JP2002357275A - 電動切換弁 - Google Patents

電動切換弁

Info

Publication number
JP2002357275A
JP2002357275A JP2001105893A JP2001105893A JP2002357275A JP 2002357275 A JP2002357275 A JP 2002357275A JP 2001105893 A JP2001105893 A JP 2001105893A JP 2001105893 A JP2001105893 A JP 2001105893A JP 2002357275 A JP2002357275 A JP 2002357275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
seat member
valve body
opened
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001105893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Arai
裕介 荒井
Hitoshi Umezawa
仁志 梅澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2001105893A priority Critical patent/JP2002357275A/ja
Publication of JP2002357275A publication Critical patent/JP2002357275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】冷凍室、冷蔵室、及び、野菜室にそれぞれ蒸発
器を設けて冷却できる冷蔵庫等に対応可能な電動切換弁
を提供する。 【解決手段】キャン11と、このキャンの外周に取り付け
られたステータ13及びキャンの内周に配在されたロータ
30等からなるステッピングモータ12と、ロータの内周側
にロータと弁駆動体32を介して一体的に回動可能に配在
された弁体40と、弁体の一端側に対向配置された弁シー
ト部材20とを備える。弁シート部材のシート面20aに複
数の流出口22を開口させ。弁シート部材の側面に流入口
21を開口させる。弁体40にはシート面20aに対向する面
に閉成用弁部43を設ける。閉成用弁部は、その回転停止
位置に応じて3本の流出口22a,22b,22cを選択的に開と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路の切り換えを
行う切換弁に係り、特に、冷蔵庫、空調機等の冷媒循環
系に組み込んで使用するのに好適な、ステッピングモー
タを用いた電動切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、1本の流路Aを流れる流体を2
本の流路B及び流路Cのいずれかに任意に切り換えて流
すようにする場合、通常、流路Aと流路B、Cとの間に
三方切換弁を介装する。
【0003】具体的には、例えば、冷蔵庫においては、
圧縮機からの冷媒が導入される流路Aと、冷媒を冷凍室
側の蒸発器に導く流路Bと、冷媒を冷蔵室側の蒸発器に
導く流路Cとの間に三方切換弁を介装し、流路Aに導入
された冷媒を、三方切換弁により流路Bと流路Cのいず
れか一方のみに択一的に流すように構成されている。こ
の場合、前記三方切換弁においては、流路A(流入口)
は常時開かれ、流路B(第1の流出口)が開けられてい
るときは、流路C(第2の流出口)が閉じ、逆に、流路
Bが閉じられているときは、流路Cが開くように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えば、冷蔵庫
においては、冷凍室、冷蔵室、及び、野菜室にそれぞれ
蒸発器を設けてそれぞれの室の冷却を確実に行わせるよ
うにする傾向にあり、このような冷蔵庫では上記のよう
な従来の三方弁では対応できない。そこで、本発明の課
題は、上記問題を解消できる切換弁として、冷凍室、冷
蔵室、及び、野菜室にそれぞれ蒸発器を設けてそれぞれ
の室の冷却を確実に行わせる冷蔵庫等に対応可能な四方
弁等の電動切換弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、下記の手段を講じた。請求項1記載の電
動切換弁は、キャンと、このキャンの外周に取り付けら
れたステータ及び前記キャンの内周に配在されたロータ
等からなるステッピングモータと、前記ロータの内周側
に該ロータと弁駆動体を介して一体的に回動可能に配在
された弁体と、該弁体の一端側に対向配置された弁シー
ト部材とを備えた電動切換弁であって、前記弁シート部
材は、そのシート面に複数の流出口が開口せしめられる
とともに、前記弁シート部材の側面に流入口が開口せし
められ、前記弁体にはシート面に対向する面に閉成用弁
部が設けられ、該閉成用弁部は、その回転停止位置に応
じて前記複数の流出口を選択的に開とすることを特徴と
する。
【0006】請求項2記載の電動切換弁は、上記手段に
おいて、上記弁体がその軸方向に移動することで、全て
の流出口を開とさせることを特徴とする。請求項3記載
の電動切換弁は、上記いずれかの手段において、前記弁
シート部材には、弁体が回転することで弁体を軸方向に
移動させるカム面とその回転を停止させるストッパ部と
が形成されている弁カム体が設けられていることを特徴
とする。
【0007】請求項4記載の電動切換弁は、上記いずれ
かの手段において、前記閉成用弁部の外周部以外の部分
を、陥没させて陥没部とすることを特徴とする。請求項
5記載の電動切換弁は、上記いずれかの手段において、
前記弁駆動体に遊び間隙を介して上記弁体を配置し、弁
駆動体を軸支する支軸を弁シート部材に設け、更に、弁
駆動体と弁体との上記遊び間隙に付勢部材を介装させる
と共に、弁駆動体の回転を弁体に伝える連動部材を、弁
駆動体と弁体との間に介装させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明に係る電動切換
弁の実施例を示している。図示の電動切換弁10は、逆
立有底円筒状のキャン11と、ステッピングモータ12
とを備えている。前記ステッピングモータ12は、前記
キャン11の外周に取り付けられたステータ13、この
ステータ13内に配設されたボビン14、このボビン1
4に巻装された巻線(コイル)15を有し、前記ステー
タ13、ボビン14及び巻線15の外周は樹脂16によ
りモールドされている。また、前記キャン11の内周に
は、正逆両方向に回転せしめられるプラスチックマグネ
ットからなるロータ30が配置されている。
【0009】図2に示すように、前記キャン11の一端
部(下端部)は、大径下半部20Bと小径上半部20A
とからなる断面凸字状の段付き円柱状とされた、ステン
レス製あるいは黄銅製等の弁シート部材20の中間段差
部20Cにリング状部材31を介して、例えばロー付け
等により密封接合されており、弁室24が形成される。
また、前記弁シート部材20には、そのシート面(上
面)20a側中央部に、金属製の支軸19の下部が、例
えば、圧入、挿入等により設けられ、図3に示すよう
に、シート面20aに、第1の流出口22a、第2の流
出口22b、及び第3の流出口22cが開口せしめられ
る。なお、支軸19の下部は、上記のように弁シート部
材20に挿着固定されるが、支軸19の上部は、カラー
17を介してキャン11の頂面と内周面側壁により支持
されている。
【0010】流入口21は、前記弁シート部材20に高
さ方向に縦方向に形成された段付きの縦穴21aと、該
縦穴21aから側方(真横)に伸びる横穴21bと、か
らなっている。また、前記縦穴21aのうち、前記弁シ
ート部材20の大径下半部20Bに位置する太径部に
は、流体導入管26が例えばロー付けにより直接内嵌接
合されている。
【0011】前記第1〜3の流出口22a〜22cは、
それぞれ前記弁シート部材20を高さ方向に縦貫するよ
うに形成された、下側から順次、大径部、中径部、小径
部からなる段付きの挿通穴からなっており、前記弁シー
ト部材20の大径下半部20Bに位置する大径部には、
流体導出管27a〜27cが、例えばロー付け等により
直接内嵌接合されている。
【0012】弁カム体28は、図1,2に示すように、
弁シート部材20の外周に装着・固定される。弁カム体
28は、後述の弁体40の回転範囲を規制すると共に、
弁体40を支軸19に沿って上下動させるカムである。
弁カム体28の詳細は、図4,5に示すように、弁シー
ト部材20を3/4周程度回周する長さを有する一定厚
みを有する平面視円形(但し、1/4周が欠けている)
であり、弁シート部材20の外周部に例えばロー付けに
より固定されている。そして、その上辺部には、長方形
状の立ち上がり片からなるストッパ部28aと、該スト
ッパ部28aに隣接する高部28bと、該高部28bに
隣接する傾斜部28cと、該傾斜部28cに隣接する低
部28dとからなる。なお、下面は均一な高さであり、
弁シート部材20に取付状態においてその段部に支持さ
れた状態にある。
【0013】また、その両端部は弁シート部材20に装
着し易いようにハの字型に拡がっている。そして、スト
ッパ部28aは、後述の弁体40の回転範囲を規制する
機能を有し、高部28bは、後述の弁体40を上方(図
1)に移動させる機能を有し、低部28dは、後述の弁
体40を弁シート部材20のシート面20aに摺接させ
る部分である。更に、弁カム体28の側面には、弁シー
ト部材20への取付孔28fと、導入孔28eとが穿設
されている。弁カム体28この導入孔28eが弁シート
部材20の横穴21bと一致するように弁シート部材2
0に装着される。以上のキャン11、ステータ13、支
軸19、弁シート部材20、弁室24、流体導入管2
6、流体導出管27a〜27c、弁カム体28の構成要
素については、ステッピングモータ12に対して回転等
の移動動作はない。
【0014】一方、図2に示すように、ロータ30の上
部には、金属製のリング状連結部材25がインサート成
形により固設されている。このリング状連結部材25
に、円柱部32Aと該円柱部32Aから下方に延される
径大部32Bからなる金属製の弁駆動体32の上部がカ
シメ加工により一体的に連結されている。そして、該弁
駆動体32が、その中央に上下に穿設された挿通穴を介
して前記支軸19の上部に回転自在に外嵌されている。
また、弁駆動体32の下面には、一定深さの取付穴33
が穿設されており、該取付穴33には、連動部材として
の連動棒34が下方に突出して固定状態で植設されてお
り、この連動棒34の下部は後述の弁体40側の切欠き
46に着脱可能に係合することになる。したがって、前
記ロータ30と弁駆動体32とは、前記支軸19を中心
として正逆両方向に一体的に回動せしめられる。また、
弁駆動体32は、連動棒34を介して後述の弁体40を
回動させることになる。
【0015】前記弁シート部材20と弁駆動体32との
間の支軸19には、弁駆動体32とは一定間隔を隔て
て、合成樹脂製、例えば、PTFE(テトラフルオロエ
チレン)製の弁体40がその中心に穿設された軸孔42
を介して回転自在に外嵌されている。弁体40は一定高
さの円柱状で、弁駆動体32との間にバネ等の付勢部材
45が介装されシート面20aに、即ち、下方に押圧さ
れている。また、弁体40の上面の軸孔42周部は、付
勢部材45の受け部となっている。弁体40の外周面は
全体として略円筒形であるが、その一部には略45°に
わたって外周に突出したカム係合部47が形成されてお
り、このカム係合部47が前記ストッパ部28aの両側
に当接するようになっている。また、カム係合部47の
近傍には、上記連動棒34の下部を遊嵌させる切欠き4
6が穿設されている。
【0016】弁体40の下面、即ち、弁シート部材20
のシート面(上面)20aに対する当接面の基本形状に
ついて図6〜8を用いて説明する。切欠き46とカム係
合部47については既に述べた。弁体40の下面は、更
に、平坦部41と下方に向けて形成された一定高さの閉
成用弁部43とからなる。該閉成用弁部43は、弁体4
0の周部、軸孔42周部、及び、切欠き46の周部(こ
れら周部が平坦部41となる)を除く部分が高原状(但
し上下逆)の閉成用弁部43となっている。
【0017】上記閉成用弁部43は、弁体40の下面の
300°程度にわたって形成されている。この角度で注
意すべきことは、弁体40が弁シート部材20に対して
いかなる角度位置にあっても、閉成用弁部43が同時に
2つの流出口を開放しない形状とすることである。した
がって、流出口の数・位置によって、閉成用弁部43の
大きさ・形状を設計的に変更する必要がある。また、第
1〜3の流出口22a〜22cを全閉とすることが要求
される場合には、閉成用弁部43がどの位置においても
同時に1以上の流出口を開放せず、且つ、ある位置にお
いてすべての流出口22a〜22cを全閉とする大きさ
(角度の)の形状とする。
【0018】更に、閉成用弁部43の他の形状につい
て、図9〜11を参照しつつ説明する。実施例の弁体4
0の下面に形成される閉成用弁部43は、その周部を残
して陥没した陥没部44を形成している(凹状となって
いる)。したがって、陥没部44内に位置する流出口2
2は、閉成用弁部43外(したがって、平坦部41)の
空間と連通しないから、該流出口22には冷媒は流入せ
ず、結果的に、閉成用弁部43の基本形状と同様の効果
が得られる。むしろ、実施例では、付勢部材45による
弁体40への押圧力が、閉成用弁部43の周部に集中す
ることにより、シート面20aと閉成用弁部43との間
のシール性が向上し、弁体40のオン・オフ機能の向上
が期待できる。
【0019】上記電動切換弁10は、種々の機器に用い
られるが、実施例のように、冷蔵庫の場合、冷凍室、冷
蔵庫、及び野菜室にそれぞれ蒸発器が設けられ、且つ、
各蒸発器には上記電動切換弁10が1個配置されてい
る。電動切換弁10には、図1,2に示すように、高圧
冷媒は、流体導入管26から、弁シート部材20の流入
口21を介して、キャン11内の弁室24を満たしてい
る。したがって、弁シート部材20のシート面20aに
対する弁体40の位置(角度)により、全開(図1
2)、全閉、第1の流出口22a(図13・冷凍室向
け)、第2の流出口22b(冷蔵庫向け)、第3の流出
口22c(野菜室向け)のいずれか1つが決まることに
なる。
【0020】電動切換弁10の作動は、マイコン等の制
御手段(図外)により制御され、この結果、例えばある
蒸発器への冷媒の供給が必要になれば、電動切換弁10
のステッピングモータ12が駆動され、ロータ30が回
動し、弁駆動体32を介して弁体40を必要な角度だけ
回転させ、必要な蒸発器への冷媒の供給を行わせる。ま
た、各室の蒸発器への冷媒の供給が不要なときは、弁体
40の位置(角度)は、閉位置にある。
【0021】なお、全開が必要な場合には、図12に示
すように、カム係合部47が弁カム体28の高部28b
位置となり、弁体40は、付勢部材45に抗して持ち上
げられた状態となり、シート面20aと閉成用弁部43
との隙間ができて第1〜3の流出口22a、22b、2
2cを全て開とする。また、この全開が必要でない場合
には、図4に示す傾斜部28c及び高部28bを形成せ
ず、低部28dとストッパ部28aを形成した弁カム体
28とすればよい。
【0022】弁カム体58の別例を図14〜17に示
す。図14は別例の弁カム体58を弁シート部材50に
係合した状態を示す斜視図、図15は図14とは違う別
の視点からの斜視図、図16は同弁カム体58のみの別
例の斜視図、図17は同弁カム体58の別例を適用する
ための弁シート部材50の斜視図である。この別例にお
いても、キャン11、ステッピングモータ12、ロータ
30、弁駆動体32、連動部材34、弁体40、軸孔4
2、閉成用弁部43、付勢部材45等の構成は変わるも
のではない。
【0023】弁シート部材50は、小径上半部50A、
大径下半部50B、中間段差部50Cからなり、小径上
半部50Aの上面にシート面50aが形成され、また、
前記弁シート部材50には、そのシート面50a側中央
部に、金属製の支軸19(図2参照)の下部が挿入等に
より設けられる軸孔42が穿設されている。そして、図
17に示すように、シート面50aに、第1の流出口5
2a、第2の流出口52b、及び第3の流出口52cが
開口せしめられる。
【0024】流入口51は、前記弁シート部材50に高
さ方向に縦方向に形成された段付きの縦穴(図外)と、
該縦穴から側方(真横)に伸びる横穴51bとからなっ
ている。前記第1〜3の流出口52a〜52cは、それ
ぞれ前記弁シート部材50を高さ方向に縦貫するように
形成されている。また、小径上半部50Aの外周の45
度程度の部分は曲面ではなく、平面状の支持平面53が
2箇所にわたって対称的に形成されている(図17)。
また、両支持平面53,53から等距離にある周曲面に
は、一定深さの係合穴54が水平に穿設されている。
【0025】弁カム体58は、図14,15に示すよう
に、弁シート部材50の外周に装着・固定される。この
別例の弁カム体58は、弁体40(図2参照)の回転範
囲を規制するのみである。したがって、弁体40の上下
移動作用はなく、前記実施例のような高部28bや傾斜
部28cを設ける必要はない。弁カム体58は、特に図
16に示すように、弁シート部材50の係合穴54を含
む周曲面、及び、両支持平面53に当接する係合平板部
58g,58g、及び、曲面上に立設されるストッパ部
58aからなる。
【0026】また、周曲面及び両支持平面53に当接す
る係合平板部58g,58gの上縁は、カムとしての低
部58dを構成する。更に、ストッパ部58aの下部に
は、内向きに一定長さで突出する突片58fが設けられ
る。この突片58fの突出長さ及び外形状は、前記係合
穴54の深さ及び内形状と同等若しくは若干小さい程度
とする。このような弁カム体58は、種々の手段で製造
可能であるが、プレスによる形取りと変形を連続的に行
うことによって、合理的に製造が可能である。
【0027】図14,15に示すように、弁カム体58
は弁シート部材50の小径上半部50Aに嵌合される。
このとき、突片58fは係合穴54に係合され位置決め
がなされる。上記嵌合後、弁カム体58は、弁シート部
材50の外周部に例えばロー付けにより固定される。
【0028】この別例に拠れば、弁カム体58の製造や
弁シート部材50外周部への装着が簡単なばかりでな
く、弁カム体58のスプリングバックなどの経時変化が
少ない等の効果がある。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、下記の効果
を奏する。即ち、 1.請求項1記載の発明によれば、キャン、ステータ、
ロータ等からなるステッピングモータと、ロータの内周
側にロータと弁駆動体を介して一体的に回動可能に配在
された弁体と、弁体の一端側に対向配置された弁シート
部材とを備えた電動切換弁であって、弁シート部材は、
そのシート面に複数の流出口を開口させ、弁シート部材
の側面に流入口を開口させ、弁体にはシート面に対向す
る面に閉成用弁部を設け、閉成用弁部は、その回転停止
位置に応じて複数の流出口を選択的に開とすることで、
従来の三方弁に止まらず、例えば、四方弁とすることが
できる。
【0030】2.請求項2記載の発明によれば、上記効
果に加えて、弁体をその軸方向に移動させて、全ての流
出口を開とさせることが容易であり、例えば、冷蔵庫の
冷媒用の切換弁として適用した場合には、冷媒のチャー
ジ時間を短縮することができる。 3.請求項3記載の発明によれば、上記いずれかの効果
に加えて、弁シート部材には、弁体が回転することで弁
体を軸方向に移動させるカム面とその回転を停止させる
ストッパ部とが形成されている弁カム体が設けること
で、簡単な構成で、弁体を三次元的に移動させ、全開、
一部開、全閉等を作用を行わせることができる。
【0031】4.請求項4記載の発明によれば、上記い
ずれかの効果に加えて、閉成用弁部の外周部以外の部分
を、陥没させて陥没部とすることで、付勢部材による閉
成用弁部への押圧力を、閉成用弁部の周部に集中させ
て、シート面と閉成用弁部との間のシール性を向上さ
せ、オン・オフ機能の向上させる。 5.請求項5記載の発明によれば、上記いずれかの効果
に加えて、弁駆動体に遊び間隙を介して上記弁体を配置
し、弁駆動体を軸支する支軸をシート部材に設け、更
に、弁駆動体と弁体との上記遊び間隙に付勢部材を介装
させると共に、弁駆動体の回転を弁体に伝える連動部材
を、弁駆動体と弁体との間に介装させることで、弁体の
回転及び上下動の動きを円滑にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の電動切換弁の縦断面図。
【図2】同電動切換弁の主要部の縦断面図。
【図3】図2の弁シート部材の平面図。
【図4】図2の弁カム体の展開図。
【図5】同弁カム体の平面図。
【図6】図2の弁体の基本形状の底面図。
【図7】図6のA−A断面図。
【図8】図6に示す弁体の基本形状の斜視図。
【図9】図2の弁体の底面図。
【図10】図9のB−B断面図。
【図11】同実施例の弁体の斜視図。
【図12】同弁体の作用説明図。
【図13】同弁体の作用説明図。
【図14】同実施例の別例の弁カム体を弁シート部材に
係合した状態を示す斜視図。
【図15】図14の別例において別の視点からの斜視
図。
【図16】同弁カム体の別例の斜視図。
【図17】同弁カム体の別例を適用するための弁シート
部材の斜視図。
【符号の説明】
10・・電動切換弁 11・・キャン 12・・
ステッピングモータ 13・・ステータ 14・・ボビン 15・・
巻線(コイル) 16・・樹脂 17・・カラー 19・・
支軸 20・・弁シート部材 20A・・小径上半部 20B・・大径下半部 20C・・中間段差部 20a・・シート面(上面) 21・・流入口 21a・・縦穴 21b・
・横穴 22・・流出口 22a,22b,22c・・第1
〜3の流出口 24・・弁室 25・・リング状連結部材 26・・流体導入管 27,27a〜27c・・流体導
出管 28・・弁カム体 28a・・ストッパ部 28b
・・高部 28c・・傾斜部 28d・・低部 28e
・・導入孔 28f・・取付孔 30・・ロータ 31・
・リング状部材 32・・弁駆動体 32A・・円柱部 32B
・・径大部 33・・取付穴 34・・連動部材(連動棒) 40・・弁体 41・・平坦部 42・
・軸孔 43・・閉成用弁部 44・・陥没部 45・・付勢部材 46・
・切欠き 47・・カム係合部 50・・弁シート部材(別例) 50A・・小径上半
部 50B・・大径下半部 50C・・中間段差
部 50a・・シート面(上面) 51・・流入口 51b・・横穴 52・・流出口 52a,52b,52c・・第1
〜3の流出口 53・・支持平面部 54・・係合穴 58・・弁カム体 58a・・ストッパ部 58d・・低部 58f・・突片 58g・
・係合平板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H062 AA07 AA13 BB30 CC02 DD03 EE06 EE07 HH04 HH08 HH09 3H063 AA05 BB32 DA14 DB15 EE11 GG08 GG14 3H067 AA13 BB02 BB14 CC32 DD03 DD12 DD32 DD44 EA16 EA17 ED11 FF17 GG23 GG24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャンと、このキャンの外周に取り付けら
    れたステータ及び前記キャンの内周に配在されたロータ
    等からなるステッピングモータと、前記ロータの内周側
    に該ロータと弁駆動体を介して一体的に回動可能に配在
    された弁体と、該弁体の一端側に対向配置された弁シー
    ト部材とを備えた電動切換弁であって、 前記弁シート部材は、そのシート面に複数の流出口が開
    口せしめられるとともに、前記弁シート部材の側面に流
    入口が開口せしめられ、前記弁体にはシート面に対向す
    る面に閉成用弁部が設けられ、該閉成用弁部は、その回
    転停止位置に応じて前記複数の流出口を選択的に開とす
    ることを特徴とする電動切換弁。
  2. 【請求項2】上記弁体がその軸方向に移動することで、
    全ての流出口を開とさせることを特徴とする請求項1に
    記載の電動切換弁。
  3. 【請求項3】前記弁シート部材には、弁体が回転するこ
    とで弁体を軸方向に移動させるカム面とその回転を停止
    させるストッパ部とが形成されている弁カム体が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動
    切換弁。
  4. 【請求項4】前記閉成用弁部の外周部以外の部分を、陥
    没させて陥没部とすることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の電動切換弁。
  5. 【請求項5】前記弁駆動体に遊び間隙を介して上記弁体
    を配置し、弁駆動体を軸支する支軸を弁シート部材に設
    け、更に、弁駆動体と弁体との上記遊び間隙に付勢部材
    を介装させると共に、弁駆動体の回転を弁体に伝える連
    動部材を、弁駆動体と弁体との間に介装させることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動切換弁。
JP2001105893A 2001-03-26 2001-04-04 電動切換弁 Pending JP2002357275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105893A JP2002357275A (ja) 2001-03-26 2001-04-04 電動切換弁

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-87087 2001-03-26
JP2001087087 2001-03-26
JP2001105893A JP2002357275A (ja) 2001-03-26 2001-04-04 電動切換弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002357275A true JP2002357275A (ja) 2002-12-13

Family

ID=26612020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001105893A Pending JP2002357275A (ja) 2001-03-26 2001-04-04 電動切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002357275A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006086236A1 (en) * 2005-02-08 2006-08-17 Parker-Hannifin Corporation Electric motor driven valve assembly having stator sealing
JP2015075188A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 日立アプライアンス株式会社 冷媒切替弁および冷媒切替弁を備える機器
JP2017020627A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 日立アプライアンス株式会社 冷媒切換弁
CN107830206A (zh) * 2017-11-23 2018-03-23 宁波爱姆优东海精工电器有限公司 一种电动切换阀

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006086236A1 (en) * 2005-02-08 2006-08-17 Parker-Hannifin Corporation Electric motor driven valve assembly having stator sealing
JP2015075188A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 日立アプライアンス株式会社 冷媒切替弁および冷媒切替弁を備える機器
JP2017020627A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 日立アプライアンス株式会社 冷媒切換弁
CN107830206A (zh) * 2017-11-23 2018-03-23 宁波爱姆优东海精工电器有限公司 一种电动切换阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344993B2 (ja) 冷暖房兼用空気調和機の冷媒の流路の切り替え装置
CN103245138B (zh) 膨胀阀
JP2013113441A (ja) 電動切換弁
US20020179164A1 (en) Valve driving apparatus
JP2005180592A (ja) バルブ装置
JP3413399B2 (ja) 電動流量制御弁
US6983760B2 (en) Vaned spool type directional control valve and four-way reversible valve for cooling cycle system using the same
JP2002276827A (ja) 制御弁
JP2002147901A (ja) 電動弁
JP2002357275A (ja) 電動切換弁
JPH10281321A (ja) 制御弁
JP2001295951A (ja) 四方切換弁
JP2001325651A (ja) 自動販売機用電動式切換弁
JP2001343076A (ja) 制御弁
JP2000310348A (ja) 電動切換弁
JP2001343083A (ja) 電動式コントロールバルブ
JP2002327855A (ja) 電動切換弁
JP2019152246A (ja) 電動弁
JP2002081566A (ja) 電動切換弁
JP2004270903A (ja) 電動切換弁
JP2002213626A (ja) 電動式切換弁および冷凍・冷蔵庫用の冷凍サイクル装置
JP7208127B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP4081290B2 (ja) 四方切換弁
JP2001343077A (ja) 制御弁
JP2005207574A (ja) 冷媒流量制御弁及び空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041116