JP4602593B2 - 電動モータ式切換弁 - Google Patents

電動モータ式切換弁 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータ式切換弁に係り、特に、主弁に吐出圧力の逃し弁を副弁として備えた電動モータ式切換弁に関する。
【0002】
一般に、ルームエアコン等に用いられる空気調和機は、冷媒の流れる方向を切換えて、冷房運転又は暖房運転を季節に応じて行うことができ、この冷媒の流れ方向の切換えは切換弁によって行っている。
図9は、該切換弁を用いた空気調和機の冷暖房サイクルの一例を示したものである。該冷暖房サイクルは、圧縮機Cと、切換弁SVと、熱交換器E1,E2と、電子リニア制御弁Tとが接続され、冷房運転時の冷媒は、実線矢印で示すように、圧縮機C、切換弁SV、室外熱交換器E1、電子リニア制御弁T、室内熱交換器E2の順に流れ、切換弁SVを経て、再び圧縮機Cに戻って循環する。
暖房運転時の冷媒は、一点鎖線矢印で示すように、圧縮機C、切換弁SV、室内熱交換器E2、電子リニア制御弁T、室外熱交換器E1の順に流れ、切換弁SVを経て、再び圧縮機Cに戻って循環する。
【0003】
前記切換弁の一例として、四方切換弁の技術が種々提案されている。
例えば、実用新案登録第2523031号公報記載の四方切換弁の技術は、弁本体内において前記吐出圧力導通孔及び前記導通孔、前記吸入圧力導通孔及び前記導通孔における相互間の冷媒流路の切換えを前記主弁の内側と外側とで行っている。
【0004】
しかし、この技術においては、主弁の内側では低圧の吸入圧力が生じ、主弁の外側では高圧の吐出圧力が生じるので、主弁を挟んで圧力差が発生することから切換え動作が重くなる傾向があり、この点で、この四方切換弁は冷媒流路の切換え動作の容易性・敏捷性については特に考慮がなされていない。
また、特公平1−32389号公報記載の四方切換弁の技術は、弁本体の圧力差をなくした後に、主弁による冷媒通路の切換え動作が行われるものであるが、弾性部材の伸縮によって主弁の回動を行っているので、冷媒流路の切換え動作の敏捷性、及び四方切換弁の信頼性については格別の配慮がなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は、上記問題を解決するために、先に特願2000−330377号として、冷媒流路の切換え動作の容易性及び敏捷性の向上を課題とした四方切換弁を提供している。本発明は、更にこれを改良したもので、その課題とするところは、冷媒流路の切換え動作の容易性及び敏捷性の一層の向上を図るとともに、切換弁の信頼性を一層向上させることができる電動モータ式切換弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成すべく本発明に係る電動モータ式切換弁、ケース内の弁室に備わっている弁座を開閉する主弁を有する弁本体部と、該弁本体部の前記主弁の開閉駆動するステータとロータからなるモータ式駆動部とを備えてなる電動モータ式切換弁において、前記座は、圧力導通孔と、二つの導通孔とを備え、前記弁は、前記圧力導通孔と前記二つの導通孔に選択的に連通する連通部と、該連通部と前記弁室とを連通する均圧孔とを備え、前記弁上には前記ロータの回転に連動して回転する弁を備え、前記副弁は均圧孔閉塞部を有し、前記副弁は前記主弁に対して一定角度だけ遊動可能に設けてあり、前記ロータが回転すると、それに連動して前記副弁が回転して、前記均圧孔閉塞部によって閉塞されていた前記均圧孔を解放し、さらに前記副弁が回転して前記遊動角を超えたとき前記副弁が前記主弁と一緒に回転し、前記導通孔の連通を切換えることを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明に係る電動モータ式切換弁は、前記弁は、上記の移動において、前記弁座上面から離れた状態となることを特徴とする。さらに、本発明に係る電動モータ式切換弁は、前記弁の回転手段として、前記ロータと一体的に回転する駆動歯部と前記弁側に設けた受動歯部とから前記弁の駆動部を形成し、該駆動部はトルク増幅可能に形成することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の四方切換弁100の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施例における四方切換弁の外観斜視図、図2は、図1の四方切換弁の縦断面図、図3は、同四方切換弁の要部の斜視図、図4は、同四方切換弁の主弁の平面図(a)、縦断面図(b)及び底面図(c)、図5は、同四方切換弁の副弁の平面図(a)、縦断面図(b)及び底面図(c)、図6は、同四方切換弁の軸ピンの平面図(a)、縦断面図(b)及び底面図(c)、図7の(a)乃至(d)は、同四方切換弁の動作を示す平面図、図8の(a)乃至(d)は、同四方切換弁の作動を示す説明図である。
なお、以下の説明において、「上下左右」の意味は、図面の記載における上下左右であり、実際に使用状態においては、必ずしも上下左右になるとは限らない。
【0010】
図示の実施例の四方切換弁100は、ステッピングモータを備えたモータ部10と、主弁70を備えた本体部50とからなり、本実施例の四方切換弁100は、主弁70を、前記ステッピングモータの通電に伴って弁座80上で回動させ、冷媒流路の切換えを行わせる。
モータ部10は、ステータ20とロータ40とから構成され、ステータ20は、上下に格納されたステータコイル21及びヨーク22を備え、ステ一タコイル21には、リード線が束ねられたケーブル23及びステータ20の外周に設けられたコネクタ24が接続されている。
【0011】
本体部50は、キャンであるケース30と、ケース30の下端部に気密状に連結固定された本体ケース51と、主弁70と、主弁70上に配置される副弁60と、弁座80と、導管群90とから構成される。ケース30にはモータ部10が外嵌されるとともに、ロータ40等が内嵌される。なお、ケース30及び本体ケース51は、例えば、ステンレスを素材として形成される。
【0012】
ロータ40は支持軸42に挿設され、その外周には磁石を具備している。また、ロータ40下部には連結リング枠41を介して駆動部47が一体的に且つ支持軸42に沿って固定されている。 駆動部47の下部外周には一定高さにわたって駆動歯部48が、例えば合成樹脂を素材として形成されている。
【0013】
支持軸42は、下部が主弁70の支持軸孔71に回転可能に支持されており、また、後述の主弁70側と支持軸側との間に取り付けられた押しばね46により、弾性的に上方に支持されており、その上部は上からケース30の支持凹部31に回転可能に支持されている。即ち、前記支持軸42の上端は、前記ケース30の球状内面の頂点に突き当てられて点接触している。
【0014】
ケース30の下部には、一体接合された本体ケース51が形成され、該本体ケース51には下部にステンレス等からなる弁座80が内嵌され、ケース30と弁座80とが一体に固定される。
弁座80は弁室73の底部を構成しており、本体ケース51の下端に接合部81により連結され、圧縮機の吸入圧力を導入する吸入圧力導通孔82、吐出圧力を導入する吐出圧力導通孔83、室内及び室外の熱交換器に連通される室外熱交換器用導通孔84及び室内熱交換器用導通孔85が設けられ、これらの孔は、上下に連通している。
【0015】
また、それぞれの孔の下面に、導管群90として、銅合金等からなる吸入圧力導通管92、吐出圧力導通管93、室外熱交換器用の導通管94、及び、室内交換機用の導通管95が連結されている。なお、吸入圧力導通管92、及び、吐出圧力導通管93の上端部は弁座80の上面より上方に突出しており、主弁70の動きにおけるストッパの機能を有している。弁座80の上面は平面状をなし、その上面で主弁70の下端面と接している。
【0016】
導通孔について更に詳しく説明すると、前記吸入圧力導通孔82及び前記吐出圧力導通孔83(図7)は、前記支持軸42を中心としてその対称位置に設けられているとともに、室外熱交換器用導通孔84及び室内熱交換器用導通孔85(図7)は、前記下面側支持軸42を中心としてその対称位置で前記吸入圧力導通孔82と前記吐出圧力導通孔83とから所定角度位置を異にしてそれぞれ設けられている。
【0017】
前記導管群90は、前記吸入圧力導通孔82に接続される吸入圧力導通管92と、前記吐出圧力導通孔83に接続される吐出圧力導通管93と、前記室外熱交換器用導通孔84に接続される室外熱交換器用導通管94と、前記室内熱交換器用導通孔85に接続される室内交換機用導通管95の四本からなり、前記弁座80の下端側にそれぞれ接続固定される。
【0018】
前記主弁70は、例えば、合成樹脂を素材として形成され、前記ケース30内の弁室73に収容され、弁座80の上面で支持軸42に回転・摺動可能に載置されている。主弁70は、図4(a)〜(c)に示すように、平面視円形で、一定高さを有し、その中心部の中央凹部72には、支持軸孔71が穿設され、更に、その下面には、2つの連通部74a,74bが形成される。
上記一方の連通部74aは、図7(a),(b)の状態では、吸入圧力導通孔82と室内熱交換器用の導通孔85とを連通させている。また、他方の連通部74bは、図7(a),(b)の状態では、吐出圧力導通孔83と室外熱交換器用の導通孔84とを連通させている。
また、図7(c),(d)の状態では、吸入圧力導通孔82と室外熱交換器用の導通孔84とを連通させている。また、他方の連通部74bは、図7(a),(b)の状態では、吐出圧力導通孔83と室内熱交換器用の導通孔85とを連通させている。
更に、一方の連通部74aには、上方の弁室73に連通する均圧孔77が穿設され、他方の連通部74bには、上方の弁室73に連通する連通孔75が穿設される。
【0019】
本実施例では、上記均圧孔77の孔径は、連通孔75の孔径よりも大としている。この構成により、均圧孔77を開としたとき、他方の連通部74bから弁室73への冷媒の流量より、弁室73から一方の連通部74aへの流量が大となり、結局、一時的に弁室73より一方の連通部74aの方が流体圧が大となって、その結果、図8(b)、(c)に示すように、弁座80に対して、主弁70が浮き上がる。この状態において、主弁70を回動させることで、主弁70の回動がスムースに成り、その結果、冷媒の切り換えが円滑、迅速、且つ、容易になる。
なお、主弁70の外周には、リング溝76が形成されており、該リング溝76にはシールリング52が嵌合されている。このシールリング52は、本体ケース51の内側に摺接して、主弁70と本体ケース51との間の封止(シール)を実現している。
【0020】
前記主弁70の上面には副弁60が配置されている。副弁60は、図5(a)〜(c)に示すように、主弁70に形成されている均圧孔77を開閉し、以って、主弁70に形成されている連通部74と本体ケース51内の弁室73との間を連通又は閉鎖して圧力の移動・遮断を図り、弁座80に対する主弁70の押圧力を調整する(減少させる)作用を有するものである。
副弁60は、平面視円形で一定厚みを有し、その下面には、図5(c)に示すように、下方に一定角度、例えば、150度の角度において扇形の凹溝64が形成される。また、副弁60の外周部における凹溝64の両側(半径方向)延長線の範囲に亘って受動歯部65が形成される。また、その中央部には回転軸孔61が穿設され軸支される。この前記駆動歯部48の歯数比を適宜選択することで、受動歯部65側のトルクを増幅させるように設定することができる。なお、副弁60の少なくとも主弁70との当接面には、回転抵抗を低減させるために、テフロン含有樹脂などを用いことが好ましい。また、逆に、主弁70上面に同様の樹脂を用いても良い。
【0021】
軸ピン62は、主弁70に対して副弁60を一定角度の範囲内において、回転可能に支持する機能とともに、一定角度の範囲外においては、副弁60と一体となって主弁70を支持軸42を中心に回転させさせる機能を有する。
そのために、軸ピン62は、図6(a)〜(c)に示すように、鉛直方向で副弁60の回転中心に配置される軸部62aと、軸部62aの下端部に連結され水平に配置される水平部62bと、該水平部62bの他端部において立設される突部62cとからなる。
そして、軸部62aは、副弁60を遊転可能に軸支し、水平部62bは主弁70の溝部78に圧入固定され、更に、突部62cは、副弁60の下面に扇形に形成された凹溝64内において一定角度の範囲において揺動可能に配置されている。換言すれば、突部62cが凹溝64内で遊動している範囲においては、主弁70に回転力は作用しない。
なお、本実施例の軸ピン62は、主弁70と別体形成したから、種々の形状の軸ピン62を準備することで、副弁60の汎用性を高め、均圧孔77の開閉のタイミングを微妙に調整することができる。
【0022】
次に、本実施例の四方切換弁の作動について図7,8を用いて説明する。
モータ部10において、ケーブル23及びコネクタ24を通じてステータコイル21を通電励磁させることにより、ロータ40の回転を介して前記副弁60が主弁70上を回動して前記均圧孔77を開閉すると共に、更なるロータ40の回転により、主弁70が前記軸ピン62によって弁座80上を回動し、後述する冷媒流れの切換えが図られる。
主弁70が、前記軸ピン62を介して前記ステッピングモータの単位パルス当りの回転角度に応じて回動され、その動きが規制されるべく最適な制御曲線又は制御直線等の制御が得られる。
【0023】
次に、前記四方切換弁100具体的な作動について説明する。
図7の(a)乃至(d)及び図8の(a)乃至(d)は、四方切換弁100の動作を説明するための動作説明図であり、図7の(a)乃至(d)の各々が図8の(a)乃至(d)の各々と同じ作動状態を示している。
【0024】
図7(a),図8(a)は、冷房運転時のセット状態を示しており、吸入圧力導通管92(吸入圧力導通孔82)と室内熱交換器用の導通管95(導通孔85)とが主弁70の連通部74を介して連通し、吐出圧力導通管93と室外熱交換器用の導通管94とが主弁70の外側、すなわち弁室73に連通している。
この状態では、弁室73内の圧力と連通部74内の圧力との間に大きな圧力差があり、主弁70はこの圧力差によって弁座80に押え付けられていて容易には移動しない。そこで、本実施例の四方切換弁100は、この状態から冷媒流路の切換えを行う場合に、逃し弁である副弁60を用いることで弁室73と連通部74の各圧力の均衡を図り、主弁70を押え付ける力を除いた後に主弁70の回動動作を行うようにしている。
【0025】
まず、図7(a),図8(a)の状態において、ステッピングモータに対するパルス入力により、ロータ40を介して回動される歯車筒が回転し、この歯車と噛み合う副弁60が回転することで、副弁60の均圧孔閉塞部63によって閉塞されていた主弁70の均圧孔77が解放され、弁室73の冷媒が均圧孔77を介して連通部74内に導入されて弁室73内の圧力と連通部74内の圧力との均衡が図られる。
【0026】
図7(b)、図8(b)の状態の如く、副弁60が一定角度回転して、均圧孔77の閉止が解かれ、開状態となると、弁室73と連通部74との圧力均衡が図られ、その後、軸ピン62の突部62cに副弁60の凹溝64が当接(衝突)し、前記突部62cで、主弁70を押して弁座80上を時計の針の方向に一定の角度、即ち、図7(c)、図8(c)の状態の如くなるまで回動・摺動させる。
この動作により、主弁70の連通部74aによる吸入圧力導通管92と室内熱交換器用導通管95との連通が、該吸入圧力導通管92と室外熱交換器用の導通管94との連通に切換わり、同時に、主弁70の連通部74bを介した吐出圧力導通管93と室外熱交換器用の導通管94との連通が、該吐出圧力導通管93と室内熱交換器用の導通管95との連通に切換わる。
【0027】
図7(c)、図8(c)の状態の如く、吸入圧力導通管92と室外熱交換器用の導通管94とが連通部74aにより連通後、ステッピングモータを反対の方向に回動作動させることで、前記軸ピン62及び副弁60が、図7(d)のように反時針方向に、副弁60の均圧孔閉塞部63によって主弁70の均圧孔77が閉塞されるまで(図7(d)、図8(d)位置まで)回動される。
この動作により、暖房運転時のセット状態、すなわち、吸入圧力導通管92と室外熱交換器用導通管94とが主弁70の連通部74を介して連通し、吐出圧力導通管93と室内熱交換器用導通管95とが弁室73内を介して連通することになる。
なお、図7(d)、図8(d)の状態から図7(a)、図8(a)の冷房運転時のセット状態に切換える場合には、例えば、前記副弁60の均圧孔閉塞部63による前記均圧孔77の閉塞を解き、主弁70を回動させることになる。
【0028】
以上のように、本発明の実施例は、前記構成によって次の効果を奏するものである。
すなわち、前記実施例の四方切換弁100は、モータ部10の入力パルスによって、副弁60を主弁70上で回動した後、主弁70が弁座80上を充分なトルクで回動するので、弁室73と連通部74との圧力の均衡を図った後に冷媒の流れの切換えを行うことができ、弾性部材を用いて主弁を回動させる場合に比して冷媒の流路の切換え動作を容易、かつ、迅速に行うことができ、さらに、四方切換弁100の信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
また、前記副弁60は、前記ロータ40と前記主弁70との間に位置し、該主弁70上に載置されて、前記ロータ40と一体に回転し、前記連通部74と前記弁室73との圧力差をなくす逃し弁として機能するので、冷媒流路の切換え動作を迅速に行うことができ、さらに、可動部品点数を減らして四方切換弁100の製品コストの低減を図ることができる。
【0030】
以上、本発明の一実施形態について詳説したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、また、空気調和機に限らず、流路の切換えを行うすべての機器に利用できるものである。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、このように構成された本発明の四方切換弁は、使用に当ってその切り換えが迅速にでき、構成が簡単で、耐久性も向上し、故障が少なく、部品交換が容易で汎用性にも優れているという効果がある。
また、副弁の回転手段として、ロータと一体的に回転する駆動歯部と副弁側に設けた受動歯部とから副弁の駆動部を形成し、該駆動部をトルク増幅可能に形成することで、副弁のトルクを大幅に増大させ、回転作動を円滑にすることができる。
また、凹溝を主弁側に設けた突部に遊嵌させ、凹溝側壁が突部に当接する状態において主弁を回動させることで、簡単な構成ながら、確実な回動力の伝達が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における四方切換弁の外観斜視図。
【図2】図1の四方切換弁の縦断面図。
【図3】同四方切換弁の要部の斜視図。
【図4】同四方切換弁の主弁の平面図(a)、縦断面図(b)及び底面図(c)。
【図5】同四方切換弁の副弁の平面図(a)、縦断面図(b)及び底面図(c)。
【図6】同四方切換弁の軸ピンの平面図(a)、縦断面図(b)及び底面図(c)。
【図7】(a)乃至(d)は同四方切換弁の動作を示す平面図。
【図8】(a)乃至(d)は同四方切換弁の作動を示す説明図。
【図9】冷暖房運転時のサイクル構成図。
【符号の説明】
C・・・圧縮機 SV・・・切換弁 T・・・電子リニア制御弁
E1,E2・・熱交換器
10・・モータ部
20・・ステータ 21・・ステータコイル 22・・ヨーク
23・・ケーブル 24・・コネクタ
30・・ケース(キャン) 31・・支持凹部
40・・ロータ 41・・連結リング枠 42・・支持軸
45・・ばね受 46・・押しばね(弾性部材)
47・・駆動部 48・・駆動歯部
50・・本体部 51・・本体ケース 52・・シールリング
60・・副弁 61・・回転軸孔
62・・軸ピン
62a・・軸部 62b・・水平部 62c・・突部
63・・均圧孔閉塞部 64・・凹溝 65・・受動歯部
70・・主弁
71・・支持軸孔 72・・中央凹部 73・・弁室
74a,74b・・連通部 75・・連通孔 76・・リング溝
77・・均圧孔 78・・溝部
80・・弁座 81・・接合部 82・・吸入圧力導通孔
83・・吐出圧力導通孔 84・・(室外熱交換器用の)導通孔
85・・(室内熱交換器用の)導通孔
90・・導管群 92・・吸入圧力導通管
93・・吐出圧力導通管 94・・(室外熱交換器用の)導通管
95・・(室内熱交換機用の)導通管
100・・四方切換弁

Claims (3)

  1. ケース内の弁室に備わっている弁座を開閉する主弁を有する弁本体部と、該弁本体部の前記主弁の開閉駆動するステータとロータからなるモータ式駆動部とを備えてなる電動モータ式切換弁において、
    前記弁座は、圧力導通孔と、二つの導通孔とを備え、
    前記主弁は、前記圧力導通孔と前記二つの導通孔に選択的に連通する連通部と、該連通部と前記弁室とを連通する均圧孔とを備え、
    前記主弁上には前記ロータの回転に連動して回転する副弁を備え、前記副弁は均圧孔閉塞部を有し、前記副弁は前記主弁に対して一定角度だけ遊動可能に設けてあり、
    前記ロータが回転すると、それに連動して前記副弁が回転して、前記均圧孔閉塞部によって閉塞されていた前記均圧孔を解放し、さらに前記副弁が回転して前記遊動角を超えたとき前記副弁が前記主弁と一緒に回転し、前記導通孔の連通を切換えることを特徴とする電動モータ式切換弁。
  2. 前記主弁は、上記の移動において、前記弁座上面から離れた状態となることを特徴とする請求項1記載の電動モータ式切換弁。
  3. 前記副弁の回転手段として、前記ロータと一体的に回転する駆動歯部と前記副弁側に設けた受動歯部とから前記副弁の駆動部を形成し、該駆動部はトルク増幅可能に形成することを特徴とする請求項1又は2記載の電動モータ式切換弁。
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