JPH0914479A - 冷凍サイクル用複合弁 - Google Patents

冷凍サイクル用複合弁

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JPH0914479A
JPH0914479A JP7192564A JP19256495A JPH0914479A JP H0914479 A JPH0914479 A JP H0914479A JP 7192564 A JP7192564 A JP 7192564A JP 19256495 A JP19256495 A JP 19256495A JP H0914479 A JPH0914479 A JP H0914479A
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Takeshi Kondo
武史 近藤
Kazuhiko Muto
和彦 武藤
Norihiko Yasuda
典彦 安田
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Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
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Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷房時と暖房時の冷媒の流路を切
り換える電磁式四方弁2と、冷凍サイクルのバイパス回
路Lに用いられ冷媒の流路を開閉する電磁式二方弁3と
を直接連結して複合一体化させ、2つの駆動力を1つの
電磁石を用いて制御できる冷凍サイクル用複合弁の提供
を目的とする。 【構成】 本発明は、電磁式四方弁2の弁本体8のケー
ス9の上部に、プランジャー43が水平方向になるよう
にして電磁石37が組み込まれた二方弁3を横向きに配
置し、コイル30を両側から挾む両磁極板5、6を下方
に延長させて円弧状に形成した延長部5a、5bを前記
四方弁2の円筒状ケース9にスポット溶接したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートポンプ式
冷媒回路における冷房時と暖房時の冷媒の流路を電磁石
の磁力により切り換える電磁式四方弁(以下単に「四方
弁」という)と、冷凍サイクルのバイパス回路のオン・
オフ制御に用いられる電磁式二方弁(以下単に「二方
弁」という)とを複合一体化した冷凍サイクル用複合弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なヒートポンプ式冷凍サイクルの
回路図(図6〜図8)であり、暖房運転の場合における
冷媒の流れは、圧縮機A→導入管→四方弁2→通孔管→
室内側熱交換機B→毛細管C→室外側熱交換機E→通孔
管→四方弁2→導出管→圧縮機Aへと循環するようにな
っている。ところで、上述の一般的な冷凍サイクルに対
して、エアコンのきめ細かな運転制御を行うためにバイ
パス回路を設けた冷凍サイクルがいろいろと提案されて
いる。
【0003】図6は、冷凍サイクルの回路に室外側熱交
換器Eの除霜を目的としてバイパス回路L1 を設けたも
のであり、このバイパス回路L1 は、圧縮機Aの出口側
と室内側熱交換器Bの出口側すなわち毛細管Cの入口側
との間に、二方弁3と逆止弁Fが直列的に設けられてい
る。このようなバイパス回路L1 を設ける理由は、外気
温度が0℃以下になると、空気中の水分が室外側熱交換
機Eのフィン等に凝縮し霜となって付着するため、室外
側熱交換機Eの伝熱効果が低下し、冷凍サイクルの効率
を著しく低下させるので除霜を行わなければならない。
【0004】この図6に示すものはホットガスデフロス
ト式とよばれるものであり、除霜運転における冷媒の流
れは、圧縮機A→二方弁3→逆止弁F→毛細管C→室外
側熱交換機E→通孔管→四方弁2→導出管→圧縮機Aへ
と循環するようになっており、圧縮機Aからの高温高圧
冷媒を直接室外側熱交換機Eに入れることにより除霜を
行うものである。
【0005】図7は、冷凍サイクルの回路に冷媒の流量
を制御するためのバイパス回路L2を設けたものであ
り、このバイパス回路L2 においては、室内側熱交換器
Bの出口側と毛細管Cの出口側との間に、二方弁3が設
けられている。従って、前記二方弁3の開閉に応じて配
管抵抗が変化し冷凍サイクルの回路に流れる冷媒流量を
制御できるようになっている。
【0006】図8は、冷凍サイクルの回路に、圧縮機A
の高圧側が異常に高圧になった場合にその高圧冷媒を圧
縮機Aに戻すためのバイパス回路L3 を設けたものであ
り、圧縮機Aの入口側と出口側との間に二方弁3を設け
たものである。従って、圧縮機Aからの冷媒の圧力が異
常に高圧になった場合に二方弁3を開く事により、高圧
側と低圧側をバイパスさせ、冷凍サイクルの回路を保護
することができる。
【0007】図9は、前記の各冷凍サイクルに用いられ
ている従来の四方弁の構造を示し、この四方弁2は、円
筒状の弁本体8とその上部に配設された電磁石28とか
らなり、電磁石28のコイル30への通電により弁本体
8内に内蔵される後述のプラスチックマグネット製弁体
16を作動させるようになっているが、圧縮機Aの作動
中においては該弁体16に作用する冷媒の圧力により弁
体16が回動できない構造になっている。
【0008】この従来の四方弁2の弁本体8は、非磁性
体からなる円筒状のケース9と、該ケース9の下端部に
取付けられた4つの開口10、11、12、13(図1
1−B参照)を同心円上に等間隔にて有する金属円板状
の弁座14と、この弁座14の上面に金属性の中心軸1
5を中心に摺動回転可能に配設されたプラスチックマグ
ネット製の肉厚円板状の弁体16(以下単に「弁体1
6」という)とで構成されている。
【0009】前記弁座14の4つの開口10、11、1
2、13は、各々図11に示すように所定の角度(例え
ば角度90°)間隔で開口10を導入口、これと対向位
置の開口11を導出口、又これらと直交的に配置した開
口12と13をそれぞれ通孔としており、それぞれ導入
口10の下面には導入管17が、導出口11には導出管
18が、又通孔12と13には通孔管19と20が設け
られ、前記導入口10の上部にのみパイプによるストッ
パー21が少量突出状に設けられている。
【0010】なお、図9における4は非磁性体からなる
キャップで、ケース9の上端に、弁体16の上面との間
に空間27を設けて固定され、前記中心軸15の上端を
支持している。
【0011】前記弁体16には、図11及び図12に示
すように、前記弁座14の導入口10と通孔12と対応
する位置に貫通孔22と23を設けると共に、その下半
部に両貫通孔22、23をつなぐ連通孔24を設け、一
方、導出口11及び通孔13と対応する位置にこの導出
口11及び通孔13を気密的につなぐ気密連通孔25が
設けられ、これら両連通孔24、25の下部は平面円弧
状の空洞に形成されていて、この弁体16を回転させる
ことにより隣接する各開口において連通状態が切り換わ
るようになっている。
【0012】図9における弁本体8の上部に配置された
電磁石28は、中心の鉄芯29の外周部にコイル30が
巻かれており、この電磁石28の磁極板33、34はそ
の下端部が下方に延長されていて四方弁2の円筒状のケ
ース9の外周部に固定されている。
【0013】そして、前記電磁石28のコイル30への
通電による磁石のN、S位置の変換作用により、弁本体
8の内部に配置した弁体16の回転を行うもので、回転
の位置決めは、前記弁座14のストッパー21と弁体1
6の連通孔24との間にて行われる。また、電磁石28
と弁本体8との位置決めは、コイル30の下方に設けた
位置決め凸部31と、キャップ4の上面に設けた位置決
め凹部32とを嵌合させることによって行われている。
【0014】図10は、冷凍サイクルのパイパス回路の
オン・オフ制御に用いられている従来の二方弁の構造を
示し、この二方弁3は、下部中心に弁座38を設けると
共に側部と下方にそれぞれ冷媒の流入出パイプ45、4
6を設けた弁体38と、この弁本体36の上部に設けら
れた非磁性材料からなるプランジャーチューブ44内に
摺動可能に内挿された下端部にボール弁42を備えたプ
ランジャー43と、このプランジャー43の上部にスプ
リング39を介して前記プランジャーチューブ44の上
端部に固定された吸引子40と、前記フランジャーチュ
ーブ44の回りに配置されたコイル30と、上下に配置
された磁極板5、6からなる電磁石37とにより構成さ
れている。なお、図中41は、磁極板5と吸引子40と
を固定する固定ねじ、35a、35bはリード線であ
る。
【0015】そして、前記の二方弁3においては、電磁
石37のコイル30への非通電時には、スプリング39
の作用によりプランジャー43のボール弁42が弁座3
8に圧接し、二方弁3は閉状態となっている。
【0016】次に、電磁石37のコイル30に通電する
と、内部に発生する磁界の作用によりプランジャー43
はスプリング39の力に抗して吸引子40に吸引され、
ボール弁42が弁座38から離れることにより二方弁は
開状態となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記した図6〜図8に
示す冷凍サイクルの回路における四方弁2と二方弁3の
使用形態においては、図9、図10に示すようにおのお
の独立した電磁石を用いて駆動させるものであるから、
以下のような問題点があった。 四方弁2と二方弁3をそれぞれ設置するためのスペ
ースが必要であった。 四方弁2を作動させる電磁石28と、二方弁3を作
動させる電磁石37という、それぞれの電気的駆動手段
が個々に必要となり、コスト高になっていた。 エアコンの運転状態を制御させる制御基板(図示し
ない)に、四方弁と二方弁の2つのコントローラを必要
とし、又、これらをつなぐリード線がそれぞれ必要とな
り、コスト高となっていた。
【0018】
【問題を解決するための手段】本発明の冷凍サイクル用
複合弁は、冷房時と暖房時の冷媒の流路を切り換える電
磁式四方弁2と、冷凍サイクルのバイパス回路Lに用い
られ冷媒の流路を開閉する電磁式二方弁3とを直接連結
して複合一体化させ、2つの駆動力を1つの電磁石を用
いて制御することを特徴とするものである。
【0019】即ち、本発明の冷凍サイクル用複合弁は、
4つの開口を同心円上に設けた金属円盤状の弁座14の
上面に、前記4つの開口の少なくとも2つの開口を気密
的に連通させ残りの開口を開放状態とするプラスチック
マグネット製の弁体16を中心軸15を回転中心として
回転可能に設け、前記弁座14の外周上部には円筒状の
非磁性体からなるケース9を設けると共に該ケース9の
上部開口に非磁性体からなるキャップ4を設けて前記弁
体16を気密的に囲った電磁式四方弁3と、下部中心に
弁座38を設けると共に側部と下方にそれぞれ冷媒の流
入出パイプ45、46を設けた弁体38と、この弁本体
36の上部に設けられた非磁性材料からなるプランジャ
ーチューブ44内に摺動可能に内挿された下端部にボー
ル弁42を備えたプランジャー43と、このプランジャ
ー43の上部にスプリング39を介して前記プランジャ
ーチューブ44の上端部に固定された吸引子40と、前
記フランジャーチューブ44の回りに配置されたコイル
30と、上下に配置された磁極板5、6からなる電磁石
37を固定した電磁式二方弁3と、前記電磁式二方弁3
の磁極板5,6の一側部をコイル30の外周部より延長
させると共にその延長部5a、6aを円弧状に対向させ
て形成し、この電磁式二方弁3を前記電磁式四方弁2の
キャップ4の上方に配置すると共に円弧状の延長部5
a、6aを前記電磁式四方弁2の円筒状のケース9に固
定したことを特徴とするものである。
【0020】又、請求項2記載の冷凍サイクル用複合弁
は、請求項1記載の複合弁にける電磁弁3の電磁石7の
磁極板5,6の延長部5a、6aを、前記プラスチック
マグネット製弁体16の外周と円筒状ケース9の内周の
間に、前記キャップ4を貫通させて気密的に配置したこ
とを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1に基づ
き詳細に説明する。なお、従来品と同じ部品については
同一の符号を用いて説明している。本発明の冷凍サイク
ル用複合弁は、図9に示す四方弁2の弁本体8のケース
9の上部に、図10に示す従来の電磁石37が組み込ま
れた二方弁3を、プランジャー43を水平方向にして横
向きに配置し、コイル30を両側から挾む両磁極板5、
6を下方に延長させて円弧状に形成し、この円弧状延長
部5a、5bを前記四方弁2の円筒状ケース9にスポッ
ト溶接したものである。なお、前記四方弁2と二方弁3
との結合は、図示しないが適宜なバンドにて固定するこ
とができる。
【0022】図2に示す複合弁は、発明の他の実施形態
を示すものであり、この複合弁においては、磁極板と弁
体のアマチュアギャップを小さくし、弁体の回転トルク
が高まるようにしたものである。つまり、図1に示す両
磁極板5、6の下方に形成された円弧状延長部5a、5
bを円筒状ケース9の内側と弁体16の外周部間に配置
して気密状に固定したものである。
【0023】また、図2に示す四方弁のキャップ4につ
いては、符号で示されていないが、左右にスリット状の
磁極孔が設けられていて、この磁極孔の下方より前記磁
極板5、6を挿入すると共に前記キャップの外縁部にケ
ース9を仮り組み立てした後、ろう付け加工などにより
気密的に接合されている。なお、前記キャップ4のスリ
ット状の磁極孔については、ハーメチックシール加工に
より気密的に接合してもよい。
【0024】図3は、本発明の他の実施形態を示すもの
であり、本発明に係る冷凍サイクル用複合弁における二
方弁3を、ボール弁42がパイロット弁47の弁を開閉
する事により、該パイロット弁47が弁座38を開閉す
るタイプのパイロット式電磁二方弁とすれば、本発明の
複合弁は、図6に示すような室外側熱交換器の除霜を目
的とする冷凍サイクルの回路に用いるとよい。
【0025】また、図4は、図1に示すプラスチックマ
グネット製の弁体16を2ピースにした例を示すもので
あり、この例では、樹脂製の弁体50のまわりに鉄製の
ヨーク49をを介してその外周にプラスチックマグネッ
ト部48が一体的に形成されている。このようにヨーク
49を用いることによってプラスチックマグネット部4
8に形成される磁束が樹脂製の弁体50の内部に洩れる
のを少なくすることができる。
【0026】
【作用】次に、本発明の図1に示す冷凍サイクル用複合
弁の作動について、図5の圧縮機のオン・オフ状態にお
ける四方弁2と二方弁3の作動状態を示すタイミングチ
ャート図に基づいて説明する。なお、電磁石37への通
電制御は、エアコンの運転状態を制御するコントローラ
(図示しない)によって行なわれる。
【0027】チャート図のaでは、暖房運転が停止され
圧縮機Aが停止すると共に本発明の複合弁の電源が切ら
れた状態にある。この時、四方弁の弁体は暖房位置にあ
り、二方弁は閉じている。
【0028】次に、チャート図のbでは、圧縮機AがO
FFの状態にあり、電磁石37のリード線35aに電流
値+i1 の電流を通電すると磁極板5がN極となるとと
もに磁極板6がS極となり、四方弁2の弁体16のS
極、N極とそれぞれ反発・吸引しあい弁体16が時計回
りに回転し流路が暖房運転から冷房運転へと切り替わ
る。また、二方弁3のプランジャー43は吸引子40に
吸引され二方弁3が開状態となる。
【0029】チャート図のcでは、上記の状態において
電磁石37への通電が切られた状態を示しており、四方
弁2の弁体16には回転方向の力が作用しないため弁体
16の位置は冷房運転の状態に保持される。また、前記
弁体16の磁力により磁極板5がS極に磁化されている
ためプランジャー43が吸引子40に吸引されたままと
なり、二方弁3は開の状態を維持している。
【0030】チャート図のdでは、圧縮機AがOFFの
状態にあり、リード線35bに電流値−i2 の電流を通
電すると弁体16からの磁力とコイル30からの磁力が
一瞬打ち消されて吸引子40の吸引力がなくなり、プラ
ンジャー43がスプリング39により押し戻されて弁座
38に当接し二方弁3は閉状態となる。しかし、四方弁
2の方は、弁体16を反時計回りに回転させようとする
が、弁体16と弁座17の摩擦力に打ち勝つだけの反発
吸引力が発生せず、このため弁体16は回転しない。
【0031】チャート図のeでは、前記の状態で圧縮機
Aを作動させることにより、冷房運転が行なわれる。な
お、この状態では図6〜図8に示す冷凍サイクルのバイ
パス回路Lは閉じられた状態にある。
【0032】チャート図のfでは、圧縮機AがOFFの
状態にあり、電磁石37のリード線35bに電流値−i
1 の電流を通電すると四方弁2の弁体16が反時計回り
に回転し、流路が冷房運転から暖房運転へと切り替わ
る。また、二方弁3は開の状態となっている。
【0033】なお、前記二方弁3を閉状態とするには、
チャート図のgのごとく、電磁石37のリード線35a
に電流+i2 の電流を通電し、弁体16からの磁力をコ
イル30の磁力が打ち消すことにより吸引子40の吸引
力をなくして、プランジャー43がスプリング39によ
り押し戻されて弁座38に当接させればよい。
【0034】チャート図のgは、暖房運転中に電磁石に
通電した時の四方弁2と二方弁3の状態を説明しようと
するものである。この状態において電磁石37のリード
線35bに電流値−i1 の電流を通電すると、弁体16
には時計回りに回転させ暖房運転から冷房運転に切替え
とする力が作用するが、圧縮機Aの作動中は四方弁2の
弁体16に冷媒の高圧力が加わって弁体16と弁座14
が密着した状態となり弁体16は回転しない。また、二
方弁3はプランジャー43が吸引子40に吸引されるこ
とにより開状態となる。つまり、四方弁2を作動させる
ことなく二方弁3を作動させることが出来る。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述の如く四方弁2と二方弁
3を同一の電磁石7で動作させることができるものであ
り、下記のような効果が得られ、産業上極めて有益なも
のである。 四方弁と二方弁を同一の電磁石37により動作させる
ものであるため、コンパクトになる。 四方弁と二方弁を動作させるコントローラ及びリード
線が一つですむため、コストが安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の縦断面図。
【図2】 本発明の他の実施形態の縦断面図。
【図3】 本発明の他の実施形態を示す縦断面図。
【図4】 本発明の他の実施形態を示す弁体の縦断面
図。
【図5】 圧縮機のオン・オフ状態における四方弁2と
二方弁3の作動状態を示すタイミングチャート図。
【図6】 除霜回路を備えたヒートポンプ式冷凍回路
図。
【図7】 冷媒流量切り換え回路を備えたヒートポンプ
式冷凍回路図。
【図8】 高圧保護回路を備えたヒートポンプ式冷凍回
路図。
【図9】 従来の四方弁の縦断面図。
【図10】 従来の二方弁の縦断面図。
【図11】 従来の四方弁の弁座と弁体の斜視図で、A
は弁体の斜視図、Bは弁座の斜視図。
【図12】 従来の四方弁の弁座と弁体とを組み合わせ
た状態における断面図で、Aは図4のイ−イ断面図、B
は図4のロ−ロ断面図。
【符号の説明】
A 圧縮器 B 室内側熱交換器 C
毛細管 D 毛細管 E 室外側熱交換器 F
逆止弁 1 制御弁 2 四方弁 3
二方弁 4 キャップ 5 磁極板 6
磁極板 7 電磁石 8 弁本体 9
ケース 10 導入口 11 導出口 1
2 通孔 13 通孔 14 弁座 1
5 中心軸 16 弁体 17 導入管 1
8 導出管 19 通孔管 20 通孔管 2
1 ストッパー 22 貫通孔 23 貫通孔 2
4 連通孔 25 気密連通孔 27 空間 2
8 電磁石 29 鉄心 30 コイル 3
1 位置決め凸部 32 位置決め凹部 33 磁極板 3
4 磁極板 35a リード線 35b リード線 3
6 弁本体 37 電磁石 38 弁座 3
9 スプリング 40 吸引子 41 止めネジ 4
2 弁体 43 プランジャー 44 プランジャーチューブ 45、46 流入出パイプ 4
7 パイロット弁 48 プラスチックマグネット 49 ヨーク 5
0 樹脂製の弁体。
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図6は、冷凍サイクルの回路に室外側熱交
換器Eの除霜を目的としてバイパス回路L1を設けたも
のであり、このバイパス回路L1は、圧縮機Aの出口側
室外側熱交換器Eの入口側すなわち毛細管Cの出口側
との間に、二方弁3と逆止弁Fが直列的に設けられてい
る。このようなバイパス回路L1を設ける理由は、外気
温度が0℃以下になると、空気中の水分が室外側熱交換
機Eのフィン等に凝縮し霜となって付着するため、室外
側熱交換機Eの伝熱効果が低下し、冷凍サイクルの効率
を著しく低下させるので除霜を行わなければならない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この図6に示すものはホットガスデフロス
ト式とよばれるものであり、除霜運転における冷媒の流
れは、圧縮機A→二方弁3→逆止弁F→室外側熱交換機
E→通孔管→四方弁2→導出管→圧縮機Aへと循環する
ようになっており、圧縮機Aからの高温高圧冷媒を直接
室外側熱交換機Eに入れることにより除霜を行うもので
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図3は、本発明の他の実施形態を示すもの
であり、本発明に係る冷凍サイクル用複合弁における二
方弁3を、ボール弁42がパイロット弁47の弁を開閉
する事により、該パイロット弁47が弁座38を開閉す
るタイプのパイロット式電磁二方弁とすれば、本発明の
複合弁は、図6に示すような室外側熱交換器の除霜を目
的とする冷凍サイクルの回路に用いるとよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また、図4は、図1に示すプラスチックマ
グネット製の弁体16を2ピースにした例を示すもので
あり、この例では、樹脂製の弁体50のまわりに鉄製の
ヨーク49を用いることによってプラスチックマグネッ
ト部48が一体的に形成されている。このようにヨーク
49を用いることによってプラスチックマグネット部4
に形成される磁束が樹脂製の弁体50の内部に洩れる
のを少なくすることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の縦断面図。
【図2】 本発明の他の実施形態の縦断面図。
【図3】 本発明の他の実施形態を示す縦断面図。
【図4】 本発明の他の実施形態を示す弁体の縦断面
図。
【図5】 圧縮機のオン・オフ状態における四方弁2と
二方弁3の作動状態をっ示すタイミングチャート図。
【図6】 除霜回路を備えたヒートポンプ式冷凍回路
図。
【図7】 冷媒流量切り換え回路を備えたヒートポンプ
式冷凍回路図。
【図8】 高圧保護回路を備えたヒートポンプ式冷凍回
路図。
【図9】 従来の四方弁の縦断面図。
【図10】 従来の二方弁の縦断面図。
【図11】 従来の四方弁の弁座と弁体の斜視図で、A
は弁体の斜視図、Bは弁座の斜視図。
【図12】 従来の四方弁の弁座と弁体とを組み合わせ
た状態における断面図で、Aは図4のイ−イ断面図、B
は図4のロ−ロ断面図。
【符号の説明】 A 圧縮機 B 室内側熱交換器 C
毛細管 D 毛細管 E 室外側熱交換器 F
逆止弁 1 制御弁 2 四方弁 ル 3
電磁弁 4 キャップ 5 磁極板 6
磁極板 7 電磁石 8 弁本体 9
ケース 10 導入口 11 導出口 1
2 通孔 13 通孔 14 弁座 1
5 中心軸 16 弁体 17 導入管 1
8 導出管 19 通孔管 20 通孔管 2
1 ストッパー 22 貫通孔 23 貫通孔 2
4 連通孔 25 気密連通孔 26 弁体
7 空間 28 電磁石 29 鉄心 3
0 コイル 31 位置決め凸部 32 位置決め凹部 3
3 磁極板 34 磁極板 35a リード線 3
5b リード線 36 弁本体 37 電磁石 3
8 弁座 39 スプリング 40 吸引子 4
1 止めねじ 42 弁体 43 プランジャー 44 プランジャーチューブ 45、46
流入出パイプ47 パイロット弁 48 プラスチックマグネッ
49 ヨーク 50 樹脂製の弁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4つの開口を同心円上に設けた金属円盤状
    の弁座14の上面に、前記4つの開口の少なくとも2つ
    の開口を気密的に連通させ残りの開口を開放状態とする
    プラスチックマグネット製の弁体16を中心軸15を回
    転中心として回転可能に設け、前記弁座14の外周上部
    には円筒状の非磁性体からなるケース9を設けると共に
    該ケース9の上部開口に非磁性体からなるキャップ4を
    設けて前記弁体16を気密的に囲った電磁式四方弁と、 下部中心に弁座38を設けると共に側部と下方にそれぞ
    れ冷媒の流入出パイプ46、47を設けた弁体38と、
    この弁本体36の上部に設けられた非磁性材料からなる
    プランジャーチューブ44内に摺動可能に内挿された下
    端部にボール弁42を備えたプランジャー43と、この
    プランジャー43の上部にスプリング39を介して前記
    プランジャーチューブ44の上端部に固定された吸引子
    40と、前記フランジャーチューブ44の回りに配置さ
    れたコイル30と、上下に配置された磁極板5、6から
    なる電磁石37を固定した電磁式二方弁3と、 前記電磁式二方弁3の磁極板5,6の一側部をコイル3
    0の外周部より延長させると共にその延長部5a、6a
    を円弧状に対向させて形成し、この電磁式二方弁3を前
    記電磁式四方弁2のキャップ4の上方に配置すると共に
    円弧状の延長部5a、6aを前記電磁式四方弁2の円筒
    状のケース9に固定したことを特徴とする冷凍サイクル
    用複合弁。
  2. 【請求項2】電磁石7の磁極板5,6の延長部5a、6
    aを、前記プラスチックマグネット製弁体16の外周と
    円筒状ケース9の内周の間に、前記キャップ4を貫通さ
    せて気密的に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    冷凍サイクル用複合弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161808A (ja) * 1998-11-24 2000-06-16 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置及び逆止弁ユニット
KR100492375B1 (ko) * 1997-11-05 2005-10-26 가부시키가이샤 사기노미야세이사쿠쇼 로터리식 유로전환밸브

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