JPH11243185A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH11243185A
JPH11243185A JP27735898A JP27735898A JPH11243185A JP H11243185 A JPH11243185 A JP H11243185A JP 27735898 A JP27735898 A JP 27735898A JP 27735898 A JP27735898 A JP 27735898A JP H11243185 A JPH11243185 A JP H11243185A
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JP
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potential
memory cell
control gate
cell
drain
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JP27735898A
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Koichi Yamada
光一 山田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書き込み及び消去の制御が容易な不揮発性半導
体メモリを提供する。 【解決手段】メモリセル1が書き込み状態で浮遊ゲート
FGに電子が注入されている場合、チャネルCHはオフ
状態にあるので、制御ゲートCGとソースSおよびドレ
インDとの間の静電結合はほとんどなく、ワード線WL
を立ち上げてソースS,ドレインDの電位を変化させて
も、制御ゲートCGの電位はほとんど変化しない。ま
た、メモリセル1が消去状態で浮遊ゲートFGから電子
が引き抜かれている場合、チャネルCHはオン状態にあ
るので、制御ゲートCGとソースSおよびドレインDと
の間に静電結合が生じ、ワード線WLを立ち上げてソー
スS,ドレインDの電位を変化させると、制御ゲートC
Gの電位もそれに応じて変化する。この制御ゲートCG
の電位変化によりデータ値を判定することにより、過剰
消去を防止するために従来行っていた複雑な制御が必要
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体メモ
リに係り、詳しくは、フラッシュメモリ等の不揮発性半
導体メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話、ディジタルスチルカメ
ラ等の小型情報機器の急速な普及に伴って、強誘電性メ
モリ(Ferro-electric Random Access Memory )、EP
ROM(Erasable and Programmable Read Only Memor
y)、EEPROM(ElectricalErasable and Programm
able Read Only Memory )、フラッシュメモリ等の電気
的に再書き込みが可能な不揮発性半導体メモリの需要が
ますます増大している。この中で、EEPROMは、消
去動作を電気的に行うことも可能であり、例えば製品出
荷後にファームウェアの更新を行ったり、撮像画像を繰
り返し記憶したりすることも容易にできる。フラッシュ
メモリは、フラッシュEEPROMとも呼ばれ、チップ
全体もしくは所定ブロックを一括消去することが可能な
EEPROMである。フラッシュメモリのメモリセルは
1つのトランジスタから構成され、EEPROMと較べ
て高集積化が容易であるという利点を有する。
【0003】図3に示すのは、フラッシュメモリのメモ
リセルを構成するセルトランジスタ30の一例である。
このセルトランジスタ30は、浮遊ゲートFG、制御ゲ
ートCGと呼ばれる2つのゲート電極GPが相互に積層
されたスタックゲート型と呼ばれるものである。
【0004】セルトランジスタ30へデータを書き込む
場合には、例えば、図4(a)に示すように、ビット線
BLを介して選択するセルトランジスタ30のソースS
に5V、ワード線WLを介して制御ゲートCGに12V
の電位が与えられる。この状態では、浮遊ゲートFGの
電位は持ち上げられ、ソースSの近傍で生じたホットエ
レクトロンが浮遊ゲートFGへ注入される。尚、選択さ
れたセルトランジスタ30に接続されていないビット線
BL、ワード線WL、各セルトランジスタ30のドレイ
ンDは共通のドレイン線DLを介して0Vに設定され
る。
【0005】浮遊ゲートFGに電子が注入されると、浮
遊ゲートFGが負に帯電することとなるため、ソースS
とドレインDとの間に形成されるチャネルCHはオフの
状態となる。また、セルトランジスタ30のデータを消
去する場合には、例えば、図4(b)に示すように、ワ
ード線WLを介して全てのセルトランジスタ30の制御
ゲートが0Vに設定される共に、全てのビット線BL、
すなわち全てのセルトランジスタ30のソースSがオー
プン状態にされる。また、各セルトランジスタ30のド
レインには、共通のドレイン線DLを介して15Vの電
位が与えられる。この状態では、FN(Fowler-Nordhei
m)トンネル電流によって、浮遊ゲートFGにある電子が
ドレインD側へ引き抜かれる。この消去動作は全ての又
は所定のブロックにあるセルトランジスタ30に対して
一括して行われる。
【0006】浮遊ゲートFGの電子が引き抜かれると、
浮遊ゲートFGは正に帯電することとなるため、ソース
SとドレインDとの間に形成されるチャネルCHはオン
の状態となる。そして、セルトランジスタ30からデー
タを読み出す場合には、例えば図4(c)に示すよう
に、ビット線BLを介して選択されたセルトランジスタ
30のソースSに2.5Vの電位が与えられ、ワード線
WLを介して制御ゲートCGに5Vの電位が、共通のド
レイン線DLを介してドレインDに0Vの電位が与えら
れる。
【0007】この読み出しの際に、セルトランジスタ3
0のソースSからドレインDに流れる電流は、当該セル
トランジスタ30のチャネルCHがオンしているかオフ
しているかによってその大きさが変化する。すなわち、
チャネルCHがオンしている消去状態の方が、チャネル
CHがオフしている書き込み状態よりもソースSからド
レインDに電流が流れやすい。従って、この電流の差を
ビット線BLに接続されたセンスアンプで検出すれば、
メモリセルに記憶されたデータの値を読み出すことがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多くのセル
トランジスタ30を有する実際のメモリチップでは、各
セルトランジスタ30間で消去・書き込みの特性に微妙
にばらつきが生じてしまう。その結果、例えばデータの
消去を行うのに同じ電位を与えた場合でも、あるセルト
ランジスタ30では消去に必要な電位に達しているの
に、他のセルトランジスタ30では消去に必要な電位に
達していないというような状況が生じる。
【0009】この場合、消去が行い難いセルトランジス
タ30に合わせて、消去の行い易いセルトランジスタ3
0の電位を上げていくと、消去の行い易いセルトランジ
スタ30の浮遊ゲートFGから電子が過剰に引き抜かれ
てしまい、常にチャネルCHがオンされてしまう。する
と、読み出し時に選択されていないセルトランジスタ3
0の電流によって誤読み出しが発生するという問題、い
わゆる過剰消去の問題が起こる。
【0010】この問題を防止するために、これまでは、
以下の方法を行っていた。 データの書き込み時において、浮遊ゲートFGに電子
を注入する時間を調整して浮遊ゲートFGの電荷量を制
御し、浮遊ゲートFGに過剰な電子が注入されないよう
にする。また、データの消去時において、浮遊ゲートF
Gから電子を引き抜く時間を調整して浮遊ゲートの電荷
量を制御し、浮遊ゲートFGから過剰に電子が引き抜か
れないようにする。
【0011】データの書き込み時において、書き込み
を一定時間行った後に、検証のための読み出し(ベリフ
ァイ読み出し)を行って浮遊ゲートFGに過剰な電子が
注入されていないか否かを確認し、この書き込みとベリ
ファイ読み出しとを繰り返し行うことで浮遊ゲートFG
の電荷量を制御する。また、データの消去時において、
消去を一定時間行った後に、ベリファイ読み出しを行っ
て浮遊ゲートFGから過剰な電子が引き抜かれていない
か否かを確認し、この消去とベリファイ読み出しとを繰
り返し行うことで浮遊ゲートFGの電荷量を制御する。
【0012】データの書き込み時において、書き込み
を行った後にベリファイ読み出しを行い、次に、ワード
線WLおよびビット線BLの電位を少し上昇させて再度
書き込みを行った後にベリファイ読み出しを行い、この
書き込みとベリファイ読み出しとを繰り返し行うことに
より、ワード線WLおよびビット線BLの電位を少しず
つ上昇させて書き込みを行うことで浮遊ゲートの電荷量
FGを制御する。また、データの消去時において、消去
を行った後にベリファイ読み出しを行い、次に、共通の
ドレイン線DLの電位を少し上昇させて再度消去を行っ
た後にベリファイ読み出しを行い、この消去とベリファ
イ読み出しとを繰り返し行うことにより、共通のドレイ
ン線DLの電位を少しずつ上昇させて消去を行うことで
浮遊ゲートFGの電荷量を制御する。
【0013】消去前にデータが書き込まれていないセ
ルトランジスタ30にもデータを書き込んでおくことに
より、全てのセルトランジスタ30の状態を書き込み状
態に揃えておいてから消去を行う。 上記〜の制御は複雑であるため、その制御回路の構
成が複雑になるという問題があった。また、複雑な制御
を行うためにメモリの動作速度が低下するという問題も
あった。
【0014】ところで、近年、フラッシュメモリの集積
度を向上させるため、1つのメモリセルに消去状態と書
き込み状態の2値(=1ビット)を記憶させるだけでな
く、3値以上を記憶させるようにした多値メモリが提案
されている。この多値メモリにおいても、過剰消去を防
止する必要がある。そのため、過剰消去にならない電圧
範囲でセルトランジスタ30のしきい値電圧を制御しな
ければならず、狭い電圧範囲を複数に区分して各データ
値に対応させる必要があるため、当該しきい値電圧の制
御が難しいという問題があった。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、書き込み及び消去の制
御が容易な不揮発性半導体メモリを提供することにあ
る。また、本発明の別の目的は、書き込み及び消去の制
御が容易で、メモリセルに3値以上の多値を記憶させる
ことが可能な不揮発性半導体メモリを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、ビット線がメモリセルの制
御ゲートに接続されたことをその要旨とする。また、請
求項2に記載の発明は、メモリセルのソース、ドレイン
のどちらか一方又は両方にワード線が、制御ゲートにビ
ット線がそれぞれ接続されてなることをその要旨とす
る。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、ソース、
ドレイン、浮遊ゲート、及び制御ゲートを有するメモリ
セルと、複数配列された上記メモリセルを選択するため
のビット線、及びワード線とを具備し、上記メモリセル
のソース、ドレインのどちらか一方又は両方に上記ワー
ド線が、上記制御ゲートに上記ビット線がそれぞれ接続
されてなることをその要旨とする。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項1〜3のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ
において、上記ビット線に、上記制御ゲートの電位をセ
ンスするためのセンスアンプが接続されてなることをそ
の要旨とする。また、請求項5に記載の発明は、上記請
求項4に記載の不揮発性半導体メモリにおいて、一対の
ビット線のどちらか一方に接続されたメモリセルに対応
するダミーセルが、上記一対のビット線の他方に接続さ
れてなることをその要旨とする。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項5に記載の不揮発性半導体メモリにおいて、上記ダミ
ーセルは、上記ダミーセルの浮遊ゲートから電子が引き
抜かれた消去状態に設定されてなることをその要旨とす
る。また、請求項7に記載の発明は、上記請求項5又は
6に記載の不揮発性半導体メモリにおいて、上記一対の
ビット線が、上記メモリセルに接続されるローカルビッ
ト線と、上記センスアンプに接続されるグローバルビッ
ト線とをそれぞれ有し、上記ローカルビット線は上記グ
ローバルビット線を介して上記センスアンプに接続され
てなることをその要旨とする。
【0020】また、請求項8に記載の発明は、上記請求
項5〜7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ
において、上記ダミーセルの静電容量が、対応するメモ
リセルの静電容量に対応して設定されていることをその
要旨とする。また、請求項9に記載の発明は、上記請求
項5〜7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ
において、上記ダミーセルが、対応するメモリセルと同
じ構造を有するものであり、上記メモリセルからデータ
を読み出す際に上記ダミーセルが接続されたローカルビ
ット線を含む複数のローカルビット線が上記センスアン
プに接続されてなることをその要旨とする。
【0021】また、請求項10に記載の発明は、上記請
求項5〜9のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモ
リにおいて、上記センスアンプが、上記メモリセル及び
ダミーセルのソース、ドレインのどちらか一方又は両方
の電位を変化させた場合に、上記ダミーセルの制御ゲー
トの電位を参照して、上記メモリセルの制御ゲートに生
じる電位をセンスするものであることをその要旨とす
る。
【0022】また、請求項11に記載の発明は、上記請
求項1〜10のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メ
モリにおいて、上記ワード線により上記メモリセルのソ
ース、ドレインのどちらか一方又は両方の電位を変化さ
せた時に、上記制御ゲートの電位が変化するか否かによ
って上記メモリセルが消去状態にあるか書き込み状態に
あるかを判別してなることをその要旨とする。
【0023】上記請求項1〜11のいずれか1項に記載
の不揮発性半導体メモリでは、メモリセルのソース、ド
レインのどちらか一方又は両方にワード線が、制御ゲー
トにビット線がそれぞれ接続されており、ソースとドレ
インとの間に流れる電流ではなく、上記ワード線の電位
を変化させた時に上記制御ゲートの電位が変化するか否
かによってデータの値が判別されるため、過剰消去の恐
れがなくなり、複雑な読み出し制御も必要なくなる。こ
のため、構成を簡素にしてコストを低減することができ
ると共に、動作速度を向上させることができる。
【0024】また、請求項12に記載の発明は、上記ビ
ット線により上記メモリセルの制御ゲートの電位を第1
の電位に設定した後に、上記ワード線により上記メモリ
セルのソース、ドレインのどちらか一方又は両方の電位
を変化させた時に、上記制御ゲートの電位が変化するか
否かによって上記メモリセルに書き込まれた上位ビット
のデータ値を判別し、上記ビット線により上記メモリセ
ルの制御ゲートの電位を第1の電位よりも高い第2の電
位に設定した後に、上記ワード線により上記メモリセル
のソース、ドレインのどちらか一方又は両方の電位を変
化させた時に、上記制御ゲートの電位が変化するか否か
によって上記メモリセルに書き込まれた下位ビットのデ
ータ値を判別してなる請求項1〜10のいずれか1項に
記載の不揮発性半導体メモリをその要旨とする。
【0025】従って、本発明によれば、ビット線の電位
を第1の電位と第2の電位との2回変化させることによ
り、メモリセルに書き込まれた上位ビットと下位ビット
とからなる多値データを容易に読み出すことができる。
また、請求項13に記載の発明は、上記制御ゲートの電
位を第1の電位と第2の電位との中間の電位に設定した
後に、上記ワード線により上記メモリセルのソース、ド
レインのどちらか一方又は両方の電位を変化させた時
に、上記制御ゲートの電位が変化するか否かによって、
上記メモリセルに書き込まれた上位ビットと下位ビット
との中間ビットのデータ値を判別してなる請求項12に
記載の不揮発性半導体メモリをその要旨とする。
【0026】従って、本発明によれば、ビット線の電位
を第1の電位と第2の電位に加えてその中間の電位に多
数回変化させることにより、その変化回数に対応してメ
モリセルに書き込まれた複数ビットからなる多値データ
を容易に読み出すことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。図1
に、本実施形態の不揮発性半導体メモリで用いられるメ
モリセルの概略断面を示す。
【0028】メモリセル1は、ソースS、ドレインD、
浮遊ゲートFG、制御ゲートCGを備えている。浮遊ゲ
ートFGの周囲は絶縁膜によって囲まれ、浮遊ゲートF
Gは電気的に浮いた状態である。メモリセル1では、こ
の浮遊ゲートFGに電子が蓄積されているか否かによっ
て2値のデータが記憶される。すなわち、ソースSとド
レインDに挟まれたチャネルCHがオンされているかオ
フされているかでデータ値が判別される。
【0029】本実施形態の不揮発性半導体メモリが、従
来のものと特に異なるのは、ソースSとドレインDとの
間に流れる電流の変化によりデータ値を判別するのでは
なく、制御ゲートCGの電位の変化によりデータ値を判
別する点である。すなわち、浮遊ゲートFGに電子が蓄
積されており、チャネルCHがオフしている場合には、
ソースSやドレインDの電位を変化させても、制御ゲー
トCGの電位はほとんど変化しない。
【0030】逆に、浮遊ゲートFGから電子が引き抜か
れている場合には、チャネルCHがオンし、ソースSと
ドレインDとが導通状態となるので、ソースSやドレイ
ンDの電位を変化させれば、静電結合により制御ゲート
CGの電位も変化する。この制御ゲートCGの電位変化
の有無をセンスするため、不揮発性半導体メモリでは、
メモリセル1のソースSおよびドレインDはワード線W
Lに、制御ゲートCGはビット線BLにそれぞれ接続さ
れる。
【0031】以下、本実施形態の不揮発性半導体メモリ
の詳細について説明する。ここで、図2はメモリセル1
を複数マトリクス状に配したメモリセルアレイALの概
略構成を示す回路図である。セルアレイALは、電気的
に互いに同等な一対のビット線(ビット線対)BL、B
LBを差動式センスアンプ2について対称に配置した構
造(一般に、「開放形ビット線構造」と呼ばれる)を有
するものである。
【0032】ビット線BLとビット線BLBには同じ数
のメモリセル1が接続され、センスアンプ2はビット線
BL又はBLBを介して各メモリセル1の制御ゲートC
Gの電位をセンスし各メモリセル1のデータ値を判別す
る。センスアンプ2によるデータ値の判別は、どちらか
一方のビット線BL又はBLBに現れた信号電圧を、他
方のビット線BLB又はBLに現れた参照電圧と比較す
ることによって行われる。
【0033】センスアンプ2は、ビット線対BL及びB
LB間の差の電圧を増幅する。このため、信号電圧が参
照電圧より大きい場合には出力は正となり、例えばこれ
をデータ値「1」に対応させる。また、信号電圧が参照
電圧より小さい場合には出力は負となり、例えばこれを
データ値「0」に対応させる。
【0034】この参照電圧は、通常信号電圧の最大と最
小の中間の値に設定される。この参照電圧をビット線B
L又はBLBに発生させるために、読み出しされるメモ
リセル1と構造が類似したダミーセルDSが用いられ
る。このダミーセルDSは、例えばその静電容量が読み
出しされるメモリセル1の静電容量の1/2に設定され
たものである。ダミーセルDSは、消去状態に設定され
ており、出力される電圧は中間の値で常に一定である。
【0035】また、ダミーセルDSは、ビット線BL又
はBLBに接続された複数のメモリセル1に対応して、
対となるビット線BLB又はBL側に1個ずつ設けられ
る。そして、読み出しされるメモリセル1が選択された
ときに、対応するダミーセルDSがダミーワード線DW
Lを用いて同時に選択される。
【0036】そして、ビット線BL又はBLBは、セン
スアンプ2に直接接続されるグローバルビット線GBL
又はGBLBと、各メモリセル1に直接接続されるロー
カルビット線LBL又はLBLBとから構成される。グ
ローバルビット線GBL又はGBLBは、複数のローカ
ルビット線LBL又はLBLBとトランジスタSTを介
して接続されている。このトランジスタSTは、選択線
LSLの電位によってオン・オフされる。選択線LSL
によってトランジスタSTがオンされたときに、複数あ
るローカルビット線LBL又はLBLBのいずれかがグ
ローバルビット線GBL又はGBLBを介して、センス
アンプ2に接続される。
【0037】すなわち、セルデータの読み出しの際に
は、読み出す対象となっているメモリセル1が接続され
たローカルビット線LBL又はLBLB以外のローカル
ビット線LBL又はLBLBは、トランジスタSTによ
ってグローバルビット線GBL又はGBLBから切り離
されている。これは、読み出しの際のビット線BL又は
BLB全体の静電容量をできるだけ低減しセンスの精度
を低下させないためである。
【0038】このような不揮発性半導体メモリにおい
て、メモリセル1にデータを書き込む場合には、例えば
0Vの低電位がワード線WLを介してソースS、ドレイ
ンD、基板に与えられる。また、選択線LSLによりト
ランジスタSTをオンして、対象となるメモリセル1が
接続される例えばローカルビット線LBLが選択され、
このローカルビット線LBLを介して、メモリセル1の
制御ゲートCGに例えば20Vの高電位が与えられる。
この状態では、制御ゲートCGに与えられた電位によっ
て浮遊ゲートFGの電位も持ち上げられている。従っ
て、浮遊ゲートFGと0Vの基板との間に高電位差が生
じ、FNトンネル電流により浮遊ゲートFGに電子が注
入される。浮遊ゲートFGに電子が注入されると、ソー
スSとドレインDとの間のチャネルCHがオフされる。
【0039】また、メモリセル1のデータを消去する場
合には、ワード線WLを介して対象となるメモリセル1
のソースS、ドレインD、基板に例えば20Vの高電位
が与えられる。また、選択線LSLによりトランジスタ
STをオンして、対象となるメモリセル1が接続される
例えばローカルビット線LBLが選択され、このローカ
ルビット線LBLを介して、メモリセル1の制御ゲート
CGに例えば0Vの低電位が与えられる。この状態で
は、FNトンネル電流により浮遊ゲートFGから基板側
へ電子が引き抜かれるために、浮遊ゲートFGが正に帯
電し、ソースSとドレインDとの間のチャネルCHはオ
ンされる。
【0040】そして、対象となるメモリセル1から記憶
されたデータの値を読み出す場合には、例えばワード線
WLを介してソースSおよびドレインDの電位を0Vか
ら5Vに変化させる。このとき、ソースSとドレインD
との間のチャネルCHがオンしているかオフしているか
によって制御ゲートCGの電位の変化量が異なる。
【0041】対象となるメモリセル1が書き込み状態で
あって浮遊ゲートFGに電子が注入されている場合に
は、チャネルCHはオフ状態にあるので、制御ゲートC
GとソースSおよびドレインDとの間の静電結合はほと
んどなく、ワード線WLを立ち上げてソースSおよびド
レインDの電位を変化させても、制御ゲートCGの電位
はほとんど変化しない。
【0042】これに対し、対象となるメモリセル1が消
去状態にあって浮遊ゲートFGから電子が引き抜かれて
いる場合には、チャネルCHはオン状態にあるので、制
御ゲートCGとソースSおよびドレインDとの間に静電
結合が生じる。従って、この状態でワード線WLを立ち
上げてソースSおよびドレインDの電位を変化させる
と、制御ゲートCGの電位もそれに応じて変化する。こ
の制御ゲートCGの電位の変化量は例えばローカルビッ
ト線LBLおよびグローバルビット線GBLを介してセ
ンスアンプ2に入力される。
【0043】一方、セルデータの読み出しの際には、対
象となるメモリセル1と同時に、そのメモリセル1に対
応するダミーセルDSも選択される。すなわち、ダミー
ワード線DWLを介してダミーセルDSのソースSおよ
びドレインDに5Vの電位が与えられる。ダミーセルD
Sは、常に消去状態に設定されているので、ソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、ダミーセルDS
の制御ゲートCGの電位も変化する。ただし、このとき
の制御ゲートCGの電位変化は、ダミーセルDSの静電
容量がメモリセル1の静電容量の半分に設定されている
ため、その変化量も半分となる。このダミーセルDSの
制御ゲートCGの電位の変化量は例えばローカルビット
線LBLBおよびグローバルビット線GBLBを介して
センスアンプ2に入力される。
【0044】従って、対象となるメモリセル1が書き込
み状態であって、その制御ゲートCGの電位が変化しな
い場合には、メモリセル1からビット線BLを介してセ
ンスアンプ2に入力される信号電圧が、ダミーセルDS
からビット線BLBを介して入力される参照電圧より小
さくなり、センスアンプ2から出力されるデータ値は
「0」となる。
【0045】また、対象となるメモリセル1が消去状態
であって、その制御ゲートCGの電位が変化した場合に
は、メモリセル1からビット線BLを介してセンスアン
プ2に入力される信号電圧が、ダミーセルDSからビッ
ト線BLBを介して入力される参照電圧より大きくな
り、センスアンプ2から出力されるデータ値は「1」と
なる。
【0046】このように、本実施形態の不揮発性半導体
メモリでは、セルデータの判別に電流を使用せず、制御
ゲートCGの電位変化によって判定を行っている。この
ため、過剰消去を防止するため従来行っていた複雑な制
御(前記〜参照)が必要なくなる。従って、その制
御回路の構成を簡素化できる上に、不揮発性半導体メモ
リの動作速度を向上させることができる。
【0047】尚、上記第1実施形態は以下のように変更
してもよく、その場合でも、第1実施形態と同様の作用
および効果を得ることができる。 (1)第1実施形態ではスタックゲート型のメモリセル
を備えた不揮発性半導体メモリについて本発明を適用し
たが、例えば、メモリセル1の絶縁膜を強誘電体膜に取
り替えた構造のメモリセルを備えた強誘電体メモリや他
のメモリに本発明を適用することも可能である。
【0048】(2)第1実施形態ではセルアレイALに
開放形ビット線構造を用いたが、電気的に互いに同等な
一対のビット線(ビット線対)BL、BLBを差動式セ
ンスアンプ2の一方にまとめて配置した構造(一般に、
「折り返し形ビット線構造」と呼ばれる)を有するセル
アレイALを用いてもよい。
【0049】(3)第1実施形態ではソースSおよびド
レインDの両方をワード線WLに接続していたが、ソー
スSおよびドレインDのどちらか一方をワード線WLに
接続するようにしてもよい。ソースSおよびドレインD
のどちらか一方をワード線WLに接続した場合でも、セ
ルデータの読み出しの際、チャネルCHの有無に応じて
制御ゲートCGの電位を変化させることが可能である。
【0050】(4)第1実施形態ではセンスアンプ2に
参照電圧を入力するために、ダミーセルDSの静電容量
をメモリセル1の静電容量の1/2に設定したが、参照
電圧に応じてダミーセルDSの静電容量をメモリセル1
の静電容量の1/2以外の値(例えば1/3等)に変更
してもよい。つまり、正確な読み出しのために十分なマ
ージンを得るには、メモリセル1からビット線BL,B
LBを介してセンスアンプ2に入力される信号電圧の変
化範囲のほぼ中間の値に参照電圧を設定することが望ま
しい。ここで、ビット線LBL,GBLに寄生静電容量
が存在せず、メモリセル1の静電容量にバラツキがない
場合には、ダミーセルDSの静電容量をメモリセル1の
静電容量の1/2に設定することで、参照電圧が前記信
号電圧の変化範囲の中間の値になる。しかし、ビット線
LBL,GBLに寄生容量が存在する場合や、メモリセ
ル1の静電容量にバラツキがある場合には、その寄生容
量やバラツキに対応してダミーセルDSの静電容量を調
節することにより、参照電圧を前記信号電圧の変化範囲
のほぼ中間の値にすることができる。
【0051】(5)ダミーセルDSの構造をメモリセル
1と全く同じにしてもよい。例えばローカルビット線L
BLに接続されたメモリセル1からデータが読み出され
る場合には、ダミーセルDSが接続されたローカルビッ
ト線LBLBを含む複数のローカルビット線LBLBが
センスアンプ2に接続される。この場合、ダミーセルD
S単体の静電容量は同じであっても、接続するローカル
ビット線LBLBの本数によってグローバルビット線G
BLBに結合する静電容量を変化させることができる。
この静電容量を調整することによって、参照電圧を例え
ば信号電圧の最大と最小との中間の値に設定すればよ
い。メモリセル1とダミーセルDSの構造を同一にする
ことによってプロセスを容易にし歩留りを向上させるこ
とができる。
【0052】(6)第1実施形態では選択された1つの
メモリセル1からデータを読み出す場合について説明し
たが、複数のメモリセル1から同時にデータを読みだす
ことも可能である。ワード線WLを選択すると、そのワ
ード線WLに接続された全てのメモリセル1の制御ゲー
トCGの電位が変化する。従って、グローバルビット線
GBL又はGBLB毎に設けられたセンスアンプ2を複
数同時に動作させれば、DRAMのページモードのよう
に、一列分のメモリセル1のデータを一括して読み出す
ことも可能となる。
【0053】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面と共に説明する。尚、本第2実施
形態において、第1実施形態と同じ構成部材については
符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0054】本第2実施形態は、第1実施形態の不揮発
性半導体メモリにおいて、1つのメモリセル1に消去状
態と書き込み状態の2値(=1ビット)を記憶させるだ
けでなく、3値以上を記憶させるようにした多値メモリ
を実現するものである。本第2実施形態の不揮発性半導
体メモリにおけるメモリセル1およびセルアレイALの
構成については、第1実施形態と同じである。
【0055】本第2実施形態において、メモリセル1に
データを書き込む場合には、浮遊ゲートFGに注入する
電荷量を制御することにより、しきい値電圧を制御す
る。ここで、浮遊ゲートFGに注入する電荷量を制御す
るには、以下の方法を用いればよい。
【0056】[1]浮遊ゲートFGに電子を注入する時
間を調整することにより、浮遊ゲートFGの電荷量を制
御する。つまり、浮遊ゲートFGに電子を注入する時間
が長くなるほど、浮遊ゲートFGに蓄積される電荷量が
大きくなる。 [2]浮遊ゲートFGに電子を一定時間注入した後に、
検証のための読み出し(ベリファイ読み出し)を行い、
この電子の注入とベリファイ読み出しとを繰り返し行う
ことより、浮遊ゲートFGの電荷量を制御する。
【0057】[3]浮遊ゲートFGに電子を一定時間注
入した後にベリファイ読み出しを行い、次に、ビット線
BL,LBLの電位を少し上昇させて再度電子を注入し
た後にベリファイ読み出しを行い、この電子の注入とベ
リファイ読み出しとを繰り返し行うことにより、ビット
線BL,LBLの電位を少しずつ上昇させて電子の注入
を行うことにより、浮遊ゲートFGの電荷量を制御す
る。
【0058】このようにして、データの書き込み時に、
浮遊ゲートFGに注入する電荷量を制御することによ
り、メモリセル1にデータ値「11」が書き込まれた場
合のしきい値電圧を例えば0V以下、データ値「01」
が書き込まれた場合のしきい値電圧を例えば2〜3V、
データ値「00」が書き込まれた場合のしきい値電圧を
例えば6V以上に制御する。
【0059】以下、各データ値「11」「01」「0
0」毎の読み出し動作について説明する。 《データ値「11」を読み出す場合》対象となるメモリ
セル1にデータ値「11」が書き込まれている場合、し
きい値電圧は0V以下になっている。メモリセル1のし
きい値電圧が0V以下の状態は、常にチャネルCHがオ
ンしている過剰消去の状態である。
【0060】読み出し時には、まず、上位1ビットのデ
ータ値を読み出し、次に、下位1ビットのデータ値を読
み出す。上位1ビットのデータ値を読み出すには、ま
ず、ビット線BLを介して制御ゲートCGを0Vに予め
設定(プリチャージ)し、次に、ビット線BLを0Vの
ままオープン状態にする。このとき、メモリセル1のし
きい値電圧は0V以下であるため、チャネルCHはオン
状態にあり、制御ゲートCGとソースSおよびドレイン
Dとの間に静電結合が生じる。
【0061】そして、ワード線WLを介してソースSお
よびドレインDを0Vから5Vに立ち上げてソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、メモリセル1の
制御ゲートCGの電位VCGMもそれに応じて変化し、式
(1)に示す値になる。この制御ゲートCGの電位VCG
Mは、例えばローカルビット線LBLおよびグローバル
ビット線GBLを介してセンスアンプ2に入力される。 VCGM=0+α ………(式1) α=5×C1/C2 ………(式2) C1:メモリセル1の制御ゲートCGとソースSおよび
ドレインDとの間に生じる静電結合による静電容量 C2:ビット線BLの静電容量 一方、セルデータの読み出しの際には、対象となるメモ
リセル1と同時に、そのメモリセル1に対応するダミー
セルDSも選択される。そして、ダミーワード線DWL
を介してダミーセルDSのソースSおよびドレインDを
0Vから5Vに立ち上げてソースSおよびドレインDの
電位を変化させると、ダミーセルDSの制御ゲートCG
の電位VCGDもそれに応じて変化し、式(3)に示す値
になる。ここで、ダミーセルDSの静電容量がメモリセ
ル1の静電容量の半分に設定されている場合、式(5)
に示すように、式(4)に示すβは式(3)に示すαの
1/2の値になる。そして、制御ゲートCGの電位VCG
Dは、例えばローカルビット線LBLBおよびグローバ
ルビット線GBLBを介してセンスアンプ2に入力され
る。 VCGD=0+β ………(式3) β=5×C3/C2 ………(式4) β=α/2 ………(式5) C3:ダミーセルDSの制御ゲートCGとソースSおよ
びドレインDとの間に生じる静電結合による静電容量 そして、センスアンプ2において各電位VCGM,VCGDを
比較する。その結果、電位VCGMが電位VCGDよりα/2
分だけ大きいため、上位1ビットのデータ値「1」が得
られる。
【0062】次に、下位1ビットのデータ値を読み出
す。まず、ビット線BLを介して制御ゲートCGを5V
に予め設定(プリチャージ)し、続いて、ビット線BL
を5Vのままオープン状態にする。このとき、メモリセ
ル1のしきい値電圧は0V以下であるため、チャネルC
Hはオン状態にあり、制御ゲートCGとソースSおよび
ドレインDとの間に静電結合が生じる。
【0063】そして、ワード線WLを介してソースSお
よびドレインDを0Vから5Vに立ち上げてソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、メモリセル1の
制御ゲートCGの電位VCGMもそれに応じて変化し、式
(6)に示す値になる。この制御ゲートCGの電位VCG
Mは、例えばローカルビット線LBLおよびグローバル
ビット線GBLを介してセンスアンプ2に入力される。 VCGM=5+α ………(式6) 一方、ダミーワード線DWLを介してダミーセルDSの
ソースSおよびドレインDを0Vから5Vに立ち上げて
ソースSおよびドレインDの電位を変化させると、ダミ
ーセルDSの制御ゲートCGの電位VCGDもそれに応じ
て変化し、式(7)に示す値になる。この制御ゲートC
Gの電位VCGDは、例えばローカルビット線LBLBお
よびグローバルビット線GBLBを介してセンスアンプ
2に入力される。 VCGD=5+β=5+α/2 ………(式7) そして、センスアンプ2において各電位VCGM,VCGDを
比較する。その結果、電位VCGMが電位VCGDよりα/2
分だけ大きいため、下位1ビットのデータ値「1」が得
られる。
【0064】《データ値「01」を読み出す場合》対象
となるメモリセル1にデータ値「01」が書き込まれて
いる場合、しきい値電圧は2〜3Vになっている。メモ
リセル1のしきい値電圧が2〜3Vの状態は、通常の消
去状態である。
【0065】まず、上位1ビットのデータ値を読み出
す。ビット線BLを介して制御ゲートCGを0Vに予め
設定し、次に、ビット線BLを0Vのままオープン状態
にする。このとき、メモリセル1のしきい値電圧は2〜
3Vであるため、チャネルCHはオフ状態にあり、制御
ゲートCGとソースSおよびドレインDとの間に静電結
合はほとんどなく、静電容量C1はほぼ0になる。
【0066】そして、ワード線WLを介してソースSお
よびドレインDを0Vから5Vに立ち上げてソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、メモリセル1の
制御ゲートCGの電位VCGMもそれに応じて変化し、式
(1)に示す値になる。但し、静電容量C1はほぼ0で
あるため、式(2)よりαは0になり、式(1)より電
位VCGMも0となる。
【0067】一方、ダミーワード線DWLを介してダミ
ーセルDSのソースSおよびドレインDを0Vから5V
に立ち上げてソースSおよびドレインDの電位を変化さ
せると、ダミーセルDSの制御ゲートCGの電位VCGD
もそれに応じて変化し、式(3)に示す値になる。ここ
で、静電容量C3は0ではないため、式(4)よりβは
0より大きくなる。そして、センスアンプ2において各
電位VCGM,VCGDを比較する。その結果、電位VCGMが
電位VCGDよりβ分だけ小さいため、上位1ビットのデ
ータ値「0」が得られる。
【0068】次に、下位1ビットのデータ値を読み出
す。ビット線BLを介して制御ゲートCGを5Vに予め
設定し、続いて、ビット線BLを5Vのままオープン状
態にする。このとき、メモリセル1のしきい値電圧は2
〜3Vであるため、チャネルCHはオン状態にあり、制
御ゲートCGとソースSおよびドレインDとの間に静電
結合が生じる。
【0069】そして、ワード線WLを介してソースSお
よびドレインDを0Vから5Vに立ち上げてソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、メモリセル1の
制御ゲートCGの電位VCGMもそれに応じて変化し、式
(6)に示す値になる。一方、ダミーワード線DWLを
介してダミーセルDSのソースSおよびドレインDを0
Vから5Vに立ち上げてソースSおよびドレインDの電
位を変化させると、ダミーセルDSの制御ゲートCGの
電位VCGDもそれに応じて変化し、式(7)に示す値に
なる。
【0070】そして、センスアンプ2において各電位V
CGM,VCGDを比較する。その結果、電位VCGMが電位VC
GDよりα/2分だけ大きいため、下位1ビットのデータ
値「1」が得られる。 《データ値「00」を読み出す場合》対象となるメモリ
セル1にデータ値「00」が書き込まれている場合、し
きい値電圧は6V以上になっている。メモリセル1のし
きい値電圧が6V以上の状態は、通常の書き込み状態で
ある。
【0071】まず、上位1ビットのデータ値を読み出
す。ビット線BLを介して制御ゲートCGを0Vに予め
設定し、次に、ビット線BLを0Vのままオープン状態
にする。このとき、メモリセル1のしきい値電圧は6V
以上であるため、チャネルCHはオフ状態にあり、制御
ゲートCGとソースSおよびドレインDとの間に静電結
合はほとんどなく、静電容量C1はほぼ0になる。
【0072】そして、ワード線WLを介してソースSお
よびドレインDを0Vから5Vに立ち上げてソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、メモリセル1の
制御ゲートCGの電位VCGMもそれに応じて変化し、式
(1)に示す値になる。但し、静電容量C1はほぼ0で
あるため、式(2)よりαは0になり、式(1)より電
位VCGMも0となる。
【0073】一方、ダミーワード線DWLを介してダミ
ーセルDSのソースSおよびドレインDを0Vから5V
に立ち上げてソースSおよびドレインDの電位を変化さ
せると、ダミーセルDSの制御ゲートCGの電位VCGD
もそれに応じて変化し、式(3)に示す値になる。ここ
で、静電容量C3は0ではないため、式(4)よりβは
0より大きくなる。
【0074】そして、センスアンプ2において各電位V
CGM,VCGDを比較する。その結果、電位VCGMが電位VC
GDよりβ分だけ小さいため、上位1ビットのデータ値
「0」が得られる。次に、下位1ビットのデータ値を読
み出す。
【0075】ビット線BLを介して制御ゲートCGを5
Vに予め設定し、次に、ビット線BLを5Vのままオー
プン状態にする。このとき、メモリセル1のしきい値電
圧は6V以上であるため、チャネルCHはオフ状態にあ
り、制御ゲートCGとソースSおよびドレインDとの間
に静電結合はほとんどなく、静電容量C1はほぼ0にな
る。
【0076】そして、ワード線WLを介してソースSお
よびドレインDを0Vから5Vに立ち上げてソースSお
よびドレインDの電位を変化させると、メモリセル1の
制御ゲートCGの電位VCGMもそれに応じて変化し、式
(6)に示す値になる。但し、静電容量C1はほぼ0で
あるため、式(2)よりαは0になり、式(6)より電
位VCGMも0となる。
【0077】一方、ダミーワード線DWLを介してダミ
ーセルDSのソースSおよびドレインDを0Vから5V
に立ち上げてソースSおよびドレインDの電位を変化さ
せると、ダミーセルDSの制御ゲートCGの電位VCGD
もそれに応じて変化し、式(7)に示す値になる。ここ
で、静電容量C3は0ではないため、式(4)よりβは
0より大きくなる。
【0078】そして、センスアンプ2において各電位V
CGM,VCGDを比較する。その結果、電位VCGMが電位VC
GDよりβ分だけ小さいため、下位1ビットのデータ値
「0」が得られる。このように、本第2実施形態の不揮
発性半導体メモリによれば、ビット線BLの電位を0V
と5Vの2回変化させることにより、1つのメモリセル
1に書き込まれた3値のデータ値(「11」「01」
「00」)を容易に読み出すことができる。
【0079】尚、本発明は上記第2実施形態に限定され
るものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲におい
て適宜変更を加えてもよく、例えば、ビット線BLの電
位を変化させる0Vと5Vの中間の電位を設定し、その
電位を含めてビット線電位を3回以上変化させることに
より、1つのメモリセル1に書き込まれた4値以上のデ
ータ値を容易に読み出すことができる。また、上記第2
実施形態において、しきい値電圧が例えば8V以上の過
剰書き込みの状態にデータ値「00」を対応させるよう
にしてもよい。
【0080】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下に記載する。 (イ)ビット線が、センスアンプを中心に対称に配置さ
れた互いに電気的に同等な一対のビット線である請求項
4に記載の不揮発性半導体メモリ。
【0081】(ロ)一対のビット線のどちらか一方に接
続されたメモリセルと当該メモリセルに対応するダミー
セルとが同時に選択されてなる請求項5〜10のいずれ
か1項に記載の不揮発性半導体メモリ。 (ハ)ダミーセルの静電容量が、対応するメモリセルの
ほぼ1/2の静電容量に設定されてなる請求項8に記載
の不揮発性半導体メモリ。
【0082】(ニ)センスアンプによるセルデータ読み
出し時に、選択されたメモリセルが接続されるグローバ
ルビット線から、当該メモリセルが接続されたローカル
ビット線以外のローカルビット線が切り離されてなる請
求項7〜9のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモ
リ。
【0083】(ホ)ビット線を低電位に、ワード線を高
電位に設定して、当該メモリセルの浮遊ゲートから電子
を引き抜く消去動作を行う請求項1〜13のいずれか1
項に記載の不揮発性半導体メモリ。 (ヘ)ビット線を高電位に、ワード線を低電位に設定し
て、当該メモリセルの浮遊ゲートへ電子を注入する書き
込み動作を行う請求項1〜13のいずれか1項に記載の
不揮発性半導体メモリ。
【0084】(ト)メモリセルの浮遊ゲートへの電子の
注入および浮遊ゲートからの電子の引き抜きは、浮遊ゲ
ートとソース・ドレイン領域との間に設けられた絶縁膜
を介したFN(fowler-nordheim)トンネル電流により行
われてなる請求項1〜13のいずれか1項に記載の不揮
発性半導体メモリ。
【0085】(チ)メモリセルが、スタックゲート型ト
ランジスタである請求項1〜13のいずれか1項に記載
の不揮発性半導体メモリ。 (リ)各ビット線毎に設けられたセンスアンプにより、
選択されるワード線に接続された複数のメモリセルから
一括してデータが読み出されてなる請求項4〜10のい
ずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ。
【0086】(ヌ)メモリセルの浮遊ゲートと制御ゲー
トとの間に形成される絶縁膜に強誘電体材料が用いられ
てなる請求項1〜13のいずれか1項に記載の不揮発性
半導体メモリ。 (ル)センスアンプとビット線とを全て切り離してなる
請求項1〜13のいずれか1項に記載の不揮発性半導体
メモリ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1および第2実施形態の
不揮発性半導体メモリに用いられるセルトランジスタの
断面構造を示す概略断面図。
【図2】第1および第2実施形態の不揮発性半導体メモ
リのメモリセルアレイを示す要部回路図。
【図3】従来のセルトランジスタの断面構造を示す概略
断面図。
【図4】従来のメモリセルの動作を説明するための要部
回路図。
【符号の説明】
1…セルトランジスタ(メモリセル) 2…センスアンプ S…ソース D…ドレイン CH…チャネル FG…浮遊ゲート CG…制御ゲート

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線がメモリセルの制御ゲートに接
    続された不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 メモリセルのソース,ドレインのどちら
    か一方又は両方にワード線が,制御ゲートにビット線が
    それぞれ接続されてなる不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 ソース,ドレイン,浮遊ゲート,制御ゲ
    ートを有するメモリセ ルと、複数配列された上記メモリセルを選択するための
    ビット線およびワード線とを具備し、 上記メモリセルのソース,ドレインのどちらか一方又は
    両方に上記ワード線が、上記制御ゲートに上記ビット線
    がそれぞれ接続されてなる不揮発性半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 上記ビット線に、上記制御ゲートの電位
    をセンスするためのセンスアンプが接続されてなる請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモ
    リ。
  5. 【請求項5】 一対のビット線のどちらか一方に接続さ
    れたメモリセルに対応するダミーセルが、上記一対のビ
    ット線の他方に接続されてなる請求項4に記載の不揮発
    性半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 上記ダミーセルは、上記ダミーセルの浮
    遊ゲートから電子が引き抜かれた消去状態に設定されて
    なる請求項5に記載の不揮発性半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 上記一対のビット線が、上記メモリセル
    に接続されるローカルビット線と、上記センスアンプに
    接続されるグローバルビット線とをそれぞれ有し、上記
    ローカルビット線は上記グローバルビット線を介して上
    記センスアンプに接続されてなる請求項5又は6に記載
    の不揮発性半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 上記ダミーセルの静電容量が、対応する
    メモリセルの静電容量に対応して設定されている請求項
    5〜7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 上記ダミーセルが、対応するメモリセル
    と同じ構造を有するものであり、上記メモリセルからデ
    ータを読み出す際に上記ダミーセルが接続されたローカ
    ルビット線を含む複数のローカルビット線が上記センス
    アンプに接続されてなる請求項5〜7のいずれか1項に
    記載の不揮発性半導体メモリ。
  10. 【請求項10】 上記センスアンプが、上記メモリセル
    およびダミーセルのソース、ドレインのどちらか一方又
    は両方の電位を変化させた場合に、上記ダミーセルの制
    御ゲートの電位を参照して、上記メモリセルの制御ゲー
    トに生じる電位をセンスするものである請求項5〜9の
    いずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ。
  11. 【請求項11】 上記ワード線により上記メモリセルの
    ソース、ドレインのどちらか一方又は両方の電位を変化
    させた時に、上記制御ゲートの電位が変化するか否かに
    よって上記メモリセルが消去状態にあるか書き込み状態
    にあるかを判別してなる請求項1〜10のいずれか1項
    に記載の不揮発性半導体メモリ。
  12. 【請求項12】 上記ビット線により上記メモリセルの
    制御ゲートの電位を第1の電位に設定した後に、上記ワ
    ード線により上記メモリセルのソース、ドレインのどち
    らか一方又は両方の電位を変化させた時に、上記制御ゲ
    ートの電位が変化するか否かによって上記メモリセルに
    書き込まれた上位ビットのデータ値を判別し、上記ビッ
    ト線により上記メモリセルの制御ゲートの電位を第1の
    電位よりも高い第2の電位に設定した後に、上記ワード
    線により上記メモリセルのソース、ドレインのどちらか
    一方又は両方の電位を変化させた時に、上記制御ゲート
    の電位が変化するか否かによって上記メモリセルに書き
    込まれた下位ビットのデータ値を判別してなる請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ。
  13. 【請求項13】 上記制御ゲートの電位を第1の電位と
    第2の電位との中間の電位に設定した後に、上記ワード
    線により上記メモリセルのソース、ドレインのどちらか
    一方又は両方の電位を変化させた時に、上記制御ゲート
    の電位が変化するか否かによって、上記メモリセルに書
    き込まれた上位ビットと下位ビットとの中間ビットのデ
    ータ値を判別してなる請求項12に記載の不揮発性半導
    体メモリ。
JP27735898A 1997-12-24 1998-09-30 不揮発性半導体メモリ Pending JPH11243185A (ja)

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