JPH11241816A - Pcb処理方法及びその装置並びにこの装置を搭載したpcb処理用車両 - Google Patents

Pcb処理方法及びその装置並びにこの装置を搭載したpcb処理用車両

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JPH11241816A
JPH11241816A JP26573598A JP26573598A JPH11241816A JP H11241816 A JPH11241816 A JP H11241816A JP 26573598 A JP26573598 A JP 26573598A JP 26573598 A JP26573598 A JP 26573598A JP H11241816 A JPH11241816 A JP H11241816A
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pcb
combustion furnace
combustion
furnace
vehicle
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JP26573598A
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Kounoshin Matsushita
幸之進 松下
Nobuo Matsubayashi
伸男 松林
Hideo Nakamura
秀雄 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有毒のダイオキシンの発生源となるPCB
を、ダイオキシンを外部に排出することなく処理できる
PCB処理方法及びその装置を提供することにある。ま
た、他の目的は、PCB、PCB付着物の処理設備を搭
載してPCBのある場所に移動できるPCB処理用車両
を提供する。 【解決手段】 燃焼炉の内部を、(1200℃±100
℃)以上の高温雰囲気とし、高温雰囲気の時、PCBと
燃料油を混合したPCB混合液を燃焼炉内に噴射して、
PCBを燃焼・気化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCB処理方法及
び装置並びにこれを搭載したPCB処理用車両に係り、
より詳細には、有毒なダイオキシンの発生源となるPC
Bを、該ダイオキシンを外部に排出することなく処理で
きるPCB処理方法及び装置並びにこれを使用したPC
B処理用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の産業廃棄物が増加してお
り、この産廃棄物の処理が十分に行えないのが現状であ
る。この産業廃棄物のうちでも、特に、問題となるの
が、PCBが封入されているコンデンサや変圧器であ
る。これらのコンデンサや変圧器は、通常、封入されて
いるPCBを抜き出し、PCBと、このPCBを抜いた
後のPCB付着物を別個に保管している。すなわち、P
CB、又はPCB付着物は、通常、金属やコンクリート
等で密封して保管している。しかし、この保管には、広
い保管場所が必要になると共に、有害物質の漏出を完全
に防止することが難しい。そこで、PCBを焼却炉等を
用いて高温で焼却処理する方法が一部において提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したPC
B処理方法と装置の場合、次のような課題がある。すな
わち、 前記PCBを焼却処理する方法は、極めて高温度(例
えば、1800℃)で処理するので、その焼却炉(燃焼
炉)に十分な耐火・耐久性が必要となり、その焼却処理
単価が高くなる。 焼却温度が低い場合は、排ガス中に有毒のダイオキシ
ンが発生したり、また焼却灰が残る。 燃焼炉内を高温度に維持するには、燃焼効率が良く、
かつ燃焼時間を持続できる燃焼源が必要になり、処理温
度が高い場合には実用性に乏しい。 また、従来のPCBの処理装置は、特定の場所に処理
設備を配置して、処理しようとするPCBを処理設備ま
で搬送して処理を行うので、PCBやPCB付着物を搬
送する必要があり、極めて手間であると共に、PCBが
移動するので、途中で漏洩する等して危険であるという
問題がある。
【0004】本発明は、以上のような課題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、有毒のダイ
オキシンの発生源となるPCBを、該ダイオキシンを外
部に排出することなく処理できるPCB処理方法及びそ
の装置を提供することにある。また、他の目的は、PC
B、PCB付着物の処理設備を搭載してPCBのある場
所に移動できるPCB処理用車両を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明のPCB処理方法は、燃
焼炉の内部を、1200℃±100℃以上の高温雰囲
気、より好ましくは1300℃以上の高温雰囲気とし、
更により好ましくは1500〜1700℃の高温雰囲気
とし、該高温雰囲気の時、PCBと燃料油を混合したP
CB混合液を燃焼炉内に噴射して、該PCBを処理する
ことを特徴とする。ここで、前記燃焼炉の内部を、12
00℃±100℃以上の高温雰囲気、より好ましくは1
300℃以上の高温雰囲気、更に好ましくは1500〜
1700℃の高温雰囲気とするための燃料として、PC
Bと燃料油を混合したPCB混合液を用いることもでき
る。
【0006】また、本発明のPCB処理装置は、PCB
と燃料油を混合したPCB混合液を入れる混合液槽と、
1200℃±100℃以上の高温雰囲気、より好ましく
は1300℃以上の高温雰囲気、更により好ましくは1
500〜1700℃の高温雰囲気に耐える燃焼炉と、該
燃焼炉からの排ガスを水洗する水洗部とを有し、前記燃
焼炉は、該燃焼炉内が1200℃±100℃以上の高温
雰囲気、より好ましくは1300℃以上の高温雰囲気、
更により好ましくは1500〜1700℃の高温雰囲気
の時に、前記PCB混合液を噴射して燃焼処理する炉で
あることを特徴とする。ここで、本発明のPCB処理方
法及び装置において、1500〜1700℃の高温雰囲
気にPCB混合液を噴射する場合には、含まれるPCB
が2秒以上1500〜1700℃の雰囲気に曝されるよ
うにするのが好ましく、これによって途中で発生するダ
イオキシンも分解処理される。なお、これより温度が低
い場合には、更に長い時間PCBをその温度に曝す必要
がある。本発明のPCB処理方法及び装置において、前
記燃焼炉が、前記PCB混合液のPCBを燃焼・気化さ
せる燃焼炉と、該液体PCBを取り除いた後の固体物等
のPCB付着物を燃焼・焼却する燃焼炉を有し、処理す
ることも可能である。
【0007】また、本発明に係るPCBの処理方法及び
装置においては、PCB混合油を燃焼させるバーナー
は、PCB混合液を60〜120℃の噴射角で燃焼炉内
に噴射するのが好ましい。これによって、高温燃焼され
たPCBの炉内滞留時間を延長することができる。ここ
で、燃焼炉が円筒状である場合には、炉内に適当なピッ
チで耐火物又は耐火物で被覆された邪魔板を左右交互に
配置し、燃焼ガスの通過時間を所定の時間まで延長し、
より短い燃焼炉を形成するのが好ましい。更に、本発明
のPCB処理用車両は、前記各発明のPCB焼却装置を
搭載したことを特徴とする。また、本発明のPCB処理
用車両は、前記燃焼炉と水洗部を別個の車両に搭載する
のが好ましい。
【0008】ここで、PCBは、ダイオキシンの発生源
と言われる液状の有害物質で、産業廃棄物として処理す
ることが難しい液状の有害物質である。このPCBと混
合する燃料油としては、灯油あるいは軽油等の液状の燃
料をいう。そして、このPCBと燃料油の混合割合は、
容積比で、PCB:1に対して、燃料油:1以上の割合
(好ましくは、4〜10程度、場合によっては更に多い
4〜15程度まで、なお、燃料油の割合が多くなると経
済性が悪くなる)とした。ここで、本発明の特徴とする
部分は、予め、PCBと燃料油を混合して混合液を得
て、PCBをPCB混合液として用いることに意義を有
している。PCBに対して灯油等の燃料油の混合割合が
大きければ燃焼炉における燃焼効率が良くなる。反対
に、PCBの混合割合が大きい場合は、燃焼効率が低下
し、燃焼炉内の温度を所定温度以上の温度に維持した
り、該所定温度とすることができず、PCBの焼却がで
きない。また、PCB処理用車両は、トラックやトレー
ラー等の車体、荷台上に搭載することができる形態のも
のを用いる。燃焼炉としては、耐火性を有する炉である
ことが必要で、内側に断熱レンガ、耐火レンガや不定型
耐火物が張ってあり、外側が例えば5〜6mm程度の厚
みの金属板、鉄板、ステンレス板を張った構造のものが
好ましい。これによって、1200℃以上の高温度(よ
り好ましくは1500〜1700℃、更に好ましくは1
800℃まで)に耐える炉とする。また、燃焼炉は、そ
の後段に、該燃焼炉からの排ガスを燃焼させるための複
数個の2次、3次燃焼炉を設けることもできる。この場
合においても、その燃料としては前記PCB混合液を用
いる場合と、通常の灯油等の燃料を用いる場合がある。
前記PCB付着物には、PCBを取り出した後のコンデ
ンサ等の固形状廃棄物の他に、PCB混入部品・機器も
含む。なお、PCB付着物は、そのまま、あるいは粉
砕、小片化して用いることが好ましい。
【0009】そして、本発明のPCB処理方法と装置
は、まず、PCBと燃料油を所定の混合割合で混合し、
このPCB混合液を混合液槽に蓄えておき、該PCB混
合液又は通常の灯油等の燃料をバーナーの燃料供給ノズ
ルから燃焼炉に噴射すると共に、着火し、通常の燃焼炉
と同じく、エアー(場合によっては酸素又は酸素混合空
気)を供給することで、該混合液又は燃料を燃焼させ
る。これによって、燃料が燃焼することによって、燃焼
炉内が700℃〜1000℃になると、該燃料としてP
CB混合液を用いている場合は、PCBが気化するが、
燃焼炉内の温度が更に上昇して、1200℃±100℃
以上、より好ましくは1300℃以上、更により好まし
くは1500〜1700℃になると、該気化したガスが
処理され、該気化ガス中に含まれるダイオキシンは消滅
することになる。そして、燃焼炉内が、1200℃±1
00℃以上、通常1400℃となったとき、更により好
ましくは1500〜1700℃(最高温度)になった
時、前記PCB混合液を燃焼炉内に噴霧(通常、140
0℃の場合には燃焼炎の滞留時間が4秒以上、1500
〜1700℃の場合には滞留時間が2秒以上)すると、
該PCB混合液中のPCBは99.999999(エイ
トナイン)の精度で処理されることになる。また、燃焼
炉からの排ガスは、水洗部に送られ、該水洗部によって
シャワー状に水洗浄され、粉塵などの固形分が残ってい
る場合、該固形分が水と共に、水槽に集められる。そし
て、このうちの固形分あるいは沈澱物は、前記燃焼炉内
で同時に焼却することができる。また、本発明のPCB
処理用車両は、このようなPCBの処理を行う場所に、
PCB処理装置を移動させることで、任意の個所でPC
Bの処理を行うことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した好ましい実施の形態について説明する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係るPCB処理
装置の概略構成図、図2〜図7は、PCB処理装置を車
両に搭載したPCB処理用車両の概略を示す図であっ
て、図2はPCB処理炉車の平面図、図3は同側面図、
図4はPCB付着物処理炉車の平面図、図5は同側面
図、図6は水洗浄車の平面図、図7は同側面図、図8は
本発明の他の実施の形態に係るPCB処理装置の主要部
の概略説明図である。
【0011】本発明の一実施の形態に係るPCB処理装
置は、図2〜図7に示すように、PCB処理装置をトラ
ック等の車体1に搭載したPCB処理用車両を有してい
る。図1には、本発明に係るPCB処理装置を車載型あ
るいは設置型でも適用な例を示すが、PCBと灯油を混
合したPCB混合液を蓄えておく混合液槽2と、120
0℃±100℃以上、より好ましくは1300℃以上、
更により好ましくは最高1700℃程度の高温雰囲気に
耐える燃焼炉(PCBを処理する処理炉である)3と、
燃焼炉3からの排ガスを水洗浄するための水洗部4、及
び水洗浄により除去した固形物を蓄える沈澱槽5の5つ
の部分からなる。
【0012】車載型のPCB処理装置に使用する車体1
は、トラック、トレーラー、その他のPCB処理装置を
搭載できる各種の車両1a、1b、1cからなる。PC
Bの処理量等によって、任意の積載量の車両を用いるこ
とができる。そして、本実施の形態においては、3台の
トラックを用いた構成からなる。ここで、PCB処理装
置は、それを駆動させるに際し、車両の電気源、動力源
を利用することができる。また、その操作は、車両の運
転席から行うことができる形態とすることが好ましい。
【0013】まず、本実施の形態でのPCB処理装置に
ついて説明すると、図1に示すように、このPCB処理
装置は、3個の燃焼炉3a、3b、3cを有している。
このうちの燃焼炉3aは、一次燃焼炉である。また、燃
焼炉3bは、燃焼炉3aの後段で、その排ガス排出口6
aに設けてあり、また燃焼炉3cは、燃焼炉3bの後段
で、その排ガス排出口6bに設けてあって、二次、三次
燃焼炉を形成している。また、燃焼炉3cの排ガス排出
口6cは水洗部4に接続してある。そして、燃焼炉3a
には混合液槽2が設けられ、燃焼炉3b、3cには灯油
タンク2aが設けられ、各燃焼炉3a〜3cはバーナー
部7を備えている。ところで、図1においては、このよ
うに、一次〜三次の燃焼炉を備えた構成で説明している
が、一個の燃焼炉のみを有する形態としてもよい。一次
〜三次の燃焼炉を備えた構成にあっては、徐々に、燃焼
炉内温度を下げていくようなシステムとしている。な
お、このように3個の燃焼炉3a〜3cを使用する場合
には、各々の燃焼炉をそれぞれ別々の車両に搭載しても
よいし、1つの車両に搭載してもよい。また、燃焼炉3
を図1に示すように3個の直列接続された燃焼炉3a〜
3cによって構成してもよいが、設置スペースを必要と
するので、PCB液を処理する1つの燃焼炉のみによっ
て構成するのが好ましい。次に、図2〜図7に3台の車
両1a、1b、1cを使用し、本発明を適用したPCB
処理装置を示す。図2〜図5に示す車載型のPCB処理
装置は、PCBを燃焼・気化させることを主とするPC
B燃焼炉(PCB処理炉である)8と、PCB付着物を
燃焼・焼却することを主とするPCB付着物燃焼炉(P
CB付着物処理炉である)9、の2種類の燃焼炉を有し
ている。
【0014】図2、図3に示す車体1に搭載されている
混合液槽2は、PCBと燃料油が混合したPCB混合液
が貯留してある。PCBと燃料油との混合割合は、その
容積比で、PCB:1に対して、燃料油:1以上(より
具体的には、燃焼油(灯油)/PCBが4〜10の割
合)としている。燃料油がPCBより混合割合が少ない
場合は、十分な燃焼効率が得られず、燃焼炉3(詳しく
はPCB燃焼炉8)内の温度を、所定温度に維持、ある
いは所定温度まで上昇させることが難しく、PCBを十
分には処理することができない。そして、この混合液槽
2はバーナー部7を介して燃焼炉(処理炉)3に連結し
てある。ここで、バーナー部7は、通常の着火・燃焼用
のバーナー部であって、これによって、図示しない灯油
タンクから通常の燃料である灯油を燃料として用い、燃
焼炉3内部が所定の高温度雰囲気になると、前記混合液
槽2のPCB混合液を燃焼炉3に噴霧している。なお、
燃料として、炉内が所定の温度以上であれば、PCB混
合液を用いてもよい。
【0015】ところで、図1に示す水洗部4について詳
細に説明する。水洗部4は、燃焼炉3a、3b、3cを
通じて発生した排ガス中の有害成分(例えば、HCl)
を除去するための部分である。水洗部4は、一次水洗塔
4a、二次水洗塔4b、三次水洗塔4cを有し、それぞ
れの塔4a、4b、4cで排ガスを洗浄し、最終的に、
排ガス温度を大気温程度にまで下げて、ファン28を介
して煙突10から排出する。また、一次水洗塔4a、二
次水洗塔4b、三次水洗塔4cのそれぞれには、水噴霧
口11a、11b、11cを有し、ポンプ12によっ
て、水を塔内に噴霧できる構成からなり、また一次水洗
塔4a、二次水洗塔4b、三次水洗塔4cの下部には、
水洗浄して落下させた粉塵と水とを溜める水槽22を有
し、この水槽22の端部には、固形物を貯留するための
沈澱槽5が設けてある。そして、この沈澱槽5の沈澱物
は、燃焼炉(処理炉)3、8、9で再度、処理できる構
成としている。ここで、水槽22と沈澱槽5はスクリュ
ーコンベア13によって接続され、スクリューコンベア
13上に落下した固形物が沈澱槽5に移送されるように
設置してもよい。この実施の形態においては、一次水洗
塔4a、二次水洗塔4b、三次水洗塔4cを使用してい
るが、場所を取るので一つの水洗部4のみとして、1つ
の車両に搭載してもよい(図6及び図7参照)。
【0016】そして、本実施の形態のPCB処理装置に
おいては、図2〜図7に示すように、車両(PCB処理
用車両)に搭載した形態となっていて、燃焼炉8は、車
両1aの車体(荷台)に搭載されてPCB処理炉車14
を構成し、また燃焼炉9は、車両1bの車体(荷台)に
搭載されてPCB付着物処理炉車15を構成し、更に、
水洗部4は、車両1cの車体(荷台)に搭載されて水洗
浄車16を構成している。すなわち、PCB処理炉車1
4とPCB付着物処理炉車15、及び水洗浄車16の3
台の車両からなる。
【0017】PCB処理炉車14は、図2、図3に示す
ように、車両1aの荷台の運転席側に混合液槽2が設置
してあり、混合液槽2は、バーナー部7を介して燃焼炉
8に接続してあり、バーナー部7は、燃焼炉8の温度を
所定温度まで上昇させるための燃料噴射用ノズル(図示
せず)と、混合液槽2からの混合液を燃焼炉8内に噴射
(あるいは噴霧)するためのノズル7aと、エアー供給
ノズル(図示せず)、及び着火部(図示せず)を有す
る。なお、ノズル等の具体的構造は、一般的なバーナー
と同様の機構となっている。ここで、混合液槽2は、6
00リットル程度を貯留できる容積のタンクからなり、
燃焼炉8は内径が1700mm、長さが7000mm程
度の大きさの炉を用いている。しかし、この形状、大き
さ等は、車両の大きさや、処理するPCBの量によっ
て、任意の形状等のものを用いることができる。また、
燃焼炉8の後方には、排ガス排出口6が設けてあり、こ
の排ガス排出口6は車両1aの後側に位置している。ま
た、ノズル7aは、混合液の噴射角度αが60〜120
度程度の範囲で拡散・噴射できる構造としている。
【0018】PCB付着物処理炉車15は、図4、図5
に示すように、基本構成は、図2、図3に示すPCB処
理炉車14と同様であって、車両1bの荷台に燃料タン
ク2b、バーナー部7、及びPCB付着物燃焼炉9を搭
載している。PCB付着物燃焼炉9は、PCB付着物や
水洗浄車16から出てきた沈澱物を搬入するための搬入
部17を備えている。搬入部17は、PCB付着物燃焼
炉9の開閉扉18、レール19及び表面を耐火物で覆っ
た台車19aを有する。
【0019】水洗浄車16は、図6、図7に示すよう
に、車両1cの荷台に1つの部屋からなる水洗塔(水洗
部)4を搭載した構成からなる。ここで、水洗塔4は、
車両1cの前後方向に長い円筒型(又は角筒型)水洗冷
却設備として構成してある。この円筒型水洗冷却設備
(水洗部)4は、燃焼炉8、PCB付着物燃焼炉9から
の排ガスを送り込む排ガス入口26と、設備内の排ガス
を引き出すエア吸引部(排ガス排出部)27と、水噴射
部21、及び水槽22を備えている。排ガス入口26
は、円筒型水洗冷却設備4の前側中央部若しくは下部に
設けてあり、円筒型水洗冷却設備4は、その内部に排ガ
スの通路を長くするための仕切り片23が天井と底面
(又は下部壁面)とに交互に設けてある。また円筒型水
洗冷却設備4の内部天井には、水噴射部21となる複数
個の高圧水洗ノズル24、24が設けてある。この高圧
水洗ノズル24、24は、前後のポンプ25によって水
槽22の水を循環噴射している。また、水槽22の下側
には、排ガス中の固形分を受け取り、貯留する固形分の
沈澱部が設けられ、これを外部に排出するスクリューコ
ンベアが設けられている。
【0020】次に、本発明のPCB処理方法について、
前述した実施の形態のPCB処理用車両を用いた場合で
説明する。PCB処理用車両を、特定のPCB処理場、
あるいはPCBを取り出す場所、等に設置、若しくは移
動させる。そして、PCBの処理を行うことができ、例
えば、コンデンサ等からPCBを取り出し、このPCB
を、燃料としての灯油と、容積比で、1:1以上の割
合、例えば具体的には1:4〜10又は場合によってそ
れ以上の割合で混合してPCB混合液を得る。このPC
B混合液を、各車両の混合液槽2に貯留しておく。この
PCBを処理するには、PCB処理炉車14を用いる。
PCB処理炉車14では、混合液槽2、あるいは他の灯
油タンク等の燃料槽(図示せず)から、PCB混合液あ
るいは灯油等の燃料をバーナー部7を介して燃焼炉8に
噴霧すると共に、エアーを供給する。
【0021】この燃焼炉8において、前記燃料あるいは
PCB混合液中の灯油が燃料として燃焼し、燃焼炉8の
内部が高温雰囲気になり、該温度が800℃〜1000
℃になると、PCB混合液を燃料として用いた場合は、
PCB混合液中のPCBが気化するが、更に1200℃
±100℃以上、即ち1300℃以上(更により好まし
くは1500〜1700℃)、になると、気化したガス
は、完全に分解処理されることになる。そして、この1
200℃±100℃以上の時、即ち1300℃以上、通
常、1400℃になった時、場合によって1500〜1
700℃になったとき、PCB混合液を燃焼炉8に噴霧
(1400℃の場合には滞留時間が4秒以上、1500
〜1700℃の場合には滞留時間が2秒以上)すると、
このPCB混合液は、直ちに、燃焼・気化されることに
なる。なお、燃焼炉8を所定の温度まで加熱するには灯
油のみを燃料として使用する。そして、この燃焼炉8か
らの排ガスは、水洗浄車16に送られる。なお、水洗浄
車16には、燃焼炉8から図1に示す二次、三次燃焼炉
を介して送るようにしてもよいことは当然である。
【0022】また、PCBを取り出した後のコンデン
サ、その他の機器、あるいはPCB混入物等のPCB付
着物がある場合は、PCB付着物処理炉車15を用い
る。このPCB付着物処理炉車15においては、燃料と
しては、通常、PCBを混合していない灯油等の燃料を
用いることが好ましい。しかし、炉内が所定の温度以上
になった場合には、PCB処理炉車14と同じくPCB
混合液を用いてもよい。PCB付着物処理炉車15で
は、PCB付着物燃焼炉9の搬入部17の開閉扉18を
開けて、レール19上を走行する台車19aを利用して
PCB付着物を搬入し、開閉扉18を閉じた後、燃料タ
ンク2bから灯油(燃料)をバーナー部7を介して、P
CB付着物燃焼炉9内に噴射すると共にエアーを供給・
着火して、PCB付着物燃焼炉9を1200℃±100
℃以上、好ましくは1100〜1400℃の高温度雰囲
気下にし、約30分間〜1時間、燃焼・焼却する。これ
により、PCBが処理できると共に、PCB付着物を高
精度に焼却・処理できることになる。そして、この排ガ
スは、水洗浄車16に送られる。なお、水洗浄車16に
は、PCB付着物燃焼炉9から二次、三次燃焼炉を介し
て送るようにしてもよいことは当然である。また、PC
B付着物燃焼炉9内の温度が著しく高温度になると、内
部のレール19や台車19aが溶けるので、表面を耐火
物で覆い、しかも内部を適当に水冷又は空冷するのが好
ましい。
【0023】次に、排ガスの処理には、図6、図7に示
す水洗浄車16を用いる。水洗浄車16では、円筒型水
洗冷却設備4内に排ガス入口26から排ガスを送り込
み、該排ガスに対して水を複数個の高圧水洗ノズル24
から高圧噴射することで、粉塵を落下させると共に、そ
の水を水槽22に蓄え、また固形分は水槽22の下側に
設けた固形分受け取りコンベア(スクリューコンベア)
を介して後部に設けられた図示しない沈澱部に沈澱貯留
する。この沈澱貯留した固形分は、再び、PCB付着物
処理炉車15で処理してもよい。なお、水槽22の水
は、高圧水洗ノズル24に循環させる。そして、清浄に
なったガスはファン28aを通じて大気中に排出する。
なお、ここで、水洗後の排ガス中に更に塩素化合物(例
えば、塩化水素等)が残留する場合には、これらをアル
カリ剤で吸収させた後、大気に放散することもできる。
このように、本実施の形態のPCB処理用車両によれ
ば、PCBが簡易に有毒のダイオキシンを大気中に排出
することなく、確実に、処理できる。
【0024】続いて、図8を参照しなから、本発明の他
の実施の形態に係るPCB処理装置50について説明す
る。この実施の形態に係る燃焼炉は、内側を耐火物51
で被覆された円筒状の燃焼炉52と、燃焼炉52の手前
側に設けられたバーナー53及び補助バーナー54と、
バーナー53に燃料を供給する灯油タンク55及び混合
油タンク56と、バーナー53に空気を送る送風機57
と、補助バーナー54に接続されるLPGボンベ58及
び酸素ボンベ59とを有している。前記燃焼炉52の内
部には、燃焼炉内部を部分的に遮ぎり、表面は耐火材が
被覆された複数の邪魔板60が左右交互に配置され、燃
焼ガスの燃焼炉52内の滞留時間を2秒以上とし、排ガ
ス出口61から排出するようになっている。なお、62
は熱電対である。前記バーナー53には、バルブ群63
b及びポンプ63aを介して混合油タンク56と灯油タ
ンク55が設けられ、途中に設けられているバルブ6
3、64を切り換えてPCB混合油、燃料油の一例であ
る灯油をバーナー53に供給できるようになっている。
【0025】従って、このPCB処理装置を運転する場
合は、ポンプ63aを駆動すると共にバルブ64を開い
て灯油タンク55から灯油を供給してバーナー53で燃
焼させ、燃焼炉52内の温度を1500〜1700℃程
度にし、この状態でバルブ63、64を切り換えて混合
油タンクから、PCBと灯油との混合油を供給し、灯油
を燃焼させながらPCBを供給すると、PCBが気化し
てダイオキシンが発生し、これが、1500〜1700
℃で2秒間の高温処理が行われて分解する。この後の排
ガスは、前記実施の形態に係るPCB処理装置に用いた
水洗浄車16(水洗部)を用いて処理ガスの処理を行う
ことになる。ここで、燃焼炉52内の温度が1500℃
未満になると自動的に補助バーナー54が、プロパンと
酸素の供給を得て燃焼し、燃焼炉52の温度を1500
〜1700℃に保つようにしている。なお、燃焼炉52
の排ガス出口61には図示しない熱電対が設けられ、燃
焼炉52内の温度が1800℃以上の場合には、バーナ
ー53の燃焼を停止し、1500℃になるまで待って、
再度バーナー53が点火する。これによって、燃焼炉5
2内の耐火物の保護を図っている。なお、図において、
65は空気管を、66はオイルヒーターを示す。図8に
記載されている装置が1(場合にはよっては2以上)の
車両に搭載されて移動することになる。なお、前記燃焼
炉52から排出される排ガスは極めて高温であるので、
これからの排ガスをPCB付着物を燃焼するPCB付着
物処理炉車に送ることもできるし、場合によって、この
排ガスを冷却するための冷却炉や廃熱回収炉に入れてあ
る程度冷却させた後、水洗部に送ることもできる。
【0026】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で変形
実施できる構成を含む。因に、前述した実施の形態にお
いては、PCB処理装置として、PCB処理用車両の場
合で説明したが、車両に搭載した形態でなく、建造物内
等に設置する設置型のものであってもよいことは当然で
ある。なお、燃焼炉によって処理された高温ガスをその
まま水洗浄車で処理すると、発生する熱エネルギーの損
失になるので、途中経路に熱交換機やボイラーを設け、
廃ガス中の熱エネルギーを回収するようにしてもよい。
更には、前記各燃焼炉に供給するエアー(空気)に酸素
を混合して更に燃焼温度を高めることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のPCB処理方法及び装置並びにこれを用いたPCB処
理用車両においては、PCBと燃料油を混合してPCB
混合液を得て、該PCB混合液を、燃焼炉内温度が12
00℃±100以上、より好ましくは1300℃以上、
更により好ましくは1500〜1700℃の高温雰囲気
の状態で、噴霧・燃焼させて所定時間保持するので、P
CBが確実に気化すると共に、無害化処理をすることが
できる。従って、燃焼炉でPCBを気化させる際に、ダ
イオキシン等の有害気体が大気中に放出される恐れを解
消できるという効果を有する。また、前記発明におい
て、前記燃焼炉内に、液体PCBを取り除いた後の固体
物等のPCB付着物を入れて、PCBを処理すると共
に、該PCB付着物を焼却する構成にあっては、該PC
B付着物も同時に処理することがで、その処理効率が向
上するという効果を有する。更に、PCB混合液を燃料
として用いる構成にあっては、いっそうPCBの大量処
理がより確実にでき、別途、大型の燃料タンクが不要と
なる。更に、PCBを1500〜1700℃の温度で処
理すれば、比較的短時間のうちPCBを処理でき、結果
としてPCBを処理する炉(燃焼炉)全長を短くできる
という利点があり、特に車両に搭載する場合は、その全
長が制限されるので、重要な意義がある。
【0028】また、本発明のPCB処理装置によれば、
予め、PCBと燃料油を混合した混合液を入れる混合液
槽を有していて、該PCB混合液を噴霧・燃焼させると
共に、該燃焼炉からの排ガスを水洗部で水洗浄すること
ができるので、従来、処理が困難であったPCBや、P
CB付着物を、有毒なダイオキシンを発生させることな
く容易に処理できるという効果を有する。また、前記発
明において、前記燃焼炉が、前記混合液中のPCBを燃
焼・気化させる燃焼炉と、該PCB付着物を燃焼・焼却
する燃焼炉を有する構成にあっては、該PCB付着物も
同時に焼却し、処理することができ、その処理効率が向
上するという効果を有する。そして、燃焼炉のバーナー
の噴霧角を60〜120度と大きくすることによって、
燃焼炉に滞留するPCBの時間をより長くすることがで
き、これによって、燃焼炉の全長をより短くして、効率
的にPCBを処理することができる。
【0029】更に、本発明のPCB処理用車両によれ
ば、前記各発明のPCB処理装置を搭載しているので、
PCBやPCB付着物を移動させることなく、該PCB
を取り出した場所で、任意に処理することができるとい
う効果を有する。従って、従来のように、PCBの移送
作業時において、該PCBが漏出する等の危険性を回避
できるという効果を有する。また、前記発明において、
前記燃焼炉と水洗部を別個の車両に搭載した構成にあっ
ては、装置をコンパクト化することができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るPCB処理装置の
概略構成図である。
【図2】PCB処理装置を車両に搭載したPCB処理炉
車の平面図である。
【図3】同PCB処理炉車の側面図である。
【図4】PCB付着物処理炉車の平面図である。
【図5】同PCB付着物処理炉車の側面図である。
【図6】水洗浄車の平面図である。
【図7】同水洗浄車の側面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係るPCB処理装置
の概略説明図である。
【符号の説明】
1 車体 1a、1b、1
c 車両 2 混合液槽 2a 灯油タン
ク 2b 燃料タンク 3、3a、3b、3c 燃焼炉(PCB処理炉) 4 水洗部 4a 一次水洗
塔 4b 二次水洗塔 4c 三次水洗
塔 5 沈澱槽 6、6a、6b、6c 排ガス排出口 7 バーナー部 7a ノズル 8 PCB燃焼
炉 9 PCB付着物燃焼炉 10 煙突 11、11a、11b、11c 水噴霧口 12 ポンプ 13 スクリュ
ーコンベア 14 PCB処理炉車 15 PCB付
着物処理炉車 16 水洗浄車 17 搬入部 18 開閉扉 19 レール 19a 台車 26 排ガス入
口 27 エア吸引部 21 水噴射部 22 水槽 23 仕切り片 24 高圧水洗ノズル 25 ポンプ 28 ファン 28a ファン 50 PCB処理装置 51 耐火物 52 燃焼炉 53 バーナー 54 補助バーナー 55 灯油タン
ク(燃料油タンク) 56 混合液タンク 57 送風機 58 LPGボンベ 59 酸素ボン
ベ 60 邪魔板 61 排ガス出
口 62 熱電対(温度計) 63 バルブ 63a ポンプ 63b バルブ
群 64 バルブ 65 空気管 66 オイルヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松林 伸男 山口県宇部市大字上宇部2495の2 (72)発明者 中村 秀雄 山口県宇部市北小羽山町2丁目4−3− 208号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼炉の内部を、(1200℃±100
    ℃)以上の高温雰囲気とし、該高温雰囲気の時、PCB
    と燃料油を混合したPCB混合液を前記燃焼炉内に噴射
    して、該PCBを燃焼・気化させることを特徴とするP
    CB処理方法。
  2. 【請求項2】 前記燃焼炉内に、前記PCBと、PCB
    の付着したPCB付着物を入れて、該PCBを処理する
    と共に、該PCB付着物を処理する請求項1記載のPC
    B処理方法。
  3. 【請求項3】 前記燃焼炉の内部を、(1200℃±1
    00℃)以上の高温雰囲気とするための燃料として、P
    CBと燃料油を混合したPCB混合液を用いる請求項1
    又は2記載のPCB処理方法。
  4. 【請求項4】 PCBと燃料油を混合したPCB混合液
    を入れる混合液槽と、(1200℃±100℃)以上の
    高温雰囲気に耐える燃焼炉と、該燃焼炉からの排ガスを
    水洗する水洗部とを有し、前記燃焼炉は、該燃焼炉内が
    (1200℃±100℃)以上の高温雰囲気の時に、前
    記PCB混合液を噴射して処理する炉であることを特徴
    とするPCB処理装置。
  5. 【請求項5】 前記燃焼炉が、前記PCB混合液中のP
    CBを燃焼・気化させる燃焼炉と、PCB付着物を燃焼
    ・焼却させる燃焼炉を有する請求項4記載のPCB処理
    装置。
  6. 【請求項6】 PCBと燃料油を混合してバーナーで燃
    焼させ、1500〜1700℃に少なくとも2秒間保持
    し、含まれるPCB及び途中で発生するダイオキシンを
    分解処理することを特徴とするPCB処理方法。
  7. 【請求項7】 PCBと燃料油を混合したPCB混合液
    を入れる混合液槽と、1500〜1700℃の高温雰囲
    気に耐える燃焼炉と、該燃焼炉からの排ガスを水洗する
    水洗部を有し、前記燃焼炉は、その耐火温度を充足する
    範囲で、該燃焼炉内が1500〜1700℃の高温雰囲
    気の状態で前記PCB混合液を噴射して燃焼処理する炉
    であることを特徴とするPCB処理装置。
  8. 【請求項8】 前記燃焼炉は円筒状であって、該燃焼炉
    に設けられているバーナーは、前記PCB混合液を60
    〜120度の噴射角を有して噴射し、前記燃焼炉内の燃
    焼炎の滞留時間を2秒以上としている請求項7記載のP
    CB処理装置。
  9. 【請求項9】 前記PCBと燃料油との混合割合を、1
    のPCBに対し燃料油を4〜10の範囲にした請求項
    1、2、3、6のいずれか1項に記載のPCB処理方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項4、5、7、8のいずれか1項
    に記載のPCB焼却装置を車両に搭載したことを特徴と
    するPCB処理用車両。
  11. 【請求項11】 前記燃焼炉と水洗部を別個の車両に搭
    載した請求項10記載のPCB処理用車両。
JP26573598A 1997-09-02 1998-09-02 Pcb処理方法及びその装置並びにこの装置を搭載したpcb処理用車両 Pending JPH11241816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008206801A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Kanji Kokubu Pcbの分解処理装置
JP5006467B1 (ja) * 2011-12-02 2012-08-22 吉田工業株式会社 ダイオキシン類焼却処理装置および方法

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