JP4256692B2 - 電動式切換弁 - Google Patents

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    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86863Rotary valve unit

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動式切換弁に関し、特に、冷凍・冷蔵庫の冷媒流路の切換等に用いられる直動式の電動式切換弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍・冷蔵庫の冷媒流路の切換等に用いられる電動式切換弁として、弁室内の平らな底面に複数個の弁ポートが開口し、弁室内に回転可能に設けられて端面にて弁室底面に摺接し回転位置に応じて弁ポートの接続を切り換える弁体を有し、ステッピングモータにより弁体を直接回転駆動する直動式の電動式切換弁が知られている(例えば、特許文献1、2、3、4)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−13925号公報
【特許文献2】
特開2001−156493号公報
【特許文献3】
特開2001−156494号公報
【特許文献4】
特開2002−122366号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
直動式の電動式切換弁では、弁体の駆動トルク低減のために、弁ポートのピッチ円半径が小さく、これに応じて弁体の半径が小さいことが望まれる。しかし、弁ポートに接続される管継手の配置により、弁ポートのピッチ円半径を小さくすることに限界がある。このことに対して、管継手の中心に対して弁ポートの配置位置を弁体の回転中心側に偏倚させ、その偏倚量に応じて弁ポートのピッチ円半径を小さくすることが考えられる。
【0005】
しかし、従来のものでは、弁室底部の一方に弁ポートが形成され、他方に管継手が接続される構造であるので、設定可能な偏倚量に限度があり、偏倚量を高い設計の自由度をもって適正値や要求値に設定することができない。
【0006】
この発明は、弁ポートのピッチ円半径を小さくする等のために、管継手の中心に対して弁ポートの配置位置を弁体の回転半径方向に偏倚させようとする場合に発生し得る、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、管継手に対する弁ポートの径方向偏倚量を高い設計の自由度をもって適正値や要求値に設定することができ、併せて、弁座面の平坦度が高く、弁漏れを生じることがない電動式切換弁を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による電動式切換弁は、弁室内の平らな底面に複数個の弁ポートが開口し、前記弁室内に中心軸を中心に回転可能に設けられて端面にて前記弁室底面に摺接し回転位置に応じて前記弁ポートの接続を切り換える弁体を有し、電動式アクチュエータにより前記弁体を回転駆動する電動式切換弁において、前記弁室の底部が、継手部材が挿入されて接続される貫通孔を有する底蓋部材と、前記中心軸が貫通する中心孔を有し、該中心孔の中心軸線と同心の同一円弧線上に前記弁ポートが開口し前記弁体の端面が摺接する弁シート部材と、前記底蓋部材と前記弁シート部材とに挟まれ前記継手部材と前記弁ポートとを連通接続する連通用開口部と前記中心軸の一端が嵌合する軸支持孔とを有する中間板との積層構造体により構成され、前記弁ポートの少なくとも一つは、当該弁ポートの開口縁の一部が当該弁ポートと前記連通用開口部を介して連通接続される前記継手部材が挿入される前記貫通孔の開口縁から外れるように、前記弁体の回転中心側に偏倚して開口されている。
【0008】
この発明による電動式切換弁によれば、弁室の底部が、底蓋部材と弁シート部材と中間板との積層構造体により構成され、弁シート部材に形成されている弁ポートを、弁ポートの開口縁の一部が当該弁ポートと連通接続される継手部材が挿入される貫通孔の開口縁から外れるように、弁体の回転中心側に偏倚して開口させ、弁ポートと継手部材を中間板の連通用開口部を介して連通接続させているので、弁ポートは継手部材が挿入される貫通孔の開口の範囲内に制限を受けることなく弁体の回転中心側に偏倚して開口させることができるようになり、高い設計の自由度をもって適正値や要求値に設定することができる。また、弁ポートは弁体の回転中心側に偏倚して開口させることができるので、継手部材配置位置に規制されることなく、継手部材のピッチ円半径よりも、弁ポートのピッチ円半径とこれに応じた弁体の半径を小さくできる。
【0009】
なお、弁ポートが2つであり、該2つの弁ポートは、互いに離間されているポート間角度が当該弁ポートと連通用開口部を介してそれぞれ連通接続される継手部材の継手間角度よりも小さくなる位置に開口されている。
【0010】
したがって、継手部材の互いに離間されている継手間角度よりも、中間板の連通用開口部を介して継手部材に連通接続される2つの弁ポートのポート間角度を小さくしているので、電動式アクチュエータにより弁体を回転駆動する回転角を小さくできる。
【0011】
弁体の回転中心側に偏倚して開口されている弁ポートは弁体の回転方向に沿った円弧状をなしているので、弁体の半径を小さく保って大流量化を図ることができる。
【0012】
この発明による電動式切換弁では、前記弁シート部材は、エッチング加工板により構成されている。これにより、弁シート部材の設計の自由度が高まり、併せて部品寸法精度、平坦・面粗度がよくなる。
【0013】
この発明による電動式切換弁は、ひとつの詳細構成例として、前記弁ポートが、前記弁室に常時連通している一つの入口ポートと、前記弁体の回転方向に互いに離れた位置に開口した二つの出口ポートとからなり、前記弁体の回転位置に応じて前記入口ポートと前記二つの出口ポートとの接続が切り換えられる
【0014】
また、この発明による電動式切換弁は、詳細構成として、前記電動式アクチュエータはステッピングモータであり、当該ステッピングモータのロータが前記弁体とトルク伝達関係で係合し、前記弁体は、当該弁体に形成された中心孔に、前記中間板より支持された中心軸が回転可能に係合していることにより、回転中心を設定されており、前記弁体の中心孔がテーパ孔形状であることにより、組立工程が容易となり、前記中心軸に対して首振り傾斜可能であり、ばねによって前記弁ポートの開口面に押し付けられている。
【0015】
この発明による電動式切換弁では、弁体の首振りにより、中心軸に対する弁シート部材と弁体との平行・直角度のばらつきを吸収することができ、また、塵噛みによる弁体のロック発生の危険度を低減できる。
【0016】
この発明による電動式切換弁は、詳細構成として、前記電動式アクチュエータはステッピングモータであり、当該ステッピングモータのロータの回転方向のストッパとして前記弁室の前記底面に突出部が形成され、前記突出部に緩衝用のコイルばねが取り付けられている。
【0017】
この発明による電動式切換弁では、ストッパ衝突時の衝撃が緩衝用コイルばねによって緩衝され、衝突音が低減する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図7はこの発明による電動式切換弁の実施形態1を示している。
【0019】
図1に示されているように、電動切換弁10は、固定側部材である円盤形状の底蓋部材11と、底蓋部材11上に気密に溶接されたキャン状のケース12とを有している。ケース12は、底蓋部材11と共働として、内側に気密室構造の弁室13を形成している。
【0020】
ケース12は、ステンレス薄板を深絞りプレスにて成形したものである。図3に示されているように、ケース12のロータ収容円筒部12Aと上部ドーム部12Bは、上部ドーム部12Bの中央部に形成された軸受係合凹部12Cとロータ収容円筒部12Aとの同芯度を確実に得るために、一体プレス成形してある。上部ドーム部12Bのロータ収容円筒部12Aとの接続部寄り部分を球面と見立てた場合、その球面の曲率(R)が、ロータ収容円筒部12Aの外径(D)の半分よりも若干小さい値、即ち、R=(D/2)−αとなるように、上部ドーム部12Bが形成されている。これは、ケースの鉛直方向寸法を必要以上に大きくせず、その上で、上部ドーム部12Bの曲げを程々に抑えて必要な耐圧性を確保するための、内部耐圧性の向上を目的とした設計である。
【0021】
底蓋部材11と接合されるケース12の下方開口部12Dは、内部部品の設計的な余裕度と耐圧的な配慮、接合時の熱的な影響度を緩和させるべく、ロータ収容円筒部12Aの外径(D)よりも大径としている。
【0022】
底蓋部材11は、ステンレス板材をプレス成形・打ち抜きしたものである。底蓋部材11の上面部にはケース12の下方開口部12Dの内径にほぼ等しい外径の段差部11Aが形成されており、この段差部11Aにケース12の下方開口部12Dが嵌合している(図1参照)。この嵌合によって底蓋部材11とケース12との同心度が保証される。
【0023】
底蓋部材11とケース12との溶接(レーザ溶接)は、段差部11Aと下方開口部12Dとの嵌合部で行われる。これにより、溶接時の熱影響の低減と弁室13へのスパッタの飛散、溶接部へのろう流れを防止できる。
【0024】
底蓋部材11の所要部位(3ケ所)に、各々管継手挿入用のろう付け代を確保した貫通孔11B、11C、11Dが打ち抜き形成されている。貫通孔11Cと11Dは、中心軸線と同心の同一円弧線上に、所定継手間角度中心軸孔の中心と2つの貫通孔或いは管継手の中心とを結ぶ2つの直線がなす角度が90度より大きな角度)離れた位置にある。貫通孔11B、11C、11Dには各々管継手14、15、16の一端部が挿入されている。管継手14、15、16は、各々リングろうによるろう付けによって、後述の接合により一体化された底蓋部材11と中間板17とに固定され、底蓋部材11の外側(下方)に延びている。
【0025】
このろう付けは、環境配慮から、後述の中間板17のろう付けと同一工程のろう付けとして、水素還元雰囲気炉等を用いたフラックス無しの炉中ろう付けで行われることが好ましい。
【0026】
なお、底蓋部材11の上面部には、管継手14、15、16及び中間板17のろう付けのろう材が、底蓋部材11とケース12との溶接面まで流れることを防止するために、段差部11Aより少し小さい径の円環U溝11Hが形成されている。
【0027】
底蓋部材11の上面部には中間板(ベース板)17がろう付けによって固定されている。中間板17は、ステンレス板材をプレス・曲げ成形・打ち抜きしたものである。
【0028】
中間板17の中心部には、軸支持孔17Fが打ち抜き形成されている。中間板17の下面側には軸支持孔17Fの打ち抜き時にバーリング加工によって形成された軸支持孔17F周りの環状凸部17Aがあり、この環状凸部17Aが底蓋部材11の中心部にエンボス加工された中心凹部11Eに嵌合している。また、中間板17には底蓋部材11にエンボス加工された位置決め凸部11Fに嵌合する位置決め孔17Bが打ち抜き形成されている。この2箇所の嵌合によって中間板17と底蓋部材11とが同心・位置合わせされる。
【0029】
底蓋部材11の中心凹部11Eは余裕のある深さを有し、ろう材溜まり部として作用し(図5参照)、ろう材が軸支持孔17Fへ流れるのを防止する。また、中心凹部11Eは後述の中心軸21の軸長のばらつきの逃げ部としても作用する。
【0030】
中間板17には貫通孔(入口ポート)11Bを弁室13に開放する切欠部17Cが形成されている。中間板17には、貫通孔(出口ポート)11C、11Dの各々に連通する長円形の連絡開口(連通用開口部)17D、17Eが形成されている。連絡開口17D、17Eは、各々径方向に長く、径方向の外方側で貫通孔11C、11Dに連通している。なお、これより以降、貫通孔11BをAポート、貫通孔11CをBポート、貫通孔11DをCポートと呼ぶことがある。
【0031】
中間板17の中心部に打ち抜き形成された軸支持孔17Fには、後述の中心軸21の下端21Aが嵌合する(図5参照)。軸支持孔17Fの径は、環状凸部17Aより小さく、しかも、中心軸21の軸径に対して所要のクリアランスを確保する径になっている。
【0032】
中間板17には後述の弁体20の突出片20Fが当接する基点出し用のストッパ片17Gが折り曲げ形成されている。ストッパ片17Gにはストッパ片17Gを取り囲むように緩衝用コイルばね18が取り付けられている。緩衝用コイルばね18は、ばね性を有するステンレス細線製で、通常のコイル状に、密着状態に近い状態に巻かれたものである。
【0033】
なお、ストッパ片17Gの上端は、緩衝用コイルばね18の脱落防止のために、かしめ変形されている。また、底蓋部材11の上面部には凸部11Gがエンボス形成されており、この凸部11Gの先端が、ストッパ片17Gに取り付けた緩衝用コイルばね18の下端に当接して、緩衝用コイルばね18が傾くのを防止する。
【0034】
中間板17の上面部には弁座シート(弁シート部材)19が取り付けられている。弁座シート19は、ステンレス薄板を所定形状に両面エッチング処理している。弁座シート19は、両面エッチングでの端部エッジの除去とスライド弁座平面(弁座面19G)の平滑度・面粗度を向上させ、弁体20の摺動潤滑性を得る目的で、厳選したバレル処理が行われている。
【0035】
弁座シート19には、中間板17にエンボス加工された二つの位置決め凸部17H、17Jの各々に嵌合する位置決め孔19A、19Bと、連絡開口17D、17Eの各々に連通する弁ポート19C、19Dと、中心軸21が貫通する中心孔19Eがエッチング加工により貫通形成されている。これらをエッチング処理で形成することで、設計の自由度と、異形形状設計と、部品寸法精度及び平坦・面粗度が、確実に、安価に達成でき、弁漏れが減少する。
【0036】
弁座シート19は、位置決め孔19A、19Bが中間板17の位置決め凸部17H、17Jに各々嵌合することにより、位置・角度出しを行われる。弁座シート19の中間板17への接合は、接着・シール剤、ろう付け、ハンダ付け、熱圧着や溶接等の方法がある。
【0037】
接着・シール剤としては、エポキシ系、ポリアミドイミド系、ポリエステル系、ポリエステルイミド系やポリウレタン系が耐冷煤性の点で適している。接着・シール剤の硬化は、バッチあるいは連続炉で行うことができる。エポキシ系のような熱硬化型樹脂による接着・シール剤の場合には、120℃程度で加熱硬化を行う。
【0038】
弁座シート19には、中間板17の切欠部17Cと同様に、貫通孔(入口ポート)11Bを弁室13に開放する切欠部19Fが形成されている。
【0039】
弁ポート19C、19Dは、図4によく示されているように、中心軸21が貫通する中心孔19Eの中心軸線と同心の同一円弧線上に、所定ポート間角度中心軸孔の中心と2つのポートの中心とを結ぶ2つの直線がなす角度が90度)離れた位置にあり、貫通孔11Cと11Dの所定継手間角度(90度より大きな角度)よりも小さくなる位置に開口されている。この弁ポート19C、19Dのピッチ円半径Pvは、貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppより小さく、弁ポート19C、19Dは、各々中間板17の連絡開口17D、17Eの径方向の内方側に連通している。なお、貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppは、図5に示す管継手15、16のピッチ円半径Ppと同じである。
【0040】
弁室13の底部構造を要約すると、弁室13の底部は、図5によく示されているように、管継手14、15、16を接続される底蓋部材11と、弁ポート19C、19Dが開口し弁体20の端面(下底面)が摺接する弁座シート19と、底蓋部材11と弁座シート19とに挟まれて管継手15、16と弁ポート19C、19Dとを連通接続する連通用開口部である連絡開口17D、17Eを有する中間板17とによる3層の積層構造体により構成されている。
【0041】
そして、弁ポート19C、19Dは、図示のように、その開口縁の一部が貫通孔11B、11C、11Dの開口縁から外れるように、管継手15、16の中心位置より弁体20の回転中心側に偏倚して開口されている。弁ポート19C、19Dと管継手15、16を連絡するのが、径方向に長い連絡開口17D、17Eを有する中間板17である。
【0042】
弁室13内にある弁座シート19の上面が弁座面19Gであり、弁座面19G上に弁体20が配置されている。弁体20は、摺動、耐冷媒性を考慮した樹脂材料による一体成形品であり、図7に示されているように、下底面に、二つの弁ポート19C、19Dを所定ポート間角度位置で開閉する円弧状の平面弁部20Aと、平行性によるシール荷重の安定化のための二つの足状部20B、20Cとを各々突出成形されている。平面弁部20Aは弁ポート19C、19Dのピッチ円半径Pvに合う位置に成形されており、二つの足状部20B、20Cは、弁体20の下底面の、中心軸21が回転可能に貫通する弁体20中心部の中心孔20Dの中心軸線と同心の同一円弧線上に、図2に示されているように周方向に間隔をおいて突設されている。
【0043】
弁体20は、図7(a)に示されているように、平面弁部20Aと足状部20B、20Cをもって弁座シート19の弁座面19Gに摺接する。なお、下底面が平面弁部20Aである弁体20の上面は、図3に示されているように、樹脂成形での収縮影響回避、平面弁部20Aの平坦・粗度の低下回避を目的として薄肉凹形状20Eとしている。
【0044】
弁体20は、中心孔20Dを貫通する中心軸21によって回転中心を設定され、中心軸21に案内されて中心軸線周りに回転する。中心孔20Dは、図7(a)、(b)によく示されているように、中心軸21との同芯度を確保するための嵌合ストレート孔部(クリアランス少)20Daと、上部テーパ孔部20Dbとを有する。
【0045】
上部テーパ孔部20Dbは、中心軸21の組立性を向上させる構造として作用すると共に、首振り機構としても作用し、中心軸21に対する弁座シート19と弁体20との平行・直角度のばらつきを吸収することができ、切換弁としてのシール・作動安定性が改善される。また、この首振りは、塵噛みによる弁体20のロック発生の危険度を低減する。
【0046】
図3に示されているように、弁体20には、径方向外方に突き出た二つの突出片20F、20Gが周方向に小さい間隔をおいて一体成形されている。弁体20は、二つの突出片20Fと20Gとの間に、ステッピングモータ30のロータ31に設けられている突出片31Aが、図6に示されているように係合することにより、回転方向の位置出し状態で、ロータ31とトルク伝達関係に連結され、これにより弁体20とロータ31とが同期回転する。
【0047】
突出片20Fは、ロータ側のストッパ片部を兼ねており、ロータ31の基点方向回転(CW)によって、図2(a)と図6に示されているように、基点出し用のストッパ片17Gの緩衝用コイルばね18と当接し、この当接によって基点出しを行う。
【0048】
この基点出し衝突時の衝撃は、緩衝用コイルばね18によって緩衝され、衝突音が低減する。緩衝用コイルばね18は、金属製であるから、冷媒や冷凍機油の影響を受けず、ゴム状弾性体による緩衝材(ゴムストッパ)に比べて耐久性を有する。
【0049】
なお、弁体20の突出片20F、20Gの上部にはガイド片部20H、20Jが成形されており、これらガイド片部20H、20Jは、ロータ31の弁体20への組立時に、突出片20F、20G間に突出片31Aが係合することを案内する。換言すれば、突出片20F、20G間からの突出片31Aの抜け止めを行う。また、図3に示されているように、弁体20は後述する押さえばね23のテーパガイド軸状部20Kを有する。
【0050】
中心軸21は、研磨されたステンレス材製で、その下端21Aを、軸支持孔17Fとの嵌合(図5参照)によって中間板17により回転可能に支持されている。中心軸21の上端21Bは軸受部材22の軸受孔22Aに回転可能に嵌合している。軸受部材22は、高滑性樹脂材料製で、上部中央突起22Bによってケース12の軸受係合凹部12Cに係合している(図1参照)。
【0051】
図1に示されているように、弁室13内には、ステッピングモータ30のロータ31が回転可能に設けられている。ロータ31は外周部31Bを多極着磁されたプラスチックスマグネットであり、前述したように、突出片31Aによって弁体20とトルク伝達関係に連結され、弁体20を回転駆動する。
【0052】
図3に示されているように、ロータ31のボス部31Cには中心軸21が貫通する貫通孔31Dを成形され、外周部31Bとボス部31Cを接続するリブ形状部31Eには均圧連通孔31Fが設けられている。貫通孔31Dの軸方向長さは、ロータ31の回転ぶれ(がたつき、傾き)を防止するために、可及的に長くされている。均圧連通孔31Fは、少なくとも一つ設けられていればよく、ロータ31の上下の圧力バランスを取る以外に、冷凍機油や液冷媒の上部堆積を防止する働きをする。
【0053】
ロータ31のボス部31Cの下端部と弁体20の上面部との間には、圧縮コイルばねによる押さえばね23が挟まれている。押さえばね23は、弁体20の平面弁部20Aを弁座面19Gに押し付けて低差圧状態での弁シールの安定性を確保している。押さえばね23は、同時に、ロータ31、軸受部材22を上方へ付勢し、軸受部材22の上部中央突起22Bをケース12の軸受係合凹部12Cに押し付けている。
【0054】
ケース12の外周部には、図1に示されているように、ステッピングモータ30のステータ組立体32が位置決め固定されている。ステータ組立体32は、上下2段のステータコイル33、複数個の磁極歯34、電気コネクタ部35等を有し、封止樹脂36によって液密封止されている。
【0055】
ステータ組立体32は、ステータ組立体32に設けられた位置決め片37の先端二股部37Aが底蓋11の外周部に形成されている位置決め突部11Jの凹部11Kを挟むように係合することにより、位相合わせ(周方向の取付位置)される。また、ステータ組立体32は、ステータ組立体32に設けられた抜け止め片38の逆止爪片38Aが底蓋11の下底面に逆止係合することにより、抜け止めされる。
【0056】
弁体20は、ステッピングモータ30による分割回転駆動により、図2(a)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19C、19Dの何れよりも離れた位置にあり、弁ポート19C、19Dが共に弁室13に開放され、Aポート(入口ポート)が二つの出口ポート(BポートとCポート)に連通する第1の切換位置(0パルス=基点位置)と、図2(b)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19Dを塞ぎ、弁ポート19Cのみが弁室13に開放され、Aポート(入口ポート)がBポートにのみに連通する第2の切換位置(18パルス)と、図2(c)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19C、19Dを共に塞ぎ、Aポート(入口ポート)が何れの出口ポートにも接続されない第3の切換位置(36パルス=全閉位置)と、図2(d)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19Cを塞ぎ、弁ポート19Dのみが弁室13に開放され、Aポート(入口ポート)がCポートにのみに連通する第4の切換位置(54パルス)との間に切換動作し、4位置が得られる。
【0057】
管継手15、16は、寸法的に中心側に寄せることに限界があり、その配置半径は、貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppになる。このことに対し、弁ポート19C、19Dは、各々貫通孔11C、11Dの中心位置より弁体20の回転中心側に偏倚しており、弁ポート19C、19Dのピッチ円半径Pvは、貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppより小さいから、弁ポート19C、19Dのピッチ円半径Pvが貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppに等しい場合に比して、平面弁部20Aの配置位置を径方向内側に設定でき、これに応じて弁体20の回転に必要な駆動トルクが低減する。
【0058】
このことにより、ステッピングモータ30のロータ31のマグネットとして、ネオジ鉄などの希土類による磁力の強い高価なマグネットを使用しなくてもよくなり、フェライトのような安価なマグネットで対応可能になる。
【0059】
弁ポート19C、19Dの回転中心側への偏倚量は、中間板17の連絡開口17D、17Eによって制限を受けることなく高い設計の自由度をもって適正値や要求値に設定することができる。
【0060】
図8〜図11はこの発明による電動式切換弁の実施形態2を示している。なお、図8〜図11において、図1〜図7に対応する部分は、図1〜図7に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0061】
この実施形態2では、図10に示されているように、弁座シート19にエッチング加工により形成される弁ポート19C、19Dが、各々、弁体20の回転中心を中心とした扇形をしていて、弁体の回転方向に沿った円弧状をなしている。図11によく示されているように、弁ポート19C、19Dのピッチ円半径Pvは、貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppより小さく、弁ポート19C、19Dの外周縁は貫通孔11C、11Dの外周縁より径方向寸法Raだけ径方向内側に偏倚している。
【0062】
弁体20の平面弁部20Aは、図9に示されているように、弁ポート19C、19Dの形状、配置位置に合わせて扇形をしており、弁体20の回転に応じて弁ポート19Cあるいは19Dを閉じるようになっている。
【0063】
したがって、この実施形態2でも、実施形態1と同様に、弁ポート19C、19Dのピッチ円半径Pvが貫通孔11C、11Dのピッチ円半径Ppに等しい場合に比して、弁体20の回転に必要な駆動トルクが低減する。
【0064】
そして、弁ポート19C、19Dの回転中心側への偏倚量は、中間板17の扇形の連絡開口17D、17Eによって制限を受けることなく高い設計の自由度をもって適正値や要求値に設定することができる。なお、弁ポート19C、19Dの形状は、弁体20の回転中心と同心の円弧状であってもよく、いずれの形状でも大流量化に対応できる。
【0065】
この実施形態2では、弁体20は、ステッピングモータ30による分割回転駆動により、図9(a)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19Dを塞ぎ、弁ポート19Cのみが弁室13に開放され、Aポート(入口ポート)がBポートにのみに連通する第1の切換位置(0パルス=基点位置)と、図9(b)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19Cを塞ぎ、弁ポート19Dのみが弁室13に開放され、Aポート(入口ポート)がCポートにのみに連通する第2の切換位置(20パルス)と、図9(c)に示されているように、平面弁部20Aが弁ポート19C、19Dの何れよりも離れ、弁ポート19C、19Dが共に弁室13に開放され、Aポート(入口ポート)が二つの出口ポート(BポートとCポート)に連通する第3の切換位置(40パルス)との間に切換動作し、3位置が得られる。
【0066】
図12はこの発明による電動式切換弁10の使用例を示している。図12は、圧縮機51と、凝縮器52と、膨張弁(あるいはキャピラリチューブ)53と、蒸発器54とを有する冷蔵庫の冷媒回路を示している。電動式切換弁10は、入口ポートAを圧縮機51の吐出側に接続され、出口ポートBを凝縮器52に、出口ポートCをバイパス通路55に接続されている。
【0067】
通常運転時には、電動式切換弁10は、入口ポートAを出口ポートBに連通する切換位置に位置する。この場合には、冷媒は、圧縮機51→凝縮器52→膨張弁53→蒸発器54→圧縮機51を流れ、通常の冷凍サイクルが成立する。
【0068】
デフロスト運転時には、電動式切換弁10は、入口ポートAを出口ポートCに連通する切換位置に位置する。この場合には、冷媒は、圧縮機51→バイパス通路55→蒸発器54→圧縮機51を流れ、蒸発器54に高温高圧の冷媒が流れ、蒸発器54の除霜が行われる。
【0069】
図13はこの発明による電動式切換弁10の他の使用例を示している。図13は、圧縮機61と、凝縮器(放熱器)62と、冷凍室用キャピラリチューブ(C.T.F)63と、冷蔵室用キャピラリチューブ(C.T.R)64と、冷凍室用蒸発器65と、冷蔵室用蒸発器66と、電動式切換弁(電動式三方切換弁)67とを有する冷凍・冷蔵庫の冷媒回路を示している。電動式切換弁10は、入口ポートAを凝縮器62の下流側に接続され、出口ポートBを冷凍室用キャピラリチューブ63に接続され、出口ポートCを冷蔵室用キャピラリチューブ64に接続されている。
【0070】
冷凍室・冷蔵室全冷却運転時には、電動式切換弁10は、入口ポートAを出口ポートBと出口ポートCの双方に連通する第1の切換位置に位置する。この場合には、冷媒は、圧縮機61→凝縮器62→冷凍室用キャピラリチューブ63→冷凍室用蒸発器65→圧縮機61を流れると共に、圧縮機61→凝縮器62→冷蔵室用キャピラリチューブ64→冷蔵室用蒸発器66→冷凍室用蒸発器65→圧縮機61を流れ、起動時等において、冷凍室用蒸発器65と冷蔵室用蒸発器66の蒸発負荷量に対してフル運転での冷却効果を確保する。
【0071】
冷凍室優先冷却運転時には、電動式切換弁10は、入口ポートAを出口ポートBに連通する第2の切換位置に位置する。この場合には、冷媒は、圧縮機61→凝縮器62→冷凍室用キャピラリチューブ63→冷凍室用蒸発器65→圧縮機61を流れ、冷凍室運転、冷蔵室停止となる。
【0072】
運転停止時には、電動式切換弁10は、入口ポートAを何れの出口ポートにも接続せず全閉状態とする第3の切換位置に位置する。この場合には、運転停止時に高温、高圧の冷媒が冷凍室用蒸発器65、冷蔵室用蒸発器66に流入することを防止し、運転停止時間の延長を図る。
【0073】
冷蔵室優先冷却運転時には、電動式切換弁10は、入口ポートAを出口ポートCに連通する第4の切換位置に位置する。この場合には、冷媒は、圧縮機61→凝縮器62→冷蔵室用キャピラリチューブ64→冷蔵室用蒸発器66→冷凍室用蒸発器65→圧縮機61を流れ、冷蔵室優先冷却運転となる。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による電動式切換弁によれば、弁ポートは継手部材が挿入される貫通孔の開口の範囲内に制限を受けることなく弁体の回転中心側に偏倚して開口させることができるようになり、高い設計の自由度をもって適正値や要求値に設定することができ、弁ポートは弁体の回転中心側に偏倚して開口させ、継手部材配置位置に規制されることなく、継手部材のピッチ円半径よりも、弁ポートのピッチ円半径とこれに応じた弁体の半径を小さくできるので、弁体の回転に必要なの駆動トルクを低減することができる。
【0075】
なお、継手部材の互いに離間されている継手間角度よりも、中間板の連通用開口部を介して継手部材に連通接続される2つの弁ポートのポート間角度度を小さくしているので、電動式アクチュエータにより弁体を回転駆動する回転角を小さくできる。また、弁体の回転中心側に偏倚して開口されている弁ポートは弁体の回転方向に沿った円弧状をなしているので、弁体の回転に必要な電動式アクチュエータの駆動トルクを増大することなく、弁体の半径を小さく保って大流量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電動式切換弁の実施形態1を示す断面図である。構成図である。
【図2】(a)〜(d)は実施形態1の電動式切換弁の各切換位置状態を示す図である。
【図3】実施形態1の電動式切換弁の要部の分解斜視図である。
【図4】実施形態1の電動式切換弁の貫通孔と弁ポートとの配置関係を示す拡大平面図である。
【図5】実施形態1の電動式切換弁の貫通孔と弁ポートとの配置関係を示す拡大断面図である。
【図6】実施形態1の電動式切換弁の基点出しストッパ部分の拡大平面図である。
【図7】(a)は実施形態1の電動式切換弁の弁体の拡大断面図、(b)は同じくそれの首振り動作を示す拡大断面図である。
【図8】この発明による電動式切換弁の実施形態2を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は実施形態2の電動式切換弁の各切換位置状態を示す図である。
【図10】実施形態2の電動式切換弁の要部の分解斜視図である。
【図11】実施形態2の電動式切換弁の貫通孔と弁ポートとの配置関係を示す拡大平面図である。
【図12】この発明による電動式切換弁の使用例を示す冷媒回路図である。
【図13】この発明による電動式切換弁の他の使用例を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
10 電動式切換弁
11 底蓋部材
11B 貫通孔(Aポート、入口ポートA)
11C 貫通孔(Bポート、出口ポートB)
11D 貫通孔(Cポート、出口ポートC)
12 ケース
14、15、16 管継手
17 中間板
17E、17F 連絡開口
17G ストッパ片
18 緩衝用ばね
19 弁座シート
19C、19D 弁ポート
20 弁体
20A 平面弁部
21 中心軸
23 押さえばね
30 ステッピングモータ
31 ロータ
32 ステータ組立体

Claims (7)

  1. 弁室内の平らな底面に複数個の弁ポートが開口し、前記弁室内に中心軸を中心に回転可能に設けられて端面にて前記弁室底面に摺接し回転位置に応じて前記弁ポートの接続を切り換える弁体を有し、電動式アクチュエータにより前記弁体を回転駆動する電動式切換弁において、
    前記弁室の底部が、継手部材が挿入されて接続される貫通孔を有する底蓋部材と、前記中心軸が貫通する中心孔を有し、該中心孔の中心軸線と同心の同一円弧線上に前記弁ポートが開口し前記弁体の端面が摺接する弁シート部材と、前記底蓋部材と前記弁シート部材とに挟まれ前記継手部材と前記弁ポートとを連通接続する連通用開口部と前記中心軸の一端が嵌合する軸支持孔とを有する中間板との積層構造体により構成され、前記弁ポートの少なくとも一つは、当該弁ポートの開口縁の一部が当該弁ポートと前記連通用開口部を介して連通接続される前記継手部材が挿入される前記貫通孔の開口縁から外れるように、前記弁体の回転中心側に偏倚して開口されている電動式切換弁。
  2. 前記弁ポートが2つであり、該2つの弁ポートは、互いに離間されているポート間角度が当該弁ポートと前記連通用開口部を介してそれぞれ連通接続される前記継手部材の継手間角度よりも小さくなる位置に開口されている請求項1記載の電動式切換弁。
  3. 前記弁体の回転中心側に偏倚して開口されている前記弁ポートは前記弁体の回転方向に沿った円弧状をなしている請求項1記載の電動式切換弁。
  4. 前記弁シート部材は、エッチング加工板により構成されている請求項1〜3の何れか1項記載の電動式切換弁。
  5. 前記弁体の回転中心側に偏倚して開口されている前記弁ポートは、前記弁室に常時連通している一つの入口ポートと、前記弁体の回転方向に互いに離れた位置に開口した二つの出口ポートとからなり、前記弁体の回転位置に応じて前記入口ポートと前記二つの出口ポートとの接続が切り換えられる請求項1〜4の何れか1項記載の電動式切換弁。
  6. 前記電動式アクチュエータはステッピングモータであり、当該ステッピングモータのロータが前記弁体とトルク伝達関係で係合し、前記弁体は、当該弁体に形成された中心孔に、前記中間板より支持された中心軸が回転可能に係合していることにより、回転中心を設定されており、前記弁体の中心孔がテーパ孔形状であることにより、前記中心軸に対して首振り傾斜可能であり、ばねによって前記弁ポートの開口面に押し付けられている請求項1〜5の何れか1項記載の電動式切換弁。
  7. 前記電動式アクチュエータはステッピングモータであり、当該ステッピングモータのロータの回転方向のストッパとして前記弁室の前記底面に突出部が形成され、前記突出部に緩衝用のコイルばねが取り付けられている請求項1〜6の何れか1項記載の電動式切換弁。
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