポートを通過する流体か
    ら前記弁体が受ける開弁方向の流体圧よりも大きい値に
    設定されていることを特徴とする請求項5又は6に記載
    の電動弁。
  8. 【請求項8】 前記弁座は、少なくとも前記弁ハウジン
    グよりも高い剛性を有する金属製の弁座部材により構成
    されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6又は7に記載の電動弁。
JP10355593A 1998-12-15 1998-12-15 電動弁 Withdrawn JP2000179731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355593A JP2000179731A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 電動弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355593A JP2000179731A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 電動弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179731A true JP2000179731A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18444780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10355593A Withdrawn JP2000179731A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 電動弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000179731A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003148642A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
JP2003329157A (ja) * 2002-05-15 2003-11-19 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
JP2005325888A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Fuji Koki Corp 電動弁
KR20130018162A (ko) * 2011-08-12 2013-02-20 가부시키가이샤 기츠 액추에이터 부착 회전 밸브와 이 회전 밸브의 액추에이터
JP2013104447A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Kitz Corp アクチュエータ付き回転弁
WO2015002063A1 (ja) * 2013-07-02 2015-01-08 愛三工業株式会社 流量制御弁及び流量制御弁を備えた蒸発燃料処理装置
CN104791544A (zh) * 2014-01-20 2015-07-22 浙江三花股份有限公司 一种直动式电动阀及其装配方法
JP2018025302A (ja) * 2014-01-20 2018-02-15 浙江三花制冷集団有限公司 直動式電動弁及びその実装方法
CN110030487A (zh) * 2019-04-12 2019-07-19 宁波星箭航天机械有限公司 气体存储装置及其气体阀
JP7479323B2 (ja) 2021-03-26 2024-05-08 株式会社鷺宮製作所 スライド式切換弁

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003148642A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
JP2003329157A (ja) * 2002-05-15 2003-11-19 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
JP2005325888A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Fuji Koki Corp 電動弁
KR20130018162A (ko) * 2011-08-12 2013-02-20 가부시키가이샤 기츠 액추에이터 부착 회전 밸브와 이 회전 밸브의 액추에이터
JP2013104447A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Kitz Corp アクチュエータ付き回転弁
US9803593B2 (en) 2013-07-02 2017-10-31 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Flow rate control valve and fuel vapor processing apparatus including the same
WO2015002063A1 (ja) * 2013-07-02 2015-01-08 愛三工業株式会社 流量制御弁及び流量制御弁を備えた蒸発燃料処理装置
JP5996799B2 (ja) * 2013-07-02 2016-09-21 愛三工業株式会社 流量制御弁及び流量制御弁を備えた蒸発燃料処理装置
CN104791544A (zh) * 2014-01-20 2015-07-22 浙江三花股份有限公司 一种直动式电动阀及其装配方法
JP2018025302A (ja) * 2014-01-20 2018-02-15 浙江三花制冷集団有限公司 直動式電動弁及びその実装方法
US10352467B2 (en) 2014-01-20 2019-07-16 Zhejiang Sanhua Climate And Appliance Controls Group Co., Ltd Direct-action-type electrically-operated valve and assembly method therefor
CN110030487A (zh) * 2019-04-12 2019-07-19 宁波星箭航天机械有限公司 气体存储装置及其气体阀
CN110030487B (zh) * 2019-04-12 2024-01-19 星箭科技股份有限公司 气体存储装置及其气体阀
JP7479323B2 (ja) 2021-03-26 2024-05-08 株式会社鷺宮製作所 スライド式切換弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4781010B2 (ja) 電動弁
JP2898906B2 (ja) 電動流量制御弁
JP2000179731A (ja) 電動弁
WO2019179516A1 (zh) 电子膨胀阀
JP2006316835A (ja) 電動式コントロールバルブ
JP2001004051A (ja) バルブ駆動装置
WO2019179518A1 (zh) 电子膨胀阀
JPH1130356A (ja) アクチュエータ
JP2000018413A (ja) 電動式コントロールバルブ
JP2005048779A (ja) コントロールバルブ
JP2006153204A (ja) ニードルバルブ
JP2000291817A (ja) 流量制御装置
JPH1130354A (ja) 電動弁
JP2000249233A (ja) 流量調整式ニードル弁
JP2002228035A (ja) 電動流量制御弁
JP3571938B2 (ja) モータおよび流体の流量制御装置
JPH08145220A (ja) 電動式流量制御弁の制御方法
JP2000356278A (ja) 電動流量制御弁
JP2000266194A (ja) 二段式電動膨張弁
JPH0422231Y2 (ja)
JP3620816B2 (ja) フリクション機構付きモータおよびこのモータを用いた流体の流量制御装置
JPH10227369A (ja) 電動流量制御弁
JP2006342891A (ja) 1回転電動弁
JP2003222260A (ja) 電動式制御弁
JP2003314724A (ja) 流量制御弁

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307