JP2002039405A - 電動切換弁 - Google Patents

電動切換弁

Info

Publication number
JP2002039405A
JP2002039405A JP2000217328A JP2000217328A JP2002039405A JP 2002039405 A JP2002039405 A JP 2002039405A JP 2000217328 A JP2000217328 A JP 2000217328A JP 2000217328 A JP2000217328 A JP 2000217328A JP 2002039405 A JP2002039405 A JP 2002039405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
rotor
rotary
seat member
switching valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000217328A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Sato
雅也 佐藤
Kenichi Nomura
健一 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2000217328A priority Critical patent/JP2002039405A/ja
Publication of JP2002039405A publication Critical patent/JP2002039405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低減できるとともに、騒音がほと
んど発生せず、かつ、比較的簡素な構成で、装置コス
ト、製造コストを低く抑えることのでき、流出口に対す
る弁体のシール性を一層向上できる電動切換弁を提供す
る。 【解決手段】 キャン11と、このキャン11の外周に
取り付けられたステータ13及び前記キャン11の内周
に配在されたロータ17等からなるステッピングモータ
12と、前記ロータ12の内周側にそれと一体回動可能
に設けられた回転弁体20と、この回転弁体20の一端
面側に対向配置された弁シート部材30と、を有し、前
記弁シート部材30のシート面30aに複数本の流出口
32、33が開口せしめられ、前記回転弁体20に、前
記シート面30aに摺接しながら回転せしめられるとと
もに、その回転停止位置に応じて前記複数本の流出口3
2、33を選択的に閉じる閉成用弁部21が設けられ、
前記ロータ17と前記回転弁体20との間に、前記閉成
用弁部21を前記シート面30aに直接押圧する付勢部
材としの圧縮コイルばね25が介装されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路の切り換えを
行う切換弁に係り、特に、空調機や冷蔵庫等の冷媒循環
系に組み込んで使用するのに好適な、ステッピングモー
タを用いた電動切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、1本の流路Aを流れる流体を2
本の流路B及び流路Cのいずれかに任意に切り換えて流
すようにする場合、通常、流路Aと流路B、Cとの間に
三方切換弁を介装する。
【0003】具体的には、例えば、冷蔵庫においては、
圧縮機からの冷媒が導入される流路Aと、冷媒を冷凍室
側のエバポレータに導く流路Bと、冷媒を冷蔵室側のエ
バポレータに導く流路Cと、の間に、三方切換弁が介装
され、流路Aに導入された冷媒は、三方切換弁により流
路Bと流路Cのいずれか一方のみに択一的に流される。
つまり、前記三方切換弁においては、流路A(流入口)
は常時開かれ、流路B(第1の流出口)が開けられてい
るときは、流路C(第2の流出口)が閉じられ、逆に、
流路Bが閉じられているときは、流路Cが開けられる。
従来、前記三方切換弁としては、電磁式の開閉弁を2個
組み合わせたものを用いることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁式の三方切換弁は、少なくとも、2本の流出口のう
ちの一方を開けている期間は、それに備えられるソレノ
イドを通電励磁しておかなければならないので、消費電
力が大きいという問題があった。また、流路切換時に
は、金属製の弁体(スプール等)が勢い良く弁座(弁ケ
ース等)に衝突して停止せしめられる構造となっている
ので、大きな騒音が発生するという問題等もあった。
【0005】上記した如くの問題を解消できる切換弁と
して、弁シート部材のシート面(弁座)に1本の流入口
と複数本の流出口を開口させるとともに、弁体(弁部)
を付勢手段(押圧ばね)により前記シート面に押し付け
ながらステッピングモータにより回転させて、前記複数
本の流出口を択一的に開閉するようにしたものが考えら
れる。
【0006】このように、ステッピングモータにより弁
体をシート面に摺接させながら回転させるようにした電
動切換弁では、ステッピングモータを用いたことで、弁
体を正確に所要の角度だけ回転させることができるとと
もに、起動、停止、逆転の応答性がよくなり、しかも、
停止時に高い保持トルクを持つことから、切り換え時以
外は、通電することを要さない。そのため、消費電力を
従来の電磁式のもの等に比して大幅に抑えることがで
き、また、オープンループ制御を行えるので、回転位置
を検出するセンサ類が必要なフィードバック制御を行う
場合に比して、トータルシステムが簡素となり、調整、
保守、点検等が容易となる、といった効果が期待でき
る。
【0007】かかる効果に加えて、上記ステッピングモ
ータを用いた電動切換弁では、前記流出口に対する弁体
のシール性をより向上させることが要望されている。本
発明は、かかる要望に応えるべくなされたもので、その
目的とするところは、ステッピングモータにより弁体を
シート面に摺接させながら回転させるようにして、消費
電力を低減できるとともに、騒音がほとんど発生せず、
かつ、部品点数を削減して、装置コスト、製造コストを
低く抑えることのでき、しかも、流出口に対する弁体の
シール性を効果的に向上できるようにされた電動切換弁
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る電動流量調整弁は、基本的には、キャ
ンと、このキャンの外周に取り付けられたステータ及び
前記キャンの内周に配在されたロータ等からなるステッ
ピングモータと、前記ロータの内周側に該ロータと一体
回動可能に配在された回転弁体と、該回転弁体の一端側
に対向配置された弁シート部材と、を有し、前記弁シー
ト部材のシート面に複数本の流出口が開口せしめられ、
前記回転弁体に、前記シート面に摺接しながら回転せし
められるとともに、その回転停止位置に応じて前記複数
本の流出口を選択的に閉じる閉成用弁部が設けられてな
る。
【0009】そして、前記ロータと前記回転弁体との間
に、前記閉成用弁部を前記シート面に直接押圧する圧縮
コイルばね等の付勢部材が介装されていることを特徴と
している。本発明の好ましい態様では、前記ロータもし
くは該ロータに一体回動可能に連結された弁ホルダと、
前記回転弁体と、の少なくとも一方に、前記付勢部材を
緩く内嵌し得る筒状部が設けられるか、あるいは、前記
付勢部材を緩く外嵌し得る凸状部が設けられる。
【0010】前記のように、前記ロータと前記回転弁体
との間に圧縮コイルばね等の付勢部材を介装して、閉成
用弁部をシート面に直接押圧するようにしたことによ
り、ロータ(の回転軸線)の振れが前記付勢部材により
吸収されて前記回転弁体には伝わり難くされるで、流出
口に対する弁体(閉成用弁部)のシール性が一層向上す
る。
【0011】また、前記のように圧縮コイルばね等の付
勢部材が内嵌あるいは外嵌される筒状部あるいは凸状部
が設けられることにより、前記付勢部材の偏心、位置ず
れ等が効果的に防止される。なお、前記回転弁体(前記
閉成用弁部)に対する前記圧縮コイルばね等の付勢部材
の押圧位置は、内周側、外周側のいずれでもよいが、外
周側ほど、言い換えれば、圧縮コイルばね等の外径が大
きいほど、回転弁体の不所望な挙動(振れ、浮き上がり
等)を効果的に抑えられる。
【0012】他の好ましい態様では、前記弁シート部材
に1本の流入口と2本の流出口が設けられるとともに、
それらの流入口及び流出口の一端側に、それぞれ流体導
入管及び流体導出管が直接内嵌接合され、より好ましい
態様では、前記弁シート部材の底面側に、前記流体導入
管及び流体導出管が直接内嵌接合されるか、あるいは、
前記弁シート部材の周面側に、前記流体導入管及び又は
流体導出管が直接内嵌接合される。また、前記弁シート
部材に前記キャンの一端部が密封接合され、前記弁シー
ト部材と前記キャンとの間に弁室が形成される。
【0013】以上の態様では、弁シート部材周りが簡素
となるとともに、部品点数及び組立て時の工数が削減さ
れ、コスト低減が図られ、さらに、設置場所の制約が少
なくなるとともに、配管系の引き廻し自由度等も向上す
る。上記以外の好ましい態様の幾つかを以下に挙げる。 ・前記ロータ又は前記弁ホルダに、前記回転弁体を遊び
間隙を介して一体回動可能に嵌合する。
【0014】・前記ロータ又は前記弁ホルダと、前記回
転弁体と、のいずれか一方に、嵌合凸部を突設するとと
もに、他方に前記嵌合凸部が遊嵌される嵌合凹部を形成
する。以上の2態様では、ロータや弁ホルダの振れが前
記遊び間隙により吸収されるので、弁体のシール性が一
層向上する。
【0015】・前記弁シート部材の中央に、前記ロー
タ、前記弁ホルダ、前記回転弁体等の回転部分が回動自
在に外嵌される回転支軸を垂設する。 ・前記弁シート部材のシート面上に、前記回転支軸とし
て機能するとともに、前記弁シート部材内に導入された
流体を前記回転弁体より上方の弁室上部空間(例えば、
前記ロータと前記キャンの頂部との間に形成される空
間)に導く流入口としても機能する管軸を突設する。
【0016】・前記弁シート部材のシート面上に、前記
ロータ、前記弁ホルダ、前記回転弁体等の回転部分のう
ちの少なくとも前記回転弁体が回転自在に外嵌される管
軸を突設し、該管軸に横穴を形成するとともに、該管軸
の上端口を塞ぎ、前記弁シート部材内に導入された流体
を前記管軸及びそれに形成された前記横穴からなる流入
口を介して前記弁室に導出するようになす。
【0017】・前記管軸の上端口に、そこを塞ぐよう
に、前記ロータ、前記弁ホルダ等の回転部分が回転自在
に外嵌される回転支軸を内嵌固定する。以上の態様で
は、回転弁体の振れが回転支軸(又は管軸)により抑え
られ、これにより、弁体のシール性が一層向上し、ま
た、前記管軸を流入口として利用して、流体を回転弁体
より上方の弁室上部空間に導いたり、横穴を介して回転
弁体に直交する方向に導くようにしたことにより、流体
の弁室への噴出による回転弁体に対する悪影響が小さく
なり、そのため、流体を回転弁体側に向けて噴出させる
ようにしたものに比して、流出口に対する弁体(閉成用
弁部)のシール性が向上する。
【0018】・前記回転支軸又は管軸に、前記押圧用付
勢部材の付勢力による前記ロータの軸方向の上昇移動を
阻止するための係止部材を外嵌固定する。かかる態様で
は、前記係止部材により前記ロータの最上昇位置が一義
的に定まり、これによって、前記回転弁体に対する前記
押圧用付勢部材の押圧力が一定となり、流出口の開閉動
作が安定する。また、押圧用付勢部材の付勢力を前記キ
ャンの頂部で受け止める場合に比して、キャンに受け部
を設けなくて済むとともに、キャンにさほど厳密な寸法
精度を要求されなくなるので、その製作コストを低減で
きるとともに、キャンの組み付け時にキャンに押圧用付
勢部材の付勢力が作用しないので、組み付け性等も向上
する。
【0019】・前記弁シート部材に、前記閉成用弁部が
接当せしめられる回転停止用ストッパを設ける。本発明
の電動切換弁では、供給パルス数に応じて回転角度が設
定されることから、回転停止用ストッパは、必ずしも必
要ではないが、これを設けることにより、回転弁体の回
転を確実に停止させることができ、しかも、たとえ、回
転停止用ストッパを設けたとしても、閉成用弁部がスト
ッパに接当したとき、騒音はほとんど発生しない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。 〔第1実施形態:図1〜図5〕図1は本発明に係る電動
切換弁の第1実施形態を示している。図示実施形態の電
動切換弁1は、逆立有底円筒状のキャン11と、ステッ
ピングモータ12と、を備えている。前記ステッピング
モータ12は、前記キャン11の外周に取り付けられた
ステータヨーク13、このヨーク13内に配設されたボ
ビン14、このボビン14に巻装された巻線(コイル)
15を有し、前記ステータヨーク13、ボビン14及び
巻線15の外周は樹脂モールド16によりモールドさ
れ、前記キャン11の内周には、後述する中心軸線O回
りに正逆両方向に回転せしめられるプラスチックマグネ
ットからなる円筒状のロータ17が配在されている。
【0021】前記キャン11の一端部(下端部)は、図
2を参照すればよくわかるように、大径下部30Bと小
径上端部30Aとからなる断面凸字状の段付き円柱状と
された、ステンレス製あるいは黄銅製等の弁シート部材
30の上部段差部にリング状連結部材37を介して溶接
等により密封接合されており、この弁シート部材30の
小径上端部30Aと前記キャン11との間に弁室34が
形成されている。
【0022】前記弁シート部材30には、そのシート面
(上面)30a側中央部に設けられた穴38に、金属製
の回転支軸40の下部が圧入等により内嵌固定され、ま
た、図2に加えて、図3、図4を参照すればよくわかる
ように、そのシート面(上面)30aに第1の流出口3
2及び第2の流出口33が開口せしめられるとともに、
それらとは反対側寄りに流入口31が開口せしめられ、
かつ、前記流入口31と前記回転支軸40との間に、後
述する閉成用弁部21が接当停止せしめられる回転停止
用ストッパ35が突設されている。
【0023】前記流入口31及び流出口32、33は、
前記弁シート部材30を高さ方向に縦貫するように形成
されており、それらの大径下半部には、流体導入管46
及び流体導出管47、48が圧入、ろー付け、溶接等に
より直接内嵌接合(接合部51、52、53)されてい
る。
【0024】前記第1の流出口32及び第2の流出口3
3は、図4を参照すればよくわかるように、後述する回
転弁体20の閉成用弁部21により択一的に閉じられる
ように、回転支軸40の中心軸線Oとを通る直線を挟ん
で対称配置されている。即ち、流出口32及び33の位
置は、印加するパルス数に応じて閉成用弁部21により
択一的に閉じられるように定められる。
【0025】一方、前記ロータ17の上部には、金属製
のリング状連結部材19がインサート成形により固設さ
れ、このリング状連結部材19に、円柱部27Aと該円
柱部27Aから下方に突出する円筒部27Bからなる金
属製の弁ホルダ27の上部がカシメ加工(カシメ部27
a)により一体的に連結されており、該弁ホルダ27
(の中央に設けられた挿通穴27c)が、前記回転支軸
40の上部に回転自在に外嵌されている。したがって、
前記ロータ17と弁ホルダ27とは、前記回転支軸40
の中心線である回転軸線Oを中心として正逆両方向に一
体的に回動せしめられる。
【0026】前記弁ホルダ27は、前記カシメ部27a
が設けられた円柱基体部27Aと、該円柱基体部27A
から下向きに突設された、前記円柱基体部27Aと同外
径の円筒部27Bと、からなっており、前記円筒部27
Bの一側下端部には、図2に加えて図3及び図5を参照
すればよくわかるように、後述する回転弁体20に設け
られた嵌合凸部22が遊び間隙Sを介して嵌合せしめら
れる嵌合凹部27Cが形成されている。
【0027】前記回転支軸40の上端部、つまり、前記
リング状連結部材19から上方に突出している部分に
は、後述する押圧用付勢部材としての圧縮コイルばね2
5の付勢力による前記ロータ17及び弁ホルダ27の軸
方向の上昇移動を阻止すべく、回転座がね29を介して
円筒状の係止部材28が外嵌固定されている。また、前
記回転支軸40における前記弁シート部材30と弁ホル
ダ27との間には、合成樹脂製の回転弁体20(に設け
られた円錐状の挿通穴20a)が回転自在に外嵌されて
いる。
【0028】前記回転弁体20は、図2〜図5を参照す
ればよくわかるように、前記挿通穴20aが設けられた
円柱基体部20Aと、この円柱基体部20Aの下端一側
部に下向きに突設された横断面(図4)が扇形状の閉成
用弁部21と、前記円柱基体部20Aの上端他側部に上
向きに突設された、前記弁ホルダ27の嵌合凹部27C
に遊び間隙Sを介して嵌合せしめられる嵌合凸部22
と、からなっており、前記ロータ17及び弁ホルダ27
が正逆両方向に回転せしめられるとき、前記弁ホルダ2
7の嵌合凹部27Cに押されるようにして、それらと一
体的に回動せしめられる。
【0029】そして、前記弁ホルダ27の円柱基体部2
7A底面と前記回転弁体20の円柱基体部20A上面と
の間に、前記閉成用弁部21を前記弁シート部材30の
シート面30aに直接押圧する押圧用付勢部材としての
圧縮コイルばね25が介装されている。この圧縮コイル
ばね25は、前記弁ホルダ27の円筒部27Bに緩く内
嵌せしめられるとともに、前記回転支軸40に余裕をも
って外嵌されている。
【0030】前記回転弁体20の閉成用弁部21は、前
記圧縮コイルばね25の付勢力により、前記弁シート部
材30のシート面30aに押しつけられており、したが
って、前記ロータ17が回転せしめられるときには、前
記シート面30aを摺接しながら回転せしめられて、前
記回転停止用ストッパ35に接当して停止せしめられ、
その回転停止位置に応じて、前記第1の流出口32及び
前記第2の流出口33を択一的に閉じるようになってい
る。
【0031】前記閉成用弁部21には、前記シート面3
0aとの接触面積を減じるべく、その接触面(下面)か
ら上側に凹む、断面半月ないし扇形状の凹部21aが形
成されている。このような構成とされた本実施形態の電
動切換弁1においては、前記閉成用弁部21が図4
(A)に示される如くの第1の回転停止位置と図4
(B)に示される如くの第2の回転停止位置との二位置
をとるようにされる。
【0032】すなわち、初期状態では、図4(A)に示
される如くの第1の回転停止位置をとり、このときは、
閉成用弁部21が第1の流出口32の上に乗ってこれを
閉じた状態で回転停止用ストッパ35の一側端面に接当
して停止せしめられており、かつ、第2の流出口33上
には位置せず、これを閉じてはいない。そのため、かか
るときには、流入口31から弁シート部材30の上方に
噴出せしめられて弁室34に導入された流体は第2の流
出口33に流れ込む。
【0033】前記初期状態(第1の回転停止位置)か
ら、ステッピングモータ12に予め定められた設定パル
ス数のパルス信号を印加すると、前記ロータ17及び前
記弁ホルダ27と一緒に回転弁体20が前記パルス数に
応じた角度α分、一方向に回転(正転)せしめられ、こ
れと一緒に、前記回転弁体20の閉成用弁部21も同角
度α分、前記回転軸線Oを中心として、前記シート面3
0aに摺接しながら回転せしめられ、図4(B)の状態
となる。
【0034】これにより、閉成用弁部21が第2の流出
口33の上に乗ってこれを閉じた状態となり、かつ、第
1の流出口32上には位置していない状態(第2の回転
停止位置)となる。そのため、かかるときには、流入口
31から弁シート部材30の上方に噴出せしめられて弁
室34に導入された流体は第1の流出口32に流れ込
む。
【0035】この第2の回転停止位置から、ステッピン
グモータ12(の巻線15)に前記設定パルス数のパル
ス信号を前記とは逆順序で通電すると、前記ロータ17
及び弁ホルダ27と一緒に前記回転弁体20が前記パル
ス数に応じた角度α分、他方向に回転(逆転)せしめら
れ、これと一緒に、前記回転弁体20の閉成用弁部21
も同角度α分、前記回転軸線Oを中心として、前記シー
ト面30aに摺接しながら回転(逆転)せしめられ、回
転停止用ストッパ35に接当して停止せしめられ、これ
により、前記閉成用弁部21が図4(A)に示される如
くの第1の回転停止位置に切り換えられる。
【0036】このように本実施形態の電動切換弁1で
は、ステッピングモータ12により弁体20の閉成用弁
部21を弁シート部材30のシート面30aに摺接させ
ながら所定角度回転させて、2本の流出口32、33を
択一的に閉じるようにされる。この場合、ステッピング
モータ12を用いたことで、弁体20を正確に所要の角
度だけ回転させることができるとともに、起動、停止、
逆転の応答性がよくなり、しかも、停止時に高い保持ト
ルクを持つことから、切り換え時以外は、通電すること
を要さない。そのため、消費電力を従来の電磁式のもの
等に比して大幅に抑えることができる。
【0037】また、オープンループ制御を行えるので、
回転位置を検出するセンサ類が必要なフィードバック制
御を行う場合に比して、トータルシステムが簡素とな
り、調整、保守、点検等が容易となる。さらに、供給パ
ルス数に応じて回転角度が設定されることから、回転停
止用ストッパ35は、必ずしも必要ではないが、これが
存在することにより、回転弁体20の回転を確実に停止
させることができる。
【0038】上記に加え、本実施形態の電動切換弁1で
は、ロータ17(弁ホルダ27)と回転弁体20との間
に押圧用付勢部材としての圧縮コイルばね25を介装し
て、閉成用弁部21をシート面30aに直接押圧するよ
うにされているので、ロータ17(の回転軸線)の振れ
が前記圧縮コイルばね25により吸収されて前記回転弁
体20には伝わり難くされるで、流出口に対する弁体2
0(閉成用弁部21)のシール性が一層向上する。
【0039】また、弁ホルダ27に押圧用付勢部材とし
ての圧縮コイルばね25が内嵌される円筒部27Bが設
けられていることにより、前記圧縮コイルばね25の偏
心、位置ずれ等が効果的に防止される。さらに、前記弁
シート部材30に1本の流入口31と2本の流出口3
2、33が設けられるとともに、それらの流入口31及
び流出口32、33の一端側(下端側)に、それぞれ流
体導入管46及び流体導出管47、48が直接内嵌接合
され、また、前記弁シート部材30に前記キャン11の
一端部が密封接合され、前記弁シート部材30と前記キ
ャン11との間に弁室34が形成されることにより、弁
シート部材30周りが簡素となるとともに、部品点数及
び組立て時の工数が削減され、コスト低減が図られ、さ
らに、設置場所の制約が少なくなるとともに、配管系の
引き廻し自由度等も向上する。
【0040】また、前記弁ホルダ27側に嵌合凹部27
Cを設けるとともに、前記回転弁体20側に前記嵌合凹
部27Cに遊び間隙Sを介して嵌合せしめられる嵌合凸
部22を設け、それら嵌合凹部27Cと嵌合凸部27と
を介してロータ17の回転を回転弁体20に伝達するよ
うにしたことにより、ロータ17や弁ホルダ27の振れ
が前記遊び間隙Sにより吸収されるので、弁体のシール
性が一層向上する。
【0041】上記に加え、前記弁シート部材30の中央
に、前記ロータ17、前記弁ホルダ27、前記回転弁体
20等の回転部分が回動自在に外嵌される回転支軸を垂
設したことにより、回転弁体20の振れが回転支軸40
により抑えられ、これにより、弁体のシール性が一層向
上する。
【0042】また、前記回転支軸40に、前記圧縮コイ
ルばね25の付勢力による前記ロータ17の軸方向の上
昇移動を阻止するための係止部材28を外嵌固定したこ
とにより、前記係止部材28により前記ロータ17の最
上昇位置が一義的に定まり、これによって、前記回転弁
体20に対する前記圧縮コイルばね25の押圧力が一定
となり、流出口の開閉動作が安定する。また、圧縮コイ
ルばね25の付勢力を前記キャン11の頂部で受け止め
る場合に比して、キャン11に受け部を設けなくて済む
とともに、キャンにさほど厳密な寸法精度を要求されな
くなるので、その製作コストを低減できるとともに、キ
ャン11の組み付け時にキャン11に圧縮コイルばね2
5の付勢力が作用しないので、組み付け性等も向上す
る。
【0043】さらに、前記閉成用弁部21に、前記シー
ト面30aとの接触面積を減じるべく凹部20bが設け
られていることにより、シート面30aと閉成用弁部2
1との接触面積が小さくなるため、シート面に対する閉
成用弁部21の面圧が大きくなり、そのため、流出口3
2、33に対する弁体20(閉成用弁部21)のシール
性が一層向上する。
【0044】〔第2実施形態:図6〜図9〕図6、図7
は、本発明に係る電動切換弁2の第2実施形態の主要部
(キャン11の内周側)を示しており、前記した第1実
施形態の図2及び図3に対応する図であり、該第1実施
形態の各部に対応する部分には同一の符号を付してそれ
らの詳細な説明を省略し、以下においては、相違点を重
点的に説明する。
【0045】本実施形態の電動切換弁2では、弁ホルダ
27は、前記カシメ部27aが設けられた円柱基体部2
7Aと、該円柱基体部27Aから下向きに突設された、
前記円柱基体部27Aより小径の円柱部27Dと、から
なっており、前記小径円柱部27Dの一側下端部には、
図6に加えて図7及び図9を参照すればよくわかるよう
に、後述する回転弁体20に設けられた嵌合凸部23が
遊び間隙Kを介して嵌合せしめられる嵌合凹部27Eが
形成されている。
【0046】また、回転弁体20は、図6〜図9を参照
すればよくわかるように、前記回転支軸40に緩く外嵌
される挿通穴20aが設けられた円柱基体部20Aと、
この円柱基体部20Aの下端一側部に下向きに突設され
た横断面(図8)が扇形状の閉成用弁部21と、前記円
柱基体部20Aの上端中央部付近から上向きに突設され
た、前記弁ホルダ27の嵌合凹部27Eに遊び間隙Kを
介して嵌合せしめられる嵌合凸部23と、からなってお
り、前記ロータ17及び弁ホルダ27が正逆両方向に回
転せしめられるとき、前記弁ホルダ27の嵌合凹部27
Eに押されるようにして、それらと一体的に回動せしめ
られる。
【0047】そして、前記弁ホルダ27の円柱基体部2
7A底面と前記回転弁体20の円柱基体部20A上面と
の間に、前記閉成用弁部21を前記弁シート部材30の
シート面30aに直接押圧する押圧用付勢部材として
の、第1実施形態のものより大径の圧縮コイルばね2
5’が介装されている。この圧縮コイルばね25’は、
前記弁ホルダ27の小径円柱部27Dに緩く外嵌せしめ
られるとともに、前記嵌合凸部23に余裕をもって外嵌
されている。また、前記回転弁体20の閉成用弁部21
の回転を停止させるべく、弁シート面30aには、第1
実施形態と同様な回転停止ストッパ35が突設されてい
る。
【0048】このような構成とされた本実施形態の電動
切換弁2においても、回転弁体20の閉成用弁部21の
回転停止位置は、図8(A)及び図8(B)に示す如
く、図4に示す第1の実施形態の閉成用弁部21と同じ
動作により切換えられる。即ち、前記閉成用弁部21
は、前記圧縮コイルばね25’の付勢力により、前記弁
シート部材30のシート面30aに押し付けられてお
り、したがって、前記ロータ17が回転せしめられると
きには、前記シート面30aを摺接しながら角度α分正
転及び逆転せしめられて、前記回転停止用ストッパ35
に接当して停止せしめられ、その回転停止位置に応じ
て、前記第1の流出口32及び前記第2の流出口33を
択一的に閉じるようになっている。
【0049】したがって、第2実施形態の電動切換弁2
においても、第1実施形態と同様な作用効果が得られる
ことに加えて、弁ホルダ27に押圧用付勢部材としての
圧縮コイルばね25’が外嵌される円柱部27Dが設け
られていることにより、前記圧縮コイルばね25の偏
心、位置ずれ等が効果的に防止される。この場合、前記
回転弁体20(前記閉成用弁部21)に対する前記圧縮
コイルばね25’の押圧位置は、前記第1実施形態のも
のより外周側となるので、回転弁体20の安全性を向上
させることができる。
【0050】〔第3〜第6実施形態:図10〜図14〕
図10、図11、図12、及び図13は、それぞれ本発
明に係る電動切換弁の第3実施形態、第4実施形態、第
5実施形態、及び第6実施形態の主要部(キャン11の
内周側)を示しており、前記した第1実施形態の各部に
対応する部分には同一の符号を付してそれらの詳細な説
明を省略し、以下においては、相違点を重点的に説明す
る。
【0051】図10に示される第3実施形態の電動切換
弁3は、弁シート部材30のシート面30a中央に、前
記ロータ17、前記弁ホルダ27、前記回転弁体20等
の回転部分が回動自在に外嵌される管軸30Cが垂直に
突設されている。この管軸30Cは、前記回転支軸40
として機能するとともに、前記弁シート部材30(のシ
ート面30aより下側の内部流入口31A)に導入され
た流体を前記ロータ17と前記キャン11の頂部との間
の弁室上部空間34aに導く流入口31’(上部流入口
31B)としても機能するようになっている。
【0052】前記管軸30Cを設けることにより、回転
弁体20の振れがこの管軸30Cにより抑えられ、これ
により、弁体のシール性が一層向上し、また、前記管軸
30Cを流入口として利用して、流体を回転弁体20及
びロータ17より上方の弁室上部空間34aに導くよう
にしたことにより、流体の弁室34への噴出による回転
弁体20に対する悪影響が小さくなり、そのため、流体
を回転弁体20側に向けて噴出させるようにしたものに
比して、流出口32、33に対する弁体20(閉成用弁
部21)のシール性が向上する。
【0053】なお、前記管軸30Cを介して前記弁室上
部空間34aに導かれた流体は、前記ロータ17とキャ
ン11との間に形成される隙間や前記リング状連結部材
19に形成された透孔44、44、…を介して前記第1
及び第2の流出口32、33に選択的に導かれる。
【0054】図10、図11、図12に示される第4、
第5、第6実施形態の電動切換弁3は、弁シート部材3
0のシート面30a中央に、前記回転弁体20が回転自
在に外嵌される短い管軸30Dが突設され、該管軸30
Dに横穴31c、31c、…が形成されるとともに、該
管軸30Dの上端口30cに、そこを塞ぐように、前記
ロータ17、前記弁ホルダ27等の回転部分が回転自在
に外嵌される回転支軸40’が内嵌固定され、前記弁シ
ート部材30(のシート面30aより下側の内部流入口
31a)に導入された流体が前記管軸30D(の上部流
入口31b)及びそれに形成された前記横穴31c、3
1c、…からなる流入口31’を介して前記弁室下部空
間34bに導出されるようになされている。
【0055】かかる構成としたことにより、回転弁体2
0の振れが管軸30Dにより抑えられ、これにより、弁
体20のシール性が一層向上し、また、前記管軸30D
に横穴31c、31c、…を形成して、流体を回転弁体
20に直交する方向に導くようにしたことにより、流体
の弁室34への噴出による回転弁体20に対する悪影響
が小さくなり、そのため、流体を回転弁体20側に向け
て噴出させるようにしたものに比して、流出口32、3
3に対する弁体20(閉成用弁部21)のシール性が向
上する。
【0056】また、第3、第4実施形態の電動切換弁
3、4では、第1、第2実施形態の電動切換弁1、2と
同様に、前記弁シート部材30の底面側に、前記流体導
入管46及び流体導出管47、48が直接内嵌接合され
ているが、第5実施形態の電動切換弁5では、前記弁シ
ート部材30の周面側に、前記流体導入管46が、ま
た、第6実施形態の電動切換弁6では、前記弁シート部
材30の周面側に、流体導出管47、48(図14も参
照)が直接内嵌接合されている。このように、前記流体
導入管46及び流体導出管47、48の接合位置を適宜
に設定することにより、設置場所の制約が少なくなると
ともに、配管系の引き廻し自由度等も向上する。
【0057】なお、前記第3〜第6実施形態の電動切換
弁3〜6では、図13(第6実施形態)のZ−Z矢視断
面図である図14に代表して示される如くに、管軸30
C、30Dの根元部分(シート面30a)に板状の回転
停止用ストッパ35’が設けられている。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の電動切換弁は、ステッピングモータにより弁体をシ
ート面に摺接させながら回転させるようにして、複数本
の流出口を択一的に閉じるようにされるので、消費電力
を低減できるとともに、騒音の発生を抑えられ、さら
に、部品点数を削減できて、装置コスト、製造コストを
低く抑えることができ、しかも、流出口に対する弁体の
シール性を効果的に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動切換弁の第1実施形態を示す
縦断面図。
【図2】図1に示される電動切換弁の主要部の拡大断面
図。
【図3】図1に示される電動切換弁の主要部の分解斜視
図。
【図4】図2のX−X矢視断面図。
【図5】図2のU−U矢視断面図。
【図6】本発明に係る電動切換弁の第2実施形態の主要
部を示す断面図。
【図7】図6に示される電動切換弁の主要部の分解斜視
図。
【図8】図6のY−Y矢視断面図。
【図9】図6のV−V矢視断面図。
【図10】本発明に係る電動切換弁の第3実施形態の主
要部を示す断面図。
【図11】本発明に係る電動切換弁の第4実施形態の主
要部を示す断面図。
【図12】本発明に係る電動切換弁の第5実施形態の主
要部を示す断面図。
【図13】本発明に係る電動切換弁の第6実施形態の主
要部を示す断面図。
【図14】図13のZ−Z矢視断面図。
【符号の説明】
1〜6 電動切換弁 11 キャン 12 ステッピングモータ 17 ロータ 20 回転弁体 21 閉成用弁部 25 圧縮コイルばね(押圧用付勢部材) 27 弁ホルダ 30 弁シート部材 30a シート面 31 流入口 32 第1の流出口 33 第2の流出口 34 弁室 35 回転停止用ストッパ 40 回転支軸 30C、30D 管軸 46 流体導入管 47、48 流体導出管 O 回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H062 AA07 AA13 BB28 BB30 BB33 CC02 DD01 FF39 HH04 HH08 HH09 3H067 AA13 CC02 CC32 CC60 DD03 DD12 DD32 EA01 FF17 GG23 GG24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャンと、このキャンの外周に取り付け
    られたステータ及び前記キャンの内周に配在されたロー
    タ等からなるステッピングモータと、前記ロータの内周
    側に該ロータと一体回動可能に配在された回転弁体と、
    該回転弁体の一端側に対向配置された弁シート部材と、
    を有し、前記弁シート部材のシート面に複数本の流出口
    が開口せしめられ、前記回転弁体に、前記シート面に摺
    接しながら回転せしめられるとともに、その回転停止位
    置に応じて前記複数本の流出口を選択的に閉じる閉成用
    弁部が設けられてなる電動切換弁において、 前記ロータと前記回転弁体との間に、前記閉成用弁部を
    前記シート面に直接押圧する付勢部材が介装されている
    ことを特徴とする電動切換弁。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材は、圧縮コイルばねである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動切換弁。
  3. 【請求項3】 前記ロータもしくは該ロータに一体回動
    可能に連結された弁ホルダと、前記回転弁体と、の少な
    くとも一方に、前記付勢部材を緩く内嵌し得る筒状部が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の電動切換弁。
  4. 【請求項4】 前記ロータ又は前記弁ホルダと、前記回
    転弁体と、の少なくとも一方に、前記付勢部材を緩く外
    嵌し得る凸状部が設けられていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の電動切換弁。
  5. 【請求項5】 前記弁シート部材に1本の流入口と2本
    の流出口が設けられるとともに、それらの流入口及び流
    出口の一端側に、流体導入管及び流体導出管が直接内嵌
    接合されていることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の電動切換弁。
  6. 【請求項6】 前記弁シート部材の底面側に、前記流体
    導入管及び流体導出管が直接内嵌接合されていることを
    特徴とする請求項5に記載の電動切換弁。
  7. 【請求項7】 前記弁シート部材の周面側に、前記流体
    導入管及び又は流体導出管が直接内嵌接合されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電動切換弁。
  8. 【請求項8】 前記弁シート部材に前記キャンの一端部
    が密封接合され、前記弁シート部材と前記キャンとの間
    に弁室が形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれか一項に記載の電動切換弁。
  9. 【請求項9】 前記ロータ又は前記弁ホルダに、前記回
    転弁体が遊び間隙を介して一体回動可能に嵌合せしめら
    れていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    一項に記載の電動切換弁。
  10. 【請求項10】 前記ロータ又は前記弁ホルダと、前記
    回転弁体と、のいずれか一方に、嵌合凸部が突設される
    とともに、他方に前記嵌合凸部が遊嵌される嵌合凹部が
    形成されていることを特徴とする請求項9に記載の電動
    切換弁。
  11. 【請求項11】 前記弁シート部材の中央に、前記ロー
    タ、前記弁ホルダ、前記回転弁体等の回転部分が回動自
    在に外嵌される回転支軸が垂設されていることを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれか一項に記載の電動切
    換弁。
  12. 【請求項12】 前記弁シート部材のシート面上に、前
    記回転支軸として機能するとともに、前記弁シート部材
    内に導入された流体を前記回転弁体より上方の弁室上部
    空間に導く流入口としても機能する管軸が突設されてい
    ることを特徴とする請求項11に記載の電動切換弁。
  13. 【請求項13】 前記弁シート部材のシート面上に、前
    記ロータ、前記弁ホルダ、前記回転弁体等の回転部分の
    うちの少なくとも前記回転弁体が回転自在に外嵌される
    管軸が突設され、該管軸に横穴が形成されるとともに、
    該管軸の上端口が塞がれ、前記弁シート部材内に導入さ
    れた流体が前記管軸及びそれに形成された前記横穴から
    なる流入口を介して前記弁室に導出されるようになされ
    ていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか
    一項に記載の電動切換弁。
  14. 【請求項14】 前記管軸の上端口に、そこを塞ぐよう
    に、前記ロータ、前記弁ホルダ等の回転部分が回転自在
    に外嵌される回転支軸が内嵌固定されていることを特徴
    とする請求項13に記載の電動切換弁。
  15. 【請求項15】 前記回転支軸又は管軸に、前記付勢部
    材の付勢力による前記ロータの軸方向の上昇移動を阻止
    するための係止部材が外嵌固定されていることを特徴と
    する請求項11ないし14のいずれか一項に記載の電動
    切換弁。
  16. 【請求項16】 前記弁シート部材に、前記閉成用弁部
    が接当せしめられる回転停止用ストッパが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に
    記載の電動切換弁。
JP2000217328A 2000-07-18 2000-07-18 電動切換弁 Pending JP2002039405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217328A JP2002039405A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 電動切換弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217328A JP2002039405A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 電動切換弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002039405A true JP2002039405A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18712453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000217328A Pending JP2002039405A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 電動切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002039405A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584816B1 (ko) * 2003-11-19 2006-05-30 주식회사 유니온금속 전동밸브
CN103016791A (zh) * 2012-12-30 2013-04-03 上海康源电气有限公司 电动切换阀
CN104964066A (zh) * 2015-06-29 2015-10-07 上海康源电气有限公司 带减速装置的电动切换阀及使用该电动切换阀的冰箱系统
JP2021025541A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 日本電産サンキョー株式会社 弁体駆動装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584816B1 (ko) * 2003-11-19 2006-05-30 주식회사 유니온금속 전동밸브
CN103016791A (zh) * 2012-12-30 2013-04-03 上海康源电气有限公司 电动切换阀
CN104964066A (zh) * 2015-06-29 2015-10-07 上海康源电气有限公司 带减速装置的电动切换阀及使用该电动切换阀的冰箱系统
JP2021025541A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 日本電産サンキョー株式会社 弁体駆動装置
JP7340378B2 (ja) 2019-07-31 2023-09-07 ニデックインスツルメンツ株式会社 弁体駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5615993B1 (ja) 冷媒バルブ装置
JP2005180592A (ja) バルブ装置
JP4205901B2 (ja) 電動切換え弁
JP2002147896A (ja) 電動流量制御弁
JP2002039405A (ja) 電動切換弁
JP2009270697A (ja) 流路切換弁
JP2002081566A (ja) 電動切換弁
JP2002048266A (ja) 電動切換弁
JP2001235049A (ja) 電動切換弁
JP2002081559A (ja) 電動切換弁
JP2004270903A (ja) 電動切換弁
JP2002071035A (ja) 電動切換弁
JP2002089730A (ja) 電動切換弁
JP2000310348A (ja) 電動切換弁
JP2001289348A (ja) 電動切換弁
JP2007010015A (ja) 電動流量制御弁
JP2001141095A (ja) 電動切換弁
JP2003113954A (ja) 電動切換弁
JP2008292003A (ja) 電動切換え弁
JP2005221115A (ja) 膨張弁
JPH1030744A (ja) 電動流量制御弁
JP4633943B2 (ja) 電動切換え弁
JP2002372164A (ja) 電磁弁
JP3645438B2 (ja) 流体の流量制御装置
JP2002357275A (ja) 電動切換弁