JP2001193857A - 四方切換弁 - Google Patents

四方切換弁

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JP2001193857A
JP2001193857A JP2000006104A JP2000006104A JP2001193857A JP 2001193857 A JP2001193857 A JP 2001193857A JP 2000006104 A JP2000006104 A JP 2000006104A JP 2000006104 A JP2000006104 A JP 2000006104A JP 2001193857 A JP2001193857 A JP 2001193857A
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Japan
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iron core
movable iron
sub
valve body
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JP2000006104A
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Ikuo Takahashi
郁夫 高橋
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Ranco Japan Ltd
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Ranco Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は四方切換弁に関し、小型なソレノイ
ドコイルを用いても高い圧力差での切換を可能とした安
価な四方切換弁を実現することを目的とする。 【解決手段】 円筒27の下部に、主弁座28が、上部に蓋
29が、内部に円筒形の隔壁30が固設された弁箱22と、前
記隔壁30の円筒部内面と主弁座28に接して回動可能に設
けられ、下部には前記主弁座28に設けられた低圧導管31
と前記二つの導管33,34 の一方とを選択連通する連通溝
38が設けられ、上部には中心に副弁体24を収容する孔37
を有する円筒部と、該孔37と前記連通溝38とを連通する
連通孔40とが設けられた主弁体23と、前記連通孔40に設
けられた副弁座39を開閉可能に前記孔37に収容された副
弁体24と、一端に副弁体24を固定した円板を有するカッ
プ状をなし、その外周に永久磁石26が取付けられ、且つ
主弁体23との間に駆動力伝達手段が設けられた可動鉄心
25と、前記主弁体23を回動する駆動手段とより構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流路を切換える四方
切換弁に関する。詳しくは、ヒートポンプ等の冷媒回路
における冷暖房の切換または除霜回路の切換に用いられ
る四方切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ等の冷媒回路におけ
る冷暖房サイクルの切換には四方切換弁が用いられてい
るが、この一例としてロータリー型の四方切換弁を図7
に示す。この四方切換弁は上部にソレノイドコイル1
と、該ソレノイドコイル1の下部に設けられた弁本体2
とよりなり、ソレノイドコイル1はヨーク1a,1bを
有し、弁本体2は、ヨーク1a,1bに接して設けられ
た円筒状の筒3と、該筒3の下部に固設された弁座4及
び上部を封止した蓋5と、筒3の中を回動可能に設けら
れた主弁体6とよりなり、該主弁体6は高圧連通溝7及
び低圧連通溝8が形成された弁体9と、該弁体9の外周
に固定されたヨーク10及びマグネット11とよりな
り、中心に軸12が挿通されて、弁座4上に回転可能に
支持されている。
【0003】また、弁座4には高圧導管13と低圧導管
14と2つの導管が開口して設けられている。なお、符
号15は弁体9を弁座4にバネ受け16を介して押圧す
るバネであり、17は主弁体6の回転を制限するストッ
パである。
【0004】上記のように構成された切換弁において、
ソレノイドコイル1に通電すると該ソレノイドコイル1
のヨーク1a,1bが磁極となり、マグネット11を有
する主弁体6を回動させ、弁体9の高圧連通溝7と低圧
連通溝8とが二つの導管と高圧導管13及び低圧導管1
4を選択連通させ流路を切り換えることができるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記構成の従
来の切換弁においては、弁本体2の上に配置された小型
のソレノイドコイル1の電磁力では弁体9の受ける圧力
差が大きくなると主弁体6が作動しなくなる恐れがあ
る。そのため冷暖房サイクルの切換時には、圧縮機を一
旦停止させ冷暖房サイクルの高圧部と低圧部の圧力差が
減少した後、切換える必要があるり暖房の切換に時間を
要し、特に除霜時は暖房効率が低下するという問題があ
る。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、小型な
ソレノイドコイルを用いても高い圧力差での切換を可能
とした安価な四方切換弁を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、弁本体21と、該弁本体21の中に設けられた主弁
体23を回動する駆動手段とよりなり、前記弁本体21
は、弁箱22と、主弁体23と、副弁体24と、可動鉄
心25と、永久磁石26とを具備し、前記弁箱22は、
円筒27の下部に、低圧導管31、高圧導管32及び二
つの導管33,34を有する平面の主弁座28が固設さ
れ、上部に円板状の蓋29が固設され、内部にフランジ
部を有する円筒形の隔壁30が固設されてなり、前記主
弁体23は、前記隔壁30の円筒部内面と主弁座28に
接して回動可能に設けられ、下部には前記低圧導管31
と前記二つの導管33,34の一方とを選択連通する連
通溝38が設けられ、上部には中心に副弁体24を収容
する孔37を有する円筒部と、該孔37と前記連通溝3
8とを連通する連通孔40とが設けられてなり、前記副
弁体24は、前記主弁体23の連通孔40に設けられた
副弁座39を開閉可能に前記孔37に収容され、前記可
動鉄心25は、一端に副弁体24を固定した円板を有す
るカップ状をなし、その外周に永久磁石26が取付けら
れ、且つ主弁体23との間に回転方向には相対移動を制
限され、軸方向には相対移動可能な駆動力伝達手段が設
けられ、前記駆動手段により前記可動鉄心25が上方に
移動して前記副弁座39を開口することにより、前記隔
壁30の上部空間と前記連通溝38の圧力が同圧力とな
り前記主弁体23を前記主弁座28に押圧する付勢力が
低減されると同時に、前記可動鉄心25は前記駆動手段
により回動し前記駆動力伝達手段により前記主弁体23
を回動することで、前記低圧導管31、高圧導管32及
び前記二つの導管33,34の流路が切換えられること
を特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、前記駆動手段は
前記蓋29の上面中心に導磁性体のコア49を有し軸方
向に配置されたソレノイドコイル50と、該ソレノイド
コイル50の上部より前記弁箱22の外周に向かい前記
永久磁石26の極と対向するように配置された導磁性の
ヨーク51とより構成されたことを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、前記隔壁30の
開口面積を前記連通溝38が主弁座28に開口する面積
と等しくしたことを特徴とする。また、請求項4の発明
は、中心軸方向で前記蓋29と前記副弁体24の間に該
副弁体24を前記副弁座39に押圧するコイルバネ44
を配置すると共に該コイルバネ44と該副弁座39の間
には、該副弁座側の底に中央部下側に凸部を持つバネ受
け43を配置したことを特徴とする。
【0010】また、請求項5の発明は、前記可動鉄心2
5は上部に平面を有するカップ状に形成された磁性材で
あると共に磁性体外周に一体に成形されたプラスチック
の多極の永久磁石26であることを特徴とする。また、
請求項6の発明は、前記蓋29は前記コア49が固着さ
れる導磁性体の材料と同材料であると共に前記可動鉄心
25を前記ソレノイドコイル50の磁力により吸着可能
であることを特徴とする。
【0011】また、請求項7の発明は、前記動力伝達手
段は前記主弁体23の上端外周に設けた複数の溝47
と、該溝47の両面に配置された2個の鋼球46の間に
可動鉄心25の内周に設けた突起45が係合するように
構成されたことを特徴とする。また、請求項8の発明
は、前記可動鉄心25と前記蓋29の間で前記永久磁石
26の上部に形成された複数の溝に非磁性材料のボール
48を配置すると共に該可動鉄心25が前記蓋29に吸
引された時該蓋29と該可動鉄心25の間に微小間隙を
有するように構成されたことを特徴とする。
【0012】この構成を採ることにより、請求項1乃至
3及び6に記載の発明によれば、ソレノイドコイルへの
通電により可動鉄心には上方向の移動力と軸中心の回動
力が同時に働き、副弁座を開き主弁体上部の圧力を減少
させ、主弁体を回動させることで流路の切換を可能とし
ている。また、本切換弁を冷暖房回路に用いた場合、圧
縮機を運転した状態でも流路の切換が可能である。さら
に作動中は、主弁体は主弁座に接触しており両者の間に
異物の噛込みがない。また切換の作動後は、主弁体は圧
力により主弁座に押さえつけられソレノイドコイルへの
通電を必要としない。
【0013】また、請求項4の発明によれば、可動鉄心
の回動においてコイルバネに働くねじり力防止しコイル
バネの耐久性を向上させると共に回動時の反力を低減す
る。また副弁体へ付勢力を与え副弁座のシール性を高め
ることができる。また、請求項5の発明によれば、可動
鉄心はカップ状の磁性体であり、プレス成形等で製作可
能で、またプラスチックの永久磁石を一体に成形するこ
とで切削等の機械加工を不要とし安価に製作できる。
【0014】また、請求項6の発明によれば、密封弁箱
の一部を導磁性体とすることで磁路の空隙を少なくする
ことが可能で磁気効率が上がると共に、可動鉄心の吸引
面積を大きくでき、それによりソレノイドコイルの小型
化がはかれる。また、請求項7の発明によれば、可動鉄
心が蓋に吸引され副弁座が開く時、主弁体は圧力により
主弁座に押さえつけられていて回動不可能であるため、
同時に可動鉄心は回動力を受けるが主弁体との係合部に
働く軸方向の摩擦力を軽減し、可動鉄心のスムーズな軸
方向の摺動を可能としている。
【0015】また、請求項8の発明によれば、可動鉄心
が蓋に吸着された時、回転方向の摩擦力を軽減させスム
ーズな回転を得ると共に、可動鉄心と蓋の間に微小な空
隙を設け、ソレノイドコイルを非通電にした時コイルバ
ネの付勢力と合わせ迅速に副弁座を閉じることが可能と
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の実施の形
態の四方切換弁を示す図で、図1は断面図、図2は図1
のII−II線における断面を冷暖房回路と共に示した図、
図3は図1のIII − III線における断面図である。本実
施の形態の四方切換弁は、図1に示すように、駆動手段
としての磁気回路20と弁本体21とよりなる。そし
て、該弁本体21は、弁箱22と主弁体23と副弁体2
4と可動鉄心25と永久磁石26とよりなる。
【0017】弁箱22は円管状の筒27と、該円筒27
の下部に設けられた主弁座28と、上部を封止した円板
状の蓋29と、内部に設けられた隔壁30とよりなり、
主弁座28には図2の如く低圧導管31と、高圧導管3
2と、二つの導管33、34と、主弁体23の動きを規
制する二つのストッパピン35,36とが形成されてい
る。また、隔壁30は、図1の如く円筒状のガイド部3
0aとフランジ部が形成され、該フランジ部により円筒
27に固設されている。
【0018】また、主弁体23は、中心部に副弁体24
を収容する孔37が形成され且つ前記隔壁30に設けら
れたガイド部30aに回動可能に嵌合する円筒部を有
し、下部に前記主弁座28上を摺動して低圧導管31と
高圧導管32と2つの導管33,34を選択連通させる
連通溝38が形成され、前記副弁体24を収容する孔3
7の下部には副弁座39が形成され、該副弁座39から
前記連通溝38に通ずる連通孔40が形成されている。
【0019】また、前記主弁体23の円筒部にはシール
リング溝が形成され、該溝に気密保持用のシールリング
41と該シールリング41を押圧する板バネ42が挿入
されている。さらに円筒部の上部には可動鉄心25の駆
動力が伝達される駆動力伝達手段が設けられている。
【0020】また、副弁体24は、略円筒形をなし、一
端に前記副弁座39を開閉するニードルが形成され、中
心孔の底部には、中央下向きに凸部を有するバネ受43
が挿入され、その上部に、前記ニードルを副弁座39に
押圧付勢するコイルバネ44が挿入されている。
【0021】また、可動鉄心25は前記隔壁30のガイ
ド部30aの外周に隙間をあけて設けられた底付き円筒
形をなし、その円板部には前記副弁体24を固定し、外
周には永久磁石26が取付けられ、且つ、上部に前記主
弁体23に駆動力を伝達する駆動力伝達手段が設けられ
ている。この駆動力伝達手段は図3の断面図に示すよう
に、可動鉄心25には複数個所に突起45が形成され、
その両側に2個の鋼球46が配置され、該突起45と2
個の鋼球46を収容する溝47が主弁体23に形成さ
れ、回転力を伝達可能とすると共に軸方向への相対移動
を可能としている。
【0022】また、図1の如く可動鉄心25は磁性材料
で形成され、永久磁石26には前記可動鉄心25の外周
に一体に形成されたプラスチックの多極の永久磁石が用
いられる。また可動鉄心25に取付けられた永久磁石2
6の上部には複数の溝が形成され、該溝に非磁性材料の
ボール48が配置され、該可動鉄心25が蓋29に吸引
された時に該蓋29と可動鉄心25との間に微小間隙が
できるようになっている。
【0023】また、駆動手段としては、コア49とソレ
ノイドコイル50とヨーク51とよりなる磁気回路が用
いられる。そして、コア49は導磁性体で形成され、そ
の一端は蓋29に固着され、コア49の他端から2方に
伸びたヨーク49は弁箱22の側面に接触するように設
けられている。
【0024】このように構成された本発明の実施の形態
の作用を次に説明する。図1、図2は、ソレノイドコイ
ル50が非通電状態である場合を示している。この状態
は圧縮機Aの吸込み側に接続される低圧導管31と室内
熱交換機Bに接続された導管33が主弁体23に設けら
れた連通溝38により連通されている状態であり、冷媒
は圧縮機A→高圧導管32→弁箱22→導管34→室外
熱交換器C→膨張弁D→室内熱交換器B→導管33→連
通溝38→低圧導管31→圧縮機Aの回路を循環し冷房
回路を形成している。
【0025】そして、圧縮機Aからの高圧冷媒は高圧導
管32より弁箱22内に入り、その圧力により主弁体2
3を主弁座28に押しつけている。ここでソレノイドコ
イル50に図6(a)に示すように、ヨーク51がS極
となるように通電するとコア49、蓋29、可動鉄心2
5、永久磁石26、ヨーク51により構成される磁気回
路により永久磁石26を外周に持つ可動鉄心25はヨー
ク51による回動力と蓋29方向への吸引力を同時に受
ける。
【0026】そして可動鉄心25が蓋29に吸引される
ことで副弁座39が開き隔壁30上部の高圧冷媒は連通
40を通り低圧側に流出することで隔壁30上部の圧力
は連通溝38と同圧になり、隔壁30の開口部の面積と
連通溝38の主弁座28への開口面積を等しく設定して
あることで、主弁体23が下方向に受ける力と上方向に
受ける力がバランスし主弁体23の回動抵抗を無くし可
動鉄心25の回転力を突起45より溝47の内側に配置
された鋼球46を介して伝達し主弁体23は回動し図5
に示すように連通溝38が低圧導管31と導管34を連
通した位置でストッパー36に当接して停止する。
【0027】図6(a)の位置関係では永久磁石26の
S極はヨーク51からの反発作用を、N極は吸引作用を
受け可動鉄心25は反時計方向に回動する。この作動に
おいて、可動鉄心25には吸着力と回動力が同時に働き
図4の状態となる。この状態は可動鉄心25が蓋29に
吸着された状態であり、この時可動鉄心25が蓋29に
吸着し回動を妨げないように可動鉄心25と蓋29に微
小間隙が確保できるように非磁性ボール48が配置さ
れ、該非磁性ボール48は可動鉄心25が吸着力を受け
た状態でもスムーズな回動を得る作用をする。
【0028】また、可動鉄心25は吸引初めにも回動力
を受けるが、主弁体23が圧力差により主弁座28に押
さえつけられ回動できない状態では、突起45は溝47
に押さえつけられ可動鉄心25の軸方向への移動の妨げ
になりこれを回避するため突起45は非磁性ボール48
を介し溝47に係合している。
【0029】回動後この状態でソレノイドコイル50の
通電を止めると可動鉄心25はコイルバネ44の付勢力
により下方に動き副弁体24が副弁座39を閉じるとガ
イド部30aの外周を通り高圧の冷媒が隔壁30の上部
に流入し主弁体23を主弁座28に押さえつけシール性
を確保する。また、ガイド部30aにシールリング41
を設けることで隔壁30とガイド部30aの隙間を小さ
くし隔壁30の上部の圧力が急激に上昇するのを防止し
ている。
【0030】この状態で連通溝38は低圧導管31と凝
縮器Cに接続される導管34を連通し、冷媒は圧縮機A
→高圧導管32→導管33→室内熱交換器B→膨張弁D
→室外熱交換器C→連通溝38→低圧導管31→圧縮機
Aの回路を循環し暖房回路が形成される。
【0031】次に、ソレノイドコイル50に図6(b)
に示すようにヨーク51がN極となるように逆に通電す
ると永久磁石26のN極はヨーク51から反発作用を、
S極は吸引作用を受け可動鉄心25は時計方向に回動す
る。この作動において、可動鉄心25には吸着力と回動
力が同時に働き、主弁体23は先の作動とは逆に時計方
向に回動し連通溝38が低圧導管31と導管33を連通
した位置でストッパーピン35に当接し図2に示す冷房
回路を形成する。
【0032】なお、冷媒回路が冷房、または暖房状態を
形成されソレノイドコイル50の通電を止めた状態で
は、主弁体23は冷媒の圧力で主弁座28に押さえつけ
られ回動不可能で状態にあり、そのため主弁体23に係
合された可動鉄心25の回動を妨げている。
【0033】
【発明の効果】本発明の四方切換弁に依れば、単一の駆
動手段で副弁座を開き主弁体に働く圧力差による回動抵
抗力を無くすることで主弁体の回動を行なうことがで
き、圧縮機運転中の高差圧時でも冷媒回路を切換ること
が可能で小型で簡単な構造であると共に冷凍サイクルの
効率化が図られる切換弁を実現できる。さらに切換動作
時は、主弁体は主弁座と接触し回動するため異物の噛み
込みが無く副弁座が閉じた状態では冷媒の圧力により主
弁体は主弁座に押しつけられており確実な作動と良好な
シール作用が得られる。
【0034】また、冷媒回路を切換えた状態ではソレノ
イドコイルへの通電を必要とせず省エネルギー効果の高
い切換弁を実現できる。また副弁体に設けたバネ受け
は、コイルバネに回転力が働くのを防止し耐久性の向上
が図れると共に主弁体の回動抵抗を軽減し確実な作動が
得られる。また永久磁石を可動鉄心とプラスチックによ
り一体形成することで可動鉄心の作成が容易であり、磁
路の空隙を減少させると共に強い牽引力が得られ、ソレ
ノイドコイルの小型化を図ることができる。
【0035】また、主弁体と可動鉄心25の駆動力伝達
手段に鋼球を用いたことにより可動鉄心25の軸方向の
動きを円滑にでき、また、永久磁石の上に非磁性ボール
を配置したことにより可動鉄心のの回動を円滑且つ迅速
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の四方切換弁を示す断面図
である。
【図2】図1のII−II線における断面図で、冷房回路を
形成した時の主弁体の状態を示した図である。
【図3】図1のIII − III線における断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の四方切換弁の作用を説明
するための図である。
【図5】図4のV−V線における断面図で、暖房回路を
形成した時の主弁体の状態を示した図である。
【図6】本発明の実施の形態の四方切換弁の作用を説明
するための図で、ヨークと永久磁石の配置図である。
【図7】従来の四方切換弁を示す断面図である。
【符号の説明】
20…磁気回路 21…弁本体 22…弁箱 23…主弁体 24…副弁体 25…可動鉄心 26…永久磁石 27…円筒 28…主弁座 29…蓋 30…隔壁 30a…ガイド部 31…低圧導管 32…高圧導管 33,34…導管 35,36…ストッパピン 37…孔 38…連通溝 39…副弁座 40…連通孔 41…シールリング 42…板バネ 43…バネ受 44…コイルバネ 45…突起 46…鋼球 47…溝 48…非磁性ボール 49…コア 50…ソレノイドコイル 51…ヨーク A…圧縮機 B…室内熱交換器 C…室外熱交換器 D…膨張弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H062 AA07 AA13 BB04 BB28 BB30 BB31 CC01 DD03 EE07 HH04 HH08 HH09 3H067 AA13 AA33 AA38 BB04 BB12 CC02 CC32 CC33 CC41 CC45 DD08 DD32 EA02 EB12 EB14 EB15 ED11 FF11 GG01 GG23 3H106 DA08 DA23 DA26 DA33 DB02 DB12 DB32 DB34 DC02 DC10 DC19 DD03 EE24 EE34 EE35 EE39 GA03 GA13 GA15 GB09 GB16 GC02 KK23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体(21)と、該弁本体(21)の
    中に設けられた主弁体(23)を回動する駆動手段とよ
    りなり、 前記弁本体(21)は、弁箱(22)と、主弁体(2
    3)と、副弁体(24)と、可動鉄心(25)と、永久
    磁石(26)とを具備し、 前記弁箱(22)は、円筒(27)の下部に、低圧導管
    (31)、高圧導管(32)及び二つの導管(33,3
    4)を有する平面の主弁座(28)が固設され、上部に
    円板状の蓋(29)が固設され、内部にフランジ部を有
    する円筒形の隔壁(30)が固設されてなり、 前記主弁体(23)は、前記隔壁(30)の円筒部内面
    と主弁座(28)に接して回動可能に設けられ、下部に
    は前記低圧導管(31)と前記二つの導管(33,3
    4)の一方とを選択連通する連通溝(38)が設けら
    れ、上部には中心に副弁体(24)を収容する孔(3
    7)を有する円筒部と、該孔(37)と前記連通溝(3
    8)とを連通する連通孔(40)とが設けられてなり、 前記副弁体(24)は、前記主弁体(23)の連通孔
    (40)に設けられた副弁座(39)を開閉可能に前記
    孔(37)に収容され、 前記可動鉄心(25)は、一端に副弁体(24)を固定
    した円板を有するカップ状をなし、その外周に永久磁石
    (26)が取付けられ、且つ主弁体(23)との間に回
    転方向には相対移動を制限され、軸方向には相対移動可
    能な駆動力伝達手段が設けられ、 前記駆動手段により前記可動鉄心(25)が上方に移動
    して前記副弁座(39)を開口することにより、前記隔
    壁(30)の上部空間と前記連通溝(38)の圧力が同
    圧力となり前記主弁体(23)を前記主弁座(28)に
    押圧する付勢力が低減されると同時に、前記可動鉄心
    (25)は前記駆動手段により回動し前記駆動力伝達手
    段により前記主弁体(23)を回動することで、前記低
    圧導管(31)、高圧導管(32)及び前記二つの導管
    (33,34)の流路が切換えられることを特徴とする
    四方切換弁。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は前記蓋(29)の上面中
    心に導磁性体のコア(49)を有し軸方向に配置された
    ソレノイドコイル(50)と、該ソレノイドコイル(5
    0)の上部より前記弁箱(22)の外周に向かい前記永
    久磁石(26)の極と対向するように配置された導磁性
    のヨーク(51)とより構成されたことを特徴とする請
    求項1記載の四方切換弁。
  3. 【請求項3】 前記隔壁(30)の開口面積を前記連通
    溝(38)が主弁座(28)に開口する面積と等しくし
    たことを特徴とする請求項1記載の四方切換弁。
  4. 【請求項4】 中心軸方向で前記蓋(29)と前記副弁
    体(24)の間に該副弁体(24)を前記副弁座(3
    9)に押圧するコイルバネ(44)を配置すると共に該
    コイルバネ(44)と該副弁座(39)の間には、該副
    弁座側の底に中央部下側に凸部を持つバネ受け(43)
    を配置したことを特徴とする請求項1記載の四方切換
    弁。
  5. 【請求項5】 前記可動鉄心(25)は上部に平面を有
    するカップ状に形成された磁性材であると共に磁性体外
    周に一体に成形されたプラスチックの多極の永久磁石
    (26)であることを特徴とする請求項1記載の四方切
    換弁。
  6. 【請求項6】 前記蓋(29)は前記コア(49)が固
    着される導磁性体の材料と同材料であると共に前記可動
    鉄心(25)を前記ソレノイドコイル(50)の磁力に
    より吸着可能であることを特徴とする請求項4記載の四
    方切換弁。
  7. 【請求項7】 前記動力伝達手段は前記主弁体(23)
    の上端外周に設けた複数の溝(47)と、該溝(47)
    の両面に配置された2個の鋼球(46)の間に可動鉄心
    (25)の内周に設けた突起(45)が係合するように
    構成されたことを特徴とする請求項1記載の四方切換
    弁。
  8. 【請求項8】 前記可動鉄心(25)と前記蓋(29)
    の間で前記永久磁石(26)の上部に形成された複数の
    溝に非磁性材料のボール(48)を配置すると共に該可
    動鉄心(25)が前記蓋(29)に吸引された時該蓋
    (29)と該可動鉄心(25)の間に微小間隙を有する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1記載の四方
    切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008185967A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Kao Corp トナー用ポリエステル
WO2015037450A1 (ja) * 2013-09-13 2015-03-19 アズビル株式会社 遮断弁

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