JP2021025541A - 弁体駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体をロータの軸回りに回転させて流路を開閉する構造の弁体駆動装置においても流路の開閉を簡単な構造で精度よく行なえるようにすること。【解決手段】弁体4を回転するロータ5を備えるバルブ本体7と、ステータ9と、ロータの回転力を前記弁体に伝達する動力伝達状態と動力非伝達状態とを切り換える動力伝達切換部6とを備え、ロータ5と弁体4の動力伝達経路に配置されロータの被取付部25に締付力を付与する状態で取り付けられるコイルバネ27と、コイルバネがロータと一体に回転することを規制する回転規制部29とを備え、動力伝達状態はコイルバネが締付力による摩擦でロータと一体に回転することで作られ、動力非伝達状態はコイルバネがロータと一体に回転することを回転規制部によって規制され、コイルバネが回転する被取付部に対してスリップすることで作られる。【選択図】図6

Description

本発明は、冷媒ガス等の流体の流路を開閉する弁体を備える弁体駆動装置に関するものである。
この種の弁体駆動装置が特許文献1と特許文献2に記載されている。これらの文献に記載されている弁体駆動装置は、冷媒ガスの流路を開閉する弁体と、前記弁体を駆動するロータを備えるバルブ本体と、前記ロータを駆動させるステータとを備えている。更に、前記弁体による前記流路の開閉動作に際して、動力を前記弁体に伝達する動力伝達状態と、前記動力を前記弁体に伝達しない動力非伝達状態とを切り換える動力伝達切換部を備えている。
特開2001−271956号公報 特開2006−10004号公報
特許文献1と特許文献2に記載されている弁体駆動装置は、弁体であるニードル弁をロータの軸方向に移動させて流路を開閉する構造である。この種の弁体駆動装置には、流体の出口を有する平坦な弁座面に、弁体を接触させた状態で軸回りに回転させて前記出口を開閉するスライド式の構造のものがある。
しかし、特許文献1と特許文献2に記載されている弁体駆動装置の流路開閉構造は、このようなスライド式の弁体には対応することができない。また、特許文献1と特許文献2には、前記スライド式の構造の弁体駆動装置については記載も示唆もされていない。
本発明の目的は、弁体をロータの軸に沿う方向に移動せずに軸回りに回転させて流路を開閉する構造の弁体駆動装置においても流路の開閉を簡単な構造で精度よく行なえるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る弁体駆動装置は、回転することで流路を開閉する弁体と、前記弁体を回転するロータを備えるバルブ本体と、前記ロータを回転させるステータと、前記ロータの回転力を前記弁体に伝達する動力伝達状態と、前記ロータの回転力を前記弁体に伝達しない動力非伝達状態とを切り換える動力伝達切換部と、を備え、前記動力伝達切換部は、前記ロータと前記弁体の動力伝達経路に配置され前記ロータの被取付部に締付力を付与する状態で取り付けられるコイルバネと、前記コイルバネが前記ロータと一体に回転することを規制する回転規制部と、を備え、前記動力伝達状態は、前記コイルバネが前記締付力による摩擦で前記ロータと一体に回転することで作られ、前記動力非伝達状態は、前記コイルバネが前記ロータと一体に回転することを所定の回転位置で前記回転規制部によって規制され、該コイルバネが回転する前記ロータの前記被取付部に対してスリップすることで作られる、ことを特徴とする。
本発明に係る弁体駆動装置によれば、前記ロータと前記弁体の動力伝達経路にコイルバネが配置され、該コイルバネが前記ロータの被取付部に締付力を付与する状態で取り付けられている。
そして、前記動力伝達切換部の動力伝達状態は、前記コイルバネが前記締付力による摩擦で前記ロータと一体に回転することで作られる。また、前記動力伝達切換部の動力非伝達状態は、前記コイルバネが前記ロータと一体に回転することを所定の回転位置で前記回転規制部によって規制され、該コイルバネが回転する前記ロータの前記被取付部に対してスリップすることで作られる。
これにより、ロータで弁体を軸回りに回転することで流路を開閉する構造の弁体駆動装置において、前記弁体の流路開閉動作のための動力伝達切換部による動力伝達状態と動力非伝達状態の切り換えを、前記コイルバネの前記締付力と前記スリップによって実現できる。従って、前記弁体を前記ロータの軸に沿う方向に移動せずに軸回りに回転させて流路を開閉する構造の弁体駆動装置においても、前記流路の開閉をコイルバネによる簡単な構造で精度よく行なうことができる。
また、この種の弁体駆動装置において、前記動力非伝達状態となる前記所定の回転位置は、前記弁体が前記流路開閉動作のための原点位置に戻された状態に対応する場合が通常である。即ち、前記弁体が前記原点位置に戻された状態において、前記ロータが回転を継続しても、前記コイルバネの前記スリップにより前記原点位置で停止している弁体に動力は伝わらない。従って、該弁体を前記原点位置に向かって回転させるだけで、該弁体は前記原点位置に到達すると前記ロータが回転していても停止するので、該弁体を前記原点位置に簡単且つ精度よく戻すことができる。また、前記ロータが回転を継続しても、前記コイルバネが前記スリップ状態になるので、騒音や振動が発生する虞を低減することができる。
また、上記弁体駆動装置において、前記バルブ本体は、内と外を区画する密閉カバーと、前記密閉カバーと接合されてバルブ室を構成する基体部と、を備え、前記弁体は、前記基体部の弁座面に接触してスライド回転する、ことが好ましい。
上記構成によれば、前記弁体が前記弁座面に接触してスライド回転する構造の弁体駆動装置において、前記動力伝達状態と動力非伝達状態の切り換えを、前記コイルバネの前記締付力と前記スリップによって実現できる。これにより、前記流路の開閉をコイルバネによる簡単な構造で精度よく行なうことができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記弁体は、前記スライド回転によって前記流路の出口を開閉する、ことが好ましい。
前記弁体が前記スライド回転によって前記流路の出口を開閉する構造が一般的に多いが、そのような構造に対して上記説明の効果を容易に得ることができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記コイルバネは、一端が弁体側部材に係止され、他端は自由端である、ことが好ましい。
ここで「弁体側部材」とは、弁体単独の構造と、該弁体と一体に回転する他の部材との組構造の両方を含む意味である。
上記構成によれば、前記コイルバネは、一端が弁体側部材に係止されているので、前記回転規制部で前記弁体側部材の回転を規制することで、前記コイルバネの前記スリップ状態を容易に実現することができる。
また、前記コイルバネは、他端が自由端であるので、前記ロータの回転が継続していても該コイルバネの前記スリップ状態を続けることができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記弁体側部材は、前記弁体と、該弁体と一体に回転するガイド部材と、を備え、前記コイルバネの一端は前記ガイド部材に係止されている、ことが好ましい。
上記構成によれば、前記コイルバネの一端は前記ガイド部材に係止され、該ガイド部材を介して前記弁体に前記ロータの回転力が伝達される。これにより、前記コイルバネの一端を前記弁体に直接係止するのが困難或いは好ましくない構造においても、容易に対応することができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記弁体側部材は被当接部を備え、前記回転規制部は、前記被当接部と当接することによって前記弁体及びコイルバネの回転を規制する、ことが好ましい。
上記構成によれば、前記回転規制部は、前記弁体側部材の被当接部との当接によって前記弁体及びコイルバネの回転を規制する。即ち、前記被当接部によって前記弁体の回転を所定の回転位置で確実に停止させることができる。これにより、前記弁体の前記原点位置を前記被当接部が前記回転規制部に当接する位置に設定することで、該弁体を前記原点位置に精度よく戻すことができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記コイルバネは、少なくとも前記ロータと接触する部分が、該コイルバネの外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するコイル側摩擦部を備える、ことが好ましい。
ここで、コイル側摩擦部の「摩擦力」とは、前記ロータとの間で生じる摩擦力を意味する。
上記構成によれば、前記コイルバネは、該コイルバネの外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するコイル側摩擦部を備える。これにより、該コイル側摩擦部の摩擦力と前記コイルバネの締付力との組み合わせによって該コイルバネを設計して作ることが可能となるので、必要な特性のコイルバネが作り易くなるという効果が得られる。また、必要な特性のコイルバネが、例えば、前記コイルバネ自体の材料に基づく摩擦力では作るのが難しい場合でも、該コイル側摩擦部を前記適切な摩擦力になるように選定することで容易に対応することができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記ロータの前記被取付部は、該被取付部の外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するロータ側摩擦部を備える、ことが好ましい。
上記構成によれば、前記ロータの前記被取付部は、該被取付部の外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するロータ側摩擦部を備えるので、前記コイル側摩擦部を備える構造と同様の効果を該ロータ側摩擦部によって得ることができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記コイル側摩擦部又は前記ロータ側摩擦部の摩擦力は、前記摩擦部が設けられている前記コイルバネ又は前記被取付部の外表面の摩擦力より大きい、ことが好ましい。
上記構成によれば、前記コイル側摩擦部又は前記ロータ側摩擦部の摩擦力は、前記摩擦部が設けられている前記コイルバネ又は前記被取付部の外表面の摩擦力より大きい。これにより、前記コイルバネの締付力を小さくしても、前記動力伝達状態と動力非伝達状態を切り換えるために必要な摩擦力を得ることができ、耐久性を向上することができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記コイル側摩擦部又は前記ロータ側摩擦部は、前記コイルバネの表面又は前記被取付部の表面を粗面化された粗面で構成されている、ことが好ましい。
上記構成によれば、部品点数を増加することなく、前記コイル側摩擦部又は前記ロータ側摩擦部を容易に形成することができる。
また、前記弁体駆動装置において、前記ロータが回転する軸に前記弁体側部材が配置されている、ことが好ましい。
上記構成によれば、前記ロータの回転を弁体側部材に直接伝える直動式構造の弁体駆動装置に、容易に対応することができる。
本発明によれば、弁体をロータの軸に沿う方向に移動せずに軸回りに回転させて流路を開閉する構造の弁体駆動装置においても流路の開閉を簡単な構造で精度よく行なうことができる。
本発明の実施形態1に係る弁体駆動装置の要部外観斜視図である。 図1の弁体駆動装置を異なる方向から見た要部外観斜視図である。 図1からステータを省いたバルブ本体の外観斜視図である。 図3からバルブ本体の密閉カバーを省いた要部外観斜視図である。 図4からロータ周囲のマグネットを省いた要部外観斜視図である。 図5からバルブ本体の基体部及び流路管を省いた外観斜視図である。 図6の弁体駆動装置を異なる方向から見た要部外観斜視図である。 図6の弁体駆動装置をコイルバネの自由端側から見た正面図である。 本発明の実施形態2に係るコイルバネの外観斜視図である。 本発明の実施形態2に係る被取付部の外観斜視図である。 同実施形態2に係るコイルバネの変形例を示す外観斜視図である。
以下、本発明に係る弁体駆動装置について、図1〜図8に表す実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの軸を、図1に示すように、それぞれX軸、Y軸、Z軸としている。ここでは、図1の上方はZ軸に沿う方向に一致している。X軸とY軸は、Z軸と直交する限りで特定されている。
[実施形態1]
<弁体駆動装置の概略構造の説明>
図1から図4に表したように、実施形態1に係る弁体駆動装置1は、流路を成す流路管3が接続され、内部にロータ5(図4)を備えるバルブ本体7(図3)と、ロータ5の周囲に配置されてロータ5を軸2の回りに回転させるステータ9と、を備えている。弁体駆動装置1は、バルブ本体7とステータ9を覆って外部と区画するハウジングを備えているが、このハウジングの図示は省略されている。
図5から図8に表したように、バルブ本体7は、回転することで流路を開閉する弁体4(図6)を備え、ロータ5が軸2の回りに回転することで弁体4を回転するように構成されている。
そして、ロータ5の回転力を弁体4に伝達する動力伝達状態と、ロータ5の回転力を弁体4に伝達しない動力非伝達状態とを切り換える動力伝達切換部6を備えている。
本実施形態では、流路管3が3本の場合であり、その内の1本は冷媒の流入管3iであり、他の2本は冷媒の流出管3oである。冷媒は流入管3iを通ってバルブ本体9内の後述するバルブ室に流入し、流出管3oを通って前記バルブ室から外部の冷却領域に送られる。流路管3は3本に限定されないことは勿論であり、用途に応じて2本の場合、4本以上の場合がある。
図3に表したように、バルブ本体7は、内と外を区画する密閉カバー11と、密閉カバー11と接合されてバルブ室13を構成する基体部15と、を備えている。本実施形態では、基体部15は凹曲面形状の有底カップであり、底部に弁座構成部材21が組み付けられている。図4に表したように、密閉カバー11の内側にロータ5が配置されている。図4において、符号17は、ロータ5の一部を構成するマグネットであり、マグネット17は本実施形態では円筒形状である。
図6に表したように、弁体4は、基体部15の弁座面19に接触した状態でスライド回転するように構成されている。具体的には、基体部15の底部に位置する弁座構成部材21の上面が弁座面19になっており、弁体4は該弁座面19に接触した状態で軸2の回りに回転するように構成されている。
図2、図7に表したように、弁座構成部材21に2本の流出管3oの一端部が接続されている。図7において、符号23は流出管3oが接続される円孔であり、これらの円孔23は、その奥において小径孔(図示せず)によって弁座面19にまで繋がって開口されている。図6において、弁座面19の弁体4の下面のスライド面と接触して覆われている部分に前記小径孔が開口している。
弁体4は、軸2の回りに回転することで、前記小径孔を開閉し、バルブ室13内にある冷媒の各流出管3oへの流出を調整変更する。即ち、弁体4は、前記スライド回転によって流路の出口を開閉する。
<動力伝達切換部>
本実施形態において、動力伝達切換部6は、ロータ5と弁体4の動力伝達経路に配置されロータ5の被取付部25に締付力を付与する状態で取り付けられるコイルバネ27と、コイルバネ27がロータ5と一体に回転することを規制する回転規制部29と、を備えている。そして、前記動力伝達状態は、コイルバネ27が前記締付力による摩擦でロータ5と一体に回転することで作られ、前記動力非伝達状態は、コイルバネ27がロータ5と一体に回転することを所定の回転位置で回転規制部29によって規制され、コイルバネ27が回転するロータ5の被取付部25に対してスリップすることで作られる。
コイルバネ27が前記スリップにより回転が規制されて停止することで、それに連動して弁体4の回転も規制されて停止する。
ここでは、回転規制部29によってコイルバネ27の回転が規制される前記所定の回転位置は、弁体4が流路開閉動作時に戻される原点位置に対応する。
<ロータ>
図5、図6に表したように、ロータ5は、マグネット17の内面と接合して該マグネットを固定する円柱形状の大径部31と、該大径部31より小径で円柱形状の小径部を備えている。前記小径部がコイルバネ27が前記締付力を付与する状態で取り付けられる被取付部25である。図から理解できるように、大径部31と被取付部25(小径部)は、軸2を共通軸としている。
該被取付部(小径部)25の下面は、円形の平坦面20(図10参照)であり、該平坦面20から軸2の下端側が突出している。弁体4は被取付部25の平坦面20と弁座構成部材21の弁座面19との間に、軸2の回りに回転可能に配置されている。
図4に表したように、前記小径部である被取付部25及び該被取付部25に取り付けられているコイルバネ27は、マグネット17が大径部31に接合された状態では、該マグネット17によって外側から覆われる状態になる。
<コイルバネ>
図5から図8に表したように、コイルバネ27は、ロータ5の被取付部25に締付力を付与する状態で取り付けられている。具体的には、コイルバネ27のコイル径が被取付部25の外径より小さく形成されている。
この径の差により、コイルバネ27を被取付部25に取り付けると該コイルバネ27の前記コイル径が弾性的に拡大され、その弾性的拡大の反発力として前記締付力が発生する。
コイルバネ27は、一端33が弁体側部材35に係止され、他端37は自由端である。即ち、図8に表したように、他端37は他部材に係止されることなく、フリーな状態で単に被取付部25の外表面に前記締付力によって接触している。
本実施形態では、弁体側部材35は、弁体4と、該弁体4と一体に回転するガイド部材8とを備えている。弁体4とガイド部材8は、該ガイド部材8から突設された凸部10が弁体4の穴部12(図6)に嵌っており、これにより、軸2の回りに両者4、8が一体に回転するように構成されている。
コイルバネ27の一端33はガイド部材8の溝14に係止されている。即ち、ロータ5の回転がコイルバネ27に伝わり、該コイルバネ27の一端33からガイド部材8に伝わり、更にガイド部材8から弁体4に伝わるように構成されている。
尚、弁体側部材35は、ガイド部材8を省いて弁体4だけで構成してもよい。この場合は、前記溝14に相当するものが弁体4に設けられ、コイルバネ27の一端33は弁体4の溝14に相当する部分に係止される。
<回転規制部>
回転規制部29は、コイルバネ27がロータ5と一体に回転することを規制する。
密閉カバー11と基体部15の間にリング形状のリング板39が挟持されて固定されている。リング板39は、ガイド部材8の周囲であって、該ガイド部材8に対応する位置に配置されている。回転規制部29は、リング板39の内周縁に設けられ、内方すなわちガイド部材8に向かって突設されている。
図6、図7に表したように、ガイド部材8には、その外面に被当接部16が突設されている。具体的には、被当接部16は、ガイド部材8の溝14の一部を構成しつつ、該溝14に隣り合って設けられている。
また、被当接部16は、リング板39に設けられた回転規制部29に対応する位置に配置されている。即ち、ガイド部材8が軸2の回りに回転し、所定の回転位置に来ると回転規制部29が被当接部16に当接することで、ガイド部材8の回転が規制されるように構成されている。
別に言い方をすると、ガイド部材8は、コイルバネ27から回転力が伝達されて回転するので、コイルバネ27がロータ5と一体に回転することを所定に回転位置で回転規制部29によって規制され、コイルバネ27が回転するロータ5の被取付部25に対してスリップする状態になる。
<実施形態1の作用効果の説明>
(1)本実施形態によれば、ロータ5と弁体4の動力伝達経路にコイルバネ27が配置され、該コイルバネ27がロータ5の被取付部25に締付力を付与する状態で取り付けられている。
そして、動力伝達切換部6の動力伝達状態は、コイルバネ27が前記締付力による摩擦でロータ5と一体に回転することで作られる。また、動力伝達切換部6の動力非伝達状態は、コイルバネ27がロータ5と一体に回転することを所定の回転位置で回転規制部29によって規制され、該コイルバネ27が回転するロータ5の被取付部25に対してスリップすることで作られる。
従って、ロータ5で弁体4を軸回りに回転することで流路を開閉する構造の弁体駆動装置1において、弁体4の流路開閉動作のための動力伝達切換部6による動力伝達状態と動力非伝達状態の切り換えを、コイルバネ27の前記締付力と前記スリップによって実現できる。これにより、弁体4をロータ5の軸2に沿う方向に移動せずに軸2の回りに回転させて流路を開閉する構造の弁体駆動装置1においても、前記流路の開閉をコイルバネ27による簡単な構造で精度よく行なうことができる。
(2)また、この種の弁体駆動装置において、前記動力非伝達状態となる前記所定の回転位置は、弁体4が前記流路開閉動作のための原点位置に戻された状態に対応する場合が通常であり、本実施形態も同様の原点位置を有する。即ち、弁体4が前記原点位置に戻された状態において、ロータ5が回転を継続しても、コイルバネ27の前記スリップにより前記原点位置で停止している弁体4に動力は伝わらない。従って、該弁体4を前記原点位置に向かって回転させるだけで、該弁体4は前記原点位置に到達するとロータ5が回転していても停止するので、該弁体4を前記原点位置に簡単且つ精度よく戻すことができる。また、ロータ5が回転を継続しても、コイルバネ27が前記スリップ状態になるので、騒音や振動が発生する虞を低減することができる。
(3)また、弁体4が弁座面19に接触してスライド回転する構造の弁体駆動装置においても、前記動力伝達状態と動力非伝達状態の切り換えを、コイルバネ27の前記締付力と前記スリップによって実現できるので、前記流路の開閉をコイルバネ27による簡単な構造で精度よく行なうことができる。
(4)また、コイルバネ27は、一端33が弁体側部材35に係止されている構造にすれば、回転規制部29で弁体側部材35の回転を規制することで、コイルバネ27の前記スリップ状態を容易に実現することができる。
また、コイルバネ27は、他端37が自由端であるので、ロータ5の回転が継続していても該コイルバネ27の前記スリップ状態を続けることができる。
(5)また、コイルバネ27の一端33はガイド部材8に係止され、該ガイド部材8を介して弁体4にロータ5の回転力が伝達される構造にすれば、コイルバネ27の一端33を弁体4に直接係止するのが困難或いは好ましくない構造においても、容易に対応することができる。
(6)また、回転規制部29は、弁体側部材35の被当接部16との当接によって弁体4及びコイルバネ27の回転を規制する。即ち、被当接部16によって弁体4の回転を所定の回転位置で確実に停止させることができる。これにより、弁体4の前記原点位置を被当接部16が回転規制部29に当接する位置に設定することで、該弁体4を前記原点位置に精度よく戻すことができる。
(7)また、ロータ4の回転を弁体側部材35に直接伝える直動式構造の弁体駆動装置1に、容易に対応することができる。
[実施形態2]
次に、本発明に係る弁体駆動装置の実施形態2を、図9に基づいて説明する。尚、実施形態1と共通する部分については、同一符号を付して、その説明は省略する。
<コイル側摩擦部>
図9に表したように、本実施形態では、コイルバネ27は、ロータ5の被取付部25と接触する部分が、該コイルバネ27の外表面22の摩擦力と異なる摩擦力を有する、即ち異なる材料より成るコイル側摩擦部24を備えている。コイル側摩擦部24は、ここではロータ5の被取付部25と接触する部分にだけ、即ちコイルバネ27の内周側に設けられているが、これに限定されない。例えば、コイルバネ27の外表面22の全てを覆うようにコイル側摩擦部24を設けてもよい。
コイル側摩擦部24の設け方としては、コイルバネ27を摩擦部原液に浸漬し、その後加熱処理する、或いは無電解メッキ等で設けることが可能である。尚、所謂マスキングを行うことで、コイル側摩擦部24を被取付部25と接触する部分にだけ設けることができる。勿論、コイル側摩擦部24の設け方としては、上記に限定されない。
上記構成によれば、コイル側摩擦部24の摩擦力とコイルバネ27の前記締付力との組み合わせによって該コイルバネ27を設計して作ることが可能となるので、必要な特性のコイルバネ27が作り易くなる。また、必要な特性のコイルバネ27が、コイルバネ自体の材料に基づく摩擦力では作るのが難しい場合でも、該コイル側摩擦部24を前記適切な摩擦力になるように選定することで容易に対応することができる。
また、本実施形態では、コイル側摩擦部24の摩擦力は、コイルバネ27の外表面22の摩擦力より大きい状態に形成されている。
これにより、コイルバネ27の締付力を小さくしても、前記動力伝達状態と動力非伝達状態を切り換えるために必要な摩擦力を得ることができ、耐久性を向上することができる。
[実施形態3]
次に、本発明に係る弁体駆動装置の実施形態3を、図10に基づいて説明する。尚、実施形態1と共通する部分については、同一符号を付して、その説明は省略する。
<ロータ側摩擦部>
図10に表したように、本実施形態では、ロータ5の被取付部25は、該被取付部25の外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有する、即ち異なる材料より成るロータ側摩擦部32を備えている。ロータ側摩擦部32は、被取付部25の全面に設けられているが、これに限定されない。
コイルバネ27に対して付与する摩擦力が安定していれば、ロータ側摩擦部32を被取付部25の全面に設けなくてもよい。例えば、軸2と平行なリブを周方向に間隔をあけてロータ側摩擦部32を複数並べて配設した構造でもよい。
上記構成によれば、ロータ5の被取付部25は、該被取付部25の外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するロータ側摩擦部32を備えているので、実施形態2のコイル側摩擦部24を備える構造と同様の効果を該ロータ側摩擦部32によって得ることができる。
また、本実施形態では、ロータ側摩擦部32の摩擦力は、被取付部25の外表面の摩擦力より大きい状態に形成されている。
これにより、コイルバネ27の締付力を小さくしても、前記動力伝達状態と動力非伝達状態を切り換えるために必要な摩擦力を得ることができ、耐久性を向上することができる。
[実施形態4]
次に、本発明に係る弁体駆動装置の実施形態4を、図11に基づいて説明する。尚、実施形態1と共通する部分については、同一符号を付して、その説明は省略する。
<粗面>
実施形態2では、コイル側摩擦部24はコイルバネ27と異なる材料のものを用いた構造であるが、本実施形態では、図11に表したように、コイル側摩擦部26は、コイルバネの表面22を粗面化された粗面28で構成されている。粗面化の方法は、粉体を吹き付ける方法等が挙げられる。
この粗面28による構成にすれば、部品点数を増加することなく、コイル側摩擦部26を容易に形成することができる。
尚、上記粗面28は、コイルバネ27ではなく、ロータ5の被取付部25を粗面化して設けても、同様の効果が得られる。
[他の実施形態]
本発明に係る弁体駆動装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
以上の実施形態においては、ロータ5の軸2に弁体5が回転可能に配置されている直動式の構造について説明したが、弁体5は、軸2に設けられた第1ギアと他の軸に設けられた第2ギアを介して、ロータ7の回転動力が伝達される前記他の軸に該弁体が回転可能に設けられる構造のものでもよい。
コイルバネ27は、上記実施形態では、断面円形の素線で作られた構造のものであるが、この構造に限定されず、例えば断面四角形等の非円形の素線で作られたコイルバネ27であってもよい。
1…弁体駆動装置、2…軸、3…流路管、3i…流入管、
3o…流出管、4…弁体、5…ロータ、6…動力伝達切換部、
7…バルブ本体、8…ガイド部材、9…ステータ、10…凸部、
11…密閉カバー、12…穴部、13…バルブ室、14…溝、
15…基体部、16…被当接部、17…マグネット、19…弁座面、
20…平坦面、21…弁座構成部材、22…外表面、
24…コイル側摩擦部、25…被取付部(小径部)、
26…コイル側摩擦部、27…コイルバネ、28…粗面、
29…回転規制部、31…大径部、32…ロータ側摩擦部、
33…一端、35…弁体側部材、37…他端、39…リング板

Claims (11)

  1. 回転することで流路を開閉する弁体と、前記弁体を回転するロータを備えるバルブ本体と、
    前記ロータを回転させるステータと、
    前記ロータの回転力を前記弁体に伝達する動力伝達状態と、前記ロータの回転力を前記弁体に伝達しない動力非伝達状態とを切り換える動力伝達切換部と、を備え、
    前記動力伝達切換部は、
    前記ロータと前記弁体の動力伝達経路に配置され前記ロータの被取付部に締付力を付与する状態で取り付けられるコイルバネと、
    前記コイルバネが前記ロータと一体に回転することを規制する回転規制部と、を備え、
    前記動力伝達状態は、前記コイルバネが前記締付力による摩擦で前記ロータと一体に回転することで作られ、
    前記動力非伝達状態は、前記コイルバネが前記ロータと一体に回転することを所定の回転位置で前記回転規制部によって規制され、該コイルバネが回転する前記ロータの前記被取付部に対してスリップすることで作られる、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  2. 請求項1に記載の弁体駆動装置において、
    前記バルブ本体は、
    内と外を区画する密閉カバーと、
    前記密閉カバーと接合されてバルブ室を構成する基体部と、を備え、
    前記弁体は、前記基体部の弁座面に接触してスライド回転する、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の弁体駆動装置において、
    前記弁体は、前記スライド回転によって前記流路の出口を開閉する、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の弁体駆動装置において、
    前記コイルバネは、一端が弁体側部材に係止され、他端は自由端である、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  5. 請求項4に記載の弁体駆動装置において、
    前記弁体側部材は、
    前記弁体と、
    該弁体と一体に回転するガイド部材と、を備え、
    前記コイルバネの一端は前記ガイド部材に係止されている、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  6. 請求項4又は5に記載の弁体駆動装置において、
    前記弁体側部材は被当接部を備え、
    前記回転規制部は、前記被当接部と当接することによって前記弁体及びコイルバネの回転を規制する、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の弁体駆動装置において、
    前記コイルバネは、少なくとも前記ロータと接触する部分が、該コイルバネの外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するコイル側摩擦部を備える、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の弁体駆動装置において、
    前記ロータの前記被取付部は、該被取付部の外表面の摩擦力と異なる摩擦力を有するロータ側摩擦部を備える、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  9. 請求項7又は8に記載の弁体駆動装置において、
    前記コイル側摩擦部又は前記ロータ側摩擦部の摩擦力は、前記摩擦部が設けられている前記コイルバネ又は前記被取付部の外表面の摩擦力より大きい、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載の弁体駆動装置において、
    前記コイル側摩擦部又は前記ロータ側摩擦部は、前記コイルバネの表面又は前記被取付部の表面を粗面化された粗面で構成されている、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の弁体駆動装置において、
    前記ロータが回転する軸に前記弁体側部材が配置されている、
    ことを特徴とする弁体駆動装置。
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