JP2003113954A - 電動切換弁 - Google Patents

電動切換弁

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JP2003113954A
JP2003113954A JP2001389213A JP2001389213A JP2003113954A JP 2003113954 A JP2003113954 A JP 2003113954A JP 2001389213 A JP2001389213 A JP 2001389213A JP 2001389213 A JP2001389213 A JP 2001389213A JP 2003113954 A JP2003113954 A JP 2003113954A
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JP
Japan
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valve
collar
driving body
rotor
switching valve
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JP2001389213A
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English (en)
Inventor
Masaya Sato
雅也 佐藤
Hitoshi Umezawa
仁志 梅澤
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を減らすことで不具合の発生を防止
し、且つ、廉価な電動切換弁を提供する。 【解決手段】キャン11と、ステッピングモータ12
と、ロータ20の内周側にロータ20と弁駆動体30を
介して一体的に回動可能に配在された弁体50と、弁体
50に対向して配置された弁シート部材60とを具備す
る。弁シート部材60のシート面61aには2つの流出
口62a,62bが開口している。弁体50のシート面
61aに対向・摺接する面に3つの閉成凹部53が形成
され、弁体50の回転停止位置に応じて流出口62a,
62bを選択的に開とする。弁駆動体30にはシート面
61a側に延設された延設部34が形成される。シート
面61aには流体導入管70の端部71が配置される。
延設部34が端部71に当接したとき、弁駆動体30は
停止させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流路切換え
を行う切換弁に係り、特に、冷蔵庫、空調機等の冷媒循
環系に組み込んで使用するのに好適なステッピングモー
タを用いた電動切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫、空調機等の冷媒循環系
において、1本の流路Aを流れる流体を2本の流路B及
び流路Cのいずれかに任意に切り換えて流す場合、流路
Aと流路B、Cとの間に三方切換弁を介装する手段が採
用される。
【0003】具体的には、例えば、冷蔵庫においては、
圧縮機からの冷媒が導入される流路Aと、冷媒を冷凍室
側の蒸発器に導く流路Bと、冷媒を冷蔵室側の蒸発器に
導く流路Cとの間に三方切換弁を介装し、流路Aに導入
された冷媒を、上記三方切換弁により流路Bと流路Cの
いずれか一方のみに択一的に流すように構成されてい
る。この場合、前記三方切換弁においては、流路A(流
入口)は常時開かれ、流路B(第1の流出口)が開かれ
ているときは流路C(第2の流出口)が閉じられ、逆
に、流路Bが閉じられているときは流路Cが開かれるよ
うに構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えば、冷蔵庫
においては、冷凍室、冷蔵室、及び、野菜室にそれぞれ
蒸発器を設けてそれぞれの室の冷却を確実に行わせるよ
うにする傾向にあり、このような冷蔵庫では上記のよう
な従来の三方弁では対応できない。そこで、本出願人
は、上記問題を解消できる切換弁として、冷凍室、冷蔵
室、及び、野菜室にそれぞれ蒸発器を設けてそれぞれの
室の冷却を確実に行わせる冷蔵庫等に対応可能な四方弁
等の電動切換弁として、例えば、特願2001−105
893号に記載の発明を提案している。
【0005】ところで、上記電動切換弁は、冷凍室等に
おいて複数使用されることから、製造費が高くなると共
に長期間の使用により全体として不具合の発生する場合
がある。そこで、本発明の課題は、部品点数を減らすこ
とで上記不具合の発生を防止し、且つ、廉価な電動切換
弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成すべく本
発明に係る電動切換弁は、下記の手段からなるものであ
る。請求項1記載の電動切換弁は、キャン11と、この
キャン11の外周に取り付けられたステータ13及び前
記キャン11の内周に配在されたロータ20等からなる
ステッピングモータ12と、前記ロータ20の内周側に
該ロータ20と弁駆動体30を介して一体的に回動可能
に配置された弁体50と、該弁体50に対向して配置さ
れた弁シート部材60とを備えた電動切換弁であって、
前記弁シート部材60は、シート面に複数の流出口62
a,62bが開口せしめられ、前記弁体50のシート面
に対向・摺接する面に閉成用弁部が形成され、該閉成用
弁部は、弁体50の回転停止位置に応じて前記流出口6
2a,62bを選択的に開とすると共に、前記弁駆動体
30には流体導入管70側に延設された延設部34が形
成され、また、シート面61aの上面には流体導入管7
0の端部71が配置され、該端部71が上記延設部34
に当接したとき、前記弁駆動体30は停止させられるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の電動切換弁は、上記手段に
おいて、弁駆動体30をロータ20と弁シート部材60
とにより支持させたことを特徴とする。請求項3記載の
電動切換弁は、上記請求項1記載の手段において、キャ
ン11の頂部に弁駆動体30側に向けてカラー受け凸部
11aを形成すると共に、弁シート部材60には弁駆動
体30を軸支する案内軸部61を形成したことを特徴と
する。
【0008】請求項4記載の電動切換弁は、上記請求項
1記載の手段において、上記弁駆動体30の上部は、カ
ラー117を介してキャン11に支持させ、前記カラー
117は、カラー頭部117aと、キャン11の周部に
当接する周縁部117iと、カラー頭部117aの上部
から突出してキャン11の頂部内面に当接する凸部11
7dと、弁駆動体30を軸支するカラー軸部117e
と、から構成したことを特徴とする。請求項5記載の電
動切換弁は、上記請求項1記載の手段において、上記弁
駆動体30の上部は、カラー217を介してキャン11
に支持させ、前記カラー11は、カラー頭部117a
と、キャン11の周部に当接する周縁部117iと、カ
ラー頭部117aの上部に凹部217jを形成して該凹
部217j以外の部分をキャン11の頂部内面に当接す
るようにした平坦面217kと、弁駆動体30を軸支す
るカラー軸部117eと、から構成したことを特徴とす
る。請求項6記載の電動切換弁は、上記請求項4又は5
記載の手段において、カラー頭部117aの上縁部を傾
斜させたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の実施例に係る電
動切換弁の分解斜視図、図2は同電動切換弁の縦断面
図、図3は同電動切換弁の作動図で、状態1(A)、状
態2(B)、状態3(C)、及び状態4(D)であり、
図4は実施例1の弁駆動体の別例の斜視図である。図5
は本発明の実施例2に係る電動切換弁の縦断面図、図6
は本発明の実施例3に係る電動切換弁の縦断面図、図7
は本発明の実施例4に係る電動切換弁の縦断面図であ
る。
【0010】
【実施例1】先ず、図1〜4を用いて実施例1の電動切
換弁を説明する。該電動切換弁10は、逆立有底円筒状
のキャン11と、ステッピングモータ12とを備えてい
る。ステッピングモータ12は、キャン11の外周に取
り付けられたステータ13、ステータ13内に配設され
たボビン14、及び、ボビン14に巻装された巻線(コ
イル)15を具備し、ステータ13、ボビン14及び巻
線15の外周は合成樹脂16によりモールドされてい
る。また、キャン11の内周には、正逆両方向に回転せ
しめられるプラスチックマグネットからなるロータ20
が配置されている。円筒状のロータ20の上端部近傍の
内周には、リング状連結部材21がインサート成形によ
り固設され、該リング状連結部材21の中心部分に形成
された係合孔22に後述の弁駆動体30の嵌合部32が
抜き差し可能に嵌合される。また、係合孔22の外周に
は、4個の半円形状の連結凹部23が形成され、前記嵌
合部32の外周に形成された嵌合凸部33が係合し、回
転不可に嵌合・支持される。
【0011】ロータ20の上部には、全体として回転コ
マ状で芯部及び円盤状部からなるカラー17が配置され
る。そして、ロータ20の上部はカラー17を介してキ
ャン11に支持されることになる。カラー17の芯部下
部は、直径が異なるカラー径大軸部17aとカラー径小
軸部17bとからなり、上部にはキャン当接頭部17c
が形成されキャン11の頂部内面に当接するように配置
される。カラー17の円盤状部の周縁はキャン当接周部
17dが形成されている。該キャン当接周部17dは略
円形に形成され、キャン11の内周面に装着される。
【0012】弁駆動体30は全体として筒形状であり、
上方部分がカラー径大軸部17a及びカラー径小軸部1
7bを受け入れる筒部、中間部分が付勢部材40を配置
する段部付きの筒部、及び、下方部分が弁体50を配置
する筒部から形成されている。弁駆動体30の上方部の
外周には段部31を介して径小の嵌合凸部33が設けら
れる。また、その上方内部はそれぞれ直径が異なる2つ
の軸受け部からなり、既述のようにカラー径大軸部17
aとカラー径小軸部17bに回転可能に嵌合する。
【0013】弁駆動体30はロータ20の内部にロータ
20と一体となって回転するように配置される。弁駆動
体30の上部には段部31が形成され、更にその上部に
は嵌合部32が形成される。また、嵌合部32の周部の
1箇所又は2箇所(図では1箇所を示す)には嵌合凸部
33が形成される。嵌合部32の外形状はリング状連結
部材21の係合孔22に嵌合可能に形成され、また嵌合
凸部33の平面形状は連結凹部23の形状より若干小さ
く、嵌合可能に形成される。弁駆動体30の下部は弁シ
ート部材60の案内軸部61に軸支されている。弁駆動
体30の下部には延設部34が下方に向けて延設され、
また、下端部の周部には係合切込部35が2個所又は3
個所所形成され、さらに、係合切込部35以外の部分の
下部は下部ほど厚みが薄くテーパ部36となっている。
なお、係合切込部35の外周には、外周方向に突条38
が形成され、弁駆動体30がロータ20内に嵌合された
ときにロータ20内壁に当接した状態でロータ20下部
の支持部を形成している。なお、この突条38は、図4
に示されるように、弁駆動体30の回転軸線方向に平行
に形成した突条38aとしても良い。
【0014】弁駆動体30内の円筒状部にはバネからな
る付勢部材40が配置される。弁体50は平面視多角形
状をしており、一定の厚みを有している。弁体50の上
面は平坦部51となっており、その下面(弁シート部材
60側)には閉成凹部53が形成されている。またその
周囲には2個又は3個の係合突片52が形成されると共
にその一部には連通切欠き54が形成されている。上記
弁体50の平坦部51は付勢部材40の受け部となって
おり、図示の3個形成された閉成凹部53は冷媒の流通
を遮断する。また3個の係合突片52は、弁駆動体30
の3つの係合切込部35に嵌合可能な形状となってお
り、また、連通切欠き54は弁体50が弁駆動体30に
装着されたときに延設部34に対向する位置に配置され
る。そして、弁体50は弁駆動体30内において上下に
摺動可能に配置される。
【0015】キャン11の一端部(下端部)は、断面凸
字状の段付き円柱状でステンレス製あるいは黄銅製等の
弁シート部材60の段差部にリング状連結部材64を介
して、ロー付け等の手段により密封接合される。また、
弁シート部材60の上面には案内軸部61が一定高さで
形成され、弁シート部材60の上面にはシート面61a
が形成され、該シート面61aには第1,2の流出口6
2a,62bが形成される。
【0016】また、弁シート部材60の周囲にはリング
状連結部材64が設けられ、該リング状連結部材64に
キャン11の下端が溶接され、弁室63が形成される。
更に、弁シート部材60の下面には流体導入管70が連
結されるが、その上端、即ち導入管端部71がリング状
連結部材64の上部、即ち弁室63内に突出するように
配置される。また、弁シート部材60の下部には流体導
入管70と平行するように2本の流体導出管80a、8
0bが連結され、それぞれ第1,2の流出口62a、6
2bに連通されている。なお、導入管端部71は弁体5
0が回転したときに延設部34の移動の範囲内に位置し
ているものとする。換言すれば、導入管端部71は冷媒
の弁室63への導入口であると同時に弁駆動体30の回
動範囲を決めるストッパの役割をも果たすものである。
【0017】次に電動切換弁10の作動について説明す
る。電動切換弁10に求められる機能は冷媒の流れ方向
を切換えることにある。即ち、流体導入管70からの冷
媒の流れを第一の流体導出管80a、または第二の流体
導出管80bのどちらかに切換えることにある。流体導
入管70から弁室63に入った冷媒は弁体50の位置に
より冷媒を流体導出管80a,80bのどちらかに導く
ことになる。そこで、ステッピングモータ12を駆動さ
せることによりロータ20を回転させ、該ロータ20と
連動する弁駆動体30を回転させる。そして、弁駆動体
30により弁体50を回転させる。
【0018】図3を用いて切換動作を説明すると、図3
(A)に示すように、延設部34が導入管端部71に当
接している状態では、第1,2の流出口62a,62b
は閉成凹部53に対応(当接)しており、したがって弁
室63内の冷媒は何れにも流れない。冷媒を一方の第1
の流出口62aに流すときには、図3(A)に示すよう
に、弁駆動体30を回転させ、弁体50を、図3(B)
に示すように、連通切欠き54を第1の流出口62aに
一致させる。
【0019】冷媒を第2の流出口62bに流すときに
は、図3(C)に示すように、いったん第1,2の流出
口62a,62bを閉止させた上、更に弁体50を回転
させて、図3(D)に示す位置に設定し、連通切欠き5
4を第2の流出口62bに一致させる。これらの動作に
おいて、弁駆動体30は、ロータ20から回転力のみを
付与され、付勢部材40によりカラー17側に圧接さ
れ、カラー径大軸部17a、カラー径小軸部17bとの
段部によりスラスト方向の支持を受けている。
【0020】弁体50は、付勢部材40によりシート面
(上面)61aに圧接されており、係合突片52と閉成
凹部53の三箇所に係合していることにより、弁駆動体
30から回転力が伝達される。弁体50における閉成凹
部53は、実施例では3つの閉成凹部53が形成され、
これらの閉成凹部53の仕切り部がシート面(上面)6
1aに圧接されることになる。
【0021】
【実施例2】図5は実施例2を示しており、実施例1と
対比して説明する。なお、実施例2において、弁駆動体
30以外の他の構成は、図1〜4に示す実施例1と同一
であるので、同一部分には同一の符号を付して説明を省
略する。実施例2では、カラー17を省略し、弁駆動体
30を上方に延設すると共に、その上端に凹部37を形
成し、キャン11側に設けたカラー受け凸部11aに嵌
合させて、回転摺動可能に軸支させる。この実施例2に
おいては、弁駆動体30は、キャン11と弁シート部材
60により、支持されるから構成の一層の簡略化を計る
ことができる。
【0022】
【実施例3】図6は実施例3を示しており、実施例1にお
けるカラー17の構成を変更したものであり、カラー1
7以外の他の構成は、図1,2と同一であるので、同一
部分には同一の符号を付して説明を省略する。図6にお
いて、カラー117は、大径のカラー頭部117aと、
該カラー頭部117aを漸次小径として傾斜させた傾斜
部117bと、この傾斜部117bにおける頂部の平坦
面117cの中心部に形成された凸部117dと、で構
成されると共に、カラー117の下部の芯部を構成する
カラー軸部117eは同一径で構成され、その下部11
7fは円錐形状に形成され、円錐形状の先端117g
は、その周部が弁駆動体30の筒部の段部301に形成
された角部302に当接して筒部内に挿入されている。
【0023】そして、図6に示すカラー117は、実施
例1のカラー17と異なり、キャン当接周部17dは省
略され、カラー117の円盤状部117hの周縁部11
7iがキャン11の内周面に当接している。また、弁駆
動体30の嵌合部32の周部には二箇所の嵌合凸部33
が形成され、嵌合部32の外形状はリング状連結部材2
1の係合孔22に嵌合され、嵌合凸部33が係合孔22
の外周に形成された半円形状の連結凹部23に係合す
る。
【0024】かかる構成により、カラー117は、その
凸部117dがキャン11の底部の内面に当接し、カラ
ー軸部117eの円錐形状の下部117fが弁駆動体3
0の筒部に挿入され、かつ円盤状部117hの周縁部1
17iがキャン11の内面に当接することになり、ロー
タ20の回転により弁駆動体30は、上記カラー117
により支持されて回転するので、この回転動作は安定的
に行われ、しかもカラー117においても凸部117d
と円錐状の下部117fにより支持されているので、弁
駆動体30の回転にともない生じるおそれのあるカラー
117自体の動きを防止できる。また、弁駆動体30の
回転に伴って、カラー117とキャン11との間で発生
する音の発生を少なくすることができる。
【0025】
【実施例4】図7は、実施例4を示しており、図6に示
すカラー117の構成を変更したものであり、他の構成
は、図1、図2及び図6に記載の構成と同一であるの
で、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7においては、カラー217として、図6におけるカ
ラー117の頂部の平坦面117cの中央部に形成され
た凸部117dの代わりに、円形の凹部217jを設け
てリング状の平坦面217kを形成し、このリング状の
平坦面217kをキャン11の底部の内面に当接させて
いる。かかる構成のカラー217は、リング状の平坦面
217kと円錐状の軸部下部117gにより支持される
ので、弁駆動体30の回転にともない生じるおそれのあ
るカラー217自体の動きを防止できる。
【0026】なお、図7においては、カラー217の先
端117gを切断し、台形として示している。この形状
は、図6のカラー117においても、適用できるのは勿
論である。また、実施例4においても、実施例3同様
に、弁駆動体30の回転に伴って、カラー217とキャ
ン11との間で発生する音の発生を少なくすることがで
きる。
【0027】
【発明の効果】以上の構成により、導入管端部を弁室内
に突出させ弁駆動体のストッパを兼用させたことで、部
品の削減が図られ、構成の簡略化とトラブル発生の減少
が図られる。また、駆動体の軸部をカラーおよび弁シー
ト部材により行うことで、別途支持部材を設ける必要が
なく、一層の構成の簡略化を図ることができる。更に、
駆動体の軸部を、キャンにより直接支持させる実施態様
とすることで、構成の一層の簡略化を図ることができ
る。
【0028】また、弁駆動体は、上記カラーにより支持
されて回転するので、この回転動作は安定して行われ、
しかも、前記弁駆動体は、カラーの凸部又は凹部が形成
された平坦部と円錐状の下部とにより支持されるので、
弁駆動体の回転にともない生じるおそれのあるカラー自
体の動きを防止でき、且つ、音の発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る電動切換弁の分解斜視
図。
【図2】同電動切換弁の縦断面図。
【図3】同電動切換弁の作動図で、状態1(A)、状態
2(B)、状態3(C)、及び状態4(D)。
【図4】実施例1の弁駆動体の別例の斜視図。
【図5】本発明の実施例2に係る電動切換弁の縦断面
図。
【図6】本発明の実施例3に係る電動切換弁の縦断面
図。
【図7】本発明の実施例4に係る電動切換弁の縦断面
図。
【符号の説明】
10・・電動切換弁 11・・キャン 11a・・カラー受け凸部 12・
・ステッピングモータ 13・・ステータ 14・・ボビン 15・
・巻線(コイル) 16・・合成樹脂 17・・カラー 17a・・カラー径大軸部 17b・・カラー径小軸
部 17c・・キャン当接頭部 17d・・キャン当接周
部 20・・ロータ 21・・リング状連結部
材 22・・係合孔 23・・連結凹部 30・・弁駆動体 31・・段部 32・・嵌合部 33・・嵌合凸部 34・・延設部 35・
・係合切込部 36・・テーパ部 37・・凹部 38,
38a・・突条 40・・付勢部材 50・・弁体 51・・平坦部 52・
・係合突片 53・・閉成凹部 54・・連通切欠き 60・・弁シート部材 61・・案内軸部 61a・・シート面(上面) 62a・・第1の流出口 62b・・第2の流出口
63・・弁室 64・・リング状連結部材 70・・流体導入管 71・・導入管端部 80,80a,80b・・流体導出管 117・・カラー 117a・・カラー
頭部 117b・・傾斜部 117c・・平坦面 117d・・凸部 117e・・カラー
軸部 117f・・下部 117g・・(下部
の)先端 117h・・円盤状部 117i・・周縁部 217・・カラー 217j・・凹部 21
7k・・平坦面 301・・段部 302・・角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H062 AA05 AA13 BB30 CC02 FF05 HH04 HH09 3H067 AA15 CC22 CC32 DD03 DD12 DD32 EA02 FF11 GG24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャンと、このキャンの外周に取り付けら
    れたステータ及び前記キャンの内周に配在されたロータ
    等からなるステッピングモータと、前記ロータの内周側
    に該ロータと弁駆動体を介して一体的に回動可能に配置
    された弁体と、該弁体に対向して配置された弁シート部
    材とを備えた電動切換弁であって、 前記弁シート部材は、シート面に複数の流出口が開口せ
    しめられ、前記弁体のシート面に対向・摺接する面に閉
    成用弁部が形成され、該閉成用弁部は、弁体の回転停止
    位置に応じて前記流出口を選択的に開とすると共に、 前記弁駆動体にはシート面側に延設された延設部が形成
    され、また、シート面の上面には流体導入管の端部が配
    置され、上記延設部が前記端部に当接したとき、前記弁
    駆動体は停止させられることを特徴とする電動切換弁。
  2. 【請求項2】弁駆動体を、ロータと弁シート部材とによ
    り支持させたことを特徴とする請求項1記載の電動切換
    弁。
  3. 【請求項3】キャンの頂部に弁駆動体側に向けてカラー
    受け凸部を形成すると共に、弁シート部材には弁駆動体
    を軸支する案内軸部を形成したことを特徴とする請求項
    1記載の電動切換弁。
  4. 【請求項4】上記弁駆動体の上部は、カラーを介してキ
    ャンに支持させ、前記カラーは、カラー頭部と、キャン
    の周部に当接する周縁部と、カラー頭部の上部から突出
    してキャンの頂部内面に当接する凸部と、弁駆動体を軸
    支するカラー径小軸部と、から構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電動切換弁。
  5. 【請求項5】上記弁駆動体の上部は、カラーを介してキ
    ャンに支持させ、前記カラーは、カラー頭部と、キャン
    の周部に当接する周縁部と、カラー頭部の上部に凹部を
    形成して該凹部以外の部分をキャンの頂部内面に当接す
    るようにした平坦面と、弁駆動体を軸支するカラー径小
    軸部と、から構成したことを特徴とする請求項1記載の
    電動切換弁。
  6. 【請求項6】カラー頭部の上縁部を傾斜させたことを特
    徴とする請求項4又は5記載の電動切換弁。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101354094B (zh) * 2007-07-27 2011-08-10 张跃 一种减震保护扭力小的电动阀
JP2015077015A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 日立アプライアンス株式会社 冷媒切替弁及び冷媒切替弁を備える機器
JP7048144B1 (ja) * 2020-11-24 2022-04-05 株式会社不二工機 電動弁
WO2022113642A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02 株式会社不二工機 電動弁およびその組立方法

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