JP7208127B2 - 電動弁及び冷凍サイクルシステム - Google Patents

電動弁及び冷凍サイクルシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7208127B2
JP7208127B2 JP2019187391A JP2019187391A JP7208127B2 JP 7208127 B2 JP7208127 B2 JP 7208127B2 JP 2019187391 A JP2019187391 A JP 2019187391A JP 2019187391 A JP2019187391 A JP 2019187391A JP 7208127 B2 JP7208127 B2 JP 7208127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
sub
main valve
communicating
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019187391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021063529A (ja
Inventor
雄希 北見
亮司 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP2019187391A priority Critical patent/JP7208127B2/ja
Priority to CN202011056269.3A priority patent/CN112648391B/zh
Publication of JP2021063529A publication Critical patent/JP2021063529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7208127B2 publication Critical patent/JP7208127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/02Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with screw-spindle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/32Details
    • F16K1/34Cutting-off parts, e.g. valve members, seats
    • F16K1/36Valve members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/32Details
    • F16K1/34Cutting-off parts, e.g. valve members, seats
    • F16K1/44Details of seats or valve members of double-seat valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/02Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/04Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor
    • F16K31/047Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor characterised by mechanical means between the motor and the valve, e.g. lost motion means reducing backlash, clutches, brakes or return means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K47/00Means in valves for absorbing fluid energy
    • F16K47/02Means in valves for absorbing fluid energy for preventing water-hammer or noise

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

本発明は、電動弁及び冷凍サイクルシステムに関する。
従来、空気調和機の冷凍サイクルシステムに設けられる電動弁として、小流量制御域と大流量制御域との二段の流量制御域を有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。小流量制御域では、副弁体が軸線方向に進退駆動されて主弁体の副弁ポートでの流量制御が行われる。大流量制御域では、主弁室の主弁ポートが主弁体で開閉されて流量制御が行われる。
特許文献1に記載の電動弁は、主弁体と、主弁ばねと、副弁体(パイロット弁体)と、駆動部と、を備えている。主弁体は、主弁室の主弁ポート(大口径ポート)を開閉する。副弁体は、主弁体の内部に形成された副弁ポート(小口径ポート)を開閉する。駆動部は、副弁体を駆動する電動モータ(ステッピングモータ)を有している。上記の電動弁では、主弁ばねに付勢された主弁体が主弁座に着座して主弁ポートを閉じるとともに、駆動部によって進退駆動される副弁体が副弁ポートの開度を変更する。即ち、駆動部により副弁体が進退駆動することで副弁ポートの開度が増減され、これにより小流量制御が行われる。また、主弁体に係合した副弁体を介して主弁体が進退駆動されることで主弁ポートが開閉され、これにより大流量制御が行われる。
また、特許文献1に記載の電動弁では、主弁体の側面部を貫通して複数の横孔(導通路)が形成され、これらの横孔によって主弁室と主弁体内部の副弁室(パイロット弁室)とが連通されている。主弁体によって主弁ポートが閉じられた小流量制御域では、冷媒は、横孔を通って主弁室と副弁室との相互間を通過し、更に、副弁体と副弁ポートの隙間を通過することになる。
特開2012-117584号公報
ところで、特許文献1に記載された従来の電動弁では、主弁室と副弁室とを連通する横孔は、副弁室から真横に延びて主弁体の側面部を貫通して形成され、特定の高さ位置に開口して設けられている。このため、小流量制御域で冷媒が気液二相冷媒であってその液面が横孔の高さ位置に対して上下に変動した場合、主弁室と副弁室との相互間を、液冷媒またはガス冷媒の一方が通過したり両方が通過したりして、副弁室において冷媒の状態変化が不規則に発生する可能性がある。このような冷媒の状態変化が起きると、小流量制御時に副弁ポートを通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧も変化することになり、流体通過音を耳にする利用者が違和感や不快感を覚える懸念がある。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、小流量制御時における流体通過音の変化を抑制して利用者の不快感等を軽減することができる電動弁及び冷凍サイクルシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動弁は、主弁室、主弁座、及び主弁ポートを有した弁本体と、前記主弁ポートを開閉するとともに内部に副弁室及び副弁ポートを有した主弁体と、前記副弁ポートの開度を変更する副弁体と、前記副弁体及び前記主弁体を軸線方向に進退駆動する駆動部と、前記主弁体を前記軸線方向に進退案内する案内部材と、を備え、前記副弁体が前記副弁ポートの開度を変更する小流量制御域と、前記主弁体が前記主弁ポートを開閉する大流量制御域と、の二段の流量制御域を有した電動弁であって、前記主弁室と前記副弁室とを連通し、前記主弁室の気液二相冷媒のうち液冷媒を通過させる第1連通部を備えるとともに、前記主弁室と前記副弁室とを連通し、前記主弁室の前記気液二相冷媒のうちガス冷媒を通過させる第2連通部と、を備え、前記弁本体は、該弁本体の側面側から前記主弁室に連通して前記気液二相冷媒が出入りする継手管が取り付けられ、前記第1連通部は、前記継手管の中心を通る継手軸線よりも下方に設けられ、前記第2連通部は、前記継手軸線よりも上方に設けられていることを特徴とする。
本発明の電動弁によれば、液冷媒を通過させる第1連通部が主弁室の気液二相冷媒の液面よりも下方に設けられ、ガス冷媒を通過させる第2連通部が主弁室の気液二相冷媒の液面よりも上方に設けられている。これにより、主弁ポートが閉止した小流量制御域において、気液二相冷媒の液面が上下に変動した場合であっても、副弁室には、液冷媒とガス冷媒が常に流れ込むことから、副弁室における冷媒の状態が変化し難くなる。即ち、液冷媒を第1連通部に、ガス冷媒を第2連通部に、それぞれ通過させることで、副弁室においては気液二相状態の冷媒となり、この気液二相状態の冷媒が副弁ポートを通過することになる。このように副弁室中における冷媒の状態変化が起き難くなることで、小流量制御時に副弁ポートを通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
ここで、本発明の電動弁において、前記主弁体は、前記副弁室を内包する円筒部と、前記円筒部の下部に設けられて前記主弁座に着座する着座部と、前記着座部よりも径方向内側に設けられる前記副弁ポートと、を有し、前記円筒部の外周面と前記案内部材の内周面とが摺接することで前記軸線方向に進退案内され、前記第1連通部は、前記着座部の近傍位置を含む前記円筒部の下部領域において前記円筒部を貫通して形成されていることが好適である。
この構成によれば、主弁体が円筒部と着座部と副弁ポートとを有し、着座部の近傍位置を含む主弁体の円筒部の下部領域について円筒部を貫通して第1連通部が形成されている。即ち、主弁座に着座した主弁体の最下部近傍に第1連通部が位置している。これにより、主弁室において気液二相冷媒の液面が下降した場合であっても液冷媒を通過させやすく、液面の変動による影響を小さくすることができる。
また、この構成において、前記第2連通部は、前記円筒部が前記案内部材に摺接する摺接部の少なくとも一部を含んで前記摺接部よりも下側にまで至る領域について前記円筒部を貫通して形成されていることが一層好適である。
この構成によれば、案内部材との摺接部の少なくとも一部を含んで摺接部よりも下側にまで至る領域について円筒部を貫通して第2連通部が形成されている。即ち、案内部材に案内される円筒部のうち案内部材から露出した部分の最上部に達するまで第2連通部が位置している。これにより、気液二相冷媒の液面が上昇した場合であってもガス冷媒を通過させやすく、液面の変動による影響を小さくすることができる。
また、この構成において、前記第1連通部及び前記第2連通部は、それぞれ前記円筒部を貫通する一又は複数の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられていることが更に好適である。
あるいは、前記第1連通部及び前記第2連通部は、前記円筒部を貫通する前記軸線方向に長孔又は丸孔として互いに連続して形成されていてもよい。
これらの構成によれば、第1連通部及び第2連通部は、小孔が上下に離隔して設けられたものとなるか、あるいは互いに連続して形成されたものとなる。これにより、電動弁に対して要求される性能や運転条件等に応じて適宜な数、形状、サイズの第1連通部及び第2連通部を選択して適用することができる。
また、第1連通部が着座部の近傍位置を含む領域に形成されている上記構成において、前記第2連通部は、前記案内部材を貫通して前記主弁体の上方に至る外側連通路と、前記主弁体と前記副弁体との間を通って前記副弁室に至る内側連通路と、を有して構成されていることも一層好適である。
この構成によれば、第2連通部が外側連通路と内側連通路とを有することで、主弁体に対して第2連通路を一層高い位置に形成することができる。これにより、気液二相冷媒の液面が上昇した場合であってもガス冷媒を第2連通部に通過させ易く、液面の変動による影響を小さくすることができる。
また、本発明の電動弁において、前記第1連通部及び前記第2連通部は、前記主弁体の周方向の複数位置に設けられていることが好適である。
この構成によれば、第1連通部及び第2連通部が主弁体の周方向の複数位置に設けられているので、主弁室における冷媒の周方向の偏りの影響を受け難く、副弁室における冷媒の状態を安定させることができる。
上記課題を解決するために、本発明の冷凍サイクルシステムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、上述した本発明の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする。
本発明の冷凍サイクルシステムによれば、前述の電動弁による効果と同様に、副弁室における冷媒が気液二相状態となり、この気液二相状態の冷媒が副弁ポートを通過することになるので、冷媒の状態変化が起き難くなる。これにより、冷凍サイクルシステムにおいて、小流量制御時(例えば、除湿モード)に副弁ポートを通過する冷媒の流体通過音や音質の変化を抑制して、利用者の違和感や不快感を軽減することが可能となる。
本発明の電動弁及び冷凍サイクルシステムによれば、小流量制御時における流体通過音の変化を抑制して利用者の違和感や不快感を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る電動弁を示す図である。 図1に示されている電動弁における冷媒の流量制御状態が小流量制御域にあるときの主弁体の周辺構造を拡大して示す図である。 図1に示されている電動弁における冷媒の流量制御状態が大流量制御域にあるときの主弁体の周辺構造を拡大して示す図である。 図1に示されている電動弁における主弁体の側面を示した図である。 図1に示されている電動弁が適用された、本発明の一実施形態に係る冷凍サイクルシステムを示す模式図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第1変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第2変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第3変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第4変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第5変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第6変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第7変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第8変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第9変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第10変形例を示す図である。 図15に示されている主弁体の側面を示した図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第11変形例を示す図である。 図1~図5に示されている実施形態に対する第12変形例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る電動弁を図1~4に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動弁を示す図である。図2は、図1に示されている電動弁における冷媒の流量制御状態が小流量制御域にあるときの主弁体の周辺構造を拡大して示す図である。図3は、図1に示されている電動弁における冷媒の流量制御状態が大流量制御域にあるときの主弁体の周辺構造を拡大して示す図である。また、図4は、図1に示されている電動弁における主弁体の側面を示した図である。
本実施形態の電動弁10は、弁ハウジング1と、主弁体2と、副弁体3と、駆動部4と、を備えている。なお、以下の説明における「上下」の概念は各図面における上下に対応する。
弁ハウジング1は、筒状の弁本体1Aと、弁本体1Aの内部に固定される案内部材1Bと、を有している。弁本体1Aは、その内部に円筒状の主弁室1Cが形成されている。この弁本体1Aには、側面側から主弁室1Cに連通して冷媒が出入りする第1継手管11が取り付けられている。また、底面側から主弁室1Cに連通して冷媒が出入りする第2継手管12が取り付けられている。さらに、弁本体1Aには、主弁室1Cと第2継手管12とを連通する位置に主弁座13が形成されるとともに、この主弁座13から第2継手管12側に断面形状が円形の主弁ポート14が形成されている。案内部材1Bは、金属製の固定部15によって弁本体1Aに溶接固定されている。案内部材1Bは、樹脂成形品であって、主弁座13側に設けられて円筒状の主弁ガイド部16と、駆動部4側に設けられて内周面に雌ねじが形成された雌ねじ部17と、を有して形成されている。弁本体1Aの上端部には、ケース18が溶接等によって弁本体1Aに気密に固定されている。
主弁体2は、主弁座13に対して軸線方向に進退するする弁体主部2Aと、ばね受け部2Bと、副弁座2Cと、を有している。弁体主部2Aは、軸線Lを軸方向とする円筒状の円筒部22と、この円筒部22に内包されて流体が流通する副弁室23と、軸線Lに沿って副弁座2Cを貫通する副弁ポート24と、を有している。円筒部22の周面部における第1継手管11側には一体連通孔25が形成され、副弁室23はこの一体連通孔25により主弁室1Cに連通されている。一体連通孔25は、下端側部分に当たる第1連通部25Aと上端側部分に当たる第2連通部25Bとが、円筒部22を貫通する軸線方向の長孔として連続して形成されたものである。一体連通孔25、第1連通部25A、及び第2連通部25Bについては後で再度説明する。
弁体主部2Aの円筒部22の内周面には、軸線Lに沿った挿通孔26が形成され、この挿通孔26内には副弁体3の副弁基部3Aが挿通されている。ばね受け部2Bは、円環状に形成されて弁体主部2Aの上端部に固定され、その内部にロータ軸46が挿通されている。ばね受け部2Bの上面と案内部材1Bの天井面との間には、主弁ばね27が配設されており、この主弁ばね27により主弁体2は主弁座13方向(閉方向)に付勢されている。
副弁体3は、円筒状の副弁基部3Aと、副弁基部3Aから下方に突出する副弁部3Bと、副弁基部3Aの上側に設けられたスラストワッシャ3Cと、副弁基部3Aの内部に設けられた副弁ばね(不図示)と、で構成されている。副弁基部3Aは、主弁体2の挿通孔26に挿通され、軸線Lに沿った上下方向に進退自在かつ軸線L回りに回転自在に支持されている。スラストワッシャ3Cは、副弁基部3Aの上面及びばね受け部2Bの下面に当接可能になっており、その当接面同士の摩擦力が極めて小さくなるようになっている。副弁
基部3Aの上部には挿通孔が設けられてロータ軸46が挿通され、ロータ軸46の下端部に形成されたフランジ部(不図示)と副弁基部3Aの底部に接合された副弁部3Bの上端部との間に副弁ばねが配設されている。この副弁ばねにより副弁体3はロータ軸46(マグネットロータ44)に対して副弁座2C方向(閉方向)に付勢されている。なお、副弁基部3Aは、ロータ軸46および副弁部3Bと一体に形成されてもよく、その場合には、副弁基部3Aが中実状に形成され、副弁ばねが省略されてもよい。
駆動部4は、電動モータとしてのステッピングモータ41と、ステッピングモータ41の回転により副弁体3を進退させるねじ送り機構42と、ステッピングモータ41の回転を規制するストッパ機構43と、を備える。ステッピングモータ41は、外周部が多極に着磁されたマグネットロータ44と、ケース18の外周に配設されたステータコイル45と、マグネットロータ44に固定されたロータ軸46と、を備えている。ロータ軸46は、固定部材46aを介してマグネットロータ44に固定されるとともに、軸線Lに沿って延び、その上端部はストッパ機構43のガイド47に挿入されている。ロータ軸46の中間部には雄ねじ部46bが一体に形成され、この雄ねじ部46bが案内部材1Bの雌ねじ部17に螺合し、これによってねじ送り機構42が構成されている。マグネットロータ44が回転すると、ロータ軸46の雄ねじ部46bが雌ねじ部17に案内される。これにより、マグネットロータ44およびロータ軸46が軸線L方向に進退移動し、これに伴って副弁体3及び主弁体2が軸線Lに沿った軸線方向に進退駆動(上昇又は下降)される。
ストッパ機構43は、ケース18の天井部から垂下された円筒状のガイド47と、ガイド47の外周に固定されたガイド線体48と、ガイド線体48にガイドされて回転かつ上下動可能な可動スライダ49と、を備えている。可動スライダ49には、径方向外側に突出した爪部49aが設けられ、マグネットロータ44には、上方に延びて爪部49aと当接する延長部44aが設けられている。マグネットロータ44が回転すると、延長部44aが爪部49aを押すことで、可動スライダ49がガイド線体48に倣って回転かつ上下するようになっている。ガイド線体48には、マグネットロータ44の最上端位置を規定する上端ストッパ48aと、マグネットロータ44の最下端位置を規定する下端ストッパ48bと、が形成されている。これらの上端ストッパ48aおよび下端ストッパ48bに可動スライダ49が当接することで、可動スライダ49の回転が停止され、これによりマグネットロータ44の回転が規制され、副弁体3及び主弁体2の進退駆動も停止される。
次に、主弁体2における一体連通孔25、第1連通部25A、及び第2連通部25Bについて説明する。
図1、図2に示す小流量制御域にあるときの状態において、まず、一体連通孔25の下端側部分に当たる第1連通部25Aは、主弁室1Cと副弁室23とを連通し、主弁室1Cの内部の気液二相冷媒のうち下層となる液冷媒を通過させる。また、一体連通孔25の上端側部分に当たる第2連通部25Bは、主弁室1Cと副弁室23とを連通し、主弁室1Cの内部の気液二相冷媒のうち上層となるガス冷媒を通過させる。そして、図4に示されているように、気液二相冷媒の液面LV11に対し、第1連通部25Aは、液面LV11よりも下方に設けられ、第2連通部25Bは、液面LV11よりも上方に設けられている。
第1連通部25Aは、主弁体2の円筒部22の下部に設けられた着座部21の近傍位置を含む領域において円筒部22を貫通して形成されている。上述した副弁ポート24は、着座部21の径方向内側に設けられている。他方、第2連通部25Bは、主弁体2が主弁座13に着座時の小流量制御時において円筒部22が案内部材1Bに摺接している摺接部22Aの少なくとも一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して形成されている。そして、第1連通部25A及び第2連通部25Bは、円筒部22を貫通する軸線方向の長孔として互いに連続して一体連通孔25を構成するように形成されている。
以上の電動弁10は、以下のように動作する。まず、図2の状態では、主弁体2の着座部21が主弁座13に着座し、主弁ポート14が閉じられた弁閉状態である。一方、副弁ポート24に最も近づいた位置にある副弁体3は、副弁座2Cに着座せず、副弁体3の副弁部3Bの外周面と副弁ポート24の内周面との隙間によって流路が形成されている。従って、第1継手管11から主弁室1Cへと気液二相状態の冷媒が流入する際には、その下層の液冷媒が第1連通部25Aを通過し、上層のガス冷媒が第2連通部25Bを通過して、それぞれ副弁室23に流入する。これにより、副弁室23においても冷媒が気液二相状態となる。副弁室23における冷媒は、副弁部3Bと副弁ポート24との隙間を通って下方に流れ、主弁ポート14から第2継手管12に向かって流出する。すなわち、この電動弁10では、主弁体2による主弁ポート14の弁開度がゼロであっても副弁ポート24を介して冷媒の微少な流量が生じる。
次に、駆動部4のステッピングモータ41を駆動してマグネットロータ44を回転させて副弁体3を上昇させることで、副弁体3の副弁部3Bが副弁ポート24から抜け出し、副弁部3Bと副弁ポート24との隙間による流路が拡大され、流量が徐々に増加する。この際、主弁体2の着座部21は主弁座13に着座したままであるため、流量の増加は微少である。このように主弁体2を閉じたまま副弁体3の開度を変更する制御域が小流量制御域である。次に、副弁体3をさらに上昇させると、スラストワッシャ3Cがばね受け部2Bに当接し、副弁体3によって主弁体2が引き上げられ、着座部21が主弁座13から離座する。このように主弁体2を着座位置(閉位置)から弁開位置(開位置)に向かって上昇させる制御域が大流量制御域である。この大流量制御域における主弁体2の開度(ステッピングモータ41の回転量=弁リフト量)に対する流量の変化は大きなものとなり、主弁体2の全開状態において、流量は最大となる。
以上に説明した実施形態の電動弁10によれば、液冷媒を通過させる第1連通部25Aが主弁室1Cの内部の気液二相冷媒の液面LV11よりも下方に設けられ、ガス冷媒を通過させる第2連通部25Bが主弁室1Cの内部の気液二相冷媒の液面LV11よりも上方に設けられている。小流量制御域においては、副弁が全開となっても小流量であり、液面LV11の位置に大きな変化は無く、これにより、気液二相冷媒の液面が多少上下に変動した場合であっても、副弁室23における冷媒の状態が変化し難くなる。即ち、小流量制御域において液冷媒を第1連通部25Aに、ガス冷媒を第2連通部25Bに、それぞれ通過させることで、副弁室23においては液体のみの状態や、ガスのみの状態に変化することなく、常に気液二相状態の冷媒となり、この気液二相状態の冷媒が副弁ポート24を通過することになる。このように冷媒の状態変化が起き難くなることで、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
ここで、本実施形態では、主弁体2が円筒部22と着座部21と副弁ポート24とを有し、着座部21の近傍位置を含む領域について円筒部22を貫通して第1連通部25Aが形成されている。即ち、主弁座13に着座した主弁体2の最下部近傍に第1連通部25Aが位置している。これにより、主弁室1Cにおいて気液二相冷媒の液面が下降した場合であっても液冷媒を通過させやすく、液面の変動による影響を小さくすることができる。
また、本実施形態では、案内部材1Bとの摺接部22Aの少なくとも一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して第2連通部25Bが形成されている。即ち、案内部材1Bに案内される円筒部22のうち案内部材1Bから露出した部分の最上部に達するまで第2連通部25Bが位置している。これにより、気液二相冷媒の液面が上昇した場合であってもガス冷媒を通過させやすく、液面の変動による影響を小さくすることができる。
そして、本実施形態では、第1連通部25A及び第2連通部25Bは、互いに連続して長孔状の一体連通孔25を構成するように形成されている。第1連通部25A及び第2連通部25Bからなる一体連通孔25は、電動弁10に対して要求される性能や運転条件等に応じた適宜な形状やサイズに設定されている。
次に、本発明の冷凍サイクルシステムの一実施形態について説明する。
図5は、図1に示されている電動弁が適用された、本発明の一実施形態に係る冷凍サイクルシステムを示す模式図である。
この冷凍サイクルシステム90は、例えば、家庭用エアコン等の空気調和機に用いられる。前記実施形態の電動弁10は、空気調和機の第1室内側熱交換器91(蒸発器として作動)と第2室内側熱交換器92(凝縮器として作動)との間に設けられている。この電動弁10は、圧縮機93、四方弁94、室外側熱交換器95(凝縮器又は蒸発器として作動)および電子膨張弁96とともに、ヒ-トポンプ式冷凍サイクルを構成している。第1室内側熱交換器91と第2室内側熱交換器92及び電動弁10は室内に設置され、圧縮機93、四方弁94、室外側熱交換器95および電子膨張弁96は室外に設置されていて冷暖房装置を構成している。
本実施形態の冷凍サイクルシステム90によれば、前述の電動弁10による効果と同様に、副弁室23における冷媒が気液二相状態となり、この気液二相状態の冷媒が副弁ポート24を通過することになるので、冷媒の状態変化が起き難くなる。これにより、冷凍サイクルシステム90において、小流量制御時(例えば、除湿モード)に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音や音質の変化を抑制して、利用者の違和感や不快感を軽減することが可能となる。
次に、上述した実施形態に対する種々の変形例について以下に説明する。尚、以下の変形例は、何れも、液冷媒を通過させる第1連通部及びガス冷媒を通過させる第2連通部が上述の実施形態と異なっている。以下では、変形例について実施形態との相違点に注目して説明を行い、同一点については各図において実施形態と同じ符号を付して示し、重複説明を割愛する。
図6は、図1~図5に示されている実施形態に対する第1変形例を示す図である。
この第1変形例では、第1連通部251A及び第2連通部251Bは、互いに連続して楕円状の長孔である一体連通孔251となって主弁体2の円筒部22を貫通している。ここで、第1変形例における第2連通部251Bは、円筒部22における案内部材1Bとの摺接部22Aにまでは達してはいないが、気液二相冷媒の液面LV11よりも上方に設けられている。また、第1連通部251Aは、液面LV11よりも下方で、着座部21の近傍位置を含む領域について円筒部22を貫通して設けられている。
図7は、図1~図5に示されている実施形態に対する第2変形例を示す図である。
この第2変形例では、第1連通部252A及び第2連通部252Bは、互いに連続して上述の実施形態よりも幅狭の長孔である一体連通孔252となって主弁体2の円筒部22を貫通している。この第2連通部252Bも、円筒部22における案内部材1Bとの摺接部22Aにまでは達してはいない。ただし、第2連通部252Bは、気液二相冷媒の液面LV11よりも上方に設けられ、第1連通部252Aは、液面LV11よりも下方で、着座部21の近傍位置を含む領域について円筒部22を貫通して設けられている。
図8は、図1~図5に示されている実施形態に対する第3変形例を示す図である。
この第3変形例では、第1連通部253A及び第2連通部253Bは、互いに連続して丸孔状の一体連通孔253となって主弁体2の円筒部22を貫通している。この第2連通部253Bも、円筒部22における案内部材1Bとの摺接部22Aにまでは達してはいない。ただし、第2連通部253Bは、気液二相冷媒の液面LV11よりも上方に設けられ、第1連通部253Aは、液面LV11よりも下方で、着座部21の近傍位置を含む領域について円筒部22を貫通して設けられている。
図9は、図1~図5に示されている実施形態に対する第4変形例を示す図である。
この第4変形例では、第1連通部254A及び第2連通部254Bからなる一体連通孔254は、主弁体2の円筒部22の側面を見た時の平面視形状は上述の実施形態と同様の長孔状である。また、第2連通部254Bも、円筒部22における案内部材1Bとの摺接部22Aに達し、かつ気液二相冷媒の液面LV11よりも上方に設けられている点は実施形態と同様である。また、第1連通部254Aが液面LV11よりも下方で、着座部21の近傍位置を含む領域について円筒部22を貫通して設けられている点も実施形態と同様である。ただし、この第4変形例では、一体連通孔254における軸線Lに沿った縦断面の形状が図2に示す実施形態と異なっている。第4変形例における一体連通孔254は、第1連通部254Aの下端部における縦断面形状が、副弁室23から離れるに従って着座部21側へと傾斜して広がった形状となっている。
以上に説明した第1~第4変形例でも、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部251A,・・・,254Aが下方に設けられ第2連通部251B,・・・,254Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、これらの変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
尚、第1~第3変形例のように、第2連通部251B,252B,253Bについては、円筒部22の摺接部22Aにまで達しないように設けてもよい。ただし、上述の実施形態や第5変形例のように、第2連通部25B,254Bが円筒部22の摺接部22Aに達するように設けることで、液面の変動による影響を一層小さくすることができる点は上述した通りである。
図10は、図1~図5に示されている実施形態に対する第5変形例を示す図である。
この第5変形例では、第1連通部255A及び第2連通部255Bは、それぞれ円筒部22を貫通する一の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられている。このとき、上側の第2連通部255Bは、円筒部22の摺接部22Aの一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して形成されている。下側の第1連通部255Aは、着座部21の近傍位置を含む領域について円筒部22を貫通して形成されている。そして、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部255Aが下方に設けられ第2連通部255Bが上方に設けられている。また、第5変形例では、第1連通部255A及び第2連通部255Bは、それぞれ軸線Lに対する直交方向に延びるストレート孔となっている。
図11は、図1~図5に示されている実施形態に対する第6変形例を示す図である。
この第6変形例は、上述の第5変形例に対する変形例でもあり、まずは、第5変形例と同様に、第1連通部256A及び第2連通部256Bは、それぞれ円筒部22を貫通する一の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられている。そして、第2連通部256Bが、円筒部22の摺接部22Aの一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して形成され、第1連通部256Aが、着座部21の近傍位置を含む領域に形成されている。そして、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部256Aが下方に設けられ第2連通部256Bが上方に設けられている。このとき、上側の第2連通部256Bは、第5変形例と同様のストレート孔となっている。他方、下側の第1連通部256Aは、その断面形状が、副弁室23から離れるに従って先細りとなったテーパ形状に形成されている。
図12は、図1~図5に示されている実施形態に対する第7変形例を示す図である。
この第7変形例は、上述の第6変形例に対する変形例でもあり、まずは、第6変形例と同様に、第1連通部257A及び第2連通部257Bは、それぞれ円筒部22を貫通する一の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられている。そして、第2連通部257Bが、円筒部22の摺接部22Aの一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して形成され、第1連通部257Aが、着座部21の近傍位置を含む領域に形成されている。そして、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部257Aが下方に設けられ第2連通部257Bが上方に設けられている。このとき、上側の第2連通部257Bは、第6変形例と同様のストレート孔となっている。他方、下側の第1連通部257Aは、その断面形状が、副弁室23から離れるに従って拡径した逆テーパ形状に形成されている。
以上に説明した第5~第7変形例でも、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部255A,256A,257Aが下方に設けられ第2連通部255B,256B,257Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、これらの変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
また、第5~第7変形例では、上下に離隔した第1連通部255A,256A,257A及び第2連通部255B,256B,257Bは、電動弁10に対して要求される性能や運転条件等に応じた適宜な形状やサイズに設定されている。
図13は、図1~図5に示されている実施形態に対する第8変形例を示す図である。
この第8変形例でも、まずは、第6変形例と同様に、第1連通部258A及び第2連通部258Bは、それぞれ円筒部22を貫通する一の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられている。第2連通部258Bが、円筒部22の摺接部22Aの一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して形成され、第1連通部258Aが、着座部21の近傍位置を含む領域に形成されている。そして、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部258Aが下方に設けられ第2連通部258Bが上方に設けられている。このとき、第8変形例では、第1連通部258A及び第2連通部258Bが、それぞれ、主弁体2における円筒部22の周方向D11の複数位置に設けられている。
以上に説明した第8変形例でも、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部258Aが下方に設けられ第2連通部258Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、この第8変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
また、第8変形例では、第1連通部258A及び第2連通部258Bが主弁体2の周方向D11の複数位置に設けられているので、主弁室1Cにおける冷媒の周方向D11の偏りの影響を受け難く、副弁室23における冷媒の状態を安定させることができる。
図14は、図1~図5に示されている実施形態に対する第9変形例を示す図である。
この第9変形例でも、まずは、第6変形例と同様に、第1連通部259A及び第2連通部259Bは、それぞれ円筒部22を貫通する一の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられている。第2連通部259Bが、主弁体2における円筒部22の摺接部22Aの一部を含んで摺接部22Aよりも下側にまで至る領域について円筒部22を貫通して形成されている。他方の第1連通部259Aは、着座部21の近傍位置を含む領域に形成されている。そして、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部259Aが下方に設けられ第2連通部259Bが上方に設けられている。このとき、第9変形例では、第1連通部259A及び第2連通部259Bとは別に、軸線方向における両者の中間位置に第3連通部259Cが設けられている。この第3連通部259Cは、周方向D11について第1連通部259A及び第2連通部259Bの反対側に位置している。第3連通部259Cは、液面LV11に近く、気液二相冷媒の液面が上下したときに液面の上方となったり下方となったりする他の連通部となっている。
以上に説明した第9変形例では、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部258Aが下方に設けられ第2連通部258Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、この第9変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
図15は、図1~図5に示されている実施形態に対する第10変形例を示す図である。また、図16は、図15に示されている主弁体の側面を示した図である。
この第10変形例では、第1連通部261A及び第2連通部261Bが、それぞれ主弁体2の円筒部22を貫通する小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられている。具体的には、円筒部22の側面には、軸線Lに沿った上下方向に4つの小孔が等間隔で並び、最下段の1つの小孔が、気液二相冷媒の液面LV11よりも下方に設けられた第1連通部261Aとなっている。また、4つの小孔のうち最上段の1つの小孔が、気液二相冷媒の液面LV11よりも上方に設けられた第2連通部261Bとなっている。中間位置の2つの小孔は、液面LV11に近く、気液二相冷媒の液面が上下したときに液面の上方となったり下方となったりする他の第3連通部261Cとなっている。
以上に説明した第10変形例でも、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部261Aが下方に設けられ第2連通部261Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、この第10変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
尚、この第10変形例では、複数の小孔のうちの最下段の1つが液面LV11よりも下方の第1連通部261Aで、最上段の1つが液面LV11よりも上方の第2連通部261Bとなっている。しかしながら、第10変形例とは異なり、複数の小孔のうち上側の2つ以上が液面よりも下方の第1連通部をなし、下側の2つ以上が液面よりも下方の第2連通部をなすように構成してもよい。第1連通部及び第2連通部については、電動弁に対して要求される性能や運転条件等に応じて適宜な数、形状、サイズに設定されることとなる。
図17は、図1~図5に示されている実施形態に対する第11変形例を示す図である。
この第11変形例では、気液二相冷媒の液面LV11よりも下方の第1連通部262Aは、主弁体2の円筒部22を貫通する小孔で構成されている。他方、液面LV11よりも上方の第2連通部262Bは、案内部材1Bを貫通して主弁体2の上方に至る外側連通路262B-1と、主弁体2と副弁体3との間を通って副弁室23に至る内側連通路262B-2と、を有して構成されている。
外側連通路262B-1は、案内部材1Bにおいて弁本体1Aの上縁に接合されるフランジ部分を上下に貫く第1貫通部262B-1aと、案内部材1Bにおける上記のフランジ部分よりも上方の側壁を左右に貫く第2貫通部262B-1bと、を有している。ガス冷媒が主弁室1Cから副弁室23に至る場合には、主弁室1Cから第1貫通部262B-1aを通過して上部のケース18(図1)の内側へと至る。その後、第2貫通部262B-1bを通過して副弁体3の上方へと至り、内側連通路262B-2を通過して副弁室23に達する。他方、液冷媒については、液面LV11よりも下方の第1連通部262Aを通って、主弁室1Cと副弁室23との相互間を通過する。
以上に説明した第11変形例でも、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部262Aが下方に設けられ第2連通部262Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、この第11変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
また、第11変形例によれば、第2連通部262Bが外側連通路262B-1と内側連通路262B-2とを有することで、主弁体2に対して第2連通路262Bを一層高い位置に形成することができる。これにより、気液二相冷媒の液面が上昇した場合であってもガス冷媒を第2連通部262Bに通過させ易く、液面の変動による影響を小さくすることができる。
図18は、図1~図5に示されている実施形態に対する第12変形例を示す図である。
この第12変形例は、上述の第11変形例に対する変形例でもあり、まずは、第11変形例と同様に、気液二相冷媒の液面LV11よりも下方の第1連通部263Aは、主弁体2の円筒部22を貫通する小孔で構成されている。他方、液面LV11よりも上方の第2連通部263Bは、案内部材1Bを貫通して主弁体2の上方に至る外側連通路263B-1と、主弁体2と副弁体3との間を通って副弁室23に至る内側連通路263B-2と、を有して構成されている。
ここで、第12変形例における外側連通路263B-1は、案内部材1Bにおける上記のフランジ部分よりも下方の側壁を左右に貫く第1貫通部263B-1aと、主弁体2の円筒部22の外周面に設けられた溝状の第2貫通部263B-1bと、を有している。第2貫通部263B-1bは、軸線Lに沿って円筒部22の外周面に上下方向に延びるように設けられた溝となっている。ガス冷媒が主弁室1Cから副弁室23に至る場合には、主弁室1Cから第1貫通部263B-1aを通過して案内部材1Bの内側に至る。その後、第2貫通部263B-1bを通過して副弁体3の上方へと至る。
内側連通路263B-2は、副弁体3の副弁基部3Aの外周面に、軸線Lに沿って上下方向に延びるように形成された溝である。第2貫通部263B-1bを通過して副弁体3の上方に至ったガス冷媒は、この内側連通路263B-2を通過して副弁室23に達する。他方、液冷媒については、液面LV11よりも下方の第1連通部263Aを通って、主弁室1Cと副弁室23との相互間を通過する。
以上に説明した第12変形例でも、気液二相冷媒の液面LV11よりも第1連通部263Aが下方に設けられ第2連通部263Bが上方に設けられていることで、冷媒の状態変化が起き難くすることができる。即ち、この第12変形例によっても、上述の実施形態と同様に、小流量制御時に副弁ポート24を通過する冷媒の流体通過音の音質や音圧の変化を抑制することができ、利用者の不快感等を軽減することができる。
また、第12変形例でも、上述の第11変形例と同様に、第2連通部263Bが外側連通路263B-1と内側連通路263B-2とを有することで、主弁体2に対して第2連通路263Bを一層高い位置に形成することができる。これにより、気液二相冷媒の液面が上昇した場合であってもガス冷媒を第2連通部263Bに通過させ易く、液面の変動による影響を小さくすることができる。
尚、以上に説明した実施形態や変形例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これに限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電動弁及び冷凍サイクルシステムの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態では、家庭用エアコン等の空気調和機に用いられる電動弁10を例示したが、本発明の電動弁は、家庭用エアコンに限らず、業務用エアコンであってもよいし、空気調和機に限らず、各種の冷凍機等にも適用可能である。また、本実施形態では、第1継手管11から冷媒が流入し、第2継手管12から流出する旨を記載している。しかしながら、この一方向の流れに限定されるものではなく、逆流しとして、第2継手管12から冷媒が流入し、第1継手管11から流出する場合にも適用可能であり、特に全開状態での逆流しを行うことがある。
また、上述の実施形態及び第1~第12変形例では、気液二相冷媒の液面よりも下方の第1連通部、及び気液二相冷媒の液面よりも上方の第2連通部、それぞれについて具体的な数、形状、サイズについて例示している。しかしながら、これらの連通部については、例示された具体例に限るものではなく、電動弁に対して要求される性能や運転条件等に応じて適宜な数、形状、サイズの第1連通部及び第2連通部を選択して適用することができる。
1 弁ハウジング
1A 弁本体
1C 主弁室
2 主弁体
2A 弁体主部
2C 副弁座
3 副弁体
4 駆動部
10 電動弁
13 主弁座
14 主弁ポート
21 着座部
22 円筒部
22A 摺接部
23 副弁室
24 副弁ポート
25,251,252,253,254 一体連通孔
25A,251A,252A,253A,254A,255A,256A,257A,258A,259A,261A,262A,263A 第1連通部
25B,251B,252B,253B,254B,255B,256B,257B,258B,259B,261B,262B,263B 第2連通部
90 冷凍サイクルシステム
91 第1室内側熱交換器(蒸発器)
92 第2室内側熱交換器(凝縮器)
93 圧縮機
95 室外側熱交換器(蒸発器又は凝縮器)
259C,261C 第3連通部
262B-1,263B-1 外側連通路
262B-1a,263B-1a 第1貫通部
262B-1b,263B-1b 第2貫通部
262B-2,263B-2 内側連通路
LV11 液面

Claims (8)

  1. 主弁室、主弁座、及び主弁ポートを有した弁本体と、前記主弁ポートを開閉するとともに内部に副弁室及び副弁ポートを有した主弁体と、前記副弁ポートの開度を変更する副弁体と、前記副弁体及び前記主弁体を軸線方向に進退駆動する駆動部と、前記主弁体を前記軸線方向に進退案内する案内部材と、を備え、前記副弁体が前記副弁ポートの開度を変更する小流量制御域と、前記主弁体が前記主弁ポートを開閉する大流量制御域と、の二段の流量制御域を有した電動弁であって、
    前記主弁室と前記副弁室とを連通し、前記主弁室の気液二相冷媒のうち液冷媒を通過させる第1連通部を備えるとともに、前記主弁室と前記副弁室とを連通し、前記主弁室の前記気液二相冷媒のうちガス冷媒を通過させる第2連通部と、を備え、
    前記弁本体は、該弁本体の側面側から前記主弁室に連通して前記気液二相冷媒が出入りする継手管が取り付けられ、
    記第1連通部は、前記継手管の中心を通る継手軸線よりも下方に設けられ、前記第2連通部は、前記継手軸線よりも上方に設けられていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記主弁体は、前記副弁室を内包する円筒部と、前記円筒部の下部に設けられて前記主弁座に着座する着座部と、前記着座部よりも径方向内側に設けられる前記副弁ポートと、を有し、前記円筒部の外周面と前記案内部材の内周面とが摺接することで前記軸線方向に進退案内され、
    前記第1連通部は、前記着座部の近傍位置を含む前記円筒部の下部領域において前記円筒部を貫通して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記第2連通部は、前記円筒部が前記案内部材に摺接する摺接部の少なくとも一部を含んで前記摺接部よりも下側にまで至る領域について前記円筒部を貫通して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記第1連通部及び前記第2連通部は、それぞれ前記円筒部を貫通する一又は複数の小孔で構成され、互いに上下に離隔して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 前記第1連通部及び前記第2連通部は、前記円筒部を貫通する前記軸線方向に長孔又は丸孔として互いに連続して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  6. 前記第2連通部は、前記案内部材を貫通して前記主弁体の上方に至る外側連通路と、前記主弁体と前記副弁体との間を通って前記副弁室に至る内側連通路と、を有して構成されていることを請求項2に記載の電動弁。
  7. 前記第1連通部及び前記第2連通部は、前記主弁体の周方向の複数位置に設けられていることを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の電動弁。
  8. 圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1~7の何れか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
JP2019187391A 2019-10-11 2019-10-11 電動弁及び冷凍サイクルシステム Active JP7208127B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019187391A JP7208127B2 (ja) 2019-10-11 2019-10-11 電動弁及び冷凍サイクルシステム
CN202011056269.3A CN112648391B (zh) 2019-10-11 2020-09-29 电动阀及冷冻循环系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019187391A JP7208127B2 (ja) 2019-10-11 2019-10-11 電動弁及び冷凍サイクルシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021063529A JP2021063529A (ja) 2021-04-22
JP7208127B2 true JP7208127B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=75346619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019187391A Active JP7208127B2 (ja) 2019-10-11 2019-10-11 電動弁及び冷凍サイクルシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7208127B2 (ja)
CN (1) CN112648391B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7248922B2 (ja) * 2021-06-23 2023-03-30 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024186A (ja) 2005-07-15 2007-02-01 Saginomiya Seisakusho Inc 2段式制御弁
JP2014238207A (ja) 2013-06-07 2014-12-18 株式会社不二工機 膨張弁

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3404817B2 (ja) * 1993-09-13 2003-05-12 株式会社日立製作所 空気調和機
JP5022120B2 (ja) * 2007-07-03 2012-09-12 株式会社不二工機 冷暖房システム用の電動弁
JP5842185B2 (ja) * 2011-05-10 2016-01-13 株式会社テージーケー 制御弁
JP6526478B2 (ja) * 2015-05-18 2019-06-05 株式会社不二工機 電動弁
US10267434B2 (en) * 2016-08-04 2019-04-23 Pacific Industrial Co., Ltd. Motor-operated valve
JP6643292B2 (ja) * 2017-09-28 2020-02-12 株式会社不二工機 電動弁
CN109780224A (zh) * 2017-11-13 2019-05-21 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 电子膨胀阀
JP6909740B2 (ja) * 2018-01-31 2021-07-28 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP6845817B2 (ja) * 2018-02-01 2021-03-24 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP6857624B2 (ja) * 2018-02-01 2021-04-14 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び冷凍サイクルシステム
CN109798368B (zh) * 2019-02-27 2023-08-29 苏州纽威阀门股份有限公司 一种分程调节阀

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024186A (ja) 2005-07-15 2007-02-01 Saginomiya Seisakusho Inc 2段式制御弁
JP2014238207A (ja) 2013-06-07 2014-12-18 株式会社不二工機 膨張弁

Also Published As

Publication number Publication date
CN112648391A (zh) 2021-04-13
JP2021063529A (ja) 2021-04-22
CN112648391B (zh) 2022-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN114458781B (zh) 电动阀以及冷冻循环系统
CN103245138B (zh) 膨胀阀
JP3145048U (ja) 電動膨張弁及び冷凍サイクル
JP6845817B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
CN110107724B (zh) 电动阀以及冷冻循环系统
JP6959900B2 (ja) 弁装置、電動弁および冷凍サイクルシステム
JP7383774B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
CN111828659B (zh) 阀装置以及冷冻循环系统
JP2022095807A (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP7208127B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP6359593B2 (ja) 電動弁
JP2020106086A (ja) 弁装置および冷凍サイクルシステム
JP7105721B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP7107881B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP7465845B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
CN113915339B (zh) 二级式电动阀以及冷冻循环系统
JP7349963B2 (ja) 流量制御弁及び冷凍サイクルシステム
JP7453091B2 (ja) 電動弁および冷凍サイクルシステム
JP7254678B2 (ja) 電動弁および冷凍サイクルシステム
JP7264975B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP7362569B2 (ja) 電動弁および冷凍サイクルシステム
JP7491734B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP2021165574A (ja) 二段式電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP2022055626A (ja) 電動弁および冷凍サイクルシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7208127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150