JP3746838B2 - 四方弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四方弁に関し、特にヒートポンプ型空気調和機において、冷暖房の切り換え、及び暖房運転時の室外熱交換器の除霜操作に用いられる四方弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の冷暖房サイクルにおいては、冷房運転と暖房運転を切り換えるために従来より四方弁が使用されている。この四方弁の一例として、実開平7−16084号公報に開示されている、ロータリー型の四方弁を図11に示す。
【0003】
この四方弁は、上部に電磁石128を配設した弁本体112が、円筒状のボディ113と、弁座114、ボディ113の内面に配設されたプラスチックマグネット132、ヨーク139および樹脂製の弁138を組み付けたロータアッシー131からなり、さらに弁座114には導入口116と導入口121ならびに二つの通孔が形成されている。
【0004】
そして、上記構成を有する四方弁においては、電磁石128をボディ113の上部に配設したため、弁本体112をコンパクトに形成できるとともに、導入口116を弁座114に設け、導入管120をボディ113底部に設けたため、ガイド孔124に導入管120を突出させて弁体回動のストッパとして使用できるようになっている。
【0005】
また、弁体138をプラスチックマグネット132、ヨーク139及び樹脂製の弁138からなるローターアッシー131として、プラスチックマグネット132を円筒状にしたので、異方性着磁とすることができ、磁気特性を良好にすることができ、弁体138と弁座114とのシールの安定性の確保が容易になるという利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の四方弁では、ローター及び電磁コイルが小型に形成されているため、樹脂製の弁138の上部と下部の圧力差が大きいと作動しない恐れがある。そのため、冷凍サイクルで冷暖房の切換を行う際に、圧縮機を停止し、冷媒の吸入圧力と吐出圧力を均一化し、圧力差を小さくする必要があった。すなわち、冷暖房の切換に時間を要し、圧力差を得るため多くの電力を必要とした。特に、暖房運転時の室外熱交換器の除霜操作では問題であった。
【0007】
そこで、本発明はかかる従来の四方弁の問題点に鑑みてなされたものであって、より高い差圧での作動を可能とするとともに、ローター及び電磁コイル等の大型化に伴う製造コストの上昇を招くことのない四方弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、四方弁であって、円筒状の弁本体と、少なくとも低圧導出口と二つの通孔が穿設された主弁座と、該主弁座上に位置し、前記低圧導出口と前記二つの通孔のいずれか一方と連通する連絡溝を有し、回動することにより、前記低圧導出口と前記二つの通孔のいずれか一方との流路を切り換える主弁体と、該主弁体を貫通し、一端が前記連絡溝に連通するとともに、他端が該主弁体の上部に形成されたパイロット弁座に連通するパイロットポートと、前記パイロット弁座とでパイロット弁を構成し、該パイロット弁座に接離するパイロット弁体と、前記主弁体を回動させるとともに、前記パイロット弁体を上下方向に移動させるための駆動手段と、前記主弁体の側面凹部に装着されて該主弁体の側面と前記弁本体の内壁との間をシールするピストンリングよりも上方の空間であって、前記パイロット弁座と、前記パイロットポートを介して前記連絡溝に連通する主弁体上部空間と、前記ピストンリングよりも下方の空間であって、前記弁本体と前記主弁座との間に形成された主弁体下部空間と、該主弁体下部空間に連通する高圧導入口で構成され、前記駆動手段によりパイロット弁が開き、前記主弁体上部空間と前記主弁体下部空間の間に差圧が発生し、前記主弁体が前記主弁座から離間した状態で回動することにより前記低圧導出口、前記高圧導入口及び前記二つの通孔の流路が切り換えられると共に、前記主弁体上部空間と前記主弁体下部空間との間をシールするためのシール手段を有しており、前記シール手段は前記ピストンリングで構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記高圧導入口は、前記主弁座に穿設されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記二つの通孔のうち前記低圧導出口と連通していない通孔と、前記高圧導入口とを連通するガイド溝を主弁体に形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、前記パイロット弁体を前記パイロット弁座側に付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、前記付勢手段が、前記パイロット弁体と、該パイロット弁体の上方に位置するばね取付部材との間に配置された圧縮コイルばねであることを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、前記主弁体の回動中心に形成された凹部と、前記主弁座の該主弁体の凹部に対向する位置に形成した凹部との間に軸を装着したことを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、四方弁であって、円筒状の弁本体と、該弁本体の下部に配置され、導入口と、導出口と、二つの通孔を有する主弁座と、該主弁座上に位置し、前記導入口と前記二つの通孔のいずれか一方とを連通するガイド溝と、前記導出口と前記二つの通孔の他方とを連通する連絡溝とを有し、回動することにより、前記導入口及び前記導出口と前記通孔との流路を切り換える主弁体と、前記主弁体の上部に固定された導磁性ヨークと、該導磁性ヨークの周面に一体に形成された多極永久磁石と、前記主弁体を貫通し、一端が前記導出口に連通するとともに、他端が該主弁体の上部に形成されたパイロット弁座に連通するパイロットポートと、前記主弁体の上方に配置され、前記パイロット弁座とでパイロット弁を構成し、該パイロット弁座に接離するパイロット弁体を下部に有するプランジャーと、該プランジャーを摺動可能に保持し、上部に吸引子が固定されたプランジャーチューブと、前記吸引子と前記プランジャーの間に配置され、該プランジャーを前記パイロット弁座側に付勢するプランジャーばねと、前記導磁性ヨークの上方に配置され、かつ、該吸引子の周囲に配置された電磁コイルと、該電磁コイル及び前記多極永久磁石の周囲に配置された外函と、前記弁本体の内壁に対向する、前記主弁体の周面に配置されたピストンリングと、前記導磁性ヨークの周面と、前記弁本体の内壁と、前記主弁体の周面と、前記ピストンリング周面によって形成される主弁体上部空間と、前記主弁座の周面と、前記弁本体の内壁と、前記主弁体の周面と、前記ピストンリング周面によって形成される主弁体下部空間と、前記電磁コイルの通電方向を切り換えるための切換スイッチとで構成されることを特徴とする。
【0018】
そして、請求項1乃至3に記載の発明によれば、単一の駆動手段によりパイロット弁が開き、主弁体の上下空間に差圧が発生し、主弁体をパイロット動作で主弁座から離間させた状態で回動させることにより管路の切換が可能となる。また、本四方弁を冷凍回路に使用した場合には、圧縮機を運転した状態においても管路の切り換えが可能となる。さらに、切換動作時に、主弁体と主弁座間が離間しているため、シール部の磨耗が少なく、両者間に異物が噛み込んだ場合であっても、冷媒の流れによって取り除かれる。また、主弁の弁閉時には、主弁体が高圧流体により主弁座に押しつけられているため、この状態においては駆動手段を動作させる必要がない。
【0019】
請求項4乃至5に記載の発明によれば、さらに、パイロット弁体をパイロット弁座側に付勢する付勢手段を設けたので、迅速にパイロット弁を閉状態とすることが可能となるとともに、閉状態におけるパイロット弁体とパイロット弁座とのシール性をさらに高めることができる。
【0020】
請求項1記載の発明によれば さらに、前記主弁体上部空間と前記主弁体下部空間との間をシールするためのシール手段を設けたので、主弁体の側面と弁本体の内面との間の隙間の調整等を必要としない。
【0022】
請求項6記載の発明によれば、前記主弁体の回動中心に形成された凹部と、前記主弁座の該主弁体の凹部に対向する位置に形成した凹部との間に軸を装着したので、主弁体及び主弁座の加工が容易となるとともに、軸が磨耗した場合には、取り換えることができる。
【0023】
請求項7記載の発明によれば、電磁コイルの励磁により、パイロット弁が開き、主弁体の上下空間に差圧が発生し、主弁体をパイロット動作で上昇させた状態で回動させることにより管路の切り換えが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる四方弁の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0025】
図1は、本発明にかかる四方弁の第1実施例を示す断面図である。この四方弁1は、大きく分けて、弁本体2、主弁部VM、パイロット弁部VP、磁気回路Mにより構成されている。
【0026】
弁本体2は両端が開放された円筒状に形成され、その上端は外函3の下方開放端に挿入された形で密閉固定されている。弁本体2の上端には、非磁性スペーサ19が設けられ、この非磁性スペーサ19は電磁コイル4の下方に位置する。また、この弁本体2の内側には、主弁体8が回転可能に設けられ、弁本体2の下端には、主弁座10が固定されている。
【0027】
主弁部VMは、主弁体8の下部と、主弁座10等によって構成される。主弁体8は弁本体2内に配置され、主弁体8の下面8bは主弁座10の上面10aとの接触面である。図2は主弁体8の底面図であって、この下面8bには、主弁座10に形成された、冷房運転での圧縮機40の冷媒吸入口に通じる導出口11と、室内熱交換器41に通じる通孔23とを連通させる連絡溝21が形成されている。さらに、主弁体8の下面8bには、圧縮機40の冷媒吐出口に通じる導入口12と、前述の主弁座10に形成され、室外熱交換器42に通じる通孔24を連通させるガイド溝22が形成される。
【0028】
主弁体8の下面8bの中央には、軸穴8dが穿設され、軸13が挿入される。この軸13によって、主弁座10に対して主弁体8が回動可能に保持される。さらに、主弁体8の側面凹部8cと弁本体2の内壁には、主弁体8の上方の空間25と下方の空間26をシールするため、ピストンリング14が装着される。
【0029】
主弁体8の上部には、円筒状の導磁性ヨーク33が設けられ、この導磁性ヨーク33には、図6及び図7に示すように、永久磁石片S1、S2、N1、N2が取り付けられている。そして、電磁コイル4に通電すると、主弁体8が回転し、管路11、12、23、24を切り換えることができる。
【0030】
主弁体8の下方には、下面8bと接離回転することによって弁の開閉動作を行う円板状の主弁座10が位置する。この主弁座10は、弁本体2内の下部にろう付け等よって密閉固定され、図5に示すように、導出口11及び導入口12が形成されるとともに、二つの通孔23、24が穿設される。導出口11には冷凍サイクルの圧縮機40の冷媒吸入口に通じる低圧側配管31が取り付けられる。また、導入口12には、圧縮機40の冷媒出口に通じる高圧側配管32が取り付けられる。尚、導入口12を有する管路は、図1に示すように、ガイド溝22内に突出し、回動する主弁体8のストッパとして機能する。また、主弁座10の上面10aは、主弁体8の下面8bとの当接面であって、この上面10aの中央に軸孔10bが穿設され、上記軸13が挿入される。
【0031】
そして、上述の主弁部VMの構成により、図2に示すように導出口11と通孔23が導通すると同時に導入口12と通孔24が導通する状態、すなわち冷房状態と、図4に示すように、導出口11と通孔24が導通し、同時に導入口12と通孔23が導通する状態、すなわち暖房状態との切り換えを行うことができる。
【0032】
次に、パイロット弁部VPについて説明する。主弁体8の上部中央にはパイロットポート7が穿設され、このパイロットポート7の端部は、パイロット弁座8aを形成する。そして、このパイロットポート7は連絡溝21に連通している。
【0033】
プランジャー15は、略々円筒状に形成され、その下面中央には、パイロット弁体15aが突設され、主弁体8に形成されたパイロット弁座8aとによってパイロット弁を構成する。また、プランジャー15の上面には円筒状突出部15bが形成され、この上方に位置する吸引子16の下面凹部16aに収容可能となっている。さらに、プランジャー15の上面中央には、プランジャー15の軸線方向に、コイルばね取付孔15cが穿設され、プランジャーばねとしての圧縮コイルばね20が収容される。
【0034】
プランジャーばね20は、上記コイルばね取付孔15c内に収容されるとともに、その上端は吸引子16の下面凹部16aに固定されている。このプランジャーばね20は、プランジャー15をパイロット弁座8aの方向、すなわち弁閉方向に付勢する。
【0035】
次に、磁気回路Mについて説明する。この磁気回路Mは、吸引子16、外函3、主弁体8に設けた導磁性ヨーク33、永久磁石片S1、S2、N1、N2、プランジャー15で構成され、上記主弁部VM及びパイロット弁部VPの両方の弁の駆動に使用される。
【0036】
プランジャー15の上方には、吸引子16が、プランジャーチューブ18と外函3間に密閉固定されている。外函3は、電磁コイル4とともに吸引子16の上部に取付ボルト17によって固定されている。電磁コイル4の励磁によって、プランジャー15が吸引子16に吸引される。
【0037】
電磁コイル4の外側には、外函3が配置される。外函3は、下方が開放された円筒状に形成され、上部中央部にボルト孔3aが穿設され、このボルト孔3aを貫通する取付ボルト17によって外函3が吸引子16に固定される。また、外函3の上部内側には、吸引子16の他に電磁コイル4、プランジャーチューブ18等が配置されている。外函3の下方開放端には、弁本体2が挿入、固定されている。そして、外函3の下部は、図6及び図7に示されるように、相対向する2枚の舌状部3A、3Bからなる。
【0038】
外函3の内側には、主弁体8とともにローターとして回転する4個の永久磁石片S1、S2、N1、N2が位置する。
【0039】
図1の導磁性ヨーク33は、円筒状に形成されるとともに、その中心にはプランジャー15を嵌装するための孔部33aが形成され、この孔部33aの中をプランジャー15が摺動する。
【0040】
また、円筒状のプランジャー15は、導磁性ヨーク33の中央に穿設された孔部33aに摺動可能に位置するとともに、その上部には、円筒状突出部15bが形成され、吸引子16に吸引された場合に、下面凹部16aに収容される。
【0041】
図8は、冷暖房切換回路を示し、スイッチSW1及びSW2によって、ブリッジスタックを介して、電磁コイル4への交流電源40からの電流の方向を切り換えることで、四方弁1の管路を切り換えて冷房状態と暖房状態を切り換える。
【0042】
次に、上記構成を有する四方弁1の動作について説明する。
図1は、電磁コイル4の非通電時の安定状態を示している。この状態は、図2に示すように、冷凍サイクルの圧縮機40の吸入口に接続されている導出口11と、連絡溝21を経由して室内熱交換器41の出口に接続している通孔23から冷媒が流れている状態であり、冷媒は、圧縮機40→四方弁1→室外熱交換器42→絞り43→室内熱交換器41→四方弁1→圧縮機40の経路で循環し、冷凍サイクルは冷房状態にある。そして、圧縮機40の吐出口から出た高温、高圧の冷媒が導入口12を通って主弁体8の上下に同圧の圧力で加わっている。
【0043】
ここで、図1の実施例の場合、外函3がN極になるように電磁コイル4を励磁すると、吸引子16、外函3、導磁性ヨーク33、永久磁石S1、S2、N1、N2、プランジャー15で構成される磁気回路Mにより、まず、プランジャー15が吸引子16に吸引されて、プランジャー15と主弁体8のパイロット弁座8aが開となり、パイロットポート7から高圧冷媒が低圧側に流出するため、主弁体上部の圧力が主弁体下部の圧力より低くなり、図3に示すように、主弁体8が上昇し、主弁座10から離れる。図6の位置関係では、永久磁石N1は外函3Aから反発作用を、永久磁石S1は外函3Bから吸引作用を、永久磁石N2は外函3Bから反発作用を、永久磁石S2は外函3Aから吸引作用をそれぞれ受けてX方向に回転する。
【0044】
ここで、電磁コイル4を非励磁状態にすると、プランジャー15と、主弁体8のパイロット弁座8aが閉となり、主弁体上部の圧力と主弁体下部の圧力が同圧となり、プランジャばね20により主弁体8は下降し、主弁体8と主弁座10は当接する。このとき、主弁体8と主弁座10は図4に示すように切り換わり、また、図7に示すように、外函3Aと永久磁石片S2及び外函3Bと永久磁石片S1がそれぞれ吸引作用によりこの状態を保持する。連絡溝21は圧縮機40の冷媒吸入口に通じる導出口11と室外熱交換器42に通じる通孔24とを連通し、冷媒は、圧縮機40→四方弁1→室内熱交換器41→絞り43→室外熱交換器42→四方弁1→圧縮機40の経路で循環し、冷凍サイクルは暖房運転になる。
【0045】
さらに、図8の冷暖房切換スイッチを切り換えて、通電方向を逆にして電磁コイル4を励磁すると、上記と同様に、プランジャー15が吸引子16に吸引されて、プランジャー15と主弁体8のパイロット弁座8aが開となり、主弁体上部の圧力が主弁体下部より低くなり、主弁体8が上昇し、主弁座10から離れる。図7の位置関係では、永久磁石N1は外函3Aから吸引作用を、永久磁石S2は外函3Aから反発作用を、永久磁石N2は外函3Bから吸引作用を、永久磁石S1は外函3Bから反発作用をそれぞれ受けて、Y方向に回転する。ここで、電磁コイル4を非励磁状態にすると、プランジャー15と主弁体8のパイロット弁座8aが閉となり、主弁体上部の圧力と主弁体下部の圧力が同圧となり、プランジャばね20により主弁体8は下降し、主弁体8と主弁座10は当接する。このとき、主弁体8と主弁座10は図2に示すように切り換わり、また、図6に示すように、外函3Aと永久磁石片N1及び外函3Bと永久磁石片N2がそれぞれ吸引作用によりこの状態を保持し、冷凍サイクルは冷房運転になる。
【0046】
次に、本発明にかかる四方弁の第2実施例を図9及び図10を参照しながら説明する。尚、本実施例において、第1実施例における同一の部材、要素については、同一の参照番号を付して詳細説明を省略する。
【0047】
本実施例においても、四方弁51は、大きく分けて、弁本体2、主弁部VM、パイロット弁部VP、磁気回路Mにより構成されている。
弁本体2、非磁性スペーサ19、主弁体8、主弁座10の形状及び相対位置は第1実施例と同様である。
【0048】
主弁部VMは、主弁体8の下部と、主弁座10等によって構成され、主弁体8の下面8b’は主弁座10の上面10aとの接触面である。図10に示されるように、この下面8b’には、主弁座10に形成された、冷房運転での圧縮機40の冷媒吸入口に通じる導出口11と、室内熱交換器41に通じる通孔23とを連通させる連絡溝21が形成されている。さらに、主弁体8の下部は主弁体下部空間26に面し、主弁体下部空間26は、弁本体2の側面から導入された導入口12に連通するとともに、主弁座10に穿設された通孔24に連通する。この導入口12は、圧縮機40の冷媒吐出口に通じる管路32に連通し、通孔24は、室外熱交換器42に通じる。
【0049】
主弁体8には、主弁体上部空間25と主弁体下部空間26に連通するエコライザーホール55が設けられている。これは、ピストンリング14によるシールによって、主弁座10から離間した主弁体8の円滑な下降動作が妨げられるおそれがあるため、その際に主弁体上部空間25と主弁体下部空間26内の冷媒圧力を迅速に均圧化することにより、主弁体8の円滑な下降動作を得るために設けるものである。
【0050】
また、主弁体8の上部に位置する、非磁性スペーサ19からなる円筒突出部19aの内面は、プランジャー15のガイドとして機能し、外周面は、主弁体上部8eの内面側に設けられた軸受53のスライドガイドとして機能する。
【0051】
主弁座10の上面中央には、軸13が固定される。主弁体8の下面中央には、軸穴8dが穿設され、この軸穴8dには、軸受54が設けられ、挿入された軸13を保持する。この軸13によって、主弁座10に対して主弁体8が回動可能に保持される。
【0052】
主弁体8の上部には、導磁性ヨーク83が設けられ、この導磁性ヨーク83には、永久磁石片S1、S2、N1、N2が取り付けられている。そして、電磁コイル4に通電すると、主弁体8が回転し、管路11、12、23、24を切り換えることができる。
【0053】
主弁体8の下方には、この主弁体8の下面8bと接離回転することによって弁の開閉動作を行う円板状の主弁座10が位置する。主弁座10には、導出口11、通孔23、通孔24が穿設される。主弁座10には、回転ストッパ56が挿入、固定され、回動する主弁体8のストッパとして機能する。
【0054】
そして、上述の主弁部VMの構成により、図10に示すように導出口11と通孔23が連通すると同時に導入口12と通孔24が連通する状態、すなわち冷房状態と、主弁体が、図10において矢印Z方向に回動して、導出口11、通孔24が導通し、同時に導入口12と通孔23が導通する状態、すなわち暖房状態の切り換えを行うことができる。
【0055】
主弁体8の上部中央にはパイロットポート7が穿設され、このパイロットポート7は連絡溝21に連通している。また、プランジャー15の下部には、パイロット弁体としての球弁52が位置する。
【0056】
上記構成を有する四方弁51の動作は、第1実施例と同様であって、詳細説明を省略するが、電磁コイル4の通電、非通電の切り換え、及び、通電方向を切り換えることにより、主弁体8が主弁座10から離間した状態で回動して管路を切り換えることが可能となり、冷暖房の切り換えを行うことができる。
【0057】
尚、上記二つの実施例においては、主弁体8を回動させるとともに、パイロット弁体15a、52を上下方向に移動させるための駆動手段として、電磁式駆動手段を採用しているが、このような機能を有するものであれば電動式等他の駆動手段であっても良い。
【0058】
また、圧縮機40の吐出口から出た高温、高圧の冷媒が導入される高圧導入口12は、第1実施例のように主弁座10に穿設されていても良く、弁本体2の側面から主弁体下部空間26に導入されていても良い。
【0059】
さらに、パイロット弁体15a、52をパイロット弁座8a側に付勢する付勢手段として圧縮コイルばねが使用されているが、他の付勢手段であっても良い。
【0060】
また、主弁体8の側面と弁本体2の内面との間に位置するシールリング14をシール手段としているのは、パイロット動作により、主弁体8を主弁座10から浮上させるため、主弁体8の外周からの漏れを極力少なくするためであるが、主弁体8の側面と弁本体2の内面と隙間を微少とすることによりシール手段を省略することもでき、また他のシール手段を使用することも可能である。
【0061】
さらに、前記主弁体8の回動中心に形成された凹部8dと、主弁座10の主弁体の凹部に対向する位置に形成した凹部10bとの間に軸13を装着しているが、この軸13を主弁体8または主弁座10と一体に形成することももちろん可能である。
【0062】
【発明の効果】
請求項1乃至3に記載の発明によれば、単一の駆動手段によりパイロット弁が開き、主弁体の上下空間に差圧が発生し、主弁体をパイロット動作で主弁座から離間させた状態で回動させることにより管路の切り換えが可能となるため、構造が簡単で小型の四方弁を提供することができる。また、本四方弁を冷凍回路に使用した場合には、圧縮機を運転した状態においても管路の切り換えが可能となるため、消費エネルギーが少なく、除霜時間が短縮されるため冷凍サイクルの運転効率が高くなる。さらに、切換動作時に、主弁体と主弁座間が離間しているため、シール部の磨耗が少なく、両者間に異物が噛み込んだ場合であっても、冷媒の流れによって取り除かれるため、保守が容易になる。また、弁閉時には、主弁体が高圧流体により主弁座に押しつけられているため、この状態においては駆動手段を動作させる必要がなく、消費エネルギー及び騒音の少ない四方弁を提供することができる。
【0063】
請求項4乃至5に記載の発明によれば、迅速にパイロット弁を閉状態とすることが可能となるとともに、この閉状態におけるパイロット弁体をパイロット弁座とのシール性をさらに高めることが可能であるため、さらに運転特性の優れた四方弁を提供することができる。
【0064】
さらに、請求項1記載の発明によれば 主弁体の側面と弁本体の内面との間に隙間の調整等を必要としないため、より組立の容易な四方弁を提供することができる。
【0066】
請求項6記載の発明によれば、主弁体及び主弁座の加工が容易となるとともに、保守の容易な四方弁を提供することができる。
【0067】
請求項7記載の発明によれば、主弁体と主弁座が当接しているときの両面に加わる圧力を強くし、四方弁の冷媒回路の圧縮機の出入口間の冷媒の漏れを少なくし、さらに、主弁体の回動時に主弁体と主弁座が離れているため、両面間の摺動が少なく、電磁コイルが主弁体及びパイロット弁の両方の弁の駆動に使用できるので、構造が簡単で小型の四方弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る四方弁の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す四方弁の主弁体の底面図である。
【図3】図1の四方弁において、電磁コイル励磁後のパイロット動作状態を示す断面図である。
【図4】図3に示す状態における主弁体の底面図である。
【図5】図1の四方弁の主弁座の平面図である。
【図6】図1のI−I線断面図であって、外函と、非磁性ヨークと永久磁石との位置関係の説明図である。
【図7】図1の図1のI−I線断面図であって、外函と、非磁性ヨークと永久磁石との位置関係の説明図である。
【図8】図1の四方弁に使用される冷暖房切換回路を示す回路図である。
【図9】本発明に係る四方弁の第2実施例を示す断面図である。
【図10】図9に示す四方弁の主弁体の底面図である。
【図11】従来のロータリー型四方弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1、51 四方弁
2 弁本体
3 外函
4 電磁コイル
7 パイロットポート
8 主弁体
10 主弁座
11 導出口
12 導入口
13 軸
14 ピストンリング
15 プランジャー
16 吸引子
17 取付ボルト
18 プランジャーチューブ
19 非磁性スペーサ
20 プランジャーばね
21 連絡溝
22 ガイド溝
23、24 通孔
25 主弁体上部空間
26 主弁体下部空間
31 低圧側配管
32 高圧側配管
33、83 導磁性ヨーク
40 圧縮機
41 室内熱交換器
42 室外熱交換器
43 絞り
52 球弁
53、54 軸受
55 エコライザーホール
56 回転ストッパ
M 磁気回路
SW1、SW2 スイッチ
S1、S2、N1、N2 永久磁石片
VM 主弁部
VP パイロット弁部

Claims (7)

  1. 円筒状の弁本体と、
    少なくとも低圧導出口と二つの通孔が穿設された主弁座と、
    該主弁座上に位置し、前記低圧導出口と前記二つの通孔のいずれか一方と連通する連絡溝を有し、回動することにより、前記低圧導出口と前記二つの通孔のいずれか一方との流路を切り換える主弁体と、
    該主弁体を貫通し、一端が前記連絡溝に連通するとともに、他端が該主弁体の上部に形成されたパイロット弁座に連通するパイロットポートと、
    前記パイロット弁座とでパイロット弁を構成し、該パイロット弁座に接離するパイロット弁体と、
    前記主弁体を回動させるとともに、前記パイロット弁体を上下方向に移動させるための駆動手段と、
    前記主弁体の側面凹部に装着されて該主弁体の側面と前記弁本体の内壁との間をシールするピストンリングよりも上方の空間であって、前記パイロット弁座と、前記パイロットポートを介して前記連絡溝に連通する主弁体上部空間と、
    前記ピストンリングよりも下方の空間であって、前記弁本体と前記主弁座との間に形成された主弁体下部空間と、
    該主弁体下部空間に連通する高圧導入口で構成され、
    前記駆動手段によりパイロット弁が開き、前記主弁体上部空間と前記主弁体下部空間の間に差圧が発生し、前記主弁体が前記主弁座から離間した状態で回動することにより前記低圧導出口、前記高圧導入口及び前記二つの通孔の流路が切り換えられると共に、
    前記主弁体上部空間と前記主弁体下部空間との間をシールするためのシール手段を有しており、
    前記シール手段は前記ピストンリングで構成されていることを特徴とする四方弁。
  2. 前記高圧導入口は、前記主弁座に穿設されていることを特徴とする請求項1記載の四方弁。
  3. 前記二つの通孔のうち前記低圧導出口と連通していない通孔と、前記高圧導入口とを連通するガイド溝を主弁体に形成したことを特徴とする請求項2記載の四方弁。
  4. 前記パイロット弁体を前記パイロット弁座側に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1記載の四方弁。
  5. 前記付勢手段が、前記パイロット弁体と、該パイロット弁体の上方に位置するばね取付部材との間に配置された圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項4記載の四方弁。
  6. 前記主弁体の回動中心に形成された凹部と、前記主弁座の該主弁体の凹部に対向する位置に形成した凹部との間に軸を装着したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の四方弁。
  7. 円筒状の弁本体と、
    該弁本体の下部に配置され、導入口と、導出口と、二つの通孔を有する主弁座と、
    該主弁座上に位置し、前記導入口と前記二つの通孔のいずれか一方とを連通するガイド溝と、前記導出口と前記二つの通孔の他方とを連通する連絡溝とを有し、回動することにより、前記導入口及び前記導出口と前記通孔との流路を切り換える主弁体と、
    前記主弁体の上部に固定された導磁性ヨークと、
    該導磁性ヨークの周面に一体に形成された多極永久磁石と、
    前記主弁体を貫通し、一端が前記導出口に連通するとともに、他端が該主弁体の上部に形成されたパイロット弁座に連通するパイロットポートと、
    前記主弁体の上方に配置され、前記パイロット弁座とでパイロット弁を構成し、該パイロット弁座に接離するパイロット弁体を下部に有するプランジャーと、
    該プランジャーを摺動可能に保持し、上部に吸引子が固定されたプランジャーチューブと、
    前記吸引子と前記プランジャーの間に配置され、該プランジャーを前記パイロット弁座側に付勢するプランジャーばねと、
    前記導磁性ヨークの上方に配置され、かつ、該吸引子の周囲に配置された電磁コイルと、
    該電磁コイル及び前記多極永久磁石の周囲に配置された外函と、
    前記弁本体の内壁に対向する、前記主弁体の周面に配置されたピストンリングと、
    前記導磁性ヨークの周面と、前記弁本体の内壁と、前記主弁体の周面と、前記ピストンリング周面によって形成される主弁体上部空間と、
    前記主弁座の周面と、前記弁本体の内壁と、前記主弁体の周面と、前記ピストンリング周面によって形成される主弁体下部空間と、
    前記電磁コイルの通電方向を切り換えるための切換スイッチとで構成されることを特徴とする四方弁。
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